エックスには様々なモンスアーマーや中盤以降の強化形態などの技が存在する。
大きな特徴として強化形態エクシードエックスでは通常形態の技が使用できない。
ここではその内MUGENキャラに搭載されている、通常形態、モンスアーマーの技の原作での能力について説明する。
なお基本的に各技はエックスと大地が同時、もしくは大地が技名を呼称して使用している。
エックスの主な必殺技で、両腕をX字に組んで放つ光線技。
発射前の体をひねるような動作とその際に足元をエフェクトが走るのが特徴で多くの怪獣にとどめをさした。
派手な爆発の起こる光線技だが、相手怪獣を殺してしまう技ではなく、怪獣をスパークドールズに封印する技である。
強力な怪獣に使用し、相手が耐えた場合にはスパークドールズ化の効果は無しでダメージだけを与えたような描写になっている。
またゲーム作品『フュージョンファイト』などでは相手のスパークドールズ化までは再現されておらず、
相手にダメージを与える光線技になっている。
エピソードによって発射前の演出においてカメラアングルや見せ方が工夫されており、
そのため毎回違った格好よさが見られる。誰が呼んだかザナディウム大喜利。その分発射までの時間は長いことも多い。
ブラックキングに使用した時には体をひねる構えの動作で相手の光線を回避し、そのまま光線で反撃するという使い方がされている。
19話の描写を見る限りエックス内部の空間(インナースペース)にいる大地も、エックス同様のポーズをとっている模様。
飛び上がって空中でエネルギーをチャージ、全身で「X」の字を描くように両手両足を広げてX字型の火炎を放つ。
TV本編では4話でのみの使用だったが、その独特のポーズとインパクトから ネタにされ印象に残りやすい技である。
ウルトラマンオーブの劇場版に客演した時に久々に使用し、MAP兵器さながらの攻撃範囲を見せつけた。
光の刃を飛ばす決め技でない飛び道具。
使用頻度は低いが、強力な怪獣ガーゴルゴンの弱点を攻撃し撤退させるという活躍を見せている。
光をまとった連続チョップで敵をX字に切り裂くチョップ技。派手なエフェクトが特徴の技だが、
とどめに使われた技ではなく相手には耐えられている。
13話ではジャンプして上昇時と下降時に分けて斬りつけるというトリッキーな演出で使用しており、
MUGENキャラに搭載されている技はこの動きを再現している。
MUGENのエックスにはモンスアーマーを装備して使用する技もいくつか搭載されており、
ゴモラアーマーアタック、ゴモラ振動波は『ゴモラアーマー』の技であり、
エレキングアーマーアタック、エレキング電撃波は『エレキングアーマー』の技であり、
ベムスターアーマーアタック、ベムスタースパウトは『ベムスターアーマー』の技であり、
ゼットン火炎弾、ゼットントルネードは『ゼットンアーマー』の技である。
ここでは原作でのこれらアーマーの技について説明する。
こちらも装着時にエクスデバイザーの「(サイバーカード名)ロードします」「(サイバーカード名)アーマー、アクティブ」という音声が流れる。
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ゴモラアーマー |
ゴモラのデータから実体化した青い鎧。物理攻撃への防御力が高く、
怪獣バードンの強力な貫通力を持つ嘴での突きを防いで反撃している。
ただ防御力こそ高いものの装備したエックスによると鎧が重いのは不満らしい。
攻撃は両腕の爪で行い、飛び道具は無いが近距離戦を得意とする。
必殺技はゴモラ振動波で腕の間に発生させた超振動波で敵を攻撃する。
ちなみにサイバーゴモラがいる時に使う場面はないため、両立できるかは不明。
なおエックスの力を借りた「ウルトラマンオーブ オーブトリニティ」も使用したが、
この場合はアーマーにエックス自身の力も付与され、サイバー空間に突入する能力を見せている。
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エレキングアーマー |
エレキングのデータから実体化した黄色い鎧。防御力はそこまで高くないようだが、
装備したエックスの感想ではゴモラアーマーよりはスマート且つ軽くて悪くないとのこと。
エレキングの尻尾のデータを元にしたと思われる、稲妻でできた鞭を腕から発生させることが可能で、
この稲妻の鞭で テレスドンの突進を掴んで投げ飛ばした。
必殺技はエレキング電撃波で腕から放つカラフルな電撃で敵を攻撃する。
遠くまで届く攻撃が多く、遠距離戦で力を発揮するアーマーである。
ギンガ、ビクトリーと共演した時は同じエレキングの力を使ったウルトランス・エレキングテイルに加えて、
ギンガサンダーボルトとの連携を行った。
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ベムスターアーマー |
相手の光線を腹部の口で吸収して無効化できる怪獣ベムスターのデータから実体化した紫の鎧。
ベムスターの腹部の口のデータを元にした盾を片手に装備しているのが特徴で、
この盾で相手の攻撃を防いで戦う。
必殺技は盾で相手の光線を吸収して跳ね返すベムスタースパウトで、
強力な光線技を持つ怪獣ガーゴルゴンへの決定打になった。
なお本来のベムスターはあくまで光線を吸収するだけで反射まではしない。
他には盾をブーメランのように投げる技を持っている。
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ゼットンアーマー |
ゼットンのデータをもとに作られた黒い鎧で、火球やバリアー(マックス版ゼットンのゼットンシャッターに近い)などを使用可能な他、
単純に格闘能力や耐久力も高く、強豪怪獣をもとにしただけあってモンスアーマーのなかでも高いスペックを持つ。
必殺技は胸部から放つ「ゼットン火炎弾」と、バリアーを張った状態で錐揉み回転し突進する「ゼットントルネード」。
ちなみにこのアーマー自体はもともととある侵略宇宙人が大地を利用して作らせたものであり、
エックスの意識を支配して操るプログラムが仕組まれていたが大地の活躍によって除去されている。
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『TVシリーズでの活躍、詳細、設定など』で書いた経緯により、
11話でサイバーゴモラの実体化に成功して以降はサイバーゴモラとの連携攻撃も時々使用されている。
11話ではサイバーゴモラの背中に手をついて踏み台としてのキックや、
サイバーゴモラと同時にパンチして相手を大きく吹き飛ばす連携攻撃を見せた。
15話ではサイバーゴモラの超振動波で空中に打ち上げた相手にザナディウム光線を追撃で撃ちこむという連携を見せている。
第12話で変身可能となった強化形態・エクシードエックス時に使用する究極技。
怪獣達を凶暴化させる謎の闇の力「ダークサンダーエナジー」を祓うための技であり、
周囲が虹のオーラで包まれると高速で相手に飛んでいき、すれ違いざまに2度斬りつけ対象を浄化する。
強化形態の最強技にしては珍しくあくまで浄化に重点を置いており、怪獣を撃破したりスパークドールズに戻したりといった効力はない。
そのため凶暴化した怪獣をこの技で元に戻した後、通常形態に戻ってザナディウム光線で〆るといったパターンが多くみられた。
逆に共存の可能性が無い邪悪な敵を相手にした場合は、この技ではなく「エクスラッガーショット」という破壊光線が用いられている。
ダークサンダーエナジーの根源である最凶最悪の敵「虚空怪獣グリーザ」を倒す為に放たれた最強の必殺技。
グリーザから解放された怪獣たちのスパークドールズ全てとユナイトし、
彼らの協力を得て *1生み出した究極のモンスアーマー『ハイブリッドアーマー』を装備して使用する。
ハイブリッドアーマーは右肩と胸にゴモラ、右腕にゼットン、左腕にエレキング、
左手にベムスターのアーマーを装備し、更にエクスラッガーを手にした てんこ盛り形態である。
特殊なアーマー故かこのアーマーのみエクスデバイザーではなく、大地とエックスが 「「ハイブリットアーマー、アクティブ!!」」と叫んでいる。
構えはザナディウム光線と同じだが、胸のX字部分から虹色の光と共に放ち、発射時には融合している怪獣たちも同時に咆哮を上げる点が特徴。
この光線を浴びせた後、続けざまにエクスラッガーを投げつけたことで、
文字通り「無」の存在だったグリーザを実体化に追いやり、爆破・消滅させることに成功した。
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