鷲尾須美

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鷲尾須美 - (2021/04/25 (日) 00:42:31) の編集履歴(バックアップ)


これは三人の勇者の物語。神に選ばれた少女たちのおとぎ話。

いつだって、神に見初められるのは無垢な少女である。そして多くの場合、その結末は——。


「これが私たちの宿命…がんばろうね」

真面目で責任感があり、こうと決めたら曲げない性格。護国思想の持ち主で、使命に燃えている。
家庭的な一面もあり、料理や和菓子作りは得意。武器は弓矢で、後方から仲間達を支援していく。

結城友奈は勇者である』(略称『ゆゆゆ』)の前日譚『鷲尾須美は勇者である』(略称『わすゆ』)の主人公。
アニメ・漫画版タイトルは『結城友奈は勇者である~鷲尾須美の章~』。
担当声優は『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』のクララ・ソーンピンキーパイ等を演じた 三森すずこ 氏。

勇者状態での容姿は、角袖をはじめとして和服を彷彿させる服装となっている。
引用文の通り弓矢を武器にしており、時間をかける分チャージして撃つことで威力を高めることも可能。
日々の鍛錬による賜物か、走りながらでも正確に的を射抜くことができる。

クラスメイトかつ共に戦う勇者仲間に「乃木園子」と「三ノ輪銀」がいる。
園子からは「わっしー」と呼ばれており*1、須美は園子のことを本人の希望で「そのっち」と呼んでいる。
最初は能天気な園子がリーダーになった理由を大赦と関係の深い家柄だからだと思っており、
自分が二人を引っ張っていこうと内心では考えていたが、危機に陥った時には判断が追い付かず、
園子の閃きで切り抜けたことから、自らの行いを反省し二人に謝っている。
最初は二人を名字で呼んでいたが、上記の出来事がきっかけで名前で呼ぶようになった。

引用文の通り、愛国心に溢れており勇者仲間で作ったトークのアイコンを国旗にしたり、
教室に展示されている書道の作品には「富国強兵」「葉隠」と書いてたりしている程。
将来の夢が歴史学者だということもあってか軍艦にも詳しく、空母翔鶴の絵が上手かったり、戦艦長門を熱く語ったりしている。
ハロウィン等、外国の文化に対しては「我が国の寛容性ね」とやや抵抗気味な姿勢を取っている。
一方で、黒板に「富国強兵」と掲げ、園子と共に「国防仮面」に扮して「国防体操」なる踊りで1年生にプロパガンダを行ったり、
国民に愛国心を啓発するために自作小説を投稿した際には、作中に453回も「愛国」という単語を出したりする*2など、
強すぎる愛国心故の奇行が散見される。
愛国心絡み以外でも、園子の服を着た銀を興奮のあまり鼻血を大量に吹き出しながら撮影するなど、何かとぶっ飛んだ行動が多い。
虫が苦手という一面もあり、カブトムシにも怯えていた。

朝や反省するときに禊として水を被る習慣があり、この時透けた白装束から見える肌が実にセクシーである。
戦闘力も小学生にしてはかなり高く、勇者への変身バンクではかなり揺れている。
銀からもネタにされており、風呂場で盛り上がっていたのだが、後からきた安芸先生の体を見て、銀共々目が点になった
(作画的には〇になったと言った方が正しいか)。

+ 終盤のネタバレ注意
その正体は、讃州中学勇者部員である東郷美森の小学生時代である。
『ゆゆゆ』において半身不随となっている理由は、『わすゆ』終盤において二度にわたる満開による後遺症だったのである。
須美が記憶喪失になったことを理解した園子は自身のリボンを託し、複数のバーテックス相手にたった一人で決着を着けにいく
戦いが終わった後、須美は入院し、園子は神輿に乗せられ大赦の下で管理されることになる。
満開によって勇者に後遺症が生じることは事前に大赦から両親に説明されており、須美が退院する頃には戸籍が東郷家に移されていた。
東郷家に引き取られた後、隣に住んでいる友奈が訪ね、これが友奈との最初の出会いとなった。

後に『ゆゆゆ』後半にて満開を繰り返した後遺症で身体中を包帯に包み
変身時以外は身動きすら取れない寝た切り状態の園子と再会した際には、
彼女が語る「大切な友達」の事をその察しの良さから自身の事であると勘付いてしまう。
そして、「戦いが続けば自分の事も(今の自分のように)友奈は忘れてしまうだろう」と考え、終盤の神樹及び大赦への反乱の一因となってしまった。

最終的に彼女の反乱は友奈によって阻止され、神樹が供物の返還を行った事で鷲尾須美としての記憶を取り戻している。
が、記憶を取り戻した事で神樹と大赦への反乱は見事に黒歴史化し、別の意味で酷い暴走をするのだが

察しの良さはゲーム『花結いのきらめき』でも発揮されており、
自分と園子の二年後(『ゆゆゆ』時系列)はいるのに、銀の二年後がいない理由に即座に気付いてしまっている。

アプリ&ブラウザゲーム『花結いのきらめき』やそれを元にしたショートアニメ『結城友奈は勇者である ちゅるっと!』でも登場。
過去・未来の勇者達との共演と共闘が実現している。


MUGENにおける鷲尾須美


ファングジョーカー等を製作したarumikan氏によるキャラが存在する。
原作通り、後方支援に長けておりシングルよりはタッグ戦で活躍する。
設定を変えることで銀と園子がサポートとして登場し、自立行動で援護してくれる。
デフォルトAIは存在しないが、戯けた暇人氏の簡易AIが存在する。
地上から空中から雨霰と矢を放ち、近寄る相手を素早く投げて距離をとり、隙を見せた相手を転ばせて矢で起き攻めを狙うなど、性能通りの戦法を繰り出す。
また、サポートキャラの行動設定(本体が喰らい状態なら新たな行動をしなくなる)も行える。

出場大会



*1
当初は「鷲尾さん」と呼ばれていたが、園子自身も気付かない内に「すみすけ」と名付けられて嫌がり、
「わっしーな」を提案されたら「もっと嫌よ」と却下し、最終的に「わっしー」をやや照れながらも受け入れた。

*2
投稿サイトでは、これが原因で読者から低評価を下されていた(5段階中星1つ)。
他にも、「あまりに堅苦しい」「小説というより頭の中をホラホラと書いている」など散々な評価であった。