- タイプ:ノーマル/ひこう
- 分類:くちばしポケモン
- 高さ:1.2m
- 重さ:38kg
- 特性:するどいめ
(命中率を下げられず、相手の回避ランク上昇も無視する。
手持ちの先頭にするとレベルが5以上低い野生ポケモンの出現率が半減する)
- 隠れ特性:スナイパー(急所に当たった時のダメージが1.5倍~2.25倍に増える)
オニドリルの なわばりで たべものを もって あるくのは キケンだ。
あっという まに かっさらわれるぞ。
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担当声優 |
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石塚運昇
- 1997年アニメ版
- 伊崎寿克
- 『ルギア爆誕』
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小西克幸
- 『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』
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任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一匹。
第一世代から登場している古株。オニスズメがレベル20になる事で進化する。
名前の由来は「
鬼」+「
ドリル」と思われる。
その名の通り、「ドリルくちばし」と「ドリルライナー」を習得できる。
さすがにつのドリルは無い
大きな翼を持ち、1日中飛んでも平気なスタミナを誇る。
上昇力も高く、危険から逃げる時や急降下攻撃等、攻守両方得意。
アローラでは
さかなポケモンを捕食している。
こと対戦環境においては最序盤に出てくるひこうタイプのポケモンということで大して強くはない。
同じく序盤鳥として肩を並べていたはずのピジョットは赤緑バージョンのライバルの相棒として名を馳せていき、
他の歴代チャンピオンの相棒と一緒に配布ポケモンになったり『X・Y』では晴れてメガシンカの姿まで披露したが、
当のオニドリルは環境をひっくり返せるほどのテコ入れもなく、
新作が出るたびに現れる序盤鳥ポケモン達に埋没してしまったのが現状である。
この不遇な扱いから
「オニドリルはなぜこんなにも冷遇なのですか?」という質問が、
何故かKONAMIの『パワプロクンポケット11』公式サイトの質問コーナーに寄せられた事も……。
しかも「ドリルくちばしは使えるよね。遺伝用に一匹は作っておくでしょ?」と酷い
けど間違っていない回答をされている。
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メディアミックスにおける活躍 |
アニメでは基本的に悪役として登場。
特に無印編第81話ではマサラタウン付近のオニスズメの群れのリーダーの個体が物語に大きな影響を与えており、
ポッポやピジョンの群れを激しく追い立てて、 サトシのピジョンが進化したピジョットに敗れたものの、
疲弊してなおサトシがゲットしようと投げたモンスターボールを弾くほどのタフネスと執念深さを持っており、
撃退こそしたがまた襲撃してくる可能性があったため、今後もポッポ達の群れを守らせるために、
最古参のメンバーであったピジョットをサトシが一時的に手放す大きな原因を作った。
余談だが、このオニドリルは1話でサトシと ピカチュウを襲ったオニスズメが進化した個体である。
漫画『電撃!ピカチュウ』では同じくサトシ達を襲撃したオニスズメの群れの親玉として登場するが、
サトシがゲットしてピカチュウに次ぐ手持ちとしてレギュラー入りした。
ニックネームは「アッカ・オニドリル」。フードの好みは団子にして醤油をつけたもの。
ニビジム戦ではピカチュウ、キャタピーとの連携でタケシをあっさり下したものの、
サトシが未熟だったせいか、ハナダジム戦では眠いからという理由でストライキを起こして命令無視。
しかし好物のポケモンフード団子に誘惑され、カスミに奪われた帽子の回収に成功、ハナダジム突破の立役者となる。
さらに異常に巨大かつ強力なゴースト「ブラックフォッグ」相手の総力戦にも投入。
「サイコキネシス」によって味方全体が押し潰される中、ケーシィの介入で拘束から脱出すると、
ブラックフォッグの「ナイトヘッド」に対して「オウムがえし」により拮抗状態を作り出す。
しかしブラックフォッグの「ナイトヘッド」と同時に「ゆめくい」を繰り出して「オウムがえし」ごと捕食するという荒業の前に敗北する。
ただこれによって時間を稼ぐことに成功、気絶していたピカチュウの復帰が間に合った。
その後は長らく出番に恵まれなかったものの(オレンジ諸島編冒頭でサトシの乗った飛行船と並んで飛んでいる個体は見れる)、
変わらずサトシの手持ちであり続けたようで、最終回に登場。
「そらをとぶ」でサトシを運び、空中からヤドン窃盗犯の追跡を行った。
アニメ準拠のコミカライズという事もあって、アニメで手持ちになっていないオニドリルの活躍の場は少ないものの、
逆にコミカライズオリジナルのエピソードではしっかり登場してその強さを見せてくれており、
またアニメ版サトシがちょくちょく手持ちを逃がすためハナダジム戦で失踪して以来登場しなくなったピジョットに代わり、
電ピカ版サトシの手持ち唯一のひこうタイプポケモンとして、しっかりと活躍したポケモンだと言える。
カントーのポケモンだいすきクラブ会長が手持ちにしているオニドリルが登場しているのだが、
同じく会長の手持ちのギャロップ共々、鍛錬により本来はわざマシンでも覚えられない「ネコにこばん」を覚えており、
掲載していた学年誌の企画で読者にも配布されたことがある。なので改造とか言っちゃいけないぞ
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原作中の性能
HP:65
攻撃:90
防御:65
特攻:61
特防:61
素早さ:100
合計:442
散々な書き方をしたが、攻撃と素早さは平均(80)は越えており、アタッカーとして最低限の性能は持っている。
また、初出の第1世代では「かぜおこし」が何故かノーマル技な上に、
ヒトカゲ系統は「かえんほうしゃ」を覚えるのが遅いこともあり、
最初から「つつく」を持ち「ドリルくちばし」を早期取得可能なオニスズメ系統はくさ・むし対抗の攻略要員には適していた。
問題だったのは、同期のドードリオはアタッカーとしてオニドリルの上位互換の性能だった事、
ピジョットがライバルが使ったりアニメでピジョンをサトシが使ったりしたせいで、
ユーザーからの人気が高かった影響からか、世代を経て順当に強化されて不遇枠から脱却した事、
何より後の世代でムクホークやウォーグルなど対人戦でもっと強い連中が台頭してきたことにある。
……一応原種カモネギだけには種族値的には優っていたのだが。
そして大抵の物理型がリスクはあるが高威力な「ブレイブバード」を主力にしているのに対して、
オニドリルの主力技は威力80の「ドリルくちばし」か溜め技の「ゴッドバード」であり、
技の部分で火力不足が浮き彫りになりがち。
他の序盤鳥やノーマル・ひこう複合に無い強みとして隠れ特性「スナイパー」が挙げられるが、
確定急所を起こすには「ピントレンズ」を持たせて第七世代で取得した「きあいだめ」を使用する必要があり、
低耐久のオニドリルにタスキを持たせずにどうやって積のかという問題が出てくる。
ノーマル・ひこうには珍しいじめんタイプのサブウェポンかつ急所に当たりやすい「ドリルライナー」ならば「きあいだめ」だけで急所確定だが、
それなら「つるぎのまい」で積めるドードリオや「すてみ」で火力を上げたムクホークの方が使い勝手が良い。
このように最後に登場した第七世代までの性能ではどうしても何かの下位互換という評価をせざるを得ず、
オニドリルは対人戦用ではなく、攻略で主力を入手できるまでの繋ぎのような立ち位置を余儀なくされている。
大真面目にオニドリルに実用性を持たせるのなら、「ひこう版物理りゅうせいぐんorオーバーヒート」のような技が出れば、
確定急所でスナイパー込み&能力低下無視の大技を連発するような、他の飛行ポケモンには難しい戦法はできるかもしれない。
もしくは、身も蓋もない話だがリージョンフォームが出るのを待とう。
MUGENにおけるオニドリル
Joey Faust氏によるキャラが存在する。
単体ではなく、氏が製作しているコンプゲーのキャラとして公開されている。
入手するにはキャラパックごとDLする必要があるのだが、解凍前で
2GB以上という尋常でないサイズなので注意。
操作性は6ボタン方式。
必殺技に
ゲップ音と共に謎の光弾を放つ
飛び道具がある。
簡易的な
AIがデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年04月07日 00:02