Matrix

GALACTIC COLONIZATION 3297 AD

1992年にStrata(開発はIncredible Technologies)がアーケードで発売したアメリカのグロ格闘ゲーム『Time Killers』の登場キャラクター。
名前の読みは恐らく「マトリックス」。
勿論、同名の映画サイバトロン総司令官の証とは無関係。

西暦3297年の未来から来た金髪の女兵士。
失った手足を機械で補っており、バイオニックアームとプラズマの剣を駆使して戦う。
エンディングではエイリアンから人類の未来を守ったリーダーとして賛辞を贈られる。
プレイ動画

+ 『TimeKillers』こぼれ話
モータルコンバット』の対抗馬として生み出され、その残虐表現から話題となった『TimeKillers』であったが、
間の悪い事に当時の社会的事情が向かい風となってしまう。
『モータルコンバット』の(アメリカでの)爆発的ヒットは既に知られているが、
同作の過激な表現による青少年への悪影響の懸念から、クレームやバッシングもまた多発する事となった。
そこで大手アミューズメント流通会社が全国のゲーセンに通達文を送り、『モーコン』への警告や調査を呼びかけたが、
その調査中に『TimeKillers』の過激な描写が調査員の目に留まり、巻き添えを喰らう形で世間に知れ渡り非難の的になってしまったのである
その結果、Strataは様々な団体から目を付けられる事となり窮地に立たされてしまう。
あと「両腕や頭を切り刻むというあまりにキワモノな描写だ」とか「故に売れ行きはイマイチのようだが」という余計なお世話な批評にも晒された
8分くらいで分かる『TimeKillers』(※グロ注意)

この時の社会的評判が相当な足枷になったらしく、ジェネシス(欧米メガドライブ)版『TimeKillers』は開発会社を三社も変更し、
開発期間が徒に延びたばかりに開発費も高騰。
挙句、「酷い再現&完成度になった格ゲー移植作の悪しき見本」とアメリカ格ゲー界隈で語り継がれる程の悲惨な代物になってしまった。
この有様とジェネシス末期という悪条件によって当然ながら売上も散々なものとなり、Strataは社会的にも経営的にも大打撃を受ける事に。
そして、風前の灯となったStrataは社運を賭けて『BloodStorm』という更なるグロ格闘ゲームを送り出すのだが……その後の顛末はこちらを参照されたし。


MUGENにおけるMatrix

Joey Faust氏による、原作ドットを使用して作られたものが存在。
Matrix単体ではなく、氏が製作しているコンプゲーのキャラとして公開されている。
そのため、入手するにはキャラパックごとDLする必要がある。
操作方法は6ボタン方式で、「Cyber Punch」や「Short Leg Spin」など、原作でも使用していた技が一通り揃っている。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載済み。


"YOU ARE AN IMPOTENT FIGHTER."

出場大会



最終更新:2025年06月14日 00:26