フログロス

特撮『ウルトラマンネクサス』に登場する怪獣スペースビースト」の一種で、
アンフィビアタイプビースト(アンフィビア=両生類)に分類される。
名前から考えてカエルにビースト因子が取り憑いてビースト化したと推測される。
体内に可燃性の液体を蓄えており、口からオレンジ色の火球を吐いて攻撃する。
また、地上だけではなく水中や地中でも活動することが可能。
身長10m、体重8千トンとウルトラシリーズの怪獣としては小型の部類に入る。

作中ではEPISODE.18「黙示録 -アポカリプス-」の回想シーンに登場。
まだネクサスが活動を開始していなかった一年前に出現したビーストで、
狭い通路という地の利を利用しつつ、高火力の火球を連発してナイトレイダーを苦戦させるが、
溝呂木副隊長の陽動に気を取られた隙に和倉隊長、凪隊員、石堀隊員の一斉射撃を受け、
溝呂木や凪の手で至近距離からディバイトランチャーを撃ち込まれて倒された。

出番はこれだけ(時間にして1分以下)であり、
別個体が登場することもネクサスと戦うことも無く、イズマエルのパーツにもなっていない。
ウルトラ戦士と戦ったことの無い前座怪獣の1匹に名を連ねている。
存在意義を挙げるとすれば「人間を辞める前の溝呂木(と凪)の噛ませ犬」と言ったところか。
スーツも頭部が『ウルトラマンガイア』に登場したボクラグ、
胴体が『ウルトラマンコスモス』に登場したタブリスのものを改造・流用して作られたものである。

他作品のフログロス

原作では出番が少ないにもかかわらず、他作品への出張が少ないスペースビーストの中では珍しく、
ガルベロスと並んで後続の作品に登場した回数が多い。
ただし、ウルトラ戦士と戦ったのはウルトラマンベリアルに100体モンスロードで召喚された雑兵の個体のみ。
……扱いがいいんだか悪いんだか。

  • 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』
40m級の巨大な個体が登場し、原典との区別のためにフログロス(B)と呼称されている。
また、口から放つ火球の色も緑であり、チャージショットのように力を溜めて高威力の火球を吐き出せる。
ブルトンに召喚されてレイとヒュウガを襲ったため、レイの召喚したリトラ(S)と交戦し、
リトラの放った火球で倒された(描写を見る限り、フログロスの体内の可燃物質に引火してしまった模様)。

  • 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
上記の通りベリアルに召喚された個体が登場。こいつも巨大な個体(B)である。
特に見せ場らしい見せ場も無くウルトラマンメビウスに倒された。

この他、非映像作品の2009年によみうりランドで行われたショーでもメビウスと戦っており、
弾力性のある身体のため物理攻撃が効きにくいことが描写されているが、
最終的にウルトラマンとメビウスの光線に敗れた。


MUGENにおけるフログロス

スミス中尉氏の製作したキャラが公開中。
攻撃技のほとんどが火球を飛ばす砲台系のキャラとなっている。
また、超必殺技ではカットインが入る演出がある。
超必殺技は高威力の火球を吐く「超火球」と、足下を炎上させて下段判定の火柱を出す「業火」の2つ。
簡易的なAIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2022年06月26日 11:11