カシオス







 年齢:15才
 身長:201cm
 体重:128kg
 誕生日:12月14日
 血液型:O型

「だが、おまえにはやらんぞ、
 聖衣(クロス)はギリシア人であるこのカシオスのものだからな、
 ふしゅらしゅらしゅら~~~~」

+ 担当声優
銀河万丈
TV版、各ゲーム作品
髙階俊嗣
『Knights of the Zodiac』
祐仙勇
『ライジングコスモ』
小松史法
『The Beginning』(日本語吹替)

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』の登場人物。
2023年公開の実写映画『The Beginning』での演者はニック・スタール氏。

ギリシャ出身で、同国の聖域(サンクチュアリ)(聖闘士の本拠地)で修行を受けた*1青銅聖闘士(ブロンズセイント)候補生。
ちなみに、冒頭の台詞にある「ふしゅらしゅらしゅら」と言う変な笑い方をする。
プロフィールを見て目を疑った人も多いと思われるが、この見た目で年齢的には中学三年生相当である。
車田作品ではよくある事

主人公の星矢を含む候補者達と天馬星座(ペガサス)の聖衣の座を賭けて争い、星矢と共に9人の闘士を倒して最後まで勝ち残る。
最終戦では教皇の御前で星矢と戦い、巨体をいかした怪力戦法で勝ち誇り、星矢の耳を切り落とそうとするが、
逆に星矢に左耳を切り落とされ、星矢には「小宇宙(コスモ)に目覚めておらず聖闘士の表面的な破壊力を身につけただけ」*2だと酷評された上、
小宇宙の闘法に覚醒した星矢の必殺技「ペガサス流星拳」によって倒される。
その後は聖衣を得られないものの革鎧姿で聖域を守る「雑兵」と呼ばれる兵士の扱いになったようだ。

別の漫画雑魚キャラみたいな外見とは裏腹に細やかな生活雑務から情報収集などもこなし、愛する者を慈しむ優しい心も持ち合わせている。
師匠である白銀聖闘士(シルバーセイント)蛇遣い星座(オピュクス)のシャイナを慕い*3
自身の仇でありながらも決勝後のゴタゴタでシャイナの想い人になってしまった星矢を救うため、
十二宮編で洗脳技「幻朧魔皇拳」による精神支配を受けた黄金聖闘士(ゴールドセイント)獅子座(レオ)アイオリアのいる獅子宮へ乗り込む。
アイオリアを正気に戻すには彼の目前で人間が1人死ぬ必要があった為、星矢の目前で自ら命を絶ち、星矢に看取られながら息を引き取ると言う、
初登場時からは考えられないほどの男気を見せた。

アニメ版では十二宮編での尺稼ぎのために戦闘シーンが追加されており、物語の都合で異常に強くなっている(でないと1秒も持たないため)。
その時点で蟹座(キャンサー)のデスマスクを倒している紫龍と、最初から黄金聖闘士並に強かったとされるの二人を怪力で圧倒し「化け物だ」とまで言わしめる。
アイオリアをベアハッグで足止めしたうえ、獅子座の黄金聖衣に守られているアイオリアの体をミシミシ言わせる怪力を見せ、
さらには小宇宙の発現らしき光を帯びた場面も見られた。
しかも聖衣も無い無防備な体にアイオリアの攻撃を幾度も受けては立ち上がり、星矢を守る壁となってライトニングプラズマを全身に浴びて倒れ
(10秒ほど受け続けていたのでフルヒットなら10億発……。まぁ視聴者向けのスローモーション演出なのだろう)、
それでもなお死んでいなかったので幻朧魔皇拳の解除条件を満たさず戦いが続き、
星矢の拳がアイオリアに一撃与えた所で、走馬灯にシャイナの幻を見ながら息絶えた。これによってアイオリアの洗脳も解かれた。
ライトニングプラズマが放たれたのを確認してから星矢の前に飛び出している事を考えると光速の動きを身に着けていた可能性があり、
いつの間にか黄金聖闘士に匹敵する強さになっていた事になる。そんなバカな。
とは言え、絶対死ぬ覚悟(死ぬかもしれないではない)とシャイナへの想いで、
一瞬とはいえ黄金聖闘士並に小宇宙を発現できていたとしても、聖闘士の特訓を受けていたカシオスなら有り得ない話ではない。
小宇宙は本人の精神状態による所が大きいのは青銅聖闘士達の戦いで実証済みであるし、
同じく正規の聖闘士になっていない見習いの貴鬼が神の攻撃を喰らって死ななかったという例もある。
正に奇跡ではあるが、その奇跡を起こすのが『聖闘士星矢』という作品なのだ。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

さらにアニメ版ではドクラテスという兄が尺稼ぎのために追加されており、
彼もやはり正規の聖闘士には選ばれていない、教皇(の偽者)が勝手に手駒とした「私兵聖闘士」の一人とされるが、
その実力は下手な白銀聖闘士をも上回っており、あの鳳凰星座の一輝(フェニックス イッキ)が本気でびびるほど強い。
水晶聖闘士(クリスタルセイント)ケフェウス星座のアルビオレ聖衣を機械的に模倣した鋼鉄聖闘士(スチールセイント)らと共に語り継がれる黒歴史アニメ版の名物キャラである。
ファミコンゲーム『聖闘士星矢 黄金伝説』では、作中で唯一3回も戦う事になるという使い回しっぷり特別待遇でもういい加減にしてくれと強く印象に残った。
ヘラクレス猛襲拳」という技を使っていたので、ヘラクレス星座の候補生だったもののアルゲティに敗れたと言う事だろうか?
身に纏う聖衣(と言っていいのかどうか)はヘラクレス星座の聖衣とは全く違う禍々しいデザインであったが、私兵聖闘士だからしょうがない。
私兵聖闘士の、と言うかアニメ版の聖衣のデザインはいろいろと…… 山羊座の聖衣のヘルメットとか……


「オレにとっての女神とはあの人のことなのだ…」


MUGENにおけるカシオス

Tux氏他(MugenPixArt)によるものが存在。
ドットのベースは『SVC』のサガットと思われる。
ボイスは日本語とイタリア語の2種類が存在しており、defファイル切り替えで選択可能。

操作方法は6ボタン方式。
相手を片手で握り潰すなど、原作でも披露していた技が一通り揃っている。
ゲージが満タンになると10秒間カウントダウンが始まり、0になるとライフをも消費して攻撃して来る。
この他、同氏製作の「Seiya Training」との特殊イントロも搭載されている。

ちなみに前述のドクラテスもGustavo Moraes氏とVitor Uchoa氏の共同製作でMUGEN入りしていたが、現在は入手不可。


「このカシオス、シャイナさんには生きて幸福をつかんでもらいたいのです…」

出場大会

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出演ストーリー



*1
冒頭の台詞の通り、「聖衣はギリシア人のもの」という意識がシャイナともども強かったようだが、
後付け設定とは言えギリシア人以外の聖闘士は多数おり、黄金聖闘士にも中国人やインド人がいたり、
さらには243年前の山羊座の聖闘士は日本人だったという設定が出てきたものだから、カシオスの発言はとんだ暴言になってしまった。
もしも山羊座のシュラの耳に入ったら「偉大な先人を冒涜した」と真っ二つにされかねない……。

*2
聖闘士の攻撃は単に殴る蹴ると言ったものを指すのでは無く、根源的に「原子を砕く」や「原子の動きを止める」という、
常人がどれほど努力しても手の届くはずがないレベルの現象を実現させることにある。
それを小宇宙に目覚めてもいないのに表面的にやれてしまうカシオスは、
超能力者しか戦いに参加する事ができない世界で、腕力のみで食い下がった」という、ある意味で超人的な偉業を果たしていたのである。
ちゃんと小宇宙に目覚めていたのに腕力で戦おうとした奴より凄いんじゃないだろうか

また、小宇宙に目覚めてもいない状態では、たとえ星矢に勝って、聖域の制度上での聖闘士の資格を得たとしても、
聖衣に認められず身に纏うことはできなかっただろう。
シャイナもちゃんとした白銀聖闘士なのでそれは分かっていたはずだが、
カシオスの後の成長を願って、小宇宙への目覚めを期待していたのかもしれない。
星矢の方も前日の夜までは目覚めておらず、観戦していたアイオリアも決勝当日に初めて星矢から小宇宙を感じ取ることができたくらいなので、
シャイナとしては「決勝戦ではカシオスのみならず星矢も小宇宙には目覚めていない状態で戦う」と考えていたのだろう。

なお、「星矢にぴったりなサイズの天馬星座の聖衣はカシオスの巨体にははまりそうにない」とよく突っ込まれるが、
聖衣は着用者の体格に合わせて大きさが変化する機能があるらしく(事実黄金聖闘士達は13年前から纏っていたとされている(一部を除き7歳→20歳))、
もしカシオスが天馬星座の聖闘士に選ばれていたとしたも聖衣のサイズ的な問題は無いはずである。
絶望的に似合わんという事は置いといて

*3
「俺にとって女神とはシャイナさんのことなのだ」とまで語る深い愛情を心に秘めており、
その事が聖闘士として選ばれなかった、小宇宙に目覚めることができなかった理由ではないかと考察されることもある。
女神への信仰心よりも人間の女性への愛の方が大きかった男は、女神の聖闘士としては相応しくなかったのかもしれない。
しかし、カシオスは神話の英雄ではなく一人の凡人としてその命を擲ち、男として散っていった。
彼が救った星矢は後に海皇ポセイドンや冥王ハーデスの野望を阻止して地上を守った。
また、カシオスが洗脳から解き放ったアイオリアも、
アテナとハーデスが冥界で戦っている隙を狙って地上侵攻を目論んだアスガルドの邪神ロキを打ち倒している。
カシオスが命を捨てて救った二人の英雄は、共に地上を守り抜いてくれた。
つまりカシオスの短い人生は、星矢やアイオリアの戦いを通して地上の全てを──引いては、彼が愛したシャイナを救ったのである


最終更新:2025年03月14日 01:51