「対魔忍、井河アサギよ。対魔忍の隊長の実力、教えてあげるわ」
+
|
担当声優 |
- 中瀬ひな(現・なかせひな)
- 原作シリーズ全般、『決戦アリーナ』『対魔忍RPG』
- 高奈ゆか
- 『対魔忍アサギ(OVA)』
- なごみさくら
- 『対魔忍アサギ2(OVA)』
- 星リルカ
- 『対魔忍アサギ3(OVA)』
- 高梨はなみ
- 『対魔忍アサギZERO』
-
蒼乃むすび
- 『対魔忍RPG』(後任)
-
小清水亜美
- 『アクション対魔忍』
- 渡部紗弓
- 『アクション対魔忍』(後任)、『対魔忍GOGO!』
- 春野雪音
- 『対魔忍アサギ~捕らわれの肉人形~』
-
|
LiLiTH発売のエロゲー『対魔忍』シリーズの主役格。
永遠の次回作主人公ではない。
魔界と人間界を繋ぐゲートから進出してきた魔族に人々が脅かされる作中世界において、
過去に人間界に訪れた中で人間に友好的だった一部魔族と人間の混血の末裔で、
異能を持ちその力で魔族と戦う「対魔忍」の一人にして、
20歳にして史上最強の対魔忍と呼ばれる実力者だった女性。
両親とは幼い頃に死別しており、家族は実妹である井河さくらのみ。
ちなみに井河(いがわ)とは「
伊賀」の意であり、対魔忍世界における伊賀総領の血筋、つまり
服部半蔵の末裔である。
本シリーズは他に
甲河(甲賀)、
ふうま(風魔)といった著名な一族も存在しているが、いずれも没落してしまっているため、
アサギは家柄、実力、実績、名声の全てにおいて対魔忍のトップと言える存在となっている。
所謂「感度3000倍
*1」やら「過剰なアヘ顔」などがネタにされがちだが、
正直ネタにしないとやってられないくらいヘビーな経歴の持ち主である。
+
|
アサギさんの波乱万丈な経歴(ネタバレ注意) |
- 『対魔忍アサギ』及び『対魔忍アサギ外伝 カオス・アリーナ編』
本編の3年前に長老衆より課された過酷な任務を全うし、宿敵にして元対魔忍の朧を抹殺。
晴れて引退し、幼馴染にして婚約者・沢木恭介との長年の恋を実らせ幸福な生活を送っていたが、
恭介の体を乗っ取って復活した朧により囚われの身となってしまい、
人体改造を受けた上で、嬲り者にするための裏闘技場「カオス・アリーナ」への参加を余儀なくされる。
恭介救出と脱出の機会を狙っていたものの、アサギを救出に来た妹のさくらまでもが敗北し人質にされたことで断念。
やむなく恭介の肉体ごと朧を葬り去り、再び対魔忍の世界へと舞い戻る。
改造の後遺症により、常人なら発狂するような症状を精神力だけで抑え込んで戦い続けており、
無法地帯と化した人工島「東京キングダム」で起きた対魔忍失踪事件の調査に赴くが、
そこで謎の少女・沙耶( 彼女とは無関係)の襲撃を受けて捕らえられてしまう。
沙耶の正体は犯罪組織「龍門」が作り出した人工魔族にして、龍門の幹部となっていた朧のクローン体の配下であった。
アサギは更なる人体改造を施されるが、これを意思の力で捻じ伏せた上で秘められていた魔の力を覚醒させ、朧クローンと沙耶を撃破。
東京キングダム制圧のために派遣された軍や対魔忍達に保護され、無事生還を果たす。
『対魔忍アサギ』から6年を経て、対魔忍育成機関「五車学園」の校長として後進育成に当たっており、
生徒であるゆきかぜを 首都圏外郭放水路地下にある「暗黒非合法都市ヨミハラ」の娼館潜入任務に送り出す。
アサギとしても彼女に潜入は向いていないと思っていたが、行方不明の母を探したいゆきかぜの気持ちを無碍にできず、
加え手塩にかけて育てた生徒が対魔忍としての覚悟と決意を発揮した姿が、嬉しくて仕方なかったのである。
まあ色々と脳筋なゆきかぜが心配だったから優秀な子をお目付け役につけたら、そっちの方がマジで頭空っぽだったので酷い事になったが
幸い正式なトゥルーエンドでは無事にゆきかぜは生還を果たし、アサギもほっと安堵するのであった。
『対魔忍アサギ』から10年後、恭介の弟と結ばれて子供を妊娠。
ようやく幸福を手にしたかに思われたが、それもまた魔族によって仕掛けられた罠であり、
恋人は肉塊へと変貌、胎児も呪物と化したために中絶を余儀なくされてしまう。
これまでの一連の自分に降り掛かった災難の多くが、魔界側と冷戦状態を維持したい政府機関や対魔忍上層部が結託した陰謀である事を突き止め、
壮絶な戦いの末に魔界側の首魁エドウィン・ブラックを討伐することに成功したが、恋人の呪いは解けず、彼女の戦いはまだ続いていく……。
『3』における覚醒したアサギとエドウィン・ブラックの最終決戦の影響で多くの並行世界が誕生しており、
その一つである『対魔忍RPG』では、対魔忍上層部を粛清して名実共にトップとなったものの、
上層部の影響で対魔忍育成のノウハウの多くが失伝(元々秘技を公開したがらない忍者故の秘密主義もあったが)しており、
一からそれを再構築しなければならず、加えてアサギ自身が超人的戦闘力を持っているせいで一般生徒の指導に悩んでいるという、
後付けながら『3』で潜入任務適性の無いゆきかぜを潜入任務に送り込んだことのフォローがなされた。
そして五車学園の校長として後進育成に四苦八苦、政治問題や様々な事件の対処に奔走する日々を過ごす中で、
未だ術に覚醒していないながらも指揮采配に才覚を発揮した生徒・ふうま小太郎 *2を「独立遊撃部隊」の隊長に抜擢し、
彼の後援者としてその活動を支援している(そして時々現場に復帰して無双している)。
厳密には直接の過去ではなく『3』によって生まれた並行世界の一つだが、シリーズ1作目以前の女子高生時代が描かれた。
本作では魔族の活動が激化したことを受けて、明確に政府傘下組織に対魔忍を組み込む事が決定、その隊長に内定していたが、
政府の任務を受けていた父・井河主膳が謎めいた死を遂げたことで政府に不信感を抱き、これを固辞。
単独で魔族と戦う道を選んでいたが、対魔忍となることを選んださくらが失踪、その行方を探るために五車学園に編入し、
担任教師である朧の指導を受けながらさくらを救うべく魔族と戦い、やがて自身も対魔忍の道を歩み出すまでが描かれた。
ただし前述の通りパラレルワールドであるため、無印三部作に直接繋がる過去というわけではない点に注意。
実際に『3』までの記憶を継承した登場人物が暗躍を繰り返し、何らかの歴史改変が行われている世界線である。
例えば一作目では17歳の時点で一流の対魔忍であり、恋人と結婚するために最後の任務として朧と対決しているが、
本作では未だ対魔忍ではなく、名目上の婚約者はいても恋人は影も形もおらず、朧とは教師生徒としての関係性を築いている。
ここから恋人と出会って最強の対魔忍として名を馳せ引退するまでが1年弱という可能性も無いではないが、
素直に『3』から続く新たな世界線、リブート作品として見た方が良いだろう。
|
……というわけでホント、
ネタにしないとやってられない過酷な戦いを繰り広げているのである。
ここまで過剰な陵辱や身体改造や陰謀が繰り返されるのは、ジャンルや、また恨みを買いすぎて単に殺すだけでは飽き足らないというのもあるが、
ひとえに
「真正面から戦ったらアサギには絶対勝てない」と敵側が確信しており、事実それだけの戦闘力を彼女が有しているからである。
その戦闘力は前述通り、その身に流れる魔の存在の因子に由来しており、大なり小なり対魔忍はその血を引き継いでいるのだが、
アサギのそれはあまりにも強力すぎて、移植された他の対魔忍が自我を侵されて人格に異常を来たしてしまうほどであり、
「感度3000倍を意思の力だけで捻じ伏せる」というのも併せて、その能力を制御しているアサギの精神力の凄まじさを物語っている。
結局終始「親しい人間を人質に取る」「あどけない少女を制御不能レベルにまで強化改造した上で刺客として襲撃させる」など、
アサギ自身の意思で投降せざるを得ない、全力を出せない状況に持ち込んで、やっとどうにか捕縛・調教に成功しているのである。
加えてその状況でもアサギは終始脱出・救助の機会を狙っており、もはや救助不可能と判断したら容赦無く対象を殺害しているため、
ある意味で「優しさ」こそがアサギ最大の弱点であり、
それすらも乗り越えて非情な対魔忍に徹する意思力が彼女最大の武器と言えよう。
+
|
『対魔忍』シリーズ作品紹介 |
上記のLILITHの陵辱部門「BLACK LILITH」よりリリースされた「戦うヒロイン」もの。
しばしば誤表記されるが「退」魔忍ではなく「対」魔忍である。
東京に地下都市があったり湾上に人工島がある等とサイバーパンクでマッポー的な世界観は 某ニンジャが出て殺す小説と似る。
また、魔界からの侵略者達とそれに立ち向かう忍者達の壮絶な戦いは、ある種 ゲームにおける伝統を踏襲しており、
アダルトゲームではあり、かつソーシャルゲーム部分ではコメディ要素も大きく描かれてはいるが、
その実態は「正統派現代伝奇サイバーパンク忍者活劇」と言える作品である。
上記の感度3000倍に加え、 オークをはじめとした亜人や怪物共との異種姦等といった凄惨な陵辱が売りであり、
メインシリーズの原画を担当したカガミ氏が手掛けた爆乳でダイナミックなキャラクターと相まって、
一度目覚めてしまうと徹底的に引き摺り込む世界観となっている。
年々シリーズを重ねていく内に『対魔忍RPG』はオリジナル主人公を用意した事もあって純愛的なHシーンも増えていくようになったり、
BLACK LILITHの他作品も何作か『対魔忍』の世界観に組み込まれる等もしている。
近年では『アクション対魔忍』や『対魔忍GOGO!』といった全年齢ジャンルにも進出する等と更なる躍進が続いている作品でもあったのだが、
後者は残念ながらリリースから半年後にサービス終了してしまった。
対象年齢3歳以上とした全年齢コンテンツという事から、当時は界隈に衝撃が走ったが
シリーズの原作者である笹山逸刀斎氏曰く、登場人物の超人ぶり等といった設定的な部分は小説家・山田風太郎氏の忍者小説を源流にしているらしく、
R-18要素の絡まないバトル部分などでは極めてシリアスでハード、殺伐とした命のやり取りが繰り広げられている。
特に『対魔忍RPG』では男性対魔忍キャラクターも多く登場したり、所謂「寝室」以外ではアダルト要素が無いこともあって、
対魔忍達のシリアスなストーリー展開はファンの間でもしばしば話題になっている。
他には アメコミ(特にMARVELの『 X-MEN』)の影響も受けたとのことで、
独特のボディスーツめいた戦闘装束(所謂「 ぴっちりスーツ」)を纏っている事も多く、
これらは通称「対魔忍スーツ」と称され、他作品では『マブラヴ オルタネイティブ』シリーズの衛士強化装備と並ぶ魅力的のものとなっている。
もちろんジャンル的にセクシャルな印象を与えるのが目的ではあるのだが、近未来のニンジャをイメージしたスタイリッシュなデザインと、
「各対魔忍の持つ対魔粒子に合わせた最大効率を発揮できる装備」という設定上の補強もあって、一種の衣装ジャンルとして定着しており、
こうしたスーツを着用している他作品キャラが対魔忍呼ばわりされることもしばしば。
フォロワーとしては格闘ゲームプレイヤーのちくりん氏がハマっている作品で、仲間内での『ドリームクラブ』の実況プレイにて口走った他、
平野耕太氏や 広江礼威氏といった まあそうだろうと皆思っていた著名な漫画家がファンであることを公言していたり、
広江氏の代表作である『BLACK LAGOON』とのコラボイベントが開催されたり(それ以前から広江礼威デザインの対魔忍が登場していたが)、
『 魔法少女まどか☆マギカ』などで知られるシナリオライター虚淵玄氏所属の ニトロプラスとコラボして、
看板キャラクターすーぱーそに子が対魔忍世界に登場したりと、単なるアダルトゲームに留まらないムーブメントとなっている。
|
上記から察せられるだろうが、このシリーズはエロゲーの中でも特に
18禁要素が強い作品なので、詳しく検索する場合は注意。
特に従来の路線から180度変えて純愛路線になったソシャゲの『対魔忍RPG(及びR18版のX)』から、原作に触れて阿鼻叫喚というパターンがよく見られる。
RPGだと主人公(上記のふうま小太郎)ラブなキャラが、原作じゃ別の彼氏持ちな上、ジャンルも寝取られモノだなんて別の意味で阿鼻叫喚なパターンも……
ただし『アクション対魔忍』だけは全年齢向け(一応、17歳以上推奨)作品。
でなきゃ小清水女史が(別名義を使わずに)出演する事も無かったろう
MUGENにおける井河アサギ
BobBoos氏による
MUGEN1.1専用キャラが公開されている。
なお、18禁要素が無い健全なキャラなのでご安心を。
元から恰好がエロい?そうですね。まあ某ミュータントも似たような格好だし
3Dのスプライトを用いて作られており、モーションは『アクション対魔忍』風。
超必殺技では分身して敵を攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
この他、Dampir氏による『
CVS』風
タキのスプライトシートを改変したtaimanin suzuki氏製作のアサギも確認されている。
下記の大会に出場しているアサギはこちらである。
出場大会
*1
彼女が敵の拠点への潜入中に捕らえられ、敵方である魔界の医師・桐生佐馬斗により肉体改造された結果、
全身の性的感度が通常の3000倍に変えられてしまったというもの。
「3000倍」というインフレにも程があるギャグのような桁の大きさや妙な語感の良さに人気があり、
そのインパクトから初登場した初代『アサギ』のみならず、本シリーズ自体を象徴するネタとして定着しているが、
実際この改造がされたのは原作ではアサギとその妹のさくらの二人だけである(なので対魔忍=感度3000倍ではない)。
なお、良く言われるがあくまで性的感度を3000倍にしているだけであり、
どっかの伝承者の秘孔のように痛覚などの他の感覚まで3000倍にされているというわけではない。
ただし、全身が性感帯に改造されているので本来は有り得ない
「風に当たっただけで絶頂」「食べ物が喉を通る感覚で絶頂」のような事が起こるため、
普通なら発狂してもおかしくないレベルである。
彼女が気合いで症状を強引に抑え込んだり、あるいはさくらが症状を抑え込む薬を摂取するなどして、
ようやく日常生活が送れているのだが、それでも油断をすると度々症状が出現し苦しめられている。
こんな肉体にされながら
10年もの間戦い続けていたアサギが、いかに規格外の精神力を持つ対魔忍であるかが推し量れるというものだろう。
先述の3000倍ネタのインパクトもあり、『対魔忍GOGO!』では「感度イーアンバイアクション」とジャンル表記されたり、
他作品では『
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』にてアンジュが作中の諸悪の根源の手に落ちた際に本作が引き合いに出されたり、
『
機動戦士ガンダム 水星の魔女』ではGUNDフォーマットの危険性、及びその語感から「GUND3000倍」ともネタにされた。
これ以前に『ガンダム』シリーズでは『ビルドダイバーズ』の登場人物の1人である
アヤメが、
立派な物を持ち合わせる女性かつ紫系のカラーの忍者装束だったことから
「ダイバ忍」と呼ばれるハメになってしまった。
*2
前述された「ふうま(風魔)」家の頭領にあたる家柄の少年で、ソーシャルゲームとしての前作『決戦アリーナ』の主人公でもある。通称は「お館様」。
先代当主である父ふうま弾正が井河に反発して内紛を引き起こした末に討伐されたことでふうまは没落しており、
『決戦アリーナ』では執事の時子と共にたった二人だけの弱小勢力でありながら、暗躍を繰り返して一大組織を築き上げるまでに至った。
一方『RPG』世界線では幼少時から他のふうま一族の子供達と共に遊び回り、その人柄から周囲より大きく慕われる好青年で、
父の起こした造反の影響からふうま一門全体を守るため、あえて昼行灯の役立たずを演じることを選んだ人物となっている。
加えて『決戦アリーナ』とは違って固有の忍術に目覚めておらず、ふうま一門が邪眼を得意とすることから「目抜け」と軽んじられていた。
そうした状況に反発した幼馴染の骸佐が「ふうま正統派」を名乗って造反、決起したことをきっかけにアサギから「独立遊撃部隊」隊長として抜擢され、
以後は臥者(ガシャ)で仲間を増やしながら着実に成果を上げ、ふうまの頭領として世に打って出ることになっていく。
なお、環境が違うため「子供のお小遣いレベルの経済観念しか持っていない」「幼馴染からの好意に全く気付かない」などお茶目な所が多々ある一方、
魔族との混血故に迫害されていた心願寺紅(『対魔忍紅』の主人公)を一切差別せずに守って幼馴染として共に遊んでいたり、
魔族による襲撃で一族が壊滅した甲河家当主の甲河アスカ(『アサギ3』の準主人公)とはお互い似たような立場から、公私共に相棒として協力したり、
自分が脳筋である事を自覚している同級生のゆきかぜから信頼され、指揮を全面的に預けられて抜群の連携を発揮したり、
骸佐も忍術が無い以外は人柄も才覚も優れている小太郎が昼行灯に甘んじているのが我慢できなかった事が決起理由であったり、
袂を分かってフリーランスの
傭兵となったふうま一族や、時には魔族とさえも意気投合して仲良くなって友誼を結ぶなど、
『決戦アリーナ』と方向性は全く違うものの、変わらぬ人望の厚さと高い指揮能力を持った主人公として描かれている。
そして紅可愛い!アスカ可愛い!ゆきかぜ可愛い!となった人が『対魔忍紅』や『アサギ3』や『対魔忍ユキカゼ』を遊んで大ダメージを受けている
最終更新:2024年08月15日 13:40