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ナイト・スラッシャー


マーベルコミックに登場するヒーロー。初出は1989年の『Thor #411』。
DECOのベルトスクロールアクションゲームではない(あっちは3人組なので『ナイトスラッシャーズ』。最近一人増えたが)。
というか日本語で表記してしまうとどちらも「スラッシャー」だが、そちらは「SLASHER」で「夜を切り裂く者達」といった意味になるのに対し、
当項目の方は上画像にもある通り「THRASHER」で、意味も「打ちのめす者」と全く違う単語である。

本名はドウェイン・マイケル・テイラー。身長191cm。体重100kg。
幼い頃に目の前で両親を何者かに殺されたため、復讐を誓った少年。
しかしドウェインは誰が自分の両親を殺したのかを覚えておらず、これはトラウマを負ったせいだと苦悩しながらも、
自分を引き取ってくれた父の親友である傭兵アンドリュー・コードとその義母タイの下で、
コードの長男アーロン、長女シルエットらと共に悪と戦う戦士となるべく訓練を受けて育った。

やがてドウェインはナイト・スラッシャー、アーロンはミッドナイトファイアというビジランテとして活動するようになるが、
ストリートギャングとの戦いの中で二人に協力していたシルエットが銃撃を受けて重傷を負い、下半身不随になってしまう。
ミッドナイトファイアは全てはドウェインの責任だと彼を糾弾し、ドウェインと決別。
さらにはドウェインが「絶対に勝てないと分かっているのに自分と戦わざるを得ない状況」を作り出すため、麻薬組織のボスに身を落としてしまう。
以来、ドウェインはナイト・スラッシャーとして、悪と戦い続ける道を選んだ。

しかしやはり自分一人では限界があると感じた彼は、ファンタスティック・フォーを参考にヒーローチームの設立を決意。
自身をMr.ファンタスティックことリード・リチャーズのポジションに据え、
ヒューマン・トーチ、インヴィジブル・ウーマン、ザ・シングに相当する若手ヒーローとして、
ファイアスター、マーベルボーイ、ノヴァを勧誘すると、さらに活動中に知り合ったネイモリータ、スピードボーイを誘い、
ヒーローチーム「ニュー・ウォリアーズ」を結成。再編成を繰り返しながらも、長らくリーダーを務める事に。
後にシルエットとの関係も改善し、彼女も影を操る能力を持つミュータントである事を告白、めでたく恋人関係となった。
また、Mr.ファンタスティックからはその活動を応援され、彼が特許を持つ技術を応用したコスチュームがシルエットに与えられている。

だが、やがてナイト・スラッシャーは恐るべき真実を知ってしまう。
ある異能結社に潜入して調査を行っていた所、自身の両親の死はアンドリュー・コードとタイが仕組んだものである事が発覚したのだ。
タイは「ドラゴンブレス」と呼ばれるカルト教団の幹部であり、自身が命を救ったベトナム戦争従軍米国兵に教団の娘と結婚して参加するよう強要。
これを唯一断ったのがドウェインの父であり、帰国して家庭を築いていた彼は戦友であったアンドリューによって殺害され、
そしてドウェインはタイによって催眠術で記憶を封じられると、その思惑のまま、悪への復讐心を燃やす彼女の尖兵として仕立て上げられたのだった。

タイの陰謀を阻止した後は、ヒーロー活動を半ば引退してガン治療を目指す慈善団体テイラー財団を立ち上げるも、
開発したガン治療薬が、治療薬開発者の幼い息子が持つ異能に由来する事が発覚。
彼は微生物と会話できる超能力を有しており、「ガンを治して」とお願いした結果効果を発揮したものだったのだ。
結果的にその科学者は「息子の異能によるものではない」と治療薬の効果を実証しようとして命を落とし、財団も大損害を被った。
ドウェインは遺された少年を引き取って、再びヒーローとしての戦いを再開。
後にこの少年もマイクロブというヒーローとなり、ニュー・ウォリアーズに加入した。
また、ドウェインは若手ヒーロー達を育成しつつその活動をアピールするため、
TVプロデューサーとして彼らの活躍をリアリティ番組として放送するという方針を取り、
これが成功を収めた事で、ニュー・ウォリアーズは人気ヒーローチームとして世間に存在を知られていく。

しかし、後にその知名度の高さが裏目に出てしまう。
ヴィランのニトロと交戦中、ナイト・スラッシャーに追い詰められたニトロが過去最大級の自爆を行い、
ニュー・ウォリアーズのメンバー諸共コネチカット州スタンフォードの市民600名以上を殺害したのである。
この事件をきっかけにヒーローの存在そのものが危険視され、事態はヒーロー達を二分する内戦「シビル・ウォー」へと発展。
結果として奇跡的に生き延びたニュー・ウォリアーズのメンバーは、厳しい批判に晒されてしまう事になる。
一方、超人登録法反対派の若手ヒーロー達を勧誘してレジスタンスチームとしてのニュー・ウォリアーズを結成する者が出現。
そのリーダーと目されていたのが生き延びたナイト・スラッシャーであった。

……と思われていたが、実はやはりニトロの自爆で死亡しており、
以後は異母弟のドニエルがナイト・スラッシャーを引き継いでいた事が判明する。
ドニエルはバンディットと呼ばれるヴィランで、ドウェインの父親が一夜を共にした女性の息子だったのだが、
二人の関係はあくまでも一夜限りのものであり、妊娠問題も高額の小切手によって解決したという過去があった。
その事でドニエルは自分に無い家族と財産を持つドウェインに嫉妬し、憎み、恨んでヴィランとなったのだが、
幾度かの対決を経て互いの事を理解し合い、和解。
ドウェインの遺志を継いでナイト・スラッシャーとして活動するようになっていた。
彼はドウェインを助けるためにタイムマシンを使って歴史改変を試みたが、その際の事故で並行世界に迷い込み、
そこでドウェインがアイアンマンとなり、他の全ヒーローを異次元に閉じ込めて独裁者となった世界に到達。
逆にナイト・スラッシャーとなってアイアンマンと戦っていたトニー・スタークと協力してこの世界を救ったが、
兄への思いからナイト・スラッシャーとしては引退する事を決意した。

しかしコレクターとグランドマスター*1によるコンテスト・オブ・チャンピオンズが開催されると、
ドウェインは死の直前の瞬間から召喚され、コレクターの軍の一人として戦いに参加させられるが、
マエストロがコレクターの立場を乗っ取ってゲームを支配しようとした事で、この戦いに抵抗。
ドウェインを危険すぎると判断したマエストロの手により、彼自身の死の記憶を残したまま、現代の地球へと送還された。
現在はキャプテンアメリカの指揮下にあるアベンジャーズ緊急対応部隊に参加し、活動を継続している。

ミッドナイトファイアとの対決に備えて開発したバトルスーツを着用しており、
内部に戦闘杖トランシャン、噴霧器、空気圧で発射するハーケン、UZIサブマシンガンといった兵器を仕込んでいる。
ファイバーグラス製のスケートボードはシールドにも使える。
当人の戦闘能力としては鍛えた常人の領域を出ないが、格闘能力・白兵戦闘能力に限ればパニッシャー以上だとか。
それ以外にも多数の技能を習得しており、これは両親の残してくれた財産とテイラー財団の収益を駆使して、「金で買える技能」を全て習得したため。
また、タイによって(恐らくは自分以外の誰かに支配されないようにするため)高い対テレパシー耐性を施されている。

(参考資料:『マーベル・エンサイクロペディア』)


MUGENにおけるナイト・スラッシャー

Vity.Vistys氏、Vovanilkto氏によって共同製作されたキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」におけるVity.Vistys氏のフォーラムで公開されている
なおコマンド表の類は付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、スーパージャンプやチェーンコンボが可能。
必殺技はスケートボードを蹴り飛ばす飛び道具、相手を潜り抜ける回避技、スケートボードで走る突進技、
腕から出した刃による二連撃の4種。
超必殺技は腕に仕込んだフックで接近してからの蹴り、猛スピードで接近してからのサマーソルトキック、
スケートボードで接近してからの乱舞技、相手の背後に回り込んで天井にぶら下がって掛けるヘッドロックの4種。
AIは未搭載。
紹介動画

出場大会

  • 「[大会] [ナイト・スラッシャー]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
両者とも、スパイダーマンのページの脚注にある『マーベル闘魂』のラスボス、チャンピオンの同類「エルダーズ・オブ・ザ・ユニバース」。
「ストーリー考えて無いけどとりあえずヒーローやヴィラン集めてオールスター戦やろうぜ!意味?無いよ。いいから戦え!」
というイベントをやらかすために登場する。
当然ヒーロー達からは大迷惑に思われており、
「よくぞ勝利したねヒーロー諸君!さあ何でも望みを言いたまえ!私の万能の力で叶えてあげよう!」
「今後絶対に俺達に関わるな」
「……わ、分かった……約束しよう……」
なんて話もある。まあなんだかんだあってまた来るんだけどね


最終更新:2026年09月28日 13:40