水銀燈


「私は…水銀燈は…ジャンクなんかじゃない!」

PEACH-PITの漫画『ローゼンメイデン』の登場人物。「すいぎんとう」。
アニメでの声優は 田中理恵 女史。ドラマCD第1作では 能登麻美子 女史。

「ローゼンメイデン」シリーズの第1ドール。主人公・真紅のライバルキャラ。
姉妹の中でも、アリスへの執着が非常に強く、アリスになって父ローゼンに会うという悲願と彼への愛情を支えにしている。
普段の口調は相手を小馬鹿にするような猫撫で声だが、本気になると感情的になる。

服装は逆十字の柄が入ったアシンメトリーのオーバースカートの付いた凝ったスカートに、
黒と白の編み上げドレスに薄紫色のバラの飾りがついた黒のロングブーツを履いている。
背中には変異自在な黒い翼が生えており、空も飛べる。
アニメでは服の色が黒からミッドナイトブルーに変更され、ヘッドドレスのリボンも原作では左右2本ずつ、
アニメでは1本ずつとアニメと原作との外見での差異点が他の姉妹に比べ格段に多い。
髪は銀色のセミロングヘア。瞳の色は原作では赤だが、アニメでは桃色に近い色になっている。
+その他、アニメと原作の違い
アニメと原作で決定的に違うのは、彼女が生まれた経緯である。
アニメ第一期では、未完成のドールがローゼンメイデンの魂である「ローザミスティカ」を得たものだとされていた。
未完成であるが故に腹部が空洞であり、彼女が「ジャンク」と呼ばれるのはそれが原因。
また、本作のヒロインである真紅に対して異常な敵対心を燃やすのも、
父への愛からローザミスティカ無しに動いた水銀燈を真紅は献身的に世話する一方で「いずれ朽ちるもの」と見下していたからだとされている。

一方で、原作ではその様な描写は存在せず、少なくとも最初からローゼンメイデンとして創られたようだ。
そのため、彼女が何故ジャンクと呼ばれるのかは分かっていない。
ただ、自らの意思で人間を傷付ける事が出来ないローゼンメイデンの中にあって、
自分から人間を害し、契約も無しに力を一方的に奪う事が出来る等、ある意味で特別な存在ではある。
そのために人間を只の捨て駒程度にしか考えておらず、契約者や周囲の人間との繋がりを何よりも(彼女のやり方で)尊重する真紅とは非常に仲が悪い。
真紅も自分の失言を水銀燈に謝罪したり、雪華綺晶という共通の敵を前に共同戦線を申し込んでいるしているものの、
やはり純粋にソリが合わないというのは如何ともし難いのか、姉妹の中でも決定的に仲が悪い。

原作に関しては兎にも角にも謎の多いキャラクターである。
そもそも原作自体、全てのローゼンメイデンが登場してさぁこれからという所で、
人気はあったのに色々な大人の都合で打ち切りになってしまったため、作品全体の謎がまるっきり分かっていない。
現在はヤングジャンプで月一連載が再開したものの、彼女達がパラレルワールドに飛ばされてしまった所から始まり、やはり謎が何一つとして判明していない。

戦闘では背中に生えている黒い翼を使用して、羽を弾丸の様に飛ばして相手を切り裂いたり
ダーツのように狙った場所を突いたり、羽を対象に纏わり付かせて動きを封じたり、翼で自分の身を覆い防御したりする。
アニメでは、翼を黒龍に変貌させたり、翼や羽を青い炎に変えて燃やしたり、自分の息吹で蒼星石を吹き飛ばしたり、
バリアのようなものを張ったり、羽を集めて剣を召喚したりする技も披露。このため、近距離から遠距離まで対応できる柔軟性を持つ。
ちなみに、何故か黒い翼を飛ばす場合は殆ど相手に命中していない。

ミーディアム(人間の契約者)は柿崎めぐ。当初は契約していなかったが、後に契約した。
心臓に疾患を抱えており、やってきた水銀燈を「天使」と呼び、慕い続けている。
顔に似合わず中々に腹黒く、笑顔のままドス黒い発言をする事もしばしばである。
心臓病により幼少時からの度重なる短命宣言で生きる気力を失っており、
当初水銀燈に「命を貰う」と脅迫された時も「黒い天使が私を殺しに来てくれた」と喜ぶ始末である。
上記の通り水銀燈はエネルギー源としてしか見なしていなかったが、
「自分は欠陥品」「どこか遠くへ連れて行って」と言い続けるめぐに対して自分の姿が重なり次第に心を開いてゆく。
根っこは善良だが捻くれた所の多い水銀燈とは良いパートナーであると言えるだろう。
アニメでは原作に比べ腹黒いような描写は抑えられていたが、
ラジオ『水銀燈の今宵もアンニュ~イ』では原作以上にはっちゃけた、もとい暴走したキャラクターを見せた。
……そこ、「ダメ人間は自分よりダメな奴を見ると説教したくなる」とか言わない。気を付けろ党員が来rうわなにをするやめあswでfrgyふじこl;@

原作後半ではかなり親密になっており、状況的にやむをえず、いずれも渋々とは言えめぐにご飯をアーンしてもらったり、一緒のベッドで眠ったり
妹達に見せる冷酷な長女っぷりを吹き飛ばすような様子も見られた。
正式に契約を結ぶ時は「二人はいついかなる時も永遠を~」などと結婚の誓いの儀式の真似事を、めぐだけでなく水銀燈自身もノリノリでやっていた。
尺の都合上アニメではそこまで仲良くなっていないものの、毎晩のようにめぐの病室を訪れていたあたり、原作と同じく彼女に心を開いているようだ。
二期においては、前期終盤で見せた真紅の圧倒的な実力を垣間見てか、あまり彼女達を刺激する事も無く大人しく過ごしていたが、
薔薇水晶に「ローザミスティカを集めれば彼女を助ける事ができる」と聞かされ真紅達に戦いを挑み、擬似アリスゲームを始めるきっかけとなってしまった。
最後は真紅の猛攻でボロボロになった所に薔薇水晶の攻撃を受け敗北。
機能停止する間際に「ごめんね…めぐ…」と呟いており、それまでアリスになる事しか眼中に無かった彼女にとって、
めぐの存在はかなり大きなものとなっていたようだ。
ひょっとして同性愛では(ry

原作序盤では、自分の命を差し出して契約者の心を救った蒼星石のローザミスティカを漁夫の利で奪い取り、
アニメ一期でも人工精霊を手に入れるため、既に精神破綻していた蒼星石のミーディアムの柴崎夫妻を平気で利用し、
真紅の弱体化を狙って桜田ジュンを廃人に追い込んだりと、外道・卑怯と呼ばれても差し違えない程の悪役だったが、
徐々に彼女のローゼンへの深い想いが明らかになるにつれ、只の一悪役としての認識は薄くなっていき、
柿崎めぐとの絆が明確になった頃には、既に悪役かどうかもグレーな存在となっていた。
少女漫画の悪役であっても、そこはやはりライバルキャラライバルキャラなのである。
余談だが、初対面の妹に対して「私は水銀燈 闇を纏わされ逆十字を標された薔薇乙女最凶のドールよ」などという台詞を素で言ってのけるあたり、
相当の邪気眼の持ち主のようである。

また、彼女の熱狂的なファンを「水銀党員」と呼び、その集まりを「水銀党」と呼ぶ事がある。
+ポスター

また、水銀党員からは「銀様」「銀ちゃんと呼ばれている。
ちなみにストーリー動画を作っている人はお世話になっているであろう『紙芝居クリエーター』の作者も彼女のファンであり、
水銀燈の出てくる動画にはどこからともなくやってきて、彼女を讃える紫色のコメントを残していく。

アニメでは「乳酸菌摂ってるぅ?」というセリフが流行した。
第8話の脚本担当の岡田麿里氏の発案と監督の松尾衡氏などが証言しているが、
シュールなシーンと水銀燈の台詞にギャップがあったために一部のファンで評判となり、流行したものと思われる
(印象は強烈だが、実際はさり気なく発したもの)。
その後も勢いは衰えず、関連イベントから派生したラジオCD『水銀燈の今宵もアンニュ~イ』など、
幾つかのパロディにも水銀燈とヤクルトなど乳酸菌飲料が絡むネタが多く登場し
(演じた田中女史がジュン役の真田アサミ女史と共に2007年2月に開催された台湾でのイベントに出演した際にも、地元ファンに認知されていた程)、
現在では水銀燈の最も有名な台詞の1つとして幅広く浸透している。

二次創作においても乳酸菌飲料絡みのネタが多く、他には(何故かJUMとの)恋愛系では初心なツンデレまたはツン☆エロに描かれ、
ギャグ系の作品だと弄られ役オチ要因にされる反面、シリアスな作品だと徹底的な悪として描かれており、ヤンデレ化変態化といったキャラ崩壊は少ない。
また前述の「ジャンク」発言からか、ダウンダウン 浜ちゃんがやってる某スポーツ番組 に出されたりするネタもあったりする。

アニメ第2期公式HPで行われた人気投票の結果は翠星石に次いで惜しくも第2位であった。
また、アニメ第1期公式HPで行われた人気投票では真紅が第1位だったため
屈指の人気キャラにもかかわらず、意外にも公式人気投票で1位を取った事が無い。

一時期、『東方Project』の作品にラスボスとしてゲスト出演したとの噂があったが、服のデザインが似ているだけの別人だった。
そのためか、髪の色を変えただけのコラ画像も多く作られた。

(以上、wikipediaより一部抜粋、改稿)


MUGENにおける水銀燈

ドール達の中では最多の製作数を誇るが、現在はいずれも入手出来ない。

+turara氏製作
  • turara氏製作
現在は諸事情により残念ながら公開停止。
モリガンベースだが、ほぼ原型を留めていないほどの高い完成度を誇る。
公開されている場所の注意書きやReadMe等は必ず隅々までよく読み(時々cnsやcmd内に書いてある事もあるので注意!)、
禁止されている事をしないように改めてMUGENユーザーは自戒すべきであろう。
参考動画

余談だが、田中女史は『MVC3』にてモリガン・アーンスランド役で出演している。何の因果か…。

+ドロウィン氏製作
現在は2016年のフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可。
氏製作したコンプゲー『Rozen MUGEN traumend』のキャラで、通常版とボス版のが2種類が存在。
専用のオープニングとエンディングがあり、後の第三期を予期していたかのような内容になっている。
基本的にはライバルの真紅と違ったオールマイティな性能。
このゲームには他のドール達を倒す事でそのドールの技を使えるという共通システムがあり、真紅を倒すと真の力を発揮する。

外部AIは「黄金の仮面伝説」の投稿者であるikuiku氏によるAIパッチが公開されている。
基本舐めプレイで挑発をよく使うAIとなっており、高速で飛び回りつつ、近付いたら投げ、その他で浮かせてお手玉する。
この他にも、柊・竹・梅氏が二人組で戦うキャラクター用に特殊イントロを増やすパッチとカラーパレットを公開している。


単体キャラ以外では、中の人が同じミーア・キャンベルストライカーとしても登場する。案外仲が良さそうに見えるから不思議。

出場大会

出演ストーリー

涼宮ハルヒによるMUGEN地獄(タッグ:真紅)
黄金の仮面伝説(銀ちゃん)
夜風物語(鷲塚銀)


最終更新:2021年06月06日 17:40