ナムコの3D格闘ゲーム『
鉄拳』シリーズに登場するキャラクター。
ナンバリングタイトルでは『2』、『5』、『6』に参戦。『TT』シリーズでは二作品とも登場している。
キャラクター概要
国籍 |
アメリカ |
格闘スタイル |
キックボクシング |
年齢 |
32歳(『2』)→53歳(『5』以降) |
身長 |
190cm |
体重 |
85kg |
血液型 |
A型 |
仕事 |
一八の私設部隊のメンバー(『2』『6』)、サバイバル技術指導教官(『5』) |
趣味 |
拳銃収集 |
好きなもの |
火薬 |
幼い頃に貧しい環境に身を置かれつつも、生への執着と執念で
最強の格闘家となった
キックボクサー。
女性に対し下品な態度を取ったり
三島一八には下剋上を宣言することがあるなど、粗暴な一面を持っているが、
一方で『2』と『5』では
貧乏な子供に対しては優しい姿を見せている(いずれもエンディングで確認できる)。
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各作品ごとの動向 |
鉄拳2
タイの賭博試合に出場し、ムエタイチャンプを再起不能にしたことで、
ムエタイの胴元の組織に命を狙われるようになってしまう。
飛行機で帰国途中に機内に居合わせた香港国際警察の捜査官とブルースを狙う殺し屋が格闘を始めた末に 飛行機が墜落。
搭乗者の中で唯一生き残ったブルースは 人肉を食らうことで数ヶ月を食いつないだ後、一八の私設部隊に救助された。
ブルースはそのまま私設部隊に加わり、多くの実績を挙げた。
ところが、この飛行機事故の犠牲者となった捜査官はレイ・ウーロンの同僚でもあり、
ブルースは事情聴取のためにレイに狙われる羽目となった(ゲーム中では互いにアーケードモードの中ボスとして登場)。
鉄拳5
一八が敗北して死亡した(と思われていた)後、ブルースは私設部隊を離れ、各地の戦場を転々としていた。
『5』の時点ではサバイバル技術指導教官として働いていたが、
ある日、ブルースは第四回大会に死んだはずの一八が出場していたことを知る。
そして 三島平八亡き(無論こちらも死んでいない)三島財閥が第五回大会の開催を発表すると、
ブルースは大会に潜むきな臭さを感じ取りつつも「久しぶりに三島財閥のお遊びに付き合ってやるとするか」と、久々に出場を決めたのであった。
家庭用では、 範馬刃牙でお馴染みの板垣恵介氏デザインによるエクストラコスチュームが用意されている。
その姿はまさしくムエタイそのもの。 噛ませとか言うな
鉄拳6
三島一八と再会したブルースは一八の奸計に加担し、G社の乗っ取りを手助けした。
部隊長として再び一八の私設部隊に所属したブルースは世界各地で三島財閥軍と戦闘し、撃破していった。
やがて一八が三島財閥壊滅の布石として時の財閥頭首・ 風間仁に報奨金を掛けると、一八の予想通り第六回大会の開催が発表される。
ブルースは仁を捕えるべく、大会に参加するのだった。
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『タッグトーナメント』シリーズでの動向 |
鉄拳タッグトーナメント
お祭りゲームなのでストーリーは特になし。
家庭用で追加されたエンディングでは、遺跡において急襲してきた鉄拳衆と平八、一八をことごとく返り討ちにした。
この時の様子がブルースを襲った側の一人称視点で映し出される。
鉄拳タッグトーナメント2
お祭りゲーム第二弾。
家庭用で追加されたエンディングでは、ブルースが都市内を疾走し、道路で対向車をパンチ一発で吹っ飛ばす。
何があったのかと思うと、ブルースは地面から小鳥をすくい上げ、「もう大丈夫だ」と穏やかに声を掛けたのだった。
…勿論、直後にブルースの後ろで吹っ飛んだ車が落っこちて爆発炎上したのは言うまでもない
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外部作品 |
OVA
三島財閥の側近として登場。
大会参加を求める ジャック-2に刺客として送り込まれる。
しかし、ボディブローを撃ち込むもロボットのジャック-2にはまるで歯が立たず、自身は反撃を喰らって海に落ちてしまった。
財閥からも見捨てられ、そのままフェードアウトした。
漫画版
『6』を題材とした漫画にも登場。
……するのだが、既にボブに敗れていた(詳細も省かれている)。
以上の外部作品の二つでは何故か扱いが悪く、いずれも噛ませ犬にされている。
まさか、ムエタイ使いに見えるから噛ませにしているのだろうか…
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原作での性能
キックボクシングと銘打ってはいるが、モーションや一部の
技名がムエタイそのもの。
『5』以降は首相撲が追加されるなど、ムエタイ化がより顕著になっている。
初登場の『2』での性能は一言で説明すると
「大会使用禁止キャラ」。
一つ一つの技の与ダメージ量が高く、特にガトリングコンビネーションと膝地獄コンビネーションが驚異的。
キャラ設定通り
最強のキャラクターであり、その性能は
他の対戦ゲームの壊れキャラにも引けを取らない。
当時のゲーセンでは「ブルース禁止台」が作られたほどであった。
*1
『TT』で復帰した際はやはりと言うかなんと言うか、下方修正が為されていた。
しかし、それでも依然強いことに変わりはなく、同作でのブルース&
トゥルーオーガのタッグはワンチャン対戦とも言われていた。
『5』以降は流石に大人しくなり、かつての猛威を振るうことはなくなっているが、
中距離からの中・下段の
二択でガードを崩せたり、
壁コンボや
確定反撃のダメージが多かったりと、侮れない。
ちなみに、『鉄拳』シリーズには『3』初出の同じくキックボクシングを使う「ブライアン・フューリー」、
『7』から登場したエスクリマ(ただし
棒術は何故か不使用)を使うフィリピン人の少女「ジョシー・リサール」、
『7』シーズン3より追加された本場のムエタイ使いのタイ人「ファーカムラム」が登場している。
いずれもブルースと似通っている部分が多いが、ブライアンはオリジナル技が多く、
ファーカムラムも新規のモーションキャプチャーを取り入れて制作された。
余談だが、ブルースとブライアンは「レイの関連キャラとして登場するも続編では接点が無くなっている」ことが共通していたりする。
MUGENにおけるブルース・アーヴィン
chuchoryu氏が製作したものと、その改変版が存在する。
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chuchoryu氏製作 |
フォルダ名は「CvS_BruceTAG」。 ボイスは『TT』以前のものを使用している。
ドットは『 CVS』の ジョー東の改変と思われ、システムも 通常技はパンチとキックが弱中強の6ボタン方式、
バックステップやダッシュ、 ブロッキングが搭載されており、
特定の入力で通常では出ない技や コンボ技が出る仕様となっている。
ただし、 投げ技は未搭載。
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Duracelleur氏製作 To Six仕様 |
上記のブルース改変したもので、Duracelleur氏が製作している『 MVC』風改変シリーズ「To Six」の1体。
『MVC』準拠の操作・システムとなっており、 ブロッキングやエリアルレイヴが可能。
オリジナル技が追加され、演出面も強化されている。
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出場大会
*1
何故こんなことになったのかというと、
ブルースは元々デフォルトキャラクターとして作られていた(同作の中ボスの中では白頭山と並んで
コンパチがいない)のだが、
開発スタッフが営業サイドから女性キャラの増加の注文を受けて「風間準」の製作を優先した結果、放置されたからである。
調整不十分だったブルースは苦肉の策として
タイムリリースキャラクターに回されることになった。
当然、「タイムリリース」ということは時間が経てば使用が可能になるわけなので………。
…
どこかで聞いたような話だ。
最終更新:2024年12月07日 16:55