グランドキング

「宇宙へ散らばる悪魔の魂よ、ここへ集まれ!


怪獣グランドキングよ、お前にわしの力を授けよう!」

映画『ウルトラマン物語』に登場する怪獣。別名「超合体怪獣」。
体長78m、体重21万5千トン。
ウルトラシリーズ初の映画でデビューした怪獣でもあり、本作のラスボス的存在。

大宇宙の破壊を企む帝王・ジュダの力によって、宇宙空間に漂う怪獣達の悪霊が集結して誕生した。
その身体は、角がゴモラ、尾はツインテール、両腕の鋏はサドラ、左腕の装甲はバルタン星人で構成されているという設定。
見た目の上では黒光りする銅色の武装に身を包んだ、ロボット怪獣と形容してもおかしくはないメタリックな形状をしている。
武装の隙間から覗く、赤く光る眼が印象的。

ジュダの力が注ぎ込まれており、ウルトラ戦士の五倍と言われる怪力と、スペシウム光線などの必殺技を一斉に浴びせられてもびくともしない耐久力を誇る。
主な武器は口からの熱線や尻尾から放たれる雷撃、頭部より発射される「グランレーザー」。
特にグランレーザーは連射性に優れ、全力では地球・火星・木星を一度に貫いて破壊する事も出来る主力武器となっている。

劇中では宇宙空間や惑星フェラントでウルトラ兄弟と戦い、圧倒的な実力を見せ付けるが
ウルトラの母のメッセージを受け、兄弟達と合体してスーパーウルトラマンとなったタロウのパワーには敵わず、
コスモミラクル光線によって撃破、それと同時にジュダも消滅した。


ちなみにグランドキングのスーツはやたら重く、アクターは操演無しでは立つ事すらままならなかったらしい。
そのため、戦闘シーンでは軽快にアクションするウルトラ兄弟とは対照的にほとんど動けていないものの、
結果としてはそれが「ウルトラ兄弟達の同時攻撃にビクともしない」という印象を与える事に繋がり、
却って強敵感を演出出来ていたと言えるだろう。

そのデザインの格好良さと、ウルトラ6兄弟を一度に相手にして圧倒したインパクトから数ある怪獣の中でも人気は高く、
ゼットンと並び最強の怪獣として名を挙げられる事が多い。
ウルトラ怪獣数多しと言えど、ゾーリムのような超巨大なサイズの場合を除いて、
反射も吸収も使わずノーガードで10発以上必殺光線を食らいながら戦闘を続行したのはグランドキングのみである。

『ウルトラマン物語』はTVシリーズのM78星雲世界の作品の歴史とは直接繋がらないパラレル設定のため、
グランドキングも昭和ウルトラマンを扱った怪獣図鑑にも載っていない場合があるなど、強敵の割に長年の間扱いが曖昧であった。
しかし『ウルトラマンギンガ』でスーパーグランドキングとして久方ぶりに再登場を果たした事を皮切りに、
ニュージェネレーションヒーローズにおいて派生種が多く登場するようになっている。
恐ろしい事にウルトラ戦士達はこれらにまともに勝てた事は無く、
敵が外的要因で弱体化していたか、敵の攻撃であるグランレーザーを反射して倒したかの2択であり、
真正面から倒したのは現時点でもスーパーウルトラマンとなったタロウ以外存在しない。

派生種

  • スーパーグランドキング
『ウルトラマンギンガ』に登場した、グランドキングの強化体。
実力もさる事ながら、ヒロインが取り込まれている事情もあり迂闊に倒せず、ギンガを苦しめた。

  • スーパーグランドキング・スペクター
『ウルトラファイトビクトリー』に登場する、スーパーグランドキングの更なる強化体。
こちらはジュダ・スペクターによって生み出された。レオ兄弟のダブルキック攻撃すらゴリ押しで破った他、
ギンガビクトリーすら光線の打ち合いで競り勝ち、合体解除に追い込んだほどである。
原種とは逆にジュダが倒されて弱体化した隙を突かれて倒された。

  • マガグランドキング
ウルトラマンオーブ』に登場した、M78ワールドとは別次元の世界のグランドキング。
マガオロチの卵に秘められたエネルギーと地球のエレメントが結び付いて誕生した存在「魔王獣」であり、ジュダとの関係は一切無い。
古文書「太平風土記」においては「土を禍々しく乱せし巨大な魔物 禍蔵鬼(まがぐらき)」と呼ばれており、「角を持つ赤い巨人(おそらくはタロウ)」との戦いの末に封印されたという。
全身からエネルギーを放出して相手を吹っ飛ばすマガ一閃、胸部の発光体から発射するレーザー光線マガ穿孔が武器。
意外なことに、頭部から放つグランレーザーに相当する技は未確認。
グランドキング系怪獣の例にもれず、強固な装甲でオーブのあらゆる攻撃をものともしなかったが、
先述のマガ穿孔に存在するある弱点をオーブに見抜かれたことで、そこを突かれて大ダメージを受けたことがもとで倒された。

  • グランドキングメガロス
『ウルトラマンR/B』に登場するグランドキングの強化体。
美剣サキがルーブジャイロに怪獣クリスタルを装填し、変身した形態。
当初の設定ではサキが変身できるのはグルジオ系の怪獣のみで、グランドキングメガロスは召喚されて登場するという予定だったが、
同話ではサキが「素人だからウルトラマンの資格無し」と見なしていた湊兄弟が正統な資格者だとジャイロが立証して、サキが怒り狂うという展開であり、
サキ自身が戦って傷つかないと視聴者に美剣の本気や覚悟、痛みや苦しみなどが伝わらないというスタッフの判断からサキ自身が変身するという展開に改められた。
裏設定によれば、グランドキングメガロスのクリスタルは圧倒的な力を持つ代わりに変身者が力に酔いしれてしまう副作用があるらしい。
意見の対立からウルトラマンルーブに合体変身出来ずにいる二人を追い詰めるが、ロッソフレイムのバリアでメガロスブラスターを反射され、
さらにブルグランドのアースブリンガーでダメ押しされ、耐え切れずに変身解除する。
同時にロッソとブルもエネルギー切れになったため勝負は引き分けだったが、サキからしてみれば屈辱以外の何物でもなかった。


+そのほかの作品でのグランドキング
データカードダス『大怪獣バトル』シリーズではNEOから参戦。
スピードが低い事を除けば高水準のステータスを持ち、最高ランクの必殺技「グランレーザー」の威力も高い。

アプリゲームの『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』ではマガグランドキングが参戦。
盾役に向いたパラメータ傾向やスキルで、射程威力共に優秀必殺技「マガ穿孔」を持っている。
ちなみに初代グランドキングは現在未登場となっている。


MUGENにおけるグランドキング

MAX氏が製作したものが公開されている。
WinMUGEN、MUGEN1.0以降の双方で使用可能。
ドットは恐らく『ゴジラ 怪獣大決戦』の旧メカゴジラを改変したものと思われる。

ダッシュやしゃがみが出来ず鈍足だが、防御力の値が異常に高く設定されており、狂中位のキャラですらまともな攻撃では体力を削れない頑丈さを誇る。
攻撃手段は両腕の鋏に熱線、グランレーザーのみだが、グランレーザーを連射するだけで大抵のキャラは封殺可能。
このように、まともなキャラでは太刀打ち出来ない性能であり、お世辞にも格ゲーとしての体を為しているとは言い難いが、
それ故に原作の絶望感が再現された印象的なキャラとなっている。
一応AIも搭載されてはいるが、戦闘時はほぼグランレ―ザーを発射するだけの固定砲台と化す。
動画リンク


出場大会

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最終更新:2020年10月25日 21:53