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平成以降のグビラは「個体差はあるが刺激しなければ無害な大人しい怪獣」として扱われている。
整合性を取るなら、知らぬまま海底センターがグビラのナワバリに建設されてしまったがために、
 初代の個体は侵入者を排除しようとして大暴れしたと思われる。
 
 
怪獣墓場から連れてこられた2体の個体が登場。
 
フューチャーアースに迷い込んだタイガ・ノゾムを襲撃したが、ウルトラマンコスモス のフルムーンレクトを受けて沈静化した。
 
2体目の個体はバット星人  の手によって再び凶暴化させられ、ゴメス と共に送り込まれてコスモスや小さくなったウルトラマンゼロ と戦闘。
 
再びフルムーンレクトを受け大人しくなるが、その直後にバット星人によって役立たずとして処刑されてしまった。
 
同一個体っぽく思えるが、最初に暴れた個体とバット星人に処刑された個体は別らしい。
 
公式が病気と名高い第16話「激撮!Xio密着24時」に登場。
 
ダークサンダーエナジーを受けて狂暴化しており、並の怪獣 なら倒せる光線銃ウルトライザーが効かないほど防御力が向上している。
 
最終的にエックスの手で築地市場に載せられた状態でエクシードエクスラッシュで三枚おろしにされ 、
 
ダークサンダーエナジーを除去された後にスパークドールズ化された。
 
この回はカメラ演出が非常に凝っており、報道カメラ風、定点カメラ風、スマホ撮影風など様々な視点の戦闘シーンが見られるのが特徴。
 
 
第8話「都会の半魚人」に登場。
 
食料である魚を求めて日本沿岸に現れ、近隣の海の魚を食い尽くした後、地上に人間が備蓄している魚を求めて上陸。
 
空腹で気が立っており、ラゴン 親子をエサと見なして付け狙った。
 
最後はスペシウムゼペリオンのシャットダウンプロテクトで体を包まれ、オーブに海へと運ばれていった。
 
脚本段階ではオーブがグビラを倒すという展開だったが、
 
監督の市野龍一氏は「ラゴンを生かすならば餌を求めているだけのグビラも生かさなければ理屈に合わない」、
 
と考えたため上記の展開にしたらしい。
 
第24話「逆襲の超大魔王獣」においてはラゴン親子を乗せて泳ぐ姿が確認できる。
 
どうやら"ある存在"を察知したことで日本近海から離れている最中のようだが…。
 
電撃能力を持つゾフィー のリトルスターを宿しており、自分も感電して苦しさのあまり地上に現れた。
 
リトルスターもろとも消去を目論むペダニウムゼットンに襲われるも、ジードの活躍で難を逃れ、
 
自らのリトルスターの力を利用してジードの援護も行い、勝利に貢献した。
 
グビラの中で唯一主役ウルトラマンと共闘した個体である。
 
愛染マコトが召喚した個体が登場。
 
ブルアクアの水流を飲み込んで潮を吹き、ロッソフレイムの火球を弾いて花火にするなど、
 
敵意や害意はなく遊んでいるかのような仕草ばかり見せていたが、
 
突如愛染のジャイロが不調をきたし、それと同時に黒煙を吹き出しながら縮小。
 
やっぱりロッソの脛をドリルで突いたりブルの前で踊ったりした後、
 
ポンっと消滅し、元のクリスタルに戻ってしまった。
 
 
 
「地底で生きられるように進化した同種族かもな!」
「"オカグビラ "ってところか…!」
 「……ハァ!?」
 
 
亜種「オカグビラ」が登場。こちらの別名は「古代地底獣」。
陸上に適応進化した個体であり 、ドリルを用いて地中で生活している種。
 原種の方も水棲怪獣のはずなのに暴れたりウルトラ戦士と戦ったりしていたのは陸上ばかりだったがな
その性質は原種と比較してかなり狂暴で好戦的に変化している他、
 
空高く吹き飛ばしたトリガーに大ジャンプして追い打ちをかけるなど地上での運動能力も向上している模様。
 
超古代の遺跡から発見されたトリガーと関係あると思しき神器に引き寄せられて地中から出現。
 
盗み出した神器を持っていたイグニスを追いかけてイスタシティの市街地を荒らし回り、
 
止めようとして出現したトリガーも地中からの奇襲戦法で圧倒するが、
 
ヒジリ・アキトが神器を持って囮になったことで神器の方に気を取られ、
 
その隙を突いてパワータイプとなったトリガーのデラシウムクローインパクトを受けて爆死した
 
(何気にウルトラ戦士に倒されたのは初代以来である)。
 
なお、何故オカグビラがあれほど神器に執着したのかは不明である。
 
神器がスパークレンスのような形をしている事と、
 
劇中の戦いが『ティガ』のゲオザーク のオマージュが多かったことなどの意味深 な演出が見られたが、
 
断言はされていないが、後の『ウルトラマントリガー エピソードZ』の描写を見る限り、
 
あのグビラは太古から生きており、石板などの作り手だった「ある人物」と接点があった可能性が高い。
 
余談だが、グビラの元ネタになったと言われるモンガラカワハギの英名は「トリガーフィッシュ」だったりする。
 
 
第11話「メッセージ」及び第12話「お前はギヴァス」にてオカグビラが登場。
 
作中でユウマが「オカグビラ」の名を呼称していたため、こちらの地球でも原種のグビラ&オカグビラの別個体が描写外で出現していたと思われる他、
 
『トリガー』ではGUTS-SELECTのサクマ・テッシン隊員の思い付きによる命名 だったが、こちらでは正式な種族名となっている模様。
 
第11話で星元市に出現し、工事現場の周辺の街で地震や地盤沈下を多発させていたが、
 
シュウ達に超音波で誘導された末にアークと交戦していた所で、突如現れたギヴァスによって一蹴されてしまう。
 
続く第12話では先日自身を返り討ちにしたギヴァスに奇襲を仕掛けて前回よりも善戦するも有効打を与えられず、
 
途中でギヴァスの内部に侵入していたユウマが変身したアークも参戦したため三つ巴の激戦となるが、
 
蓄積したダメージで満身創痍となっていたオカグビラとの無用な戦いを避けるためにアークのアークギガバリヤーで守られ、
 
最後まで倒されることなく、戦意を喪失して再び地下へと潜っていった。
 
二戦目のギヴァス襲撃については公式X(旧・Twitter)の『石堂シュウの日記』に書かれたユウマの見解によれば、
 
オカグビラは(上記の初代に出た原種も似たような行動が見られた通り)ナワバリに侵入する外敵に対して非常に攻撃的な習性である事が確認されており、
 
星元市の地下を新たなナワバリにしようとしたがいつまで経っても去らない巨大な異物(ギヴァス)を排除するために威嚇行動に出たと考察されている。
 
第9話「カネナリ怪獣パーク」に原種が登場。スーツはオカグビラの状態から再度改修したものと思われる。
5000年前は海だった工事中のショッピングモール建設予定地の地中で冬眠していた所をカネナリコーポレーションに発見され、
 「カネナリ怪獣パーク」の目玉怪獣として保護計画が進められていた。
 しかし、オオキダ・ソラト(=オメガ)によれば餌を誘き寄せるために寝たフリをする生態があるらしく、
 この個体も実際には冬眠などしておらず、周囲に餌となる生物が集まるのを待ち伏せしていたのだった。
 そしてマスコミなどの人間、つまり餌が多く集まり始めた記者会見開始時を狙ってグビラは芝居を止め、
 まんまと集まったランチ達を食うべく襲い掛かった。
 今作の個体は潮の水球を花火の様に打ち上げて大雨の様に降らし、雨を浴びた対象の体を痺れさせる能力を持っており、
 潮吹きによる戦術でオメガや味方戦力のメテオカイジュウ・トライガロンを苦しめるが、オメガがトライガロンアーマーを装着した事により形勢が逆転し、
 トライガロンクロークレッセントで鼻を切り刻まれた事により潮吹きも封じられ、トライガロンクロークロススラッシュで木っ端微塵に爆発四散した。
 久々に倒された原種グビラにして、『オーブ』の個体のように空腹故にとりあえず食えそうな近場の生き物で腹を満たそうとしていたわけでもなく、
 歴代グビラで初めて明確に人を餌と認識して狩りを行った個体であった。恐らく過去に「味を覚えた」ことがあると思われる。
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