概要
新幹線500系はJR西日本が保有する新幹線電車。
山陽新幹線の高速化を目指して製造されたJR西日本独自の新幹線車両で、設計最高速度は320km/hとなっている。
1997年の営業当初は東海道・山陽新幹線での運用で16両編成であったが、次世代車両の新幹線N700系の登場によって東海道新幹線区間の運用からは完全に外れることとなり、現在は8両編成で山陽新幹線区間のみの運用となっている。
また、2027年をめどにN700系を山陽新幹線区間にも投入し500系を完全に置き換える予定である。
山陽新幹線の高速化を目指して製造されたJR西日本独自の新幹線車両で、設計最高速度は320km/hとなっている。
1997年の営業当初は東海道・山陽新幹線での運用で16両編成であったが、次世代車両の新幹線N700系の登場によって東海道新幹線区間の運用からは完全に外れることとなり、現在は8両編成で山陽新幹線区間のみの運用となっている。
また、2027年をめどにN700系を山陽新幹線区間にも投入し500系を完全に置き換える予定である。
特徴
- 前面形状
なんといってもシャープな前面形状に目を惹かれる。
トンネルを突入・脱出する際に起こる気圧波(トンネルドン)を最小限に抑えるためには断面積の変化率を一定、もしくは最小にする必要があるため、こういった形状になっている。
しかし、この形状にもデメリットが存在し、先頭車の座席数が確保しにくい点や運転席の視野が限られてしまう点が挙げられる。
トンネルを突入・脱出する際に起こる気圧波(トンネルドン)を最小限に抑えるためには断面積の変化率を一定、もしくは最小にする必要があるため、こういった形状になっている。
しかし、この形状にもデメリットが存在し、先頭車の座席数が確保しにくい点や運転席の視野が限られてしまう点が挙げられる。
- 車内構造
他の車両と比べると車体は丸みを帯びていることが分かる。
前記の通り、こちらもトンネルドン対策のためで車体の裾などのスペースを削った。
だが、このスペース削減によって乗客側は圧迫感を感じてしまうといったことがあった。
前記の通り、こちらもトンネルドン対策のためで車体の裾などのスペースを削った。
だが、このスペース削減によって乗客側は圧迫感を感じてしまうといったことがあった。
こういった特徴的な構造は他の車両と一線を画しており、その影響で500系用の独自の停車位置が存在していたり、号車ごとの座席数が異なり不都合が生じるといったことが存在したが、その斬新な外観から人気を得ていた。
運用範囲
東海道・山陽新幹線
東京 | 静岡 | 名古屋 | 新大阪 | 新神戸 | 岡山 | 広島 | 博多 | ||||||||
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~2010/2/28 | |||||||||||||||
~2027/3 |
以降は運用なし
詳細データ
制御方式 | ハカV4・V9編成(東芝GTO素子VVVFインバータ) ハカV2・V3・V7・V8編成(東芝IGBT素子VVVFインバータ) |
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運用編成数 | 8両:5編成 |
ラッピング編成(現) | ハカV2編成(ハローキティ新幹線) |
ラッピング編成(旧) | ハカV2編成 |
ラッピング車両 | 521-1(500 TYPE EVA→ハローキティ→500 TYPE EVA-02) |
備考 | 2027年引退予定 |