ディアッカ・エルスマン

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ディアッカ・エルスマン - (2021/05/12 (水) 17:04:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/01(火) 16:16:02
更新日:2024/04/30 Tue 23:21:22
所要時間:約 5 分で読めます




グゥレイト!やったぜ!



CV:笹沼晃(現:笹沼尭羅)

<プロフィール・人物>

人種:コーディネイター(第2世代)
誕生日:C.E.54年3月29日
星座:牡羊座
血液型:AB型
年齢:17歳→19歳
身長:176cm→180cm
体重:67.5kg→58kg
趣味:日本舞踊、機械音の真似
髪色:金
瞳:薄い紫
出身:プラント
搭乗機:
ジン(シミュレーター、ドラマCDのみ)
バスターガンダム
ザクウォーリア
ザクファントム(専用機)


ザフトのクルーゼ隊に所属する赤服パイロットで、士官アカデミーの成績は四位と、文句無しのエリートである。

肌の色は浅黒く、男らしい彫りの深い顔立ち。似たような人はいない。多分…
父親は最高評議会議員のダッド・エルスマン。ダディは関係ないはず。
父からの反対を押し切りザフトへ志願したらしい。
士官アカデミーにてイザーク・ジュールと出会い親友となる。
どうもお互いにナチュラルを見下すという点などから意気投合したとのこと。ドラマCDでは相部屋で相当苦労したらしいが…。

軽薄な見た目とは裏腹に真面目で真っ直ぐな性格。
事あるごとに衝突しケンカするアスランとイザークの仲裁役を担って便宜をはかるなど面倒身の良い兄貴分的な存在。

種世界のガンダムパイロットとしては珍しく乗機のバスターには愛着があるようで、
小説版ではアスランからジャスティスを託された際「俺はバスターが気に入ってるんだ」と返しているほか、戦後連合に返還されたバスターが解体処分とならないかを案じていた。

放送開始前後は公式で「残忍で狡猾な性格」と紹介されていたが、
話が進むにつれ「 迂闊で残念な性格 」という180度方向性が異なるキャラになったために、徐々に視聴者からは生暖かい目線で見られるようになっていった。
特にディアッカの得意料理が炒飯というネタスレがネット上に広まったのが彼のネタキャラ化を確定的にしたと言ってもいいだろう。
このことから炒飯が綽名にもなっている。

金髪褐色肌という見た目のくせに趣味はなんと日本舞踊という謎設定がある。
まぁオーブの公用語が日本語だったりする辺り種世界じゃ日本文化がメジャーなんだろう。
戦前は熱心に師匠の元へ通っていたらしいが技量の程は不明。

年頃の青年らしい一面も垣間見え、身嗜みや髪型にはかなり気を使っている。
その努力が報われたのか、ルナマリアメイリンは私服姿のディアッカに憧れジュール隊を熱望していたらしい。
シン等と共にミネルバに配属されていたら出番も増えていただろうに。



<劇中の活躍(一期)>
クルーゼ隊の一員としてヘリオポリス襲撃に参加し、連合の新型兵器の一機であるバスターを奪取。
以降、これを乗機としローラシア級宇宙観ガモフを母艦にアークエンジェル(AA)を追撃。
同じくガモフに乗船したイザーク、ニコルと共に度々出撃するが、主にムウメビウス・ゼロに足止めを喰らう。
アルテミス攻防戦においては好戦的な性格故、ミラージュコロイドを使用し強襲するというニコル発案の作戦をイザークと共に『臆病者』と小馬鹿にし罵る一幕も。

その後、イザーク共々地球に降下することとなり、一時はバルトフェルド隊に所属したが砂漠環境に対応し切れず苦戦を強いられた。
ちなみに、AAとの決戦におけるバルトフェルド隊の敗北のきっかけを作ったのは実はディアッカの誤射だったりする。

その後、アスラン、ニコルと合流しザラ隊としてAA追撃を継続するが、オーブ近海での戦闘にてニコルは戦死。
更衣室で激情に任せロッカーを殴りつけるイザークや彼と揉めるアスランへ「討つべき敵はストライクだ」と発言。飄々としたそれまでと違う真剣な表情を見せ隊の奮起を促した。

その後のストライク迎撃でも「ニコルの仇もお前の傷の礼も纏めて俺が取ってやるぜ」と意気込み奮闘するが、ムウのスカイグラスパーが放ったアグニが掠り機体は中破。
戦闘不能のままAAに補足され、やむをえず機体共々自ら投降を選択し以降は捕虜となる。

半ば自棄になったのか拘束されながらも軽薄な言動を繰り返していたが、トールの死を受け泣いていたミリアリアに向け
「バカで役立たずのナチュラルの彼氏でも死んだか?」
と死亡フラグビンビンの一言を発してしまいその場で刺殺されそうに。

「トールが、トールがいないのに……何でこんな奴!こんな奴がここにいるのよ!?」

さらに現場に居合わせたフレイからも射殺されそうになったが、サイとミリアリアが止めに入り事なきを得た。

散々な目にあったものの、彼女たちの極めて人間的な部分を目の当たりにしたことで、ナチュラルに対する「只の愚かな劣等種」といった固定概念も薄れていき、
再び対面したミリアリアを特別気に掛けるようになった。

その後、捕虜扱いのままアラスカの一件にて地球軍から逃亡艦と見做されたAAと共にオーブへ渡るが、地球軍によるオーブ攻撃が始まることを受けて解放される。
しかし、劣勢の中苦戦するAAを見捨てる事が出来ず、モルゲンレーテ社に直行し修理中のバスターを再強奪して出撃する。
(有事中かつディアッカがコーディネーターとはいえよく機体までたどり着いて出撃できたなとか気にしてはいけない)

「とっととそこから下がれよ!アークエンジェル!」
とブリッジ直撃コースのミサイル及び接近中のスピアヘッドを長距離射撃にて撃墜。

まさにツンデレ


この戦闘の後にはアスランと再会。迷いを抱く彼を後押しし、共にザフトの命令から離れAAやオーブの為に戦うことを決意する。
ちなみにバスター搭乗時に捕縛された関係上、戦闘時はザフトの赤いパイスーを使い続けたが、AA内ではアストレイ三人娘などと同じオーブ国防軍技術者の服を着ていた。

そしてAAと共に宇宙に上がった後はメンデルにてイザークと再会。
ザフトに戻るよう求めるイザークに対し
「あいつ等見て……アラスカやパナマやオーブ見て、そんでもまだザフトに戻って、軍の命令通りに戦うなんて事、俺には出来ねーよ!」
とイザークに言い放ち、その求めを拒否しAAやエターナルとと共に戦う道を選んだ。

……ちなみに第3次スーパーロボット大戦αにおいては、『何万光年』もの旅路を終えて帰還した後の発言となっている。


最終決戦となった第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ではレイダーの攻撃に曝されていたデュエルを救い、共同でフォビドゥンを撃墜。
地球軍の核ミサイルを多数迎撃するなど赤服の名に恥じない戦果を挙げる。
だが、接近してきたクルーゼの駆るプロヴィデンスを迎撃しようとするもドラグーンによる全包囲攻撃をかわしきれず機体は中破し戦闘不能に。

そこに薬が切れ暴走したクロトのレイダーが現れ危機に陥るが、イザークの機転でこれを撃退。
ちなみにスペシャルエディションではプロヴィデンスとの交戦前に単独でレイダーを撃墜している。

そのままイザークと共にAAに収容され、ブリッジで戦闘の終結を見届けた。



<劇中の活躍(二期)>
停戦後、臨時議長を務めたアイリーン・カナーバによる超法規的措置を受け、ザフトに復隊。ジュール隊に所属する。
ただし除隊→再入隊という手続きを踏む必要があった為に、緑服に降格する事になった。
しかしながらザフトに階級制度は存在しない為、実質的なジュール隊の副官相当に昇格している。

ブレイク・ザ・ワールド時にはガナーザクウォーリアを駆り現場の指揮を執るも、テロリストの妨害に会う。アスランやイザークと共にブランクを感じさせない息の合った連携を見せ、連合の新型三機を軽くあしらってみせた。
デュランダル議長への面会のためプラントへ訪れたアスランに、イザーク共々護衛のため私服姿で登場。ラスティやニコルの墓参りをしていた。

それから長い間は出番らしい出番は貰えなかった。
だがレクイエムの中継ステーションがザフト軍の哨戒宙域に現れると、調査及び迎撃のため専用カラーのブレイズザクファントムで登場。
地球連合軍の意図が掴めないままの交戦だったのでレクイエム発射をさせてしまうが、二射目を阻止するためイザークと共に奮闘する。

プラントでデスティニープランの導入と実行を表明すると、デュランダル議長に疑念を抱いたディアッカは、中継ステーションを破壊しに来たオーブ軍を目の前にイザークへ発破をかける。ザフトの船だと詭弁を展開するイザークに乗じる形でオーブ軍を援護し、レクイエム発射の阻止に協力している。

メサイア攻防戦ではデュランダルが行ったレクイエムやネオジェネシスによる攻撃に反発している。
テレビ放映版ではそれほど活躍シーンは無かったが、FINAL PLUSやHDリマスター版では被弾シーンが新規追加された。何故だ。

戦後は緑服から黒服へ変更されている。
黒服は指揮官補佐役が着用する事も多いため、ラクスもしくはイザークの副官的立ち位置になったと見るのが正しいか。

ちなみにミリアリアとは前大戦後に交際していたが、彼女曰く

「フッちゃった☆」

とのこと。

どうやらやたらとお節介を焼きたがるディアッカと勝気なミリアリアが喧嘩別れしたらしい。
が、後のインタビューによれば、恋人達の痴話喧嘩の延長に近いもので、また復縁する可能性も十分あり得るとも言及されていた。
良かったな炒飯。



スパロボシリーズ
ネットのネタキャラ人気を受けたのか、優遇されるケースが多いものの、逆に変なネタ要素がついたりする。

【第3次スーパーロボット大戦α】
スパロボ初参戦作。原作通りに仲間になるうえバスターがストライクの改造引き継ぎ対象なのが嬉しい。
ディアッカがデフォルトでバスターと高相性の能力を習得しているので援護要員としても小隊員としても使いやすい。
おそらく趣味の日本舞踊について言及された唯一の作品。

実はフリーダムとジャスティスに乗り換え時した時用のセリフがデータ上あるが、大人の事情で製品版では乗り換えられない。

スーパーロボット大戦J
だいたいサルファと同じだが、愛習得・バスターの火力up&マップ兵器の存在から使い勝手はさらに向上している。

スーパーロボット大戦W
サルファ・Jに比べると若干参入が遅い物の、相変わらずバスターに乗るために生まれてきたような能力のため一線級である。
しかし進め方では トールが生き残ってしまう のでミリィとはなんとも微妙な感じに…。
ただ、トール生存=ニコルも生存なのでよしとしておこう。
バスターの能力もほぼJのままなので強いのは強いのだがフリーダムとジャスティスの超強化とアストレイ陣がいるのでなんだが霞み気味。

スーパーロボット大戦Z
声無し。つまりパイロットとして使えない。相方のイザークは自軍参入するというのに…。
一方没データにはディアッカ専用ザクファントムやパイロットデータがちゃんとあるために、ディアッカが使えないことには色々とファンの間で憶測がなされた。
(ちなみに、同時期にカガリも同じ状態になっていた。どちらも今では問題が解消されたのか、普通にゲームに登場しているが)
なお、没データでは何故か ディアッカの声が人工知能の物になっている 。このため改造で無理矢理出すととてつもなくシュールな光景が見られる。

第3次スーパーロボット大戦Z
時獄篇・天獄篇どっちもNPCキャラで出番少な目。アスランですら召喚武器になったので仕方ないか。

スーパーロボット大戦K
本編終了時までは敵として登場。メサイア攻防戦後に無条件で味方入りする。
決め台詞をハッター軍曹にとられてしまうという笑える一幕があり、ディアッカの性能自体も悪くはないが
バスターが存在せず、一番ありえそうだったヴェルデバスターに乗れない(というか自軍で運用できない)ために機体が物足りない。

スーパーロボット大戦L
まさかのディアッカミネルバクルー化により種死版にも拘わらず出番が増えている。
キLさんやらハイネ生存などが種キャラの良改変が目立つ本作だが、何気にディアッカの一言がシンとキラの和解の要因の一つになったりと地味ながらもディアッカの扱いもいい。
中盤から条件を満たすとすでに旧式のバスターガンダムを持ち出してくる…が、相変わらずの相性の良さで大活躍できる。
もっとも運動性と装甲が旧式レベルなので敵の射程外から狙わないとあっさりやられてしまうことも。

【スーパーロボット大戦Card Chronicle】
久々に無印設定で参戦。シナリオ進行で種死設定になる。
…のはいいのだが、グラフィックちゃんと変更するようにしたためストーリー上は赤服のままなのにグラフィックが緑服に降格するという謎現象が。
ディアッカが何をした。

【GENERATION of C.E.】
DESTINYのifルート次第では再度Z.A.F.T.を裏切りアークエンジェルを守る立場につく。
この時、その理由としてアークエンジェルに乗っているであろうミリアリアの身を案じたからとイザークに向けて言い放っており、向けられた銃口を良しとして彼の元を去っている。
放映途中で発売された作品のため、専用カラーのブレイズザクファントムは登場しない。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON
FullBoost時代からデュエルガンダムアサルトシュラウドのアシストのみの参加だったが、遂に新規参戦した。
カウンターすら無い純粋な射撃機かつ最低コストでの参戦のため、自衛能力が非常に重要となる。
シャアリディなど親の威光が強すぎるキャラに対し同情したり、ハマーンカテジナを見てミリアリアを思い浮かべるなど他キャラへのセリフはそこそこ。
だが肝心なSEED勢とはやや不遇で、特に同期のザラ隊とは掛け合いすら存在しなかった。
後のシリーズで収録機会があったのか、無事実装された。

<名言>
「つつけば慌てて巣穴から出てくる、ってね」

「お前の頭、その内爆発するぞ?」

「一応、出てって瞬殺されてくる?」

「何って、アイツを落とそうとしてんじゃん」

「グゥレイト!やったぜ!」

「……(機械音)」

「あ!?おい、おっさん!」
ムウ「おっさんじゃない!!ザフトがいる!!」




つつけば慌てて巣穴から追記・修正してくれる、ってね!

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