フレア団(ポケモン)

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フレア団(ポケモン) - (2017/09/12 (火) 21:17:32) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/11/04 (月) 21:56:32
更新日:2024/04/20 Sat 17:11:20
所要時間:約 13 分で読めます




いいか!
おれら なくこも だまる
オシャレチーム フレアだん!



ポケットモンスターX・Y』に登場する謎の組織。




◆概要

自分たちだけがハッピーになれる世界を作るためカロス地方で暗躍している。
入団金は500万円
モブキャラクターの中にはフレア団に入りさえすれば安心と考え、本当に入団金を貯める者もいる。
ちなみに制服の赤いスーツが入らなくても入団不可らしい。



◆構成員

•したっぱ



赤いスーツ赤い髪、これまた赤いサングラスが特徴。別名タモリ。
髪型以外で男女の差は特にない。ただし普通の髪形のしたっぱも多いので、ウイッグ(カツラ)である可能性が高い。
最初に出会う男性したっぱはバトル前のカットインで「F」の字を模した謎ポーズを披露する。公式イラストにもなっている。シェーとか言わない。

やってる事はえげつないが、今までの悪の組織のしたっぱに漏れずどこかおまぬけで憎み切れない。
時には自分たちの起こす事件に子供を関わらせたくないと発言する優しい(?)したっぱも存在する。
そして「フレー! フレー! フーレーアー!!」などと言う脱力系の応援歌を作る女性のしたっぱも。
ちなみに最初に戦うことになるしたっぱは、その後も主人公のライバル的ポジションとして何度か登場する。口癖は「スマート」。

組織壊滅後はキナンシティの民家にいるが、組織の目的は本当にスマートだったのかと疑問を持っている様子が伺える。
そして「同じ立場や考えの人だけでは自分の世界が広がらない」とさり気なくいい事を言っている。
一介のしたっぱではあるが、最後は救われた人物である。


•幹部

したっぱと打って変わって白がベースの制服。負けた時にやたらコミカルな動きをする。
近年のシリーズ作品とは違い名前は設定されていない。
実はそれ自体が後述の人物の伏線になっている。
なお、幹部の中でもランクが存在しており、待遇・強さなどには雲泥の差がある。

アカマロ

唯一名前が判明している幹部。殿堂入り後に登場する。グラフィックは一般トレーナーの「しつじ」と同じ。
「ある人物」に執事として仕えており、その人物からの「制裁」を常に受けているが、絶対の忠誠を誓っている。
もしかして:ドM
ポケスペでは通常の男性幹部と同じ格好をしている。白髪頭はやっぱりカツラなのだろうか…?
使用ポケモンはウォーグル


•科学者

立場は幹部より少し下らしい。だが実力は格段に上。
実際のところは下級の幹部を煽らせるための形だけの地位に過ぎず、本来は中級幹部クラスの権限を与えられていた。
全員ゴーグルのようなもので素顔を隠し、女性は髪と同色の口紅をしている。


アケビ

オレンジの髪でスカートとニーソックスを履いてる人。
陽気で人をおちょくるような口調で喋る。
ポケスペでは失敗したポケモンに仕置きしようとする非情な一面を持つ。
使用ポケモンはグラエナクリムガン。ポケスペではホルードカエンジシ(♀)。このカエンジシは実は…


コレア

紫の髪で超短いズボンと黒タイツを履いてる人。意外に臆病な性格。
バラの嫁。「彼女とのコンビネーションは最強」とは本人談。お前ら結婚しろよ。
ポケスペでは神経質で残忍な気性の持ち主であり、サナやサキ(ワイのママ)を洗脳したりしている。
剣術の達人で、ヒトツキを使って岩ごとワイの髪を切断した。(一歩間違えば首が飛んでいた)
「大樹」の運搬ではコルニと対決。相討ちに持ち込まれ倒れるが…
使用ポケモンはライボルトドラピオン。ポケスペではギルガルド、ヒトツキ、ライボルト


バラ

緑の髪で超短いズボンを履いてる人。
すぐ癇癪を起こすが研究員としては優秀で、10番道路の石の秘密を解き明かした張本人。
コレアの嫁。常に二人で行動し、ポーズも一緒。だから結婚し(ry
ポケスペでは高飛車な性格になっている。
ゲーム版で石の秘密を解き明かした人物だからか読書家で同じく読書家のフクジとは意気投合していた。
使用ポケモンはレパルダスキリキザン


モミジ

青い髪でスカートの下にスパッツを履いてる人。
強いトレーナーを「イレギュラー」と評す、プライドの高い人物。
恐らく女性博士の中ではまとめ役。
ポケスペではアケビと仲がいいらしく、彼女からは「モミちゃん」と呼ばれるが、本人は気に入っていないらしい。
使用ポケモンはヘルガーマニューラ


クセロシキ

五人の博士の中ではリーダー格。
ふくよかな男性。比喩ではなく白い肌が特徴。
殿堂入り後はとある実験を繰り返しているが…意外な一面を披露する。
実は彼のみ地位が高い。
使用ポケモンはクロバットカラマネロ



※以下、ネタバレ注意。




















◆目的


その目的は


古代の最終兵器を発動させ、自分たち以外の人間やポケモンを


皆殺し


にする事。



今までポケモンを殺害した組織はあったが、ここまではっきりと人間を殺すと明言した組織はなかった。

後述のネタバレを含めると、ロケット団マグマ団・アクア団ギンガ団プラズマ団といった、
これまでに本編に登場した歴代組織と比べてもトップクラスに悪質かつ外道な組織であると言える。

後の作品(時間軸上は過去だが)のマグマ団・アクア団が道を踏み外してしまったが本質的には善人の集まり、ということが強調されているだけあり、余計に外道ぶりが際立っている。





◆ボス

フラダリ
序盤から登場するプラターヌ博士の友人で、ホロキャスターの開発者。別名メガアデク
ぶっちゃけ初見で正体を見抜いたプレイヤー多数。
大昔に存在したの弟の子孫にあたり、もともと争いのない世界を夢見て活動していたが醜い現実に絶望する。

カロス一掃のため大昔の最終兵器を復活させ、Xでは自分もろとも主人公に死ねない苦しみを受けさせようと(Yでは殺そうと)するも、
自爆に終わり瓦礫の下敷きになった。
兵器の性質上、先祖の兄であるAZと同じ死ねない体になったと思われる。
フレア団の部下たちが彼の言う愚かな人間のため、プレイヤーの中には「最初からフレア団共々自爆するつもりだったのでは」という考察もある。

最終兵器でポケモンをも排除しようとしたが、ライバルにそのことを問われた時には涙を流すなど、本当はポケモンを心から愛している模様。
指輪型のメガリングを所持しており、最終決戦では切り札のギャラドスメガシンカさせる。

前作の悪役ポジションであるゲーチスの人気ぶり、最終決戦時の謎の格好(ハエとかメガシトロンなどと呼ばれる)、
終始真面目な顔が災いしてか、数多くのコラ画像やネタ動画が製作された。


+ ...
???/パキラ
フレア団のナンバー2。
シナリオの都合上出会うのはフレア団壊滅後。
ゲーム中では幹部とだけしか表示されていないが他の幹部をこき使っている描写があり、ほんの一握りのメンバーしか知らないフラダリラボのパスコードを知っていることから、実質的にフラダリに次ぐ地位の持ち主である事がわかる。
そして部下に暴力で制裁を加えると言う発言から、フレア団の中でも最も凶悪で、フラダリと最も密接な間柄であることが予想できる。
フレア団が壊滅してもフレア団(フラダリ)の狂気の理想を盲信している危険人物。
『ORAS』にて、フレア団の最古参メンバーであることが示唆されている。

詳しくはリンク先参照。
かなりショックを伴う場合があるので、閲覧は自己責任にて。

ポケスペでは明確にナンバー2であり、比較的早い段階で本性を表している。


◆協力者

アラン

アニメポケットモンスターXY外伝『最強メガシンカ』の主人公。
厳密にいうとフレア団員ではなく、表向きの顔であるフラダリ財団の代表として振る舞っている際の
フラダリ直轄のエージェント。
フラダリからキーストーンとメガリングを渡され、大切な恩人を助けられる人間になるために、
「メガシンカを極め、頂点に立つ」という目標の後押しをして貰ったが、実際にはその行動原理を
フラダリの計画に利用されてしまっている。
フラダリからは平和利用の為と聞かされ、その計画の為に、メガストーンやメガシンカの際に発せられるエネルギーの収集を任されていた。
因みに彼が持つメガリングにはメガストーンやメガシンカしたポケモンに反応して光る他、
アランがリザードンをメガシンカしてバトルする際には、フラダリは、モニターに表示されるメガシンカエネルギーのメーターを通して、アランのバトルの様子や任務の経過を常にモニタリングしている。
本来研究員を兼ねたフレア団の他の幹部達より立場が上なためにジガルデ・コア捕縛任務は担当任務にはなっていないが、
捕獲済だった1体が脱走したのを契機に捕縛支援を任されてもいる。
こうして、完全にフラダリに利用されている反面、アランの純粋さはフラダリに気に入られてもいる。
XY&ZのOPでサトシ達とプニちゃん(ジガルデ・コア)をめぐって敵対することが示唆されている。
使用ポケモンはリザードンとメタング。
リザードンはメガリザードンXにメガシンカする上に四天王であるズミメガカメックスを追い詰めたり、ホウエン地方のチャンピオンであるダイゴメガメタグロスと互角に渡る程の実力を持つ。


◆関係する場所


•フラダリカフェ/フラダリラボ
ミアレシティにあるカフェ。
フラダリの好きな色である赤で統一されている。
当然ながら従業員もすべてフレア団構成員。

棚の裏に隠し通路があり、そこから地下のフラダリラボに行ける。
ある一室にてフラダリの過去と3000年前の出来事についての資料が読める。


•セキタイタウン/フレア団秘密基地
シナリオ終盤でセキタイタウンのマップ左上から入れる。



◆関係するアイテム


  • ホロキャスター
カロス地方で出回っている携帯通信機。フラダリラボ製。
冒険中では何度もお世話になるが…


+ ネタバレ
実はフレア団のアジトにはすべてのホロキャスターの通信を傍受できる装置が設置されていた

つまり、主人公たちの行動は全てフレア団に筒抜けであった事になり、それどころかカロス地方の人々はプライベートも何もかもフレア団に盗聴されていたことになる。
しかもしたっぱやモミジの話によればこの盗聴は日常的に行われていたらしい。
考えただけでゾッとする話である。

秘密基地壊滅と同時に謎のヒーロー達(笑)によって傍受装置は破壊されたそうだが…


なお、ホロキャスター自体は数年前の時間軸である『ORAS』の時点で完成しており、デボン社製のポケモンマルチナビのPSS部分に組み込まれている。
つまりは本編開始の数年前から盗聴をしていた事に…?

と言ってもPSS自体が他のプレイヤーと通信を行うと言うゲームにおけるメタ的存在で、
PSSのホロキャスターは現実世界のニュースを受信する機能なので、深く追及する意味はないのかもしれない。
早い話がシステムの流用と言われればそれまで。


フレア団の科学者クセロシキが開発していた、一種のパワードスーツ。
開発が間に合わず本編では登場しなかったが、殿堂入り後のイベントにて登場する。
詳しくは該当項目参照。

ポケスペでは開発が間に合っており、早い段階で登場している。



◆結末

主人公たちの活躍により、最終兵器の発動は失敗に終わり、セキエイタウンのアジトも崩壊。フラダリは行方不明となる。
これでフレア団は壊滅したと思われたが…

+ ...
その後、ナンバー2とクセロシキによる派閥争いが起こり、主流派であるナンバー2派とクセロシキ派に分裂。

クセロシキ派はフラダリラボを占拠し、残り少ない資金の中でイクスパンションスーツの完成に勤しむが、それをフレア団への裏切り行為とみなしたナンバー2の雇ったハンサムと主人公によってクセロシキは逮捕。クセロシキ派は瓦解した。
(なお、クセロシキ以外の四人の博士達は最終兵器発動後姿を消しているが、恐らくナンバー2の派閥に付いたものと思われる)

ナンバー2派はその後も表向きの仮面を被りながら、カロスの奥深くで再起の時を伺っている…。




アニポケ

現在まだ未登場。
だがフラダリがポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカにて先行登場しており、存在は示唆されている。

そして2015年10月29日以降に放送予定の第二シーズン『ポケットモンスターXY&Z』に満を持して登場。
予告PVではしたっぱやクセロシキ達博士五人の登場が確定している。

ジガルデを探し求めているが、その実態は不明、とされている。
最強メガシンカActⅣではある人物がフラダリラボに入り浸っており、更には主人公であるアランが単独でメガシンカの研究及びメガシンカエネルギーの収集をしながら、ジガルデ・コアの捕獲の任務を担っているなど、ゲーム本編より戦力が増している。

またカロス地方のモデルである「フランス」で2015年11月に「パリ無差別テロ」が起きているため、フレア団の最終兵器といった過激な演出も制限される恐れがある。




追記・修正はあのポーズを決めながらお願いします。

©1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.























ここまで、ゲームでのフレア団を紹介してきたが、以降はポケスペに於けるフレア団を紹介する。

と言うのも、上記の通りフレア団は歴代でも一二を争う凶悪な組織なのであるが、それがポケスペに於いては更にとんでもないことになっているのである。



ポケットモンスターSPECIAL

X・Y編にて登場。
カロス地方で暗躍している組織であり、伝説のポケモンの捕獲を担当するA班(チーム・ア)、メガストーンとキーストーンの確保を担当するB班(チーム・ベ)に分かれている。
メンバーが身につけている赤スーツは最終兵器のエネルギーから着用者を守る防御機能が備わっている。値段は500万円もする高級品で、なぜ上納金が500万円なのかという理由を明らかにしている。
これだけ見れば、今までの組織とあまり変わらないと思われたが…





その実態は「ポケスペ」に於いてもトップクラスの外道組織

後述の理由で、現段階においてもあのロケット団と同等…否、それ以上の

ポケスペ史上最凶最悪の組織

であるとも言われている。



主に原作で語られなかった伏線が回収されており、テレビ、新聞、雑誌などカロス地方全てのマスメディアを完全に掌中に収めている。
そしてゲームでは行方不明だったミアレ出版の編集長アサメタウンの宿屋の老婆など、普通の姿のフレア団メンバーがカロス地方に数多く散らばっており、誰が敵かさえわからないある意味原作以上におぞましい組織となっている。
他、アサメタウンの住民たちを拉致・洗脳して兵隊にする殺人も平然とやるなどといった非人道ぶりも見せている。





…が。














※以下、更にショッキングなネタバレ
















それどころではなかった。



事態は予想を遥かに上回る、
最悪の展開であった。




+ 以下、ネタバレ注意!!


最終兵器発動のキーと鳴る大樹を運搬しようとするコレアと、それを阻止しようとするコルニ
「カロスを支配しようとしているおまえらフレア団を野放しになどできない」と意気込むコルニだったが…

コレアの口から出た言葉は耳を疑うものだった。





カロスの支配なんて

とっくに終わっている



なんとフレア団は報道関係のみならず、カロスの企業や政財界の要人達まで取り込み、カロス地方を既に完全に手中に収めていた。
「自分たちは当然選ばれる側に入っている」と思い込んでフレア団の下僕に成り下がった愚か者達によって、カロス地方はもはや完全に手遅れの状態にまで支配されてしまっていた。


「誰が敵か」どころではなく、「みんな敵」だった。


何も知らぬ普通のカロスの民は、無自覚のまま、家畜のように飼い殺しにされていたのである。



パンジーが危惧していた「大きな力」とはフレア団…カロス地方そのものだった。





アサメが半壊し、住民が行方不明になり、マスタータワーが倒壊した。

それでも、人びとは疑問も不安も日常の向こうに押しやっていたのではないか?

「しかたない」とあきらめ、流されていたのではないか?


支配に抵抗し、野山を逃げまわる生活と、
支配されてはいるがささやかな自由と目先の楽しみが与えられる生活


カロスの人びとはどっちを選ぶと思う?





「美しい」はずのカロス地方は、
「醜い」心を持った連中によって腐りきってしまっていたのである。



コルニはあまりにもケタ違いなフレア団の力と、腐敗しきったカロス地方に絶望するも、それでも人々を守りたいと、アサメの人達を救うためにコレアを相討ちに持ち込む。
が、後ろから何者かの操るヒトツキの斬撃を背中に受け、キーストーンを奪われてしまった。
しかも共に参戦したカルネも攫われてしまい、主人公チームが実質的な惨敗を遂げてしまうという衝撃的な展開となってしまった。

その後、「大樹(ゼルネアス)」のエネルギーを使って最終兵器を発動。
エックス達やジムリーダーらの活躍で人的被害こそは出ずに失敗に終わるが、ナンバー2の存在がイベルタルを手に入れるというさらに最悪の事態が起こる事になってしまった。
(その為、フレア団自体は何の打撃も受けていないどころか更にパワーアップしてしまった)
そしてフクジが危惧していたことが起こる。
エックスらやジムリーダーは「ジムリーダーとアサメタウンの子供達がセキタイタウンを壊滅に追い込んだ」というでっち上げの報道をされた為、ジムリーダー達も全員お尋ね者の身になってしまった。

チャンピオンは行方不明、ジムリーダーは犯罪者に仕立てあげられてしまった事により、カロスリーグは実質壊滅状態となってしまった。


このように、物語開始時点でフレア団によるカロス地方の支配は完全に手遅れの状態にまで終わっており、エックスたちは最早完全に詰んでいる状態である。
不幸中の幸いはゼルネアスがワイを主と認め、「ぜるぜる」と名付けられて彼の仲間になったことだが、現状を打開するには小さすぎる力。
ここからどう逆転していくのか。



逆転のきっかけとなったのは、
遠い地方から来た青年と、姿を消していた最強のポケモンだった。

この時、カロスでの伝説のポケモンの復活をナナカマド博士から知らされたグリーンが、ゼルネアスとイベルタルの戦いのカギを握るとされる伝説のポケモン・ジガルデを求めてカントーから訪れていた。ドサイドンで地中を探索していた彼は、ナンバー2に囚われた旧友・カルネを救出。さらに彼女の誘導により、エックスたちとの合流に成功した。

一方、最終兵器による人類抹殺がエックスやジムリーダーたちの妨害で失敗に終わったフラダリは、部下ともどもポケモンの村に逃げ込んで特訓を重ねていた。
その傍ら、最終兵器を再起動するためにポケモンを乱獲して生命力を狩り集めていたが、そのさなかに思わぬ襲撃を受ける。
実は、このポケモンの村には、第五章でカツラともども姿を消したミュウツーが身を寄せており、村の住民のポケモンたちを守りながら暮らしていたのだった。
しかし、カツラが村を離れていた隙に村にフレア団が現れ、ポケモンたちの命を最終兵器に使おうとしているのを見て激昂。暴走状態でフレア団の戦闘要員を壊滅させ、フラダリをも一方的に追い詰めた。

グリーンはその後、15番道路に潜伏していたエックスたちの元に護衛としてドサイドンとリザードンを残し、自身はジムリーダーたちと接触し情報を伝えたのち、ヒャッコクシティでエックス達と再度合流、ポケモンの村へ急行した。
そこをイベルタルを駆るナンバー2が襲撃。
カルネのキーストーンを強奪、互いの飛行ポケモンに乗って激しいドッグファイトを繰り広げた。

さらに、ワイもエスプリと遭遇し交戦。
ボールジャック機能によってゼルネアスのぜるぜるが暴走しているさなか、ジガルデが出現。
エスプリとの交戦の中でダメージを受けたジガルデは、回復のため各地に散ったセル達を呼び集めたが、この隙を突かれ捕獲されてしまう。

18番道路に差し掛かったエックス達の前にも名誉挽回を目論むクセロシキが現れ、桁外れの威力を持つ「さいみんじゅつ」を駆使するカラマネロと四体のクロバットに大苦戦を強いられる。
しかし、土壇場でエックスとグリーンがそれぞれのリザードンをメガシンカさせたことで形勢が逆転、クセロシキの撃破に成功した。


ポケモンの村ではカツラが帰還したことにより、二つのメガシンカを使いこなしたミュウツーがフラダリを圧倒していた。
が、姿を現したエスプリを介してフラダリがジガルデを操り始めたことで形勢が引っくり返り、カツラが気絶したことでミュウツーもメガシンカ不能となり戦線離脱を余儀なくされる。
エックスとグリーンも圧倒的な力の前に苦戦するが、ワイのメガアブソル「そるそる」がフラダリの不意を衝いてキーストーンを奪回、エックスがこれを用いて驚異の5体同時メガシンカを成し遂げたことで状況が拮抗。

一方外では、ナンバー2の命令に従い暴れまわるイベルタルと、それを阻止しようとするぜるぜるが死闘を繰り広げていたが、後先を考えず暴れすぎたイベルタルが力尽きて疲弊。ぜるぜるが自らを再び大樹と化し、共に封印された。
そして、ゼルネアスとイベルタルの戦いが終結したことで、みずからの役目が終わったと判断したジガルデは無数のジガルデ・セルとジガルデ・コアに分離して消滅。その背に乗っていたフラダリはカルネとの戦闘を放棄して駆けつけたナンバー2ともども、最後まで最終兵器発動に固執しながら敗北したのだった。


ナンバー2はその後、四人の幹部に回収されたものの生死は不明。
主だったメンバーは全員逮捕され戦いは終わったが、フレア団を支援していた者たちまでは司直の手が及んでおらず、これからも暗闘は続くと思われる。



なお、ジガルデは分離状態でアローラ地方に渡ったらしく、目撃情報が寄せられている。









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