ポケットモンスターXY特別編 最強メガシンカ

登録日:2014/09/28 Sun 20:53:05
更新日:2025/03/02 Sun 10:52:25
所要時間:約 8 分で読めます




アニメ『ポケットモンスター XY』で不定期放送されるスピンオフ作品。
原作ゲームの『ポケットモンスター X・Y』から新しく登場したメガシンカを主軸としている。

現在本編のキャラクターであるサトシたちは登場していないが本編とは同一世界。
メガシンカやバトルの魅力、アニメ本編にはなかなか登場しない四天王チャンピオンといった人物が登場する特別エピソード。

スタッフ陣の凄まじい気合が感じられ、まるでOVA或いは劇場版を観ているかのようなハイクオリティな作画と壮大なストーリーを
アバンやOPの尺まで本編で埋めて時間枠をフルに使っている。
よく30分枠(提供、CM、ED部分などを除けば実質22分強)でしっかりしたストーリーが描けるなというレベル。
そのため、本編とはまた違った視点で楽しむことができる。タイトルの最後には「Act~」とローマ数字が入る。

2014年末頃は本編のミニコーナーとしてSDキャラ達がメガシンカについて説明する「マノンのメガシンカ絵日記」が放送された。


◆放送リスト


●ActⅠ
2014年4月3日放送。
時系列は本編開始時点より少し後。
カロス地方各地を舞台にメガシンカポケモンの野良試合を行うアランの姿を描く。
作中に登場したエリートトレーナーのアヤカは後の劇場版でサトシとも闘った。

●ActⅡ
2014年11月6日放送。
ホウエン地方を舞台にダイゴとのバトルやらレックウザとの邂逅を描く。
劇中登場した、レックウザのトレーナーを必要としないメガシンカの謎は『ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア』の物語に繋がった。

●ActⅢ
2015年3月19日放送。
再びホウエン地方が舞台で「ゲンシカイキ」がテーマ。
ゲンシグラードンゲンシカイオーガとの戦いと、その裏で暗躍するフラダリの思惑を描く。

また、ORASではダイゴが「黒いメガリザードンを連れた…」と言っていることからActlll以降の話がORASと思われる。

●ActⅣ
2015年10月29日放送。
舞台をカロス地方に戻し、メガストーンをかけたアランとメガシンカポケモンとの激闘を描く。
本編新シリーズ『ポケットモンスターXY&Z』第1話と同時放送の1時間SPの前半に放送。
スピンオフとしては今回が最終章であり、以降アランたちの物語は本編に合流することになる。


◆登場人物


アラン
CV:小野賢章
本作の主人公である青年。
黒と青を基調とした服装が特徴。
リザードンと共に全てのメガシンカポケモンを倒すのが当面の目標らしい。
普段はクールだがバトルの時は脳筋気味熱い一面を覗かせ、マノンをなんだかんだ拒絶しない(ActⅡではむしろ積極的に助ける)面倒見の良さもある。
かつてプラターヌ博士と共にメガシンカについて研究していたが、現在は離れている。
普段はホロキャスターでフラダリから情報提供されている。
リザードと共にメガストーンを探していた際にフラダリと会い、メガシンカアイテムを貰う。
キーストーンの位置は左腕に着けたメガリング。

ゲンシカイキをめぐる事件がきっかけで自分には大切なものを守れるだけの力がないことを痛感、カロスのとある場所でメガシンカ使いとの10番勝負に挑む。
その時優しさ故に突き放したマノンが自分の知らないところで起きた事故のために傷ついたことを知り、改めて強さを求めフラダリから新たなミッションを受けることに……。
ラストでは再びマノンの笑顔を取り戻すため悪人への顔へと豹変する。

リザードン
CV:佐藤健輔
技:かえんほうしゃ・ドラゴンクロー・ブラストバーン・はがねのつばさ・かみなりパンチ(XY&Z以降)
アランのパートナー。メガストーンは首周りを覆う防具に着けている。
プラターヌ研究所で飼われていたヒトカゲから育てた。
メガリザードンXにメガシンカする。
その実力は、1作目時点でも四天王ズミの持つ相性的に不利なメガカメックス相手に健闘し、
成長した後には四天王パキラのメガヘルガー相手に勝利を納めるほど。
伝説のポケモンだろうと臆することなく、戦いの渦中へと飛び込んでいく。
バトルに勝利したり非戦闘時では、にこやかに笑顔を見せたり、アランがマノンを突き放した時には物言いたげに見つめたり感情豊か。

マノン
CV:小松未可子
新米トレーナーの少女。
三つに分かれたサイドの髪と緑系統の服装が特徴。
ドジでおっちょこちょいな所があり転ぶことが多く、周りに心配かけることも。
メガシンカしたポケモンに強い関心を抱き、アランの旅に(勝手に)同行することとなった。
いつかはメガシンカを使いこなすトレーナーになりたいらしく、
「私もメガシンカしたい」と度々言ってはアランには毎度突っ込まれている。
なんだかんだで良いコンビである。

ハリさん
CV:寺崎裕香
マノンのパートナーのハリマロン。
技:つるのムチ・ミサイルばり・どくどく
なにかと飛び出しがちなマノンをサポートする。トレーナーとは違いしっかり者。
彼(彼女?)に限らずマノンは手持ちポケモンにニックネームをつける派のようだ。
何気にどくどくを覚えており、結構えげつない。
プラターヌ博士はどうやらタマゴ技持ちのハリマロンを渡してしまったようだ

フラダリの管轄内の施設にて実験体となったジガルデ・コアと遭遇、彼(?)の力を借りつつ逃したのち原因不明の昏睡状態に陥る。

アヤカ
CV:沢井美優
アブソルを連れているエリートトレーナー
後の劇場版『破壊の繭とディアンシー』のOPにも登場し、サトシとバトルをする。
そして直後ユリーカから恒例のナンパ(シルププレ)を受けた。
その後本編であるカロスリーグにてまさかの再登場を果たした。
キーストーンの位置は右耳のピアス

アブソル→メガアブソル
CV:生天目仁美
技:サイコカッター・あくのはどう・つじぎり・メガホーン
メガストーンはペンダントのように首からぶら下げている。
メガシンカによる技の威力は、森を両断するほどの切れ味を誇る。

ルイ
CV:山寺宏一
アランがメガストーンを入手した後、彼に勝負を挑んだトレーナー。
歌舞伎役者のような風貌をしている。キーストーンは傘の先端。
ガブの字というニックネームのガブリアスを連れている。
アランのことを素人呼ばわり、小馬鹿にするが、メガリザードンXが「ひこうタイプ」が「ドラゴンタイプ」に変化することを知らなかったり(これに関してはメガシンカについての研究が進んでいないため知らなくても当然だが)
その後、アヤカと同じく本編であるカロスリーグにてまさかの再登場を果たした。
アランとの敗北以来、死に物狂いでの特訓を積み重ねてきた。
下記の通り、ガブリアスの技が全てドラゴンタイプの技だったり、ぶっちゃけこいつの方が素人である。

ガブの字(ガブリアス)→メガガブリアス
CV:三木眞一郎
技:ダブルチョップ・りゅうのいかり・ドラゴンダイブ
メガストーンは数珠のような首飾り。

ズミ
CV:吉野裕行
カロス地方の四天王。
レストランを経営する一方「裏メニュー」としてカメックスと共にバトルも受け付ける。
キーストーンの位置は首元のタイ。

カメックスメガカメックス
技:ハイドロポンプ・りゅうのはどう・グロウパンチ・ロケットずつき
メガストーンはヘッドギア状で頭に装着。
バトル的に見れば、遠近両方に対応する技構成。打撃系の技はどれもステータスを上げるおまけがついている。
四天王の手持ちとしての実力は伊達ではなく、通常のポケモンなら単発のハイドロポンプを苦も無く連射してのけるハイスペック亀。

フラダリ
CV:手塚秀彰
ActⅠで姿のみ登場、ActⅡでアランの前に現れ行動を共にする。
自身が立ち上げたフラダリラボでメガシンカのエネルギーを平和利用のために研究する傍ら、アランにメガストーン収集を命じる。
研究でプラターヌ博士と協力すれば悪意ある人間に利用されかねないため基本単独で行動することが多い。
カエンジシ(雄の個体)をつれている。
パキラとの会話からアランの行動原理を利用して何らかの計画を進めているらしい。

ダイゴ
CV:鈴村健一
ActⅡに登場。
みんな大好き?ダイゴさんで、リメイクとメガシンカによって石集めの株が上がったホウエン地方のチャンピオン。
アニメ初登場時はリュック背負った何か変な青年でしかなかったが、ActⅡではちゃんとチャンピオン。担当声優も変更された。
銀色のメガメタグロスをパートナーとしている。(AG編)22話ではココドラボスゴドラも所持していたが現在でもその設定通り所持しているのかは不明。
ちなみに再登場までに十年以上の月日が経っているがアニポケではたまにあることである。
ホウエン地方を飛び出し、ActⅣにも登場した。

メタグロスメガメタグロス
CV:三宅健太
技:コメットパンチ・サイコキネシス・ラスターカノン・まもる
銀色のボディを持った色違いメタグロス
メガストーンは右腕のリングのような物に着けている。
メガリザードンXのブラストバーンにも耐えるほど、凄まじい耐久力を持っているだけでなく、アニメでは表現しにくい追加効果による能力低下を披露した。
伝説のポケモンとの戦いにおいても、技をクリーンヒットさせたりと健闘を見せる。

ゲンシグラードン
技:だんがいのつるぎ・ソーラービーム・ふんか・はかいこうせん
ゲンシカイキによって超古代の力が戻ったグラードン
海を溶岩へと変え、ゲンシカイオーガと超古代の時代から続く闘争を繰り広げる。
本来ならば、力溜めが必要なソーラービームをノーモーションで放ち、ものすごく重いカイオーガを投げ飛ばすなど大暴れした。

ゲンシカイオーガ
技:こんげんのはどう・れいとうビーム・ぜったいれいど
ゲンシカイキにによって超古代の力が戻ったカイオーガ
こんげんのはどうらしき技を槍のように打ち出したり、海を凍らせたりと、メガシンカを使いこなすチャンピオンでさえ、一撃離脱を基本とする立ち回りを強いられた。
巨大モンスターよろしく咆哮も強烈で、相手に両ひれを振り回しただけでも脅威。

メガレックウザ
技:ガリョウテンセイ・りゅうせいぐんはかいこうせん・りゅうのはどう
ActⅡから登場した、今作のカギを握るであろう超古代ポケモン。
所構わずりゅうせいぐんを放ったり、はかいこうせんをブレスのように吐き出したりと、高火力技でメガシンカポケモンさえ圧倒するドラゴン
ポケモンの中でもトップクラスの長さに反して、スルリと相手の技を回避できるくらいスピードも兼ね揃えている。

パキラ
CV:渡辺明乃
カロス地方の四天王。
アランに対して「あなたにとってメガシンカってなぁに?」と問いかける。
キーストーンは首から下げている。
10連戦を挑んだアランが9連勝したことには素直に驚き、自身のメガヘルガーに勝利したブラストバーンの威力には目を見張った。
アランのことは「憎過ぎてむしろ好き」と原作通りの台詞で称賛している。
実は四天王という立場でありながらフラダリ(フレア団)と明確に繋がっている裏切り者。彼を「代表」と呼んでいる。

ヘルガー→メガヘルガー
CV:古島清孝
技:スモッグ・かえんほうしゃ・あくのはどう・かみくだく
パキラのパートナー。
メガストーンは首に着けている。
バトルではまず先にリザードンの攻撃を喰らって特性「もらいび」を発動させ、それからメガシンカするという頭脳戦を見せた。
メガリザードンXを拘束したり、素早い動きで空中戦にも対応可能なスペックを持っている。

ジガルデ・コア(プニちゃん)
CV:梶裕貴
フラダリの施設で研究されていた正体不明のポケモン。
施設奥で無理矢理実験をされていたが、ハリさんの行動により脱走する。
脱走した先でサトシ達と出会うことになり、XY&Z編第1話の物語へとつながることになる。





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