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ゼルネアス

登録日:2013/10/18 Fri 16:45:44
更新日:2026/07/16 Thu 19:43:04
所要時間:約 4 分で読めます





イクシャア!!



出典:ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2014ピカチュウプロジェクト、
東宝、2014年7月19日公開。


ポケットモンスターシリーズにX・Yから登場するポケモン


■もくじ


■データ


マウンテンカロス図鑑No.148/全国図鑑No.716
分類:せいめいポケモン
英語名:Xerneas
高さ:3.0m
重さ:215.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:フェアリー
特性:フェアリーオーラ(お互いのフェアリータイプの技の威力が1.33倍になる)

HP:126
攻撃:131
防御:95
特攻:131
特防:98
素早さ:99

努力値:HP+3


■概要


ポケットモンスターXのパッケージを飾っている伝説のポケモン

青と黒を基調とした体を持ち、樹木のように何対にも分かれ、様々な光を放っている立派な角を生やした鹿のような姿をしている。
非戦闘時には角や体のラインの金色の部分が水色になり、角のカラフルな光もなくなる「リラックスモード」に。
戦闘中やパッケージに描かれている形態は「アクティブモード」と呼ばれる。
また、攻略本に掲載された設定資料では「口がない」ことになっており、実際口が開かないが、ポケパルレではしっかりポフレを食べている。

Yバージョンのパッケージを飾るイベルタルとは対になっている。
一時期、もののけ姫に登場するシシ神様と共通点が多いことからネタにされてきた。

永遠の命を司るポケモンで、頭の角が七色に光り輝くとき、その生命を他の者に分け与えるといわれている。
その後は樹木の姿になって眠りにつき、1000年後、復活するという。
某願い事ポケモンと設定がかぶってる…

一見どのあたりがXなのか分からないが、目をよく見るとXの文字が入っている。
正面から見た姿がXに見えないことも無い。

元ネタは恐らく、北欧神話に登場する鹿の聖獣エイクスュルニル」

専用技として「ジオコントロール」を覚える。
ゼルネアスの周りから様々な色の光が周囲に放たれる技。
ちなみに攻撃技ではなく、変化技
何気に伝説のポケモンの専用技が変化技なのはダークライ以来である。
「ソーラービーム」等と同じ溜め技の一種で、1ターン目に力を溜めて2ターン目に自分の特攻・特防・素早さを2段階上げるというぶっ壊れた性能。
「パワフルハーブ」と組み合わせれば、一度きりとはいえ「ちょうのまい」の完全上位互換になる。
ダブルなら、「じこあんじ」持ちと組めばさらに夢が広がること間違いなし。

難点としてはジオコントロールの効果が強すぎるためにパワフルハーブ持ちだとばれやすいことか。

色違いは胸から上が透明感のある青に、胸から下が白くなる。
この青のグラデーションが非常にふつくしい


ただし色違いブロックルーチンによって実際は出現せず、長らく解析でしかお目にかかれなかった。
2015年10月にシリアルコードで配信がされ、ようやく入手が可能になった。
以降はUSUM、剣盾で色違いの厳選が可能である。

ポケモンGOでのアホみたいにド派手なノーマルアタックモーションは必見。

■ゲームでのゼルネアス


フレア団秘密基地の最深部に樹木(?)の状態で装置に鎮座しており、エネルギーを吸われている。
フレア団幹部を退けた後、装置に近づくと突如復活し、主人公の前に降り立ち、バトルになる。レベルは50。
戦闘中、フィールドは神聖な光に包まれた空間のようなものになっている。

捕まえない限り物語が進まないのはイベルタルと同じ。

捕獲したとき、手持ちがいっぱいだとどれか1匹を送り返し、手持ちに加えることができる。
その後はフレア団ボスのフラダリとの最終決戦に突入する。
ちなみに個体値は3V以上確定である。

第七世代ではウルトラサンでのみウルトラスペースゼロの岩ステージで捕獲できる。

第八世代ではDLC第二弾の目玉ことダイマックスアドベンチャーにて登場。
ソード版のみの出現だが、通信して一度でもゼルネアス戦に挑めればシールド版でもゼルネアスの巣穴を登録できる。
しかし、特性によるフェアリー技の火力補強がやはり強烈で体力が減ってくると全体攻撃のマジカルシャインまで使用してくる始末。
フェアリー単タイプという弱点の少なさもあってダイマックスアドベンチャーの中でも強敵の部類に入る。
ただし、さすがに無理ゲー化を回避するためか専用技であるジオコントロールは使ってこないのが救い。*1

そんなゼルネアスも第9世代ではイベルタル・ジガルデ共々お休み。「藍の円盤」でも帰ってくる事はなかった。
さすがに通りの良いフェアリー技にテラスタルを絡めるのはまずいと判断されたか。

2025年に発売されたミアレシティを舞台にした最新作「Pokémon LEGENDS Z-A」では、ストーリークリア後のメインミッション「与えるもの」にて登場。
モミジがプリズムタワーのエネルギーに呼応してミアレシティに近づくゼルネアスを確認しており、さらにゼルネアスの発する膨大な生命エネルギーによりイレギュラーなオヤブン個体が出現していることも発見したため、主人公はモミジからゼルネアスの捕獲を依頼される。
3番・5番・9番ワイルドゾーンでイレギュラーオヤブン達(ハガネール・エルレイド・ゴロンダ)を倒すか捕獲することで、11番ワイルドゾーンにゼルネアスが出現し、戦闘・捕獲のイベントが発生する。
色違いの厳選はできないが、ゲットするまで何度でも挑む事になるのでボールの厳選を行う事は可能。
はかいポケモンであるイベルタルの対ということで他メディアでは善の存在として扱われることが多いゼルネアスだが、今作では力の与えすぎによる生態系バランス崩壊という危険性を孕んだポケモンとして描写されることになった。
ジガルデが時にゼルネアスも制圧する必要があるのは、こういった危険性を阻止するためなのだろう。
同作にてフラダリも「奪いすぎは勿論、与えすぎも良くない」とイベルタルとゼルネアスを例に挙げて過去の自分の所業を述懐している。



■対戦でのゼルネアス


攻撃・特攻が高く次いでHPが高い二刀流アタッカー型。
素早さは99と100に一歩届いていないが、大半の禁止級を抜くことができる。

メインウェポンは特性で強化される「ムーンフォース」と複数攻撃技「マジカルシャイン」。
「ジオコントロール」と「ムーンフォース」で、耐性を持たないポケモンの大半が一撃で吹き飛ぶほどの威力に。
実際、バトルレジェンドでこいつやメガクチート、「せいれいプレート」持ちアルセウスの存在によって禁止級ドラゴンが大幅減少したので、
いかにフェアリータイプの影響力が大きいかがよくわかる。おかげでカイオーガが大暴れすることに……
忘れられがちだが、フェアリーオーラは相手にも適用されるということ、自身がフェアリー耐性を持っていないことに注意。

他にも生命を司るポケモンらしく、思い出しで「いやしのはどう」「アロマセラピー」などの回復技も覚える。
その一方で「インファイト」や「げきりん」などの物理技も多く習得し、穏やかそうなイメージに反して意外と武闘派である。
が、攻撃も特攻と同じ数値でかなり高いとはいえ、タイプ一致物理が無いことや、
「インファイト」→「きあいだま」、「ウッドホーン」→「くさむすび」と置き換えられるせいでパッとしない。*2
というかパワフルジオコンが強すぎて、フルアタなど他の型の考察があまり進んでいない……
故に、相性面で不利なジラーチゲノセクト等を除いても対策が多くある。
具体的には、「アンコール」で縛ったり、「ほえる」や「ふきとばし」でご退場してもらったり、ハーブを「はたきおとす」など。

よって、同じ禁止級フェアリーのせいれいプレート持ちアルセウスと比べると、圧倒的な爆発力があるものの、他の能力では負けており、
なおかつパワフルジオコンという一芸特化であるために対策されやすく、止まりやすいという欠点を持っているといえよう。
さらにアルセウスは技の範囲が広く、見せ合いの時点ではタイプが分からないのも利点の一つ。トップメタのゼルネアスがいない時点で警戒される可能性があるけど
ORASの教え技も結局「だいちのちから」など目ぼしいものは一切追加されなかった。まあ一歩間違えばバランスブレイカーなので仕方ないが。
ただしこれらの欠点は、ダブルなら相方次第でいくらでもカバーの余地がある。
特にドーブルは「ねこだまし」「このゆびとまれ」など、サポートする技に事欠かない。
GSでは通称「ゼルドー」の対策は必須と言っても過言ではないだろう。
さらに同じトップメタのゲンシグラードンとも相性補完は完璧で、ますますこの環境で大暴れするのであった。
実際のところ公式大会の予選では99%以上のゼルネアスが「ジオコントロール」+「ムーンフォース」+「マジカルシャイン」+「まもる」の構成で使用されており、決勝戦に進出した個体は全員が前述の構成となるなど、ダブルバトルでは攻撃範囲の狭さは問題となっていない…というよりそもそも前述の技を切ってまで入れたいような技自体がほとんど存在しない。

第七世代からはZクリスタルが登場したが、「ジオコントロール」をZワザ化すると全能力が1段階アップという追加効果が得られる。
パワフルジオコンでも恐ろしすぎる爆発力なのにこの上昇率。もはや暴力的な域に達している。さらに「トリック」や「はたきおとす」で機能停止しない。
ただしパワフルジオコンと違い2ターンも動けないのは流石に痛すぎるので、かなりロマン気味であるのが救いか。
一方で、伝説枠ではソルガレオ日食ネクロズマという天敵が登場し、
一般枠でも守り神や全抜きストッパーのミミッキュと、フェアリーの層が非常に厚くなったが、「一度積む隙を与えたらパーティ壊滅まっしぐら」という強みは健在。
特にゲンシカイキ・メガシンカZワザ禁止のサンルールでは圧倒的な火力を誇り、カイオーガ共々堂々のトップメタに君臨している。

だが第八世代は流石に新フェアリー伝説のザシアンがトップメタになったせいで「きょじゅうざん」で倒されやすい点が大きな痛手を被り、他フェアリーのポケモン達共々その後塵を拝した。
仮に彼女を除いても他の新伝説であるザマゼンタムゲンダイナもフェアリー技が抜群で入らず、尚且つあちらから弱点を突かれるなど相性はよろしくない。ザマゼンタはシングルだと増えなかったが
これらの弱点が響き、使用率は他2世代より大幅に減少してしまった。
一方の相方は第七世代伝説組やバドレックスなどに有利な点を買われ、代わってトップメタに君臨したのはまた別の話。
が、隙を見てジオコンを積めば不利な相手も無理矢理突破しかねないパワーはそんな逆境寄りの環境でも健在であり、中にはBに厚く努力値を振り交代読みジオコンからの先手ダイマックスで「ラスターカノン」ベースの「ダイスチル」のB上昇込みでザシアンの攻撃を無理矢理耐えそのまま返り討ちにするという徹底的にザシアンをメタった型で結果を残したトレーナーも存在する等油断ならない存在でもあった。
とにかくジオコンの性能が無法過ぎるに尽きる。


前述の通りSVではリストラを食らっていたが、Z-Aで復活。更にZ-Aのランクバトルのシーズン2からイベルタルと共に解禁された。
Z-Aには特性が無いので「フェアリーオーラの火力アップが無いゼルネアスは今回そんなに強くないのでは?」と前評判では思われていたが…

蓋を開けてみればそんな予想をすっ飛ばしてトップメタと化した。
  • フェアリー単という弱点の少ない優秀なタイプ
  • 移動速度*3が高く上手く動かせば甘えたポケモンの近接技ぐらいなら徒歩で避けれる。
  • 戦闘システムがターン制からリアルタイムになった結果、「1ターン溜める」というデメリットが「普通の積み技より発動がちょっと長い」と軽くなってさらに優秀になった「ジオコントロール」で特殊火力・耐久を上げられ、おまけに前述の移動速度まで上げられるため無双可能。
  • ジオコンのデメリットが軽くなったため、今まで実質「パワフルハーブ」固定だった道具欄がフリーになり多様なアイテムが持てるようになった*4
  • 攻撃技も優秀な遠距離タイプ一致技「ムーンフォース」にほぼ必中の電気技「10まんボルト」、相性補完になる「きあいだま」「サイコキネシス」など優秀。
  • 弱点のはがね技がどれもこれも射程が短すぎて使いにくく、ほぼ唯一優秀な「ヘビーボンバー」はゼルネアスが重いせいで刺さらない
といった点が評価され、まるで現実の鹿の如く大増殖することに。

中には壁貼りで味方をサポートしたり、ゼルネアスミラーや特殊一点読みのメタを見越した物理型まで現れる等様々な型のゼルネアスが跋扈することとなり、おまけに開幕4人全員が初手ゼルネアスということも割と少なくなく、結果Z-Aのランクバトルは奈良公園と呼ばれるにまで至った。
ゼルネアス対策に鋼枠のポケモンが必須となり、特に強力な能力とメガシンカを備え、ほぼ唯一「ヘビーボンバー」がしっかりゼルネアスに刺さるメタグロス*5がゼルネアスに次いで大人気になり、それらを狩れるシャンデラやガブリアス等の炎や地面枠のポケモンも増える、コイツが強すぎるせいで大半のフェアリータイプのポケモンが需要をかっ攫われ、フェアリーが弱点のポケモンはガブリアスを除いて環境から駆逐される等ゼルネアスを中心にメタが回りまくっている。
そんなゼルネアスだらけの奈良公園環境に辟易したトレーナーからは「禁止伝説の解禁が早すぎる」「もっと後で良かっただろ」「ゼルネアスだけナーフしろ」という批判的意見も少なくないとか。
そんなゼルネアスに弱いせいで同時解禁されたイベルタルはほぼ空気である。一応ゼルネアス対策のポケモンに割と強いので全くやれない訳ではないらしいが同時採用できないので……というか特性なしのせいで火力がなさすぎるし...


■アニメでのゼルネアス


2014年夏公開の映画「破壊の繭とディアンシー」に登場。
声優は何と三田佳子という豪華さ。

ダイヤモンド鉱国のエネルギー源である聖なるダイヤを作る力を得るために、ディアンシーが探し求めていたポケモン。
大変慈悲深い性格で、ディアンシーの目的はお見通しであり、フェアリーオーラを快く与えた。
また、かつてイベルタルが引き起こした「大破壊」に唯一対抗できた存在で、再び目覚めて破壊の限りを尽くしたイベルタルを鎮める。
その後、石化を解いた後は樹木の姿となって眠りに就くことになった。


映画公開中の2014年8月、本編第40話にも少しだけ登場し、その姿をユリーカが目撃している。



追記・修正はジオコンで6段階アップさせてからお願いします。

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最終更新:2026年07月16日 19:43

*1 ダイマックスした相手ポケモンはタメ技もタメ無しで放てる仕様。なのでジオコントロールがタイムラグ無しで放てるようになると、難易度鬼畜なんてレベルではなくなる。

*2 とはいえサブウェポンは基本的に使う場面がピンポイントなので、ダブルではぶっちゃけマジカルシャインとムーンフォースでほぼ事足りるが

*3 ステータスの素早さではなく種族ごとに設定された文字通りの移動速度の事

*4 そもそもZ‐Aにパワフルハーブが存在しない

*5 当初はエアームドも流行していたが、「10まんボルト」で逆に狩られるため一気に廃れた