Minecraft

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Minecraft - (2022/12/14 (水) 16:27:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/05/31 Sat 18:28:58
更新日:2024/04/27 Sat 21:46:58
所要時間:約 38 分で読めます






Enjoy!



Minecraftとは、NotchことMarkus Persson氏が作成しMojangがリリースしているサンドボックス型ゲーム。通称「マイクラ」。
現在ではマイクロソフトがソフトの権利と開発スタジオの「Mojang」を買い取っており、バージョンアップによるサポートが数年にわたって行われている。


目次

概要

自動生成されるオープンワールドが舞台。
全ての地形は立方体のブロックで構成されており、レゴブロックのように壊したり設置したりすることができる。

ブロックを集めて建築・洞窟やダンジョンに挑む・ひたすら旅をする・スローライフを始めると何でもあり。
ラスボス的なモンスターもいるが、あくまで目的は自分で決めるゲームなのだ。

世界の広さは最大で地球8個分ぐらい*3と無限も同然。
地形や気候を決定する「バイオーム」や建造物にも相当な種類があり、そのやりこみ度の高さは行きつく先を知らない。

あらゆるものがボクセル(ドットとキューブ)でできているため一見シンプルに見えるが、実際は広大な地形を生成したり、大量のキャラクターや物体を同時に動かしたりするので、高性能なPCやゲーム機でないと動作が重くなりやすい。


ベータ版時代からプレイ人口が右肩上がりを続け、2011年11月19日(日本時間)に製品版1.0が公開された後も精力的なアップデートを続け、
2021年4月時点で2億3800万本という驚異的な売り上げを叩き出している。

RTA界隈でも最大手種目の1つとして名高く、Speedrun.comのアクティブ走者はPC版(後述)の場合2021年10月時点で600人を超える(因みにあのスーパーマリオ64ですらアクティブ走者は同時点で500人に満たない)。

マインクラフトの大ヒット以降、様々なマインクラフトライクなフォロワー(ドラクエビルダーズ等)が生み出された「サンドボックスゲーム」の金字塔的な作品といっても過言ではない。

ラインナップ

Java Edition

旧「PC版」。
Javaで作られている。
かつては全ての最新機能が使える最上位バージョンだったが、統合版が現れた今はそうでもなくなってきている。

そんな現在でも残っている大きな利点は、MODによる高い拡張性。詳しくは後述。

昔はグラフィックの割には重いといわれていたが、現在ではパソコンの性能の進化により、まあまあ低スペックでも動くようになる。

お値段は3000円。
買う前にアカウント登録が必要。また、大抵大丈夫だと思うが、自分のパソコンで動作するかどうかを確かめるためにトライアル(無料)をするのが推奨される。


統合版(Bedrock Edition)

C++で作られている。
スマートフォン、Nintendo Switch、Xbox Oneなどで配信されているバージョンで、Java版と並ぶ新たなマイクラの基本形。
正式名称は「Minecraft」で、サブタイトルが付いていない。


かつては「Pocket Edition(PE)」という名前でスマホ向けに作られていた軽量なバージョンであり、機能もJava版に比べれば限られていた。

しかしPEが爆発的な人気を博すにつれて次第に機能が強化されていき、最終的にJava版と遜色ないゲーム内容にまでアップデートされる。

それと同時に各ゲーム機にも移植され、「Poket Edition」の名称が外れることとなった。


ゲーム機の枠を超えたマルチプレイが可能な他、どのハードで遊んでいても無限ワールドで遊べる、最新のアップデートを受けられるなど使い勝手が非常に良い。


ただ、なぜかJava版よりも動作が重いことがあり、快適に遊ぶにはより高い性能が求められる。
先ほどの導入例で言えば、パターン3以上のスペックなら問題ない。

また、できることが増えた分バグや不安定な挙動も多め。
さらにNintendo Switchの統合版などは最適化が十分できていないことが伺え、しょっちゅうエラーを起こすことも。

各ゲーム機エディション

PlayStation3Newニンテンドー3DSなど、各ゲーム機向けに作られたエディション。
4J Studiosが製作に携わっている。

そのゲーム機のためだけに作られているだけあって動作の安定性は随一だが、その分ワールドの広さ、配置できるMOBの数などに制限が多い。
PS4版はPSVRにも対応している。

最後まで残っていた「PlayStation4 Edition」も統合版となり、これですべて統合版の配信とともに役目を終えたのでアップデートを終了した。
各ゲーム機バージョン一覧
+ ...
Newニンテンドー3DS
プレイステーション3
PlayStation Vita
Xbox 360
Wii U
Nintendo switch

その他のバージョン

  • Minecraft Raspberry Pi Edition
旧PEベース。
Raspberry Piという非常に低価格なシングルボードコンピューターを買うとおまけでついてくる。
基本的にワールドの広さは有限、サバイバルモードは無し(一応サバイバルモードを追加するModはあるのだが)Mob無し、バージョン更新無し、と機能が縛られている。
唯一の長所だが、プログラミングに標準で対応している。PythonやScratchから発せられる命令を、そのままこのPi版の世界で形成することが可能。

  • Minecraft 4K
Javaで作られている。
4Kは解像度の4Kではなく、4KB(4キロバイト)の4Kである。
Notchの4KBコンテストでの優勝作品である。(基本的にそれ以上でもそれ以下でもない)
マルチプレイは不可能。Mobも居ない、ブロックは5つのみ、ワールドは滅茶苦茶、荒い解像度、セーブ、ロードもなし、置けるブロックは草のみ、タイトル画面もあるわけない、空は真っ暗、明るさという概念もない。という、本当に何もない。それだけのバージョンである。
今は遊べないようだ。

  • Minecraft Classic
C++で作られている。
Java版Minecraftのかなりの旧バージョンをそのままweb用に作り直したもの。
大体はブロックを削減したPi版といった感じ。
https://classic.minecraft.net
にて遊べる。ちなみに、実際の旧バージョンより重いという意味不明な状態。

  • Minecraft PCGamer Demo
MinecraftClassicほどではないが、かなりバージョンの古い体験版。
インストールは公式の体験版より楽。だが、最近のPC向けに最適化されてないので重い


初期設定

ワールド新規作成時、世界を構築するための設定をある程度いじることが出来る。だがワールド生成時の地形等は基本的に完全ランダム。
世界を構築する値と言える「SEED値」を指定することである程度のコントロールは可能。

ゲームモード

現行では4つのモードが導入されており、それぞれ違った楽しみ方がある。

  • サバイバルモード
探索・採掘・クラフティングなどの要素を楽しむモード。一番基本のモードとも言える。

  • ハードコアモード
Java版限定。基本はサバイバルと同じだが、難易度ハード固定、かつ一度でも死亡するとワールドデータが削除されるオワタ式モード。
このモードで数年間に渡ってワールドを発展させ続けたプレイヤーもいるそうな。
Java版ではワールド削除の代わりにスペクテイターモード送りにされる。

  • アドベンチャーモード
単純にワールドを楽しむためのモード。適正ツールでなければブロックの破壊ができない。
初期選択は不可能で、他モードプレイ中にチートコマンドで変更した場合のみ有効化される。
下記のクリエイティブで作成した世界を文字通り冒険するのが主な遊ばれ方。

  • クリエイティブモード
建築やモノづくりに集中したい貴方のためのチートモード。
どんなブロックも一撃破壊出来、空中浮遊もお手の物でどんなアイテムも使い放題。

  • スペクテイターモード
Java版限定。*4
ワールドを幽霊のように建物を通り透けながら移動できるうえに空も飛べるが、攻撃、破壊、建設など世界への干渉は一切不可能。

ワールドタイプ

Java版とSwitch版だけのみ存在する、ワールドの種類を左右する設定。現行では4つのタイプが存在する。

  • デフォルト
様々なバイオームや建造物、村を含んだワールドを生成する。一番ポピュラーなワールドタイプといえる。

  • スーパーフラット
まっ平らな世界。見渡す限り地平線で、設定を弄らなければ平原だけの世界となる。
資源が全く無いうえにスライムも湧きまくるので、主にクリエイティブモード用。

  • 大きなバイオーム
デフォルトの地形を8倍に引き伸ばしたワールドタイプ。マップ一面の山岳やが広がるという光景も珍しくなく、運次第で資源には困らないであろうワールドタイプとも言える。
うっかり砂漠や海でスタートした場合は残念でした。

  • アンプリファイド
1.7プレリリースで導入されたワールドタイプで、高低差の激しい地形を生成する。地形生成には高いPCスペックが要求されるので注意。


難易度

マイクラにおいて難易度は敵性MOBのスポーン及び被ダメージ量に影響する。

  • ピースフル
敵性MOBが全ていなくなり、敵にやられることがない文字通り平和な難易度。空腹度も下がらないので、よっぽどの状況でない限り死ぬことはない。
但し溶岩ダイブや高所からの飛び降り等はきっちり死ぬので油断は禁物。
また、 敵のドロップでしか手に入らないものも存在する ため、サバイバルを楽しみきるならできる限りイージーにステップアップしたい。

  • イージー・ノーマル・ハード
ピースフル以外の3つの難易度では敵がスポーンし、時間経過で満腹度が減少。底をつくと徐々に体力が減り始め、ハードでは体力0で餓死してしまう。
イージー・ノーマルでは空腹で体力を全部奪われることはないが、一定値以下を下回るとダッシュができなくなって危険なので早くなにか食べよう。
敵MOBの攻撃やスポーン頻度、防具の装備確率は難易度が上がるほど激しくなる。
逆に言えば、たくさんの敵が湧く高難易度ほどアイテムを集めやすい。

この他にもオプションで村などの建造物の有無や、多少の木製ツールや食料、材木が入った最初期のお助け要素であるボーナスチェストの設置も設定可能。
昼夜と天気の概念も存在し、昼間はほとんどの敵性MOBが外で活動できなくなるが夜はモンスターパラダイスとなる。
天気は晴れ・雨・雪・雷雨などがあり、雷雨は時間帯に関わらず敵MOBがスポーンするため要注意。
敵性MOBスポーン条件は端的に言うと「一定以上暗いこと」なので、松明などの光源を設置する事でスポーンを阻止出来る。地面に生える松明の群はマイクラ名物。
...かつてはそうだったが、2021年のアップデートによりスポーン条件が変更。
明かりが全くない完全な暗闇でのみスポーンするようになった。

マイクラの1日は20分で構成されており、昼10分・日の入り1分半・夜7分・日の出1分半となっている。
夜はベッドで寝ることで安全に経過することができるが、羊毛(ウール)が無い場合ベッドを作れないので、最初にするのはまず材料である木材と羊毛の確保となる。
木から取れる板材(木材)はあらゆる場面で必要になるので、あって困るものでもない。というか無いと猛烈に困る。


バイオーム

マイクラワールドを彩る要素。だだっ広い草原から広大な海、見渡す限りの雪原など多種多様。
気候にも特色があり、例えば砂漠バイオームでは雨は降らず*5、雪原バイオームでは雨が降らない代わりに雪が降る。
また降雪するバイオームでは屋根を設置していなかったり付近に光源が無いと水源が凍ってしまうので、地上での農耕はやや不向き。

以前は無秩序な地形生成故に「ツンドラのとなりに砂漠がありました」というカオスな構成もままみられたものの、
バージョンアップにより間に平原や森や海を挟む等で、極端に気候が異なるバイオームが隣接することはなくなった。 


サバイバルの基本

壊す。殴る(木を)

何も持っていない状態で始まるので、まずはその辺りにあるブロックを壊してみよう。

例えば目の前に木があったとして、それを素手で殴り壊すと原木ブロックをドロップする。葉っぱブロックを壊すと確率で苗木を(オーク(樫)の木のみりんごも)落とす。
同様に土を叩けば土ブロックが得られる。

このようにして、ひたすらブロックを破壊して集めていくのがマインクラフトの最初の基本となる。

道具を作る

が、同じ要領で石を時間を掛けて壊しても何もドロップしない。ブロックには適正ツールがあるのだ。
基本的に土砂と木材系以外はパンチで壊しても入手できないと思って良い。

ツールは「作業台」というアイテムを使ってクラフトする。
作業台は木材4個で作れるので、素手で集めた原木を材料にして作ろう。

木は斧を使えば素早く壊せる。土もシャベルならより速く掘ることができる。

石は素手で壊しても何も落とさず、石のブロックを手に入れるにはツルハシを使わなければならない。
さらにツールは材料によって性能が異なり、木→金*6→石→鉄→ダイヤ→ネザライト*7の順で採掘速度と耐久度が上がり、壊して取得できるアイテムの幅が広がる。
逆に壊す速度が極端に遅ければ、それはたいてい壊しても何も落とさずに消えてしまうというサインである。
鉄鉱石を取りたくば石のツルハシ以上、レッドストーンや金鉱石は鉄のツルハシ以上、黒曜石が欲しければダイヤのツルハシが必須。

ちなみに金のツールだけは特殊で、採掘速度の速さと引き換えに耐久力が低く、少し使っただけで壊れてしまう。

あとこの世界を構成するブロックは一辺が1mあるんだとか。それを素手でぶっ壊しているマイクラの主人公…

拠点を作る

夜になると敵が現れて君を殺そうとしてくるので、侵入を防ぐための家を作りたい。
木や石をたくさん集めて建築したり、地形をくりぬいてできた空洞に住んだりと、家にもさまざまなパターンがある。運良く村があれば別に居候しても構わない。

とりあえず最初は豆腐と揶揄されがちな直方体にドアが付いているだけの家で十分。
ただ難易度ハードだとドアも叩き破られるのでもう一段階塞ぎたい。

家の中や周囲は、敵が湧かないように松明を並べて明るさを確保しよう。
余裕ができたら、作業台やかまど、ベッドやチェストなどの設備を家の中に置いていこう。

探索し、戦う

世界を回っていると、たくさんの洞窟がある。
洞窟の中には敵MOBもいるが、さまざまな資源も眠っている。

探索中の空腹に備えた食料、暗い洞窟を照らす松明などを用意して冒険に出発。
敵を倒せばアイテムや経験値を得られる。
敵ごとに行動パターンは決まっているので、うまく攻撃を避けて倒していこう。

特殊なクラフト

マイクラの基本設備といえば作業台とかまどだが、探索を有利にしていくクラフト設備は他にもある。
一部を紹介。

  • エンチャントテーブル
経験値を消費して、武器や道具、防具などの「エンチャント」が可能になる。
エンチャントをすることでツルハシやシャベルの採掘速度を向上させたり、
ドロップ数を上げたり、特定の敵性MOBに特効性をもたせたりと何かと便利になる。
使用には主に鉱石から手に入れるラピスラズリが必須なので、染料に使うかこれに使うかは計画的に*8

アイテムの素材によって付くエンチャントには傾向があり、金の・ツルハシ・シャベル・鍬・は最も良質なエンチャントがつきやすい。

また本にエンチャントを付けることも可能。後述の金床でツールに付けることができる。

統合版は、なんとLv127の光源になる。*9

  • 金床
アイテムとアイテム、またはアイテムと素材を組み合わせて耐久度を回復させることができる。敵を倒して手に入れた経験値はこれに使う。

また、エンチャントの本(エンチャントした本)を使えばアイテムにエンチャントを付与することが可能。この為司書さんから優秀な本が取引出来るようになるまで選別する通称「司書ガチャ」がマイクラ上級者の主な目的となる。
他にも、アイテムに名付けをするなんてことも。

余談だが、空中に置こうとすると下に落ちる。そしてそれに当たるとめちゃくちゃ痛い

  • 醸造台(調合台)
燃料やガラス瓶、その他さまざまな材料を使って、さまざまな効果を得られるポーションを作れる。

水中での作業や高所からの落下もへっちゃらになったり、即座に体力を回復できたり、透明になったりと種類はさまざま。


で、結局何すればいいの?

ラスボスらしき存在は果ての世界「ジ・エンド」に住むエンダードラゴン。
討伐成功後に出現するポータルに飛び込むとエンドロールが出るので、これがサバイバルにおいて一つの目標といえるかもしれない。

だが、その後もゲームは続いていき、遊べることは山ほどある。
最終的な目標はプレイヤー自身が決めるといっても過言ではないだろう。

仲間と協力して巨大な城を築いた人や、レッドストーン回路を駆使してパソコンを作った人、ハードコアモードで出来るだけ長く生き延びることを目指した人、村を大都市にした人、ウシを増やしまくった人など、さまざまな猛者たちの記録が動画サイトやブログに上がっているので、やることに困ったら一度見てみよう。
裏ボスとして、エンダードラゴンも霞んで見える程の超強敵「ウィザー」もいる。

村に行ってみよう

村に行くと、畑や干し草の俵がある。話は変わるが、鍛冶屋の家にはチェストがある。その中には防具等(剣・鎧等)が入っているので村に着いたら、まずは鍛冶屋のチェストを開けてみよう。他にも村人と食べ物・物資等を取引出来る(村人が欲しい物資が必要)ので取引するのも良いだろう。

MOB

ざっくり言えばプレイヤー以外の生き物。


友好MOB・中立MOB

建造物の生成設定をONにしていた場合生成される村の住人。やたら鼻がでかい。
エメラルドを通貨代わりに色んなものを取引してくれるが、ボッタクリな内容の取引もあるので吟味が必要。
それぞれ特定の職業についており、外見でどんな職業か判別可能。さらに村のバイオームによっても姿が変わる。
バージョンアップでハァンハァンうるさくなったり、仕事するようになったり、ベッドで寝るようになったりと着実に進化しているわりに、戦闘力だけは皆無。
あくまで村人であって兵士ではないということか。こんな世界なのに自警団や見張りすらいないのもどうかと思うが。
子供はJava版と統合版では見た目が異なり、Java版は大人の等身を小さくさせた形で、統合版では体こそ小さいが頭の大きさが大人と同じなのでJava版とは頭身が異なる。

  • 動物
地上にはウシ・ヒツジ・ニワトリ・ブタ・ヤマネコ・ネコウマ・ロバ・ラマ・ウサギ・シロクマ・パンダ・オウム・オオカミ・キツネ・ミツバチ(ハチ)・ヤギ
水中にはタラ・サケ・フグ・イカ・カメ(ウミガメ)・イルカ・ウーパールーパー・カエル・オタマジャクシ・熱帯魚…と、かなりの種類がある。特に熱帯魚は3,584種類もいる。
家畜として重宝するのはウシ・ヒツジ・ニワトリ・ブタ。繁殖が可能でいずれも倒すと肉を落とす。
さらにウシ・ヤギにバケツを使うことでミルクが、ヒツジにハサミを使うと羊毛が、ニワトリを倒すと羽根と鶏肉を落とす。
ただし何故かヒツジは普通に倒すと羊毛が1つしか落ちない。ブタは食用はもちろん、サドルを使うことで乗り物として扱える。
またウシは倒すと革を落とすことがある。

ウマ・ロバ・ラマ・オオカミは旅のお供。ウマ・ロバは乗る事はできるが操縦するにはサドル(鞍)が必須。
ウマはなつかせる必要があるが移動速度が速く、ロバはチェストを装備することでアイテムの運搬が出来る。
オオカミは肉や骨で手懐けることで貴重な戦力になってくれるが、乗る事は出来ない。よってもののけ姫ごっこはできない。だが統合版の子供のゾンビ、村人ゾンビ、ハスクは動物やゾンビに乗ることができるのでオオカミにも乗れる。お前らだけもののけ姫ごっことかずるい
ラマは乗れるがサドルが付けれず、なつかせてもリードで引っ張るしかない。カーペットとチェストが装備できる。
攻撃されると唾を吐いて反撃し、野生のオオカミと敵対して唾を吐くので共連れはできない。

魚類は基本的に釣りの対象だが、泳いでいるものを直接攻撃する事でも捕らえられる。
ウーパールーパーは勝手に水中のMOBを攻撃する。倒した覚えのないイカやヒカリイカ(発光するイカ)のイカスミ(墨袋)が浮かんでいたら大体こいつのせい。
尚、このウーパールーパーも熱帯魚入りバケツで飼育・繁殖することができ、リードを付けることもできる。村の近くにいると意外に侮れない戦力。

ウサギ・イカ・カメなど、その他多くの生き物は倒すと素材を落とす。
大抵は便利な使い道があるので、必要に応じて倒していきたい。
ただしカメだけは倒しても海草しか落とさず、有用な『カメのウロコ(甲羅のかけら)』は子亀が大人へと成長した際にのみ落とすレア素材。

また、イルカやシロクマを傷つけてもあまり良いことはないばかりか、群れで反撃してくる。*10
ただしイルカは餌を与えるとレアアイテムがある沈没船の場所へ案内してくれ、リードをつける事も可能。
イカは狩られるだけの立場で、攻撃されるとイカスミを吐くだけ。
最近追加でヒカリイカ(発光するイカ)という輝くイカスミ(発光する墨袋)を落とす個体が追加された。

ウマ・ロバ・ウサギは当初はバニラ要素ではなく、動物追加系MODからの逆輸入。
公式が非公式MODの要素を逆輸入することも珍しくないのもMinecraftの特色。

  • アイアンゴーレム
村に特定条件下でスポーンし、モンスターから村人を守るロボット。高コストではあるがプレイヤーが作る事も可能。時々村人に花を手渡そうとしている様子が見られる。元ネタはラピュタ*11
手を出さない限り無害で村を敵から守る守護者でもあるが、村人やゴーレムに危害を加えるとプレイヤーを上空へ吹き飛ばし手痛い攻撃を与える。HP攻撃力ともに高く実は足も速いため、敵に回すと厄介な存在。
倒すと花と鉄インゴットを落とすので、村人を利用した機構を作り鉄インゴットを荒稼ぎする通称「製鉄所」が作られる事も…

  • ピグリン
ネザーアップデートによりゾンビピッグマンと差し替えで追加されたネザー固有種で豚顔の亜人
一応中立MOBだが金の防具を装備していない者は敵と見做して攻撃してくる。
逆に金の防具を何かしら装備してさえいれば攻撃しない限り敵対しない。金のインゴットを手渡すか投げ渡すことで取り引きが可能。
前身となったゾンビピッグマンと違い火耐性はなく、ネザーのマグマや敵性MOBの起こす延焼で死ぬ。
ちなみにゾンビピグリンとの関係は村人とゾンビと同じらしく逃げ惑う。仲間が攻撃されると集団で襲い掛かってくる。
エンダーマン程ではないにせよ攻撃力も程々に高いため、集団で襲いかかられると一溜まりもないので、意図的に殴るのは危険。

  • ゾンビピグリン
ピグリンのゾンビ版…だが、ピグリンと違い実はこちらから攻撃を仕掛けない限り人畜無害の中立MOB。
倒せば金の塊が手に入るが、やはりこちらも攻撃すると周辺にいるゾンビピグリンが一斉に襲いかかってくる。
総じて金の剣を装備しているため、攻撃力も高い。


敵性MOB

早い話が村人の悪人バージョン。
村人に似た外見だが、肌が灰色で怒ったような表情をしており、村人やプレイヤーに攻撃を仕掛ける敵性MOBの総称。
各種個体の詳細は個別項目を参照。

外や空洞でヴァーヴァー声が聞こえてきたら間違いなくこいつである。ヴァーヴァー声は早回しにすると最早喘ぎ声にしか聞こえない。
足が遅く近接攻撃しかしてこないため、走れば回避は易しい。時々防具をつけた個体や村人ゾンビ、更にやたらすばしっこい子供ゾンビが現れる。
太陽の光に弱く、日光を浴びると炎上するが頭防具をつけた個体は炎上しない。朝方に聞こえる断末魔と落ちている腐肉はお約束。
以前は子供ゾンビも(なぜか)炎上せず、昼間の奇襲でプレイヤーを恐怖に陥れていた。
子供ゾンビは低確率で鶏に騎乗したチキンジョッキーとしてスポーンする場合がある。
チキンジョッキーは小回りが利く上にハスクの場合炎上しないので非常に厄介。
ドロップアイテムのゾンビ肉は一応食べれるが、空腹になるのが早くなる状態異常を受けるので注意が必要(食べてじっとしていれば、結果的に微量回復する)
村人ゾンビは特定の手順で治療して村人に戻すことが可能。

  • ドラウンド
ゾンビの水中バージョン。
水中にいるプレイヤーに泳いで接近し、攻撃を仕掛けてくる。
中にはトライデントという武器を投げてくる遠距離仕様のヤツも。スケルトンの矢より痛く、序盤のプレイヤーや海沿いの村人を水中からも狙撃する水中のゴルゴ。
全体的にゾンビより強めで、その分倒した時のドロップ品にもトライデントなどのいいものが多い。

  • ハスク
砂漠のゾンビ。乾いている。
ゾンビと違い攻撃を受けると吐き気の効果を一定時間食らう、日光で燃えないという特徴がある。
彼らのせいで砂漠村人の生存率は低い。

通称スケさん。弓矢で遠距離攻撃を仕掛けてくる敵性MOBであり、稀にスパイダーに騎乗したスパイダージョッキーがスポーンする。カラン…カラン…と骨の音が聞こえるとスケルトンが近くにいるという合図でもある。
ゾンビと同じく日光に弱いが、頭装備を着けている個体は炎上しない上、水場や日陰に逃げ込むなど脳が無いのにそこそこ賢い。
バージョンアップにより、そこそこの距離からも狙撃してくるようになったゴルゴでもある。
ドロップアイテムである骨はクラフトすると骨粉になり、染料になる他植物の成長を促進する効果がある。
同じくドロップする矢はエンダードラゴン討伐にほぼ必須の為、スポーンブロックが発見されるとよく乱獲される。
ネザーに出現するウィザースケルトンという亜種もいる。詳しくは後述。

  • ストレイ
ボロ布を着たスケルトンの亜種。雪原、氷樹*12にのみ出現し、基本的な攻撃はスケルトンに準ずるが、当たると移動速度が低下する効果を持った矢を放ってくる。
普通のスケルトンが粉雪に踏み入れても変化することがある。

蜘蛛。平たい為狭い隙間からも入り込み攻撃を仕掛けてくる。おまけにフェンスぐらいなら乗り越えられる。フェンスの上にブロックを置けばネズミ返しならぬ蜘蛛返しになる。
毒を持ったケイブスパイダーは廃坑に出没し、折角のお宝もろもろを全ロスさせる憎いやつ。
しかもケイブスパイダーは0.5ブロックの隙間さえあれば簡易バリケードも通過してしまう。
日が出ている内は攻撃を仕掛けない限り大人しいので害は少ない方。
ドロップアイテムの糸はバニラだとピースフルでは滅多に手に入らない筆頭アイテム。糸からは弓も作れる他、蜘蛛の目はポーションの材料になる。

通称『匠』。マイクラの看板扱いされることもある厄介な敵。
四本足で歩きまわり、「シュー」という音の約2秒後に自爆する。クリーパーに雷が落ちると青白く帯電した帯電クリーパーになる。
帯電クリーパーは「巨匠」とも呼ばれるが、ピンポイントでクリーパーに落雷が来る可能性がそんなに高くない為お目にかかる事は少ない。しかしバージョンアップで確実に作れるようになった。また、帯電クリーパーの爆発を利用すればMOBの頭を落とさせることも可能。
日光でも燃えないので非常に厄介。足音もなく近寄ってくる上に、自爆されると自宅等が大変な被害を受けるので要注意。
何故か猫が苦手なようで、猫の近くには近寄らない性質を持つ。
ちなみに、「匠」の通称が広がったのはおそらく某動画サイトだと思われる。なんということをしてくれたのでしょう。
なぜか四足歩行なのは、こいつのモデルが元々豚のモデルの失敗作だから。
ドロップアイテムは火薬。爆発物であるTNTや花火、ポーションの材料になり、こいつの他にはガストぐらいしかドロップしないので需要が高い。

  • エンダーマン
黒く縦長な人を模した敵性MOB。マイクラ界のゲリラ引っ越し業者であり、様々なブロックを抜き出して持ち去っていく。
流石に現在は自然生成されるものだけ抜き取っていくようになったので、そういう素材だけで家を作ろうとか考えないように。
また攻撃を加えると無作為な地点にワープしてしまう。
普段は温厚だが目が合う(視点カーソルを頭に当ててしまう)と怒り出し、高い攻撃力でフルボッコにしてくる。顔を隠していればセーフ。元ネタはスレンダーマン。
雨を含めた水に弱い性質があり、雨の夜に外を見るとダメージを受けながら縦横無尽にワープしまくるエンダーマンの姿がある事も。
ドロップアイテムはエンダーパール。ネザーでスポーンするブレイズのドロップアイテムと組み合わせるとエンダーアイになり、
「エンド」に行く為の手がかりになる必須アイテムとなっている。エンダーパール自体は投げると投げた場所にワープする。
エンダーアイは「ジ・エンド」へ繋がる『エンドポータル』の鍵。最大で12個必要になる。

  • スライム
沼地バイオームと特定のチャンクでスポーンする緑色の塊。
明るいだけでは湧き潰しできないので、運が悪いと制圧した洞窟や拠点の真ん中にも湧いてくる。
マグマの中に湧いて勝手に焼け死んでいることも多い。
基本的に無害でその辺をぺっちんぺっちん跳ね回っているだけだが、時々攻撃を仕掛けてくる。倒す度に大→中→小と小さくなりながら分裂し、小サイズになると攻撃できない上にパンチ一発で倒せる。
後述のトラップタワーの稼働効率低下の主原因であり、苦手とするクラフターも少なくない。
ドロップ品のスライムボールはトランポリン/高所落下クッションとしての効果を持つスライムブロックの原料になる。
「The Wild Update」より、小サイズがこのアップデートで登場したカエルに捕食されるようになった。
捕食されると必ずスライムボールをドロップする。

  • ファントム
通称空飛ぶ通り魔。
夜になるとゲーム内で3日間以上寝ていないプレイヤーの近くに現れ空中から体当たり攻撃を仕掛けてくる。
また雷雨時は夜でなくても現れて襲ってくる。高高度を飛んでいるので弓矢が無ければ倒すのが難しい。
アンデッドなので朝になると燃えて消えるが、自分で倒すと稀にエリトラを修理できるファントムの皮膜をドロップする。

  • ガーディアン
海の中の海底神殿の周囲にのみ出現する一つ目の青いハリセンボン。
目から一定時間の照射でダメージを与えるビームを放ってくる。水中での機動力が高く、トゲが出ている時に直接殴ると此方にもダメージが帰ってくるなど中々に厄介な的。
親玉として『エルダーガーディアン』なる黄土色の大型タイプも存在。神殿に近づくプレイヤーに呪いを掛けて妨害してくる。

  • シュルカー
エンドの都市にのみ固定出現する貝のような敵。プレイヤーを宙に浮かせてから叩き付ける追尾式の弾を放ってくる厄介な敵。かなりの数が居る。
殻は持ち運べるチェストこと「シュルカーボックス」の作成に必要。ピースフルでも大人しくなるだけで出現はする。

  • シルバーフィッシュ
スパイダーと並ぶ数少ない虫タイプのモンスター。石に入り込み、擬態する能力を持つ。入り込んだ石を破壊すると、周りの個体も一斉に飛び出して体当たりしてくるニクいヤツ。

遥か地下の古代都市にのみ特定条件下で出現するモンスター。視覚が失われた代わりに音や振動に敏感になっており、音を立てたプレイヤーを異常なまでの攻撃力*13で排除してくる。
防御を無視するソニックブラスト系の遠距離攻撃まで備えており、出来る限り遭遇しないようにしたい。

ネザー固有種

  • ゾンビピッグマン→ゾンビピグリン
後述のネザーにのみ出現する敵性MOB。金の剣を携えたゾンビ化したような二足歩行の豚。
かつてはオープンワールドで豚が落雷を受けた際にもゾンビピッグマンとなる仕様だった。
こちらから攻撃を仕掛けない限り無害で、倒せば金の塊が手に入るが一発殴ると周辺にいるゾンビピッグマンが一斉に襲いかかる。
エンダーマン程ではないにせよ攻撃力も程々に高いため、集団で襲いかかられると一溜まりもないので、意図的に殴るのは危険。
アップデートによりピグリンと差し替えでリストラ。彼の特性は『ゾンビピグリン』が受け継いだ。

  • ホグリン
ネザーアップデートでピグリン導入と共に追加された猪のような4足歩行のモンスター。マイクラ界のブルファンゴ
ピグリンとは豚仲間だがこちらは関係なくプレイヤーを攻撃してくる。ピグリンにも攻撃したり逆に狩られたりする。
攻撃力が高くゴーレムのようなかち上げ・吹っ飛ばし攻撃の為、ネザーの地形と合わさって非常に危険。
尚、子供の頃のホグリンとピグリンは仲が良いらしい。

  • ピグリンブルート
ネザーアップデートでピグリン導入と共に追加されたピグリンの上位モンスター。黒い服とチャンピオンベルトが目印。
金の斧を持ち砦の遺跡を護っており、ピグリンより賢いのかはたまた凶暴なのか、こちらを発見すると常に襲ってくる。
かといってピグリン達にとっては仲間なので、迂闊に反撃すると敵に回してしまう。

  • ガスト
同じくネザーの固有生物。
豆腐のように白い真四角な空を飛ぶ巨大クラゲ(多分幽霊"Ghast")で、爆発性の火炎弾を吐き出してくる。
足場作り中に撃たれると厄介だが、鳴き声はかなり特徴的なのでいることはすぐわかる。
この火炎弾はタイミングよく攻撃すると打ち返す事ができ、これをぶつける事でガストを退治できる。
ただしこの火球がネザーゲートを直撃するとポータルも破壊されてしまう為、ゲート付近は速やかに安全を確保すべし。
ゲートの生成位置次第ではガストに囲まれた空中にできる事もある為、転移後に呑気している暇はない。
倒すと希少アイテム「ガストの涙*14」をドロップする…が、多くの場合はマグマに落下して消える。

  • ブレイズ
同じくネザーの固有生物で、ネザー要塞内でのみ出現する。
通称フライドポテト。
炎に包まれたモンスターで、常にふわふわと宙に浮かぶように移動し、足元を崩せば落とせるが落下ダメージも受けない。
射程距離に入ったプレイヤーに高威力の三連火炎弾の猛攻をしかけてくる。動きが緩慢で攻撃毎にチャージを挟むのが唯一の弱点。
盾や弓矢の遠距離攻撃で対応しつつ、スポーンブロックを確保したい。コイツの持つ「ブレイズロッド」は「ジ・エンド」へ行く為に必須の素材。スタッフロールを見るためには必ず倒さなくてはいけない。

  • ウィザースケルトン
ブレイズ同様、ネザー要塞内でのみ出現する、黒いスケさん。2.5ブロックと背が高い。
普通のスケさんと違い弓は持ってないが、石の剣を持ち素早く追い掛け襲い掛かってくる。
更に攻撃時に毒とは異なりスリップダメージの果てに死に至る『衰弱』という極めて危険な状態異常を与えてくる。
稀に"ウィザー"を召喚するために必要な『ウィザースケルトンの頭』をドロップすることもある。
ブレイズと違いネザー要塞の随所に湧いて出てうろついており、要塞攻略の大きな壁となっている。
ただし背が高いせいでプレイヤーが通れる2ブロックの高さでも引っ掛かる為、高さで阻めば一方的に攻撃できる。

  • マグマキューブ
ネザー版のスライム。マグマクリームをドロップする。
名前の通り溶岩や炎も平気で、小サイズになっても攻撃してくるので厄介。パンチで死ぬのは相変わらずだけど。
「The Wild Update」より、小サイズがこのアップデートで登場したカエルに捕食されるようになった。
捕食されると明かりとなるフロッグライト(カエルライト)をドロップする。
捕食されたカエルの色によってフロッグライトの色も異なる。

ボスMOB

本作の事実上のラスボス。
エンドにのみ一体存在し、大きく撥ね飛ばされる体当たりやブレス攻撃でプレイヤーに襲いかかる。
周辺の特殊オブジェで滞空中に体力を回復するため、弓矢が無いとほぼ詰む。

前述のウィザースケルトンの頭蓋骨とネザーでのみ取れるブロックを組み合わせることでのみ召喚できる三つ首の裏ボス。
高い耐久性と機動性に加え、あらゆるブロックを破壊し、ウィザー状態に陥れる上に爆発する遠距離攻撃、一定条件で弓矢が無効になるバリアまで張れるなど別次元のモンスター。

バニラのマインクラフトで一二を争う非常に危険な敵MOBであり、無策で下手に呼び出すと拠点や村を丸々破壊しかねない恐ろしい攻撃性を持つ。


用語解説

通称「地獄」。
ここに来るためには、元の世界で黒曜石のゲートを作り、火打石(火打ち石)で着火して「ネザーゲート」を開く必要がある。これといった正式名称は無く、データ内では「Hell」と呼ばれている。

水の存在しない世界で、バケツから水を流しても一瞬で蒸発してしまう焦熱地獄であり、逆にマグマが水と同じ性質になる。
高度の下限だけでなく上限にも岩盤が敷き詰められ、クリエイティブモード等でなければ破壊は不可能。
それ以外は主に非常に柔らかいブロックのネザーラックと踏むと若干沈み込む性質を持つソウルサンド、アクセントに砂利で構成され下手に宙に浮かんだ砂利を踏んでしまい砂利諸共溶岩湖へ落下……という事もよくある話とされる。

ここにしか生成されない光るブロック「グロウストーン」や砦があり、かまどの燃料になる溶岩も底なしに存在するので訪れるものは後を絶たない。
但し高所からの落下死、溶岩にダイブしてしまい全ロストもよくある話。
更に地図もコンパスも基本的意味をなさないので迷子にもなりやすい。湧き潰しをしようとしてあちこちに松明を立ててしまい、どれが目印なのか分からなくなるというのもよくある話。
地図を持ち込んでもネザーの地図は塗り潰されて使えないが、表世界の地図は使え、水平距離は8:1の比率で縮小される。
すなわちネザーで1ブロック移動すると、表世界なら8ブロック移動する事になる。慣れたプレイヤーはこれを利用した長距離移動用にゲートを作ったりする。

また昼夜の概念が存在しない世界であり、ベッドで寝ようとするとなぜかベッドが爆発する
これはノーマル難易度で鉄防具フル装備であっても瀕死になるほどのダメージ。
なおこの仕様はネザーでセーブしてしまって、(ゲートが壊れるなどして)戻れなくなることを防ぐ為と言われている。
これでネザーの地下を採掘する猛者も居るとか。

特殊ボス・ウィザーを召喚する為にもここへの訪問が必須。

バージョンアップで大幅リニューアルし、真紅の森、歪んだ森、玄武岩デルタ、ソウルサンドの谷などが作られるようになった。
また、特別なブロックを介してだがコンパスも使えるように。

  • ジ・エンド/果ての世界
ラスボスであるエンダードラゴンの住処。暗闇と白い浮き島にエンダーマンが大量に生息しており、黒曜石の柱の上にはクリスタルが浮遊する。
一度足を踏み入れたら最後、プレイヤーが死ぬかエンダードラゴンを倒すまで脱出不可能。
ネザー同様、ベッドで寝ようとすると自爆する仕様。これを利用した自爆殺法でエンダードラゴンを退治する猛者もいる。

  • エンドシティ
Java版ver.1.9から追加された場所。エンダードラゴンを倒してから再びエンドに入ると出てくるポータルに入ると行ける異世界に、まれに規則的な市街地が生成されることがある。新規モンスター・シュルカーがいるほか、エンダードラゴンの頭、そして目玉であるレア装備「エリトラ」が存在する。
ちなみにこの異世界にはコーラスフルーツと呼ばれるフルーツの木がある。

が、そのポータルは1マスしか隙間が無い為エンダーパールを投げるか泳いで入れる方法が必要なのだが、その際階段を作らないと奈落死の可能性大。
最悪エンドの島からひたすら足場を作って到着した方が早い。
実は水をバケツで持ち込むときちんと流すことができ、地図を書くこともできる。

主に深海系のバイオームに稀に生成される巨大な建造物。
その名の通り海底に存在し、内部では地上では中々見られない素材が入手できることも。
しかし、海底に存在するため水中での活動対策や水抜き等の対処はほぼ必須であり、また内部にはガーディアンと呼ばれる数体の敵性MOBが徘徊しており、探検は一筋縄ではいかない。

  • 古代都市
地下の深層エリアに生成される砦のような建造物。
ここでしか手に入らないセンサー系の回路装置やアイテムが眠っているが、迂闊に動き回ると恐ろしいMOBウォーデンが出現し、プレイヤーの行く手を阻む。

  • マルチプレイ
一人プレイのシングルとは異なり、サーバーを立てて複数人で同じワールドを共有してプレイする。
役割分担で資材をかき集めたり、巨大建築をしたりPvPを楽しんだりと遊び方色々。
ただし荒らしのせいで苦労がパーになることが頻繁に起こるので、何らかの荒らし対策は必須。
ホワイトリスト制を採用するのが最も手っ取り早い方法。(初期設定では無効になっているため注意)。

  • リソースパック/テクスチャパック
マイクラのテクスチャの詰め合わせ。
プリセット状態だとドット感溢れるテクスチャだが、有志が作成した高解像度テクスチャが数多く配布されている為、個々にあったものを選ぼう。
もちろん高解像度のものはその分PCへの負担も増えるので、PCスペックとも相談の上で決めたほうが吉。
内部のpngファイルを差し替ええれば、テクスチャのカスタマイズができるが自己責任。

  • チャンク
世界を構成するブロック群を分割する上での最小単位。縦横は16x16であり、上下の限界深度(限界高度)までを構成するブロック群で、
チャンク座標で敵性MOBであるスライムのスポーンチャンクが決定する。
また、初期リスポーンチャンク*15はどんなに離れてもMOBが沸く。

  • 沸きつぶし
ある意味マイクラ史上最大規模の作業。敵性MOBのスポーンを防ぐために空間を明るくしたり埋めたり岩盤までぶち抜いたりする作業。
後述のトラップタワー建設の立地によっては必要な作業であり、
トラップタワーから128ブロック以内でMOBが出現する可能性を徹底排除するべく東奔西走するクラフターは後を絶たない。
因みに、水での沸きつぶしは非推奨とされている(水ではイカが出てしまう為)。

建材を問わず真四角な建築物。建材不足故に土で出来た四角形だったり丸石で出来ていたりと個性が出る。
砂と砂利は下にブロックがないと重力で落ちてしまうが、下に木材を敷くことで砂利や砂でも豆腐が出来る。また、造形が簡単なので増改築も容易。
簡単かつ短時間で建設可能なお手軽拠点で、Minecraft関係の公式アカウントから「真四角な建築物は日本のクラフターの間では豆腐建築と呼ばれる(要約)」と呼ばれた事で「Tofu buildings」が半ば公式化してしまった。
上に三角形の屋根を付けるだけで豆腐は卒業できるぞ!

  • 拠点
呼んで字のごとく、クラフターの活動拠点。
村の家屋の1つを占拠したり、屋根すらない完全な野ざらしだったり、洞穴だったり、凝った屋敷だったりとプレイヤーの個性が非常に出やすい。

  • トラップタワー
略称TT。MOBの湧き条件を利用して意図的にMOBをスポーンさせ、それらの処理・ドロップアイテム回収を半自動ないし全自動で行う機構及び建物。
β版から長く愛用されている建物でもあるが、度重なるアップデートで効率が上がったり下がったりする不安定さも併せ持つ。
効率低下の主原因は30m以遠のMOBが動かなくなった事(Ver1.0)、フェンスゲートの足場誤認の撤廃(Ver1.20)、水への落下ダメージ廃止(ver1.4.4)だろう。
メジャーなものは建設場所から半径数チャンクを岩盤までぶちぬくか、沸きつぶしの手間を省ける空中TTだが、何れにせよ処理機構やらアイテム収集機構を練りに練る必要がある。
クラフターの中には毎分10万アイテムを稼ぎ出す変態TTを目指すものもいるのだとか。

  • MOD
所謂改造データ。数えるとキリがないほど作成されており、工業要素を追加するものや、インテリア追加やシステム改変、グラフィックの強化など多種多様。
マルチプレイに対応したものもある。中には特定MOBに学習型AI搭載という訳の分からないMODも……
こんなのあればいいな、というのを形にしたものが多く、時事ネタやニッチな需要を狙った誰得なMODも多数存在する。
和製MODでの有名所はメイド追加MODと一括破壊MOD、海外MODであれば工業要素追加MODであるBC,IC2,FFM.MFRか。
ポケモン」や「ドラクエ」等の要素を追加するものもあるため、ユーザーフォーラムを漁れば欲しいMODが出てくる可能性がある。
無ければリクエストフォーラム等に書き込めば誰かが作ってくれるかもしれないし、自分で作ってしまうのもひとつの手。


Minecraft Java Edition自体がMODを作りやすい環境であるせいか、英語版フォーラムや日本語版非公式フォーラム等で日々公開されている。
マルチプレイ対応のものであれば、サーバーや他ユーザーとの環境が合致していれば導入可能。
1.7.2現在大抵のMODはMinecraft Forgeの導入が前提となっているが、動作改善系MODを始めとして前提MODを必要としないものもある。

だが1.7リリース以降アップデートの頻度が大幅アップし、互換性が絶たれまくったため、
MOD制作環境として安定した1.7.2あるいは1.6.4か1.7で対応をストップした物も多い。
あまりMODを大量導入し過ぎるとFPSが一桁まで落ち込むという事態も発生するのでご利用は計画的に。
Forgeの機能を内包したModAPIの開発を公式が着手しており、1.7.2でModAPIの為にBlockIDが廃止された。

しかし2014年6月末、遂にForge開発者が業を煮やしたのかForgeが1.7.10に対応。
そして2014年9月、遂にMinecraft Ver1.8がリリースされ、バニラ環境でも導入可能なMODが徐々にリリースされており、
現在ではForgeが1.8以降に対応を続けているため、1.8以降でのリリースを開始している作者も多い。

が、2019年に日本の非公式フォーラムがサイバー攻撃を受けたことにより閉鎖されてしまい、MODのダウンロードが困難になってしまった。フォーラムのリンクをコピーして魚拓サイトを使おう。

Minecraftのマルチサーバー用MODでBukkitがあり、上述のMOD導入用のものや、看板やチャット欄への日本語入力の有効化、
荒らし対策にTNTの実質無力化など多種多様。ただし日本語訳がされていないものが多いので自力での翻訳は必須レベル。
2010年からオープンソースでの開発となり、後にBukkit開発チームがMojangに採用された為公式サポート対象となった。

現在マイクラで主流となっているMODの基盤システム(MinecraftForge)はMojang自身が作ったわけではなく、あくまでも第三者のユーザーによって作られたシステムなので、公式のサポートは受けれないので注意。
ってか第三者が勝手に作って勝手に盛り上がってるだけだし。

  • マーケットプレイス
統合版限定の場所。
スキン、マップを半分有料で配布している。
ちなみにクオリティについてだが、無料の奴とそんなに差はない。
だが、コンソールで使えるという利点がある・・・わけない
統合版のXboxOne版はPCからテクスチャーパック、アドオン、配布ワールドが入ったUSBメモリーを刺すとお金をかける必要もなく移植可能。

  • スティーブ
マイクラの主人公(多分)。外見(スキン)をカスタマイズすることで様々なキャラになりきれる順応性の持ち主。
だがどう可愛くしても声は野太い…が、さすがに現在ではその野太い声は廃止された。初期スキンだと色黒で青いシャツを着たおっさん。
サバイバル能力が異常に高く、時間さえかければ黒曜石すら素手で砕き*16、1m四方の大きさの石を大量に担ぎ、
数百メートル以上は立泳ぎを続けられ、サトウキビかドアさえあれば水中で息継ぎが出来、コマンドやModの力さえあればエンダードラゴンを瞬殺したり、金リンゴさえあればどんなけがを受けても即座に再生し、
一睡もせず飲まず食わずで砂漠横断すらやってのけるという、24時間戦えますを地で行く超人。
まあ、走る速度がオートバイ並みで全裸で火の玉の攻撃を耐えるDoomドゥームガイやら異常なほど高いとこから落ちてもケガがなくLv60(最大レベル)でLv100の最強の敵モンスターを(装備を厳選したりするなどかなりの時間と根気が必要だが)秒殺するゼノブレイドクロスの主人公やら、ジャンプで自分の身長を5倍も超えるスーパーマリオのマリオがいるゲームの世界では当たり前のことだが。
どう見ても名前から何から男に見えるが、公式では性別不明とされていた。つまり…

  • アレックス
もう一つのプレーヤー。基本的にはスティーブの2Pカラー。
腕がスティーブより少し細いが、当たり判定含め性能は全く同じ。初期スキンだと白い肌とブロンドの髪を持ち、薄緑の服を着ている。
スティーブとは違いこいつはちゃんと女性として作られている。
というのも、女児プレーヤーが開発に送った「女性のプレーヤーキャラを作ってほしい」というフィードバックが実現したのがこのスキンだからである。

そして、そんな「超人」スティーブ/アレックスはゾンビ/エンダーマンと共に大乱闘の世界へ……


余談

  • YoutubeのNintendo公式チャンネルでは、お笑いコンビのよゐこがNintendo Switch版の本作をプレイする動画「よゐこのマイクラでサバイバル生活」(全2シーズン)が公開されている。
    マイクラについて何も知らない二人が手探りでプレイしていく内容であるため、同じく初心者のプレイヤーのプレイ指標にもなっている。
    海底神殿で「ポンジ先輩」なるキャラクターが降臨したり、濱口がうっかり森の洋館を全焼させたりとお笑い方面でもネタに溢れており好評。
    • 2022年6月時点で第1回の再生回数は1400万回を超えており、今でも「シーズン3」を期待する声が多い。


1メートル四方の金ブロックを64個以上持って全力疾走出来る方は追記・修正、問題のある所はTNTで爆破をよろしくお願いします。
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