※名前横の★は有料DLCで追加されたメンバー、☆は無料DLCで追加されたメンバー。
・THE TRAPPER(トラッパー)
特殊能力:トラバサミ
不気味なマスクをした大男。武器は大包丁。
モデルはもちろん……
本名は
エヴァン・マクミラン。父親の仕事の手伝いでその手を汚しており、エンティティに囚われる直前には100人規模の殺人も犯していた。
DBDの顔とも言える存在で、トラバサミを仕掛けて踏んだ生存者を捕らえる。
トラバサミは生存者とのチェイスで殺人鬼に不利な場所に設置して生存者の行動を制限するもよし、意外性のある場所に置いて生存者の意表を突くもよし、と中々柔軟性が高い。
トラバサミによる行動制限がゲーム性とマッチしており、最初期から居るシンプルなキラーながら中堅を保ち続けている。
一方で高速移動も索敵もできないため、一度上手なサバイバーに逃げられるとチェイスに時間がかかってしまうこともある。また肝心の罠は毎試合マップ上にランダム配置された状態で始まるため拾い集めに行く必要があり、初動が遅れやすい。
・THE WRAITH(レイス)
特殊能力:隠れ身の鐘
全身に包帯を巻いた殺人鬼。武器は人間の頭蓋骨で作られた斧。本名はフィリップ・オジョモ。
自動車スクラップ工場で働いていたが、上司が裏仕事で自動車と一緒に人間もスクラップにしており、フィリップも無意識のうちに加担していた事が発覚、上司を殺害した後に失踪する。
透明になって心音を消すことが出来る。透明化中は移動速度が上がり、生存者からの視認性も大きく低下するため索敵が非常に得意。
透明化解除にはやや時間が掛かるが、接近してからの解除で生存者に最初の一撃を入れやすく、その後のチェイスを有利に運べる。
そのかわいそうな経歴やかつてのいまひとつな強さ、見た目の愛くるしさから国内外を問わずDbD界のアイドル扱いされている。
しかし度重なる強化を受け、アイドルどころか強キラーの一角として名乗り出る事となった。
というのも、視認性が悪化して一定距離以上になると完全に見えなくなり、透明化中の移動速度や透明化解除後の加速時間に強化がちょくちょく入っているのと、アドオンが分かりやすく強いため『全能視・鳴子レイス』や『暴風×2』など透明化中の探知・追跡能力がかなり伸びているのが理由。
また一般に『透明中の高速移動でサバイバーの行く先を妨害し、板や窓枠を塞ぎながら透明化解除をして殴る』戦法が流行ったのも相まって、手軽に殴れる便利な立ち位置を確立したのも大きい。
その分明確な対策や短所が存在するのも確かだが、複雑なテクニックを必要としない単純な奇襲性の高さや、初期から存在する取っつき易さから使用するプレイヤーが多く、ヘイトを買いやすいのが理由なのかもしれない。
・THE HILLBILLY(ヒルビリー)
特殊能力:チェーンソー
人の皮を被った化け物。武器はハンマー。
望まれぬ子として生まれ、その見た目の醜悪さから監禁して育てられた。故に名前が無い。
両親を惨殺した後、家畜達も惨殺し、その後も農場にやってきた者たちを殺し続けていた。
チェーンソーを構えた状態での高速移動が可能。チェーンソーは生存者に当てれば一撃でダウン状態に。
制御は難しいがマップを縦横無尽に駆け巡ることができ、ホームであるコールドウィンド・ファームなど開けたマップでは無類の強さを発揮する。
Ver.4.1.0のアップデートで弱体化を受けた。チェーンソーがゲージ制となり、必要以上にチャージをし続けるとオーバーヒートになってしまい連続使用に制限がかかる。
かつては誰が使ってもかなり強かったが、現在は様々な調整の結果、以前よりは格段に使用者とステージを選ぶようになった。また、同じチェーンソー持ちとして後述のカニバルが大幅強化を受けたため影が薄くなってしまった。
チェーンソーを構えると爆音が轟いてしまうことと(但しアドオンを選べばある程度補える)、チェーンソーのチャージ中は脚が遅くなってしまうことが欠点。
・THE NURSE(ナース) ☆
特殊能力:スペンサーの最期
サイレントヒルのナースがモチーフの枕カバーを被った女殺人鬼。武器は骨鋸。
本名は
サリー・スミッソン。諸事情から精神病棟で働くことになるも、長年の勤務で彼女自身も精神を病んでしまい、「救済」のために患者たちを絞め殺して姿を消した。
元々は優しい女性だったようで、生存者を直接殺害する演出では遺体の目をそっと閉じさせる。
特殊能力はテレポートで障害物を無視した移動が出来る。ただしテレポート後は疲労して下を向いてしまうので生存者を見失いやすい。
連続でテレポートしたり、高低差を無視した上下へのテレポートも可能。扱いは相当に難しいが使いこなせば逃れられない悪魔と化す。
しかし、下方修正を受けて連続テレポートはゲージ制となったため、逐次連発する事が難しくなったので弱体化された……と思ったのだが、使用感はほぼ変わらず。若干連続使用に制限がかかったくらいで大した差が無いため、結局いまだ使いこなせれば最強であることに変わりはない。なお、PC版とCS版では操作難易度が大きく異なる。
・THE SHAPE(シェイプ) ★
特殊能力:内なる邪悪
ブギーマンマスクを被った殺人鬼こと
マイケル・マイヤーズ。武器は包丁。映画「ハロウィン」より妹を追ってゲスト参戦。
生存者を一定時間「凝視」することでレベルアップが可能で、初期のレベル1では心音範囲が狭い代わりに鈍足だが、レベル3になると各種行動が高速化し、さらに生存者を一撃でダウンさせることが出来るようになる。
レベル3は一定時間たつとレベル2にダウンしてしまうため、レベルアップのタイミングが重要。
キラー内では唯一瀕死状態で無い状態で即死攻撃が可能(アドオン装備前提)。
・THE HAG(ハグ) ★
特殊能力:黒ずんだ触媒
四肢が朽ち木のようにやせ細り、干からびた化け物にしか見えない殺人鬼。武器は右腕の爪。
本名はリサ・シャーウッド。元々はおまじない好きの普通の村娘だったが、運悪く食人カルトに攫われ、拘束された上で少しずつ肉を削がれて食べられるという凄惨な拷問を受ける。
やがてやせ細った身体を活かして拘束から逃れた彼女は狂気と復讐の念に囚われ、食人カルトの構成員を殺して貪り食い、失った右手の代わりとなる腕を付けたという。
ステージ内の地面に「おまじない」を描き、生存者が踏むと一定時間虚像を出す。さらにその虚像にワープも可能。
生存者を吊るしたフックや呪われたトーテム、板の付近など重要なポイントに描くことで生存者の行動を阻害する。
トラッパーの罠と性質は似ているが、ハグのおまじないは懐中電灯が無いと解除できないため、基本的にはうまく回避するしかない。
ただし、生存者がしゃがんでいると発動しないので慣れてる相手にはきつい。ネアのパークである「都会の逃走術」は天敵。
・THE DOCTOR(ドクター) ★
特殊能力:カーターの電流
目玉をひん剥いたマッドサイエンティスト。武器は拷問用の鉄の棒。
本名はハーマン・カーター。CIAの下で拷問の研究に携わっていたが、次第に狂気を増していき、遂には多くの植物人間を生み出して失踪した。
生存者に放電攻撃を当てることで狂気レベル(狂気度)を上げ、狂気状態へと陥れるキラー。
生存者は狂気レベルが上がる度に叫ぶので居場所の特定が可能。最大レベルなら一定間隔で叫んで居場所が捕捉しやすくなる上、回復や発電機修理などのアクションも封じられるので積極的にレベルを上げていきたい。
+
|
旧バージョン |
治療モードと処罰モードの2形態を持っており、治療モードでは攻撃できなくなる代わりに生存者の狂気レベルを上げて狂気状態にさせる事が出来る。
狂気レベルを上げるには電撃を直接当てる他、心音範囲内にいるだけでもじわじわと上がっていく。
|
アップデートによって治療モードと処罰モードが統合。代わりに心音範囲内の狂気レベル上昇が無くなったが、攻撃しつつ放電攻撃するのにモード切替の必要性が無くなったため、手早く追い詰めやすくなった。
また放電爆破という新技を会得。心音範囲内全域に放電攻撃を行い、生存者の狂気レベルを一つ上げ叫ばせる。心音範囲が広がるパークとの組み合わせ(通称「爆音ドクター」構成)は相性抜群で、全キラーの屈指の索敵性能を持つ。反面、チェイス性能はそれほど高くなく、発電機巡回も苦手。
生存者を見失い辛く、爆音構成ならBPボーナスも貰えるため初心者にはうってつけのキラーである。その為、低レート帯ではひたすら放電爆破を撃つだけの爆音botによく遭遇する。
・THE HUNTRESS(ハントレス) ☆
特殊能力:狩猟用ハチェット
ウサギの仮面を被り鼻歌を歌う、かなりごつい体格の女殺人鬼。武器は大斧。
本名はアナ。森の中で育ったが、母の死後は森に入ってくる人間を狩っていた。家族を作るために近くの村から小さな女の子を誘拐していたが、どれも死なせてしまい狂っていった。なお森に侵攻した帝政ドイツ軍相手に戦闘で勝っている。
鼻歌はロシアの子守歌で、ウサギの仮面も子供に好かれるために着けている。
ハチェットを投げての遠距離攻撃が可能。手持ちには限りがあるが、各所にあるロッカーから補充できる。
ハチェットは投擲軌道が決まっているので軌道を計算すればかなり正確な遠投が出来るのが特徴。生存者とのチェイス中に計算するのは至難の技だが、それ故投擲の実力がそのままチェイスの結果に直結するとも言える。
熟練プレイヤーなら超遠距離から「狙撃」を決めることも。
遠距離攻撃が主体のキラーは後に何体か実装されたが、射程や使い勝手、能力への依存度などが大きく異なるため、遠距離攻撃といえばやはりこのキラーのイメージが強い。
欠点は移動速度がキラーの平均より下なことと特有の鼻歌が心音よりも遠くまで聞こえてしまうこと。鼻歌は方向までは割り出せないものの生存者の近くにいる事がバレ易い。
索敵と追跡能力に難を抱えているが、ゲーム中ほぼ唯一の超遠距離攻撃という強みを生かせれば無類の狩人となるだろう。
・THE CANNIBAL(カニバル) ★
特殊能力:ババのチェーンソー
食人一家の
レザーフェイスこと
ババ・ソーヤー。武器はスレッジハンマー。映画
「悪魔のいけにえ」よりゲスト参戦。
ヒルビリーと同じくチェンソー攻撃が出来るがこちらは速度より旋回性に優れており、攻撃経路上に入った複数の生存者を切ることができる。ちなみに倒れた板はチェンソーでも壊せる。
チェンソーが障害物に当たると暴れてしまい大きくロスになるが、攻撃判定は残っているので油断した生存者を打ち倒すチャンスも無いことは無い。
吊るされている生存者を助けに来た生存者を狩るのが得意なため、対カニバル戦では救助のタイミングが難しくなる。
Ver.4.1.0で強化され、時間経過で回復するチェーンソーの使用回数が3回分まで累積保持されるようになり、チェーンソーダッシュ中にチャージを追加消費することで攻撃の持続時間を延ばせるようになった。またチェーンソー使用中の移動速度も上昇しており、全チャージ消費した場合のチェーンソーダッシュは今まで以上の距離で振り回せるようになった。
またVer.4.1.0前の使い勝手に戻すアドオンも追加されている。「戻す」と言えば聞こえは良いが実質弱体化なので誰も使わないし、そのくせレアリティがウルトラなのでそもそも誰も取らないのだが。
・THE NIGHTMARE(ナイトメア) ★
特殊能力:ドリームデーモン
記憶に住み着く悪魔、
フレディ・クルーガー。武器はあの有名なカギ爪。映画「エルム街の悪夢」よりゲスト参戦。
ブラックジョークを飛ばすコミカルなキャラとして有名だが、本作のフレディは終始シリアスな2010年のリメイク版からの参戦である。
心音の代わりにわらべ歌が響く特殊なステージ「ドリームワールド(DW)」を移動するため通常では生存者に触れることが出来ず、攻撃するにはDWに引き寄せる必要がある。
DWに引き寄せた生存者は能力が弱体化し、心音範囲外ならば姿も一目瞭然なので素早く多くの生存者を悪夢に堕とすかがポイント。
ただ、攻撃するために一旦夢落ちを挟まなければならず、仮に夢落ちさせたところで抜け出す手段は存在しているため、現状は低評価に甘んじている。
ちなみに、実装当時は今よりもうちょっと強かったのだが、初狩り性能が高すぎたのであえなく御用となった。
しかし余りにも弱すぎたせいか仕様変更を含めた強化を受ける。通常時でも攻撃は当てられるようになり、DWは引き寄せなくても時間経過で自動的に発動するようになった。またDW限定だが罠の設置が可能になりチェイスに強くなったほか、遠距離の発電機へワープも可能になり、トップクラスの巡回性能を得た。
・THE PIG(ピッグ) ★
特殊能力:
ジグソウの洗礼
豚のマスクをかぶったジグソウの手下、
アマンダ・ヤング。武器は仕込み刃。映画
「SAW」よりゲスト参戦。
原作では薬物中毒者の女性ということもあり台車を使って人を運ぶだけでも一苦労という非力さだったが、本作ではエンティティ様のおかげか生存者を軽々と肩に担ぎ上げる。
キラーでは初めてしゃがむことができ、しゃがみ状態では心音を消してからの奇襲攻撃が可能。そしてダウン状態の生存者にはかの有名な逆トラバサミを付けられる。
逆トラは装着状態のまま発電機の修理が1つ完了するとタイマーが起動、カウントが0になるか起動状態のままゲートから出ようとすると発動、即死する。解除するにはステージ内に4つ生成されるジグソウボックスの中から1つの正解を見つける必要がある。
かつてはタイマー未起動状態でもゲートから出ると逆トラバサミが発動する仕様だったが、エンドゲームコラプスの実装に伴い現在の仕様に変更となった。コラプス発動中にゲート脱出を封じられるのは強すぎるという判断であろうが、結果としてゲート通電後は逆トラバサミ装着が無意味になってしまったため、ゲーム仕様変更で一番割を食ったキラーと言える。
・THE CROWN(クラウン) ★
特殊能力:寸劇のトニック
日本ではあまりピンとこないかもしれないが、アメリカでは定番となっている
ホラーピエロ。武器はバタフライナイフ。
本名は
ケネス・チェイス。子供の頃から動物を殺してその一部を保管しており、次第にエスカレートしたその行為は遂に人間にまで及ぶ。
彼が特に執着を示したのが人間の指であり、サーカスのピエロに扮して人をおびき寄せては指を収集していた。
寸劇のトニックは瓶を投げつけることで薬品を撒き散らし、紫色の煙を吸い込んだサバイバーに速度低下や視界悪化などのデバフを与える。
更に寸劇の解毒剤が後に追加。投擲すると着弾点に灰色の煙をまき散らし、一定時間後に活性化して黄色になる。この状態でキラーもしくはサバイバーが吸い込むと、5秒間だけ10%加速するようになる。
瓶はハントレスの斧の様に残弾式だが、任意のタイミングでその場リロードが可能。
・THE SPIRIT(スピリット) ★
特殊能力:山岡の祟り
DbD初となる日本人キャラクター。武器はボロボロの刀。
本名は
山岡凛。
香川県在住、高松大学に通う大学生だった。
過酷な現実に錯乱した父親によって母と共に殺されるが、父への復讐を求めて怨霊と化す。
山岡の祟りはいわゆる幽体離脱で、本体をその場に置いたまま霊体となって高速移動し、解除と同時に霊体のもとへと瞬間移動する。霊体は視認不可のうえ心音範囲が本体から動かないため、生存者はスピリットの位置を特定することが困難となる。
ナースのブリンクやレイスの透明化と似ているが、使用するために専用のゲージを消費する他、スピリット側からも使用中は生存者の姿が見えなくなるので、足跡や血の跡、負傷時の声から生存者の位置を的確に読む必要がある。
・THE LEGION(リージョン) ★
特殊能力:愚連の狂乱
マスクを被った若者で、衣装チェンジをすると4人の男女に切り替わる珍しい仕様。武器はハンティングナイフ。
本名はそれぞれ、フランク・モリソン、ジョーイ、ジュリー、スージー。元は窃盗などを行う4人のパーティーで、ある日盗みに入った店でトラブルから店員を刺殺してしまう。その事を証拠隠滅すべくアジト近くで埋葬しようとしたが、エンティティに導かれるままに4人ともに山奥へ失踪してしまう。
愚連の狂乱は一定時間発動可能な能力で、発動中は板をサバイバー同様に短時間で乗り越える事ができる。また発動中の攻撃は全て深手という特殊ステータスに切り替わり、命中するたびにゲージ減少や心音範囲内の別サバイバーの位置を表示する。
攻撃を外したりゲージが切れると大幅なクールタイムを挟む必要があり、その他の特殊効果を持たないため如何に短時間で回すかが必須事項となる。
ちなみに前述の通り衣装を変えるとキャラクター自体が変わる仕様のためか、DLCに付属する初期スキンはフランクとジュリーの2人分という豪華仕様である。課金スキン扱いでプレステージスキンも貰えないジョーイとスージーは泣いていい。
・THE PLAGUE(プレイグ) ★
特殊能力:黒死の吐瀉
やや身長が高く歩き方も気品のあるキラー。武器は手に持った香炉で、常に香炉からは煙が漏れている。
出身は紀元前の古代バビロニア。様々な時代背景を持つキラーたちの中でも、ぶっちぎりで古い時代からの参戦。
本名はアディリス。神殿で親に見捨てられた孤児で、幼い頃は奴隷同然の生活を強いられ、成人すると司祭の補助を行うようになる。しかし神殿外で疫病が蔓延し、彼女は必死に浄罪をするも彼女自身も疫病に侵されてしまう。それでもなお信仰の想いから一部の信者と共に旅立ち、歩けなくなっても神への祈りを捧げるのであった。
経歴を見る通り、キラーの中でも珍しい善人に位置する人間。
特殊能力の黒死の吐瀉は、ゲージを貯めるとゲロ疫病を口から吐き出す。それが生存者や、発電機などステージ上にある設置物に当たると対象は感染状態になる。
一定時間感染するか一定量以上の疫病をキラーから受けると負傷状態となり、ステージ各所にある泉で治療する他に回復手段が無くなる。ただし、泉で治療すると原因を問わず全ての負傷が回復する。またフックに吊られた感染者を救助すると双方が感染状態になるため、疫病状態のものには何であれ触れない事が重要。
一度生存者が使用した泉は赤く染まり、プレイグがその泉を使用すると能力が一時的に『汚濁の吐瀉』へ変更する。
こちらは感染させる事が不可能だが、生存者に当てるとダメージを与えられるようになる。このため中距離での脅威が増し、嘔吐時間が長く撒き散らせる性能も合わさって非常に強い。
見分け方は、緑色の吐瀉が感染、赤色の吐瀉がダメージ攻撃。
専用の殺人モーションは生存者の顔を目の前まで持ってきて直接嘔吐するというもの。非常にゲログロい。
・THE GHOST FACE(ゴーストフェイス) ★
特殊能力:闇の包容
映画『
スクリーム』からゲスト参戦……ではなく、劇中で殺人鬼が被っているマスクのメーカー『Fun World』とのコラボキラー。
少々ややこしいが『スクリーム』のマスクは元々Fun World社がハロウィンマスクとして発売した既存の製品であり、デザインの版権は同社に帰属するためこのような形のコラボとなった。このためキャラクターの背景は完全にゲームオリジナルのものとなっている。
本名は
ダニー・ジョンソン。武器はタクティカルナイフ。
表向きは新聞記者だが正体は世を騒がせる劇場型殺人鬼であり、自身の記事で紙面を飾る事に喜びを見出していた。専用殺人モーションではサバイバーを刺殺した後、死体と仲良く自撮りをキメる。
一言で言うと殺人鬼版ピーター・パーカーみたいなキャラである。
闇の包容は、特殊ゲージが満タンの時に発動可能。発動すると一定時間『探知不可』状態となり、心音範囲がゼロ・赤い光の消滅・生存者からのオーラ可視効果無効となる。後述の凝視成功か、一度生存者に攻撃を当てるとゲージを全て使い切って通常状態になる。
この状態で能力ボタンを押して生存者を一定時間凝視すると、対象を無防備状態にする。この凝視は障害物からの覗き込みという特殊機能だと時間が減少する。
無防備状態は時間制限付きで、対象者には短時間だが効果音及び右下の生存者マークに特殊効果が付与される。
また生存者側はゴスフェを画面中央に捉える事で、闇の抱擁を解除させることができる。
またしゃがみ移動が可能だが、こちらは心音範囲は消せず
ただ姿勢を低くして見づらくする程度。
シェイプとピッグの能力をちょっとずつ分けてもらったキラーと考えるといいだろう。
ただしピッグと違ってしゃがむモーションが高速のため、生存者に屈伸煽りで煽り返せる点は唯一無二と言える。
・THE DEMOGORGON(デモゴルゴン) ★
特殊能力:深淵のいざない
Netflixのドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に登場するモンスター。DbDでは初の人外キラーかつ本名での登録となる。武器は爪。
原作では複数個体がいるが今回は1体のみ。また心音も専用の物が用意され、生存者側は容易に心音でキラーの判別が可能。
なお目が無いデザインだが、懐中電灯の目くらましは効く。目隠ししてるナースにも効くし、この世界の懐中電灯はレーザービームか何か?
このキラーは"ポータル"と呼ばれる特殊なゲートを最大6つステージ中に展開できる。最低2つ設置するとその間を裏側の世界を通じて高速移動できる。移動後は5秒間探知不可状態になるため、設置場所は見極めたい。
このポータルは接地直後こそ生存者には視認できないが、暫くすると視認できるようになり破壊工作も可能。だが破壊工作中は忘却状態となり、キラーが深淵のいざないを使用するとポータル周辺の生存者が探知できるためリスクが高い。
深淵のいざないはポータル周辺の生存者探知の他に、チャージ中に攻撃ボタンを押すと前方に飛び掛かって攻撃する「シュレッド」が出せる。これは板で防がれると自動で破壊するため、長時間のチェイス回避にも役立てる。
反面、モンスター故か鳴き声や足音が非常にうるさい。ハントレスの鼻歌以上に響くため、どこにいるかがかなりわかりやすいだろう。
・THE ONI(オニ) ★
特殊能力:山岡の怒り
THE SPIRITである山岡凛の先祖にあたる人物。本名は山岡崋山。武器は日本刀。
山岡凛に次いで2人目の日本人キラーであり、鬼+侍という非常にロマンのある見た目をしている。
武士の家系に生まれた事を誇りに思う余り、武家社会を辱める『ニセ侍』に憤怒し次々と惨殺。人々から鬼の山岡と仇名されるようになると、今度は汚された家名を回復すべく山岡家を誹る者を殺害するようになり、遂には自身の父や領主までも手にかけてしまう。
最後は立ち上がった農民らに取り押さえられ嬲り殺されるも、憤怒する鬼の伝説はむしろここから始まるのであった。ここまで全部逆ギレである。
山岡の怒りは、生存者を攻撃すると発生するイクラ血の球を回収して発動。雄叫びと共に背負った棍棒で攻撃を開始するようになり、外見も鬼の怒りを体現するように赤いオーラを纏う。このモードを血の怒りと呼ぶ。
遠くからでもわかりやすい雄叫びや赤い燐光の代わりに、ヒルビリーのような高速移動や即瀕死攻撃が可能。障害物に当たっても高速移動は継続、旋回性能はこちらの方が上など差別化されており、限定的ながら使いやすいヒルビリーといった具合だろうか。
一定時間経つか瀕死状態の生存者を担ぐとモードは解除され、次発動させるには残った生存者をまた攻撃する必要に迫られる。
バトル開始直後の血球が無いうちはただの徒歩キラーでしかないため、いかに序盤で生存者を傷つけ血球を素早く回収するかがポイント。
当初は山岡父ではないかとプレイヤー内で推測されていたが、公式回答では父親はまだ生存しているため祖先にお鉢が回ったとの事。
・THE DEATH SLINGER(デススリンガー) ★
特殊能力:贖い主
鎖で繋がった犬釘(楔)を発射する改造銃を持った復讐者。本名はカレブ・クインで、アイルランド移民のアメリカ在住者。
彼の人生は復讐劇に満ち溢れていた。幼少期に人種差別で虐めた者、自分の技術を盗み取った者、投獄された彼に嘯いて利用した者。不当な扱いをしたそれらを悉く殺害しつくし、父より貰ったレンチを手にしても何ら感慨すら持たなくなっていた彼は、導かれるがままに血の道を歩み続けた。
特殊能力の贖い主は、能力ボタンを押すと狙撃視点となり、その状態で攻撃すると犬釘を発射する。犬釘が生存者に命中すると繋がれた鎖が巻き取られ、生存者を自身の元へと引きずり寄せる。通常攻撃範囲内まで引きずり込めばペナルティ無しで深手状態の攻撃ができるが、生存者側が障害物を介するなどして抵抗を続けた場合、途中で鎖は切れてしまって怯んでしまう。この場合でもダメージは与えられるが、ある程度離れた距離での逃走を許してしまう結果になるので注意したい。
当てても外しても一発撃つ度に装填が必要で、当たり判定は狭いものの射程距離はそこそこに長い。歩行速度が平均より遅いので、仕留められる状況になれば遠慮なく撃ち込んで優勢を保つのがいいだろう。
狭い心音で遠くから強引に引き寄せる戦術がかなり強かったのだが、運営に目を付けられて敢え無く御用となった。
心音範囲が24mから32mに上昇し、標準を覗きこむまでの時間も上昇。のぞきキャンセルも削除され、歩行速度も遅いままなのでかなり弱体化された形となる。
・THE EXECUTIONER(エクセキューショナー) ★
特殊能力:地獄の罰
本名・
ピラミッドヘッド。なんと
三角頭がサイレントヒルシリーズから参戦。
アドオンは『
サイレントヒル2』に登場したアイテムとなっているため、
恐らくは2のエンディング後の個体であると思われる。
自らの使命を終えたこの処刑人は長い眠りにつこうとしていたが、
エンディティによってその力を必要とされ、自らの責務である新たな「断罪」を果たすため再び動き始めた。
武器はもちろん三角頭の象徴とも言える大鉈。
特殊能力「裁きの儀式」はこの大鉈を溝を掘るように地面に突き立て、通った跡に血錆まみれのバリケードのような構造物「トレイル」を残し、これに立ったまま触れた生存者を叫ばせて「煩悶」状態にする。
煩悶状態の生存者がダウンした場合、フックに吊る代わりに特殊なフックである「贖罪の檻」へと転送することが可能になる。
次に吊れば死亡する状態なら、檻に送る代わりに「最後の審判」と呼ばれる特殊メメントで即座に殺害できる。
転送や殺害は持ち上げる動作がないため、途中で救助することができず「決死の一撃」も発動しない。
「贖罪の檻」はフックと同様に処刑段階を進めることができるが、
フックではないため「決死の一撃」や「与えられた猶予」などのフックを対象とするパークが発動しない。
さらに救助判定が正面にしかないため檻の近くにキラーがいる場合救助は非常に困難となる。
ただし転送される檻はキラーから最も離れた位置にあるものが選ばれるため、ステージ端から転送するほどに生存者の救助を阻止できなくなっていく。
また、「裁きの儀式」の構えから前方に向かって障害物を貫通する範囲攻撃「地獄の罰」が発動可能。
攻撃の発生前に予告線が出るため自由に動ける状態の生存者には当てにくいが、板を倒す、窓を飛ぶといった動作に合わせて放つことでこれらを無視して攻撃できる。
遠距離攻撃ができるにも関わらず移動速度が遅くないという初のキラーであり、構えだけ取って板や窓を使うことを躊躇させるフェイントを交えたチェイスが強力。
範囲攻撃なので救助している生存者と救助された生存者を同時に攻撃することも可能で、救助狩り性能も高い。
機動力と索敵能力に難があるが、救助補助パークを無効化し救助狩りに強いことから狙った相手を確実に追い詰めていく能力が高い。
彼に処刑対象として見定められたなら、逃れることは難しいだろう。
・THE BLIGHT(ブライト) ★
2020年9月に実装。
本名・タルボット・グライムズ。スコットランド人の化学者だったが、薬物研究と強い野心の果てに狂気へと身を堕とした。
武器はピッケル型の杖「骨バスター」。「Bonebuster」の直訳なのだが、何とも気の抜ける名前である。
実は2018年のハロウィンイベントから存在は仄めかされており、情報自体は当時からそこそこ出回っていた。
能力『胴枯の堕落』はゲージ制の突進で、使用すると特殊エフェクトが表示され前方に突進していく。
この突進は一定距離進むか障害物にぶつかると中断され、そこから続けて別方向へ突進するか中断するかは任意で選べる。終わる場合はその場で血清を注射するモーションが入り、一時視界不良と強制視界固定がされる。
一方再突進を選んだ場合、能力は『死の突進』へと変貌する。この状態になると突進途中でサバイバーに攻撃をする事が可能で、突進速度も併せて射程距離はかなり長い。
一見ただの徒歩キラーでしかないが、直線距離での短距離移動力はヒルビリー以上で侮っていると痛い目を見る。また、擬似的に高速巡回が可能であるため索敵能力もそこそこ高い。
・THE TWINS(ツインズ) ★
特殊能力:血の結束
2020年11月に実装。初の二人組キラーで、大きい方が姉で小さい方が弟。本名はシャルロットとヴィクトル。武器は小鎌。
結合双生児の二人は奇形児として誕生し、その生涯は壮絶なものだった。魔女狩りが浸透していた17世紀で、魔術を使用したとあらぬ疑いをかけられた母親は裁判もロクにされないまま火刑に処され、残された二人は秘密組織に売り飛ばされ謎の儀式に利用され続け弟は死んだ。なんとか秘密組織から抜け出し弟の遺体を抱えながら数年は生き延びたが限界を迎える。しかし濃霧が弟に纏わりつくと、死んでいたはずの弟が胸部から引き剝がしながら何処かへ走っていく。それを夢中になって追いかけていく内にかつて自分たちを苦しめた秘密組織の姿が見え、沈んでいたはずの怒りが沸き上がってきた。
シャルロットは普遍的な徒歩キラーなのだが、特殊能力を使うとヴィクトルに視点が切り替わる。
ヴィクトルは視点こそ低いが、心音範囲がゼロ(呻き声はする)で生存者に飛びつき攻撃を当てると食いついて行動不能の異常ステータスを発生させる。生存者はこの状態だとほぼ全ての行動が不可能となり、まずヴィクトルを剥がす事を求められる。また負傷状態で飛びつき攻撃を食らうと瀕死になり、しかもヴィクトルは継続して行動が可能。探知不可キラーにも通用するパーク"凍りつく背筋"すら反応しない隠密性も利点。
シャルロットはヴィクトル分離状態だとその場に留まるが、心音範囲ゼロで一切の外的行為を受け付けないので窓枠や進路妨害目的で置く事が可能。また飛びつき攻撃中以外でヴィクトルから交代すると、ヴィクトルの周囲にいる生存者を殺人鬼の本能で探知できる。
欠点として上述の通りシャルロットは普遍的な徒歩キラーでしか無いので戦術の大部分はヴィクトルに依存し、そのヴィクトルは飛びつき攻撃失敗時や板倒しや待機状態で攻撃されると消失するなどがある。
・THE TRICKSTAR(トリックスター) ★
特殊能力:名演→メインイベント
2021年3月に実装のキラー。
異形の姿をしているキラー達の中ではかなり真人間じみた外見をしており、体格や来歴からしてみてもキングの方が強そうに見えるほど華奢。他キラーが手足で破壊するオブジェクトも武器である金属バットを使って破壊するほか、生存者を担ぐ際も気合いを入れるようなボイスが付く。設定上はただの不良女子なのに蹴りで発電機壊すジュリー&スージーを見習うべきである。待機画面では視点をカメラの方へ向けるとウインクするなど異彩を放っているK-POPアーティスト。
本名はハウ・ジウン。
常に他人からの名声を求めていたジウンは、幼少期はナイフ投げショーで人々の注目を浴びていた。やがてダンスや歌のレッスンで実力を伸ばしていったジウンはスター発掘番組で才華を認められると事務所にスカウトされ、5人組ユニット「NO SPIN」を結成すると当初は満足していたが、やがてファンの注目が5人に散逸しているのに気付いてしまう。名声への切望が募る中、最新アルバムのレコーディング中に起きた火事で自分以外のメンバーが焼死する事故が起こる。その時にジウンへ助けを求めるメンバーの声に強い感銘を受けた彼は、以後表向きには悲劇のスターとして振舞い、裏では悲鳴や呻き声をメロディーに入れる殺人鬼として暗躍する。しかし万人受けしない彼の芸術性に事務所上層部からの反感が募り、反旗を翻したジウンはマネージャー諸共に殺害を決意。計画はマネージャー以外全員を殺害するまで成功するが、その途端に彼の周囲には濃霧が包み込んでいた。
ハントレス以降初となる投擲武器を持つキラーで、投げナイフはロッカーで補充するなど共通項がある。
ハントレス以上のスピーディな投擲も特徴。
しかし投げナイフは基本60本保有しているが投擲軌道に癖があり、生存者を負傷させるには短時間に複数本当てなくてはならない。特殊能力のメインイベントが発動すると無限に投擲し続けるが板破壊などができなくなるなど欠点も多い。
余談だが、メメント・モリのモーション中に「カンダー!」と叫ぶ。これに気付いた全国の神田姓が一斉に反応する珍事が見られた。
・THE NEMESIS(ネメシス) ★
特殊能力:触手打撃
特殊戦力:
ゾンビ
2021年7月実装のキラー。
DbD5周年の折に事前告知されていた
バイオハザードコラボのキラー。テクスチャは前年に発売されている
Re:3のもの。
レオンやジル同様に霧の森へ行きつく過程の話が極端に端折られており、知りたかったらゲームやってね!という投げやり感が否めない。
ロケットランチャー……は流石に持ち込めず、武器は己の鉄拳で通常攻撃は右フック。攻撃が連続で出せるパーク「狂気の根性」と組み合わせると
愉快な光景が繰り広げられる。
特殊能力の触手打撃は、アクションボタンで左手から触手を出し、そこから攻撃ボタンを押すと前方に触手を鞭のように叩きつける攻撃。
サバイバーが健康状態であるのなら、ネメシス特有のデバフ能力である汚染を与えられる。もし汚染状態のサバイバーに当てたのなら負傷ないしは瀕死状態に追い込められる。
また触手打撃をサバイバーやゾンビに当て続けると変異度が上昇し、Lv.1ではただの中距離打撃だったのがLv.2では障害物の破壊可能、Lv.3では射程の大幅アップが貰える。時限性ではないので上げ続ける事にデメリットは無いのも利点。
攻撃判定は真正面に細長く左右にはほぼ無い。倒れた板越しにだったらLv.1でも命中できるが、ヒット判定はサバイバーを優先としているのか同時に障害物の破壊は不可能。また固有の障害物越しだと何故か至近距離でも届かない。
特殊戦力のゾンビは、ステージ中にあるフックの根元から2体自然召喚される自動AI型のキラーサポートキャラ。
ステージ開始からすぐにランダム召喚され、通常なら1.0m/sの速度でステージ中をふらつく。
ゾンビの探知範囲内に入ると両手を前にしてサバイバーに接近、至近距離になると引っ掻き攻撃で汚染状態や負傷~瀕死状態に追い込む。この攻撃にクールタイムは無いのか、運が良いと連続攻撃で一気にサバイバーを負傷以下の状態に追い込める。
ゾンビはネメシスからは通常攻撃や触手打撃で、サバイバーからは板倒しで屠られる。サバイバーの方がよっぽど化け物である。死亡後は一定時間後にステージ中のランダムフックから復活するので、基本サバイバーはライトスタンで足止めする以外にメリットが無い。逆にネメシスは触手打撃を当てると若干変異度が上がるメリットが存在する他、ゾンビそのものが探知・妨害要員として役立つので上手く使役すれば追い詰めやすくなる。
特殊効果『汚染』は、見た目はプレイグの感染状態と同じだが青色蛍光色に染まり、一定時間ごとに咳をするようになる。
ステージ中に最大4つ配置されるサプライケースからワクチンを取り出して使用すれば汚染状態から脱せられるが、その個数制限からサバイバー一人につき一回使用するのがお約束。
ただ窓枠や発電機に触れても他サバイバーに汚染拡大する事も無いし、汚染状態のまま放っておいてもゾンビ化しないし脱出もできる。
原作と比べてウイルスに対する恐怖は限りなく減っていると見ていいだろう。
・THE CENOBITE(セノバイト) ★
特殊能力:苦しみの召喚
2021年9月実装のキラー。
映画『
ヘルレイザー』よりコラボ参戦したキラーで、本名は
エリオット・スペンサー。通称
「ピンヘッド」。
武器は異界から召喚したフック付きの鎖。発電機の破壊や生存者の運搬など各種アクションも鎖で行っており、カッコイイので必見。
特殊能力の苦しみの召喚は、前方に操作可能な門を召喚し、発射すると高速で生存者に向かって鎖を放つ。当たるとサバイバーに鎖が纏わりつき、もがくか障害物を介して取り外さないとダッシュ不可・歩行速度大幅後退のデバフを与えられる。
またマップ上のランダム箇所に『ルマルシャンの箱』が召喚される。
セノバイトがキラーでマッチが開始されると全サバイバーに時間経過で溜まる専用ゲージが表示され、溜まりきるとチェーンハンティングなる妨害が始まる。
この妨害により全サバイバーの周囲に一定時間ごとに門から鎖が射出され、各アクションや移動に対する妨害をしてしまう。
ルマルシャンの箱はそのチェーンハンティングが発動する鎖ゲージの進行度をリセットするために用意されたもので、全サバイバーには白いオーラで表示され所有者は箱のマークでアイコンが強調表示される。
映画同様に箱の仕掛けを解くとゲージはリセットされるが、セノバイトは解除した生存者の近くにワープする事が可能。リスクを背負って解除するか否かの選択肢をサバイバーは迫られるのだ。
またセノバイトがルマルシャンの箱を見つけた場合は、即時に全サバイバーの位置が表示されると同時にチェーンハンティングが開始される。尤も箱の位置はオーラ表示されず、箱自体もかなり小さいためアドオンなどでサポートしなければまず無理。
メメント・モリは、サバイバーの全身を鎖で拘束⇒異界へ連れ去るというもの。その特徴からメメント・モリされたサバイバーは跡形も鳴くステージ上から消え去るほか、鎖で拘束された時は変顔を晒すなど個性に満ちている。
Ver.5.2.0のPTB開始時点で多くのバグが運営より連絡がある稀有なキラーで、実際PTBのマッチ中では多くのプレイヤーがバグの憂い目にあっている。
Ver.5.3.0でPTB以降削除された音声が復活した。
・THE ARTIST(アーティスト) ★
特殊能力:さいなむ害鳥
2021年12月実装のキラー。本名はカルミナ・モーラ。
武器は血ともインクとも判別が付かない流体によって右腕に形成されたパレットナイフ。
弟の死をきっかけに過激な芸術作品を産み出すようになった芸術家で、政治汚職を追及したことで逆恨みを受け拉致、殺されかける。生前からカラスと自分を同一視するほど縁を感じていた。拉致の犯人こそカルミナの叫びに応じたカラスの襲撃で殺害したものの、上手くカラス達を制御できず一緒に拉致された友人達もろとも殺してしまい、絶望のなか霧の森へ導かれた。
能力は前方に特攻するカラスの群れを召喚し、射出すること。群れは近距離で当たるとダメージとなるほか、遠距離で当たった場合でも生存者にカラスが纏わりつき、その位置が通知される。また、カラスが纏わりついた状態だと遠距離カラスでもダメージを受ける。カラスは最大三体まで呼び出せるが、射出は同時にしか行えない。
多少性質は違うがハントレス同様実質射程距離無限の遠距離攻撃を持ち、ハントレスよりも狭い場所での攻防に優れる。またカラスは索敵補助にも使えるほか、アーティスト本体も遠距離攻撃持ちとしては足が速い。
・THE ONRYO(怨霊) ★
特殊能力:恐怖の深淵
リングから参戦した日本ホラー映画界の代名詞。2022年3月実装。本名は
山村貞子で、キラー紹介動画などではこちらの名義である。
アーティスト実装から日が経たない内に公式からコラボ発表が公開され、2022年2月16日のPTBまで能力予想やパーク予想などで話題に事欠かなかった。
そして話題を搔っ攫われたアーティストは泣いていい
4.6m/秒という平均速度に対し背が低いので視認性が悪いという長所がある。
特殊能力の恐怖の深淵は、心音やステインが消えサバイバー側からは殆ど見えなくなる幽体化と、攻撃可能で通常のキラー同様の性能を持つ具現化の2つを使い分けられる。幽体化状態は旧ナイトメアの状態に近く、遠くからは視認し辛いが破壊活動や瀕死状態のサバイバーを担ぐ事はでき、そこから具現化すると一定時間は残像で映し出されるので間合いが測りにくいという奇襲性に長けている。
またステージ各所には映画版でよく見たテレビ台が設置されている。貞子側は念写という能力で点灯しているテレビに幽体化状態でワープ可能で、周囲にいるサバイバーに呪い状態を付与できる。ワープすると数秒間は探知不可な上に具現化へ強制移行する。
逆にサバイバーはテレビ台の周囲にいた時や、ワープ対策として点灯しているテレビ台からビデオを抜き取る、ビデオを一定時間所持しているなどの行動を取ると呪い状態が進行してしまう。ビデオを白表示されているテレビ台に挿入すると呪いゲージが減退するが、放置して7ゲージ溜めてしまうと貞子に殺人鬼の本能で通知が行くようになってしまい、その状態でダウンすると殺害されてしまう。
なのでサバイバーは如何に呪い状態を溜めないようにしつつ、貞子からの接近を忌避するかが課題となっている。
メメント・モリは2種類あり、通常の場合は超能力による攻撃の後に映画版さながらの睨みつけだが、呪いゲージMAX状態だと突然ノーモーションで睨みつけるためプレイヤー側の心臓によろしくない。
またゲーム待機画面で貞子を選択したまま放置していると、時折瞬間移動して画面いっぱいに目が拡大してくる。この対策として貞子に背中を向けさせると、瞬間的に遠くへ行ってしまう貞子が見れる
ゲーム開始時は這いずりから起き上がる、窓は這って乗り換える、一人称視点から見える両手の爪は全部剥がれている、ビデオのようなノイズが画面に現れる、随所で映画版のSEが流れるなど原作へのリスペクトが多く散見される。ただ攻撃モーションだけはかなり苦労したのか、波動のようなものを前面に出しつつ『呪』と映すようなものが採用された。
・THE DREDGE(ドレッジ) ★
特殊能力:闇夜の支配
2022年6月実装のキラー。本名は、ドゥルーアニー(Druanee)。
胴体から下が黒いベールのようなもので覆われた異形の姿をしており、邪悪な記憶や欲望を糧とする古代の神である。オットー・スタンパー率いる慈善化集団「フォールド」が、その清廉性を保つために作り出した偶像であったはずなのだが、次第に排他的な活動を正当化させるための詭弁と信奉者同士の相互不信で真実となり、集団内の醜い争いによって生じた糧を貪る神は闇に消えていった。
特殊能力の闇夜の支配は、ステージ中に点在するクローゼットにテレポートができる能力。マップ上にあれば距離制限は無く、能力ボタンを使うとその場に抜け殻を残してテレポートできる。ただしキャンセルすれば抜け殻に戻る事もできるので、特にチェイス中はこれを上手く使いたい。
最大で3回連続のテレポートができるメリットはあるが、テレポート速度はやや遅め。クローゼットの設置個所に大きく依存するのもあって、マップによって有利不利がはっきりするむらっ気もある。
更に新効果として日没状態をサバイバー側に付与する。これはサバイバーに攻撃、フックに吊る、テレポートをする、負傷状態を維持すると徐々にゲージが溜まっていき、最大まで溜まると効果が自動発動。
日没発動中のサバイバーはキラーを探知不可になり、視界も暗く遠距離が見れなくなる。キラー及びサバイバーは相互に白いオーラで強調表示され、はっきり見えるようになる。
ドレッジ側はテレポート速度が上昇、クローゼット内にいると近くのサバイバーを本能で探知できるなどメリットがある。
なお日没状態は解除もゲージ減退もできないため、周期的に必ず発動する。
サバイバー側は、クローゼットへのテレポートを妨げるために閂をかける事ができる。一度かけると再度の開錠はできなくなるが、テレポートしてきたドレッジが飛び出すまでの時間稼ぎができる。またドレッジは閉じられた閂を通常攻撃で破壊できる。
一つのクローゼットは一度しか施錠できないのと、当然ながら施錠中の所には入る事が出来ない。むやみやたらと施錠するのは却って不利になりかねないので注意しよう。
またドレッジが中にいるクローゼットを開くと、闇に飲み込まれて即瀕死&担ぎ状態になる。
・THE MASTERMIND(マスターマインド) ★
特殊能力:猛毒バウンド
2022年9月実装のキラー。バイオハザードコラボ第二弾となる今回は
アルバート・ウェスカーが参戦。姿形は
バイオハザード5のもので、特殊能力もそれに準じたものとなっている。武器はコンバットナイフ。
ロビー画面ではわざわざこちらを振り返って不気味な笑顔を見せたり、トリックスターと同じく何かと喋りまくったり、板当て等のスタンでサングラスがポロりと外れたりと人間臭さがある。
なおサングラスをかけているがライトスタンはやっぱり効く。レジェンダリースキンは
S.T.A.R.S.時代の制服だったり、クリスに対しては一部の台詞が変化したりと、ファンには嬉しい要素もあったり。
心音範囲はキラー初の
40mと非常に広い。
特殊能力の猛毒バウンドは5の「迅速移動」を彷彿とさせるダッシュ能力。
時間経過で最大2つまで回復するトークンを1つ消費し、前方へ突進する。
- 突進の軌道上にサバイバーがいた場合は触手で掴んで引き摺りウロボロス感染状態を与える。
- サバイバーを掴んだまま障害物にぶつかると、障害物にサバイバーを叩きつけてダメージを与える。この叩きつけでサバイバーが瀕死になった場合、そのまま担ぎモーションに入る。
- サバイバーを掴みながらも障害物にぶつからず突進が終了した場合は、掴んだサバイバーを前方に投げ飛ばす。投げ飛ばしたサバイバーが障害物に激突した場合、ダメージを与える。
- 突進が倒れた板や窓枠に当たった場合、自動で高速乗り越えをする。
- 突進がサバイバーや窓枠に当たらなかった場合、もう1トークン消費して即座に再突進できる。この2回目の突進は1回目と比べて距離が長い。
ウロボロス感染は猛毒バウンドの命中及び時間経過でゲージが溜まり、最大まで溜まると鈍足効果が発動するほか、猛毒バウンドによる叩き付けが一撃瀕死になる。ただし生存者側はステージ中の専用チェストに入っている救急スプレーを使用することで感染を解除できる。
ネメシスのTウイルスもそうだったが、原作と比較するとかなり大人しい効果となっている。まぁサバイバーが新人類に覚醒するよりはマシか。
メメントモリでは、まずサバイバーに殴られるが全く動じず、殴り返してウロボロスでトドメを刺すという流れ。下手すれば1マッチで4回も殴られるウェスカーという、若干シュールな光景が見られる。
・THE KNIGHT(ナイト) ★
特殊能力:グラルディア・コンパニーア
2022年12月実装のキラー。本名はタルホーシュ・コバッチ。
殆どの人が考える『ナイト』の姿をそのまま再現したかのような全身甲冑姿で、
某会社の
某シリーズを想起させた人も多い。
特殊能力は言わば衛兵召喚と呼べるようなもので、その場に立ち止まって剣を突きたてると衛兵を巡回させるルートを自分で指定する。その指定が終わると『執行人』『暗殺者』『守衛』がそれぞれ発動ごとに召喚される。
召喚された衛兵は指定されたルートを一定時間行き来する。彼らの視野角にサバイバーが引っかかると追跡モードに移行する。発見箇所に記章旗を置いてから一定時間チェイスが開始されるという手順を取る。
上手くルート指定をすれば、路上にある倒れた板や発電機を破壊してくれるほか、ナイト自らがフックに吊られたサバイバー周辺でキャンプをする必要も無い。
またそれぞれの衛兵には個性があり、チェイス中の速度が速い者、破壊行為が早い者、巡回時間が長い者と様々である。
メメントモリは全キラー中で最も長く、衛兵3人と共にサバイバーを嬲り殺しにする。見た目のインパクトとボリュームは相応にあるが…。