明神弥彦

登録日:2011/06/30 Thu 18:57:04
更新日:2023/12/31 Sun 21:02:09
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畜生…
強くなりてぇ…



明神(みょうじん)弥彦(やひこ)は『るろうに剣心』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

生年月日:明治元年*18月(旧公式本設定)→11月26日(2023年度版)。
年齢:数え11歳(満9歳)
血液型:B型
身長:128cm
体重:23kg
出身地:東京
趣味:稽古
好きな食べ物:牛肉、西瓜
CV:冨永みーな(CDブックでは高山みなみ)・小市眞琴(令和版アニメ) 
演:田中偉登(第1作)→大八木凱斗(京都大火編 / 伝説の最期編)→大西利空(最終章 The Final)

【概要】

神谷活心流の門下生で東京府士族の少年。かなり初期から登場し、一部彼を主役に据えたエピソードも存在する。

目上相手にも普通にため口で接するかなり生意気でませた性格で、事あるごとに周囲からも生意気だと言われている。
しかし、その本質は侍らしく勇敢で誇り高く真っ直ぐ、初登場時から心根は立派だと評されていた。
始めのうちは荒んだ境遇故にひねくれた態度も多かったが、周囲との交流や数々の戦いを経てそうした面は良い方向へと昇華されていき、やがては作中の猛者達からも一目置かれる実力者へと成長していく。

キネマ版の解説によると元々は「少年漫画なのに30近くのおっさんが主人公で大丈夫か?」という疑念から、メイン読者層たる少年たちが共感できるような、少年視点のキャラクターが必要だろうという意図で生み出された。
要するに名探偵コナンの少年探偵団的な役割を担うべくして作り上げたようだ。
しかしながら「年齢の割にあまりにも強すぎる」という批判が多かったためか作者は後に
「少年誌と言ってもジャンプのメイン読者層は弥彦より上の中学~高校生が殆ど。その中でも自分の作品の読者の年齢層は高めに寄った方なので『共感できるような少年視点のキャラクター』という意図はあまり機能しなかった」
と振り返っている。


【戦闘能力】

初登場時は股間に噛み付く程度しか戦う力を持たなかったが*2、全編通して徐々に強くなっていく成長型のキャラクター。
京都編の序幕では斎藤一から相楽左之助共々「お前等は抜刀斎の弱点にしかならない」と吐き捨てられるレベルであったが、京都編では十本刀の刈羽蝙也を撃破。
続く人誅編では六人の同志乙和瓢湖四星の玄武を撃破するなど大金星を挙げる。

念の為確認しておくが、この時点で弥彦は10歳神谷活心流に入門して半年程度
中学校の剣道部であれば、基礎体力作り、木刀による型作りが終わり、ようやく防具を付けさせてもらえる段階である。
小学校低学年くらいからみっちり剣道を学んでいたとしても到底弥彦の域には追い付けまい。
公式プロフィールは128cm28kg。明治初期の10歳の発育としては妥当なところだが、現代の基準で考えれば2歳下の8歳(小学2年生)の平均身長体重に等しい。
半年ちょっと稽古した小学2年生が、戦闘に長けたプロを何人も倒している。いくらなんでも強すぎだろ……。
因みに緋村剣心神谷薫以外にも、左之助や、斎藤、四乃森蒼紫巻町操比古清十郎も弥彦に期待している、あるいは一目おいている描写がある。
まあ、上述の作中描写に従えば、剣の才能・覚えの速さは余人を遥かに凌いでいるので、名だたる剣豪ですら認めて当然なのかもしれない。

なお師匠の薫曰く、「10歳の少年としては恐らく日本一の強さを持っている」とのこと*3
さすがにいくらジャンプの漫画の住人とはいえ強さが年齢・経験と釣り合っていなさすぎるという批判があったせいか、キネマ版を初めとする近年のリメイク作品では弱体化補正がかかっており、比較的年齢相応の常識的な腕前に落ち着いている。

◆技

神谷活心流には色々技があるらしいのだが、弥彦がそれを使っている描写は殆どない(薫が使っているシーンはある)。

  • 見様見真似(みようみまね)・龍槌閃
  • 龍翔閃 (もどき)
剣心の飛天御剣流を見様見真似で摸した技。当然本家には劣るが、わりと完成度は高い。
RPG『十勇士陰謀編』では龍巻閃もコピーしている。

  • 片手面
神谷活心流初作。その名の通り片手で面を打ち込む。
神谷活心流の秘伝書を盗み読んで刃止めをマスターした(つもりの)阿爛に刃止めが決まるよりも先に叩き込んだ。

  • 奥義の防り・刃止め
神谷活心流奥義。手を交差し、相手の剣撃を手の甲で白刃取りする技。
通常「白羽取り」と聞いてイメージされるのは手のひらで挟んで取る方法だが、それだと武器を持っている時はできないため、攻と防を一体にすることができない。
徒手空拳の流派ならともかく、剣術である以上は剣との併用ができなければ意味がない。
剣心も一度白羽取りした事はあるものの、この時は逆刃刀を弾き飛ばされて使えないという非常事態であった。白羽取りした勢いで小太刀の柄を蒼紫の喉に叩き込んだりしたけど
それを「手の甲側で挟んで取る」という方法で解決した技が「奥義の防り・刃止め」である。

根本的に白羽取りという技自体が超高速の動作を要求される技であり、刃止めもその例に漏れない。
弥彦は刃止めを教えられる前段階として頭上で交差させた腕を下に振り下ろす型*4をひたすらやらされていたが、
その甲斐あって弥彦のこの動作は敵の斬撃を受け止められるだけの速度を得ている。
北海道編にて剣心の現在の実力と体調を図るべく対決した際には九頭龍閃を受け止めようとして押し切られたものの、九頭龍閃の神速の九連撃の内、伍の撃までは受け止めて見せた
剣心の言う通り、ここまで受け止められるだけでも大したものだろう。というか、弥彦の刃止めも神速の域に入っていることになる
なお、この時点でその辺のチンピラの刀程度なら片手の握り拳の指2本で受け止めるほど白羽取りを極めており、白羽取り1000本達成は伊達ではない。

また、弥彦が当初練習していた型はあくまでまっすぐ上段から振り下ろされる攻撃に対する基本の型であり、実戦では当然ながら他の角度からも攻撃が来得る。
実戦でこの技を使うには高度な先読みの経験・技術も要求され、相手の攻撃が来る角度を見誤らない事が要求される。

玄武戦では相手の棍の突きに対して竹刀の柄尻を一点で突き合わせて止めるという変則的な応用を見せた。
刃止めに至る速度もさることながら、柄尻を合わせるピンポイントの精度も必要な、高度な応用である。
刃止めされて押し合っている限り玄武側からは打つ手が無いが、弥彦側は隙を見て力点をずらし刃渡りに移行でき、
かと言って押し合いを中断するために棍を引けばそれ自体が隙となりこれまた刃渡りが入る…と、防りの技で玄武を詰み状態に追いやった。

  • 奥義の攻め・刃渡り
神谷活心流奥義。刃止めで受け止めた武器を制しつつ、そのまま間合いを詰めて攻撃に転ずるカウンター技。
少年漫画の奥義にしては地味な気もするが、実際出来るならばかなり強力。

  • 奥義の極・刃断
神谷活心流奥義。素手で相手の武器を受け止めて、もう片方の拳で叩き割る。
最早剣術でも何でもないが、白刃取りを極めた弥彦だからこそ出来る技であろう。
本編終了後の読み切りで使用した。この技では普通に手を怪我している。(かすり傷程度だが)

  • 末代祟り
神谷活心流の禁じ手。所謂金的蹴りである。
余談だが、弥彦は何かと金的とゆかりが多い。

  • スリ
ヤクザの舎弟として働いていた時に身に着いたスリの技。
本人としては忌まわしい過去なのだが、敵の武器をかすめ取るのに便利なため、不本意ながら重宝している。

◆武器

  • 竹刀
弥彦の得物は真剣ではなく竹刀
御庭番衆戦では木刀を持っているのだが、この時は戦っておらず、実戦に参加するのは第五巻の番外編から。
以降は木刀ではなく竹刀だけで戦っている。
竹刀とは、殺傷力を抑えるために作られた稽古用の刀なのだが、これでチンピラヤクザからテロリスト、上海裏社会の達人まで沈めている。
真の達人は武器を選ばないということだろうか…

  • 逆刃刀
本編のラストで剣心から元服の祝いという名目で正式に譲り受けた。
ただ、後の「北海道編」において、弥彦にとって逆刃刀は竹刀の使い方が流用出来ない非常に使いづらい得物であることが判明した。
言われてみれば、弥彦の時代で逆刃刀を振るう機会は剣心に比べて圧倒的に少ないだろうし、使いづらさを感じても無理もないかもしれない。
剣心はいずれ必ず弥彦は逆刃刀を使いこなせるようになると見込んでいるが、弥彦の見込みでは「一生かければ可能だが、その頃には爺さんになってる」とのこと。
その為、逆刃刀は剣心に返却。「竹刀で強くなったのだから、竹刀を使う事を選ぶ」とも発言もしており、今後も他の武器に持ち替える気はない模様。
弥彦はあくまでも「動乱の時代」の非情の人斬りではない。「人を斬らない平和な新時代」の新しい、活人の剣士なのだ。



【来歴】

◆過去

30石2人扶持の下級武士*5・明神家の長男として生まれる。父親は彰義隊*6に加わって戦死*7
母親は彼を育てる為に遊郭で働き病死。明治維新の混乱によって孤児となった。

その後ヤクザに拾われ、スリをやらされる等こき使われていたが、ある日剣心の財布をスって逆に財布を差し出されてしまった事に対し、捨てきれぬ士族の誇りで財布を突き返し啖呵を切り、その気概を評された事でスリから手を切る事を決意*8
兄貴分たちに決別を宣言するも当然許される筈もなく制裁を受けそうになっていたところを剣心に救われる。

◆東京編

強くなりたいと願って剣心に飛天御剣流を教えてもらおうとするも、「飛天御剣流を後世に伝える気は無い」と考えている剣心はそれを拒否。
そして「飛天御剣流は教えられないけど、その代わりに」という計らいにより、神谷薫の道場を紹介されて門下生として神谷活心流を習うことに。
不本意だったこともあって初めは薫を認めず稽古をサボるなど反発しまくっていたが、薫の元門下生が撒いた騒動で師範代としての矜持を見せる彼女の姿に考えを改め真面目に稽古を受けるようになり、以後、着々と心身ともに強くなっていく。

高荷恵を助ける為に観柳邸に乗り込む際も同行。
護衛兵から銃をスる以外には大した活躍はしてないが、剣心が四乃森蒼紫の攻撃の前に倒れた時は、物怖じせずに蒼紫に啖呵を切った。
この時点で蒼紫も弥彦を「殺すのは惜しい」とその気迫を認めている。
アニメ版では追加で着いてきた薫と共に小性隊を倒している。

番外編では、憧れの剣心が持っている逆刃刀を買う為に密かに牛鍋屋「赤べこ」でバイトしていたことが発覚。
そこで三条燕と出会い、かつて彼女の一家が仕えていた旗本の連中に脅されていた彼女を助ける為に剣心や相楽左之助に頼らず自分一人の力だけで戦い、途中剣心と左之助の手助けがあったとはいえリーダーの幹推を一騎打ちの末撃破する。
因みに燕が登場した理由は、作者曰く少年が戦う理由は少女のためだからだそう。

また、石動雷十太の付き人だった塚山由太郎とはライバル関係になる。

◆京都編

京都編では、剣心との別れで凹んでいた薫に活を入れる。恵の叱咤で薫が立ち直った後は、2人で剣心を追いかけて京都へ。
志々雄一派との戦いでは、アジトへは行かずに京都の町で十本刀の一人・刈羽蝙也と1人で対決。
爆弾による爆風で空を飛び、攻撃の届かない上空から爆弾を投下する戦法をとる蝙也に苦戦する。
だが咄嗟の機転で近くにあった庄子を用い、蝙也の起こした爆風と組み合わせて利用することで蝙也より高く跳び、
“見様見真似・龍槌閃”によって爆風で飛ぶために蝙也が極端にひょろかったことと相まって竹刀で見事撃破する。

その後、十本刀の不二の文字通り圧倒的巨体を前にして仲間達が戦意を喪失する中、ただ1人剣心の帰還を信じ抜き、諦めずに立ち向かおうとする。
そこへ師匠こと比古清十郎が駆け付けるのだが、



「いいぜ小僧 よくぞ吠えた」

「この勝負 最後まで俺のバカ弟子を信じぬいたお前の勝ちだ!」



この掛け合いは作中屈指の胸熱シーン。

しかし京都編エピローグでは、志々雄真実が倒れ「勝ったのは自分達、だから自分達が正しい」と思っていたところを、
剣心に「勝った方が正しいというのなら、それは志々雄の方が正しいということ」と指摘され、自分は何も分かっていなかったことを思い知る。*9

後日、かつての志々雄のアジトである比叡山に訪れて左之助と鉢合わせ。
剣心たちが最終決戦を繰り広げた闘場跡に案内され、愚痴を文字通り一蹴されつつ左之助が斎藤への自分なりの区切りをつけようとしていた事を知り、弥彦もまた決戦に参加出来なかった事や先日の剣心とのやりとりにウジウジ悩んでいた自分と決別し、それを乗り越え前を向いて精進していく決意を新たにする。

◆人誅編

人誅編では、六人の同志による最初の襲撃の際、剣心についていこうとしたところを「来るな!」と制される。

剣心としてはこれ以上大切な人を傷つけたくなかったからであろうが、弥彦はこれを「自分はまだ剣心にとっては守るべき存在でしかなく、左之助のように対等に肩を並べられる存在ではない」と受け取り、
このことをきっかけに神谷活心流奥義を会得することを決意。
一度は断られたが、「自分だけ弱いのはもう嫌だ」という弥彦の意を汲む形で奥義を伝授させた。
当初は自分だけ弱いのは嫌という動機であったが、修行の中でその程度の志では剣心達の域には到底行きつけないと悟り、「本当の意味で強くなりたい」という確固たる目標を抱く。

神谷道場での戦闘の際は、剣心からは「最悪の場合に限り攻めに転じる事を許す」という異例の指示を受け躍起し、六人の同志の一人である乙和瓢湖と対決。
奥の手の暗器により重傷を負わされるも、さり気なく剣心の龍翔閃をコピーしつつ撃破する。*10
首謀者である雪代縁に薫が殺害され、剣心が壊れてしまった際は一度は心が折れかけるも、巻町操の叱咤によってすぐに復活。
左之助にまで見放された剣心を、「必ず復活するはず」と信じ続けた。

警察署を脱走した鯨波兵庫が『連射型改造擲弾射出装置(カスタムグレネードランチャー)』を装備して暴れだした際は、1人で食い止めようと応戦する。
この時、「達人クラスになった剣客だけが放つことができる」と言われる“剣気”を放つ。
鯨波との直接対決では圧倒的体力差の前に押され気味だったが、「答え」を見つけて復活した剣心の助力もあり、辛くも退ける。
そして鯨波に武士の誇りを思い出させ、負けを認めさせて勝利した。

浜辺での戦闘では玄武と対決。腹に痛打をくらい、さらに地面に叩きつけられるが、
「助けた薫の第一声が『あんた情けない』だと格好がつかない」
と根性で立ち上がる。そして神谷活心流奥義・刃止めに見事応用をきかせ、玄武を撃ち破った。
とはいえ、剣心と縁の戦いが終わった後に緊張の糸が切れたようで、ダウンしてしばらく療養する羽目になっているが。

左之助が指名手配され海外逃亡を選んだ際は、弥彦はこの左之助の判断を権力に屈してしまったと考えて「そんなんで背中の惡一文字が納得するのか」と問い詰めてしまうが、それに左之助は「それならお前も惡一文字を背負ってみるか?」と弥彦を惡一文字を背負える男として見込んでいると告げられた。
そして、振り返らずに行く左之助の背中を見て「いつか必ず追いついてやる」と決意を新たにする事になった。
後に弥彦は左之助に習い、服の背に小さいながらも『惡』の一文字を描いている。*11

人誅編後のエピローグ(明治15年)では成長した姿で登場。
ベースは弥彦、背丈は剣心、雰囲気は左之助といった感じに成長した。
白羽取り千本制覇し、自称日本二の剣客になった。
そして尊敬していた剣心との一騎打ちを果たし、惜しくも敗れる。
この時、元服(15歳)の祝いとして逆刃刀を譲り受けた。

因みにこのエピローグでは、さりげなく弥彦が神谷活心流の師範代になっていること、
暴れている鯨波を止める際に協力した新市小三郎と左之助の弟・東谷央太が入門し、由太郎が帰国して弥彦と共に師範代になっていることが描かれている。

北海道編

『北海道編』では、門弟が増えて忙しくなった神谷道場の実質的な大黒柱となっている様子。
相変わらず仕事をしてない剣心や金勘定が不得手な薫にチクチク小言を言うことも…。
剣心達は薫の父親を探して北海道に向かう事になったのだが、思うところがあったらしく彼らに同行せず神谷道場を預かっている。
あと、燕に「一緒に暮らそうか」と事実上のプロポーズをした。

その後は激化しつつある劍客兵器との戦いにおける戦力候補として度々言及されるも、道場運営も大事という理由で参戦要請は見送られている。
弥彦本人も手紙で北海道の状況は把握しているが、呼び出しがあるまでは道場を離れるつもりはない模様。

『北海道編』では現状僅かな戦闘シーンながらさらに実力を上げた姿を見せており、斎藤からも剣客兵器に対抗し得る戦力としてカウントされていたりするので、リメイク作品で弱体化した分の面目躍如といったところ。

【主な人間関係】

憧れの人物で兄貴分その1。
直接剣を教わることはなかったものの*12、剣心からは多くのことを学び、やがて逆刃刀と「不殺」の信念を託されることになる。

師匠。
師弟というよりも姉弟のような関係で弥彦が「ブス」などと煽っては薫が「シメてやる」と怒り、剣心が「まあまあ」と宥めるのがお約束だが、心の内では互いに信頼している。
剣心も含めて、人誅編冒頭では疑似家族と言って差し支えない関係になっており、それだけに薫が死んだと思われ、剣心が廃人になった際には剣心達と初めて出会った橋の上で
「あの日から剣心がいて薫がいて俺の夢も始まった。けれど、それももう――」と涙に暮れていた。
なお、実は原作の範囲内において弥彦は左之助や恵がはっきり「マズイ」と言い、剣心が苦手なもの扱いしている薫の料理を一度もマズイと言った事がない*13
恵の料理に餌付けされる場面がある事から味覚が死んでいるわけではなさそうなので、神谷道場に居候するまで荒んだ生活を送ってきていた反動でマズくてもちゃんと最後まで食べきるようにしているのでは?と推測される事もある。
読み切り版では恵と併せて三人姉弟の設定だった。

兄貴分その2。
直接的な絡みは意外と少ないものの、タメ口で気軽に話しており、何かと気が合う描写が多い。
彼の「惡一文字」に関しても理解を示しており、彼なりに尊敬の念も持っている様子。

ライバル
最初は石動雷十太の弟子だったが、後に神谷道場の同門として肩を並べる。
燕に気が有るらしく、恋愛方面でもライバル関係。
なお、弥彦が10歳の割には強すぎるとツッコまれたのは上記の通りだが、
由太郎はそんな弥彦が「剣道を始めてたった10日でこんなに強くなるなんて」と内心舌を巻くほどの天才

牛鍋屋「赤べこ」で共に働く少女。
燕とはのちに夫婦となり子供を授かることも判明しており、その姿が描かれることはなかったが原作者のコラムによるとひねくれた剣路と違って、出来た息子のようである。
名前は「心弥」*14
キネマ版』では燕とは幼馴染という設定になり、赤べこで働くのも燕の実家の借金返済に陰ながら協力するためである*15

【実写版】

実写版では田中偉登(第1作)→大八木凱斗(京都大火編 / 伝説の最期編)→大西利空(最終章 The Final)が担当。
成長による事情でキャスト変更されているものの、いずれも原作の雰囲気に合っており、なかなかの好評である。
なお、剣心達に会う前の経歴はカットされており、神谷道場に来ている少年という設定になっている。



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最終更新:2023年12月31日 21:02

*1 西暦1868年

*2 CDブックでは蹴っている。

*3 彼の周囲の実力者の同時期の状態と比べると、剣心は飛天御剣流の修行を始めたばかりで左之助も恐らく鍛えはじめたばかり、御庭番衆きっての天才である蒼紫もまだそれ程実戦の経験は積んでいないと思われる。

*4 ちょうど空手の「押忍」のような動作

*5 おそらく江戸住まいで彰義隊に参加していたので、幕臣か御三卿家の家臣であった可能性が高い

*6 戊辰戦争時に旧幕臣達を中心とした佐幕派によって結成された部隊。江戸幕府より江戸市中取締の任を受け江戸の治安維持を行った。新政府軍が江戸に進駐してくると前征夷大将軍である徳川慶喜の助命と復権を求めて上野山に立て籠り抗戦するが、新政府軍に敗れて解散した。

*7 彰義隊の壊滅時期を考慮すると、弥彦が生まれる前に亡くなっていた可能性もある

*8 令和版アニメでは初登場回と剣客警官隊とのエピソードが統合され、そこでの剣心の姿に感化され、その後老婆が落とした財布を持ち逃げせず届ける展開が追加されている。

*9 「弱肉強食」「暴力による支配」が志々雄の思想であり、また、志々雄の最期は殆ど勝ち逃げにも等しいようなものでもあった

*10 後に龍翔閃もどきを撃つシーンがあるのだが、弥彦が龍翔閃を見る機会があったのは剣心が外印と戦っているこの時だけ

*11 原作では成長後の弥彦の出番は殆どなかったがこの惡一文字に気付いた読者は多かったとのことで、作者としてはそれが嬉しかったらしい。

*12 後半は稽古してくれるようになったが、飛天御剣流については一切教わっていない。

*13 メディアミックス作品では結構言っており、作者の筆でもキネマ版ではマズイと言っている。

*14 恐らく剣心の「心」+弥彦の「弥」であろう

*15 あと剣術を指導している薫への月謝