星のカービィの漫画作品

登録日:2024/04/20 Sat 16:53:48
更新日:2024/05/01 Wed 16:34:53
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この項目では、『星のカービィ』シリーズを題材とした各漫画作品について記述する。



◆概要

ゲームから始まったまんまるピンクの『星のカービィ』はテレビアニメ版小説版といったメディアミックス面での展開も盛んだが、その中でもちろん漫画作品としての活躍も行われている。
それどころかカービィの漫画化はゲームが初代しかなかった頃から存在しており、カービィのメディアミックスの中でも最も王道な手段として現在に至るまで行われ続けている。

さて、あなたはカービィ漫画といえばどのタイトルや作者を思い浮かべるだろうか。
その答えは概ねの傾向はあれど、人によって様々な意見が出るであろう。

なぜなら、カービィを題材とした漫画作品は20種類をゆうに超えるのだから。

ただしその中でも単行本化しており書店で現在も販売されているものは一部に過ぎず、当時のゲーム雑誌や学年誌を直接読むしかない漫画も多い。
当記事では有名なものから希少なものまで、今までに連載されていたカービィ漫画を紹介していこう。

当然全てを読むことはほぼ不可能に近く、今なおネットの海を漁っても見つかっていないカービィ漫画は存在していると思われる。
当記事でも網羅し尽くせていない可能性は高いので、「この漫画載ってないじゃないかおい!」といった意見がある場合は、堂々と追記していってほしい。


◆連載漫画

星のカービィ / 星のカービィ プププなまいにち

作者:さくま良子
連載誌:小学一年生、小学二年生、小学三年生、星のカービィファン、ぷっちぐみ
連載年:1992~2009、2021~連載中
単行本:全12巻 + ぴっかぴかコミックス4巻 + カラーデラックス + ぷぷぷスペシャルコレクション + プププなまいにち1巻(現在)

通称「さくまカービィ」。
カービィシリーズ初の漫画作品として有名であり、同時に最も連載期間が長い作品。当初は小学二年生のみの連載だったが、後ほど一年生と三年生も担当していた。
星のカービィが初登場した1992年の時点で連載開始されており、17年ほど通して学年誌で連載していた。2021年からはカービィ専用雑誌である「星のカービィファン」でも連載している(当雑誌自体年に2回程度の刊行であるが)。
更に2022年からは女児向け雑誌「ぷっちぐみ」にて『プププなまいにち』も連載開始。

その他、「おしゃべりCDコミック」「カービィの夢うらない」「星のカービィ おあそびブック」「星のカービィ プププゲームランド」といった単独の書籍漫画も描いている。
とにかく累計話数が多く、特に初期の話は単行本化されていないものも多いので、当漫画だけでも全て読みつくすのは困難を極める。それでも国立国会図書館に行くなどしてコンプリートしようとする猛者も存在するが
昔の攻略本に漫画が掲載されていたこともあったり、カービィカフェのルポ漫画を描いていた時期もあった。

やりたい放題な性格のカービィとそれに振り回されるデデデ大王、彼の部下で関西弁のポピーブラザーズJr.、無口だが愛されキャラのワドルディがメインとなる。
また、初期から中期にかけてはリック、カイン、クーといった仲間キャラもよく登場していた。
新作が出る頃にはその作品のキャラが話に関わってくることもあった。

学年誌ということで小学生向けの漫画であり、わかりやすくもハチャメチャな展開が特徴。
その連載期間もあいまって知名度は高いものの現在では単行本の入手が難しくなっており、作品自体の存在は知っていても内容をあまり知らないという人は多いと思われる。
また元々子供向けだったのもあってかネット上ではあまり話題になっていないのが惜しい。

星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』では1巻第1話の試し読みができる。
ただし単行本1巻第1話は連載第1話ではない。
真の第1話は2012年に発売された「星のカービィ プププ大全」に収録されているので、機会があったら見てほしい。大王様の出番はまだないです


プププランドは大さわぎ / かっとび星のカービィ

作者:あべさより
連載誌:小学一年生
連載年:1992~1993
単行本:無し

さくまカービィとほぼ同時期に始まった、もう1つの元祖カービィ漫画。
作者は『どうぶつの森 ホヒンダ村だより』で有名なあべさより先生。
1992年度は前者タイトル、1993年度は後者タイトルで連載。

白目部分の多いカービィやくちばしのように長い口のデデデ大王など独特な画風が知られているが、なんといっても漫画オリジナルキャラである「ナナちゃん」という人間の女の子がカービィの仲間として登場しているのが最大の特徴。
当時はカービィ側の世界観が大きく定まっていなかったのもあってこういった人間のキャラが漫画作品に登場していることも珍しくなかった。
また陸海空もいない当時はカービィの味方といえる存在が原作におらず、ナナちゃんは自分のわがままを通して出させてもらったと作者自身が語っている。

1話完結のギャグが多いカービィ漫画としては今なお珍しい冒険物語。デデデ大王を倒してプププランドの平和を取り戻すという王道なストーリーだが、ゲームに沿わないオリジナル展開を楽しめる。
敵側にも「とげとげ女王」「ブラックカービィ後のシャドーカービィ?」といった独自のキャラが登場したりしている。

単行本化されていない上にかなり昔の漫画なので読むのは非常に困難だが、独特な作風も相まって単行本化されてないカービィ漫画としては注目度が高め。


星のカービィ

作者:ちびにゃんね
連載誌:小学三年生
連載年:1993~1994
単行本:無し

「ω」の口をしたカービィや、八重歯が生えたポピーが特徴の作品。
こちらも主に初期にはモブとして人間が登場していたが、連載後半からはある程度世界観が固まってきたためか少なくなった。
ただし「ものしりじじい」という胡散臭いオッサンだけ後半でもちょくちょく顔を出している。
美術館やテニス大会など、ゲームの世界観にとらわれない漫画ならではのネタが特徴。


星のカービィ

作者:中西早苗
連載誌:月刊コロコロコミック
連載年:1993~1994
単行本:無し

コロコロコミック初のカービィ漫画。実は「デデププ」よりも先に存在していた。
とはいっても計三回しかない上に不定期の掲載だったので連載といえるかは微妙なところ。

星のカービィ 夢の泉の物語』同様スターロッドを取り戻すためにカービィがデデデ大王と奮闘するが、その内容は野球やサッカーといったスポーツ対決という異色の展開である。
カービィは一人称が「ボクちゃん」ででしゅましゅ口調なのが特徴。
人間は出てこないが、プププランドの住民にカービィそっくりなメガネや一本毛、女の子といったオリジナルキャラが出ている(いずれも名前は不明)。


星のカービィ

作者:前田のえみ
連載誌:小学一年生
連載年:1994~1996
単行本:無し

小学一年生で3年間連載されたカービィ漫画。
連載後半は『星のカービィ2』や『スーパーデラックス』のキャラも出てくる。
初期のデデデ大王は某大魔王のような太眉と牙が特徴的だったが、だんだん原型に近づいていった。
こちらも単行本化されていないが、3話分だけ作者のサイトで読むことができる。

なお作者の前田氏はひかわ氏を巡る往年の都市伝説の比にならないレベルで小学館と一悶着あった過去があり、今作も散々な目にあっていたことが後年暴露された。
まずコロコロコミックで連載中だったにもかかわらず掛け持ちをさせられていたのに編集部はそのことを誰も知らなかったり(結果的にコロコロ側の原稿を落とした回もあった)、担当編集から原作の作風に合わない陰惨なブラックジョークを描くようしつこく要求され、自力で考えた代案を持ち込んでようやく拒否したりと、相当な状況だったようである。
(それにしても後者の担当編集、前田氏の発言だけ聞くととんでもない無能に見えるが少しだけ先見性があったというのはなんとも……)

余談になるが、そのコロコロ連載作『みらくるドラクル』は当時のちびっ子からかなり高い人気を誇っており、王道的な少年漫画要素、高い画力、可愛らしいキャラクター造形が揃った傑作となっている(アニメ化寸前まで行っていた)。
現在マンガ図書館Zで無料かつ合法的に全巻読むことができるので、興味がある方はそちらもぜひ。

星のカービィ デデデでプププなものがたり

作者:ひかわ博一
連載誌:月刊コロコロコミック、別冊コロコロコミック、てれびくん、小学四年生、小学六年生、てれコロコミック、コロコロアニキ、星のカービィファン、週刊コロコロコミック
連載年:1994~2006、2017~連載中
単行本:全25巻 + 傑作選7巻(現在)

言わずと知れた「ひかわカービィ。」
語尾が「ペポ」のカービィや同じく語尾が「~だデ」のデデデ大王で有名。
一昔前のカービィ漫画では随一の人気を誇り、その人気は今なお色褪せない。
「カービィ漫画といえばデデププ」という人はかなり多いだろう。
ただあまりの人気に未だに「カービィ漫画はこれしか認めない」という意見もたまに聞くのが困り者でもあり、良くも悪くもカービィファンへの影響が大きかった作品。

連載期間はさくまカービィに次いで長く、2006年に連載終了したものの2017年からはコロコロアニキでめでたく復活連載し、現在はWeb上の週刊コロコロコミックで2ヶ月に1回新作を出している。
地味に連載していた雑誌の種類も非常に多い。
登場キャラは主に『星のカービィ64』までのキャラが中心で、復活連載後も最近のキャラはあまり登場しない。

コロコロ漫画の割には風刺の聞いたネタが妙に多く、どちらかといえば「シュールな笑い」を誘うタイプの漫画である。たまに大人にしか分からんだろってネタも。
とにかくネタの切れ味が抜群で、1コマ見るだけで話の流れが思い出せるネタも多い。

詳細は該当項目を参照。


カービィクイズ

作者:嵩瀬ひろし
連載誌:入学準備 学習幼稚園
連載年:1995~1999
単行本:無し

小学校入学に向けた幼稚園児向けの雑誌で連載されていた、カービィのクイズコーナー。
漫画とクイズが一体になった回もあるため、連載漫画として扱うことにする。
作者はスーパーマリオくん学年誌で連載されていた方の『スーパーマリオくん』を連載していた嵩瀬ひろし先生。

最近になって発掘されたため詳細は不明だが連載時期自体はそこそこ長く、グーイなど『星のカービィ3』までのキャラが登場する。


星のカービィ ウキウキ大冒険

作者:タイジャンホクト
連載誌:月刊少年ギャグ王
連載年:1997~1999
単行本:全1巻

エニックスにて様々なゲームのアンソロジーコミックに参加していたタイジャンホクト先生による漫画。
後述のカービィのアンソロジー漫画にも氏が執筆されていた。

こちらもストーリー漫画となっており、『夢の泉』~『カービィ3』の要素をごちゃ混ぜにしたオリジナルの冒険譚が描かれる。
ニヒルな性格のカービィが特徴的で、その他にも「キーとしか喋れないリック」「水恐怖症のカイン」「マッドサイエンティストなシミラ」「関西弁で凶暴な性格のノディ」といったひとクセもふたクセもある仲間が登場する。
中にはプリンマウンテンスカフィンクスといったオリジナル要素も登場。

単行本は1巻しか出ておらず、それ以降の展開は当時の雑誌を読むしかない。

詳細は該当項目を参照。


プププの大冒険 〜星のカービィ〜

作者:大丸ロケット
連載誌:ポケットランド
連載年:1997~1998
単行本:無し

宝島社のゲームムック本「ポケットランド」で連載されていたカービィ漫画。
ポケットランド自体がvol.2までしか刊行されなかったため、連載といえど2話しか存在しないまさに幻のカービィ漫画である。

カービィの語尾が「」であるのが特徴的だが、1回だけ「ペポ」と言っちゃってる。
第1話は『カービィのブロックボール』『カービィのピンボール』『カービィのきらきらきっず』という番外作品の世界を巡って攻略する珍しい形態のストーリーである。陸海空の3匹をカービィがぞんざいに扱ってしまい愛想を尽かされるも、デデデ大王に囚われた3匹を助けるためにカービィが戦う。
第2話は『スーパーデラックス』を中心とした4コマ集。


星のカービィ プププランドの仲間たち

作者:姫野かげまる
連載誌:小学五年生
連載年:2002~2003
単行本:無し(ゲーム本「NINTENDO ゲームコミックスペシャル」に26話分掲載)

時期的に『夢の泉デラックス』の要素を中心とした漫画。
カービィとその友達であるワドルディ、スカーフィブルームハッターキャピィの5人の活劇を中心としたほのぼの系作品。

カービィの瞳が大きくとても可愛らしい画風が特徴的だが、学年誌としてはやや高めの年齢のためか時折シュールなネタや黒い顔を見せる時もある。
あとデデデ大王の顔がけっこうイケメン。


星のカービィ プププランドは大さわぎ!

作者:山下たかひろ
連載誌:小学四年生
連載年:2003~2004
単行本:小学四年生付録「小四スーパーコミックBOX」Vol.2とVol.8に全話分収録

小学四年生で連載されていた漫画で、作者はポケモン4コマでお馴染みの山下たかひろ先生。

氏の漫画らしく独特な味付けを加えた特定のキャラが何度も登場している。
「自力で止まることができないバブルス」「ダジャレに異様な情熱を向けるスクイッシー」「アイドルを装っているが実は若作りしたおっさんで、キノコの帽子が取れてハゲが露呈すると豹変して時空を歪ませるキャピィ」といった独特すぎるサブキャラが満載。

新作ゲーム(『カービィのエアライド』、『星のカービィ 鏡の大迷宮』)が発売される頃にはそのタイトルを題材とした特別編も公開しており、連載終了後の『タッチ!カービィ』(2005)の発売時も単発で漫画を描いていた。


ポヨポヨカービィ

作者:はりぶきしきみ
連載誌:ファミ通キューブ&アドバンス、ファミ通DS+キューブ&アドバンス、ファミ通DS+Wii
連載年:2006~2009
単行本:無し

ファミ通のゲーム雑誌に毎月収録されていたカービィ特集ページ「カービィ学園」に毎回収録されていた4コマ漫画。

そのタイトル通り、カービィはアニメのように「ポヨ」としか喋らない。大体通訳はワドルディが担当する。
また登場時期の関係もあって、ドロッチェ団の出番が多め。

4コマ漫画の掲載自体は2009年で終了していたが、雑誌の不定期刊行となる2016年まではりぶき氏はカービィ学園のトップにイラストを描きおろし続けていた。


星のカービィ カービィ&デデデのプププ日記

作者:路みちる(最初の10話のみ) → まつやま登
連載誌:ファミ通DS+キューブ&アドバンス、ファミ通DS+Wii、てれびげーむマガジン
連載年:2006~連載中
単行本:傑作選1冊 + 雑誌付録7冊(現在)

タイトル通りカービィとデデデ大王が中心としててんやわんやを起こす日常系漫画で、デデデ大王の部下としてパラソルワドルディが登場する。

カービィとデデデ大王の仲が互いに良く、非常にゆるい作風が特徴。ただしカービィは無条件にスーパー能力を発動したりとオーバースペック気味
ちなみにカビハンシリーズに先駆けてマホロアが商売を始めてたりする。

単行本自体は多いが殆どが雑誌付録であるため、現在での入手は少々骨が折れる。
運が良ければ通販などで手に入るかも?
ただしファミ通DS+Wii末期の11話分は単行本化される前に雑誌の刊行が終了してしまったので、幻と化している(その話の中にエリーヌとクレイシアマルクの登場回がある)。

ちなみにファミ通DS+Wiiの刊行が終わって以降もてれびげーむマガジンの方で今なお連載が続いており、何気にカービィ漫画の中では3番目の連載期間の長さを誇っている。
入手手段こそ限られるものの話数も歴史も長く、漫画自体の完成度も高いので、もし機会があるならぜひ読んでみてほしい。


星のカービィ!も~れつプププアワー!

作者:谷口あさみ
連載誌:月刊コロコロコミック、別冊コロコロコミック
連載年:2006~2016
単行本:全13巻

通称「谷口カービィ」で、コロコロの漫画としては珍しい女性作者の作品。
連載当初はデデププへの思い入れから批判を受けやすい環境ではあったものの、現在となってはかなりファンも多い作品。
「~なのだ」という語尾で八重歯が生えているカービィや関西弁のデデデ大王が特徴。

ギャグはコロコロらしい派手でアホらしいネタが多いが、これまでの漫画では珍しかったガチバトルや感動的エピソードも随所に織り込まれている所が魅力。
またマルクやタランザといった悪役側も準レギュラーとして度々登場しており、彼らのファンにとって需要が高い作品ともなっている。
カービィ漫画の中では二次創作も特に多い

一方でカービィの友達に当たるメインキャラクターはバウファイターやクールスプーク、ガオガオ、ナックルジョーといった他の漫画では珍しい選出が多め。

詳細は該当項目を参照。

2016年に漫画の連載は終了したが、2019年からは大人向け絵本シリーズ『いつでもカービィ』の文章を担当している。


星のカービィ

作者:宮須弥
連載誌:キャラぱふぇ
連載年:2006~2010
単行本:無し

女児向け雑誌で初めて連載されたカービィ漫画。
タイトルはその時の最新ゲームに合わせて変化していたため、正式なタイトルは決まっていない。

作風は女児向けらしく緩く正統派な日常漫画といった感じで、おおらかな性格のデデデ大王が特徴的。
単行本化されていない割には話数が多く、また2000年代の連載ということで雑誌もそこまで出回っていないため、全てを読む難易度は非常に高い。
筆者もこの漫画についてはあまり把握できていない

2010年で連載終了したが、『毛糸のカービィ』『あつめて!カービィ』それぞれの発売に合わせて1話ずつ読み切りを掲載していた。


星のカービィ プププヒーロー / 星のカービィ ウルトラスーパープププヒーロー

作者:あおきけい&みかまる
連載誌:デンゲキニンテンドーDS、デンゲキニンテンドー for KIDS、デンゲキバズーカ!!
連載年:2006~2016
単行本:ププヒロ5巻 + USププヒロ2巻

デンゲキ系統のゲーム雑誌で連載されていた漫画。
カービィ漫画としては作風が原作に近く、ゲームのストーリーを追っていく展開もある。
星のカービィWii』のストーリーを追った展開は特に人気が高い。

大まかな展開はギャグが多めではあるもののほぼ毎回バトルシーンが存在しており。カービィがピンチになったところでコピー能力で逆転勝利…といった展開が鉄板。
一方でメインキャラとしてはアニメでも人気を得ていた雪だるまのチリーであり、カービィは自分の家を持っておらず彼の家に居候しているという独自の設定も特徴。
「ごちめまして」「おはそうさま」というカービィ自作の挨拶や、プライドが高いが悪口に弱いシミラも印象的。

一度2013年に連載終了したものの、翌年に新たな雑誌の創刊に合わせて『ウルトラスーパープププヒーロー』として再連載された。
かつては無印ププヒロが付録冊子で2冊単行本化されていたのみで、後からの入手は大変だった。
漫画自体の完成度や話題性もあって需要が非常に高く、需要ファンによる復刊投票で票を集め、USププヒロの連載終了から6年もの時を経てついに単独の単行本が発売されたという類まれな経緯を持つ。
特にUSププヒロはそれまで付録でも単行本化されたことがなかったので、7年越しの単行本化ということになった。

詳細は該当項目を参照。


星のカービィ パクッと大爆ショー!! / 星のカービィ もっと大爆ショー!!

作者:川上ゆーき
連載誌:コロコロイチバン!
連載年:2012~2015
単行本:全2巻

『まんまる日記』より前にコロコロイチバン!で連載されていた漫画。
何気にカービィ、デデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディという『Wii』の4人がメインキャラとなった初の漫画でもある。

コロコロ本誌ではなくイチバンであるため若干知名度が低かったのもありあまり話題には上がらないものの、コロコロらしい派手なギャグとカービィらしい優しい世界観が一体となった本作。
デデデ大王の「まったくもうっ!」といったツッコミが印象的。

2014年に一度作者の急病により連載中止となってしまったが、2015年に『もっと大爆ショー!!』とタイトルを変えて再度連載された。
しかしそちらもたった3話で作者都合により連載終了してしまい、以降作者の活動は公に出ていない。
何とも不穏な終わり方をしてしまった惜しい作品である。
『もっと』の方は単行本が出ていないため本誌を読む他ない。

近年はイチバンを含むコロコロのカービィ漫画のコラボステッカーなどのイベントがあったり、2022年にはコロコロのカービィ漫画が全て電子書籍化されたといったニュースもある中で、本作についてはノータッチであり、とにかく不遇な作品である。


星のカービィ ぽよぽよな毎日

作者:路みちる
連載誌:ぴこぷり
連載年:2012~連載中
単行本:1冊(現在)

キャラぱふぇとは異なる女児向け雑誌で連載中のカービィ漫画。基本的には4コマ体勢。
作者の路みちる先生は『プププ日記』の最初の10話を担当していた他、アンソロ時代もいくつか寄稿していた。

カービィ漫画としては珍しくメインヒロインがおり、2012年の漫画でありながらなんとチュチュがそのポジションに抜擢されているのが最大の特徴。
女児向けらしく(?)チュチュがカービィに好意を向けており、アタックしようとしてはうまくいかず…といった展開も多い。

10年以上連載しており現在でも続いているものの、単行本は残念ながら2015年に一冊出たっきりである。
いつか単行本が新たに出され、続きを読める時がくることを祈っていたい。


星のカービィ まんぷく4コマぱふぇ♥

作者:苅野タウ&ぽと
連載誌:キャラぱふぇ コミック&パズル
連載年:2013
単行本:無し

キャラぱふぇの関連雑誌に2回だけ連載していた4コマ集。
作者はなんとあの小説版カービィの挿絵を担当している方(後に絵本やグッズイベントのメインビジュアルも担当することになる)。仕事しすぎ!

もちろん今では読むのは困難。2冊分だけ手に入れればいいのでまだマシな方かもしれない?


星のカービィ キラキラ★プププワールド

作者:南条アキマサ
連載誌:キャラぱふぇ
連載年:2014~連載中
単行本:2冊(現在)

女児向け漫画のカービィとして思い浮かぶ人が多いであろう漫画。
キャラのピンクのほっぺ(チーク)が非常に愛くるしい。
タイトル通りキラキラした作風が特徴的で、特に秘書スージー三魔官といった女性キャラがとても可愛らしく描写されている。
ファンからはよくカービィが天然たらしとか言われている

最新作のゲームに則った話が多いため冒険シーンが描かれることもあるものの、4コマ形態なのもあってかなり和やかな作風。
単行本も現在2冊あるため、無難に「かわいいカービィ漫画」を楽しみたい人におすすめ。


星のカービィ 今日もまんまる日記! / 星のカービィ パズルプラネット / 星のカービィ コピー能力4コマ大図鑑 / 星のカービィ 夢幻の歯車の大冒険!!

作者:ダイナミック太郎
連載誌:コロコロイチバン!、星のカービィファン
連載年:2016~連載中
単行本:まんまる日記6巻、パズプラ2冊、4コマ大図鑑2冊(現在)

コロコロイチバン!で現在連載中の漫画。
これまでのコロコロ漫画同様ギャグがメインだが、絵柄のクセや漫画特有の口調といったものがあまりなく概ね万人にオススメできるタイプ。

珍しいキャラの選出など原作シリーズをプレイした者ならわかる小ネタが随所に仕込まれており、作者の原作愛がよく伝わる漫画。
ギャグや(主に)ツッコミのセンスに光るものがあり、漫画自体も予想外の展開が多く人気が高い。
イチバン連載でありながら、ほぼ同時期にコロコロ本誌で連載が開始された『まんププ』よりもネット上では話題によく上がるほどには存在感がある。
ジャマハートに毒されたメタナイトの言動がTwitterでバズったし

またそれと並行する形で同誌で漫画とクイズが一体となった『パズルプラネット』やコピー能力を紹介する4コマ集『コピー能力4コマ大図鑑』も連載している。
更に星のカービィファンではグッズアートを派生させたオリジナルストーリー漫画『夢幻の歯車の大冒険!!』も連載しており、比較的最近の漫画シリーズでありながらも非常にエネルギッシュに展開されている。
しかも作者はてれびくんの方でも仮面ライダーシリーズの漫画も連載してるわけで…仕事しすぎその2

詳細は該当項目を参照。


星のカービィ ~まんぷくプププファンタジー~

作者:武内いぶき
連載誌:月刊コロコロコミック、別冊コロコロコミック、星のカービィファン
連載年:2016~連載中
単行本:12巻(現在)

現在本誌コロコロで連載しているカービィ漫画。
風刺の効いたシュールなギャグが多かった『デデププ』やバトル展開に感動、キャラを重視した描写の多い『も~ププ』と比べると、まさしくコロコロを読む小学生男児読者が好きそうなノリで固められた最もコロコロらしい作品である。
「ピポ」という語尾でω口のカービィや、「~じゃい」という語尾で独特のほっそりとしたフォルムのデデデ大王が特徴的。

本当にコロコロらしい不条理ギャグといった作風であり、登場キャラもゲストが少なくほぼカービィとデデデ大王を中心としているため『まんまる日記』と比べると「カービィファン」よりも「コロコロ読者」をメインターゲットとして置いたであろう漫画。
それゆえかネット上ではあんまり話題に上がらない。
ただそのギャグ全開の展開は本来のコロコロ読者にから大きな人気を集めており、カービィ漫画としては珍しく本誌での掲載順で何度も1番目を取っていたり、表紙でも大きく載ったりしている。

最近はマホロアやエフィリンといったゲーム側の主要キャラが準レギュラー化することも増えてきた。
時々大長編という形で長ページに渡る話を掲載しているのも特徴。

詳細は該当項目を参照。


星のカービィ プププフレンズ

作者:森野モト
連載誌:ゲームスペシャル
連載年:2022~連載中
単行本:無し(現在)

KADOKAWA発行のゲームムック本「ゲームスペシャル」に掲載されている漫画。
内容としては最新作のゲームの最序盤の内容をオーソドックスに漫画化したもの。
第1回は『星のカービィ ディスカバリー』編、第2回は『Wiiデラックス』編。

当ムック本自体が不定期刊行なのもあり、まだ2回しか連載されていない。
連載漫画としてはかなりのスローペースであり、単行本が出るのか、そもそもこれ以降続きが出るのかも不明だが、気を長くして待っていたい。
プププの大冒険の二の舞にならないことを祈る


星のカービィ 〜ゆるっとプププ〜

作者:加藤みのり
連載誌:ちゃお、星のカービィファン
連載年:2023~連載中
単行本:1冊(現在)

ここにきて初めてちゃおで連載!*1
これまでいくつか女児向け雑誌で連載されたことがあったカービィ漫画だが、少女向け漫画雑誌での連載はこれが初である。

少女向け漫画らしく、かつタイトル通りゆるっとした作風が特徴で、カービィたちも可愛らしく描かれている。デデデ大王の口調が「~だデ」だったりと、ひかわカービィの影響を色濃く受けている。

たまに昔のキャラやコピー能力が出てきたり、ちょっとシュールなネタが出てきたりもする。
片言気味なカービィや、ツッコミの際に白目を剥くバンダナワドルディが印象的。
連載開始から7ヶ月で単行本化を達成しており、カービィ漫画としては異例の早さである。
これからの展開に期待したい、最新のカービィ漫画だ。


◆アンソロジーコミック

実はカービィは連載漫画だけでなく、ゲーム内容に沿った4コマギャグ漫画のアンソロジーコミックが発売されていた時代もあった。
それもエニックス、光文社、双葉社の3社からそれぞれ出版されていた。

2009年発売の『ウルトラスーパーデラックス 4コマギャグバトル』を最後にカービィの公式アンソロジーは幕を閉じてしまったが、世代によってはカービィ漫画は連載よりもこれらが馴染み深かったという者も多いだろう。
ちなみに3社から出版されたアンソロ全てを合わせると30冊にもなる。

現在は手に入る機会が少なくなっているもののどの巻から読んでも問題ないため、見つけたら是非手に取ってみてほしい。
連載とは違った、作者ごとに特色の出るカービィ漫画を楽しめることだろう。

エニックス(『夢デラ』以降はスクウェア・エニックス)発行

  • 星のカービィ 4コママンガ劇場 - 『星のカービィ2』が題材。
  • 星のカービィ 4コママンガ劇場2 - 同上
  • 星のカービィ 4コママンガ劇場3 - 『星のカービィ スーパーデラックス』が題材。
  • 星のカービィ ショートコミック劇場 - 同上。4コマ形式ではなく、1話完結の短編漫画集。
  • 星のカービィ 4コママンガ劇場4 - 『星のカービィ スーパーデラックス』が題材。
  • 星のカービィ 4コママンガ劇場5 - 『星のカービィ3』が題材。
  • 星のカービィ64 4コママンガ劇場
  • 星のカービィ64 4コママンガ劇場2
  • 星のカービィ64 4コママンガ劇場3
  • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コママンガ劇場
  • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コママンガ劇場

光文社発行(火の玉コミックス)

  • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル
  • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル まんぷく編
  • 星のカービィ スーパーデラックス ギャグパラダイス - 1話完結の短編漫画が多め。
  • 星のカービィ スーパーデラックス 4コマギャグバトル はらぺこ編
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  • 星のカービィ64 4コマギャグバトル
  • 星のカービィ64 4コマギャグバトル ミックス編
  • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コマギャグバトル
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  • 星のカービィ 夢の泉デラックス 4コマギャグバトル ミックス編
  • 星のカービィ 鏡の大迷宮 4コマギャグバトル パート1
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  • タッチ!カービィ 4コマギャグバトル
  • 星のカービィ 参上!ドロッチェ団 4コマギャグバトル
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双葉社発行

  • 星のカービィ 4コマまんが王国1 - 『星のカービィ 夢の泉の物語』『カービィのピンボール』『カービィボウル』が題材。
  • 星のカービィ 4コマまんが王国2 - 『星のカービィ スーパーデラックス』が題材。
  • 星のカービィ64 4コマまんが王国
  • コロコロカービィ 4コマまんが王国
  • カービィのエアライド 4コマまんが王国

◆余談

ご覧の通り当記事で挙げたカービィ漫画の中には、単行本化されていない漫画も多い。
その中でも昔の学年誌やゲーム雑誌にしかなかった漫画については今では手に入れる術なんてほとんどないが、国立国会図書館や国際子ども図書館、関西館といった大型の図書館施設に貯蔵されていることもある。
地方の方には厳しいかもしれないが、当記事で興味を持ったものの読めそうにない漫画がある場合はそれらの施設に足を運んでみるのもいかがだろうか?

なお、海外でもドイツのゲーム雑誌「Club Nintendo」でも『Kirby und das Geheimnis des Glibbers』というカービィ題材の探偵漫画が1994年に連載されていた。

概要にも述べた通り、まだまだ発掘できていないであろう埋もれたカービィ漫画は存在していると思われる。
もし思い当たる漫画がある場合や、未知のカービィ漫画を見つけた時は、是非とも追記してほしい。




追記・修正は色んなカービィ漫画を愛せる方にお願いします。

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最終更新:2024年05月01日 16:34

*1 実は復活後の『デデププ』が1度だけちゃおに掲載された号がある