ジョイメカファイト

登録日:2012/07/18 Wed 23:15:04
更新日:2025/02/13 Thu 11:15:45
所要時間:約 8 分で読めます







『ジョイメカファイト』とは、1993年に任天堂より発売された、世にも珍しい最初で最後のFC用対戦格闘ゲームである。


FC用対戦格闘ゲームである。


大事な事なので二回言いました。

本作の発売当時、巷では『ストリートファイターⅡ』(以下、ストⅡ)のような格闘ゲームが大流行していたが、
既に前世代のゲーム機となりつつあったファミコンの処理能力では、ストⅡのような格ゲーなど到底作れないと誰もが思っていた*1
というか、ストⅡからして、スーパーファミコンに移植するのがかなりギリギリであったくらいなわけだし尚更である。

一応、本作以前の時代に、FCでは『アーバンチャンピオン』のような対戦ゲームも発売されていたが、
このゲームは基本的に、強・弱攻撃、ガードのみというシンプル設計であり、ただボタンで殴りあうだけだった。

他に有名なものとして『キン肉マン マッスルタッグマッチ』というゲームもあったが、
こちらは格ゲーとは少し異なる独自のバトルであり、格ゲーと言うには少々(今の感覚だと)無理があった。


そんな中、本作は当時行われた新規人材の発掘企画「任天堂・電通ゲームセミナー」がきっかけで産声をあげた。
すでに末期だったファミコンの開発環境をセミナー受講生に与えた結果、とある受講生が、


なにジョジョ?
FCの描写能力じゃSFCやアーケードみたいな格闘ゲームは無理?

     __.. -―─ 、__
    /`       三ミー ヘ、_
  ゝ' ;; ,, , ,,     ミミ  , il ゙Z,
  _〉,..    ////, ,彡ffッィ彡从j彡
  〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
 \.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;)
  く:.:.:.:lムjイ  rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´    逆に考えるんだ
   〕:.:.|,Y!:!、   ニ '、 ; |`ニ イj'
   {:.:.:j {: :} `   、_{__}  /ノ      描写できないなら、「そもそも表示しなければいいじゃない」
    〉イ 、゙!   ,ィ__三ー、 j′
  ,{ \ ミ \  ゝ' ェェ' `' /         と考えるんだ
-‐' \ \ ヽ\  彡 イ-、
     \ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
      \  ヽ- 、.// j!:.}    ` ー 、
       ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
          ´ / ! ヽ

という凄まじい発想を思いつき、登場させるキャラを普通の人間っぽく描写することにこだわらず、
胴体・頭部・手足「だけ」で表現することによってスプライト量を減らし、スムーズなゲーム性の実現に成功した。
そのため、既にストⅡが存在し、主流がSFCに移り変わっている時代でありながら、ファミコンでそれとほぼ同程度のクオリティの格闘ゲームが誕生することとなった。
しかも「人間ではなくロボット」という逆転の発想から、多脚やビットや頭まで飛ばすという掟破りの発想が生み出された。
キャラ造形の自由度は類を見ないレベル。

そんな経緯から、「当時の時代背景を知っているのなら神ゲー、そうでない人にとって見れば普通レベルの格ゲー」と言われるとか言われないとか。

また、隠し技や簡易入力等、現在の格ゲーでも通じる要素も実験的に入っている。
更に現在の家庭用格ゲーではおなじみのプラクティスモードを搭載したのは実は本作が初

と、普通の格闘ゲームがファミコンでできる以上の要素が詰まっている。
というかSFCの格闘ゲームと比べて劣ってる点なんてせいぜいボイスの有無とグラフィックくらい*2
後述するが、総キャラクター数が非常に多いのも何気にポイントが高い。BGMも豊富。



●ストーリー

ある所にロボットを作らせたら世界1の、白髭のリトル・イーモン、黒髭のイワン・ワルナッチとい二人の博士がおりました。
二人はとても仲良しで、助け合って沢山のロボットを作り出しました。
ある日、イーモン博士が研究室に行くと、どうした事か7体あったロボットが1体も見当たりません。
そればかりか、ロボットを作る為の設計図や機械が壊され、ワルナッチ博士もその日を境に居なくなってしまいました。

数日後、ワルナッチ博士がテレビに出ていました。

「諸君らに警告する。私は最強のロボット軍団を率いて世界を征服する。抵抗すれば容赦はしない!」

すっかりワルになってしまったワルナッチ博士を見てイーモン博士は大変悲しみました。

暫く悩んだ末、イーモン博士はカンサイに修行に出ていたオワライ・ロボのスカポンを呼び戻し、戦闘用ロボに改造しました。
そうして、スカポンに言いました。
「ワルロボに改造された、仲間のロボは、私が改造しなおしてヨイロボに改造出来るじゃろう。
お前は、辛い気持ちを振り切って仲間だったワルロボを倒すのじゃ!」
こうして、スカポンとワル・ロボ軍団の熾烈な戦いが、始まったのでした。


…というどこかで聞いたようなストーリー。

●システム


【基本操作】
  • Aボタン…パンチ
  • Bボタン…キック
  • 屈B…足払い
  • 前A…強パンチ
  • 上キー…ジャンプ(追加入力でジャンプパンチ、ジャンプキック)
  • キャラの向きと反対方向キー…ガード


◆どこまでも続くエリア

2D格ゲーでは珍しく「壁(画面端)」がない。
サンソフトのギャラクシーファイトと同様で、キャラが移動する限りどこまでも続く。

必殺技

全キャラ4つ(投げも必殺扱い)標準装備。ただし強化型の隠し技や追加入力もある。
また飛び道具は十字キーを入れる事で速度を調整する打ち分けが可能。
突進系統の技ではほぼ共通で発生時に下を押していることで早く着地する。(移動距離が短くなる)
投げ技は全キャラ共通で1F発生かつガード硬直中にも通るため当て投げが決まりやすい。その上無敵時間まである。
立ち回り上の重要性が非常に高いため、投げ技のないキャラは(特に対人戦では)それだけで大きな不利を強いられる。

◆キャラ

スカポン以外のイーロボはステージ1で敵キャラとして登場。
倒せばリョウシンカイロを組み込まれて仲間に戻り、プレイヤーがストーリーで使用できるようになる。
他のキャラも条件を満たせば敵キャラ・四天王も対戦で使用可能になる。
そのキャラ総数はなんと36。当時どころか今見ても多い。さらに実は没キャラも存在し、ROM内にデータもある。
だがキャラ間のバランスに関してはかなり荒削り。
  • 完全上位・下位互換の関係になっているキャラ
  • ほぼ勝負にならないレベルで性能差のあるキャラ
  • そもそもまず勝ちが見えないほど悲惨な性能のキャラ
…などが少なからずいる。
ただガチ勢同士ならともかく、一般的なプレイヤーが対戦をするぶんにはハンデをつけやすいという利点もある。
一概にそれが悪いとも言い切れない。

◆対戦形式

ラウンド制ではなく、キャラそれぞれ3本分のライフゲージがあり、先になくなった方が負けとなる。
どちらかのライフゲージ一本がなくなると、無くした方は次のライフゲージに移り、勝った方は現在のライフゲージが少し回復して続投する。

●イーロボ

【スカポン】

  • イーモン「じまんのおわらいロボじゃ。たさいなわざがみりょくじゃぞ。」
一応主人公機。お笑いロボだが、開発経歴*3を見る限り本来そうだったかは不明。
主人公でありながら割とトリッキーでクセの強めなキャラ。
技の構成そのものは割とオーソドックスだが、移動速度が遅く通常攻撃のモーションが独特。そして地味に足払いが高性能。
イーモン博士の言葉通り技は多彩で、特に派生の多い突進技「ローリングスカ」をどう生かすかがカギ。
主人公の名は伊達ではなく、見た目に反し使いこなせればイーロボとしてはなかなか強力な部類に入る。
  • 【必殺技】
    • ローリングスカ:スカポンを代表する技で、全身を高速縦回転させながら高速突撃する体当たり。
      判定・速度が優秀で、派生や軌道変化のバリエーションも多く、色々な状況に対応できる万能技。
      特殊な追加コマンドで出せる強化版は威力がランダム変動するが、上振れするとイーロボの必殺技中最高の火力を叩き出す。
      敵に当たった際大きく跳ね返るため、ガードされるとスキを晒す*4のがネック。
      ダウン性能がないため、相手によってはヒットさせても反撃が確定してしまうことも。
    • コンナンイラヘン:頭部を投げて飛ばす。隙が大きめで投げた頭はちょっと回転滞空してから戻ってくる。いらないんじゃねーのか
      出掛かり判定が強いが射程は短く、威力は下のトンデケーの1.5倍。モーション中に前入力すれば頭ではなく本体が移動して回収する。
      実は地味に対空にも使える。
    • トンデケー:こっちは頭の複製を投げて飛ばす飛び道具。ビックリした顔が飛んでくる。速度の調節が可能。
      ただし高さが頭部位置という事もあり、一部のキャラに当たらない事がある。
    • スカポンナゲ:相手を自分の後方に投げ飛ばす、オーソドックスな投げ技。間合いは広い。

【ホノオ】

  • ワルナッチ「このロボのしゃくねつのほのおでバーベキューになるがよいわ!」
  • イーモン「どのきょりでもたたかえるスタンダードなロボじゃ。ひっさつわざもきょうりょくじゃぞ。」
凛々しい眉が特徴的な炎を象ったロボ。どう見てもこいつの方が主人公だろというのは禁句
必殺技の構成も飛び道具・対空・突進と主役っぽいスタンダードなもの。加えてどの技も隙が少なく判定も強めで、イーロボの中でもハイスペックな部類。
通常技も全体的に使い勝手がよく、特にジャンプパンチの空対空性能の高さはなかなかのもの。
一方で技の威力は全体的に控え目で、移動が若干遅いというネックも抱えている。相手の行動に的確に対応できる判断力が重要になるだろう。
  • 【必殺技】
    • ファイアーウェーブ:飛び道具。威力はやや低いが、隙が少なくて使いやすい。
    • ファイアーボール:全身を真っ赤に燃やしながら放物線を描き体当たりをする。入力したコマンドによって軌道が2パターンに変化する。
      出がかりに無敵時間があるため対空迎撃や切り返しに便利。もちろん奇襲にも使えるが判定はちょっと弱い。
    • ファイアーフレア:空から火の雨を降らせる対空攻撃。ガードさせれば削りにも使える。
      ただし横方向の判定がかなり弱く、突進技には滅法弱い。これも出がかりに無敵時間があるが、発生と同時に切れてしまう。
    • クウチュウセオイナゲ:相手を掴みながらジャンプし、後方めがけて投げ飛ばす。

【タイガー】

  • ワルナッチ「ちょうきょうりょくのひっさつわざをはたしてかわせるかな?」
  • イーモン「ひざこうげきをとくちょうとするロボじゃ。はでに、くうちゅうをとびまわるぞ。」
ムエタイ選手風のロボ。名前といいモーションといい露骨にあの人っぽい要素が目立つ
2種の突進技と降下技を持ち、イーモン博士の言葉通り扱いに慣れれば縦横無尽に飛び回って敵を翻弄できる。反面、通常移動はかなり遅い。
良くも悪くも飛び技特化のピーキーな性能で、読み合いと技の熟知が必須の玄人向け。
  • 【必殺技】
    • ダッシュアッパー:タイガーの最強技。高速で前進し上空へ飛び上がるアッパー。タイガーアパカッ
      威力が高く発生中は無敵だが、ガードされたり空振ったりすると無防備になる。
    • フライングニーキック:前方へ飛び蹴りを繰り出す突撃技。タイガーの機動力の要。
      強化版のレオほどお手軽ではないが、起き上がりに重ねてこれでめくる→浮いたところに足払い、を繰り返すと永パになる。
    • スープレックス:名前通りの技。威力も普通。イーグルキックからガードさせた相手に最適。
    • イーグルキック:ジャンプ中に急降下膝蹴りを放つ奇襲攻撃。非常に隙が少なく速度もあり、攻撃にも回避にも役立つ。

【ネオ】

  • ワルナッチ「こいつのアッパーにせいぜいちゅういすることだな!」
  • イーモン「さいしんのコンピュータロボじゃ。このロボのアッパーはきょうりょくじゃぞ。」
頭上にエネルギー球体(ビット)が浮いている最新鋭コンピューターロボ。
ホノオに並ぶスタンダードキャラだが、突進技がなく昇竜拳タイプの対空技と連打技を持つ迎撃重視な性能。
飛び道具を主軸に相手を飛ばして落とす待ちガイル戦法に向いている。
難点はピヨりやすいこと。精密機器なので衝撃に弱いのかもしれない。
  • 【必殺技】
    • ネオカイテンアッパー:ネオの最強技。いわゆる昇龍拳。コマンドの長さで弱中強を打ち分けられる。
      強アッパーはイーロボの必殺技らしからぬ特大火力だが、対空迎撃には無敵時間のある中アッパーのほうが使いやすい。
    • ウェーブショット:上下に揺れながら飛ぶエネルギー弾。ちょっと出が遅いのがネック。
    • レンダキック:B連打で放ついわゆる百裂脚。連打技としてはリーチが長め。咄嗟の牽制から削りにも使える。
    • ネオスープレックス:ジャンプして相手を前方に投げ飛ばす。

【センジュ】

  • ワルナッチ「このロボのドリルでくしざしにしてくれるわ!」
  • イーモン「まもりにすぐれたロボじゃ。ドリルとアームで、あいてはてもあしもでんじゃろう。」
頭上の2本のドリルが特徴的な、メカメカしい見た目のロボ。
通常技の使い勝手がよく、特に超強判定でリーチもある強パンチ・ジャンプパンチと低空から突っ込むため迎撃されにくいジャンプキックが優秀。
迎撃性能はなかなかのもので防戦に強い反面、積極的に攻め込む手段に乏しい上投げ間合いも狭いので待ちに徹してくる相手が苦手。
  • 【必殺技】
    • レンダパンチ:A連打で放ついわゆる百裂拳。ドリルのおかげで少し上方向の判定が強い。
    • ドリルアタック:きりもみ回転しながら突撃する、いわゆるサイコクラッシャー
      出がかりに無敵時間がある上判定もかなり強く、切り返し性能が非常に高い。また発生中はいつでも速度調節が可能なので、当てた後の間合いの調整がしやすい。
      タメに必要な時間が長いことと、一度出すとしばらく出せなくなるのがネック。
    • フライングドリル:きりもみ回転しながら緩やかに前方へ落下していく技。突進中にコマンドを再入力すると加速し飛距離も伸びる。
      ぶっちゃけ使いづらいが、センジュにとっては唯一のいつでも出せる移動技。
    • クビナゲ:ジョイメカに首はないけど首投げ。威力は普通だが間合いが狭い。
      投げた後前ジャンプからのジャンプキックで追撃が可能。強化版のアシュラと違ってダウンは取れないが。

【サスケ】

  • ワルナッチ「こいつのナゲのひょうてきになってみるがいい。」
  • イーモン「なげわざしゅたいのニンジャロボじゃ。クウチュウナゲは、どんなてきもなげつけるぞ。」
投げ主体の忍者型ロボ。このゲームでは数少ない空中投げの使い手。
移動速度が速く、投げ以外の技も発生・速度に優れるものが多いのだが、ピヨリ耐性と攻撃力の低さがネック。
クエストモードでは不用意に空中に出たり接近してきたりする敵を片っ端から投げ付けて大活躍するが、対人では各種技の欠陥が露呈しがち。
  • 【必殺技】
    • クウチュウナゲ:ジャンプ中の相手をぶん投げる空中投げ。画面半分近くまで投げ判定がある。
      敵が空中必殺技などで攻撃判定があっても問答無用でぶん投げられる。
      ただし縦方向の間合いがかなり狭く、さらにジャンプした直後は投げられないので意外と決まりにくい。
    • トモエナゲ:地上用の投げ技。A・Bのどちらで出すかによって威力と投げ間合いの広さが変化する。
      ぶっちゃけると投げとしては平凡な性能だが、サスケ自身の移動速度が速いので決まりやすい。
    • カギヅメ:前方に鉤爪を繰り出して攻撃。リーチの非常に長い2段技。
      と見せかけて実はモーションがそれっぽいだけの単発技で、1段目をガードされるとそれ以降攻撃判定が消えてしまうという致命的欠陥がある。
      ただし発生・速度に優れダウンも取れるので、敵の飛び道具を先制で潰す、一発目を敢えてスカらせ二発目で牽制するなどの使い方がある。
    • スライディング:前方に素早く長い距離を移動する蹴りを放つ突撃技。A・Bのどちらで出すかによって移動距離が変化する。
      発生中は食らい判定が低くなるので打点の高い技はこれで回避可能。しかし地上突進の常としてガードされると投げで反確。何故か前に出ている方の足に当たり判定がないので正面からかち合うと判定負けしがちでもある。
      カギヅメの二発目キャンセルでも出せるが、その場合の攻撃判定はない。食らい判定が狭まり高速移動ができるので緊急回避用か。

【アイ】

  • ワルナッチ「このロボのすばやいこうげきについてこれるかな?」
  • イーモン「かくらんせんぽうをとくいとするロボじゃ。ジャンプのはやさはいちばんじゃ。」
虫かエイリアンのような生物的な見た目の単眼ロボ。トリッキーなスピードキャラ。
飛び道具がなく、単発火力も控えめだが、機動力が高く隙の少ない技が多いのでかなり強気に攻められる。
通常技も強力なものが多く、特に強パンチはリーチ・判定ともに優秀で対空にも対地にも使え、その上1F発生で速度も非常に速いと恐るべき高性能っぷりを誇る。
唯一無二の個性である無敵技・アイアストロンで防御面もしっかりカバーしており、攻守に隙のないなかなかの強キャラ。おまけにピヨりへの耐性も高い。
大半のイーロボが自分のパチモンの下位互換&ガチ対戦では厳しい性能、という不遇な立場にある中、コイツだけは例外。
頑張れば上位陣とも渡り合えるくらいのポテンシャルを持ち、アッパーキャラであるワイとも明確な差別化ができている稀有なキャラ。
ただ流石に通常移動の速度や火力はイーロボなりのものなので、対人ではかなり慎重に立ち回る必要がある。
  • 【必殺技】
    • アイアストロン:体力を消費し、短時間無敵状態になる。発動中は行動不能だが体全体に攻撃判定が発生し、威力も高い。
      体力消費というコストを差し引いても大変使い勝手のいい迎撃技。厄介な突進技は基本的にこれで切り返してしまえる。
    • アイコプター:回転しながら空中を滞空する。足に攻撃判定があり、二段ジャンプも可能。
      コミカルな技名やモーションとは裏腹に、逃げやガー不攻撃・永パ等色々な場面で活躍する便利な技。
    • カッターキック:前方に素早く長い距離を移動する蹴りを放つ突撃技。ガードされると素早く真上に跳ね返る。
      ほとんど隙がないため出し得の場面が多く、地上突進の中ではトップクラスの使い勝手。
    • アイスープレックス:特に特徴のない投げ技。

【ジャイアント】

  • ワルナッチ「こいつのバカぢからでスクラップにしてくれる!」
  • イーモン「パワーじまんのロボじゃ。うごきはおそいが、てきにあたえるダメージはすごいのじゃ。」
見た目通りの解り易いパワー型ロボ。他のキャラクターに比べ一回り大きく、頭は岩で腕は鉄球。
コマンド投げを除くとパワーキャラの割に火力が微妙で、移動速度が極端に遅いため機動面は悲惨。
一方必殺技は飛び道具・突進・迎撃と意外に万能なラインナップ。
食らい判定の小さくなるジャンプパンチやヘッドバットの無敵を活かして立ち回る、意外にテクニカルなキャラ。それしか希望がないとも言う。
  • 【必殺技】
    • ダッシュストレート:素早く前進しながらストレートを繰り出すジャイアントの主力技。オアー!
      ややスカされやすいが発生と速度は優秀でそこそこ高威力。奇襲や移動に便利だが隙も大きいので使い所注意。
    • パワーボム:相手を掴んで力任せに叩きつける投げ技。やや間合いが狭い。
      隠し派生としてコマンド投げがあり、威力が大幅に強化される。
    • クエイクウェーブ:バックステップし地面を殴りつけ、衝撃波で攻撃する飛び道具
      敵と距離を取りつつ放て、飛び道具の中でも最速級の速度。ただし発生がかなり遅い。
    • ヘッドバット:頭突き。無敵時間付きで対地・対空の両方をカバーできる迎撃技。実は削り性能もそこそこ。
      ただ攻撃判定が狭い・硬直が長い・ガード中は出せない、とややクセが強い。

●ステージ2のロボ

ここからは改造されたイーロボではなくワルナッチ博士の作った純正ワルロボ達が相手になる。
この時点ではどのロボも基礎スペック的には弱め。しかも揃ってクセが強く、投げ技を一切持っていなかったり、必殺技のラインナップが極端に偏っていたりする。
しかし中には侮れない一芸を持つロボも。

◆ザコ
ワルナッチ「ちょうきょうりょくのシンクウタメこうげき、くらってみるか?」
目つきの悪い三白眼が特徴の、実にシンプルな見た目のロボ。スカポンの次に簡素。マニュアルモードの相手役でもある。
あらゆる通常攻撃が悲惨なほど弱く、必殺技はどれも高威力だがスキが大きすぎ、すぐピヨり、そして何より投げがない。
名前通りと言わざるを得ない性能だが、移動速度とジャンプが早く機動力はそこそこ。前進する必殺技の削り性能がそれなりに高い。
一応実戦レベルの永パも持っているので頑張ればまだある程度は戦える…かも。少なくとも最弱の雑魚ではない。
  • タメパンチ:ためて繰り出すパンチ。出す時に前方向に入力すると滑るように前進して繰り出す。
    発生が物凄く遅く、後隙も物凄く大きい。ただしガードされた場合も判定が消えず、多段削りが発生する。しかも削りの方が痛い。
    起き上がりや技硬直に合わせると効果的。あえてガード可能なタイミングを狙えばプレッシャーになる。
  • タメキック:ためて繰り出すキック。対空にも使える。後方にタメるとパンチ同様滑るように前進して繰り出す。
  • シンクウタメパンチ:空中で繰り出すタメパンチ。技を出してから判定が消えるまで発動位置で静止する。
    一度タメを完成させると、これかシンクウタメキックを出すまで他に何をしても維持され続けるという珍しい仕様がある。
    が、そのせいで普通のジャンプ攻撃を出したい時に暴発しやすいという問題も……
  • シンクウタメキック:空中で繰り出すタメキック。タメの仕様はシンクウタメパンチと同じ。
    ちなみにパンチもキックもシンクウ版の方が威力が高い。

◆ボコボコ
ワルナッチ「こうげきをくらってボコボコになるのはおまえのほうなのだ。ふ、ふ、ふ。」
攻略本によるとスカポンと同じく元お笑いロボらしい、ボコボコにされた後のようなかわいそうな見た目のロボ。
適当な顔と開きっぱなしの口、コミカルな動きが特徴で、手足を振り回してこちらをボコボコにしようとしてくる。
ザコと違って技の構成は連打・突進・飛び道具・投げ、と割とマトモ。だが絶望的に火力不足な上に極端にピヨりやすい。
機動性はそこそこあり、立ち回り性能も投げのない連中などに比べれば大分マシではあるが、それを差し引いても相当の弱キャラ。ぶっちゃけ最弱候補の一角。
ワルナッチ博士的にはお気に入りなのかニコイチで復活させたり最強格の最上位機に技を移植されたりしている
  • ハチャメチャ:パンチ連打で両手をバタバタさせて攻撃する最弱の連打技。
    実は光ってる手以外攻撃判定がないので、見た目よりカス当たりしかしない。
  • グルグルスロー:劣化版コンナンイラヘン。頭の戻り速度がスーパーザコの歩行速度より遅い。
  • ボコボコナゲ:ぶっちぎりで最低火力の投げ。だが実は間合いが広く、これだけなら高性能と言えないこともない。
  • ハリケーンボコボコ:逆さまになってコマのように回転しながら突進する技。何故か出掛かりに上方向に広くて強い攻撃判定がある。
    …対空に使えというのだろうか?逃げ回るのには重宝する
    なお、追加入力で発動中に何度でもジャンプが可能。
    だが、そのコマンドは1F以内のズレで3ボタン同時押しという、明らかに人間には安定入力不可能な代物。

◆ジオ
ワルナッチ「このロボのエネルギーボ-ルで、こっぱみじんになるがよいわ!」
ジ・Oではない。でもジェットストリームを使う。色もドムっぽい。ビットもありネオに似ているが対空ではなく突進を持つ。
モーションがスタイリッシュなのは良いが通常移動が遅く、技も全体的に微妙な性能。ジェットストリームでのハメが生命線。
  • ジオクラッシュ:連打技。三角形を描くようにエネルギーボールを高速で動かす対空攻撃。見た目よりリーチが長い。
  • ジオウェーブ:飛び道具。モーションはかっこいいが発生が絶望的に遅いせいで使えたものではない。弾は蛇行する。
  • スープレックス:自分の真後ろに叩きつけるシンプルな投げ技。普通。
  • ジェットストリーム:空中をスーパーマンのようなポーズで横にかっ飛ぶ突進技。一度下に滑空してから上昇する様がカッコいい。
    ダウン効果があるので頑張れば永パも狙える。当然難しいがワンチャンあるだけ他よりマシだろう。

◆ガラック
ワルナッチ「きょだいなハサミでズタボロにしてくれるわ!」
蟹のような多脚ロボ。機動力が高くハサミでの攻撃のリーチが長いが、ボコボコに次いで火力が低い。
当初は弱キャラ扱いされていたが、突進1発当たればヒットしてもガードされても死亡確定という凶悪な永パの発見により評価が跳ね上がったステージ2の出世頭。
ただし永パの難易度は極めて高く、生半可なプレイヤーではまず扱えない。
  • シャカシャカキック:脚をシャカシャカと動かして攻撃する。
    低威力な上にガード時反確のため普段は使い所がないが、発生が早く、ダウン性能付き。
    ガラックアタックから繋げてダウンを取れる、永パのキーパーツのひとつ。
  • リバースキック:逆立ちしてシャカシャカキックを放つ対空技。良くも悪くも普通のその場対空だが、防御面では他に頼れるものがない。
  • ガラックアタック:飛び膝蹴り?っぽい突進技。発動中にBで追撃できる。
    ガード硬直が長いため当て投げを決めやすい。攻めと機動力の要であり、永パの基点でもある。
  • ガラックスロー:投げ技。威力はボコボコよりはマシ程度。だがこれがないと永パが成立しない。

◆オールド
ワルナッチ「シャベルアームアタックでボコボコになってしまいなさい!」
土建業機を思わせる、名前通りちょっと古めかしい感じのロボ。肩部分に搭載したシャベルアームが武器。
旧式だからなのか突進も投げ技も飛び道具もなく、とにかくシャベルアームでぶん殴ることに特化した男らしい機体。
だがこのゲームで投げがないのはだいぶ致命的。火力や機動力もイマイチでピヨリ耐性も低い。
しかしシャベルアームでの攻撃は速度とリーチに優れており、差し合いには結構強い。
隙が大きすぎて出せる場面が少ないが、一応アタックスリーの削りでガードに圧力をかけることもできなくはない。
投げがあればそこそこいい線いけそうなのに…と思わせる惜しいキャラ。
  • アタックワン:シャベルを下から上にすくい上げるように突き出して攻撃。対空技っぽく見えるが実はどっちかというと対地性能が高い。
  • アタックツー:シャベルを上から下に回転させるように動かす。こっちの方が対空向け。
  • アタックスリー:駅弁売り。シャベルで前方を抉るようにしてゆっくり前進する。削りダメージが大きい。
  • アタックフォー:シャベルで上下から挟み込むようにして攻撃する。アタックワンやアタックツーの影に隠れがちだが、一応持続の長さで差別化できなくもない。

◆ジボル
ワルナッチ「ちいさいからといってなめてかかると、なきをみることになろう。」
背が低いが腕が長くハンマーになっているロボ。通称ジボル先生。
一見騎士兜のような部分が頭部に見えるが、よく見ると胴体部分に顔がある。
要するに一頭身体型で頭に見えるのは飾り。ダメージを受けてもバラバラになっても兜部分は表情一つ変えない。
とにかく技のリーチと判定が凶悪な初心者殺しキャラで、特に全キャラ中最長の間合いを誇る投げと異常に判定の強いジャンプパンチは脅威の一言。
そもそも背が低い上、兜には喰らい判定がないので、打点の高い攻撃が頻繁にスカるのも厄介な点。
ただ足が絶望的に遅く、突進技や飛び道具もないので、逃げを決め込まれるとどうしようもない。多段ヒットもないので削りも×。
お得意のアームバルカンも外すと巨大なスキと化すため、対処法を知っていると割とあっさり倒せる。
  • スクリューパンチ:何がスクリューなのか未だ謎な両腕を揃えアームを上へ伸ばす対空攻撃。
    発生・スピード共に速く判定も強いが、削りや連続ヒットもしないし地上の相手には当たらない。
  • アームバルカン:腕部内蔵式バルカン砲…ではなく腕を伸縮させ前と斜め上に放つ対地・対空高速連続パンチ。
    リーチ・速度・持続時間のいずれも凶悪で、投げ・ジャンプパンチと並んで初見時はかなりの脅威。
    しかしこれもサスケのカギヅメ同様の多段風単発技で、一度ガードすると攻撃判定が消えるためスキだらけに。
  • ジボルナゲ:投げ技。先に触れたとおり異様な投げ間合いの広さを誇り、「ジョイメカ」の投げの仕様もあいまって非常に厄介。
    CPUはこれの間合いをちゃんと把握していないようだが、それでも普通の投げよりは遥かに遠いところから投げにかかってくる。
  • サンダーアーム:前後の斜め上方向から徐々に真上に向かって、腕を伸縮させジグザグの連続パンチを繰り出す対空攻撃。
    こちらも攻撃範囲は非常に広いが、やはり地上の相手には当たらないし後隙が大きい。

◆ジェル
ワルナッチ「このロボのひっさつわざをしったとき、もうおまえはおわりなのだ!」
スライムっぽいつるんとした半透明のロボ。膝パーツを隠し持っている。必殺技「ドロロンパ」で姿を消せるのが最大の特徴。
隠し入力による威力上昇・変化技が豊富で、相手を撹乱しながら高威力の投げをお見舞いするといった戦法が可能。
…だが肝心のドロロンパが発動中スキだらけ・操作してる側も姿が見えない・CPU相手には使っても翻弄されないので無意味という。
更に対人であってもジャンプ音とスクロールの状態等でおおよその位置がバレる……と色々残念な性能。
対人なら攻撃のタイミングや軌道をごまかすのに使えなくもないが……実質死に技になり技が少ない上に基礎性能も高くない。
クエストモードでも透明化した後無策で突っ込んできてくれるため簡単に迎撃でき、正直あまり怖くない。
ガチの対人戦となると厳しいが、それでも投げ技があるし一応永パもあるのでそこそこ戦える方ではある。
  • ドロロンパ:最大の特徴。一定時間姿を消す。再度AB同時押しで姿を現す。体力が一定以下になると消えなくなる。
    発動・解除のモーション中完全無防備になるのが最大の問題。ちなみにモーションはホノオのファイアーフレアと同じ。
  • ジェルキック:タイガーのフライングニーキックと同じ。発動中にBで2段目が出せ、↓で飛距離が短くなる。
    威力はアレだが一応タイガーと同じ方法で永パが可能。
  • ジェルスロー:投げ技。A・Bどちらで出すかで間合いと威力が変化する。
    Bで出した時の威力は投げ技としてはかなり高水準。ジェルにとっての生命線のひとつ。
  • ジェルツイスター:センジュのフライングドリルと同じ技。AB同時押し追加入力で加速する。
    高度や速度を変えつつ出せるのでドロロンパとの相性はいいが、やっぱり判定が弱いので適当に出すとすぐ落とされる。また威力も低い。

◆スケーター
ワルナッチ「このロボのダッシュこうげきで、めにものみせてくれる!」
脚の背面あたりにホイールを二基装備したロボ。突進技が得意だが強力な対空技も持つ。
…が、投げがない・飛び道具がない・削り性能の高い技もない、の三重苦であるためガードを全く崩せない。
突進が得意とは言ったものの、ぶっちゃけ微妙な性能の地上突進を2つ持っているだけなので別に強みとかではない。
飛び道具も投げもない以上、強力な対空技があったところでそもそも出しどころがないという不遇さ。火力や機動力も微妙。
しかも必殺技は全部ガード時反確、もしくはガード中の相手に当たらない
目の前でガードされてるだけで詰むというあまりの終わりっぷりから「全キャラに10:0不利」とまで言われる対人での最弱候補筆頭。
飛ぶしか能のないスターやホバーにはある程度有利に立ち回れたりするが、結局ガードだけで詰まされる*5のは変わらなかったり……
トリプルサマーソルトのコマンド入力判定が厳しいと経験者に不評評判。
  • ドライブキック:ホイールで体を支え、前進しながらキックを繰り出す突進技。
    ダウン性能があり前方向の判定はそこそこ強いが、地上突進だし持続が長すぎるためガードされると反確。
    速度も微妙だしタメ技なので読まれやすく対応されやすい。一応これから始動する擬似永パがあるが、そもそもまず入らないので……
  • ホイールアタック:ホイールで前方斜め上を攻撃する、出が早く強判定長リーチの強力な対空技。
    だが地上にはかすりもせず、相手を飛ばせる手段もないので基本的に使いどころがない。あと外した時の隙はそこそこ大きい。
  • トリプルサマーソルト:ホイールを使って体を浮かし、胴体を中心に3連続サマーソルトキックを繰り出す。
    モーションはかっこいいが密着でもしていない限り地上の敵には当たらず、判定は弱いわ無敵時間もないわで対空にも使えない。
    とどめに硬直まで馬鹿でかいと性能面はいいところなしの魅せ技。おまけに出しにくい。
  • スピンアッパー:高速回転しながら突進し、カメラ目線になりつつアッパーを決める。
    突進中は無敵で飛び道具もすり抜けられ、アッパーは地上から空中まで攻撃判定がある。威力もスケーターの技で最大値。
    だが突進には攻撃判定がない上に無駄にモーションが長く、アッパーも発生が遅い上に硬直が長く余裕でガード可能。一秒近くポーズ決めてこっち見んな
    無敵の意味がなくなるほど隙だらけであり、出したら最後、敵からの反撃が確定する。

●ステージ3のロボ

ステージ2組に比べると軒並みスペックが向上し、油断ならない面子が揃っている。
反面、クセの強い機体揃いなのはステージ2同様。対人ならステージ4組とも十分渡り合える強キャラもいれば、最弱争いで名前が上がるような致命的な欠陥を持つキャラもおり、かなり浮き沈みが激しい。

◆レジェンド
ワルナッチ「ちょうきょうりょくのアッパーでおだぶつになりなさい!」
戦国時代の甲冑を模ったようなサザビーっぽいヒロイックなロボ。
背が高めで通常攻撃のリーチが長く、必殺技がどれもこれも超かっこいい
ステージ3組の中では比較的スタンダード寄りな性能。高い機動力を持ち攻め手に優れるが、トルネードエナジー以外の火力がちょっと低め。
加えて見た目に反し非常にピヨりやすく、CPU戦だと正直弱い。
一方ニーアタックでの永パがお手軽で強力なため、対人戦では結構強い。
同様の永パを持つレオに比べ、永パに繋げる手段に乏しいのが欠点。でもかっこいいのでOK。
ソニックスロー使用時に背景が高速でスクロールするのは実はバグだが、かっこいいので演出として採用された。
また、トルネードエナジー発動中にポーズすると判定がバグってちょっと自分に当たる。かっこ悪い。
  • トルネードエナジー:前方に火の雨を降らせつつ“ちょうきょうりょく”アッパーを決めるド派手でかっこいい対空技。
    判定・威力ともに優秀で削り性能が高く、意外とスキも少ないので使いやすい。そして何より超かっこいい
  • ニーアタック:素早い飛び膝蹴り。一発当てたあとひたすらめくってるだけで永パに入るエグい技。
    かっこいい技の数々を駆使するよりこれで飛び回ってる方が強い
  • ソニックスロー:名前通り猛スピードで敵をぶん投げるかっこいい投げ技。だが派手な割に威力は控えめで間合いもあんまり。
    遠くまでぶん投げるせいで永パに繋げられないのも痛い。でも超かっこいい
  • ヒールプレス:高速ジャンプして敵の頭を踏みつける。ダウンも奪えず後隙が大きいので魅せ技。使うなら対飛び道具か。

◆ホバー
ワルナッチ「じょうくうからきゅうこうかするメテオシュートをはたしてやぶれるかな?」
その名の通り脚部が推進器のロボ。浮いているせいか基本的に足払いが当たらない。
メテオシュートの前動作でしかないはずのハイジャンプが何故か別枠扱いになっており、必殺技が実質3種類しかない。
投げ技がない上に削り技も持っていないので、ガードに徹されると打つ手なし。機動力はあるのだが、その機動力を支える必殺技が両方クセ強めなのも辛い。
一応擬似永パを持っているが投げで抜けられる。かといって他に頼れるものもないが。
上記でボロクソに言われていたスケーターにさえ必殺技の相性の関係上ボロクソにされる。
  • ハイジャンプ:高速で画面外にジャンプする。メテオシュートの前動作だが必殺技の枠を取ってしまっている。迷惑。
  • メテオシュート:ハイジャンプで頭上を取り強襲する急降下攻撃。威力は微妙だが意外と隙が少なくて使いやすい。ただし相手と離れてないと使えない。
  • ハイパーアッパー:リーチは短いが発生が早いアッパー。対空技。だが出すと喰らい判定が大きくなり、足払いも当たるようになってしまう。
  • ホバースライド:超高速のスライディングキック。威力は低め。
    発生が早くスピードもあるが、ガードされると隙だらけ。
    迂闊には出せないが、通常移動は遅いし永パの起点でもあるので頑張って使うしかない。

◆シェンロン
ワルナッチ「くちからはく、ヤケツクイキでまるやけになってしまえ!」
龍を象ったロボ。龍の口の中に単眼の目がある。
神龍ではなく昇竜と書くらしい。元ネタはどう考えてもこの方
強力な必殺技が揃っており、特に発生が早く無敵時間の長いゲンリュウケンが非常に厄介。
しかしどの技も射程が短い上に足が遅くジャンプもふわっふわで、遠巻きに待たれるとかなり辛い。あと通常技の性能は全体的にアレ。
ヤケツクイキだけはガードするなよ!!
  • ゲンリュウケン:昇竜拳。赤く輝く龍のような姿になって天に舞い上がるかっこいい対空技。上昇中は完全無敵。
  • カイテンリュウコシュウ:竜巻旋風脚。滑るように回転蹴りを繰り出す突進技。素早いが威力は低め。
    シェンロンにとってはほぼ唯一の高速移動手段だが、ガード時反確なのが痛い。
  • リュウセイラク:投げ技。高くジャンプしながら回転し、敵を後方に叩きつける。威力はそこそこ。
  • ヤケツクイキ:前方広範囲に火炎放射する。射程は画面半分程度だが持続時間が長い。削りの方が痛い。

◆スター
ワルナッチ「このロボのくうちゅうさっぽうには てもあしもでまい。ふっ。」
名前通り、胴体に星のマークがあるやや小柄なロボット。
ホバー同様の飛びキャラ。投げがないのも必殺技が実質3つだけなのも同じ。
猛烈な勢いで飛び回ってくるため初見だと厄介だが、これまたホバー同様ガードに徹されると自分の方が手も足も出なくなる。
おまけにロケットジャンプのモーションが無駄に長いせいで、対空技での迎撃も楽々という有様。見てから撃ち落とせる。
対人となるとステージ3組はおろか全キャラでも最底辺クラスの評価。やっぱり投げがないのは辛い。
ホバー同様スケーターにボロクソにされるレアな存在。
一応逃げ回るのだけは得意で火力もあるので、とことん逃げて逃げて相手のミスを狙っていけばワンチャンくらいはある……かも。
  • ロケットジャンプ:高速でジャンプする。ABどちらを押したかで繋がる技が変わる。
    スターダストプレスとバッククラッシュの前動作だが必殺技の枠を取ってしまっている。迷惑。
  • スターダストプレス:ロケットジャンプで画面外に飛び、相手の頭上へボディプレスする。
    威力は非常に高いが滞空時間が長すぎてとにかく隙だらけ。撃ち落とすのもガードも避けるのも楽々。
  • バッククラッシュ:ロケットジャンプで相手の背後に回り込み、背後から蹴りで奇襲する。
    スターダストプレスと違い、低空前方に高速で跳ぶので落とされにくく、左右が逆転するためガードもされにくい。
    ただし突進の持続が無駄に長いため、ガードされると隙だらけで反確必至。
  • キャノンヘッド:前方へ高速でジャンプしながら頭突きを繰り出す対空攻撃。地上の敵には密着するくらい近付かないと当たらない。
    しかし判定は弱いし無敵もないので対空技としては全然信頼できない。
    隙がほとんどなく、タメも複雑なコマンドも不要で、速度もあるので逃げるのには便利。

◆ゴーストン
ワルナッチ「このラーのぼうれいロボが しのせかいへとみちびいてくれるわ!」
ステージボスだった後述の四天王・ラーの亡霊ロボット。破壊されたラーを基に作られたという事だろうか?*6
骸骨のような頭部と胴体の周りを光るエネルギー球体ビットが回っているが、ビットの数は6つから4つに減っている。
必殺技にもラーの名残が見受けられる……が、使い勝手はほぼ別キャラ。長所も短所もかなり極端なクセ強パワー系ロボ。
技は全体的に高威力・強判定・長リーチだが隙が大きく、食らい判定はかなり小さいがすぐピヨる。
ジャンプ攻撃は隙が少ないが肝心のジャンプ自体がふわふわなので、結構迎撃されやすい……。
ポテンシャルはありそうなのだがいかんせん何をするにも隙が大きすぎるため対人での評価は低止まりしがち。リーチの長さでなんとか敵を寄せ付けないようにするしかない。
ちなみに何故か足払いの威力が異常に高く、ジオーンの全必殺技より強い。
通常技なのにリーチも長く判定も強め、後隙も少ない。でも発生が非常に遅いのでぶっぱすると隙だらけになる。
  • スカルダンス:ビットを頭の下に縦に並べ素早く突進する。判定はそこそこ強いが、ガード時反確でリターンも少ないので微妙。
    何故かこの技発動中のみビットに喰らい判定が発生する為、飛び道具相手でも潰される。
  • ソウルショット:ラーには無かった飛び道具。若干発生が遅いが高威力でダウン効果付き。
    弾速も比較的早いので牽制用としてはそこそこ性能が高い。
  • ゴーストンスロー:間合い・威力共に非常に優秀な投げ技。最強の投げ技であるスカポカーンナゲに次ぐ高性能。
  • ボルキャノン:しゃがんでグッとビット集約し、上方向広範囲に発射する対空技。威力も高い。
    ただ地上はカバーしておらず、発生が遅く隙も大きいので使い所を選ぶ。

◆ギガント
ワルナッチ「このおおがたロボにおしつぶされて ぺちゃんこになるがいい。」
がっしりした体格の大型ロボ。技といいどことなくアメフト選手を思わせる風貌。
ボスキャラに匹敵する大きさを誇り、両手はトゲ鉄球、特殊な肩パーツを持つ。
見た目通りのパワー型で、一撃が非常に重くピヨりにくい。威力が24POWと体力ゲージの1/4以上奪う必殺技を二つも持つ。
しかしそれ以外の技は低火力気味かつ隙が大きく、機動性も皆無。食らい判定も馬鹿でかい。
  • ショルダーバルカン:名前通り肩に積んだバルカン砲…ではなく肩パーツだけを斜め上方向に伸び縮みさせる技。
    ジョイメカならではの対空攻撃。発生が早く、持続時間も長い。ただしそれゆえ外すとスキだらけになる。
  • ショルダータックル:こっちは名前通りの突進技。相撲の四股を踏むような動きで滑るように体当たりをぶちかます。
    凶悪な威力と判定を兼ね備える上、ガードしても当て投げに繋がるため対処法を知らないと怖い。
    ただし発生がかなり遅く、無敵時間もなく動きもゆっくりで足元の判定が弱い。
    ぶっちゃけ迎撃の手段は山ほどあるので、無理に避けたりガードしようとしなければ楽に対処可能。
  • パイルドライバー:威力が非常に高い投げ技。技後に前に放り投げるので一部の技で追撃可能。
    間合いは普通なので機動力に難のあるギガントにとっては単発では狙いにくい。
  • サイクロンプレス:光りながら放物線を描くように回転ジャンプして、ボディプレスを繰り出す。
    見た目に反してかなり低火力で判定も弱めだが、こちらもパイルドライバーでの当て投げに繋がりやすい。

◆ジオーン
ワルナッチ「ボコボコとジオのうらみ、ぞんぶんにあじわうがいい!」
何を考えたのかジオとボコボコをニコイチにしたロボ。名前の割に見た目も性能もボコボコ寄り。せめてジオに寄せろ。
一応各種技の威力や判定等は両者からちょっと底上げされているが、両者の悪いところの寄せ集めのようなラインナップでまんべんなく低性能。
ベースがボコボコのためか最大火力もピヨり耐性もジオより低い。必殺技の威力が通常攻撃とほぼ同じで、最大火力が12止まりという情けなさ。
ジャンプ速度に至っては何故かどっちからも大幅に劣化している始末で、ぶっちゃけ明らかにジオより弱い。本当に何考えて作ったんだ。
8枠埋める為の合コンの数合わせみたいな存在…もしかするとゴーストンやスーパーザコのような再利用機を作る計画の試作機?
ワルナッチ「ラーの残骸集めてゴーストン作ったりザコを改修してスーパーザコにしたり忙しかったのだよ……」
なんにせよ「ボコボコよりはマシ」という最悪な評価でステージ3最弱候補の一角。対人だと投げがあるだけスターやホバーよりはマシだが…
  • ダダコネアタック:ジオクラッシュとハチャメチャの合わせ技。連打技としてはまあ普通の性能。
  • ジオーンウェーブ:ジオ譲りの泣きたくなるほど発生の遅い飛び道具。威力も微妙。
  • ジオーンナゲ:普通の投げ技。ある意味一番使い易い。
  • ジオーンサイクロン:強化版ハリケーンボコボコ。逆立ちして回転しながら突進する。
    ちょっと判定が強化されているが、無敵がないので飛び道具に負け、ガードされたら反撃確定。
    ハリケーンボコボコ同様、発生時に上方向に広い攻撃判定があり、発生中に追加入力でジャンプ可能。
    これのおかげで理論上かなり強力な永パが使えるはずなのだが、1F以内に3ボタン同時押しを要求されるので人間には無理。

◆スーパーザコ
ワルナッチ「ザコだとおもって、なめてかかってきなさい。じごくをみせてしんぜよう。」
顔に隈取りのような紋様、背中にブースターを追加されたザコ。
ザコの後継機だが、技が飛び道具・突進・対空・投げとスタンダードなラインナップに一新。
その上移動速度がめちゃくちゃ速く、ザコキックで空中地上を問わず飛び回れるため機動力では他の追随を許さない。
スーパーがついてるのは伊達ではないスペックだが、すぐピヨるので慎重な扱いが必要。
そして通常技はザコよりマシとはいえ相変わらず貧弱。永パ持ちではあるが、低威力の通常技をひたすら当て続けなくてはならない。
……実は必殺技の構成がホウオウとほぼ同じである、あっちはラスボスだけあって性能はダンチだが。
  • ザコウェーブ:隙の少ない飛び道具。威力は控えめだが発生が早く、硬直が短く、ダウン性能付き。ある意味メインウェポン。
  • ザコアッパー:対空技。しかし若干出がかりにスキがあり無敵時間もなく、足を止めたくないスーパーザコとはあまり相性が良くない。
  • ザコナゲ:間合いも威力も平均的な性能の投げ技。もっとも投げはこのゲームの人権なのであればそれでいい。
  • ザコキック:高速の飛び蹴り。非常に速く威力も高め。地上版と空中版があるが、特に空中版の隙が少ない。
    これでひたすら逃げ回りながらザコウェーブをばら撒くチキンプレイがこいつの基本戦法。

●ステージ4のロボ

基本的にイーロボの上位互換。ただし一部技が変わっている奴も。
イーロボやステージ2・3のワルロボと比較すると目に見えてスペックが高い。
ベースがイーロボであるため露骨な欠点を持っている者もあまりおらず、どいつもこいつも反則的に強い

◆カエン
ワルナッチ「ちょう こうねつのほのおのあとには、はい ものこらんのだ。」
ホノオの強化版。デフォルメが効いていてヒロイックな雰囲気のホノオに比べ、全体的に写実的で禍々しい雰囲気。
バランスタイプのキャラを満遍なく強化した結果、順当に何をやらせても超強いシンプルな強キャラと化した。
牽制に最適な強パンチ、最強クラスの空対空性能を誇るジャンプパンチ、無敵時間付きの突進技、隙のほぼない飛び道具等、とにかく取り回しやすい技を多数取り揃えている。
移動速度も速いし火力も及第点以上。そしてもちろん永パ持ち。
立ち回りの強さでは右に出るもののない、このゲーム3強の内の一角。
ガチ勢同士の戦いであればホウオウ相手に有利を取れると言われるほど。
ただしホウオウやレオのようにワンチャンから即10割持っていくような露骨な壊れ技はない。
良くも悪くも「基礎スペックがまんべんなく高い」だけなので立ち回りをミスると案外あっさり負ける。
真価を発揮させるには使い手の技量が問われるキャラといえるだろう。
  • レインボーウェーブ:ファイアーウェーブの強化版。威力は控えめだが発生速度と硬直の短さが抜群に優秀。
  • レインボータックル:ファイアーボールの強化版。やはり出がかりに無敵時間があるので対空や切り返しに便利。相変わらず判定は弱いので奇襲に使う場合は要注意。
    相手の起き上がりに裏を取って重ね続けると永パになる。
  • レインボーフレア:ファイアーフレアの強化版。ファイアーフレアの欠陥がそのまんま残っている上、他の対空技が優秀すぎるため正直あまり使い所がない。
  • セオイスープレックス:クウチュウセオイナゲの強化版。普通の投げだが使い所は多め。
    低速ウェーブのあとについていってガードしたところを投げたり、強パンJパンを出しづらい距離に入り込まれた際に狙う。

◆レオ
ワルナッチ「どとうのせめとは、どういうものなのか、みせてあげよう。」
タイガーの強化版。全体的に装飾が増えてゴテゴテしており、額にはチャンピオンベルトのような形状の飾りがある。
技構成はタイガーから変わっておらず、ほぼ純粋な上位互換。
フライングレオキックによるお手軽永パが凶悪極まりなく、3強の一角に食い込んでいる実力者。正直壊れ具合はホウオウといい勝負。
ニーが決まればそのまま永パ、迂闊にガードしても当て投げからの永パ、ファルコンアタックの連打でピヨらされたり足払いに繋げられたり当て投げされたりして永パ……
と、どんな状況からでも永パに持ち込んでくる。対人ではこいつに1発もらったら10割持っていかれるのが基本
ちなみにニー1発から5割持っていく連携もあるため、永パを禁止されても普通に強い。
  • フライングレオキック:フライングニーキックの強化版。
    1発入れたらあとは起き上がりに重ねてめくってるだけで敵が死ぬヤバすぎる技。しかもダウンさえ取れればだいたい繋がる。
  • レオスープレックス:スープレックスの強化版。普通の投げ技だが当て投げからニーでの永パに入(ry
  • ファルコンアタック:イーグルキックの強化版。威力は低いが永パに(ry
  • リニアアッパー:ダッシュアッパーの強化版。前進および上昇中は完全無敵。
    威力は持ち技最強だが、突進中は攻撃判定が無いし落下中は完全無防備なので基本魅せ技。永パに入らない

◆ネイ
ワルナッチ「コンピュータでけいさんされた せいかくなこうげきをかわしてみたまえ。」
ネオの強化版。名前つけるのめんどくさくなってませんかワルナッチ博士。
技はネオから変化なし。使い勝手も概ねネオ同様。見た目がネオより少しごつくなっている。「ピヨり王」とまで揶揄されたほどピヨる。
だが移動速度が上がったことで「低速で出した飛び道具に追いついて2択を強いる」といった、ちょっとアグレッシブな立ち回りも可能に。
強化版カイテンアッパーの威力は強烈で、ピヨりやすい相手に連発すればハメることも可能。ただし自分もピヨりやすいので防戦に回ると少し辛い。
丁寧に立ち回ればちゃんと戦える方のキャラなのだが、CPUは雑にアッパーを連打しまくったりして頻繁に隙を晒すため、クエストモードだとステージ4の数少ない癒しになりがち。
  • ネイカイテンアッパー:ネオカイテンアッパーの強化版。強版の威力は32で全キャラ中2位。
    迎撃技としては相変わらず中アッパーの方が使いやすい。
  • アトミックエナジー:ウェーブショットの強化版。地味にダウン性能が付与されている。
  • ビートキック:レンダキックの強化版。威力のアップのみ。
  • ネイスープレックス:ネオスープレックスの強化版。威力のアップのみ。

◆アシュラ
ワルナッチ「このドリルがあいてをきりきざむおとが、いまにもきこえるようだわい。」
センジュの強化版。センジュのモニターバイザー状だった目がモノアイのようになっている。
フライングドリルに代わり対空技のアシュラニードルを持ち、より防戦に強くなった。
更に通常移動が速くなったことで、難があった機動性もある程度改善され間合いの調整も容易になっている。
多くの技にダウン性能がついたことで、リーチと移動速度を活かした強力な起き攻めラッシュが可能になり、攻撃面も大幅に強化。
特に元々判定とジャンプの速さ・低さが優秀だったジャンプキックにダウン性能がついたのが大きい。
研究が進む中でじわじわ評価を上げているキャラの1体。ただし待たれると辛いのは相変わらず。
CPUが使うと無防備にシャカシャカ歩いてきたり変なタイミングでドリルハリケーンをぶっ放してきたりしてよく隙を晒すため、クエストモードではこいつも癒し枠になりがち。
  • アシュラニードル:腕とドリルを上方向に広く突き出す発生の早い対空攻撃。
    判定も強力だが硬直が大きく、当てた時のリターンがやや薄い。
  • ビートドリル:レンダパンチの強化版。判定が強めで発生は早いが射程は短い。
    基本的に連続ヒットはしないが、空中の相手などに当てた場合は着地するまで当たり続け、大ダメージになることも。
    とはいえ射程は短いのでドリルハリケーンからの削りに使うのが主な用途。
  • ドリルハリケーン:ドリルアタックの強化版。出掛かりに少し無敵時間がある上、発生中も食らい判定がかなり小さくなるためほとんど判定負けしない。
    切り返し性能は抜群だが、やはり再使用にクールタイムが必要。また発生が遅めで速度も微妙なので飛び道具には落とされやすい。
  • アシュラスロー:クビナゲの強化版。間合いが狭いのが難点。
    敵をあまり遠くまで投げ飛ばさないので前ジャンプ→ジャンプキックで起き攻めを継続可能。

◆ハンゾー
ワルナッチ「このロボのにんじゅつにはまったがさいご、いきてはかえさん。」
サスケの強化版。見た目がちょっとごつくなったが技構成は全く同じ。各種性能が全体的に底上げされている。
ただしサスケが抱えていた仕様上の欠陥は何一つとして改善されていないため、絶妙に使い勝手が悪い。ピヨり耐性の低さも相変わらず。
特に売りのはずのカスミオトシの決めづらさと全体的な火力の低さが痛く、対人ではしんどめの性能。ステージ4組最弱の声も少なからず聞こえるほど
反面、CPU戦ではこのあたりの欠点を全て超反応で踏み倒してしまうためかなりの強敵に。迂闊に飛んだら即投げられます。
難易度スペシャルではアイのカッターキックの跳ね上がりですら狩ってくるが、人間にマネできるものではない。
幸い移動速度はかなり素早く、強パンチをはじめ通常攻撃の性能は高い。流石にそれだけで勝てるほど甘くはない
転ばせた相手に密着し、起き上がりに強パンチを重ねるだけでガード不能疑似永パが可能。投げで抜けられるけど
  • カスミオトシ:クウチュウナゲの強化版。威力は驚異の24。
    しかしクウチュウナゲ同様ジャンプ直後は出せないし、縦方向の間合いも狭いので対人だと全然決まらない。
    そもそも相手にしたらこれだけが脅威なのでジャンプしなければいいと割り切られる。
  • トモエスープレックス:トモエナゲの強化版。
    ……のはずなのだが何故かほぼ性能据え置きのためステージ4組の投げにしてはかなりしょっぱい性能。
    サスケ同様Bで出すと、間合いが狭いが威力がアップした強化版になる。それでもたった18だが
  • ダブルスラッシュ:カギヅメの強化版。デメリットもそのまま。ただし速射性や威力は上がっているので技潰しには使える。
  • ジェットスライド:スライディングの強化版。ダブルスラッシュのキャンセルでも出せるがやはり攻撃判定はない。

◆ワイ
ワルナッチ「いひょうをついたこうげきで、さいこうのあくむをみせてあげよう。」
アイの強化版。やっぱり名前つけるのめんどくさくなってませんかワルナッチ博士。
眠そうな半開きの眼が特徴。その印象とは裏腹に滅茶苦茶素早い。例によって永パも完備しており、攻撃面は文句なし。
機動性と攻め手の強烈さが半端ではなく、アイの弱みのひとつだった単発火力の低さもかなり改善されている。
一方アイアストロンに相当する無敵技がなく、代わりに手に入れた連打対空技・バルカンクローも使い勝手がイマイチ。
迎撃や切り返しはやや苦手でピヨり耐性も並程度まで下がっており、こと防御面に関してはアイよりも弱い。
とはいえ総合的にはかなり高性能な部類。カエンやレオと比べてもそこまで劣らない、トップクラスの強機体である。
これでアストロンまで持ってたらさすがに強すぎるので没収されたのは妥当。
なおCPU戦では残りライフがなくなった時の思考がずば抜けて凶悪で、異常な反応速度で攻め立ててくるようになる。
そもそもの性能の高さもあいまって、クエストモードでは下手するとホウオウ以上の壁と化すことも。
  • バルカンクロー:斜め上方向を爪で高速連打する対空技。
    多段ヒットした際の威力は相当だが、ダウン性能がないしスキも大きいのでやや使いづらい。
  • ワイコプター:アイコプターの強化版。スラッシュアタックの跳ね返り時にも出せる。
  • スラッシュアタック:カッターキックの強化版。相変わらず高速・強判定・隙がないと三拍子揃った使い勝手の良さ。
  • ワイスープレックス:アイスープレックスの強化版。普通の投げ技だが足が速いおかげで決まりやすく、これから始動する永パもあるなど意外と強力。

◆ガイアン
ワルナッチ「ちかよったがさいご、あいてはただのてつくずになっているだろう。」
ジャイアントの強化版。こちらも技の変更無し。
岩モチーフだったジャイアントからモチーフが鉄塊に変わり、鉄兜を被ったような顔をしている。
通常技・必殺技の平均火力ではNo.1で敵をピヨらせやすく、ダウンを取れる攻撃も多く永パも持っている。
そしていかにも鈍重そうに見せかけて移動速度もそんなに悪くない。
ステージ4組の中では相対的に遅い方だが、ぶっちゃけ周りが異常に速いだけである。
反面技の隙が全体的に大きめで立ち回りでは不利になりやすく、それを火力で強引に補っていく、良くも悪くもパワーキャラらしい性能。
しかし立ち回りはJパンチで攻撃を避けたり飛び道具でチクチク牽制したりしながら隙を見てガイアンストレートをぶち込む…と微妙に姑息。
  • ガイアンストレート:ダッシュストレートの強化版。隙は大きいが高速・強判定・高威力。
  • パワークラッシュ:パワーボムの強化版。強化版は全キャラの投げ技の中で最強の威力。ただし間合いがやや狭い。
  • ダイナウェーブ:クエイクウェーブの強化版。発生は遅いが弾速が速く、キャラと状況次第では結構対応が困難。
    威力も飛び道具としてはトップクラスでダウン性能付き。
  • ハンマーヘッド:ヘッドバットの強化版。判定が狭い・硬直が長い・ガード中は出せないと色々癖があるが、無敵技なのでなんだかんだ優秀。

◆スカポカーン
ワルナッチ「このナンセンスさで、わらいじにしてもらおう!」
スカポンの強化版。他のステージ4組に輪をかけてスカポンそっくりの見た目。
だが常に目の焦点が合っていない上に、寄り目になったり妙にギョロギョロしており不気味。
元々割と高性能なスカポンがベースなだけあってかなりの強キャラ。必殺技の威力がいずれもアホみたいに盛られており、何を当ててもごっそり体力を削れる。
コンナンイラヘンの代わりにボコボコ譲りの連打技ハチャメチャクチャを持つ。ワルナッチ博士ボコボコ推しすぎだろ…
スカポン同様足は遅いが、高速強判定高威力の突進技・ローリングポカーンで素早く飛び回れる。
これで圧力をかけたりスカポン譲りの高性能足払いで転ばせたりして隙を作り、投げや強化版ローリングポカーンを叩き込んでいくのが強い。恐ろしいことに足払いが通るとそのまま確定で5割持っていける
ただしスカポンのローリングスカ同様、ローリングポカーンをガードされた後のスキが大きいことが欠点。
当初はレオ・カエンに並ぶ3強と言われていたが、研究が進むにつれて他のステージ4組が評価を上げてきた。
永パも持っていないため、2024年現在では最上位層の3強には及ばないくらいの扱いに。それでも十分強いが。
  • ハチャメチャクチャ:なぜかボコボコ譲りの連打技。連打技としては最高火力で、もろに当たると削りでも2割近く持っていく。
    しかし隙も大きくスカポカーンの立ち回り上あんまり使いどころが……
  • トンデケポカーン:トンデケーの強化版。こちらも地味に全飛び道具中最強の威力。でもやっぱり打点は高い。
  • スカポカーンナゲ:スカポンナゲの強化版。1キャラ分くらい距離があっても平気で吸い込んでしまう。
    コマンド投げを除く投げ技中最高の火力と、全キャラ中2位の投げ間合いの広さを併せ持つ最強の投げ。
  • ローリングポカーン:ローリングスカの強化版。対応範囲の広さと判定の強さはそのままに、威力が大幅に底上げされている。
    強化版の威力はランダム変動するものの全必殺技中トップ。速度も機動力も桁外れで、ホーミング版ホウオウキャノンすら避ける。

●四天王

※各ステージのボスキャラ。
※難易度『スペシャル』をクリアしないと、対戦モードで使用出来ない。

◆ダチョーン
ワルナッチ
「ほう、なかなかやるな。
それではこちらも、ワルロボぐんだんシテンノウのそのイチ、ダチョーン!のとうじょうといきましょう。
ヤツラをじごくにたたきおとしてあげなさい!」

ステージ1のボスであるダチョウの癖に機動力が全然ないダチョウ型ロボ。
ダチョウ倶楽部+がちょ〜んと時代を感じさせるネーミングである。
四天王ブッチギリの最弱で、やたらリーチのある強パンチと足払いが生命線。
それ以外にはろくな技がなく、特に対空周りはちょっとどうしようもないくらいに酷い。
ステージ1は繰り返し挑戦できないので主な出番はオープニングのデモ対戦しかない。
しかも難易度ハード・スペシャルでは出番のステージ1が飛ばされてしまうので非常に影が薄い。
  • クルリンパ:首を回転させて攻撃。元ネタはダチョウ俱楽部の一発ギャグ。
    リーチが短い、攻撃範囲が狭い、隙が大きい、硬直が長い、と驚くほど使いどころがない。まさにギャグ
    一応威力はそれなりなので、起き上がりに重ねてガード不可追撃を狙えなくはないが同時押しコマンドなので不発になりやすい。
    更にワイルドダッシュから繋げようとするとアフリカンスラッシュや通常攻撃が暴発しがち。
  • ワイルドダッシュ:クチバシでつつきながらダッシュする突進技。
    タメ技なのでバレバレ、スピードも微妙、判定も特に強くなく、簡単にカウンターされがちといいとこなし。
    しかしこんなでもまだ使える部類の技、というか使わざるを得ない
  • サバンナスロー:相手を首に引っ掛けて豪快に上空に放り投げる投げ技。見た目に反し間合いは普通で威力も低め。
    とはいえやっぱり投げはないと困るので、これも使わざるを得ない
  • アフリカンスラッシュ:高速で連続蹴りを繰り出す。見た目と違って連打技ではなく単発技。
    判定と威力はそこそこで発生も早い。しかしリーチは微妙、かつ硬直が大きすぎるので迂闊に出せない。
    よってこれは使わざるを得なくない。なのに暴発でよく使わさせられて反確に繋がる

◆ラー
ワルナッチ
「よくここまでわるあがきできるな!すばらしいよ。
では、おやくそくのシテンノウロボそのニ、ラー!ここらでらくにしてあげなさい!」

ステージ2のボス。名前はエジプトの太陽神から。
6基のビットから繰り出される各種攻撃はリーチが非常に長い。投げ技であるウリャウリャのえげつない威力も印象に残りやすい。
ただ通常技は小パンを除きリーチの代償かスキが異常に大きい。モーションが大きいのにビットの戻りが極端に遅い。
投げを出そうとして強パンチに化けたりするともう目も当てられない。機動力もイマイチなので待ちに徹することになりがち。
にもかかわらず飛び道具がないので待ちガイル戦法は使えないという…あと必殺技の名前がアホっぽい。
  • グルグル:その場でビットを「グルグル!」っと高速回転させる連打技。周囲全体を広くカバーするがリーチ自体は短い。
    発生が1Fと早いので敵との間合いをはかる時や追加コンボに使い易い。ただし起き攻めには使えない。
  • ビョーン:ビットを縦に並べ「ビョーン!」と伸ばして突進する。攻撃範囲・移動距離・速度に優れるが飛び道具には弱い。
  • ウリャウリャ:逆立ちしてビットで相手を掴み「ウリャウリャ!」と振り回す投げ技。威力が非常に高い。
    めくりビョーンや移動ガッシャで間合いを詰めてこれを決めるのがベストか。
  • ガッシャ:ビットを地面に並べ、それを頭上めがけて「ガッシャ!」と打ち上げる。対空技だが全方向広範囲をカバーできる。
    やや出が遅く無敵時間がないのが欠点だが、下半回転入力で前に滑りながら放つ事が可能。
    移動版は上手く重ねると擬似永パになる。投げで抜けられる可能性はあるものの、他に決め手になる技が少ないので狙わざるを得ない。

◆ガーボーグ
ワルナッチ
「あとひといきで、わたしのいるワルナッチ・ジョウだ
ここまできて、まけるのはくやしいだろうなー。
きょうふのシテンノウロボそのサン、ガーボーグ!たっぷりくやしがらせてあげなさい!」

カッコいいステージBGMの人気が高いステージ3ボス。巨大な体格、一つ目に一本足、棘鉄球が特徴的。
タメなし1F発生・発動中完全無敵・多段削りつきの対空突進技という最低最悪のクソ技屈指の高性能必殺技・メタトルネードを持つ強敵。
CPUはひたすらこれを擦り続けるという小学生みたいな戦い方をしてくる。おまけに最大体力値より気絶値の方が高いので、絶対にピヨらない。
こっちは性能で劣るイーロボなので、普通にやっていると技性能の暴力で押し切られてしまう。ムカつく。
上昇後着地するまでがスキだらけなのでそこをうまく狙いたいところ。だがダウンさせないと即メタトルネードで切り返し殺される。
削りですらそこそこ痛いので、逐一ガードして反撃するだけだと結局ダメージレースで勝てないということも……
ただしメタトルネード以外の性能は総じて微妙なので対人だと今一つ。
ちなみに純粋な移動速度は超鈍足なので、メタトルネードを使わない限りまともに間合いが詰められない。
  • メタトルネード:ガーボーグの代名詞。コマのように高速回転しながら突進してから画面外まで上昇する。
    先に触れた通りとんでもないインチキ技であり、攻略の際にはこれにどう対応するかがキモ。
  • ハンマーウェーブ:自分の身体を腕のハンマーで叩いて衝撃波を発生させる高威力の飛び道具。
    ただしモーションの関係上、発生が遅く、弾速も遅いので撃ち合いには不向き。
  • リフトスロー:真後ろにぶん投げる投げ技。えげつないSEの割りには威力は普通。
  • アームウォーク:その名の通り手で歩き、一本足で攻撃する。オールドのアタックスリーにちょっと似ている。こちらも削り性能が高い。
    また、足元の当たり判定が無くなるので足払いなど下段攻撃を無効化できるが、最後が隙だらけなので反確は覚悟。

◆ホウオウ
ワルナッチ
「よくここまでこれたな。ほうびに、わたしのさいこうけっさくをおみせしよう。
シテンノウロボそのヨン、ホウオウ!うちゅうのチリにしてしまいなさい!」

最終ボス。3強の一角にして誰がなんと言ってもこのゲーム中最強のロボ。
何がそんなに強いのか、と問われたら全てとしか答えようがない。
火力、機動力、攻撃の速度や判定、全ての要素が満遍なく高水準で付け入るスキというものがほぼない。
後述する通り必殺技はどれもこれも凶悪な性能をしている上、通常技ですら並の機体の必殺技に匹敵する威力を持つ。
当然のように永パも可能。恐ろしいことにダウン性能のない弱パンチ以外全ての技が永パに繋がりうる
そしてこれだけ盛られた性能でありながらピヨり耐性すら異常に高い。狙える弱点は対空アッパーの後硬直ぐらいしかない。
あまりにも桁外れの性能ゆえ対人で使えばリアルファイトに発展すること請け合い。
実のところカエンには不利が付くと言われているが、そのレベルでカエンを扱える猛者もそうはいるまい。
技の構成がほぼ同じであるため、実はスーパーザコをベースに作られた機体なのでは、とファンの間では囁かれていたり。
  • ホウオウキャノン:チート飛び道具。弾速がアホみたいに速い上にダウン性能付き。さらにBで出すとホーミングまでする。
    キャラによっては遠巻きにこれを連射されているだけで詰む。ただホウオウの技にしてはちょっと発生が遅く、後隙も大きめ。
    まあ他の技が全部発生1Fと異常値なせいもあるが
  • ホウオウアッパー:チート対空技。発生1Fという尋常じゃない速度で放たれ、当たった相手は画面外&画面端まで吹っ飛ぶ。
    当然威力も高いし出がかりの無敵時間まであり判定も強く、相手の技を見てから撃ち落とせる。ただし後隙だけは若干大きめ。
    もっとも当たれば当然ダウンするため、これも対人では食らうと永パに繋がる。(吹っ飛ぶのでやりにくいが)
    さらに発生1Fと無敵を利用し、普通なら反確の状況に1Fを無理やりねじり込んで割るという博打も打てる。
    またこの技で2ラウンド目を取った場合、KOされた敵がバラバラになる演出が画面外で処理されてしまう。
    そのため、爆発音はしてもパーツの残骸は落ちてこない…本当にうちゅうのチリにされてしまう特殊KO演出とも取れる。
  • ホウオウクラッシュ:チート突進技。空中版と地上版がある超高速の飛び蹴りで、ホウオウの必殺技の中でも飛び抜けたぶっ壊れ。
    これも当然のように発生1F&ダウン性能つき。威力・判定・速度・隙のなさのどれを取っても異常性能。
    そのうえ空中版に至ってはタメすらなしで連発可能で、キャラによってはこれを連打されるだけで詰む。
    対人戦では何らかの形でダウンを取られた瞬間、これによる永パの餌食になりかねない。
  • ホウオウブレイク:チート投げ。ジョイメカの投げ技はみんなそうだが、やっぱり発生1F。ホウオウ相手にガードしたら即これ。
    強化版の威力は26で、ガイアンと同率で全投げ技中トップの必殺パワーボム。

●余談

これまでスマッシュブラザーズのようなコラボ系作品などでの客演が一切無かった。
これは当時の任天堂新人材発掘セミナーで製作された作品の為、権利関係に問題があった。
実際これによりスマブラDXでもスカポンが登場予定だったが流れている。

…が、2007年に本作のプログラマの自宅から未調印の著作権移譲の覚書が発掘。
改めて著作権申請することにより、正式に商標登録され晴れてVCでも配信・スマブラXにゲスト出演という特殊な経歴を持つ。
ただスマブラXではシールとして出演。これは製作中まだ版権関係がクリアになってなかった為。

ちなみにその当時の開発メンバーの1人である江渡浩一郎氏は任天堂に譲渡したつもりでいたため、実は続編製作やスマブラへの客演をずっと希望していた。

……間抜けな話だが事実である。

その後、「スマブラSP」にてアシストフィギュアとして満を持しての登場。
コンナンイラヘン以外の3つの技を使う。

2022年現在はNintendo Switch Onlineに加入すると遊べる「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」に収録されている。
フレンドとオンライン対戦もできるので興味のある方は是非。


追記・修正は難易度スペシャルクリア後にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • FC
  • 任天堂
  • 格ゲー
  • 隠れた名作
  • 迷走した版権
  • リメイク希望
  • ぬるぬる動く
  • ジョイメカファイト
  • 格闘ゲーム
  • ファミコン
  • ゲーム
  • ファミリーコンピュータ
  • オーパーツ
  • 枯れた技術の水平思考
  • 4MB
  • スマブラ
  • 1993年
最終更新:2025年02月13日 11:15

*1 一時期、アジア圏などで、完全無許可で独自に作られたストⅡっぽい格ゲーのファミコンソフトが粗製乱造されて問題になっていたことがあったが、裏を返せば、ファミコンしか持っていない人にとって、「ストⅡのような格闘ゲームがやりたい」というのは切なる願いであり、相当な需要があったという証左でもある

*2 ボイスはともかく、グラフィックの方はファミコンソフト同士で比較した場合、末期に出ただけあって非常に水準が高い。

*3 OPでスカポンが誕生する瞬間がムービーで流れるが、完成直前まではホノオのようなヒーロー然とした真面目な顔つきのロボットだったが、事故で爆発して現在のひょうきんなスカポンとなった。

*4 ただし着地と同時にヒットさせた場合は跳ね返らない。これをガードさせると逆に投げが確定で入るのでチャンス

*5 スケーター側がガード中の相手に与えられる削りダメージはスピンアッパーの4×2POWが最大。一方これに対しスターはキャノンヘッド(16POW)、ホバーはハイパーアッパー(16POW)等が確定で入るため、完全にガードに徹された場合スケーターはダメージレースで絶対に勝てない。ただしこれはあくまで理論値で、スターやホバーが攻められるのかと言えば、これまた反撃確定なのでガードに徹されれば手も足も出ず、自分もガードを解く事すらできない。

*6 ゲームの仕様上、ステージ2クリア(ラー撃破)からすぐにゴーストンと戦う事が可能。ビットをエネルギーボールで代用したとしても物凄い速さで完成させた事になる。もしくは元々破壊されても第二形態(ゴーストン)として再起動できる仕様なのかもしれない。