登録日:2022/08/21 Sun 13:09:18
更新日:2025/02/06 Thu 20:29:01
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破壊の創造龍。
正義と不義が絆で結ばれた存在。
それこそが、竜魔神王。
解説
竜魔神王バルカディア・NEX 光/闇/火文明 (15) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000 |
進化GV-自分のエンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
相手は呪文を唱える事ができない。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
ワールド・ブレイカー |
効果の方は切札級の三体が合体しただけあって強力無比の一言。
常在効果では《
光神龍スペル・デル・フィン》と同等の
全文明の呪文の禁止を相手のみに課し、
S・トリガーなどによる逆転要素を殆ど封殺してくる。
アタックトリガーでは相手クリーチャーを一体破壊し、その後
山札から任意のドラゴンorコマンドを1体場に出すという最上級の踏み倒し効果を発揮する。
基礎パワーも
25000と
スケールが違う緑神龍以上のものを宿しており、大抵のクリーチャーにバトルで殴り勝てる。
更には
ワールド・ブレイカーまで搭載しているので、呪文の発動を防ぎながら相手のシールドを全て破壊し、アタックトリガーで山札から踏み倒したスピードアタッカー持ちドラゴンorコマンドでそのままトドメを刺す、という
1ショットキルも十分狙える。
このように「出せば勝ち」と言っても過言でない一枚である。
しかし圧倒的な性能に見合って召喚難易度もバカ高く設定されており、
コスト15
かつ
三体もの素材を要求する進化GV
かつ
進化元に指定された種族も重量級ばかり
の三重苦を抱えているのだ。
そもそも進化GV自体が
進化の中でも難易度高めなので、調整としてコストは大体5から6、高くても8で抑えられているのが通常であり、進化素材に関しても軽量級が多い種族で固められるのが定石だった。
ところが、《バルカディア・NEX》の場合はそんなの知ったこっちゃないとばかりに
普通の召喚でもかなり重いコスト15(しかも軽減効果なし)を誇り、進化素材として指定されている種族も
エンジェル・コマンドに
デーモン・コマンドに
アーマード・ドラゴンと
軒並み重量級の種族という鬼畜っぷり。
高難度召喚の限界を突き詰めたような難しさである。だからこそ実現できたぶっ壊れ性能と言えるが。
正規召喚はほぼ無理と言えるレベルなので踏み倒しを狙いたい。
《
「謎」の頂 Z-ファイル》ならば《バルカディア・NEX》を素材のデーモン・コマンド三体と共に墓地から蘇らせて場に出す事が出来る他、
ツインパクトの《
轟破天九十九語》でもcipが使えないデメリットも無視して素材と一緒にマナゾーンからバトルゾーンへ出せる。
それでも二枚とも10コストかかる重量級カードであり、進化元の用意も含めて踏み倒すまでが大変なのだが…。
以上のように、超弩級の召喚難易度と超弩級の効果を併せ持った
ロマン溢れる一枚に仕上がっている。
ただ踏み倒すにしてもとにかく手間暇が掛かりまくるので、環境における活躍は厳しいだろう
…そう考えられていた、2021年3月15日までは。
ルール改訂に伴う墓地退化ルート
《バルカディア・NEX》が登場してから8年もの歳月が経った2021年3月16日。
王来篇で導入される新システム・スター進化の調整も兼ねてか進化に関するルールが久々に改訂され、進化クリーチャーの一番上のカードが離れる際に行われる処理「再構築」に関する裁定変更が行われた。
従来のルールでは進化クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時、
「進化の種類に応じて下にあったクリーチャーを1体以上選び、別々のクリーチャーとしてバトルゾーンに残してそれ以外は墓地に置く」
という挙動が取られていた。
このため、進化クリーチャーの下に進化クリーチャーが敷かれている状況で一番上のカードが場を離れた場合、下に置かれていた進化クリーチャーに正統な進化元が重なっていなければ再構築が成立せずバトルゾーンに残せないため、そのまま墓地に送られていた。
これが改訂後の新ルールでは、
「クリーチャーの一番上のカードのみが離れる時は下にあったカードはそのまま重ねた状態でバトルゾーンに残す」
という仕様に変更。
それに伴い、以前は適切な進化元が残されていなければ墓地に送られていた進化クリーチャーが、新ルール下では1体のクリーチャーとしてバトルゾーンに残せるようになった。
ところでデュエマにはこのようなカードが存在する。
死神術士デスマーチ UC 闇文明 (1) |
進化クリーチャー:デスパペット 1000 |
ブロッカー |
墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは-4000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
龍脈術 落城の計 C 水文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。 |
《
死神術士デスマーチ》は
神化編第1弾に収録されたクリーチャーで、墓地に進化元の闇クリーチャーさえいれば1コストのスピードアタッカーとして運用できる手軽さから当時は
速攻デッキで重宝されていた。
一方の《
龍脈術 落城の計》は
ドラゴン・サーガ第3章に収録された呪文で、
カード指定によりコスト6以下ならば自他問わずにクリーチャーだけでなく
クロスギアや
ドラグハート、
封印さえも手札に送り返してしまう。
そして勿論、
進化元を持った《デスマーチ》から《デスマーチ》のみを剥がすこともできる。
この二枚を組み合わせる事で、闇文明の非進化クリーチャーならば墓地に送って《デスマーチ》で墓地進化、それを《落城の計》で《デスマーチ》1枚だけバウンスして進化元を再構築させる事によって、条件さえ満たしていれば《
世紀末ヘヴィ・デス・メタル》等の大型クリーチャーでもバトルゾーンに出す事が出来た。
このコンボを駆使した【墓地退化】と呼ばれるデッキタイプは環境でも度々成績を残していた。
そこに再構築で進化クリーチャーも場に残るようになった今回のルール改訂。
…どういう事かお分かりいただけるだろうか。
超高難度の召喚方法だからこそ許されていた《竜魔神王バルカディア・NEX》の規格外スペックを、
墓地に落として2枚のカードと共に4マナ払うだけで使用できてしまうのである。
《バルカディア・NEX》が加わった【墓地退化】は王来篇時代の環境に殴り込み、猛威を振るう……と思いきや当初は別にそうでもなかった。
というのも王来篇開始当時のこのカードは「ブラック・ボックス・パック」での初収録以降一度も再録されておらず、そのパックにおいての封入率も低かったため流通数が少なく4枚揃えるのが中々困難なカードだった。
そこに上述のルール改訂で【墓地退化】のフィニッシャーとして使える事が判明するととんでもなく値段が高騰、場所によっては1枚7000円程で売られていたためとても気安く手が出せるカードではなかったのだ。
王来篇ではこれまで以上にシングル価格の高騰が起こっていたが、その始まりを牽引していたのはもしかしたらこのカードかもしれない…。
その後10月発売のDMEX-17「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」にて再録され、値段も落ち着いた事でここから本格的に環境に殴り込みをかける。
王来篇末期の環境をtier1デッキとして走り抜き、次シリーズの
王来MAXに突入しても《バルカディア・NEX》で対応できない
タマシードの登場という逆風はあれど、《
白騎士の精霊 HEAVEN・キッド》という更なる退化用カードを獲得してやはり活躍し続けてきた。
そして半年以上環境に居続けた事を鑑みられてか、2022年8月15日の殿堂発表で
とうとう殿堂入りしてしまった。
ただのロマンカードがガチ環境でも活躍し、ついには殿堂入りまで果たすとは誰が予想できただろうか。
一応、1枚でも《
伊達人形ナスロスチャ》で山札から直接落とせば問題はないが、《
エマージェンシー・タイフーン》等の手札交換では墓地に用意しにくくなったため、退化デッキはその課題をどうするかが求められるようになった。
【墓地退化】では新たに《
覇王ブラックモナーク》をリペアパーツに据えたり、【マナ退化】でも強力な切り札である《
頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》が加わって一時的な環境入りを果たしたりしてきたが、それでも常時環境入りとはいっていない辺りバルカディア・NEXのカードパワーがうかがえる。
相性の良いカード
種族にドラゴンかコマンドが付いているクリーチャーなら何でも山札から踏み倒せてしまうので、好相性のカードは非常に多い。
そのため一部に絞って代表例のみを紹介する。
禁断竜王 Vol-Val-8 KGM 水/火/自然文明 (9) |
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/禁断 54321 |
EXライフ |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない) |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。 |
自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。 |
スピードアタッカーなので場に出ると同時に殴りに行く事ができ、アタックトリガーでパワー6000以下を全破壊するので厄介な軽量
ブロッカーも一掃可能。
更には《バルカディア・NEX》でもケア出来ない相手クリーチャーからのカウンターにもジャストダイバーで選ばれず、ワールド・ブレイカーでガラ空きになった相手にダイレクトアタックを仕掛けられる。
ただし、《バルカディア・NEX》の効果で踏み倒す事前提で採用するため手札に来ると完全に腐る。マナ基盤としても余り期待できないため実は結構採用枚数が分かれていたカード。
∞龍 ゲンムエンペラー KGM 水/闇文明 (∞) |
クリーチャー:∞マスター・ドラゴン/チーム零 ∞ |
<ムゲンクライム>4(自分のクリーチャーを4体タップして、[水/闇(4)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい) |
∞ブレイカー(「∞ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる) |
ブロッカー |
コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。 |
スピードアタッカーでは無いため《Vol-Val-8》程の即効性はないが、《バルカディア・NEX》の呪文禁止に加えてコスト5以下のクリーチャーの能力も無効化されるので非常に強力なロックを仕掛けられる。
軽量級クリーチャーが持つ踏み倒しメタも無視できるので安定して場に出せるのは大きい。
奈落の葬儀人デス・シュテロン SR 闇文明 (9) |
クリーチャー:デーモン・コマンド 13000 |
T・ブレイカー |
各ターンの終わりに、プレイヤーは自身の手札をすべて捨てる。 |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、クリーチャーをすべて破壊する。 |
毎ターン
オールハンデスを仕掛けて相手の手札をズタボロにしてしまう恐るべきクリーチャー。
革命0トリガーなどの手札から繰り出されるカウンター要素が封殺されるので、《バルカディア・NEX》の呪文禁止も相俟って非常に厄介である。
更には場を離れると道連れにバトルゾーンのクリーチャーを全破壊してくるので、迂闊に破壊すると場をガラ空きにされてしまう。
ただし自分の手札も空になる点には注意。まぁ呪文禁止かつ手札は次のドローのみな状況で
逆転の手段など早々無いのだが…。
初期の【青黒墓地退化】では良く入っていたが、構築と環境が煮詰まるにつれ自分の手札も捨てるデメリットが嫌われるようになり、採用率が低下していった。
悪魔神バロム・クエイク P 闇/自然文明 (10) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 13000 |
マナ進化:デーモン・コマンドを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、デーモン・コマンド以外のクリーチャーをすべて破壊する。 |
相手のクリーチャーがコストを支払わずにバトルゾーンに出る時、相手はそのクリーチャーをバトルゾーンに置くかわりに自身のマナゾーンに置く。 |
cipでデーモン・コマンド以外のクリーチャーを全破壊してしまうが、《バルカディア・NEX》含め二体とも該当種族なので場に留まれる。
進化クリーチャーなので踏み倒されたターンに攻撃を仕掛ける事が出来、クリーチャーが踏み倒された際にはcipの誘発すら許さずにマナ送りにするので先の二体とも異なるロックを敷ける。
ただ自然文明持ちなのでデッキの色が散らばりがちになるのが難点か。
【青黒緑墓地退化】なんかでたまに採用されていたが、マナにデーモン・コマンドを用意しなければならないため環境での採用率は高くない。
竜皇神 ボルシャック・バクテラス OR 光/火文明 (10) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 17000 |
革命チェンジ:コスト7以上の名前に《ボルシャック》とある多色クリーチャー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見て、その中から《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》ではないアーマードを好きな数出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
自分の他のクリーチャーすべてに「ブロッカー」と「スピードアタッカー」を与える。 |
各ターンの終わりに、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。 |
革命チェンジ持ちの大型
ボルシャック。
cipの疑似
メクレイドで
アーマードを無条件に踏み倒せるため、《バルカディア・NEX》にも対応している。
更には山札から引ければ複数のアーマードを同時に踏み倒せるため、バクテラスとアーマード2体を用意できれば進化GVルートで踏み倒せる。
ドラゴンなので当然《バルカディア・NEX》からも踏み倒しでき、相互で踏み倒し合える。
退化に頼らずとも踏み倒せる可能性を秘めた貴重な1枚である。
関連クリーチャー
ボルシャック・NEX SR 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+ |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ルピア》とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。 |
W・ブレイカー |
聖霊王アルカディアス VR 光文明 (6) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 12500 |
進化−自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。 |
W・ブレイカー |
誰も光以外の呪文を唱えられない。 |
悪魔神バロム SR 闇文明 (8) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 12000 |
進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。 |
合体元となる三体のクリーチャー。
呪文の禁止効果は《アルカディアス》から、山札からクリーチャーを踏み倒す効果は《NEX》から、アタックトリガーでクリーチャーを破壊する効果は《バロム》からそれぞれ受け継いだものと言える。《バロム》の解釈だけ少し苦しいけど
イラストでは《NEX》をベースに《バロム》と《アルカディアス》の意匠が随所に盛り込まれた見た目をしており、三体の融合体である事が表現されてる。
ちなみに
松本しげのぶ大先生が手掛けたバージョンのイラストもあり、こちらでは火焔のドラゴンを背景に勝舞と白凰と黒城が並んでいるところが拝める。
《バロム》と《アルカディアス》の要素は…?
悪魔神王バルカディアス SR 光/闇文明 (10) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 14500 |
H・ソウル |
E・ソウル |
進化:自分のエンジェル・コマンドまたはデーモン・コマンド1体の上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のクリーチャーをすべて破壊する。 |
相手は呪文を唱えることができない。 |
T・ブレイカー |
こちらは《聖霊王アルカディアス》と《悪魔神バロム》が融合したクリーチャー。
《竜魔神王バルカディア・NEX》の前身とも言える姿だが、こちらは生物的な見た目になっておりデザインの趣きは結構異なる。
超聖竜ボルフェウス・ヘヴン SR 光/火文明 (7) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 13000 |
進化V−自分のエンジェル・コマンドまたはアーマード・ドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にある光または火の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーをパワーが6000以下になるように好きな数選び、破壊する。 |
T・ブレイカー |
聖竜ボルシャック・ウルフェウス SR 光/火文明 (7) |
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/エンジェル・コマンド/ハンター 9000 |
進化:コマンドまたはドラゴン1体の上に置く。 |
このクリーチャーが出た時、光または火の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。 |
W・ブレイカー |
主人公とライバルの切札が合体したクリーチャー第1号、とその転生版。
こちらは《
ボルメテウス・武者・ドラゴン》と《
龍聖霊ウルフェウス》の融合体になっており、デザイン面では二体の要素を取り入れた上で全く新しいクリーチャーのデザインのようにアレンジされている。
転生版は《武者・ドラゴン》の代わりに《
ボルシャック・ドラゴン》と合体して
ハンターになったバージョン。
後年「
ボルシャック」が名称カテゴリとして取り上げられる様になった際に、その能力から注目を浴びることになったりした。
超聖竜シデン・ギャラクシー SR 光/火文明 (5) |
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン/サムライ 15000 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
進化V-自分のドラゴンまたはエンジェル・コマンドのいずれか2体を重ねた上に置く。 |
メテオバーン-このクリーチャーがこのターンはじめて攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを2枚まで選び墓地に置いてもよい。このようにしてドラゴンを墓地に置いた場合、このクリーチャーをアンタップする。このようにしてエンジェル・コマンドを墓地に置いた場合、このクリーチャーがこのターン中に破壊される時、墓地に置くかわりにバトルゾーンにとどまる。 |
T・ブレイカー |
超神羅ロマノフカイザー・NEX SR 火文明 (7) |
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ルナーズ・サンガイザー 25000 |
究極進化MAX−自分の究極進化クリーチャー1体の上に置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを2体破壊する。その後、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。 |
ワールド・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンまたは名前に《ロマノフ》とあるクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
主人公とライバルの切札が合体したクリーチャー第3号。
「NEX」の究極進化《
神羅サンシャイン・NEX》とあのザキラの切札である「
ロマノフ」の一体《
神羅ダークネス・ロマノフ》が融合するという異色のクリーチャー。
《バルカディア・NEX》と同様に、
究極進化MAXという非常にハードルの高い召喚方法だが効果の方も圧倒的で、cipによって相手クリーチャーを二体破壊しつつ二枚ランデスしてしまい、破壊されても山札からアーマード・ドラゴンか「ロマノフ」と名の付いたクリーチャーを一体踏み倒せる。
背景ストーリーでは
起源神と激突し、死闘の末に撃破した。
余談
- DMX-12で収録されたカードには松本しげのぶ大先生が描いたイラストも存在し、こちらでは通常イラストと異なるデザインの巨大なドラゴンが載っている。
また、ドラゴンの手前には合体元の使い手である勝舞・白凰・黒城の三人も並んでおり、さながらヒーローズ・カード風の1枚となっている。
- 実は進化GV持ちで初めて殿堂入りしたカード。正規召喚で呼ばれる事は皆無だけど
- アタックトリガーの踏み倒しは山札を見た上でその中からクリーチャーを場に出す効果なので、場に出す時に発動するディスペクターのEXライフ効果は使う事が出来ない。
《禁断竜王 Vol-Val-8》等を踏み倒す際には注意したい。
- DM24-EX3「刺激爆発デュエナマイトパック」で再録された際には、元のイラストを手掛けたタカヤマトシアキ氏によってなんと擬人化した姿が描かれた。
NEXの手甲やバロムとアルカディアスの意匠が入り混じった角が見事に人型の男性に収まった珠玉のイラストとなっており、必見である。
追記・編集はルール改訂で覚醒してからお願いします。
- ドルファディロムを謳ったフレーバーテキストを捩った冒頭の文がカッコ良すぎて公式と勘違いしかけた。 -- 名無しさん (2022-08-21 13:27:27)
- 正規召喚で運用する使い方してたのに公式のクソ裁定のせいで墓地退化で運用した方が早くね?って言われる様になってマジで迷惑 -- 名無しさん (2022-08-21 14:41:36)
- 公式はヤバいと思ったってよりむしろ十分活躍したからもういいでしょぐらいな感じで規制かけた気がする。滅茶苦茶高騰してたタイミングでバルカディアNEX再録してるし新たな退化用カード出したりして退化での運用を推奨してた節あるし。 -- 名無しさん (2022-08-21 15:42:43)
- まあ言っちゃ悪いが記念品的なカードとしての側面が強かったからなこいつ -- 名無しさん (2022-08-21 17:33:27)
- ↑2 その割にはその「退化用カード」が退化主軸で使われることを良く思わないような規制の仕方してるけどな -- 名無しさん (2022-08-21 19:13:14)
- 墓地退化で規制食らったのバルカディアNEXだけなのに快く思わないとは……?単純に半年以上Tier1だったから規制かけただけでしょ。ガチで快く思ってないなら落城とかも規制するだろうし。 -- 名無しさん (2022-08-21 19:19:55)
- 編集しておいたけどtierのスペルこれやぞ… -- 名無しさん (2022-08-23 08:32:31)
- 寄成ギョウもかなり相性良いよね、呪文禁止のバルカNEXとクリーチャー封殺のギョウと。環境でも共に使われてるし -- 名無しさん (2022-08-23 23:21:42)
- アナカラー墓地退化は3色3マナ3000のアイツのヤバさを改めて思い知らされた。「4マナ到達」「コンボパーツ確保」「退化先確保」を1枚で全部できるのホント頭おかしい -- 名無しさん (2022-10-13 12:26:05)
- ↑×4 初出のBBPで「出せるもんなら出してみろ」と言わんばかりのロマン偏重なスペックで出した癖して、色々使い方を思案して運用していたら後々裁定にまで影響及ぼすカード出して既存のコンボや特定のカードの存在意義潰す様な公式の雑な運営が迷惑って話よ。 使ってたバリアントバデス退化とかがスター進化登場時の進化裁定の変更で死んだ -- 名無しさん (2024-11-09 21:53:09)
最終更新:2025年02月06日 20:29