登録日:2009/07/20 Mon 03:11:14
更新日:2025/05/25 Sun 18:13:01
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冷気によって生じた氷をぶつけたり、対象の凍結や吹雪を引き起こす呪文。
 
エフェクトは「氷の塊、もしくは吹雪が相手を襲う」というもの。
氷は地面から出現したり、上空から降ってくる等呪文と作品で変化する。
【体系】
初出 :
DQⅢ
消費MP:2~3
効果 :約30のダメージ
範囲 :敵1体
初出 :DQⅢ
消費MP:5~6
効果 :約40か50のダメージ
範囲 :敵1グループ
初出 :DQⅢ
消費MP:8~9
効果 :約70のダメージ
範囲 :敵全体
初出 :DQⅢ
消費MP:11~12
効果 :約100のダメージ
範囲 :敵1グループ(Ⅲ・Ⅳ)
    敵全体(Ⅴ~)
初出 :DQMJ
消費MP:36
効果 :約210のダメージ
範囲 :敵全体
※消費MPと威力は作品により違う。
モンスターズ系では範囲も違う。
【設定】
「冷気の呪文」もしくは「氷結の呪文」ならびに「氷の呪文」。
面倒だから統一してほしい。
ヒャドは霜が地面を駆ける感じ、ヒャダルコは地面から氷の柱(敵を氷に閉じ込めてるようにも見える)、
マヒャドは氷の雨or吹雪と段階を経るにつれエフェクトが大きく変化。
ヒャドは基礎の呪文で、漫画等では見習いや落ちこぼれの魔法使いでも使用可能。
メラ系の対極に位置するが、複数範囲ということもありゲームでは
ギラ系とよく比較される。
 
漫画や小説等では、冷気という性質を生かして、消火に使われたり、砂漠の旅で涼を取るために使われる例も見られる。
ダイの大冒険では「氷系呪文」と表現される。
…他の系統が「
火炎」「
爆裂」「
閃熱」「
真空」と2文字なのに何故「氷結」ではないのか。
また、
ブロックが
ルーラぐらいしか呪文を使えないパワー型なせいで
ハドラー親衛騎団からハブられている。
なお5大呪文の上位でメラゾーマとマヒャドだけ「極大呪文」を冠していないが、大魔導師マトリフはこの2つを合わせて
メドローアを編み出した。
マヒャドは
氷炎魔団の軍団長である
フレイザードや北の勇者
ノヴァが使用している。
しかし前者は
ダイのメラの魔法剣で防がれ、後者は
シグマのシャハルの鏡に反射されてしまった。
 
最終局面では
大魔王の切り札である黒の
核晶を凍結させ世界を救うという見せ場があった。
新アニメ版では伏線の意味もあるだろうが、序盤から
まぞっほが主力呪文としてヒャドを使っている。
ダイが戦力として連れてきた大王イカや
キラーパンサーを氷漬けにしてみせた。
『
勇者アバンと獄炎の魔王』では設定面でも氷系呪文が得意であることが強調された。
【歴史】
4つ合わせてⅢから登場。
何故かヒャド系だけ4段階、FC版だとプログラムミスでヒャダインとマヒャドの習得順が逆。
ヒャダインが敵全体、マヒャドが敵1グループなので一応差別化はできる。
ヒャダインは全体攻撃の中では燃費が良いので雑魚戦で便利。
登場時に唯一4段階から始まり、殆どの作品で
中途半端な存在。
覚えたてのヒャドと中盤のヒャダルコは輝いているものの、最近はマヒャド習得頃には特技が充実している。
というか態々マヒャドを使わないといけないシチュエーションもない。
メラ系が氷系に有効なのでヒャド系は逆に炎系に有利…と思いきや、逆に効きづらいといったケースも多々。
火力が強いと逆に冷気の方が減退するのは確かだろうが、正確な相性が把握できず、あまり頼れない要因になっている。
また
ゾンビ系には大抵効きづらい(冷やすことでかえって腐敗を遅らせてしまうイメージからだろうか)。
 
歴代
ラスボスでも上位の存在感と人気を誇る
ゾーマの代名詞でもあるため、全くの空気ということはない。
が、そのせいで苦しめられるかというとそこまで脅威ではなかったり…。
Ⅳでは2章で活躍。
姫様の超攻撃力のせいで記憶には残りにくいが、低燃費で遠征に優しい。
反面、5章では好み&能力の都合で大半のプレイヤーが
ブライを馬車に引きこもらせるので影が薄い。
一方で氷の刃を使用した時のヒャダルコはFC版ではAIが適宜しようできることがあり、リメイク以降も範囲攻撃を持たないアリーナに使わせると役に立つことも。
 
SFC版
Ⅴではヒャドは敵しか使えないが、実は
没データにはエフェクトがちゃんと存在する。
開発画面でも爆弾ベビー相手に使っているものがあるため、開発中に習得者がいなくなったのかもしれない。リメイクでは娘の初期習得呪文となった。
ヒャダルコ&マヒャドはプレイヤー側も使用可だから気にならないけど。
ヒャダインがひっそりと消滅、それに乗じてマヒャドの範囲が敵全体になった。
魔界に入ると耐性のある敵ばかりでほぼ役に立たないのでそれまでに存分に活用したい。
Ⅵでは前作から登場した息系&特技の時代突入で地味に。
それも習得が戦闘回数が非常に多い賢者⭐︎6とかなり遅い。同程度の威力のベギラゴンはグループと全体という違いはあるが魔法使いマスターと比較的早めに覚えられるだけにこれはひどい。
一応賢者マスターで習得するイオナズンまでは120回も戦闘が必要となるので、出番がないことはないかもしれないが…。
 
ⅦではⅤから始まっていた
メラ系と比較しての冷遇がピークに達する。
何故かピンポイントでヒャド系だけ効かない敵が大増加。
 
Ⅷは少し改善されたこととゼシカが復帰後に確実に習得するため、全体魔法としては活躍する。
その直後が寒冷地帯のオークニスだが、寄り道イベントもある上にイオナズン習得までは長いためそれなりに役に立つ。
 
DQM系では3対3の都合でヒャドの範囲が敵全体に。
DQMJで最上位にマヒャデドスが追加。
賢さを上げれば威力が倍以上になるものの、そこまで鍛えるつもりなら威力&耐性の都合で素直にイオグランデ等のほうが良い。
因みにマヒャドデスではない。
Ⅺでは
ベロニカと
ロウがヒャド系を使用可能。
ただしマヒャデドスはロウ専用であり、それも悟りのスキルパネルを経由しなければならない。
それでも効率良く進めれば
魔王討伐には間に合い、スキルリセットでスキルポイントも回収できる。
またマヒャドまでは
ギラ系に次いでダメージ効率は低いが、マヒャデドスは
イオグランデや
ギガデインと同等の火力を出せるようになった。
ロウの主力攻撃として大いに活用していけるだろう。
 
DQヒーローズ
ゼシカが修得する。スキルポイントを使うと上位版も修得できる。
氷結の追加効果があり、氷結狙いなら攻撃回数の多いヒャド、ヒャダルコは消費MPと出の速さでマヒャドは範囲に優れる形で差別化されている。(威力は同じ)
【同じ、似た効果&派生】
Ⅲでヒャダルコの効果。
Ⅵで攻撃後ヒャドの追加効果。
Ⅳ&Ⅵでヒャダルコの効果。
Ⅶで攻撃後ヒャダルコの追加効果。
(Ⅴではバギマの効果)
マヒャド+
バギクロスの合体呪文。
無数の氷の刃で敵を切り裂く。
つめたいいき。
こおりのいき。
こごえるふぶき。
かがやくいき。
絶対零度(モンスターズ)
バトルロードでヒャダインの効果。
久々のヒャダイン晴れ舞台。
(Ⅲでは
マホカンタの効果) 
Ⅺで登場。ベロニカのマヒャドとセーニャの氷結らんげきを組み合わせたれんけい技。
名前はマヒャド+ヒャダインだが効果は違い、ランダムに氷属性によるダメージを12回与える。
ぶっちゃけゾーマ様のマヒャドは大したことないけど、あの威圧感でなんか凄く感じるともっぱらの評判。
ちなみに、われらが覆面パンツ親父ことオルテガはヒャド系と吹雪系に完全耐性持ちであるため、キングヒドラじゃなくゾーマ相手なら展開次第では勝利できた可能性がある。ゾーマ様マジ策士。
【余談】
ミュージシャンの
前山田健一は、「その不遇さがたまらなく好き」という理由で
別名義を「ヒャダイン」にしている。
しかしマヒャデドスの登場以降はリメイク作品以外でヒャダインの登場機会が激減したこともあり、名前をそこに吸収されてしまった感がある。やっぱり不遇である。
    
    
        
-  メラ→メラミ、バギ→バギマというネーミングに倣えば、ヒャドの次にマヒャドが来そうな気がするんだけど。  -- 名無しさん  (2013-10-20 19:55:38)
-  呪文が弱い分武器や息がやたら強化されているイメージ  -- 名無しさん  (2013-12-13 22:13:27)
-  ゾーマのマヒャドは特殊エフェクトつきだしダメージ100くらいあっても良かったのに  -- 名無しさん  (2013-12-18 12:23:02)
-  前山田さんのおかげで…  -- 名無しさん  (2014-01-17 20:27:21)
-  FC版の3のマニュアルでは、ヒャド=ツララが刺さる ヒャダルコ=数十本のツララ ヒャダイン=猛烈な吹雪 マヒャド=巨大な氷の刃だったのだがいつから「すべて吹雪の呪文」になったんだ?  -- 名無しさん  (2014-06-08 21:18:28)
-  ↑FC版3の公式ガイドブックで既にそれと違う設定になってるしなぁ……スタッフもあんまり深く考えてないんじゃね?  -- 名無しさん  (2014-06-08 22:19:12)
-  FC版3の説明書は、攻撃呪文の設定が一般に知られてるものと全然違うものが多いからな。ギラ系が稲妻になってたり、ライデインが高圧電流の糸を絡ませるになってたり、ギガデインが敵を内部から破壊するになってたり。説明書製作担当が企画段階の資料か何かと間違えたとか? ちなみにFC版4の説明書だとちゃんとギラは炎、デインは雷になってた  -- 名無しさん  (2014-06-08 22:33:34)
-  アリアハン時代はヒャド覚えたら一気に楽になったな。ヤマタノオロチ戦はヒャダルコが欠かせなかった。  -- 名無しさん  (2014-08-26 08:28:22)
-  ただ今DQXにてマヒャデドスが猛威を奮っている模様  -- 名無しさん  (2014-08-26 08:55:42)
-  マヒャドを使ってくるボスはエビルプリースト、ラマダ、グラコスと結構多い。  -- 名無しさん  (2014-10-31 12:11:16)
-  ↑宜しい、ならばマヒャドだ  -- 名無しさん  (2014-10-31 12:25:51)
-  DQ8では一応裏ダンで活躍できるな、耐性持ちが少ないから。  -- 名無しさん  (2014-10-31 14:55:26)
-  マヒャドなかったらメドローアは完成しないんだぜ?  -- 名無しさん  (2014-10-31 15:14:09)
-  ヒャドは登場時点で既に4段階あるのにマヒャデドスなんていう誰得ネーミング呪文が生まれたのか開発者に聞いてみたい1番の魔法  -- 名無しさん  (2015-08-01 14:54:35)
-  敵に使われたら鬱陶しいマヒャド  -- 名無しさん  (2015-11-24 23:06:13)
-  ↑×3 原作ではヒャド系エネルギーを高めるだけでマヒャド習得の必要はないという…契約はしたとは思うが例のパラメーターではヒャダイン止まり(こちらも使われず)  -- 名無しさん  (2016-10-19 21:54:35)
-  4の2章でヒャダルコを覚えたブライの無敵ぶり。なお5章でブライが仲間になった次の行き先はヒャド耐性持ちの多いパデキア洞窟である、と・・・  -- 名無しさん  (2016-10-19 22:03:02)
-  10の場合は単体相手でも、メラガイアーが連発できない関係上、メラゾーマよりも威力も限界も高いマヒャデドスも使われるんだよね  -- 名無しさん  (2017-01-24 22:12:48)
-  別にこれに限らないんだけど最近のはどの魔法も完全にエフェクトとか演出が固定されちゃっててちょっと寂しい。7でグオオオってカメラが上がって氷の柱が出てくる演出好きだからああいう凝ったの見たいんや…。  -- 名無しさん  (2017-05-03 22:56:45)
-  名前だけならバギムーチョよりはマシだ…  -- 名無しさん  (2019-06-03 21:09:20)
-  ダイの大冒険でメラが火炎系呪文、ギラが閃熱系呪文等なのに対しヒャドが氷系呪文という適当な感じなのが気に入らない  -- 名無しさん  (2019-06-16 19:21:46)
-  ↑ 氷雪系とかのがよかったか? ダイ大だと黒の結晶や魔弾銃に込めたシーンが印象に残ってんな  -- 名無しさん  (2019-06-16 23:52:33)
 
 
最終更新:2025年05月25日 18:13