前川淳(脚本家)

登録日:2016/12/23 (土) 12:55:24
更新日:2023/04/04 Tue 21:25:21
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前川淳は日本の脚本家。別名義に「Atsushi」がある。
主にアニメ・特撮を中心に、東映製作の作品を数多く手がけている。

【経歴】


1964年7月7日生まれ、神奈川県横浜市出身。

元々は脚本家志望ではなく、映画監督を目指していた。
その中で映像関連の仕事を行っていたが、生活的な問題からやがて映像制作に関わることが無くなる。
しかし、映像への未練が捨てきれず、仕事と両立するためにシナリオ・センターを受講。

そんなある日、シナリオ・センターにドラゴンボールZのプロデューサー*1が講義に訪ねる。
彼は講義の課題として、生徒達にプロットの提出を命じた。
結果的に課題の合格者はいなかったが「揉めばどうにかなる」として、前川のプロットのみに目を付ける。
ここからプロデューザーとの交流を重ねた前川は、ドラゴンボールZで脚本家デビューを果たす。

このように脚本家デビューを果たしたが、既婚のみだったためか安定は捨てられず、デビューからしばらくは別の仕事と兼業をしていた。
現在は完全に脚本家として映像関連の仕事に携わっている。

娘は声優の前川涼子で、彼女自身も父親が担当した作品に出演している。


【人物・作風】


基本的に子供向け番組での脚本担当が多く、前述した通りその多くが東映作品であることが多い。

アニメ・特撮マニアであり、その手の知識を活かせる作風を得意としている。
一時期は雑誌『特撮ニュータイプ』にコラムを書いていた事もある。

有名な参加作品としては戦隊シリーズや遊戯王シリーズで、プリキュアでもシリーズ構成を経験した。
遊戯王に関しては「狂戦士の魂」の件で有名。

おジャ魔女どれみ』における主要サブライターの一人でもあり、おジャ魔女戦隊マジョレンジャーの生みの親。
一発ネタだったが、後に主題歌が作られる事になるほどの反響を呼ぶ。
その後『魔法戦隊マジレンジャー』のメインライターを担当している。
結果として魔法ネタに縁があることで、「(2つの)魔法戦隊の生みの親」と呼ばれることも。

【参加作品】


実写作品



アニメ作品



執筆小説









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最終更新:2023年04月04日 21:25

*1 前川の語りではこの時に名前こそは出ていないが、前川のドラゴンボール製作への参加時期的に金田耕司の可能性が高いと思われる