主人公(DQXI)

登録日:2017/09/05 (火) 00:33:09
更新日:2024/11/17 Sun 08:29:09
所要時間:約 6 分で読めます





※注意※




この項目には『ドラゴンクエストⅪ』の重大なネタバレが含まれています。






出典:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて、スクウェア・エニックス、オルカ、2017年7月29日
© 2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.


概要

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の主人公。
デフォルトネームは「イレブン」。
容姿が固定な主人公は8主人公以来で、主人公が勇者なのは4の天空の勇者以来である。

CV:斎賀みつき(Switch版、スマブラSP) 、齋藤統真*1(赤ちゃん)(Switch版)

見た目はセミロングヘアーの茶髪と青い瞳。
驚異のサラサラヘアーの持ち主でもあり、行く先々で羨ましがられる。
本人もサラサラヘアを自慢に思っているようで、風で乱れたり寝癖がついたりすると恥ずかしさのあまり戦闘が出来なくなるほど。
髪質だけでなく顔立ちもそれなりに優れていると思われる言及もあり、作中の基準でもそれなりにイケメンの部類に入る模様。
またロウを知る人物からは、目元や顔立ちなどが若い頃に似ていると言われている。
身長170㎝ほどで、デザイン発注案では『勇者の原石』と書かれている。

性格はカミュ曰く「おっとりしている」との事。
しかしれんけいでベロニカと一緒に謎のポーズを決めたり、
世直しパレードの面々と一緒にノリノリで踊りだしたりといった一面もある。
マルティナぱふぱふでかつてない程のオーラを迸らせたりもする。血筋を感じる……。
また幼い頃はけっこうな悪ガキだったらしく、ルキや看板に悪戯で落書きしていたようだ。この辺にも祖父似である。

ちなみに縛りプレイの一つである「はずかしい呪い」を設定すると色んな理由で人と話せず、挙動不審になったりする。
好きだった相手に似ていて話しかけられない、ナンパだと思われたらどうしよう、しゅみませんと噛んでしまったらどうしようetc……。
最終的には「どうしろってんだ……! 話しかける? どうしろってんだ……!」と内心でキレる。
あと好きな相手に似ているとかナンパとかの呪いは男女問わず発生する。もしやそっちの気が……。

恥すかしの呪いは戦闘中にも発動し、パンツのゴムが緩んだり、頭に鳥のフンが落ちてきたり、犬のう○こを踏んでしまったりして動けなくなることがある。
これは恥ずかしいというかただ不幸なだけでは……。


勇者伝説が色濃く残るユグノア王国の王子として生まれ、各国の王からも運命の子として祝福されていたが、
生まれてすぐに勇者を狙ってきた魔物の大群によってユグノア王国は滅び、
両親とマルティナによって城から逃がされたが、川に流されてしまい、
イシの滝まで流れ着いたところをテオに助けられ、己の出自を知らぬままイシの村で育てられることになった。

イシの村のエマとは同じ日に生まれた幼なじみとされるが、上記の通り本来は少しだけ年上の可能性が高い。

かつて邪神の脅威から世界を救った勇者ローシュの生まれ変わりとされ、
左手の甲にはその証である勇者の紋章が生まれた時から刻まれている。

勇者の紋章には命の大樹を介して過去を垣間見る力があり、各地にある大樹の根や苗木に手をかざす事でその地の過去を辿る事が出来る。
これこそ命の大樹に選ばれし者である勇者の力であり、他にも様々な加護が与えられている。
この勇者の力を使ったりする時に偶に流れる曲は『敢然と立ち向かう』……のように聞こえるが、正確には黄金の竜を呼び出した時の曲『ムドーの城へ向かう』だろう。
オーケストラ音源のSwitch版では前者の内容になったが、使用場面が削られるという憂き目に。イントロが長めなのもあり、場面によってはシーンと曲の盛り上がりが噛み合わず違和感を感じるかも。


戦闘

装備武器は片手剣と両手剣。固有スキルは勇者と剣神。ただ剣神スキルは後半にならないとほとんど解放されない。
盾が装備出来る攻守万能の片手剣と攻撃力重視の両手剣のどちらかを使うことになるが、
強力な剣神スキルを覚えるには両方のスキルパネルを解放する必要があるため、最終的には好みで選んで構わない。
ただし序盤はグループ攻撃手段の充実した両手剣の方が便利。ただ全体攻撃が必要な場面…特に覇王斬もない屍騎軍王ゾルデ戦は片手剣の方が有利。
また「防具を装備できない」縛りプレイをしている際も攻撃力の高い両手剣が優先される。攻撃は最大の防御。
ストーリー終盤で手に入る勇者の剣は片手剣だが、既に強い両手剣を持っている場合は無理に交換しなくても良い。

ちなみに勇者パネルにはデイン系やアストロンなどシリーズの勇者御用達の呪文の他、確実にゾーンに入れる「ゾーン必中」がある。
れんけい技の大半は主人公が起点となるため、これさえ覚えておけば仲間のゾーン突入に合わせてれんけい技を発動させることが出来る。覚えておいて損はない。
ただ、中盤で一度勇者スキルは失われてしまうので注意(スキルポイントは戻ってくる)。

「恥ずかしい呪い」縛りの時は時々行動不能になりお荷物と化すので、どうしても縛りを外したくないのであればパーティが5人以上の状態なら引っ込めてしまうのも手。


本編

16歳の成人の儀式の日、神の岩の頂上で魔物に襲われて窮地に陥った際に勇者の紋章が輝き、
勇者の証ライデインが発動するという事件が起きる。

それを聞いた母ペルラは主人公が勇者の生まれ変わりである事と祖父テオの遺言を伝え、
主人公は真実を知るために北のデルカダール王国に旅立つ事になった。
ちなみにこの時トレジャーハンターだったテオが昔使っていた服に衣装替えしている。
なんでもちいさなメダル99枚で交換してもらったユグノア兵士の服らしい。

そしてデルカダールに到着した主人公は城に向かい、王と謁見したが、
王は勇者である主人公を「悪魔の子」と呼び、主人公は訳も分からぬまま地下牢に幽閉されてしまった。

その地下牢でカミュと出会い、どうにか脱獄したものの、
イシの村に帰った主人公が見たのはデルカダール軍によって無惨に破壊された村の跡だった。

大樹の根を介して一時過去へと渡った主人公はテオと再会し、
彼から実母エレノアが残した手紙と旅のほこらを開くための鍵を託される。
エレノアとテオの手紙によって自分の出生を知った主人公はデルカダールの追っ手を振り切り、
ユグノア王国が滅びた理由、勇者が悪魔の子と呼ばれる理由、それらの真実を探すため、旅立つ事になるのだった。


旅の中でかつての勇者ローシュの仲間、賢者セニカの生まれ変わりであるベロニカとセーニャに出会い、
自分が命の大樹に選ばれし存在である事と、邪神を倒すという勇者の使命を知ることになり、
ユグノア王国滅亡の際に生き別れとなっていた祖父のロウとマルティナから倒すべき邪悪なる存在、ウルノーガの暗躍を知らされることになる。

ウルノーガの闇のチカラに対抗すべく命の大樹の元に辿り着いた主人公は大樹の魂に封じられた勇者のつるぎをその手にしようとする。
しかしその瞬間、ホメロスによる奇襲を受け、更に姿を現したウルノーガによって勇者の力を奪われ、
その力によって勇者のつるぎの封印を解いたウルノーガは勇者の力を粉々に粉砕。
闇のチカラに汚染されて魔王の剣となった勇者のつるぎによって大樹の魂を掌握し、世界を崩壊させた。



数か月後、重傷を負って昏睡状態だった主人公は海底王国ムウレアで目覚めた。
人魚の女王の手によって魚の姿に変わって匿われていたが、主人公が目覚めた時には既にムウレアは覇海軍王ジャゴラに襲撃を受けており、
女王は主人公に世界の現状を伝え、ジャゴラの手から地上へと逃がした。
そして主人公は再びウルノーガへと挑むため、ウルノーガの闇のチカラを破る方法と、散り散りになった仲間たちを見つけるための旅に出た。

勇者ローシュの修行の地、ドゥルダでローシュの奥義「覇王斬」を会得し、
ユグノアで母の導きによって勇者の力を取り戻し、
散り散りになった仲間も新たな技を身につけて集結し、と着々とウルノーガへの反撃の準備を進めていく主人公。

しかしウルノーガの居城、天空魔城に向かう為の手段を求めて聖地ラムダを訪れた主人公たちは、
自分たちを助けるためにベロニカが命を落としていた事を知る。
悲しみに暮れながらも、主人公たちはベロニカが託した使命を果たすため、前へと進むのだった。

そして神の乗り物・ケトスと、奪われた勇者のつるぎに代わり、自分たちの手で作り出した新たな勇者のつるぎを得た主人公は天空魔城に突撃。
激戦の末、遂に魔王ウルノーガを討ち取り、命の大樹を復活させて世界を救ったのだった。



しかし数日後、主人公たちは神の民の遺跡から失われたものを取り戻す力の存在を知り、
ベロニカを取り戻すため、その手掛かりを求めることになる。

そして忘れられた塔に辿り着いた主人公はウルノーガによる世界崩壊を食い止め、
ベロニカを始めとする失われた命全てを取り戻すため、時のオーブを砕き、過去へと戻ることに。

そうして命の大樹が枯れ落ちる前まで時を遡った主人公はホメロスを破り、
正体を見破られているとも知らずに王に化けたままのウルノーガの野望を阻止した。
城で熟睡して勇者のつるぎを奪われそうになったのは内緒だ。多分城のベッドがあまりにもふかふかだったせいだろう。

しかし、主人公の影に潜り込み過去まで付いてきていた邪神ニズゼルファの魂が封印されていた肉体と融合し復活。
新たなる脅威が誕生してしまう。

預言者の導きや、ウルノーガが世界を崩壊させられなかったため、壊滅する事のなかった神の民の情報から、
かつて勇者ローシュがニズゼルファに挑んだ際の記憶を辿り、
ニズゼルファの領域である黒い太陽に突入。
激戦の末、遂にローシュも成し遂げられなかったニズゼルファの討伐を達成。
命の大樹に託された使命を完全な形で果たすことに成功した。

戦いを終えた主人公は時の番人へと姿を変えていたセニカを元に戻し、
彼女に勇者の力を託して過去への旅立ちを見送り、
全ての役目を終えた勇者は故郷へと帰還するのだった。


ゆうしゃが だいらんとうに あらわれた!

2019年6月12日に開催されたE3 2019でのニンテンドーダイレクトにて、11Sに先駆けボイス付き(本編より饒舌)で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』へ「勇者」として参戦することが発表された。英語では「HERO」。
デフォルトカラーはイレブンだが、カラーバリエーションでIII勇者(CV:檜山修之)IV勇者(CV:草尾毅)VIII勇者(CV:梶裕貴)も参戦した。
参戦ムービーでは、闇の世界でマルスとメタナイトのコピーに追い詰められたリンクを助け、闇の世界に光が刺すという、『リンクの冒険』でのロトの墓ネタを知っていると中々熱い展開となっている。リンクは別人だろって?言ってやるな
それでも追い詰められた(しかも追い詰めたのは魔王ガノンドロフ)勇者に、カラーバリエーションの勇者も加勢し、リオレウスにも喧嘩を売りつつ逆転するという、鳥肌ものの展開なので必見。

スマブラにおいては「かいしんのいちげき」と「MP」が搭載されており、
前者はスマッシュ攻撃において1/8の確率で「かいしんのいちげき」が発動し、威力がアップする。
かいしんのいちげきのSEはカラーバリエーション毎に異なるという手のこりようである。
後者ではBワザを使う際に消費され、Aワザを当てることで回復するシステムとなっている。

必殺ワザは各種呪文が搭載されており、それぞれ溜めることで上位の呪文が発動できるようになっている
デイン系の魔法は雷を落とすというよりは、雷の魔法を剣に纏わせて斬るという演出となっており、どちらかというとギガブレイクに近い。
ための保持はメラ系のみが有効であり、更に上位呪文は消費MPも増え、MPが足りないと不発する。
  • ニュートラル
    メラ(MP:6)→メラミ(MP:16)→メラゾーマ(MP:36)
  • 前方向
    デイン(MP:8)→ライデイン(MP:18)→ギガデイン(MP:42)
  • 上方向
    バギ(MP:5)→バギマ(MP:9)→バギクロス(MP:18)

下方向の必殺ワザは「コマンド選択」となっており、
様々な呪文、特技から4つがランダムで抽選され、それをコマンドから選択するという変わった必殺ワザである。

このため、ファイターの中でも技の数は1番であるが、逆に運の要素が大きすぎるとして、オーストラリアの大会で使用禁止にされたことがある。

最後の切りふだは「ギガスラッシュ」
歴代の主人公たちからの力を受けた勇者が、その剣で敵を一閃する。
どう見てもミナデインor原作Ⅺのギガバーストだがあくまでギガスラッシュである。MP0のヤツが混ざってる?気にするな
演出はスキャンバトラーズスタッフが担当。後に「究極ギガスラッシュ」として逆輸入され、ちゃっかり演出もスマブラより豪華になっている。

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最終更新:2024年11月17日 08:29
添付ファイル

*1 恒松あゆみ氏の息子。0歳の時に収録