ギルド・テゾーロ

登録日:2018/11/13 Tue 01:32:55
更新日:2025/02/03 Mon 17:07:44
所要時間:約 10 分で読めます






世界最大のエンターテイメントシティ!!『グラン・テゾーロ』へ!

…ようこそ♪


ギルド・テゾーロとは少年漫画『ONE PIECE』を原作とする映画『ONE PIECE FILM GOLD』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:ギルド・テゾーロ
通り名:黄金帝、新世界の怪物
肩書き:グラン・テゾーロのオーナー
悪魔の実:ゴルゴルの実(超人系(パラミシア  ))
誕生日:1月24日(金の日)
年齢:41歳
出身地:不明
主な部下:バカラ、ダイス、タナカさん
CV:山路和弘櫻井孝宏(青年期)

【概要】

映画『ONE PIECE FILM GOLD』の黒幕
世界最大のエンターテインメント船上都市「グラン・テゾーロ」のオーナーを務める大富豪。
名前のテゾーロはイタリア語で「宝物」や「大切な人」の意味。

緑色の髪をオールバックにしており、星型のイヤリングを始め、全身に黄金の装飾品をいくつも身に着けている。
普段はピンク色のスーツを着ており、ステージでは金と白が鮮やかな衣装、最終決戦では羽毛が付いた黒いロングコートを着用していた。
また背中から肩にかけて大きな星型の傷跡がある。

本人は自身を「“神”」と自称していたがロブ・ルッチ曰く通り名は「怪物」。
黄金帝」とも称されるほどの莫大な財力を持つ人物で、世界の通貨の20%を掌握する「テゾーロマネー」を所有している。
世界政府すら金の力で容易く動かし、天竜人をも懐柔する絶大な権力を持つ。いずれは世界の勢力図すら塗り替えようと企んでいる。
彼が所有するグラン・テゾーロは世界政府公認の中立地帯になっており、海軍もテゾーロには簡単に手を出せないなど、元海賊ながら王下七武海に匹敵かそれ以上の権力を有する。


【人物】

物腰の柔らかい態度で接してくる人物だが、その本性は金こそが全てと豪語する金の亡者。
金を何より絶対視しており、借金を背負った人間を奴隷のようにこき使う冷酷な人物
ONE PIECEの悪役の例に漏れず支配欲が強く、監視用電伝虫を使ってグラン・テゾーロ内にいる人間を常に監視しており、自分に逆らった人間は容赦なく黄金の牢獄(ゴールドプリズン)*1に突き落とす。

また、自分より先に笑った部下を制裁するなど歪んだ嗜虐心の持ち主
派手好きで享楽的な性格でもあり、テゾーロマネーの噂を流して泥棒を集めて賭けの対象にしたり、麦わらの一味とロングロング海賊団の戦いを見世物にしたりと楽しければ何でもよいと考えている。
だがこの手の類の敵では珍しく自らステージに立ってショーを開催するなどエンターテイナーとしても一流で、劇中では歌を歌うだけでなく大観衆の前でタップダンスを単独で披露するなど歌や踊りを存分に披露している。
テゾーロにとって歌や踊りは金と並んで重要視しているものであり、小説版ではカリーナから「ステージに立っているテゾーロこそが一番彼らしい」と評されている。


裏社会とも繋がっており、Joker(ジョーカー)こと元七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴとは同じブローカー仲間で、テゾーロ曰く「恩人」。
もっとも、別に仲が良いわけではなく、いずれ隙を見てドフラミンゴを消してドンキホーテファミリーから業界のシェアを奪い取るつもりだったようだ。
一方で、小説版によると打算と交渉の結果ではありながらもゴルゴルの実と世界政府とのコネクションを得る足掛かりとなったことに対しては、それなりに恩義を感じていた模様。
また一介の海賊から国家を運営する王にまで成り上がったという点で、ある意味で似た者同士であったために、共感や警戒、僅かばかりの敬意が入り混じった感情でドフラミンゴを見ていた。

商売仲間であるドフラミンゴを倒されたことに「迷惑している」と語っているが、本心としては
  • 世界政府に対しての宣戦布告
  • 天竜人を殴り飛ばす
  • ドフラミンゴを倒す
といった自身的に胸がすく所業をしてきた麦わらの一味を割と気に入っている。
実際、ルフィの海賊王になるという夢を嘲笑った部下に対し、「自分より先に笑った」ということもあるが、共感を示すどころか機嫌を悪くして制裁を下している。
ただ、そんなルフィらを歓待する気は毛頭なく、「そんなルフィ達でさえも自分は屈服させることができる」と思うまでに歪んでしまっている。

彼がこのような性格になってしまったのは過去に何かあったかららしいが…


【能力】


全ては、黄金に支配される!!!


超人系悪魔の実ゴルゴルの実」の能力者。触れた黄金を自在に操る黄金人間
出来る事として、
  • 小さな金の指輪を巨大な金の触手に変える
  • 金を装甲として腕に纏う
  • 液体のような流体物として操る
  • 黄金の鎧を作り出す
  • 体の自由を奪い金の彫像に変える
など使用用途は様々。

能力は覚醒の域に達しているが、その規模は全長10kmという島並みのサイズを誇るグラン・テゾーロ全体の黄金を意のままに操れる規格外の影響力を誇る。よって船全体が黄金で出来たグラン・テゾーロはその全てが彼にとって自らの武器や体に等しい。
おまけに覚醒の効果は常時発動しているらしく、自身の支配下にあるグラン・テゾーロ全体にある黄金のどこかで衝撃が加わればそれを探知することも可能。
精密性もずば抜けており、自身は巨大なゴールデンテゾーロを操りながら戦っている幹部達の黄金製の武器の操作を行って的確に援護する非常に細々とした操作すらお手の物。
「怪物」の異名の所以は、この異常なまでの覚醒能力の規模・持続力・コントロール精度の高さによるところも大きいと考えられる。

おまけにグラン・テゾーロに入る船には歓待用として金粉が船上に撒かれるため、金に目が眩んでよからぬ事をしようものなら、金粉を浴びている者はすぐさま黄金を顕現させて動きを止めて彫像にすることも可能。
体にしみ込んだ金粉を顕現させた黄金の強度は怪力自慢のロロノア・ゾロですら身動きが取れなくなるほど強く、「船内ならば自分にかなうものは誰もいない」とテゾーロは自負している。

弱点として、海の力を含んだ多量の海水を黄金が浴びてしまった場合、黄金に対してゴルゴルの実の能力の支配が及ばなくなってしまい、一時的に砕けてしまう。

なお、Mr.3の「ドルドルの実」やペロスペローの「ペロペロの実」などのように「身体から金を生み出す」ことができるのかは不明(少なくとも劇中では一切描写されていない)。
尾田栄一郎による設定画にはゴルゴルの実を食べ「金を生む体」になったとある他、金を用意できない段階でどの程度能力を使えるのか不明。

金粉などによる初見殺し技などについて、脚本担当はTvBros2016年16号にて強さがインフレしていくルフィらの敵として力不足にならないよう「麦わらの一味はとにかく強いので、「特定のシチュエーションの中では無敵になれるキャラ」ということであの能力を作った」、監督はアニメディア2016年8月号にて「ルフィに力だけで挑もうとするキャラクターを出すのが難しいのでルフィ達の力を奪える能力を与えた」「船の中では無敵」と述べている。

  • ゴールド・スプラッシュ
能力を帯びた金粉を予め相手の体表に浴びせ染み込ませておくことで、能力者の意思次第で金を相手の全身に増大・顕現させて体の自由を奪い金の彫像に変える。
強度は怪力自慢のロロノア・ゾロですら身動きを取れなくなるほど。
グラン・テゾーロにおけるテゾーロの絶対的支配体制を確立させている技だといえる。
テゾーロはショーの一環でこの技を使用し、グラン・テゾーロ内にいる人間に金粉をつけ、いつでも固められるという状況を作っている。
ただし金粉を浴びせた対象に海水がかかると無力化されてしまい、使用されていた黄金は土塊の如くいとも容易く粉々に砕ける。

  • 黄金爆(ゴオン・ボンバ)
腕に黄金をまとい、即席のガントレットを使って相手を殴りつける技。
主に近接戦闘で使用される技であり、ギア2を発動したルフィとも渡り合った。
形成した黄金爆は瞬時に液状化して相手を拘束することも可能。
後述するゴールデンテゾーロを形成した際にも使用可能であり、その場合は黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)という技に変わる。

  • 黄金の鎧(ゴールドアーマー)
部下の体を超硬度の黄金で出来た鎧で包む。
形成したゴールドアーマーは非常に高い硬度を持ち、装着者の戦闘力を大きく向上させる。
作中ではタナカさん、ダイス、バカラのためにゴールドアーマーを形成した。
なお、バカラのそれはビキニアーマー。設定画を描いた原作者曰く「宮元さん(監督)が絶対描けというので描いてみました(笑)」。

  • 黄金の巨神(ゴールデンテゾーロ)

お前らは、ただ支配されるだけのゴミ!

これが、神の姿だ!!

テゾーロの奥の手。
黄金を魔人オーズに匹敵する巨大な人型にして操る技。
金で作り上げた巨大な戦闘体で、戦闘時には腹部にあるコクピットに乗り込んで操る。
また、戦闘に合わせて、部分的に形状を変化させる事も可能。
非常に高い防御力を持ち、ルフィの武装色の覇気の一撃や海軍の砲撃を受けても微動だにせず戦闘を続行した。

  • 黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)
ゴールデンテゾーロの瞳から発射されるレーザービーム
海軍の軍艦をなぎ払うほどの威力。
金の光を集約して放つのだろうか。

  • 黄金の神の裁き(ゴオン・キリーラ・ディ・ディオ)
巨大な黄金の触手を形成し、相手を押しつぶす技。
ギア4バウンドマンともせめぎ合う程の威力を誇る。
黄金で触手を作る技自体は作中でも多用しており、主に敵の捕縛に使用している。



【グラン・テゾーロ】

テゾーロが所有する、全長10kmに及ぶ巨大黄金船で、船そのものが一つの独立国家として機能している。
動力は巨大な海ガメ・ギガントタートルで、天候や海流に影響されることなく世界中の海を移動することが出来るが、反面常に移動しているためテゾーロのビブルカードに頼らなければたどり着けない。
船自体が独自のルールで成り立っている巨大な街であると同時に、非武装地帯として世界政府に公認された独立国家となっており、政府すら手が出せない「絶対聖域」
例え海軍がこの街で海賊を見つけたとしても、その海賊を捕えることはできない。
逆を言えばこの街では海賊と海軍の小競り合いが起きないということでもあり、海賊・海軍高官・世界貴族が訪れている世界最大のエンターテイメントシティとして世間に知られている。

構造は船首が入口になっており、船着き場兼円形劇場ではテゾーロとカリーナのライブ『GOLD STELLA SHOW』が行われる。
入口から入ると居住区や店が並ぶダウンタウン、そこを通り過ぎるとカジノ、劇場、水族館、プール、サーキット、ゴルフ場、巨大観覧車など様々なアトラクション施設が揃っている。
最大の目玉は総純金製の超高層タワー7つ星ホテル兼カジノ『THE REORO』。テゾーロの居城やテゾーロマネーの保管庫も兼ねている。

街中の建物、外壁に至るまで金で出来ているとんでもないものだが、町中には映像電電虫が配備されているため、金を盗もうとした者は地下の監獄に落とされるか、テゾーロによって生きたまま黄金の像にされてしまうという残酷な結末が待っている。
船内は「騙された者が敗者」という暗黙にして絶対の不文律が敷かれており、カジノでインチキやイカサマをされても一切咎めることができない。
こうして罠に嵌められカジノで大負けした場合、テゾーロの奴隷のような扱いとなり強制的にグラン・テゾーロの従業員としてこき使われる羽目にになる。
モデルはおそらく「ラスベガス」。

◆幹部・側近

テゾーロの側近を務めるテゾーロ配下の最高幹部達。
全員がグラン・テゾーロでの要職に就いている。

バカラ

CV: 菜々緒

グラン・テゾーロのVIP担当コンシェルジュを務める紅一点の幹部。
長身かつグラマラスなスタイルを持つ深い赤色の髪の褐色美女。彼女が仲間に加わったことでテゾーロは全てが自分の思うままにことが運ぶようになったほどの“ラッキーガール”。
建物の設備やカジノのルールを事細かに説明できるほどグラン・テゾーロ内部に精通。
政府や海軍の重役、有名海賊などの顔と名前を全て記憶している優秀な人物である。
気品漂う上品な所作や喋りが目立つが、本性は騙された人間を嘲笑い、貧乏人を見下す悪女。
一方、『オフィシャルムービーガイド』に書かれているようにテゾーロを心の底から崇拝しており、冊子『GOLD セブンイレブン711Ver』の相関図では「好き」と書かれるなど、実は異性としても好意を持っている様子。尾田氏の設定画ではステラにちょっと似た容姿だという。

超人系悪魔の実「ラキラキの実」の能力者で、相手の運気を奪い取り、それを自分の物にしたり、他人に運気を与えたりする事ができる。
能力の使用には相手を素手で触る必要があるので、普段は黒い手袋を着用している。
本人曰く「ラッキー状態になった自分は無敵」で、コイン一枚で相手を倒せるほどの幸運が起こる。*2
ただし運気は奪った分だけなので、知らぬ間に使い果たしていると……


タナカさん

CV:濱田岳

グラン・テゾーロの警備主任。及びテゾーロの各取り引きをする際伝令役を兼任する幹部。
「スルルルルルル」と特徴的な笑い声の持ち主である頭が異様にでかい男性。
他の幹部や部下の動向を調べて報告する役目も担い、見た目とは裏腹に仕事に対する姿勢は堅実で、テゾーロからも高く評価されている。
しかしテゾーロの配下に漏れずプライドが高い性格で、貧乏な人間に対して見下す傾向が強い。
アニメオリジナル映画連動エピソード「シルバーマイン編」、アニメスペシャル「Heart of Gold」にも登場しており、どちらもテゾーロと繋がりのある悪役に指示などをしている。

超人系悪魔の実「ヌケヌケの実」の能力者で、無機物なら何でもすりぬけて移動できるヌケヌケ人間。
グラン・テゾーロのVIPエリアはこの能力を使用しないと入れないようになっている。
能力の応用で床に大穴を出現させたりするが、非殺傷の能力なので一味との対決時では銃を用いる。
またテゾーロの幹部の中では唯一技名を言うキャラだったりする。

ダイス


グラン・テゾーロのVIPエリアのディーラー担当の幹部。
頭に巻いたバンダナとサイコロを模したデザインの黒いワイルドなファッション、金色の髭が特徴で、『ONE PIECE』でよくいる足以外が異常に屈強で大柄な巨漢。
元は裏世界一危険と言われた、デスマッチショーで無敗を誇ったチャンピオンだったが、あまりの打たれ強さから挑戦者は絶えてしまった過去を持つ。
その強さをテゾーロを見出され彼の部下となった現在はVIPエリアを任されており、その怪力を生かした丁半で客を沸かせている。*3

悪魔の実の能力者ではないが武装色の覇気を使えるほどの実力者である。
巨体に似合わず機動力も高く、武装色の覇気をまといながら高速回転して突進し相手を吹き飛ばすという攻撃を得意とする。
また極端なマゾヒストであるためずば抜けたタフネスを誇り、生半な攻撃では快楽にしか感じずあまり効果がない。
おそらくデスマッチショーで挑戦者が途絶えた最大の原因がこの性癖。

ちなみに中の人は対決相手のゾロのコスプレをした事がある。

【来歴】

◆過去


おれはスターになるんだ!

子供の頃は歌が大好きな少年で、会場の外から眺めたエンターテインメントショーに強い憧れを抱いていた。

しかし、家が貧乏だったため友達からはいつも仲間外れにされており、孤独な少年時代を送っていた。
また父親が大のギャンブル狂いであり、それも貧しさに拍車をかけていた。
ある日、ギャンブル好きな父親が病に倒れる。
手術代が払えれば治る病気だったが、金が足りず手術代が払えなかったため、父親は死亡した。
元々貧乏だったが父親が死んだことでもっと貧乏になった。

その下らない歌をやめて!

母親はテゾーロの楽し気な歌が大嫌いで、歌うことを禁止されたため12歳の時にグレて家を出た。
金を通じて仲間を得たテゾーロは、ギャンブル・酒・ケンカなど荒んだ生活を送る。
16歳の時にヤバめのカジノで大敗。拘束され人買いに連れていかれそうになる。
殴られボロボロにされたテゾーロだったが隙を見て逃げ出すことに成功した。

すてきね、その歌

逃げる途中でヒューマンショップに行きつき、そこで父親のギャンブルが原因でヒューマンショップに売られたステラという少女と運命的な出会いをした。
悪評を知りながらも、生まれて初めて自分の歌を褒めてくれたステラに恋をしたテゾーロは、彼女を自由にすることを誓うと、悪事から足を洗い、ステラを買い取るための金を得るため昼夜を問わず働き続けた。

三年後、もう少しで彼女を買い取る金が貯まるというタイミングで、町に現れた天竜人によってステラが買い取られてしまう。

ありがとう。あなたの気持ちが、なによりうれしかった

激高したテゾーロは天竜人に向かっていくも、SPに取り押さえられ、天竜人に歯向かった罪でマリージョアに連行され、奴隷に落とされた。

主人である天竜人から「許可なく笑ってはいけない」と命令され自由の無い奴隷生活を送るも、いつかステラと再会し二人でマリージョアから逃げ出すという希望だけで地獄のような日々に耐え続けた。
しかし、絶望的な日々に追い打ちを掛けるようにある日「ステラが死んだ」という事実を聞いてしまい、激しい怒りと「金があれば彼女を救えた」という後悔から徐々に金への執着心を高めていく。

26歳の時にフィッシャー・タイガーによるマリージョア襲撃事件が起こり、テゾーロも逃亡。
背中から肩にかけてある大きな星型の傷跡があるが、これは天竜人の奴隷の証である“天翔ける龍の蹄”の焼印をつぶすために自らつけたもの。
だが、マリージョアから逃げ出した奴隷が真っ当に生きていけるはずもなく、身を隠しゴミを漁る逃亡生活のなかで、テゾーロは遂に一線を越えた犯罪を犯していく。

そして29歳の時、ドンキホーテファミリーのオークションの目玉商品がゴルゴルの実であることを耳にしたテゾーロは、巧みな策で犯罪者達を動かし、オークション会場に火を放ち、どさくさに紛れてゴルゴルの実を食べ、悪魔の実の能力者となる。
ファミリーの追っ手をテゾーロは能力で撃退。金を生む身体を手に入れたテゾーロは、能力で儲けた金で大量の武器を買い漁り海賊として名を上げていく。

32歳の頃にはタナカさんが、33歳の頃にはダイスが仲間に加わるも、名を上げたことでテゾーロの評判がドフラミンゴの耳に入る。
その能力からドフラミンゴに3年前の事件の犯人が自身であることが知られてしまい、ドフラミンゴに命を狙われるも、タナカさんやダイスといった部下を得ていたテゾーロは派遣されたドンキホーテファミリーの刺客を退ける。
テゾーロの実力の高さにドフラミンゴはテゾーロと敵対するよりも、商売仲間として利用した方が良いと判断。
協力関係を持ちかけられたテゾーロは、ドフラミンゴと手を組む事を選ぶ。

ドフラミンゴと組んだ事で世界政府との繋がりを得たテゾーロは、闇の興業を発展させ配下を増やしていく。
35歳の時、「ラキラキの実」の能力者である“ラッキーガール”バカラを部下にしたことで、あらゆることが思い通りに運ぶようになり、巨艦「グラン・テゾーロ」を完成させて現在に至る。

それらの経緯で富も力も手中に収めたが、過去の不遇に対する反動から

金の無い奴は何も手にできない!

支配されるしかないんだよ……!


と豪語して貧困者を見下す等、皮肉にも自分を虐げていた天竜人と何ら変わりない人物に成り果ててしまった

◆本編での活躍

グラン・テゾーロにやって来た麦わらの一味の前に現れ、ルフィにスペシャルギャンブルを持ちかける。
バカラのラキラキの能力で罠に嵌めてゾロを人質に取り、コントロールルームに侵入したルフィと対峙した際には彼の両腕を金で拘束し、黄金の牢獄(ゴールドプリズン)に突き落とす。

天空劇場でナミ達を捕らえてゾロを処刑しようとしたが、カリーナの裏切りに気付かずにナミ達の潜入作戦の目的がテゾーロマネーだと思い込んだことが仇となり、船中に海水を降り注がれてゾロの解放も許してしまう。


呪縛が解けたからなんだと言うのだ…

解けたのならまた縛ればいい!


最終決戦では切り札の黄金の巨神(ゴールデンテゾーロ)でルフィを圧倒するもギア4を発動させたルフィにゴールデンテゾーロを破壊される。
すると今度は大量の金を発生させて船中の人々を飲み込もうとしたが、ルフィのゴムゴムの獅子王(レオレックス)バズーカを受けて敗北。
近海にいた海軍の軍艦の甲板に叩きつけられて気絶していたところを海軍に拘束された。
その際サボはあまりの美しさに「神でも降ってきたのかと思った」と驚いていたが、ロブ・ルッチは「こいつの通り名は『怪物』だ」と静かに告げるのであった…


【余談】

  • ステラへの思い
テゾーロは両手の指に指輪をはめているが、結婚指輪をはめる左手の薬指にだけ指輪ははめられていない。また、グラン・テゾーロでテゾーロ自ら行う目玉ショーの名前が「ゴールド・ステラ・ショー」。
これらはステラへの想いをまだ失っていないことを象徴しているものだと推測できる。


  • 小説版
カリーナは「舞台で歌っているテゾーロが最も人間らしい」と述べている。

またテゾーロはマリージョアで奴隷解放事件を起こし、自由になるきっかけを作ってくれたフィッシャー・タイガーへの恩義も忘れておらず、テゾーロが支配するグラン・テゾーロでは魚人への差別が禁止されている。





金の無い奴は何も手にできない! 追記・修正されるしかないんだよ…!

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最終更新:2025年02月03日 17:07

*1 テゾーロに逆らった者が監禁されている船底の牢獄。地面の砂は全て砂金であり無数の黄金であふれているが、水や食料は一切ない。

*2 具体的に言うとピタゴラスイッチ方式で攻撃が相手に当たる

*3 巨大なサイコロ2つを巨大な金属のツボに入れて振り、伏せたツボを取る……かと思えば巨大な斧で破壊する……かと思えば自身の頭突きで破壊する