登録日:2012/02/06 Mon 17:13:37
更新日:2025/02/01 Sat 08:56:48
所要時間:約 6 分で読めるんだねェ
せいぜいお気をつけなすって………
ヒヨッ子の諸君… 今はわっしもいるのでねェ…!!!
【プロフィール】
本名:ボルサリーノ
異名:
黄猿
所属:
海軍
役職:海軍本部中将(15年前~12年前)→海軍本部大将(超新星編~現在)
CROSSGUILD懸賞金:3冠(30億ベリー相当)
年齢:56歳→58歳(新世界編)
身長:302cm
血液型:XF型(現実だとAB型)
誕生日:11月23日
星座:射手座
悪魔の実:ピカピカの実(
自然系)
覇気:
武装色、
見聞色
掲げている
正義:どっちつかずの正義(64巻
SBS)
出身地:
北の海
主な上司:
センゴク→
サカズキ
主な部下:
戦桃丸・ストロベリー
初登場:単行本52巻・第504話・『海賊前線移動中!!』
好物:みそラーメン、しょうが、
バナナ
声優:
石塚運昇→
置鮎龍太郎(
カクと同じ人)
【概要】
世界政府最高戦力と称される
海軍の三人の大将の一人。
本名
ボルサリーノ。
掲げる正義は『どっちつかずの正義』。
モデルは『
トラック野郎』のボルサリーノ2役の田中邦衛で、誕生日も彼と同じく11月23日。
黄猿を知らない人に説明する時は、ヤクザが着るような派手な黄色の縞模様のスーツを着て
サングラスをかけた田中邦衛、もしくは『
クレヨンしんちゃん』の
組長先生と言おう。
部下の戦桃丸からは『オジキ』と呼ばれている。
その立ち位置の便利さもあってか、映画版での登場も多い。
【人物】
一人称は
「わっし」。
間延びした言動が特徴で、掴み所のない底知れなさを秘めた男。
テキトーそうな言動に反して任務には非常に忠実で、
海賊に対しては情け容赦は一切かけない。
まあ犯罪者相手なのでむしろそれが普通だが。
反面、間延びした口調同様どこか抜けている一面があり、盗聴用の
黒電伝虫に向かって話しかけたり、実は使い方が良く分かっていなかったりと戦桃丸を呆れさせている。
そんなコミカルな顔も逆に底の見えなさに拍車をかけている。
「あ~れ~おっかしいねェ~」
掲げる正義は『どっちつかずの正義』。
一見意味不明な標語だが、彼独自の確固たる考えに基づくもの。
- かつて『燃え上がる正義』を掲げ、世界政府と海軍を信じて情熱的に任務を遂行していたが、オハラ壊滅事件を経て『(政府の正義を絶対視せず、様々な立場の正義を許容する寛容性のある)だらけきった正義』を掲げるようになったクザン
- 海賊を強く憎み、治安を脅かすものは可能性の段階から根絶する『徹底的な正義』を掲げ続けているサカズキ
この2人を俯瞰して見続けたボルサリーノは、『(寛容さゆえに情に流されることもある)だらけきった正義』でも、『(やりすぎることもある)徹底的な正義』でもない、『どっちつかず』を掲げることを選んだ。
普段の間伸びした話し方も、感情を極力抑えるためのものかもしれない。
ごくまれにだが間延びした話し方をしないときもある。
そのため、やりすぎることも情に流されることもなく、淡々と忠実に任務を遂行する仕事人。
具体的には任務の障害或いは標的になってしまえば、嘗ての友だろうと愛弟子だろうと(彼なりの葛藤を抱えた上で)淡々と始末してくる。
その一方で任務の標的や邪魔者以外はあまり狙わない場面も多い。
とはいえマイペースすぎる性格のためかうっかり癖があり、シャボンディ諸島では力加減を間違えてヤルキマン・マングローブをへし折るほどの威力で攻撃してしまっている(本人も反省していた)。
なんの因果か、自分の師匠やかつての友などを手にかけねばならない場面も多く、飄々とした振る舞いの裏で色々と葛藤を抱えている模様。
【戦闘能力】
自らの身体を
光そのものに変化させ、光速での攻撃と移動が可能になる。
中でも、蹴り技と
レーザーを多用。
「速度は重さ」と語るように、光速で放つ強烈な蹴りはシンプルながら痛烈極まりない破壊力を誇る。
レーザーの命中精度も凄腕で、軽く200mは離れた処刑台にいるルフィの持っていた鍵を正確に撃ち抜けるほど繊細な狙撃が可能。
光だけあって飛行も可能で、更には光による分身も生成可能と自然系らしく多種多彩な能力を持っている。
しかし劇場版で対峙した際に
ゼットからは
「頼りすぎるなと言ったはずだ」と注意されており、「ピカピカの実」の能力に頼った戦闘法が多いのもその証拠なのだろう。
「
武装色の覇気」があれば黄猿に触れることはできる他、熟練の「
見聞色の覇気」があれば光速の攻撃や移動を先読みして対処することが可能。
何より光であるが故に
攻撃が直線的にならざるを得ないという欠点がある。
とはいっても大将だけあって基礎戦闘力はずば抜けており、実は「武装色の覇気」の達人。
武装色による防御を得意とする戦桃丸の覇気の師でもあり、今なお彼を上回る強力な覇気の使い手。
その技量はギア
4・スネイクマン状態のルフィの猛攻を能力に頼らず捌いてみせる程。
剣術もかの
シルバーズ・レイリーと拮抗するほど卓越している。
まさに海軍本部最高戦力の呼び声に恥じない実力の持ち主であると言えよう。
ちなみにレーザーは、同型のものを
ペガパンクが海軍の人型兵器
パシフィスタに実装、
X・ドレークは黄猿の能力を解析したものと推測していた。
実際のところ、ベガパンクの故郷での兵器研究を解析した
フランキーや、ベガパンクの昔馴染みである
クイーンもレーザー兵器を内蔵している。
あの世界では光を研究すればレーザー型の光学兵器に行き着くのかもしれない。
技
基本技。
多用するものの名称不明。
光の速さで蹴るだけの技だが、「速度は重さ」という台詞の通り、建物を何軒か貫通させる驚異的な破壊力を誇る。
基本技。
多用するものの名称不明。
指や足の先から放ち、着弾すると大爆発を起こす。
ホーキンス戦で彼にトドメをさした時には先端が矢じり状になっていた。
光速の攻撃だが「
見聞色の覇気」の熟練者ならば一応対処できることはある。
手を円を作るように構え、そこから光を照射して鏡の乱反射を生かし、光のトンネルを形成、その光のトンネルを通って、行きたい場所へ精密に瞬間移動する。
指で輪を作り、そこからレーザーを
機関銃の銃撃のように発射する連続攻撃。
範囲が非常に広い上に海中深くでも届く便利な
飛び道具。
更に、発射した弾丸の一つ一つを「光の分身」として作り出す事もできる。
ブイサインの指先から
強烈なフラッシュを放って目眩まし。
攻撃力は皆無でダメージこそないが、下手すれば失明しかねないと考えると凶悪ではなかろうか?
ホーキンスとの戦いで使用して彼を行動不能に陥らせた。
蹴りに乗せてビームを放つ。
その威力はヤルキマン・マングローブの木をへし折る程で、鉄すら瞬時に焼き切る熱量がある。
ゲーム『ギガントバトル!』では青キジの暴雉嘴や赤犬の犬噛紅蓮のように光のゴリラの頭を作り出す技となっている。
【来歴】
◇過去
65巻の
SBSには他三大将と一緒に幼少期の姿が描かれた。
実はベガパンクとは若い頃行動を共にしていた時期があり、その縁から彼のことを心の中では「友」と呼んでいる。
またその最中に村を追放されて食うに困っていた戦桃丸をベガパンクと共に拾っており、ベガパンクのボディーガードとなった彼に自身の戦闘技術を教え込んだ。
後にベガパンクや戦桃丸に自身の能力によるレーザーを披露するシーンがあり、ベガパンクが彼の能力を解析、パシフィスタにレーザー兵器を搭載するきっかけを生み出すことになる。
12年前は中将で、その時に
アーロンを捕縛している。
ちなみにこの当時は鍔広の帽子をかぶっていた他、葉巻きを吸っていた。
4年前にはすでに大将となっている。
ベガパンクが海賊
バーソロミュー・くまと接触した情報を受け、
五老星ジェイガルシア・サターン聖の命令で後にエッグヘッドと呼ばれる海軍科学班第8研究所へ来訪。
くまの娘
ボニーの病気をベガパンクの技術で治療する見返りに、くまへ
王下七武海への加盟をサターン聖が要求すると「海軍としても そりゃ助かるねェ」と同調した。
しかし、サターン聖が更なる条件として提示した
「一切の思考と自我の消去」という実質的な
"死"の要求を涙を流して快諾するくまの姿には、帽子を押さえて唖然としていた。
ともあれ政府の要求を呑んだからにはくまと対立する必要も無く、くま本人の人柄を気に入った事もあって、この頃はくま・ボニー親子とも仲良くしていた。
徐々に形作られていくエッグヘッドへ時々フラリと訪れては、戦桃丸やベガパンクも交え皆でピザを食べたり、笑いながらニカのリズムと共に踊り明かしたりと友好を深めていた。
後述する偉大なる航路編や劇場版での活躍もあって「底知れぬ非情な仕事人」というイメージを抱いていた読者も、このシーンで印象が大きく変わったとか。
◇偉大なる航路篇
◇シャボンディ諸島編
しかし戦桃丸からの連絡が入り、「天竜人に危害を与えた
麦わらの一味の捕縛」に向かったのでウルージ達は捕まることなく島から脱出した。
急いでいたとはいえ、彼ら4人の億越えを見逃したのは
理由があったためかもしれない。
その後、部下の戦桃丸とパシフィスタを率いて
麦わらの一味と対峙し、
ゾロを仕留めようと至近距離のビームを放つも
レイリーの介入により失敗し、足止めを受けてしまう。
更に本物の
バーソロミュー・くまの機転により結局一味を捕縛出来ず終いに。
腹いせに海賊を500人あまり捕まえていたが、
麦わらの一味に逃げられたから撤収ということもない辺りプロ。
◇マリンフォード戦争編
マリンフォードの決戦では
白ひげ海賊団一番隊隊長の不死鳥
マルコとの互角の戦いを繰り広げるが、広場での戦いにて中将オニグモと連携し、
白ひげの体調不良・負傷に気を取られたマルコに不意打ちをして海楼石の手錠をはめることで彼の能力を封じて重傷を負わせた。
ルフィも何度も退けたり、ルフィが持っていた
エースの手錠の鍵をビームで破壊する等、何度もルフィのエース救出を妨害する。
戦争終盤、ルフィと
ジンベエを連れて逃げようとしたハートの海賊団を仕留めようとするも、突如現れた
赤髪海賊団の
ベン・ベックマンに銃口を向けられ怯む。
いくら海軍大将といえど、相手が四皇のナンバー2ともなれば流石にただでは済まないようだ。
その後、一瞬の隙をついてルフィたちに「八尺瓊曲玉」を使うも取り逃してしまう。
◇新世界篇
サカズキが新海軍本部元帥となり、
青雉辞職後も海軍大将を継続。
抜けた大将2名の枠に、「世界徴兵」で
藤虎と
緑牛の2名が加わった。
ゾウ編
2年の間に新たに
王下七武海入りした"自称白ひげJr."
エドワード・ウィーブルの被害報告を聞きぼやいている。
なお、彼の強さは認めているものの「強さだけは本物」と白ひげの息子であることに関しては信用してない模様。
ワノ国編導入前
ビッグマムが
カイドウと接触しようとしている報を受けて
「わっしが行こうか?サカズキ」と接触を阻止しようとしたが、カイドウのいる
ワノ国には未知の兵力である侍がいるから油断大敵と止められた。
ワノ国第三幕
ワノ国天上決戦によるカイドウとリンリンの敗北とルフィが四皇いりを果たした事が世界中で報じられる中、本部で世界会議の最中に起きた複数の事件を担当していたテンセイの報告をきいていた。
サカズキに「チャルロス聖の殺害未遂事件は解決済としていいのかい?」と問いた。
エッグヘッド編
とある人物からの密告で嘗ての友であったベガパンクが禁じられているはずの「空白の100年」を研究している罪を知り、これを受けて世界政府及び海軍は
ベガパンクの抹殺を決定。
「嘗ての友」「愛弟子」との対立を余儀なくされたボルサリーノだったが、自身はそれに表立って反対することなくその決定に従う。
先行したサイファーポールの報告で麦わらの一味とジュエリー・ボニーがエッグヘッドに上陸しているという報告を受け、大小の軍艦をあわせた100隻の大艦隊を率いて、
五老星ジェイガルシア・サターン聖も同行して
ベガパンクがいるエッグヘッド島に向かう。
四皇ルフィと島の防衛兵器等で膠着状態に陥るも、CP0のロブ・ルッチの密告を受けてサターン聖から「融合炉、脳、欲は確保する」「ヨーク以外の猫含めたベガパンクの抹殺」を受けて島に上陸。
愛弟子でもあった戦桃丸に複雑な心境を吐き散らすも彼を撃破し、パシフィスタの威権を上書きする。
そして能力で
バリアをすり抜けたがルフィが現れてそのまま交戦。
「ギア4」を発動させたルフィの怒涛の攻撃を捌き、蹴りで吹き飛ばしてベガパンクの始末にかかるも「ギア5」になって戻ってきたルフィによって捕縛され、島外へ放り投げられてしまう。
能力で島へ戻った後は「八尺瓊曲玉」を用いた陽動でルフィを出し抜いたりと、ベガパンク抹殺を優先するがそのたびにルフィに妨害されてしまう。
任務優先で麦わらの一味の交戦を避けてきた事が仇となり、隙をつかれてルフィの「白星銃」を頭部に受けてしまい「ギア5」の時間切れも有り、相討ち同然の形でダウン。
辛うじて意識はあったものの起き上がれない程の大ダメージを負ってしまった。
くまが島に現れたタイミングで戦線復帰。
だが、かつてこのエッグヘッドで友好を深めた者達が次々と現れ、立場上その全てを自らの手で始末せねばならぬ彼にとって状況は精神的な過酷さを増すばかり。
その上、自分の目の前で繰り広げられた悪魔のごとき外道な所業と発言を重ねる世界政府の首脳サターン聖と、それに対して人として真っ当な怒りをぶつける大罪人ベガパンクの対比は、己の遂行しようとしている正義は何が為にあるのかと無常感に打ちひしがれて有り余る始末。
それでも任務を果たそうと立ちはだかるが、メンタルが限界に近づいているのは目に見えて明らかであり、ベガパンクにも見抜かれていた。
「心が持たんか 悲しい男じゃのう黄猿…」
「みっともねェよな……もっと濃いのをかけて来るんだったよ、サングラス」
その後も脱出を図る一味やボニーたちを何度も妨害し、仕留めにかかったが、レーザー攻撃をサンジに割り込まれた挙句蹴りで弾かれた時には素で唖然となっていた。
そのまましばらくはサンジと交戦していたが、サターン聖が獣型に変形し、本気の攻勢をかけ始めたタイミングで、サターンの手で致命傷を負わされサンジに運ばれるベガパンクを追撃、「天叢雲剣」でトドメを刺した。
しかしそこで「ギア5」を再発動したルフィにサターン聖ともども捕まり、投げ飛ばされて、黄猿は軍艦の甲板に激突してしまう。
ダメージらしいダメージはなかったものの、旧友の命を自ら奪った事実には耐えきれなかったのか、遂に心が折れて、戦意を完全に喪失してしまった。
「傷ならある……深い傷が……もう休ませてくれ……」
エッグヘッドでの戦いが終結した後、
ある人物の覇気によって殆どの海兵が気を失っている中、黄猿はただ1人軍艦の中で立っており、本部にいる赤犬からの通信が入り電伝虫を手に取った。
赤犬は黄猿が出た事に着いて訝しむが、サターン聖の安否や融合炉を確保できた事について矢継ぎ早に問いただすものの、黄猿は
「若ェのが起きたら報告させる」と返し報告を拒否した。
それを見かねた赤犬は
「甘い仕事しちょりゃせんかのう?」と問い詰める…がこれに対し
「オイ…サカズキ…お前さん “親友”を殺した事あんのかい」と返す。
脳裏に蘇るベガパンクや戦桃丸達との思い出、そして自分の手で親友を1人手にかけてしまった事を思い返した。
疑うヒマァあんならよ!!てめェの目で見に来いやクソガキ!!
赤犬の発言に彼の怒りという火山は「大噴火」、汗と涙を流しながら怒り任せに赤犬にミサイルの如くぶつける。
ここまで取り乱した「兄弟」に赤犬も思う所があったのか謝罪を述べるのであった。
「悪かったのう…兄弟」
「黙れ 今更…!!」
上記の「甘い仕事しちょりゃせんかのう?」という発言は、過酷な現場で心身ともに疲弊した黄猿に対して酷な詮索には違いないものではあった。
ただし、赤犬の名誉の為に言っておくと、赤犬はそもそも現場の状況はほぼ把握できていない上、その場で起こったことが「四皇麦わらのルフィ」「世界最高権力者五老星」「巨兵海賊団」「ベガパンク」「CP-0」を巻き込んだ、文字通り世界の危機レベルの非常事態である以上、曖昧なことしか言わない黄猿を問いただすのは必至ではある。
ついでに上記の通り黄猿に対してお咎め無しどころか何があったのか察してきちんと謝罪している。
必要なダイナ岩が保管されているファウス島を襲撃していたNEO海軍の総帥にして元教官であった
ゼファーと戦う。
年齢による体力の衰えで劣勢になっていたゼファーに対し、ボルサリーノは俊敏な動きで追い詰めるも、ゼファーがダイナ岩を起爆させてしまったため島は破壊。
ボルサリーノ自体は無傷だったため、以降のNEO海軍討伐の実働部隊の指揮を執る。
彼にとどめを刺すが、その際は普段のように間延びした口調ではなく「さよなら…!!ゼファー先生…」と重い口調であった。
海賊万博が行われているデルタ島へ、
ブエナ・フェスタのタレコミにより、海軍艦隊第二陣を率いて
藤虎と共に出撃。
沖合から、
ダグラス・バレットが究極の姿になるのを目撃。
現場の最高指揮官であるためか直接の交戦は避けた。
小説版では少将のヒナが
「大将黄猿以下、中将をそろえた海軍本部の艦隊が敗北したなどという結果は許されない。」とそのリスクを述べている。
電伝虫を通じてサカズキから指示を受け、デルタ島のバレットに向けて
バスターコールを発令する…。
世界の歌姫
ウタがエレジア島で開くライブ『NEW GENESIS』に対し、サカズキの指示を受けて可能な限り動かせた30隻からなる大艦隊を率いて
藤虎とともにエレジア島へ向かう。
赤犬の命令を受けウタを抹殺しようと「八尺瓊勾玉」を放つも、その場にいた
シャンクスに弾かれた後、急接近され一度は光速移動で斬撃をかわしたが、すぐにグリフォンを首元に突きつけられた。
ウタがトットムジカを召喚した後、業を煮やして操られている観客を直接攻撃しようとするも、今度はベン・ベックマンに牽制される。
最終決戦の際には、他の海兵と共に観客の保護と避難を行った。
その後、市民を危険に晒したことや世界崩壊を招きかけた危険性から藤虎とともに再度ウタの捕縛に乗り出そうとしたが、シャンクスが怒りを持って放った「覇王色の覇気」の威力を目の当たりにした際には、中将の一部の意識を持っていった事に肝を冷やし、ウタを諦めて撤退した。
【台詞】
「速度は…“重さ”
“光”の速度で蹴られた事はあるかい」
「せいぜいお気をつけなすって……ヒヨッ子の諸君…」
「どいつもこいつも…“億”を超える様な輩は化け物じみていてコワイね~…」
「まずは一人目…ここまでの航海ご苦労だったねェ~~…」
「移動もさせない…ムダだよォ~今死ぬよォ~~~!!!」
「『海軍大将』一人止めといてまだ欲張られちゃあ わっしの立つ瀬がない いい加減にしなさいよ」
「これは大問題だよォ」
「ウソをつけ~~…」
「ん~~これは効くねェ~~~」
【余談】
担当声優変更
アニメ等で声を担当していた石塚は2018年8月に逝去し、後任は
カク役をしたこともあった
置鮎龍太郎となった。
テレビ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』2021年5月7日放送「青二プロ人気声優祭」にて、「声優の方もやりたい役はあるんですか?それが実現することはあるんですか」との質問に置鮎はこの黄猿を挙げており、後任決めはオーディションで勝ち取った旨を語っている。
声の質は異なるものの、間延びした喋り方の低い声の雰囲気はしっかり受け継がれており、極力イメージが壊れないように配慮がなされている。
なお奇しくもカクと黄猿はバナナが好物、ベガパンクの抹殺を目的に動いたと言う共通点がある。
交友関係
友人。
立場関係なく彼の仮説や研究内容を聞いていたりしていたが、あまりにも常識外れな話には呆れていた場面もあった。
そういった関係なのかパシフィスタのビーム搭載の為に自身の能力の提供したりした。
弟子。
ベガパンクと同行していた際に彼を拾い、覇気などの鍛錬に付き合ってあげた。
その経歴故に「おじき」と呼ばれてフランクな言葉遣いで接し、時には電伝虫を通常と盗聴用を勘違いして連絡出来なかった事ににツッコまれていた。
一方で黄猿自身も戦桃丸が海軍と抗戦をきめた時には覚悟がある者と認め、サターン聖に直々に「ケジメをつけるために先に彼を倒す」と直訴した。
同期。
年齢こそは赤犬の方が若いものの一期生としてその実力は互いに認めていた。
ワノ国以降は上官になったが、なんだかんだで信頼関係はあるようで、世界情勢の大動乱にフォローする発言をしていた。
元七武海。
彼が遺した記憶による回想シーンで、ベガパンクとくまが密会したと上の命令で拿捕に向かった際に、サターン聖のあまりにも残酷な取引に娘のためなら死を選ぶと嬉々として応じたくまの覚悟に驚愕。
その後はくまとボニーと食事したり、ニカにまつわる踊りをしたりと交流を深めていた。
くまの娘。
前述の通り、彼女と親交を深めていた。
上層部。
シャボンディの一件で派遣され、頂上戦争では彼らから「麦わらのルフィを取り逃がした件」を責められたようでぼやいていた。
エッグヘッドではサターン聖がくま、ボニーに対して行っていた外道な行為を聞いてしまい…
最終更新:2025年02月01日 08:56