まいこはん(ポケモン)

登録日:2020/05/01 (金) 00:11:50
更新日:2025/05/12 Mon 23:43:53
所要時間:約 7 分で読めるんどす






うちらの おどり みて
よろこんでくれる ひとが いて

ポケモンも そばに おるから
どんなことでも がんばれるんどす


まいこはんとは『ポケットモンスターシリーズ』に登場するトレーナーである。


概要どす


ゲームにおけるNPCトレーナーの一種。

その名の通り舞妓のトレーナー。
ジョウト地方が舞台である『金銀クリスタル』『HGSS』にしか登場せず、エンジュシティの歌舞練場でしか戦えないレアトレーナー。
専用BGM「視線!まいこはん」が用意されているが、作中では5回しか聞けないレアなBGMとなっている。
英語版での肩書きは「Kimono Girl」。

モンスターボール柄の着物を着た女性で、モンスターボールの簪を使用している。しかし顔は白く塗っていない。
『HGSS』では化粧をしており、着物の帯にモンスターボールがあしらわれている。
『ポケモン2(金銀)』の開発画面と共に発表されたトレーナーであり、京都の街並みのようなマップと共に発表された事で当時は大きな話題となった。

普段はエンジュシティの歌舞練場で踊っているがポケモン勝負がとても強く、客の要望に応えて勝負をする事もある。
現実の舞妓と同じく厳しいしきたりや修行をこなさなければ人前には出られないという。

『金銀クリスタル』ではストーリーにはあまり関わらなかったが、『HGSS』ではジョウトの伝説のポケモンであるホウオウルギアを踊りで呼び戻そうとする一族の末裔となっている。
ポケモン勝負の腕もかなり高く、ライバルですら彼女達には勝てないほどである。
正しい心でポケモンと触れ合う事が出来る人物を探しており、ポケモンじいさんに協力を求めて主人公と会う。
そして主人公がホウオウorルギアを呼び戻せる素質があるのかどうかを見極めるために、ジョウト各地に出没した。
主人公の事はエンジュジムのリーダーマツバにも話しており、マツバはジム戦の後で「まいこはんが言っていたのは君の事だったのか」と口を滑らせている。
ちなみにシロナも彼女達の事を知っているようで、シント遺跡で会った主人公に「ジョウトにはポケモンの力を歌と踊りで表現する伝統を受け継いでいる人々がいる」と語っている。
作中で戦えるのはジョウト編終盤であり、5連戦となるため厳しい勝負となる。

手持ちポケモンは第二世代までに登場したイーブイの進化系5匹で、第二世代で初登場したエーフィブラッキーも使ってくる。
1人1匹ずつ使用してくるので、勝負をする前に手持ちの先頭を確認しておきたいところ。
『HGSS』では5連戦となるうえ『金銀クリスタル』に比べてレベルが格段にアップしているので、手持ちの先頭は弱点の少ないポケモンか耐久力の高いポケモンにしておいたほうがいい。

『HGSS』では公式ファンクラブ「ポケモンだいすきクラブ」との連動企画で入手できた「あいことば」を使用する事で、まいこはんのボックス壁紙が入手できた。


出演作どす


ジョウト編中盤で登場。
歌舞練場の中で踊っており、話しかけると勝負に突入する。
5人全員に勝つと客のジェントルマンからひでんマシン03「なみのり」を貰える。

キキョウシティでタマオが登場。
あらかじめポケモンじいさんには「正しい心でポケモンと触れ合う事が出来るトレーナーが現れたら、目印となるタマゴを渡してほしい」と頼んでおり、主人公がウツギ博士の助手からポケモンのタマゴを預かると目の前に現れて大事に育てるように言って立ち去る。
その後は主人公の人間性を見極めるために、主人公の前に他のまいこはんが出没するようになる。
主人公がジョウトのジムを制覇すると5人でウツギ研究所を訪れ、「主人公に歌舞練場に来てほしい」と伝えてほしいとウツギに頼む。
主人公がやってくると、主人公とポケモンの絆を見るためにまいこはん5人抜きを仕掛ける。
主人公が5人抜きに成功すると、『HG』では「とうめいなすず」、『SS』では「うみなりのすず」を主人公に授ける。
その後はホウオウorルギアを呼び寄せるためにスズのとうorうずまきじまへ行き、舞を踊ってホウオウorルギアを呼び寄せた。
その後は主人公とホウオウorルギアの戦いを見届けた。

  • ポケモンスタジアム金銀
チャレンジカップのスーパーボールとマスターボールに「シノ」、ポケモンこうざのジムリーダークラスでは「ハル」が出場。
シノは毎回使用ポケモンが異っているうえタイプの偏りもない事が多いので簡単には勝たせてくれない。
ハルは初手のヤミカラスには「にがいきのみ+あばれる」のいわゆる「あばキー」、後続のゴーストポケモンには「はらだいこ+ねむる+はっかのみ」のいわゆる「ねむカゴ」を使って戦うことになる。
なお、どちらもレンタルポケモンでしか戦えないため、トレーナーの肩書に対応したニックネームはまいこはんには存在しない(なお、「ギタリスト」「ジプシージャグラー」「ふなのり」「おまわりさん」「ジェントルマン」も同じくチャレンジカップでしか戦えないため肩書固有のニックネームはなし)。



各キャラの解説と使用ポケモンどす

※各キャラの解説は『HGSS』準拠。レベルは左が『金銀クリスタル』で右が『HGSS』。

●タマオ
ブラッキー Lv17/Lv38

まいこはん達の代表的存在で、他のまいこはんからは「タマオねえさん」と呼ばれている。
キキョウシティでポケモンのタマゴを受け取った主人公の前に現れ、大事にタマゴを育てるように言っていた。
ポケモンじいさんからウツギを通じて主人公にタマゴが渡されたが、心の強さだけではポケモンに負けてしまうとして主人公に5連戦を仕掛ける。
5連戦では1番手を務める。

●コウメ
エーフィ Lv17/Lv38

ウバメの森で登場。
方向音痴であり、森で迷っていたところを主人公に助けられる。
主人公がヒワダタウンでロケット団をやっつけガンテツを助けたところを見ていた。
5連戦では2番手を務める。

●サツキ
ブースター Lv17/Lv38

歌舞練場で登場。
初登場時にはロケット団員に絡まれていたが、主人公の実力を見極めるためにあえて実力を隠し困ったフリをしていた。
5連戦では3番手を務める。

●サクラ
サンダース Lv17/Lv38

こおりのぬけみちで登場。
草履が氷に貼りついて立ち往生していた時に、主人公に後ろから押され助けられる。
主人公が長老の試練に合格する場面を祠の外から見ていた。
5連戦では4番手を務める。

●スモモ(GSC)/コモモ(HGSS)
シャワーズ Lv17/Lv38

コガネ地下通路で登場。
ラジオ塔がロケット団に占拠されたタイミングで登場する。
ロケット団の悪事を食い止めた主人公の活躍を見届け、その強さに惚れ惚れしていた。
5連戦では5番手を務める。
ちなみに『DPt』に登場するトバリジムリーダーの名前が「スモモ」だったので、『HGSS』では名前が「コモモ」に変更された。
ジムリーダーのスモモがその『HGSS』にゲスト出演していることもあり、名前の重複を回避するためでもあるのだろう。

本編以外の活躍どす


  • アニメ版
無印編第183話に登場。ゲームと同じく5姉妹である。
サクラはサトシ達と会った直後は普段着を着ていた。手持ちはイーブイで作中でエーフィに進化している。
第226話にもサクラが登場。同じ末っ子同士カスミとは仲が良い。後にアゲハントも使用していた。

第1章のセキエイ高原でモブとして登場していたが、本格的に登場したのは第9章の事である。
歌舞練場にやってきたゴールドにエンジュ伝統の「をどり」を見せる。
その後で姿を見せたマツバを千里眼の持ち主としてゴールドに紹介した。
アルセウスの騒動が終結した時には、「心をこめ奏でる古都の音。魂に響きわたる。…どすなあ」との台詞を残している*1

金銀編に登場。
やけたとうの観光案内をしていた。語尾に「どすえ」とつける。
過去の世界では子供のまいこはんが登場。舌足らずなので語尾に「どちゅえ」とつける。


余談どす


『金銀クリスタル』でまいこはんを5人抜きすると「なみのり」のひでんマシンをくれるジェントルマンは、自分もポケモンに「なみのり」させていると語るが、そのポケモンはなんと水が4倍弱点のサイドン
確かにサイドンはなぜか「なみのり」を覚えるには覚えるのだが、もう少し適任なヤツは居なかったのだろうか…?
側にいた人「シンクロナイズドスイミングでもやらせるつもりなのかな?」
ちなみにアニメ版では、無印209話でなみのりするサイドンが登場している。

『HGSS』ではコダックに変更されている。



ついき・しゅうせい してもろて たのしかったどす
また おたのもうします

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最終更新:2025年05月12日 23:43

*1 『ハートゴールド』『ソウルシルバー』と幼なじみのデフォルト名「コトネ」「ヒビキ」とかけている。