登録日:2012/09/14 Fri 02:41:52
更新日:2025/02/17 Mon 15:57:26
所要時間:約 4 分で読めます
あらすじ
登場人物
◆図鑑所有者たち
●
レッド
本章の主人公。
原作主人公とは髪型、帽子の向き、中のTシャツの色、顔つき、リュックを背負ってない(持ってるシーンはある)などかなりアレンジされている。
2章以降と比較して自信過剰、褒められると有頂天になる部分が目立つ。この頃から一番長い付き合いの
ニョロに頼る悪癖があった模様。
グリーンやブルーとの出会い、ジムリーダー、ロケット団、
ミュウツー、サカキとの戦いで、人間としても、トレーナーとしても成長していく。
●
グリーン
本章の
ライバルにして
ラスボス。
原作ライバルとは性格面でかなり違いクールながらも熱い性格。
2章以降との比較で、ポケモンの細かいコンディションに気づかない部分がある。
カントーから遠く離れた場所へ留学していて、レッドの旅立つ少し前にマサラタウンに帰ってきた。
その為原作とは違い幼馴染みではない。
◆味方勢力
……正義のジムリーダーとはこの漫画を知らなければ何のこっちゃとなるが、本作でのカントーのジムリーダーは、ジム戦とロケット団との攻防を同時進行させるシナリオの都合上、ジムリーダーの過半数がロケット団所属となっている。
原作でもトキワジムのジムリーダーがロケット団ボスなのだから、当時のメディアミックス事情を鑑みると、あり得なくはないバランスと言える。
◆敵・第三勢力
●
ロケット団
本章の敵組織。原作では子供向け作品ということでマイルドに描かれていたが、
本作ではポケモンに改造手術したり、ミュウツー作ったり、三鳥を捕獲したりとやりたい放題。
○首領
サカキ
洞窟で正体を隠し接触、シルフ決戦では姿を出さず、トキワジムにてレッドと戦う。
レッドの才能を高く評価しており、部下に勧誘したりこれ以降の章でもレッドを手助けしたり、再び戦いをタイマンで申し込んだりと強い執着を持つ。
建物ごと破壊したり、ボールの開閉スイッチを破壊したりしてレッドを追い詰めた。
本作における
ポケモンバトルを端的に表現した人。
○三幹部
キョウ・
マチス・
ナツメ
本章では典型的な悪役として描かれるが、マチスはサンダーや
マルマインを使った電撃攻め、
キョウはフリーザーで凍らせたり、ナツメは三鳥が合体したサファイザーの、
ゴッドバードで
ダイレクトアタックしたりするなどレッド達を殺す気満々。
●
カツラ
本章では立ち位置が曖昧な為ここで記述。
本作のロケット団が黒いのは大体コイツのせい。
当初は科学者としての好奇心でミュウツーを生み出すが、レッドのポケモンに対してひたむきな姿に、自身の行いを後悔し改心。
ミュウツーを止める為にロケット団を裏切る。ミュウツーには誕生直後に逃げられるが、ハナダの洞窟近辺で遭遇。
レッドの機転もあり捕獲成功。ミュウツーとわかりあうことができた。
作風について
原作の設定がほとんど固まっていなかったため、アレンジがかなりされている。
その中で、流血もある
ダイレクトアタック、濃密な悪役描写など現在のポケスペに通じる基本的な部分はこの時からある。
また、連載当時はまだまだポケモン黎明期で規制が緩かったため、
小さい子供が見たら
トラウマになりそうな描写も多数。
例
切断
アーボック、ゾンビコダック、バラバラブーバーetc.……。
連載についての補足
本作の連載開始当初のタイトルは「
ポケットモンスター」だったが、単行本化するにあたり問題があった。
それより前に「てんとう虫コミックス(現てんとう虫コロコロコミックス)」のレーベルで単行本が出ていた「
ポケットモンスター」とタイトルが全く同じだったのだ。
出版社も同じ、サイズも同じとなると混乱は避けられない。そのため「てんとう虫コミックススペシャル」のレーベルで単行本化し、それに合わせてタイトルも「ポケットモンスターSPECIAL」と改められた。
ただし、その名残で通巻版単行本の柱にあるタイトルは「ポケットモンスター」のままである。
また僅か3冊で恐ろしいくらいに纏まっている1章だが、その背景にはポケモン2(後の
金・銀)の発売延期が関係していた。
本作は97年度末のポケモン2発売に合わせて元々一年間の連載予定だったものの、結局発売は延期を繰り返すことになる。
それに合わせて1章は終盤を引き延ばし、更に間を持たせるためほぼオリジナルストーリーの2章が始まったのだ。
因みに、日下先生は歴代で唯一事前プレイしていない作品と述べている。
追記・修正をお願いします。
- 個人的に一番好きな章 -- 名無しさん (2014-12-21 23:08:35)
- グリーンといがみ合い、ブルーに騙されるなどちゃんとレッドが個々と関わり持っていき互いに変わっていくのが良かった -- 名無しさん (2014-12-21 23:28:31)
- ジムリーダーが敵って今やったら絶対に叩かれるネタだよな -- 名無しさん (2014-12-21 23:50:22)
- 良くも悪くもFF7みたいなテイスト。 -- 名無しさん (2017-05-20 11:23:14)
- コンビニで売っている(?)pbk-editionとして1章分のコミックスが発売されたけど、本当によくまとまってるよな。伏線とかもきっちり回収してるのが改めてよく分かるわ。 -- 名無しさん (2017-08-20 01:55:42)
- ↑メイドとデートの約束したりよくある「長寿作品の初代からずっと居る主人公」みたいになっちゃう前のレッドだな 世界観地続きのせいで後の章になっていく程どうしても…… -- 名無しさん (2018-07-21 01:58:58)
- レッドの実力を探る意図で化石おじさんとしての人柄を装っていたサカキ様だけど、短い間でも幼少期の息子と過ごす中では本心からあんな表情を浮かべる日々もあったんだろうなと -- 名無しさん (2020-09-20 00:15:33)
- ジムリーダーを半分悪役にしたり回収する伝説のポケモンやマップみたいなやり込み要素が少なかったから、全3巻というコンパクトで1話1話濃厚な章になったな。 -- 名無しさん (2021-01-04 20:43:37)
最終更新:2025年02月17日 15:57