マツバ(ポケモン)

登録日:2011/09/24 Sat 11:53:38
更新日:2025/07/11 Fri 14:39:53
所要時間:約 3 分で読めます





もう少し…もう少しで伝説のポケモンに逢える

そんな未来が見えそうなんだ

そのための修行、君にも協力してもらうよ



マツバとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『ポケットモンスター 金・銀』。

CV:松風雅也(アニメ)、神谷浩史(ポケモンマスターズ)


◆概要


ジョウト地方エンジュシティジムリーダーゴーストタイプを専門としている、金髪にバンダナを巻いたタレ目の青年。

性格は穏やかで物腰も柔らか。

通称「千里眼を持つ修験者」。
ホウオウに強い憧れを抱いている。

『金・銀・クリスタル』では公式絵がストリート系を思わせる水色の服、ゲーム内ドットが黒い半袖シャツに紫のズボンという格好だったが、
リメイク版の『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではグラフィックが大きく変更され、配色がリメイク前のドットの黒と紫を基調としたものになった。リブ生地の長袖と毛先がギザギザのマフラーを巻いているのが特徴。

ちなみに三犬の中ではエンテイ派。



◆ゲームでのマツバ


ゲームでは4番目に戦うジムリーダー。

『クリスタル』『HG・SS』の初対面時は焼けた塔にて旧友であるミナキに三犬の調査に付き合わされている。
この時主人公にホウオウと三犬について教えてくれる。

『HG・SS』では「そうか… このあいだ まいこさんが いっていたのは きみのこと… いやいや なんでもないよ」と含みのある発言をする。

また、GSCではエンジュシティの外を知らないと取れるようなセリフがあったが、『HG・SS』では町の外で普通に再戦できるためか変更されている。


手持ちポケモン

【金・銀・クリスタル】
  • ゴース  ♂ Lv.21 したでなめる/のろい/うらみ/くろいまなざし
  • ゴースト ♂ Lv.21 ナイトヘッド/さいみんじゅつ/のろい/ものまね
  • ゲンガー ♂ Lv.25 シャドーボール/ゆめくい/さいみんじゅつ/くろいまなざし
  • ゴースト ♂ Lv.23 ナイトヘッド/うらみ/くろいまなざし/ものまね

【ハートゴールド・ソウルシルバー】
  • ゴース  ♂ Lv.21 したでなめる/のろい/うらみ/くろいまなざし
  • ゴースト ♂ Lv.21 ゆめくい/さいみんじゅつ/のろい/あくむ
  • ゴースト ♂ Lv.23 ナイトヘッド/ふいうち/のろい/くろいまなざし
  • ゲンガー ♂ Lv.25 シャドーボール/ふいうち/さいみんじゅつ/くろいまなざし
    (オボンのみ)


ジム戦での手持ちはゲンガー一族オンリー。
『金・銀・クリスタル』の時点ではゲンガー系統とムウマしか出てなかったのである意味当然かも。
ちなみに『金・銀・クリスタル』ではプログラム上、エースのゲンガーが3番手に組み込まれている。

とは言え、ゲンガーの高い素早さから放たれる「さいみんじゅつ」と「ゆめくい」のコンボや、当時物理技だったとは言えタイプ一致かつ高威力の「シャドーボール」の連発に泣かされたトレーナーは冗談抜きで多い。
しかも「くろいまなざし」を覚えているため、ねむりの回復手段がないと一方的にやられる。

ノーマルタイプかつ「ねんりき」を覚えるホーホーやヨルノズクで対策可能…
…と思いきや、何と『金・銀・クリスタル』当時の「ねんりき」習得レベルは 34 (ヨルノズクは41)。一人旅プレイでもしてない限り対策にはならない。

スリープユンゲラー等のエスパータイプをぶつけてもいいが、こちらはゴースト技で弱点を突き返されるのでやはり安定はしない。
イシツブテのようなじめんタイプでもいいが、これが通用するのは特性ふゆう』がまだ無かったリメイク前のみ。
最初にワニノコを選んでいるとこの時点で高火力の「なみのり」を覚えさせられたり、ある程度集中的に育てていれば(HGSSではほぼ確実に)「かみつく」を覚えているので比較的楽に戦える。ただし先手は取られるので過信は禁物。

なお、彼の手持ちはノーマルタイプのポケモンに対しては「のろい」と「ゆめくい」しかダメージを与える手段が無い。なのでゲンガーは事前にまひ状態にしておいたノーマルタイプ相手には一切ダメージを与えられなかったりする。
また、ゴースやゴーストが「のろい」でどんどん自滅していき唖然とした人も多い。

意外なところでは『金・銀・クリスタル』ではゴースト2匹が「ものまね」を覚えている。前作で1個しか手に入らなかったレアなマシン技である。
このため、コピーされた技次第で有利にも不利にもなり得る。
なんとも両極端なジムリーダーである。


『HG・SS』ではリメイク前とレベルは変わらないものの、当時物理技だった「シャドーボール」が特殊技となり、ゲンガーはそれをタイプ一致+特攻種族値130から放ってくるため前のジムリーダー同様に無対策だと冗談抜きで全滅する。

対策としてはやはり特性『ふみん』のヨルノズクが一番のメタとなる。
さいみんじゅつ」で「ふいうち」をスカして眠らせ、後は「ねんりき」で攻撃するだけ。これを繰り返すだけで簡単に勝てる
『HG・SS』では「ねんりき」習得レベルは22に下げられているのでリメイク前と比べて格段に有利。

結局のところ、ノーマルタイプにダメージを与える手段は「のろい」「ゆめくい」「ふいうち」しかないのでノーマルタイプがいればある程度難易度を下げられる。
Lv.24で「かみくだく」を覚えるラッタや、キキョウシティで貰えるタマゴから孵る「じんつうりき」を覚えたトゲピー(トゲチック)がおススメ。


勝利するとファントムバッジわざマシン30シャドーボール」がもらえる。


+ ポケモンスタジアム 金銀
【ポケモンスタジアム 金銀(表)】

【ポケモンスタジアム 金銀(裏)】

第二世代ではゴーストポケモンが少なかった上、ジムリーダーも必ず相性補完のポケモンを入れているため、ゴーストタイプ統一パではない。
「みやぶる」を覚えるヨルノズク、木に化けるウソッキーや尻尾にも顔があるキリンリキ、幽霊屋敷のイメージにありそうな蜘蛛のアリアドス、前作でポケモンタワーにいたガラガラと「何となくゴースト使いに似合いそうなポケモン」を使う。そのせいでバランスが取れたパーティになっているので非常に戦いづらい。
うらではマンタイン、グランブル、ラプラス、ナッシーと寒色系のポケモンを使う。やはりバランスがとれたパーティであるほか、「何で第二世代で追加されたゴーストタイプなのに使わないの?」と突っ込まれてきたであろうムウマをようやく使う。


【ハートゴールド・ソウルシルバー(強化後)】
  • フワライド ♂ Lv.52 シャドーボール/10まんボルト/みちづれ/みがわり
    (オボンのみ)
  • ヤミラミ  ♂ Lv.52 ふいうち/れいとうパンチ/かわらわり/ねこだまし
  • ヨノワール ♂ Lv.52 しっぺがえし/おにび/いたみわけ/みがわり
  • ムウマージ ♂ Lv.54 おどろかす/あやしいひかり/ほろびのうた/くろいまなざし
  • ゲンガー  ♂ Lv.57 シャドーボール/きあいだま/さいみんじゅつ/あやしいひかり
  • ゲンガー  ♂ Lv.57 シャドーボール/10まんボルト/みちづれ/みがわり

殿堂入り後、(時間帯を問わず)月・火曜日にスズねのこみちで電話番号を登録可能。
グリーンに勝利後、火曜日の夜に再戦の申し込みが可能。

エース格のゲンガーを2体使い、それぞれ異なる技構成なっている。
また、厄介な変化技を覚えているポケモンが多く、3匹が「みがわり」を覚えている。

初手のフワライドは特性『かるわざ』のオボン持ちであり、赤ゲージで耐えられるとオボン消費→『かるわざ』発動で素早さ2倍→先手を取られ「みちづれ」で共倒れデスコンボを仕掛けてくるので一撃で仕留めたいところ。

ヤミラミはパーティ唯一のフルアタ構成。しかも弱点が無い。
…とは言え素の能力が低い上特性はデメリット特性の『あとだし』であり、技威力も高くないので他と比べてさほど苦戦はしないだろう。

ムウマージは「ほろびのうた」特化の技構成であり、攻撃技はまさかの物理威力30の「おどろかす。一見ネタに見えるがこの技には30%という比較的高確率で相手をひるませる追加効果がある。
そこで「くろいまなざし」→「ほろびのうた」をされた際、何としても3ターン以内にムウマージを倒そうとするこちらに対して、上からひるみを与える手段として用い、「あやしいひかり」によるこんらんと絡めてターンを稼ぐ手段として利用してくるので実はちゃんと考えられていたりする。
にしても強化時に威力30の産廃技を覚えさせているのは後にも先にも彼だけであろう。

総じて「ちょうはつ」を覚えたあくタイプがいれば有利に戦える。
ただし、ゲンガーの「きあいだま」には要注意。



【PWT(ジョウトリーダーズ)】
  • ゲンガー  Lv.50(ヤタピのみ)
  • ムウマージ Lv.50(カシブのみ)
  • ヤミラミ  Lv.50(リュガのみ)
  • ジュペッタ Lv.50(チイラのみ)
  • ヨノワール Lv.50(オボンのみ)
  • ユキメノコ Lv.50(こおりのジュエル)

【PWT(ワールドリーダーズ・タイプエキスパート)】

【PWT(ダウンロード「チャンピオン ワタルにちょうせん!」】

PWTでは最後の一匹で「みちづれ」や「ほろびのうた」を仕掛け自滅することがあり、
敗北した挙げ句「なんということだ…」と嘆くことが多いちょっと残念なキャラになっている。



◆『ポケットモンスターSPECIAL』でのマツバ


第3章にて初登場。
千里眼を生かした物探しを副業とする。ただし、自分の憧れであるホウオウや、伝説と呼ばれているスイクンを見る事は出来ない。

また、ナツメに似た能力から、彼女と同じように物事を敏感に察知することができるらしく、ヤナギに対して不信感を抱くのも早かった。

マチスコイルで拘束されたのちライチュウで脅迫されたりした。その依頼で、持ち前の千里眼でゴールドシルバーの居場所を探り当てた。
マチスとは後にポケモンリーグのエキシビションで対決。彼が繰り出すでんきポケモンの強力な攻撃に苦戦するが、ホウオウに会うまではどうしても負けられなかったので、ムウマの「みちづれ」で引き分けに持ち込んだ。

第9章では、そのゴールドとシルバーから探し物を頼まれることになる。
だが、何者かが強引な依頼を繰り返していたらしく、ハヤトツクシシジマによって警護を受けていた。



アニメでのマツバ


無印編第181話で初登場
通称「古都の若きゴーストマスター

スズの塔を守る一族の末裔でゲーム同様穏やかな性格。ホウオウ伝説のポケモンに詳しい。
しかし、初めはサトシが1話でホウオウを見たという事実を認めなかった。

第227話にも登場。やはりミナキには手を焼いていた様子。

使用ポケモンはゲーム同様、ゴース・ゴースト・ゲンガーの3匹。




そうか… このあいだ まいこさんが 追記・修正していたのは きみのこと… いやいや、なんでもないよ

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最終更新:2025年07月11日 14:39