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クレープ

登録日:2011/12/21 Wed 19:38:56
更新日:2026/04/13 Mon 19:40:01
所要時間:約 3 分で読めます





クレープ(crepe)とは、フランス発祥の薄焼きパンケーキである。
主に具材を巻いたり何かしらを塗ったりして食される。
ちなみに同国では、聖燭節の2月2日にクレープを食べる慣習が残っている。

起源はフランスのブルターニュ地方。
元になった料理はそば粉のパンケーキ、ガレットである。
狩猟をしていた貴族が、偶然これを食べとても気に入り、帰ってから作らせた事で広まった。その過程で、庶民の食材であるそば粉からお貴族様御用達の小麦粉が用いられるようになったという。

日本においては、お洒落なデザートとして有名。
日本にクレープの存在を根付かせた、東京都渋谷区の原宿エリアにある竹下通りをはじめとして、喫茶店や屋台(キッチンカー)、専門店などで食べられる。
メニュー数は少数ながらフランスでもお馴染みの食事クレープを出す店も珍しくなくなっており、店によってサラダクレープ、ミールクレープ等と呼ばれる。

一方、本場・フランスでは、おやつに留まらず、軽食としても認識されており、ソーセージやハム、チーズなども巻いて食べられる。
ペシャメルソースや炒めた具材などを包んだクレープはグラタンにされることもあり、キッシュと同様に液状の生地を流して焼き固める料理もある。
おやつとしてのクレープは「クレープ・サグレ(砂糖のクレープ)」と呼ばれ、食事としてのクレープは「クレープ・サリー(のクレープ)」と呼び分ける。中華料理点心で甘いものを「甜点心(ティエンティエンシン)」、それ以外を「鹹点心(シェンティエンシン)」と呼び分けるのに似ているといえる。
また具材も異なり、サグレは小麦粉、サリーはそば粉を使う。
どちらともシードルと相性が良く、定番の組み合わせになっている。

実は名前の由来は、表面に独特の細かいシワがある同名の織物。クレープという言葉が元々は「細かいシワ」を意味し、これを焼いた時に表面にできた焦げが織物のクレープを連想させたことから。
クレープシャツとかクレープドレスとか聞いたことのある方もいるだろう。断じてお菓子で出来た服のことではない。

マトファンと呼ばれる厚いクレープも存在し、こちらもサレ(塩味)とシュクレ(甘味)に大別される。
サレは野菜や加工肉やチーズ、シュクレは果物と合わせるが、香味料だけ加えて具は入れずに蜂蜜やジャムなどを添えて食すこともある。
ブルゴーニュ、ブレス、リヨン、フランシュ=コンテ、サヴォワ、ドーフィネ、フォレなどに見られる伝統料理で、地域によってはクリークやクラフティのような製法も確認できる。

日本では無名だが、クレープとクレーム・アンヴェルセ(プリン)を組み合わせたプディング・ア・ラ・ボヘミエンヌ(プディング・ア・ラ・ロクロール)という古典菓子もある。
果物の砂糖漬けやソテー、あるいは刻んだ果物とカスタードクリームなどをクレープの生地で包み、プリン液を流して湯煎焼きした代物で、カラメルソースが掛かっている。

クレープにクリームを塗って何枚も重ねたミルクレープは日本発祥で、少なくとも1970年代半ばには存在が確認されている。ちなみにフランスでは、ガトー・ド・クレープと呼ばれている。
似たような料理は海外にもあり、18世紀の英国ではクレープ並みに薄い25枚のパンケーキを重ねるクワイア・オブ・ペーパーが作られていた。ただし砂糖を振るだけでクリームは塗らない。


■デザートクレープの具材


ジャム蜂蜜
イチゴブルーベリーのジャム、あるいはマーマレードなど。
これらを塗って巻くだけで、立派に一品のデザートたりえる。
蜂蜜もいける。バターと組み合わせたらもう病み付きの美味しさ。

◆生クリーム
酸味のある果物と合わせたいところ。

◆カスタードクリーム
果物ともチョコレートとも勿論生クリームとも相性がいい。
クレーム・ディプロマット(カスタードクリーム+生クリーム)やクレーム・ムースリーヌ(カスタードクリーム+バタークリーム)も合う。

◆果物(生、加工品問わず)
リンゴやイチゴ、バナナなど、生のフルーツ。特にバナナは外せない定番。
あるいはミカンパイナップル等シロップ漬けの缶詰めの果物も大いにアリ。

チョコレート
溶かしたチョコレートを塗ったり、生地に混ぜたりする。
果物、特にバナナと相性が良い。なお実はこの組み合わせは日本産まれ。

◆キャラメルソース
濃厚な甘さで登場するや瞬く間に人気のトッピングに躍り出た。こちらもバナナと相性がいい。

餡子
和洋折衷。餡子はクレープ生地とも相性良し。
お供は抹茶アイス、あるいはちょっと凝って白玉団子やわらび餅、求肥なんかも。
生クリームはお好みで。

◆アイスクリーム
一転、コールドデザートに。
バニラ、チョコレート、ストロベリー、抹茶、なんでもいける。


■食事クレープの具材


ソーセージ
焼いたソーセージを巻けば、ホットドッグとはまた違った美味しさ。
手軽で美味しいので、日本でも広まってほしい一品。

◆鶏肉
本場フランスの定番。鶏皮とクレープの組み合わせは北京ダックを思わせる味わい。

チーズ
とろ~り。あると嬉しい。コクも増す。

ハム、ベーコン
燻製の香りがクレープ生地にぴったり。生肉に飽きたらこれらでいこう。
ベーコンクレープは最高に美味い。

ゆで卵、卵サラダ
マヨネーズと一緒にどうぞ。

◆ツナ
日本の食事クレープには欠かせない定番。みんな大好き軽食具材の王様。

レタス
日本の食事クレープでは高確率で一緒に巻かれている。 

◆ピザソース
おかず系なら何にでも合うトマトのソース。



追記、修正は、クレープが好きすぎて、クレープを布団代わりにして寝ている方にお願いします。

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最終更新:2026年04月13日 19:40