アゼル(FE)

登録日:2021/03/17 (水) 01:46:22
更新日:2024/03/20 Wed 17:33:11
所要時間:約 6 分で読めます






ヴェルダンとの戦いに少しでもお役に立ちたいとレックスと共に駆けつけました。

ぼく達も共に戦う事をお許し下さい。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


■概要

赤髪赤眼の心優しい青年。炎を操る魔道士。
魔法戦士ファラの血を受け継ぐヴェルトマー公爵家の現当主であるアルヴィス卿の実の弟(異母弟)。
彼自身もファラの血を受け継いでいるが、聖痕は兄に出現したので傍系に留まる。
アルヴィスの7歳下の弟であり、一部のアルヴィスは24~26歳ぐらいなのでアゼルは17~19歳ほど(ディアドラより少し年上)

フリージ家のティルテュは幼なじみであり、ドズル家のレックスは親友。エーディンに想いを寄せている。
兄の子であるサイアスユリウスは甥、ユリアは姪にあたる。

アゼルの母親はアルヴィスの母親であるシギュンの下女だった人。美人ではなかったが心優しい人だったという。
アゼルの父であるヴェルトマー公爵家の前当主ヴィクトルは凡人であり、自分が妻シギュンに愛されている自信がなく、
その不安から妻に暴力を振るったり、他の女に手を出したりした。アゼルの母もその一人。

酔った勢いで手を出したあげく、妊娠したと分かると口汚く罵り、乱暴して追い出そうとする外道さを見せるが、それをシギュンが庇う。
そしてアゼルが生まれて間もなくヴィクトルは自殺、シギュンは行方不明となる。
アゼルの母はアルヴィスの母親代わりとなり、アルヴィスも彼女に懐いていたためヴィクトルの愛人と子供を家から追放した時も、アゼル親子だけは手元に残していた。
アゼルの母はアゼルが10歳くらいの時他界したらしい。

こういう経緯のためアルヴィスが唯一愛する肉親がアゼルなのだが、アゼルは兄に尊敬の念とコンプレックスを抱くと同時に、彼に対して『恐怖』を抱いてもいる。
アゼルはアルヴィスの事が大好きではあるのだが、完璧な兄の傍にいる事で兄に届かない劣等感やらで息苦しさを感じてしまっている。
シグルドと会った際には訳アリの自分を受け入れてくれる人の良さを見せた彼に「兄とは全然違う」と呟いている。
これは加賀氏いわく「(シグルドは欠点だらけで完璧な)兄とは全然違う」という意味で言ったらしい。

そして本編時に意中の相手であるエーディンが捕らえられたという情報を聞き、居ても立ってもいられず家を飛び出した(兄から逃げたかったという事情もある様子)
ヴェルダンと交戦しているシグルド軍と合流し、レックス共に参加する。エーディンを助けた後もシグルド軍に残った。
しかしそれ故に『バーハラの悲劇』に巻き込まれてしまい、行方不明となる。

前述の通りアルヴィスは唯一の肉親であるアゼルを大切にしていたのに、何故アゼルがいると知りながらバーハラの悲劇を起こしたのかは謎であった。
しかしヒーローズにアゼルが参戦した際にアルヴィスの口から理由が語られた。

アルヴィスは「思想や信条によって差別されない世界」を作るために数多くの犠牲を出してきた。
だからこそアゼルの信念や決断を否定しないし、実際シグルド軍についた事を咎めたりはしなかった。
しかし決断したら、それに伴う責任はアゼル自身が負わなくてはならないのだ。何を失うのも何を得るのも、それはアゼルの責任である。
アゼルは自分の意思でシグルド軍につき、アルヴィスはアゼルの意思を尊重しシグルド軍につくのを認めた。
だから敵対した時アルヴィスは容赦しなかった――というのが真相であった。


なおアゼルが誰かと結婚し子供を作りEDを迎えた時のみ、本作における『ファイアーエムブレム』が登場する、兄弟揃って重要ポジションである。

■ユニット性能

○初期値と成長率、CCボーナス
マージ LV1
HP-30(50+20)
力-0(10)+5
魔力-10(10+30)+3
技-7(20)+1
速さ-9(50)+1
幸運-2(20)
守備-6(20)+4
魔防-2(10)+2
移動-5 +4
武器LV-炎B風C雷C→剣B炎A風B雷B
血統-ファラ傍系
スキル-追撃

初期クラスはマージ。クラスチェンジでマージナイトになる。個人スキルは『追撃』

加入時点で炎・雷・風魔法を操れる適性を持ち、炎魔法のレベルは設定通り最初からBと高い。
しかし本作の炎魔法は何故か重いという欠点がある上に風や雷の魔法と威力が変わらないため、アゼルの設定・能力に関わらずとりあえずサンダー辺りに乗り換える事が多い。
ちなみにレベルAの炎魔法であるボルガノンは子世代、それも10章という終盤でヒルダからドロップする。
そのため親世代のアゼルには使えず、子世代でも他の魔法に使い込んで必殺が付与されている中でわざわざボルガノンを使い込むプレイヤーは稀なので敵専用魔法に近い。
クラスチェンジすれば移動力も上昇し武器LVBまでの剣を装備できるようになる為、魔法剣の使い手にもなり武器継承にも使える。

■カップリング

恋人会話があるのはティルテュとエーディンの2人。
アゼルは個人スキルで追撃を持った唯一の魔法系キャラクターであり、魔力と速さの成長率が高いがその他の成長率はやや低め。
ティルテュは彼女に足りない安定感と魔力をカバーし、幼馴染という背景を含め鉄板とも言えるカップリング。
ラケシスも技こそ伸び悩むがカリスマ兄弟の魔力を上げられるので魔法剣等との相性が良くなり中々面白い。
想い人のエーディンはレスターの魔力が完全に死にステとなり、技も伸び辛いとイマイチ。
ただし追撃でそこそこ戦える上、脳筋になりがちなラナがちゃんと僧侶らしく育つなど見どころはある。

また、吟味を前提としたオールパラメーターカンストを目指す場合、鬼門となりがちな魔力と魔防の成長率から彼は確定枠とされる(というか魔法系男キャラ3人)。
フォルセティバルキリーを継承させるためにレヴィンクロードを魔法系の子供の父親にする場合、物理系の子供の父親として選べるのはアゼルのみとなる。
アイラと結婚させるとスカサハフォーレストの魔力上限を活かして魔法剣士として戦うこともできる。

■台詞

  • レ、レックス! いい加減にしろよ! ぼくはもう行くぞ。
  • エーディンはボクには眩しすぎたから……。初めて君を見たとき、ボクはまだ子供だったけど、胸がドキドキして止まらなかった。
    その日からずっと、君の事だけを想っていた……。
  • きみはフリージ軍とは戦えない。それともティルテュは自分の父親を本当に殺せると思っているのか!
  • それでいいんだよ。平気で父親を殺せるような人ならボクは愛してはいない。ティルテュ、子供達をたのんだよ。
  • 兄は、ぼくの選択を尊重し自分の選択に責任を持てと言った。
    それはつまり、この先、兄と対立することになっても、もう容赦はしないということだと思う。
  • ありがとう、レックス。アスク王国に召喚されたのが一緒で本当によかったよ。
    この先、兄と対立することになっても、ぼくはぼくが信じた道を進もうと思う。
    誰にも泣き言は言えないし誰のせいにもできない。すべて、ぼくの責任だ。
    でもその先には……目指すべき未来がきっとあると思うんだ。そう信じて、ぼくの道を行くよ。

■ファイアーエムブレム ヒーローズ


僕はヴェルトマー家の公子、アゼルです。

兄のアルヴィスには及びませんが、この魔法の力がお役に立つなら幸いです。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

21年2月にレックスと共に参加。イラストはTobi氏。
赤属性の魔法使いであり、歩兵ユニット。
「兄のアルヴィスに劣る」と言っているが、実は魔防以外のステータスがアルヴィスを大きく上回っている
これはアルヴィスがヒーローズ初期に実装、大英雄戦での配布なので性能控えめなのに対し、
アゼルはインフレが進んだ4年目に実装・ガチャ産というのが理由である。

『想いを集めて』ではアスク王国にも異界のアルヴィスが来ている事を知り、挨拶に行く事になる。
アルヴィスと出会ったアゼルは「シグルド軍に加わった事に怒らないのか」と尋ねるが……。


武器スキルは速さ+3『慕炎の書』
戦闘開始時、敵のHPが50%以上なら、戦闘中、敵の速さ、魔防-6、
かつ、敵の速さ、魔防が敵が受けている速さ、魔防の強化の値の2倍だけ減少する。

AスキルにHP+5、攻撃、速さ、守備、魔防+2『赤の死闘・歩行4』
自分が★5かつレベル40の時、闘技場などで、自分の能力値が低くても、スコアの高い敵が登場する。*1
Bスキルは応援を使用した時、または自分に使用された時、自分と相手の十字方向にいる敵は、速さ、魔防-5。かつ【キャンセル】*2を付与する『速さ魔防の大共謀3』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方がいる場合、自分と周囲1マスの味方の速さ+5にする『速さの相互鼓舞』



追記・修正は可愛い奴とからかわれた方がお願いします。


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最終更新:2024年03月20日 17:33

*1 伝承英雄、神階英雄は、限界突破やスキル等を加味しない場合の自分の能力値合計が175より低い場合、自分の能力値合計が175として扱われる)(上記以外の英雄は、180より低い場合、180として扱われる

*2 【キャンセル】奥義発動カウント-1になる状態異常