ティルテュ(FE)

登録日:2012/03/31 Sun 17:38:36
更新日:2025/01/19 Sun 14:30:07
所要時間:約 4 分で読めます





あたし、むずかしいことはわかんない。でも、神父様は大好き!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。
クラスはサンダーマージで、CC後はマージファイター。
個人スキルは怒り。



概要

フリージ公レプトールの娘で、ヴェルトマー家のアゼルとは幼なじみ
兄に巻き込まれ型優柔不断なブルーム、妹に茶髪で大人しめな性格のエスニャがいる。
エッダの神父クロードを慕って家を飛び出し、オーガヒルのブラギの塔で礼拝を済ませた後シグルド軍に加入した。

明るく屈託のない性格で、「難しい話はわかんない。でも神父様は大好き!」、
死亡台詞は「もう、やんなっちゃう!」とちょっと(?)おバカな一面もある。

だがシグルドが「反逆者」の汚名を着せられ、シレジアへ逃れた後は、何れ敵となり対峙する運命にある、愛する父との激突を恐れていた。

ちなみに本編では語られてないが、バカで寂しがり屋な姉を心配し、エスニャは単身で彼女の後を着いていき従軍していた模様。
なんて優しい妹なのだろう、彼女もまた数奇な運命を辿る事となるのだが…。

バーハラの悲劇の後、シレジアで息子のアーサーと娘のティニー、そして夫と隠れ住む。
だが追手に見つかりティニーと共にフリージ家に連れ戻される。
ブルームは庇っていたが、兄嫁のヒルダから執拗で残酷な虐待を受け続け1人…孤独に、非業の最期を遂げた。

明るく、寂しげなティルテュ。この結末にファンを含めて何人が絶望し、どれ程の憎しみを抱いたかは定かでない。
それゆえに、子世代でヒルダを全力をもってぶちころがすプレイヤーは数多い。

独身の場合、代替キャラとして妹エスニャの子のアミッドリンダが登場。
彼らはシレジア人の父を持ち、『トラキア776』のミランダ姫とは異父兄妹。

ユニット性能

○初期値と成長率、CCボーナス
サンダーマージ LV3
HP-28(40+20)
力-0(10)+3
魔力-10(20)+5
技-15(30+30)
速さ-10(40)+6
運-9(50)
守備-1(10)+4
魔防-9(10)+5
移動-5
武器レベル-雷A→剣C杖B炎B雷A風B
血統-トード傍系
スキル-怒り(CCで連続)

フリージの血統なので当然、魔法騎士トードの血を引いている。
傍系なのでトールハンマーこそ使えないものの血統ボーナスで技の成長率はアイラと並んで親世代でトップ。
反面、魔力の成長率は親世代の魔法職の中でも低い。

本格的に参戦するのは3章後半から。
参戦時のレベルが3と低く、親世代終盤にもかかわらず下級職なため使い辛い。その上、4章は風使いが多いためCC前だと相性が悪く不遇。
評価を気にしないなら、3章で海賊相手にレベルアップしてCCするのも手。CC後は他属性の魔法だけでなく、杖要員として運用できる。

個人スキルの怒りは、HPが半分以下になると必殺を発動させるもの。
そのため闘技場や乱戦では爆発的なパワーを発揮することも多く、魔力の低さも補える。
ただしその反面、やっつけ負けする可能性もあるので油断はできない。

カップリング

遅れて登場するが相手は豊富。子供は二人共マージなのでそれ前提で考えよう。
追撃と高い魔力成長率を両立できる組み合わせはどうしても限られるが、「怒り」による攻撃力2倍を生かすことができれば追撃がなくてもある程度の活躍は保証される。
ただ怒りを活用するには打たれ弱さが気になるので、そこは要注意。

ティルテュは初期装備にトローンを装備しているが、ティニーの初期クラスはマージのため継承されず甥のイシュトーの手に渡る。代わりにティルテュがクラスチェンジ後から使用できるファイアーやウィンドといった下級の魔法を継承することができる。
敵ユニットの場合は武器のは適用されないのでバンバン使ってしまって問題ない。

玄人向けの運用として、子供が二人ともクラスチェンジ後に剣を使えることから物理系と組ませるのもアリ。守備を高めることができれば怒りとも相性良し。ただしクラスチェンジまでがきついことに注意。

恋人をジャムカ以外の平民にするか、ホリンにした上で子世代でシャナンを生存させないと、息子のアーサーが父親の国を継いでしまう影響で、娘のティニーがアーサーの代わりにフリージ家を継ぐ事になってしまい、ティニーが恋人と離れ離れになってしまう点に注意。

上記の家督の件を気にしないのであればカップリングの筆頭。攻略本でも最も推奨されている組み合わせでもある。
会話イベントがあり、追撃の継承、お互いの弱点を補完できる成長率となり安定感がある。
無理に炎に拘らず風魔法などをメインに使うとより使いやすい。

アゼルに次ぐ候補。連続・必殺に加えてアーサーは登場時からフォルセティが使え、クラスチェンジ後は騎兵として高い移動力でフォルセティを運用可能。
ただし追撃を持たないので攻略の手間を省きたいなら追撃リングによる補強は欲しい。特にイシュタルとやりあうなら欲しいところ。
他にも怒り運用や地雷運用がやりやすい上にイシュタルにも怒りが通用するため、注意は必要だが追撃リング無しでも充分に強い。
ティニーも序盤からエルウィンド使用可能、他の組み合わせでは余りがちなトルネードも有効活用できる組み合わせなことも高評価*1。追撃リングをティニーに渡すと兄妹がバランス良く強くなる。
会話もあり、個人的な感情を殆ど表にしない子世代編ですら、ティニーからティルテュの非業の死を聞かされて涙してしまうほど(そして汗だとごまかす)。

ネール補正で守備が上がり打たれ強くなり、魔力は上がりにくいが力の伸びがいいのでを装備したら無双と化す。
ただし守備が高すぎて、育ってくると普通にプレイしているだけでは怒りが発動しにくいのがネックか。
他の物理親にはCCさせにくい弱点があるが元々エリートがあるため、お金に困りにくいことも強み。
後はアーダンと似た成長率+待ち伏せもあるので下記アーダンの特徴と大体近しいが、
力の成長率だけは(40%と物理父の中では平均的だが)アーダンよりも下なので力カンスト前提の運用を見込む場合は注意が必要。

レックスと同じく「待ち伏せ」があり、差別点としてお互いの成長率の補いが素晴らしい事と、デメリット無くティニーを嫁がせられるという事に尽きる。
クラスのミスマッチ具合からネタに見えるが実はアーダンにとって珍しく良い組み合わせ、試して損はない。やったぜアーダン
アーダンが平民なので、ティニーを嫁に行かせる事が出来るというのも大きい。
とはいえCCするまでが厳しく追撃が無いことも気になるが、CC後は力の高さから怒りを維持して勇者の剣を持たせればアーサーは多くの敵を反撃させずに確殺できるようになるはず。
これは直接攻撃にも拘らず怒りを維持しやすかったり追撃リング要らずで大きなメリット。
怒りに拘らなくても耐久力とアーダンの子供では珍しい技の高さに加えて騎馬のおかげでCC後なら活躍の場は広い。
その分ティニーは他の物理親と同じく攻撃面で割を食い易いため、物足りない場合は追撃リングやマジックリングを持たせたりCC後杖を振るなどして補いたい。

マイナー所。
成長率の上昇率の良さに加え、剣レベルが上がるカップル。
両方の子供共に力と魔力の成長率が低いことがネックだが、物理親の中ではティニーの剣レベルBが特に嬉しく魔法剣と勇者の剣で暴れる魔法兄妹を見てみるのも一興。
シャナンを生存させればティニーを嫁に行かせられるというメリットもある。
ただし月光剣は継承出来ないので、継承スキルが怒りだけ。

登場する章のスピード攻略が必須だが、追撃があり、守備が低いマージ系ユニットにとって、運が伸びやすいのはメリットでピンチ時には祈りのスキルが役立つ。しかし魔力が伸び悩むのが問題。

追撃と見切りが付くので活躍の場を選ばない……が、両方の子供の力と魔力が低いので育成途中はもちろん終章でも怒り(必殺)が発動しなければ攻撃力不足になりやすい。
また追撃は嬉しいものの、見切りは他の子供でもそうだがティルテュの子供が必要とする状況はそれほどない*2
変わった運用をしたい時はやってみると良いだろう。


  • その他
憧れのクロードとくっ付いた場合、成長率は素晴らしいもののアーサーがバルキリーの杖を使えない上、スキルがほとんど無いので注意が必要。

実は、ベオウルフのカップリングで逸話があり、ミデェールの魔力成長率がベオウルフにあればティルテュにとって完璧なベストカップルになり得たという曰く付き。
これもカップリングの罠か。


ファイアーエムブレム ヒーローズ


あたしティルテュ!

ご先祖様は魔法騎士トードで……とかそういうの関係なくなかよくしてね!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

シグルド、ディアドラと共に2017年10月に実装。イラストはしおえもん氏。
原作の属性に因んで青属性の魔法・歩行ユニット。
しおえもん氏はISの社員の方なのだが、2022年1月時点ではティルテュしか担当していない。

武器スキルは奥義が出にくい(発動カウント+1)
自分が受けている強化の合計値を攻撃に加算『ブラーブレード+』
Aスキルが攻撃、魔防+2『攻撃魔防2』
Cスキルが周囲2マスの味方は、戦闘中、速さ+3『速さの大紋章2』

速さが得意とする典型的な魔道士で強化が入ると火力もあがる彼女らしさは見えるのだが…。
まず召喚師が驚いたのが「ティルテュが怒りを持っていない」という声。
ちなみに怒りはシステム上、魔道士には継承不可能なのでどうあがいても原作再現は不可能だった。
青魔道士と言えば主に例のダイムサンダの存在が気にかかる界隈だが上記の通り怒りは魔道士に継承できないので、ティルテュは唯一無二の個性を持つユニットとして活躍できる。

2019年1月のアップデートで専用武器『トローン』が追加。
自身のHP75%以下で、攻撃時発動の奥義装備時、ターン開始時、奥義発動カウント-1
奥義発動時、奥義によるダメージ+10
ようやく怒りを内蔵した専用武器を獲得したがブレード効果の攻撃加算が出来なくなる点は注意。
特殊錬成は自分から攻撃した時、戦闘中の速さ+6『飛燕の一撃3』
速さを底上げするシンプルな効果を貰った。
ただし怒りの発動にはHP制限があり、攻撃を受けて発動させるには耐久が低く不安が残るので獅子奮迅を継承させたりすると扱いやすくなるだろう。

2021年9月から神装英雄に抜擢。イラストはkaya8氏。
エンブラ帝国の衣装を手に入れた。

ようこそ、ティルテュのお茶会へ!

今日はとっても可愛い服でみんなをおもてなししちゃうからね!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2023年8月にお茶会超英雄で初参戦。イラストはうらたあさお氏。
魔法の歩行ユニットは一緒だが属性は緑に。
メイド装束は明るい彼女の性格とかなり似合っている。

武器スキルは『お茶菓子』
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+4
敵の攻撃、速さ、守備、魔防が敵が受けている敵の攻撃、速さ、守備、魔防の強化の値の2倍だけ減少(能力値ごとに計算)(例えば、攻撃-7の弱化を受けていれば、+7-14で、戦闘中、攻撃-7となる)
Aスキルは攻撃、魔防+5。守備-5の『止水3』
Cスキルは周囲2マスの味方は戦闘中、攻撃+3『攻撃の大紋章2』

敵のバフをデバフに変換するもので武器の見た目とは裏腹に物騒。
通常版の実装から年月が経った事もあり、ステータス傾向は通常版と一緒だが攻撃と速さは高くなっている。
怒りは内蔵していないがリスクは少ないので安定した立ち回りが出来る。

とはいえ、止水のマイナス補正もあってか守備は紙耐久。
物理相手ではまず退場させられる可能性も高い。

難しい追記・修正はわかんない。でも、Wiki篭りは大好き!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ファイアーエムブレム
  • FE
  • 聖戦の系譜
  • FEヒーローズ
  • 親世代
  • サンダーマージ
  • フリージ家
  • 怒り
  • やっつけ負け
  • 不良娘
  • 愛すべきバカ
  • カップリングの罠
  • フィギュア化
  • ティルテュ
  • 桑島法子
  • しおえもん
  • 神装英雄
  • トード傍系
  • 雷属性
最終更新:2025年01月19日 14:30

*1 他だとフォルセティや星を稼いだエルウィンドを優先しがち。リーフはトルネード装備可能だが低魔力で微妙。そして余ったエルウィンドをセティorホークに回せてバランス良く強くなる。

*2 必殺や怒り対策は一方的に攻撃出来る体制や何とか耐えられる状況を基本作れる上に、見切り持ちで攻守共に優秀であろうセリスも確実に居るため