ゼンカイガオーン/ガオーン

登録日:2021/03/21 Sun 00:00:10
更新日:2024/04/20 Sat 08:08:21
所要時間:約 17 分で読めちゃうよっ!





トジテンド!僕と可愛い生き物達の苦しみ、100倍にして思い知らせてやる!



ガオーンとは、スーパー戦隊シリーズ第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場キャラクターである。

CV:梶裕貴 スーツアクター:蔦宗正人

キャラクターソング:「TRULY YOURS」



概要

異世界「キカイトピア」で生まれた機械生命体「キカイノイド」の一体にしてゼンカイジャーの一員。加入は3番目。
血液型ならぬオイル型はタービン油型。

ライオンをモデルにした黄色い体が特徴。ライオンの鬣に当たる部分はドレッドヘアーのような何本ものコードになっており、先端は銀のカバーで覆われている。
首から2枚のドッグタグをぶら下げている他、百獣戦隊ガオレンジャーのユニフォームであるガオジャケットを彷彿とさせるノースリーブのオレンジのジャケットを羽織っている。
両足首にはファーが巻いてある。因みに尻尾の先端には発光部があり、前に持ってくることで懐中電灯代わりになる。

第1カイ!でもチラッと登場していたが、本格的な初登場は第2カイ!で、仲間集めに躍起になる五色田介人の姿に心を打たれて彼に興味を示す。
その場ではジュランの存在もあり、仲間入りせずに友達になる程度に収まったが、キカイトピア王朝トジテンドのキノコワルドによって動物達が苦しめられる光景と自分にその片棒を担がせた事実に激怒すると戦うことを決め、ゼンカイジャー3人目のメンバーとなった。
なおこの時、ガオーン自身もキノコワルドの能力を受けており、記念すべき初変身は額からキノコを生やしたままという衝撃的な姿だった。



人物像

一人称は「僕」。
基本はハイテンションで陽気な人物だが、その実態は動物(=有機生命体)と機械とで態度がガラリと変わる何とも面倒臭い性格の持ち主であり、公式にさえ「分け隔てあり過ぎ」と書かれる程の問題児で特にジュランとは仲が悪い。

自分もキカイノイドでありながら、機械全般を「硬くてゴツゴツしてひんやりしてかわいくない」という理由で嫌悪している一方で、動物達を「丸みがあってキュート!触れたら柔らかそうで、あったかそうで、見ているだけでこの胸に愛が溢れてくる!!」といって愛してやまない。
その対象には人間も含まれており、「ワンちゅわん」「猫ちゅわん」と同じ感覚で「人間ちゅわん」と呼んでいる。
普段は街中で日々行き交う犬や猫にアプローチをかけているが、いかんせんその姿や若干過剰気味なふれあい方のせいであまり懐かれておらず、本人もかなり気にしている。が、その分初めて自分とまともに向き合ってくれた介人のことをいたく気に入っている。
また、ヤツデのことも介人の祖母ということもあって慕っており、第20カイ!では諸事情で並行世界から来た神代凌牙にも好意的に接していた。
上記の通り動物好きではあるが「生きた本物に限る」ようで、ゴミ捨て場で見つけた猫のぬいぐるみを見て「偽物の猫ちゅわん…」とガッカリしていた(この件はブルーン「死にかけの猫さんはいなかった。良かったじゃないですか」と慰められている)。

一方で、自分と同じキカイノイドを始めとした機械とは「関わりたくない」とまでいっており、直ぐにゼンカイジャーに入らなかったのもキカイノイドであるジュランと行動を共にすることを嫌がった為。
しかもこれがかなりの重症であり、基本機械達には無視を決め込むか口論になった際に悪態をつくかのどちらかしない上に、触れ合うことすら嫌うという最早同族嫌悪のレベルに達しており、協調性を取ろうとする意志がまるで感じられない。
そのせいで戦闘の最中に連携が取れなくなってしまう等実戦に支障をきたす場面もある。
これはその機械が動物型であったとしても例外ではなく、実際自分に挨拶しに飛んできたセッちゃんをまるでゴミをポイ捨てするかの如く放り投げている。
得た力でとんでもない「駆逐」を実行しないだけまだましではあるが

ガオーンがここまで機械を嫌うのは、キカイトピアでの生活に原因があった。
キカイトピアでは、ご存知の通りトジテンドによる圧政が横行し、学校に行くことができない等、彼もまたジュラン達やその他の庶民キカイノイド達と同様に苦しめられてきた。
しかも、キカイトピアにはキカイノイドしかおらず、そのせいでキカイノイドを自分自身も含めて嫌悪するようになってしまったのだ。
そんな中で人間界に転移し、そこで自分達と全く違う存在である動物達と出会ったことでその温かさに惹かれると同時に、自分達よりも脆い彼らが傷つくのが怖くて仕方なかったのだった。
そんな中で介人と行動を共にしていく内に、彼が信頼するキカイノイド達にも少しずつだが仲間意識を抱きつつあったことを認めた。
実際、第3カイ!ではジュランの分も食事を用意していたり、「占いなんて信じる方が間違ってる」と言ってマジーヌを怒らせた際には流石に謝る等、キカイノイドに対してもチームメイトとしての認識や最低限度の良識は持ち合わせていることは描かれていた。
そして、自分の胸の内を明かした第7カイ!では、渋々ながらもジュラン達を仲間として扱うようにもなり、少しずつだが普通に会話するようにもなっている。
特にジュランとは、回を重ねるにつれ行動を共にする頻度や軽口を叩き合う機会が増えており、俗に言う「悪友」「腐れ縁」とも呼べるような仲になりつつある。

この様に何かと癖のある人物ではあるものの、愛する動物や友達の為なら極度の機械嫌いも承知の上で身を乗り出す等、誰かを愛しそのために行動する優しさと行動力を持っているのは間違いない。
実際映画では寒い中氷を齧るザミーゴを本気で心配して温かい場所に行くことを勧めたり、カイロを渡す等思いやりのある姿を見せている。

料理上手でもあり、その腕前は人間・キカイノイド問わず高評価。
銀行の口座に預けている全財産は2500円。*1

離婚か死別かは不明だが、どうやら父親の顔を知らず育った模様。


機械嫌い克服への大きな一歩

第22カイ!にて、ゼンカイジュウギアが介人の呼びかけに応じなくなってしまうという事態に見舞われる。
皆がその理由を考える中、ガオーンは今朝の料理中に、つまみ食いしようとしたゼンカイジュウギアに対し、機械嫌いもあってきつく注意してしまったからと思い込んでしまう。*2
それを聞いたジュランからは、「やったのが人間の子供でも同じことしたのか!機械だからじゃねぇのか!?」と詰め寄られてしまう。
今まで自分の好き嫌いを強引に押し通しても平然としていたガオーンだが、強化アイテムが使えなくなるという支障をきたした以上、流石の彼でも気まずくなってしまう。
ゼンカイジュウギアを探しに独り別れたガオーンだが、その先の公園で反省と後悔に苛まれていた所、人間の子供達と無邪気に遊ぶキカイノイドの子供を見る。
悪逆非道で、散々苦しめられ続けてきたトジテンドがそもそもの機械嫌いのせいだったが、思い返せばキカイノイドは基本的にいい奴ばかりであること、そして、自分の我儘も結局は仲間として受け入れてくれるジュラン達を思い出し、いつしか本当の意味で彼らを仲間と認めていたことを思い出す。
そして、彼らが遊んでいて飛んで行ってしまったボールを拾い、それをキカイノイドの子供に直接手渡したことで、彼の中の蟠りは完全に晴れた。
その後、トウギュウワルドの侵攻は苛烈さを増し、遂にはジュランとマジーヌ、ブルーンすらも闘牛にされてしまう。
しかも、次々に闘牛化していく人々の手の負えなさにツーカイザーも痺れを切らし始める。
このままでは、ツーカイザーが人々に手を上げてしまう。
しかし、闘牛化した人々が邪魔をしてゼンカイザーはまともに戦えない。
もう一刻の猶予も無い中、ガオーンは生身のままトウギュウワルドを挑発。同時に、闘牛化した人々の注意を自分に引き付け、その猛攻をひたすらに受け続ける。

それは、罪のないキカイノイド達に散々冷たく接してきた、ガオーンなりのツケ払いと罪滅ぼしであった。
叩きのめされ、頭部の回路が一部露出しながらも必死に人々を受け続けるガオーンの忍耐もあり、ゼンカイザーとツーカイザーは無事にトウギュウワルドを撃破。
人々も怪我することなく正気に戻った。

その後、フリントからゼンカイジュウギアについて聞いて、早とちりだったことを謝るジュランに対し、ガオーンも今までの態度を謝った。

こうして、ガオーンはチームメイトとの絆を更に深めたのだった。


ゼンカイガオーン



チェンジ全開!!

25バーン!

(♪♪♪)バンバーン!(♪♪♪)バンバーン!

ハァッ!

ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!!!!

ゼンカ―――イガオ―――ン!

百獣パワー!ゼンカイ、ガオーン!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第3カイ!『マジでぬぬぬな魔法使い!』より、(2021年3月21日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

【身長】196cm
【体重】340㎏
【スピード】150km/h
【パワー】1400馬力

ガオーンがギアトリンガーと「センタイギア25 ゼンカイガオーン」で変身した姿。

全体的な姿はガオレンジャーのガオキングと似通っているが、やはり基本のカラーリングは黄色と黒に限定されている。両腕も左右対称な形になっている他、足も動物を思わせる爪の生えたものになっている。加えて、頭部にはオリジナルには無いマスクが取り付けられており、胸にはガオライオンのそれより一回り大きいライオンの顔のレリーフが彫られている。ぶっちゃけゼンカイジュランとは金型を共有している
額にはギアの番号である25が書かれている。

左腕に鉤爪型の武器「ガオーンクロー」を装備しており、野獣のようなワイルドな動きで敵に飛び掛かり、そのままクローで滅多刺しにするアグレッシブな戦い方が得意。
また、戦闘中はライオンの如く雄叫びを上げる等、普段に比べて非常に荒々しくなる。

名乗りを上げる時のポーズは右手で地面をたたき軽く跳躍してから構える、本家ガオレンジャー、特にガオレッドを踏襲したもの。


センタイギアの技

  • 超忍法・影の舞
忍風戦隊ハリケンジャーの力をイメージした「センタイギア26 ハリケンジャー」で発動。
その名の通り、ハリケンジャーの実際に使った技をその場にいるゼンカイジャー全員で使用する。
厳密には、ゼンカイザーが発動した効果をゼンカイジュランと共に受けたというべきである。

  • 連結突撃
烈車戦隊トッキュウジャーの力をイメージした「センタイギア38 トッキュウジャー」で発動。
仲間達で電車ごっこのように連結し、そのまま高速で敵に体当たりする。
厳密には、先述の影の舞と同様、ゼンカイザーが発動した効果を他メンバーと共に受けたもの。

  • ダイレンロッド
五星戦隊ダイレンジャーの力をイメージした「センタイギア17 ダイレンジャー」で発動。
ダイレンジャーが実際に使っていた武器であるダイレンロッドを召喚する。
ゼンカイガオーンが使用するロッドの先端にはキリンレンジャー用の三叉矛状のヤイバー(刃部)が施されている。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーに付加したものである。

  • 消え身の術
忍者戦隊カクレンジャーの力をイメージした「センタイギア18 カクレンジャー」で発動。
忍術を発動して敵の眼前からドロンと逃亡する。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーに付加したものである。

  • 野生のパワー
百獣戦隊ガオレンジャーの力をイメージした「センタイギア25 ガオレンジャー」で発動。
原典さながらのワイルド戦法で相手を攻撃する。
これはゼンカイガオーンが発動した効果を他メンバーと共有したもの。
野生には野生だー!

  • ゼンカイジャーハリケーン:消しゴム
秘密戦隊ゴレンジャーの力をイメージした「センタイギア01 ゴレンジャー」で発動。
ゴレンジャーハリケーンと同じ要領で爆弾をパスし、最後にゼンカイザーがキックすることで敵の苦手なものに変形させ、敵に突撃させる。
これまたゼンカイザーが発動した効果を他メンバーと共有したものである。

  • ロケットダガー
炎神戦隊ゴーオンジャーの力をイメージした「センタイギア32 ゴーオンジャー」(ツーカイザー仕様)で発動。
ゴーオンウイングスの武器、ロケットダガーを召喚しフルパワーで突撃する。

鳥人戦隊ジェットマンの力をイメージした「センタイギア15 ジェットマン」で発動。
その効果は何と本家ジェットマンの最終回、その中の結婚式~が引ったくりに刺されるシーンをそのまま再現するというひときわトンチキなもの。
ゼンカイガオーンは女装し、ブルースワローこと早坂アコを演じていた。
幸せそうな顔しちゃって!このこのこの!!

  • ライジングインパクト
仮面ライダーゼロワンの力をイメージした「ライダーギア令和01 仮面ライダーゼロワン」で発動。
ゼロワンの基本形態であるライジングホッパーの能力を発動し、強化された脚力でライジングインパクトを叩き込む。
跳躍力と文字演出もご丁寧に再現している。
共通点としては色と機械と動物といったところか。*3

  • バイオエレクトロン
超電子バイオマンの力をイメージした「センタイギア08 バイオマン」で発動。
バイオマンの必殺技であるバイオエレクトロンを発射できる。
劇中では他のキカイノイドメンバーとともにコピーワルドに対して使用し、超電子の力で相手の電子回路を狂わせた。
バーッとバイオ!!

  • 超力スターナックル
超力戦隊オーレンジャーの力をイメージした「センタイギア19 オーレンジャー」で発動。
ツーカイザーオーレンフォームと同じ必殺技、超力スターナックルを発動できる。
劇中ではマジーヌ、ブルーンと効果を共有し、ツーカイザーも合わせて4人による超力スターナックルを使用した。

  • 烈火大斬
侍戦隊シンケンジャーの力をイメージした「センタイギア33 シンケンジャー」で発動。
ツーカイザーシンケンフォームと同じ必殺技、カッタナー刀烈火大斬を発動できる。
こちらもマジーヌ、ブルーン、ゾックスと4人で同時に使用した。

  • キラキラ
魔進戦隊キラメイジャーの力をイメージした「センタイギア44 キラメイジャー」で発動。
以前に介人が発動したことのあるギアだが、第24カイ!でガオーンが使用した際はギアトリンガーからキラキラを撃ち出すという効果だった。前作のわりに雑な効果だな。

  • バベルアタック
恐竜戦隊ジュウレンジャーの力をイメージした「センタイギア16 ジュウレンジャー」で発動。
やぐらを組み、ジュウレンジャーの必殺技であるバベルアタックを発射する。
冒険してラッパピーヤ!!

  • 激走メカニックばらし
激走戦隊カーレンジャーの力をイメージした「センタイギア20 カーレンジャー」で発動。
スパナを持ち、イエローレーサーの特技であるメカニックばらしで敵の兵器を解体する。
劇中ではステイシーザーのミサイルに対して使用したが、その際召喚されたカーレンジャーも飛んでくるミサイルに慌てふためいていた。お前ら幻影なんだから当たらんだろ。
本家の役に立たない大いなる力とは違い、そもそも本編におけるゼンカイ脳の原因とも思われているのとは裏腹に、しっかり役立っているパターンである。

  • レスキュー
救急戦隊ゴーゴーファイブの力をイメージした「センタイギア23 ゴーゴーファイブ」で発動。
正確にはゼンカイジュランが発動した効果を受けたもの。
ゴーゴーファイブに変身する、巽家の五兄弟と同じくレスキューのプロになれる。
ガオーンは現場から要救護者を運び出す際の誘導係、つまりゴーイエローこと巽ダイモンのポジションを担当した。
みんなこっちこっち!GOGOレスキュー!

  • 魔法
魔法戦隊マジレンジャーの力をイメージした「センタイギア29 マジレンジャー」で発動。
マジスティックをかざし、天空聖者に由来する魔法を使用できる。
ゼンカイガオーンはマジイエロー用の、ガルーダのキャップが付いたマジスティックを使う。
ダイコンワルドが差し向けたゾンビクダックの大群を突破すべくジュランと共に「ジルマ・マジ・マジカ」を使用したが、間違ってゾンビクダックをクダイターに強化してしまった。
しかし、昇格できたことで無念が晴れたゾンビたちが成仏したので結果オーライとなった。
なおこの呪文だが、マジレンジャー本編では使用されていない新規の魔法である。

  • サンバ
獣電戦隊キョウリュウジャーの力をイメージした「センタイギア37 キョウリュウジャー」で発動。
サンバのリズムに乗って敵を攻撃する。


  • 武器交換
海賊戦隊ゴーカイジャーの力をイメージした「センタイギア35 ゴーカイジャー」で発動。
武器を交換したいという気持ちになり、仲間内で武装を交換する。
ガオーンはジュランのジュランソードと、自分のガオーンクロ―を交換した。

  • ゴレンジャーハリケーン・食いしん坊
秘密戦隊ゴレンジャーをイメージした「センタイギア01 ゴレンジャー」で発動。
TV本編と同じ技を発動するが、こちらは食いしん坊代表としてもえのあずき女氏を召喚するという効果。
劇中ではカルビワルドの無限焼肉に対抗するために使用した。


必殺技

  • ゼンカイフィニッシュバスター
ヒーロー! スーパーゼンカイタイム!!

(♪♪♪)ゴッゴー!(♪♪♪)バンバーン!

ダイゼンカイ!!

ギアトリンガーで発動する必殺技。
高出力の光弾を放ち、続けて具現化した巨大なゼンカイジャーのロゴマークで頭上から敵を串刺しにして粉砕する。仲間と同時に撃つとその威力はかさ増しされる。

  • ギアトリンガーバズーカ
センタイギア、セット!!
ターゲットォ…!ロック!オン!

ヒーロー! スーパーゼンカイタイム!!

ア!

カーイ!!

巨大化状態のキカイノイド達がもう一度機界サイドを使う事で超巨大サイズのキアトリンガーを召喚しバズーカ代わりとする。
所謂「スーパー戦隊名物必殺バズーカ」
ガオーンがレバーを高速で回転させエネルギーを充填。発射された大出力ビームがロックオンしたターゲットを追尾し、空間を飛び越えターゲットの前後からビームを照射しそのまま破壊する。
発射には超新星フラッシュマンの力をイメージした「センタイギア10 フラッシュマン」を用いたが、他のギアでもできるかどうかは不明。
なおガオーンはギアトリンガーのレバーを手動で回す担当と、4人の中で一番労力が大きい。
「おう!行け行け行け!」「ガオガオガオガオ!!」


ガオーンライオン



なるほど!僕も!

ビーッグバーン!

ゴー!ゴー!ゴッゴゴー!

ゼンカ―――イガオ―――ン!

機界変形!ガオーンライオン!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第2カイ!『ガオな野獣がごやっかい!!』より、(2021年3月14日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

全高:25.5m
全幅:21.5m
全長:38.8m
重量:1250t
スピード:300㎞/h
出力:500万馬力

センタイギアで巨大化したゼンカイガオーンが「機界変形」した巨大戦専用形態「機界モード」。
その名の通りライオンの姿をしており、胸部がそのまま頭になっている他、ガオーンクローは後ろ向きで頭頂部に鬣の一部として取り付けられている。
モチーフはガオレンジャーのガオライオンと思われるが、カラーリングもあってそこまでの類似性はない。
流線型のボディによって空気抵抗を可能な限り減らした素早い動きが可能で、サマーソルトキックのような高い身体能力を活かした肉弾戦を得意とする。

全界合体やゼンカイコンビネーションでは、右半身を担当する。


余談

名前の由来はそのまま「ガオ」レンジャーから。本家よりもより動物の咆哮音に寄せているとも取れる。

演じる梶は特撮作品初出演であり、子供の頃は地球戦隊ファイブマンにハマっていたとのこと。
尚「これを境に今まではレッド推しでしたがイエロー推しになります」とコメントしている。
ちなみに梶は本作と同時期に4期を放送しているアニメ『進撃の巨人』にて、偶然だがニンジャブルー声の父親やショウ・ロンポー声の先輩を持ち、ついでに巨大化も出来る主人公を担当しているが、
詳細はネタバレになるので伏せるがそっちの世界ではある意味本作の構図と似て非なる展開となっている。
余談だが『進撃』の方には他にもレンアイワルドの担当声優が初期に出演していたり初代ゲゲの担当声優がニンジャブルーの知人役でゲスト出演したりと戦隊・東映特撮・プリキュア関係者が割と多いので、興味のある人は調べてみると面白いかもしれない。
また、1週違いで始まった1時間前の作品にもそっちの世界のヒロインを演じている石川由依黄色の戦士で出演している
そして、皮肉にも戦隊のクライマックスと並行して『進撃』アニメ版にてエレンが人類を駆逐する大量虐殺者の道を選び、プリキュア声の幼馴染達と最終決戦で対するラスボス化してしまう事に…。

モチーフやドレッドヘアーから『仮面ライダーOOO』の敵キャラクターであるカザリを連想したファンが多く、実際にも「綺麗なカザリ」「アナザーカザリ」と呼ばれることも多いんだとか。
デザイン的にはカザリの方がアナザーガオーンだが。

1年前の30分前人型ロボットと会った時はどうなるやら…という期待の意見は多いが、春映画がもうない以上共演することはほぼないと思われる。7月に「スーパーヒーロー戦記」が公開されたため会うかも……と思われたがそんなことはなかった。

伝説の勇者ダ・ガーン』ではガ・オーンというほぼ同名のライオンロボが登場していた。


人間ちゅわ~ん、追記修正よろしくね~!!

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最終更新:2024年04月20日 08:08

*1 カシワモチワルドの能力で柏餅中毒を患った際、うっかり転売ヤーから柏餅を買い取ろうとしたがジュラン達に阻止された。

*2 実際は、単にゴミ捨て場の網に尻尾が引っかかって動けなくなっていただけ

*3 ゼロワン本編にはダイナマイティングライオンプログライズキーとそのキーを用いて実装したレイダーが登場していた。