パワーレンジャー・ダイノフューリー

登録日:2021/04/19 Mon 17:59:13
更新日:2024/08/23 Fri 07:25:44
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『パワーレンジャー・ダイノフューリー』とは、アメリカ合衆国の特撮テレビドラマ『パワーレンジャーシリーズ』の第28シーズンで、同シリーズの第21作に当たる。

騎士竜戦隊リュウソウジャー』をベースとしており、前作『パワーレンジャー・ビーストモーファーズ』が日本の過去作『特命戦隊ゴーバスターズ』を遡って選ばれただけに、
近場の2019年に日本で放映された『リュウソウジャー』が選択されたことは日米のファンを驚かせた。
ちなみにスキップされた『動物戦隊ジュウオウジャー』『宇宙戦隊キュウレンジャー』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の3作品について、製作総指揮のサイモン・ベネットが語ったところによれば、
  • 『キュウレンジャー』は「レンジャーの人数が多過ぎて扱いきれない」
  • 『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』は「怪盗も警察も現在のアメリカでヒーローのモチーフにするのは厳しい」
……ことが理由だという*1

撮影時期にニュージーランドでは新型コロナウイルス感染症の影響でロックダウンが行われていたが、演者及びスタッフは厳正な予防策を課されたうえで特別に入国が認められていたという。

ファンの間では「本作を最後にパワーレンジャーは東映との提携を打ち切り、次からは完全オリジナルで展開を行う」という噂が流れたが、サイモン・ベネットはこれを明確に否定した。
なお、2023年にはなんと『キュウレンジャー』をベースとした続編『コズミックフューリー』がNetflixで配信されることが判明。
ただし、前述のように『キュウレンジャー』は人数が多い関係で、巨大戦力だけの模様。


あらすじ

6500万年前、惑星ラフコンは突如出現した怪物「スポリックス」により滅亡した。
生き残ったラフコンの戦士達は、スポリックスが次の標的に定めた地球に向かい、古代生物と共闘しながらその討伐に協力した。
倒してもより強く成長して復活するスポリックスに苦戦を強いられた戦士達だったが、
モーフィン・マスターにより「パワーレンジャー」の力を与えられた戦士達は、リーダー格だったザイト以外全員戦死するという多大な犠牲を出しながらも、
辛くもスポリックス達に勝利することができた。
しかし、スポリックスの元となる「スポリックス・エッグ」だけはどうしても破壊することができず、
ゼイトはスポリックス災害が再び起きた場合に備えてコールドスリープすることを選択した。

そして、時は移り21世紀。
突如襲撃してきたヴォイド・ナイトによ保管されていたスポリックス・エッグが強奪されてしまった。
目覚めたザイトはクロマフューリーセイバーがパワーレンジャーの後継者として選んだ地球人達と共に、スポリックスを巡る戦いに身を投じることになる。


登場キャラクター

パワーレンジャー

ダイノフューリーレンジャーのリーダーであるラフコン人。
パワーレンジャーでは珍しい異星人のレッドである。
母星を滅ぼしたスポリックス・エッグを追って太古の地球を訪れて、現地の恐竜と共にスポリックス・ビーストに立ち向かい、
仲間の殉職と引き換えにスポリックス・ビーストを処分したが、スポリックス・エッグだけは破壊できなかった。
スポリックス・エッグを根絶する手段が確立されるまでコールドスリープ状態で眠っていたが、
ヴォイドナイトによるスポリックス・エッグ強奪の際に再び覚醒し、再度スポリックス災害に立ち向かうことになる。
ラフコン人の特徴として頭部に触角があるが、任意で引っ込めることができる。
名乗りは「T-rex Fury Red Ranger!!」。


勇敢な性格で、空手歴3年、フェンシング歴6年というかなりの武闘派。
「ダイノヘンジ」なる謎の紀元前の恐竜の石像の調査に向かった際に、
地下基地を襲撃していたヴォイド・ナイトと出くわし、
止めようと戦っている最中にクロマフューリーセイバーに選ばれ、パワーレンジャーとなる。
名乗りは「Tricera Fury Blue Ranger!!」。


  • アメリア・ジョーンズ / ダイノフューリー・ピンクレンジャー(リュウソウピンク)
メディア会社「バズブラスト」で働くオカルトマニアなジャーナリスト。
「ダイノヘンジ」を調査していたオリー達を取材していた際、同じくヴォイド・ナイトと出くわし、
止めようと戦っている最中にクロマフューリーセイバーに選ばれ、パワーレンジャーとなる。
名乗りは「Ankylo Fury Pink Ranger!!」。


  • イザベラ・ガルシア / ダイノフューリー・グリーンレンジャー(リュウソウグリーン)
男勝りな性格のアスリートで、ハビーの義理の妹。愛称は「イジー」。
シリーズでは初の女性グリーン戦士であるが、スカート嫌いのため変身後にスカートを剥ぐという、パワレン史上前代未聞の行為を行っている(原典では男性だった為)。
なお、原作で男性戦士だったキャラが女性戦士になるのは『パワーレンジャー・ワイルドフォース』以来のこと。
名乗りは「Tiger Fury Green Ranger!!」。


  • ハビエル・ガルシア / ダイノフユーリー・ブラックレンジャー(リュウソウブラック)
冷静なフリーミュージシャンで、愛称は「ハビー」(英語の綴りは「Javier」だが、「ハビエル」と発音する )。
イジーの義理の兄で、博物館に展示している緑の球体を破壊したことでダイノフューリーに変身する資格を得た。
原典ではグリーンとブラックは実の兄弟だったが、こちらでは義理の兄妹になっている。
名乗りは「Stego Fury Black Ranger!!」。


追加戦士。ザイトと同じラフコン星人の生き残りで、スポリックスが暴走したと知るや否やいち早く立ち向かった。
正義のためならどんなルールを破る事も厭わず、ザイトにリーダーの本質を悟らせた存在でもある。
生真面目なザイトとは対照的に、気さくな性格。
名乗りは「Mosa Fury Gold Ranger!!」。


協力者

  • ソロン
原典には存在しないオリジナルキャラクターで、ソロノサウルス(架空の恐竜。こっちでもか……)のサイボーグ
ゼイト達と共にスポリックス大戦を生き延びた恐竜で、コールドスリープ中のザイトと封印していたスポリックス・エッグを管理していた。
武装した恐竜をそのまま人間の体型にしたようなゴツい見た目だが、性別は女性。

彼女以外にも6体の古代生物がスポリックス大戦でラフコン人と共闘していたが、
いずれもゼイトを含むラフコン人達がパワーレンジャーへ変身できるようにモーフィン・グリッドに身をささげてゾード化している。


  • モーフィン・マスター
ザイト達にパワーレンジャーの力を与えた存在。
モーフィン・グリッドと密接な関わりを持つ謎の集団。
デザインは「ブーム!スタジオ」のコミック版から流用されている。

マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のパワーエッグ争奪戦の頃から存在は示唆されていたが、本作において映像作品で明確に登場することになった。
『ダイノチャージ』のエナジェム、『パワーレンジャー・ニンジャスティール』のニンジャネクサスプリズムも彼らが創り出したらしい。


  • 先代パワーレンジャー
回想に登場。
レッドとゴールドを除いた4名は過去のスポリックス大戦で戦死している。


  • ミック・ケーニック



パワーレンジャーの親族・友人

  • ラニ・アカナ
オリーの母で考古学者。


  • カルロス保安官
イジーとハビーの養父。


  • ジェーン
「バズブラスト」のチーフで、アメリアの上司。
社交的だが、天然


  • Jボーグ
「バズブラスト」で働くアンドロイド。
設定では『パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ』に登場したハードフォード・インダストリー製。


  • フェルン
イジーの恋人の女性。レズビアン。


  • エド・”ポップポップ”・ジョーンズ
アメリアの祖父。
便利屋を営んでおり、バズブラスト本社にも清掃の仕事でよく訪れている。



スポリックス・アーミー

戦闘民族ドルイドンを原典としているが、宇宙人と突然変異の怪物の混成組織であり、
その目的も当初は地球征服ではなく、スポリックス・エッグから出るエネルギーの採取となっている。

  • ヴォイド・ナイト
原典はガイソーグだが、本作の黒幕的存在。
スポリックス・エッグを変異させたスポリックス・ビーストを暴れさせて、それで生まれるエネルギーを使って恋人の蘇生を果たそうとしている。
普段はマスクで隠しているが、素顔はヒューマノイドタイプの壮年の男性で、本名はタリック。
第2シーズンで目的であったサンタウラの復活を果たすが、サンタウラは事故を起こした犯人への復讐を主張してスポリックス・ビースト化。
サンタウラ蘇生のためにスポリックス・ビーストを暴れさせて地球に散々迷惑こそかけたものの、最低限の良心から自分の手で一般市民相手にジェノサイドは起こす気の無かった彼は、自分では恋人の暴走を止められないと悟りレンジャー達に助けを求めようとするが、サンタウラに捕らえられスポリックス・ビースト化と共に洗脳され、ヴォイドキング(プリシャス)となってしまう。
なお、原典ではガイソーケン(ヴォイドセイバー)で変身していたが、本作では盾が変身アイテムである事が第2シーズンで判明している。


  • ミューカス
原典はクレオン
ヴォイド・ナイトが最初に生み出したスポリックス・ビーストの1体。
再生能力はあるが戦闘能力は高くなく、もっぱらスポリックス・ビーストが倒されて元に戻ったスポリックス・エッグの回収を担当している。


  • ブームタワー
原典はタンクジョウ
ヴォイド・ナイトが作ったスポリックス・ビースト。


  • スライザー
原典はワイズルー
ヴォイド・ナイトが作ったスポリックス・ビーストで、変身能力を持つ。
また、多数のアイテムやロボットを作成する技工士としての側面も持つ。


  • レックメイト
原典はガチレウス
スライザーとミューカスが作ったスポリックス・エッグを動力源とする自立稼働兵器。


  • スポリックス・ビースト
原典はマイナソー
スポリックス・エッグから誕生する怪物。


  • ヘンジメン
原典はドルン兵
本来はラフコン人がスポリックス・ビーストに対抗するために用意した機械兵だが、制御キーをヴォイド・ナイトに奪われたため、敵の戦力となってしまう。


  • スナッグアイ
原典はウデン。
レックメイトによって作り出された兵器。


  • ヌルアイ
原典はサデン。
前述のスナッグアイのデータから作られた兵器。
元はゼッドの部下だったが、スポリックス・アーミーに屈服して鞍替えした。


  • サンタウラ
ヒューマノイドタイプの女性。
何らかの理由で死亡しており、死骸は液体に満ちた装置の中に保管されていた。
彼女を蘇生させるのがヴォイド・ナイトの目的である。
当初はスポリックス・エッグの成長に伴い採取されるエネルギーで蘇生が試みられていたもののレンジャーの妨害で難航し、
第1シーズン終盤でヴォイド・ナイトはダイノヘンジを介してモーフィン・グリッドから採取されるエネルギーで蘇生を実行しようとした。
この作戦には失敗したものの第2シーズンで復活を果たすが、自分が重傷を負った事故の犯人に復讐するべく、
無関係な市民に直接危害を加える気はなかったタリックの意に反し、一般市民も巻き添えに地球を滅ぼして犯人を打たんがために、
エネルギーを更に吸収しスポリックス・ビースト「ヴォイドクイーン」と化してしまう。

ヴォイドクイーンのスーツは『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場したノア夫人のものが使用されている。

その他の敵

  • ロード・ゼッド
マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』に登場した、地球を幾度となく脅かした強大な宇宙人
本体はゾードンの大浄化により邪悪な人格は消滅し人間となっていたが、リーグホール(ネクロマンサーマイナソー)の力で、リタと結婚する前の人格で複製される形で蘇らされた。
Zスタッフを持っていないので本調子ではなかったが、それでもヴォイド・ナイト達が束になっても敵わない絶大な実力を持っていたものの、
『ビーストモーファーズ』に登場したライジャックが使用していた制御装置と同系統の物を取り付けられており、半強制的に支配下に置かれていたが、
パワーレンジャーの攻撃にて制御装置が破壊された事で自由の身となり、第三勢力として動き出す。
ただでさえ素の状態でもレンジャーを圧倒できる程だった上に、Zスタッフも取り戻したため十全の力を発揮できるようになったロード・ゼットはあまりに強く、
レンジャー達にも倒し切ることができず、介入したグリーンモーフィンマスターの捨て身の攻撃で水晶のような結晶体に封印される。
しかしそれでもなお完全に無力化はされておらず、第2シーズン最終話にて自力で封印を突破して脱走。
相変わらず敵に回すと恐ろしい実力を見せつけると同時に、次回作「コズミックフューリー」の前振りとなる事態を起こした。


  • ローホーン(サタンマイナソー)
ロード・ゼッドの配下。
かつてリタが使役したローカー(大サタン)の甥。


  • シズライ(ヤバソード)
ロード・ゼッドの配下。


  • スクローズル
『ビーストモ―ファーズ』に登場したヴィラン。
エヴォックスの敗北後にグリッド・バトルフォースにより投獄されていたが、ロード・ゼッドに連れ出されて傘下に加わった。


  • ブームブラスター
原典はガンジョージ
死んだブームタワーのデータを元にスクローズルが作り出した兵器(原典でもガンジョージはタンクジョウのスーツの改造品)。



アイテム

  • ダイノフューリーモーファー(リュウソウチェンジャー)
初期メンバーの変身アイテム。ダイノフューリーキーを装填した後にバイザーを回す事で変身する。玩具では振動を検知すると戦闘サウンドが鳴るという仕様。

  • ダイノフューリーバトルベルト(リュウソウバックル)

  • クロマフューリーセイバー(リュウソウケン)
初期メンバーの武器アイテム。本作オリジナルとしてダガーモードにも変形する。


  • ダイノフューリーキー(変身用リュウソウル)
原典と同じくモーファーやセイバーに装填することで効果を発揮する。
劇中で使われているプロップは原典のリュウソウルと全く同じ仕様だが、玩具はギミックが簡略化されており、変形させることが出来ない。


  • ブーストキー(竜装用リュウソウル)
原典と同じく、セイバーに装填することで右腕に武装する。


  • アーマーキー(強竜装用リュウソウル)
原典と同じく、セイバーに装填することで強化武装する。


  • モサブラスター(モサチェンジャー)
ゴールドレンジャー用の変身アイテム。上部のスロットにモサレイザーキー(ゴールドリュウソウル)をセットし、先頭部のヘッドを回転させる事で変身する。
玩具は第2シーズン放映終了後に発売。原典の物より小さい。

  • ダイノフューリーバトルベルトゴールド(リュウソウバックルG)

  • モサブレード(モサブレード)
ゴールドレンジャー用の武器アイテム。読み方が原典と同じ。
玩具はモサブラスターとセットで発売。こちらも原典の物より小さい。


  • ブレードブラスター(モサブレイカー)

  • ヴォイドセイバー(ガイソーケン)
ヴォイドナイトの武器アイテム。原典では変身アイテムでもあったが、本作ではヴォイドナイトの盾が変身アイテムであるため、単なる武器である(ただし、キーを入れて技を発動させるのは原典と同じ)。

  • ダイノナイトモーファー(マックスリュウソウチェンジャー)
第2シーズンから登場するパワーアップアイテム。本作ではタリックが戦闘不能になった際にヴォイドナイトの盾が変化した物として登場している。
玩具では原典の物よりやや小さい。ダイノフューリーモーファーと同じく、振動を検知すると戦闘サウンドが鳴る。


  • ダイノマスターセイバー(リュウソウカリバー)
第2シーズンから登場するパワーアップアイテム。


  • メガフューリーセイバー
本作オリジナルの武器アイテムで、メガゾードと連動する。
主にレッドが使用するが、他のメンバーも使用する事がある。
玩具は第2シーズン放映時に発売。ダイノナイトモーファーとの連動が可能。

  • ダイノチャク

用語

  • ラフコン
ザイトとアイヨンの故郷である惑星。
スポリックス災害により滅亡しており、残された戦士達は第二の故郷を生まないためにスポリックス・エッグが新たな標的とした地球に移住し、
当時の地球の現住人だった古代生物たちに協力してスポリックス・ビーストと戦った。


  • スポリックス・エッグ
本作の中核をなす物体。
普段は手のひらに収まる程度のゲル状の物質だが、生物の感情などのエネルギーを吸収し、
怪物「スポリックス・ビースト」と化す性質を備えている。
さらにスポリックス・ビーストを倒してもスポリックス・エッグの状態に戻るだけで存在を根絶できず、
(実際、ゼイトがエッグの状態のときにありとあらゆる方法で破壊を試みたが無理だったと語っている)
おまけにスポリックス・エッグは過去にスポリックス・ビーストの状態で戦った経験や情報を蓄積してエネルギーに転換し、
回復すればより強いスポリックス・ビーストとなる性質を備えており、過去に戦ったラフコン人はそれを知らずビーストを倒し続けた事で絶〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ対に負けない程に成長したスポリックス・ビーストが、即座にスポリックス・エッグから誕生するような状態にまで戦局が悪化していたという。
このため、スポリックスを相手に戦うには無力化したスポリックス・エッグの状態で封印するしか手はない。

実は、ラフコン人の手で秩序の維持のために生体兵器として作られたものであり、ラフコンの滅亡はラフコン人の自業自得と言える。

  • ニビロ
コズミックコンボラプターゾード(コスモラプター)がスポリックス大戦後に落ち延びた惑星。
ここを訪れた者はニビロ・ガーディアンなる存在によって悪夢を見せられる試練を受ける。
スポリックス大戦の一件がトラウマとなっていたザイトは過去に仲間だったレンジャーが襲ってくる幻覚を見せられたが、
駆けつけたアイヨンと共にトラウマを乗り越えて試練を突破し、 コズミックコンボラプターゾードを取り戻した。


追記&修正 Dino Fury Power !!

























































ネタバレ注意



  • タリック、サンタウラ
正体は約20年前に任務により、生まれたばかりの娘と共に地球を訪れたラフコン人。
しかし、無断で地球に来たため地球人からは侵略者と疑われ、エリア62と呼ばれる場所の施設に軟禁されていた。
ところが2か月後に施設の実験の失敗で火災が発生し、3人は命の危機に陥る。
1人の勇敢な地球人の職員だけがなんとか彼らの救出を試みたが、隔壁を操作することも破壊することもできなかったため、
タリックはせめて娘だけでも助けようと爆発で空いた穴越しでまだ物心もついていない娘を職員に託したのである。
そして、この時崩壊した天井が直撃した事でサンタウラは瀕死の重傷を負い、
辛くも生き延びたタリックは20年かけてサンタウラを蘇生させる機械を作り出そうとし、
しかしエネルギー問題だけはどうにもならず、スポリックス・エッグを狙ったのである。

タリックが地球人への直接的な殺生を避けていたのは上記の勇敢な地球人への最低限の恩義からだったが、
サンタウラは娘は死んだと判断して地球人そのものへ憎悪を抱いて復讐に走り、ネメシスビースト(エラス)を使い地球滅亡まであと一歩のところまで行ったが……?


  • アメリア・ジョーンズ / ダイノフューリー・ピンクレンジャー
そのタリックの娘を助けた地球人というのはアメリアの祖父であるエドで、
エリア62は封鎖されて近付くこともできず、タリックやサンタウラが死んだと判断して彼らの娘を養子として、自分を祖父と教えて育てたのである。
そしてその娘こそがアメリアであった。
当人も自覚していなかったが、意識すればザイトと同じく頭部からラフコン人の証である触手を出せる。



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最終更新:2024年08月23日 07:25

*1 『ジュウオウジャー』については特にコメントはないが、ファンの間では「動物モチーフが『ゴーバスターズ』と被るから」という説が有力視されている。