シャドーライン

登録日:2017/06/06 (火) 18:35:00
更新日:2019/10/11 Fri 10:15:09
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間もなく、シャドーラインの烈車が参ります

命の惜しい方は、黒い線の内側に下がってお待ちください……



「シャドーライン」とは、『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場する敵組織の名称である。

【概要】

世界を闇で包もうとする悪意の線路。
過去にレインボーラインと対立し激突。以降は活動を停止していたが現代において活動を再開させた。
巨大な城型ターミナル「キャッスルターミナル」を本拠地とし、彼らの支配する路線には悪の烈車「クライナー」が通っている。
キャッスルターミナルを基点としてクライナーを使い人間界の鉄道の駅とその周囲の街を侵略、
自分たちの勢力圏「闇駅」に改変することでその街の住人に闇駅化した駅の名前に由来する苦しみを与えることで発生した「闇」と呼ばれる負の感情のエネルギーを収集。
掻き集めた闇を使って自分たちの支配者である闇の皇帝を呼び寄せ、
最終的には闇の路線を拡大させて地上を制圧して闇へ飲み込み、闇の支配する自分たちの住みやすい世界を創り出そうと目論んでいる。

ただし各幹部それぞれの思惑は異なり、しばしば対立するなど組織内としては結構ギスギスした環境。
反面幹部達の戦闘力は非常に高いのも特徴の一つ。

闇駅化した時点で人類は酷く痛めつけられたり苦しめられるが、その状態はまだマシな状態。
負の感情を絞り取られ続けた人間は、やがて全ての感情を失い「死んだも同然」な状態になってしまう。
そうして町全体が闇に包まれると、町とそこに住んでいた住人の存在が現実世界の地理や地図上、果ては人々の記憶からも忘れ去られた「消えたも同然」な状態と化し、シャドーラインの領土「シャドータウン」となってしまう。

全体的に『黒』を基調としたネーミングや、ゴシック的・中世貴族的・アンティーク的デザインが特徴。
戦隊側がカオスすぎるのでこっちが常識人&ツッコミ担当である……はず。




【関連用語】

  • キャッスルターミナル
シャドーラインの本拠地となる城型の始発駅であり終着駅。
光の届かない世界の闇に君臨し、シャドーラインの住民たちの居住施設も兼ねる。
周囲には無数の線路が配備されている他、ホームや車両基地も配備されている。
その正体はシャドータウン化した昴ヶ浜の上に建造された巨城であった。


シャドーラインが人々から生み出させ集めている、怒りや悲しみといったいわゆる「負の感情」の総称。
シャドーラインの住民達の力の源であり、単純な力の増幅のみならず、傷の治癒から化粧品など多種多様な用途に使える。
シャドー怪人が様々な方法で人々から生み出しているほか、地脈の影響で負の情念が溜まりやすい「闇だまり」と呼ばれる場所もある。
明いわく「逆パワースポット」
闇が濃ければ濃いほど、当然シャドーラインの怪人や幹部たちは力を増すが、一度に大量の闇を体に浴びすぎると、湯あたりのような症状を引き起こして弱体化してしまう。
なおレインボーライン側にとっては悪影響を与えるエネルギーであり、定期的に烈車から闇を洗い落とさないと装甲の腐食などを起こす原因となる。
またクリスマスなどイマジネーションが大きく高まる時期には「ヤミベリ」という現象も存在。
この時期が来ると名前の通り闇が激減し、シャドーライン側の力は衰えてしまう。


  • 闇駅
シャドーラインが支配する駅。
基本的にレインボーライン側の駅やどの陣営に属していない駅を奪い占領することで作り出す。
闇駅化した駅とその周辺の都市はシャドー怪人の支配下に置かれ、シャドー怪人達が定めたルールの元その土地の住民達に様々な苦痛が与えられ、人々から闇を搾り取っていく。
ルールは直接的な暴力行為から精神的な負荷や苦痛、何らかの概念的制約の元行動が縛られるなど様々。
中にはその都市の住民の殺害に至るような駅まである。
ただしあらゆる負の感情が「闇」になるわけではなく、シャドー怪人が敷いたルールから外れた負の感情からは闇を採取できない。
これでも相当な苦しみが発生するが、上述の通りこれでもまだ人類にとってはマシな段階である。


  • シャドータウン
闇駅が最終的に行き着く末路。
闇駅の設置された町が完全に闇に飲み込まれ、シャドーラインの領土と化した土地。
普段は闇に沈んでいるために地上からは視認すらできず、タウン内に元々いた人間は時間が止まったかのように静止してしまう。
更に町の存在自体も地図や路線図、人々の記憶から消滅し、存在そのものが「なかったこと」となる。
加えて仮にシャドータウン化した都市で何らかの成長や思い出を得ていた場合、
その町で得た成長や経験、思い出の全てが「無かったこと」になり、本来の性格とはかけ離れた性格に変質してしまう。
シャドー怪人によって設置された闇駅のルールも健在で、シャドータウンの性質によっては侵入者の行動が著しく制限される。

存在そのものが物理的に消えるだけでなく人々の記憶からも消え去るため、正攻法でタウンに乗り込むことは不可能。
レインボーラインとは分岐点でつながっているが、その分岐点は不規則に地上のあちこちに転移する上にシャドーラインの烈車でしか探知できない。
ただし分岐点を確保し、タウンへ続く線路さえ出現させればレインボーラインの烈車でも突入可能である。
しかし万が一シャドータウンに乗り込めたとしても、タウン内のレインボーライン側の存在は著しく能力が弱体化され、
トッキュウジャーへの変身も1回30秒までしか変身できない。

正しく難攻不落の領土であり、当初はトッキュウジャーもシャドータウンのルールに戸惑い翻弄されてしまった。
管理人が敗北し爆発四散すれば、シャドータウン化した都市は支配から解放される。
また能力低下も、シャドーラインの者は当然ながら対象外。
シャドーラインを離反したザラムは元々の生まれはシャドーラインであるため、怪人態で戦うのであれば無制限で活動は可能。


【構成員】

●支配者

ただの闇なんて古くせえ、これからは『輝き』の時代だ!

演:大口兼悟
ネロ男爵曰く、配下であってもほんの僅かでも必要ないと思ったならば即座に消してしまうほどの圧倒的な力と暴虐を振りかざすシャドーラインの独裁者。
ネロ男爵の活躍によって11駅にて登場した。
その姿は人間、それも初対面のライトが「お兄さん」と呼ぶほどの若者そのもので、ライト達も正体を知った際にかなり驚いていた。
復活するまでずっと闇に包まれていた為、闇よりも光に興味を示しており「キラキラ(人間の明るい感情?)」を好んでいる。
その為、護衛のシャドー怪人も光・明かりなどが関係するモチーフで構成されている。
しかし、闇の皇帝にとって光は毒の様なもので、長期間光の中にいると倒れてしまう為、シャドーライン幹部達は世界を闇に包もうとしている。
ネロ男爵曰く、前は今のようなキラキラを好む性格ではなかったらしい。
本人の話によると「闇の中で本物の光を見た」からだそうだが、23駅にて本人曰くその光とは「トッキュウジャー5人」の事らしい。

詳しくは個別項目を参照。




●最高幹部

  • モルク候爵
それはそうと陛下。相変わらず、なんと深く美しい闇!
お育てした妾も鼻が高い!全くお愛おしい…!!

闇形式/モイ50489-27
闇装備/侯爵系マイクロッド

声:鈴木れい子
27駅より登場した幹部。
爵位からわかるように地位は現在の幹部の中では最上位に君臨する。
シャドータウン全体と各タウンを支配する管理人達を統括する役目を担うシャドーライン最古参の幹部。
見た目は派手なドレスを着込んだおばさん。顔のメイクは闇で出来たフルメイクである。
ゼットの育ての親で、初登場でいきなり不意打ち気味に攻撃を仕掛けてもゼットが特に気にしないくらい気を許されている。
攻防に優れアナウンスマイク機能も備えた「侯爵系マイクロッド」を操る実力はかなりのもの。
鋼の忠誠心こそ本物であるが、反面地位もあって非常に口煩く小言が多い。
ネロ男爵やノア夫人などの幹部に対しては基本高圧的な態度を取り、度々大声で小言や怒鳴ることも多い。
その口煩さはゼットも辟易する程で、同時に皇帝への忠誠心が薄く一時は下剋上まで図ったノア夫人とは犬猿の仲。
ゼットにも「無礼じゃない時がない」と言われるくらいべったりしているが、それでも厳しめだが的確なアドバイスを授ける頼れるオカン。
ちなみに記事冒頭にあるクライナー接近アナウンスも彼女の担当。

名前の由来はスウェーデン語で「暗い」等の意味を持つ「モルグ」。




●幹部

「闇の皇帝ゼット」の復活を目論み、そのために闇駅を増やして「闇」を収集し、シャドーラインの路線の規模拡大を狙っている。
目的こそ共通なものだがそれぞれ思惑や闇を作るやり方が異なっており、互いに厭味を言い合うなど常にギスギスした雰囲気が漂う。
その様子はさながら権力争いに明け暮れる中世の貴族達のよう。

  • ネロ男爵
儂が許せんのは、裏切りを重ねる貴様だ!ここで消えてもらうぞ!

闇形式/ネイ860-1
闇装備/銃器系ステッキ、ブーメラン系トップハット

声:福山潤
物語の序盤から登場している幹部で、路線拡大の全面指揮を取っている。
『質より量』を基本方針に掲げ、どこぞの仮面の反逆者のような大仰で芝居がかった話し方を好む慇懃無礼な性格。
典型的な厭味ったらしい貴族キャラだが、意外にも「マックラツイスト」と呼ばれる我流ホールドを持つなどプロレス技が得意な武闘派。
寧ろトッキュウ6号と一緒にクロスカウンターで固まっていたりと意外と肉弾戦も好んでいる模様。
智謀に長け、遂行する作戦が全て失敗したと思わせることでトッキュウジャーどころか味方の目すら完全に欺きまんまと闇の皇帝降臨を実現させた。
中の人的にゼットを裏切るのではと思われていたが、その実モルグ侯爵と並ぶ幹部の中では数少ない忠臣だった事が22駅で判明。
ゼットがパワーアップして以降は、ゼットのキラキラ好きを許容し「光を喰らい光を支配する」事で真の闇を作り出そうとしている。
この皇帝や組織に対する鋼の忠誠心は、後に参戦したモルク侯爵も認める程である。
戦闘においては銃撃も可能なステッキ「銃器系ステッキ」やブーメランとして飛ばすハット「ブーメラン系トップハット」を駆使して闘う。
……が、その際、ハゲ頭オールバックが露わになる。
シュバルツの失踪後は前線に出るようになったが、元シャドーの明を「裏切り者」と見なし、徹底的に敵視している。

名前の由来はイタリア語で「黒」を意味する「ネロ」。

多分、絶対遵守の王の力とか闇の炎を操る力とか持ってる。


  • ノア夫人
そうでしょうとも。これは終着駅にたどり着く前の途中下車ですもの

闇形式/ノイ240-1
闇装備/銃器系パラソル、操り系黒羽根、依り代の刺繍布

声:久川綾
物語の序盤から登場している幹部で、ネロ男爵と対立関係にある女性。
『量より質』をモットーに路線の拡大と闇の搾取を狙っており量を優先するネロ男爵とは意見が合わず、日々争いが絶えない。
皇帝への貢献度を示す切り札として娘のグリッタの嫁入りを用意しており、娘の研鑽に没頭している。
だが真の狙いは、グリッタへと受け継がれた『結婚相手を取り込む能力』*1をもって闇の皇帝の力をグリッダに取り込ませてシャドーラインの全権を握る事にあった。じゃあグリッタの父親は夫人が…
闇の世界の住人にとって毒になる日光を避けるために「銃器系パラソル」を常備しているが、
その日傘は盾替わりになるだけでなく、その名の通り柄先からライフルのような銃弾、展開すると骨状の飾りの先から拡散弾を放つという攻防に優れた武器。
頭部に付いている黒い羽根飾り「操り系黒羽根」は、相手の頭に突き刺すことで相手を凶暴化・暴走させる事が可能。
口煩い上に忠誠心の塊であるモルク侯爵のことを快く思っておらず、お互いにいがみ合っている犬猿の仲。
野心家な性格もあって一見利己的な欲望で娘を振り回す母親のようだが娘を想う愛情は紛れもなく本物。
グリッタがゼットに取り込まれた際は、彼女を助け出すために裏で苦心している。

名前の由来は、フランス語で「黒」を意味する「ノアール」。

昔は某夜行列車と同じ名前だったかも知れない。


  • グリッタ嬢
シュバルツ様……

闇形式/グイ44101-1
闇装備/純白系ウエディングドレス、乙女系ペーパーナイフ、シュバルツ様のハンカチ

声:日高のり子
ノア夫人の娘。妖艶な貴婦人である母親とは似ても似つかないブサ……ゲフンゲフン、
個性的な外見をしているが性格は内向的で、声や仕草は乙女らしくとても可愛らしい筋金入りの箱入り娘。
母親から皇帝ゼットの妃候補として教育されているが本人はシュバルツ将軍に想いを寄せている。
微力ながら彼の望みを叶えるべく助力する様子はまさに乙女
見てると段々、個性的な姿が可愛く思えてくる&トッキュウジャーが想像力ではなく悲恋を描いてる気がしてくるという不思議。
11駅でゼットを物陰からこっそり見ながらビビり、妃にされるのが嫌な余り家出を決行。
続く12駅で暗殺を試みるも探しに来たシュバルツ将軍に止められ、ゼットから「瞳がキラキラしてる」という理由で気に入られてしまった。
そして22駅にして自身の能力でゼットの力を取り込み「女帝 グリッタ」へと変貌を遂げた。
しかし根底にあったシュバルツへの想いが消えておらず、シュバルツを庇って重傷を負うも、その直後ゼットが復活して消滅してしまった。
だが、鏡に映ったゼットに重なるようにうっすらと姿を現しており…?

3年前はメイジャーランドの女王様だったらしい。声の人は『バトルフィーバーJ』の顔出し以来の戦隊出演である。


  • シュバルツ将軍
闇に生まれながら、闇よりは力に惹かれし業…全ては我が野望。
存分に戦い、地上を武によって制圧するため。其処にこそ、軍人としての私の存在意義はある!

闇形式/シュイ44090-1
闇装備/将軍系黒鉄剣、薔薇のハンカチ

声:壤晴彦
見るからに只者じゃない体型と雰囲気を漂わせる軍人系幹部。
物語の序盤から登場している幹部で、「黒鉄将軍」の異名を持つ武人。
いかつい外見とは裏腹に性格は冷静沈着。
情報収集を重視して十分な情報が集まるまでは無闇に動かないスタンスを取るかなりの戦略家。
だが一度戦場に出れば愛刀の「将軍系黒鉄剣」を自在に操り、神速の抜刀で敵を圧倒する恐るべき力を発揮する歴戦の猛者である。
落としたハンカチをグリッタ嬢が拾って届けてくれた際、一度地に落としたものは身に着けない主義を持つなど潔癖症じみた一面や、
家出したグリッタ嬢を探しに行き、ゼットを暗殺しようとした彼女を止める紳士的な一面を持つ。
シンボルマークは薔薇で、ハンカチも薔薇の刺繍入り。
レッドレッシャーに盗聴器を仕掛けるためとはいえ、トッキュウジャーに宣戦布告した時には一輪の薔薇を持ち花弁を散らしており、割とキザな性格であることが伺える。
ネロ男爵やノア夫人とは思惑が異なっており闇の力ではなくシャドー烈車軍団による武力による支配を目論んでいた。
しかし、クライナーのバリエーションの少なさに不満があるため、戦力増強のためにレインボーラインの烈車に目を付けトッキュウジャーに襲いかかる。
そして22駅にて、ゼットが消えた事により自由に行動できるようになり、烈車を乗っ取ることに成功。
そのままトッキュウオーへと合体してディーゼルオーとビルドダイオーの2体を相手に圧倒的な操作力を見せ付けた。
しかもトッキュウジャーが5人でトッキュウオーを操縦してるのに対して、シュバルツ将軍はたった一人でトッキュウオーを操縦しているのが何気に凄いところ。

しかし厳つい顔と渋い声で「乗車完了、トッキュウオー!」「トッキュウオーキック!」「(クライナーを出しながらキャッスルターミナルを背に)フミキリケン!烈車スラーッシュ!」とノリノリで叫んでいた。
だがその後、トッキュウジャー討伐に乗り出した際に、ライトの「乗り換えによる一人5役」に騙されてその隙に残りの4人に烈車を奪還されてしまう。
その後、自分を庇って重傷を負ったグリッタの元に現われるも、復活したゼットの一撃を受けて川へと転落。
25駅でずぶ濡れになりながらもクライナーを発見し、グリッタ嬢の仇討ちのために29駅でトッキュウジャーと共闘するが、直後にドリルレッシャーを強奪した。
後にドリルレッシャーは明に返しているが、このときに明とある取引をしており……。

名前の由来は、ドイツ語で「黒」を意味する「シュヴァルツ」。


  • ナイル伯爵
闇形式/ナイ89489-SOS
闇装備/着剣系ライフル

声:ヒャダイン
映画『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』に登場。
シャドーラインの宇宙方面を担当していた幹部で、フランス貴族風の見た目が特徴的。
直属の配下「ハウントシャドー」を連れて悪事の限りを尽くす。
相手を娯楽のようにハンティングする事を好み、「狙った獲物は必ず仕留める」という事を信条としている。
百発百中のスコープと一刀両断のブレードを装備した猟銃「着剣系ライフル」を武器とし、特別仕様の専用クライナーを所有する。
態度のデカい傲慢で冷酷な自信家で、その態度は闇の皇帝の眼前であっても全く崩れない。

名前の由来はロマンシュ語で「黒」を意味する「ナイル」。


  • ヘイ大公
闇形式/ヘイ10150-VC
闇装備/大公系サーベル

声:安元洋貴
Vシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』に登場したシャドーラインの残党で、シャドーラインの新たな支配者となった幹部。
かつてゼットから皇帝の座を奪おうとし、シャドーラインから追放されていた逆臣。
目ぼしい幹部が軒並み倒れ、ゼットもトッキュウジャーに倒されたことをきっかけに皇帝の座を簒奪してシャドーラインの新たな支配者として君臨。
トッキュウジャーを倒し、地球を闇で覆い尽くそうと企む野心家。
「大公系サーベル」を使っての剣術に優れており、指パッチンが癖。
その変わった名前から、ライトから劇中では「屁」というあんまりなあだ名が付けられた。
彼の頭のターバンには10年間分の闇が詰まっているらしい。

名前の由来は中国語で「黒」を意味する「黑(ヘイ)」。


  • 闇博士マーブロ
うわ~!いいねいいねぇ~!このまま世界を闇で包んでしまおうよ…!

闇形式/マーイ894-VS
闇装備/忍者刀系ステッキ

演/声:山里亮太(南海キャンディーズ)
映画『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』に登場。
シャドーラインの博士兼闇忍者ランドの支配人。
シャドーラインの残党で、海外へ闇留学に行っていたためシャドーラインが壊滅しても生き残っていた。
異常なまでの忍者フリークで、闇クローンを使って歴代の忍者を手駒として操っていたマッドサイエンティスト。
口癖は「いいね!」でテンションが高く、言動は子供じみているものの本性は冷徹にして残酷。
「忍者刀系ステッキ」を武器とし、自身の実力もかなり高い強敵。

名前の由来はギリシャ語で「黒」を意味する「マーブロス」から。


【管理人】

シャドー怪人の中でシャドータウンを管理・守護する役目を担う上級クラスのシャドー怪人。
管理人は全員モルグ侯爵の管轄に置かれている。
通常のシャドー怪人が無生物全般を模しているのに対し、管理人は全員がチェスの駒の意匠を持ち、それぞれモチーフの駒に準えた兜と杖を所持する。

  • 管理人ルーク
「業務連絡~。レインボーラインの者を発見!」

闇形式/モヤ609-24
闇装備/ルーク系チャリオット

声:神奈延年
シャドータウン「動ヶ無イ」を支配・管理するルーク駒系管理人。
綿密な業務連絡によってクローズを統率し、隙のない管理能力でシャドータウンを支配している。
防衛に適した巨大棍棒「ルーク系チャリオット」で武装し、先端から闇の砲弾を大砲のように発射し攻撃する。
この棍棒には大量のクローズを格納しており、巨大化後には格納したクローズ達を召喚していた。
厳格で勤勉ながらも威圧的な性格で一人で業務連絡を呟く癖がある。また自分の任務に非常に高いプライドを持つ。
シャドータウンに初めて乗り込んだトッキュウジャー達を迎撃し、シャドータウンの法則に振り回され本領を発揮できないトッキュウジャーを苦しめた強敵。

2年後には言葉の前に「バリ」と付けて喋る巨獣ハンターとなり、様々な惑星を荒らしまわった末に動物戦隊と対峙する事となった。


  • 管理人ビショップ
「侵入者発見!侵入者発見!タダチニ排除!タダチニ排除!……了解!このビショップが排除する!」

闇形式/モヤ14422-27
闇装備/ビショップ系エレファント

声:桐本琢也
シャドータウン「差迷井」を支配・管理するビショップ駒系管理人。
甲高い片言声で警戒アナウンスを発し、自身で「了解」と確認する一人二役の管理能力でシャドータウンを支配している。
ただしその奇行じみた言動は、傍から見ると完全に危ない奴にしか見えない。
攻撃に適した丸鋸が付いた巨大な錫杖「ビショップ系エレファント」で武装し、先端の丸鋸を発射しては変幻自在に相手を攻撃する。
更にゾウのような怪力を生み出す強肩を持ち、ボディを独楽状に高速で回転させて全方位に光線を撒き散らす事もできるパワーファイター。
奇天烈な言動が目立つイロモノキャラだが実力は充分…だったのだが、正直同時期に出てきたモルク侯爵にキャラが食われていたのは否めない。
モルク侯爵の命の元、ハイパートッキュウ1号のダイカイテンキャノンをゼットの代わりに庇って受け爆散した。
彼が支配する「差迷井」ではあらゆる方向感覚が狂わされ、目的地に決して辿り着けず彷徨い続けるという悪辣なルールが敷かれている。

別世界だとモルク侯爵とは親子であり、光速で動くスタンドによる殺人を生業としていた


  • 管理人ナイト
「馴れ合いは無用!早速ですが、貴方達を排除させていただきます。この『ジャスタウェイ』の力でね」

闇形式/モヤ7110-37
闇装備/ナイト系ジャスタウェイ

声:阪口大助
シャドータウン「あちこち町」を支配・管理するナイト駒系管理人。
高速移動による戦闘を得意とし、相手を寄せ付けない管理能力でシャドータウンを支配している。
その見かけと礼儀正しい態度から騎士道精神溢れた性格と思いきや、卑怯な攻撃も平然と行うなど本性は小物。
「愛馬」と称する馬頭の戦斧「ナイト系ジャスタウェイ」で武装し、この武器に跨る事で驚異のスピードで走り続ける事ができる。
…だが、武器に跨ったそのビジュアルはギャグにしか見えず極めてシュール。
おまけに本人は非常に鈍足でありジャスタウェイが無ければ一気に弱体化してしまう。
彼が支配する「あちこち町」は、分かれ道に差し掛かるとどちらを選んでも過酷な選択を迫られる理不尽な世界となっている。

余談だが、ナイトが登場した37話の脚本担当・大和屋暁氏は競走馬「ジャスタウェイ」の馬主で、ナイト役の阪口大助氏はその名の由来となったアニメメインキャラとして出演している。(なお、大和屋氏はそのアニメにシリーズ構成と脚本で参加している。)


  • 城の番人ポーン
闇形式/モテ400-44
闇装備/ポーン系フレイル

声:なし
シャドーラインの本拠地「キャッスルターミナル」の守護を担うポーン駒系番人。
巨大な球を備えた「ポーン系フレイル」を武器とし、スパイク状の柄による攻撃や、回転による敵の必殺技の反射など力技を得意とする攻防一体のパワーファイター。
「ポーン!」としか喋らず、最初から巨大な姿で常駐している変わった管理人。



シャドー怪人

今回の怪人枠。ネロ男爵などに仕える家臣と言う役柄である。
生真面目な性格から悪辣な外道、マイペースな奴、粗暴な脳筋など性格は多種多様。
家臣というポジションに当たるのだが肝心の主に対する忠誠心はシャドー怪人によって非常にまちまち。
全体的にコミカルな性格の者やギャグにしか見えない能力持ちも多めだが本性は基本的に外道
人の心身を踏み躙り、命を奪うことに何のためらいも見せない所か嬉々として楽しんでおり、
中には自身の主が自分の能力で死にかねない状況でも、テキトーな態度を取って「面白いからいいや」という理由で放置しようとする者までいる。
しかし全員が全員外道揃いというわけではないようで、中にはザラム配下のタンクトップシャドーのように仲間思いで善良な性格の怪人も存在する。
仕える幹部によって異なる『闇形式』と言う鉄道車両のような形式名を持つが、中には配下のシャドー怪人を持たない幹部もいる。

それぞれが町を支配しており、ネーミングはいずれも「○○シャドー」で統一されている。
一度倒されると闇の暴走を経て復活・巨大化する特異な体質を持つが、欠点として周辺の闇を奪ってしまうため、巨大化すると闇が減ってしまう。
共通のデザインとして体のどこかに眼が4つ付けられているが、これはゴーマ怪人のオマージュらしい。

なぜかチェーンシャドーは個別項目がある。


その他戦力

声:長濱慎
ウエスタンガンマン風の外見のシャドー怪人。
かつてはシャドーライン屈指の強者としてシュバルツ将軍の部下として活動していた。
雨を降らせる能力があり、遠足や運動会など多数のイベントを『雨天中止』に追い込んで闇を生み出していた…とされる*2
しかし、雨上がりの虹を見てその美しさに感動し「虹を守って消えることが使命」と考えてシャドーラインから脱退した。
雨天中止の事は「残酷な事をしてしまった……」と大げさに罪悪感を感じている。
現在はレインボーラインに参加し、トッキュウ6号として活動するようになる。
詳しくは個別項目を参照。
名前の由来はアラビア語で「闇」を意味する「ザラーム」から。


  • クローズ
今回の戦闘員。闇の力によって影から無数に生まれる。
黒のロングコートに目深に被った黒い帽子というマフィアを髣髴とさせる凄まじくシャレオツな出で立ちをしており、
戦闘員にしては随分とかっこいい。
だがスタイリッシュなデザインとは裏腹に後ろから不意打ちしようとして説教されたり、置いてけぼりを喰らったり、
身体を張ったギャグを総スルーされて落ち込んだり、落ち込んで体育座りしてただけで斬られたりと扱いが散々。


保有戦力

  • クライナー
シャドーラインが所有する烈車。
多数存在しており、主にシャドー怪人やクローズを輸送するシャドーラインの足として、またステーションの侵食・侵略に使われる。
変形することで、「クライナーロボ」という人型形態にもなる。
シュバルツ将軍専用車両や、皇帝専用車両も存在しており、レインボーラインの烈車以上の馬力を持つ。
バリエーションも非常に豊富で、シュバルツ専用や皇帝専用、伯爵専用、侯爵専用など色々ある。

プレミアムバンダイ(プレバン)にてまさかの「黒鉄変形 DXシュバルツ専用クライナーロボ」が発売された。
戦隊側のDXロボの金型を全く流用しない敵側のロボ玩具は史上初となる。
また、プレバン限定の「DX超合金 トッキュウオー」も注文すると、DXシュバルツ専用クライナーロボを普通のクライナーロボへ換装できるパーツが追加で付属する。
なお、この商品で武器の名称が「シュバルツ専用黒鉄剣」ということが判明した。




余談

シャドーラインの怪人たちのデザインを担当したのは特撮のキャラデザインでお馴染みの篠原保氏。
古めかしさや中世貴族風のデザインを一手に引き受けている。

幹部たちの名前の由来は、グリッタ嬢を除いて古今東西にある「黒」や「闇」に関連した言葉からきている。







追記・修正よろしくお願いします。

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