登録日:2022/01/04 Tue 21:49:32
更新日:2024/10/27 Sun 22:40:04
所要時間:約 34 分で読めます
【概要】
草原や沼地、火山から雪山に砂漠からジャングルまで多種多様な気候と地域が存在している。
北部から西部にかけての底が見えない谷、東部から南部にかけての強風が吹く海域、南西部の砂嵐でマップの四方を囲まれており、そこから先には出ることが出来ない。
『ブレスオブザワイルド』の100年前の時代を描く『
ゼルダ無双 厄災の黙示録』では、大厄災により荒れ果てる前のハイラルの姿が一部明らかになった。
また、続編に当たる『
ティアーズオブキングダム』では天空に浮遊する大地が出現して
冒険の舞台が空にまで広がっており、更なる世界観の広がりを予感させている。
実は両作とも我らが
任天堂の本拠地でもある京都市が裏モチーフ。ハイラル城は京都御所、始まりの塔は
京都駅…と言う風に当て嵌める事ができる。
▼始まりの台地(始まりの塔)
ハイラル中央からやや南常に位置するエリア。
冒険開始の地であり、圧倒的自由度を誇る本作における数少ない固定進行のエリア。
このフィールドそのものがチュートリアルの舞台となる。
…が、その割に落ちたらゲームオーバーの高所や極寒の湖、こっそり隠れている
中ボス、東の神殿周辺には朽ちた
ガーディアンの砲台がまだ生きていたりと気が抜けない。
嘗ては正規の交通ルートとして城門から続く階段があったが、現在は厄災の影響で土砂で埋もれ、100年の間に降った雨が蓄積して池のようになっている。
続編でイベントをこなして水抜きして漸く通れるようになる。
回生の祠
リンクが100年の再生治療から目覚めた場所。
神獣らと同じく1万年前の
ガノン復活時に建立された遺跡。
ストーリーがある程度進むと何者かがこっそり隠れる。
リンクが無事復活して無人になったためか、遺跡ではなく普通の洞窟になっている。
シーカーストーンの認証端末など貴重な装置もあったので、遺跡のまま放置するワケにもいかなかったのだろう。
DLC『英傑たちの詩』で追加された最終試練の地下ダンジョンも綺麗さっぱりなくなっている。
ただし内部にはこの辺りだと珍しい温泉があり、再生治療の地であった名残を感じられる。
……ここまでは良いのだが、なんと
イーガ団が最深部を勝手に備品置き場にしている。
よりによって前作出発の地を私物化しているため、主に前作プレイヤーから怒りを買うことに。
しかも本来は地底にしかいない設計図持ちの執事ゴーレムを勝手に拉致してここへ運び出しているため、ブループリントの設計図コンプを目指すやり込みプレイヤーの敵でもある。
なおマップの位置関係はそのままなので、外に出て時の神殿側に寄せて立てば『ブレスオブザワイルド』のオープニングと同じカットになる。
かつて時の勇者が足繁く通ったあの神殿も最早廃墟。
記憶を失ったリンクはここで100年前の真実を聞かされることになる。
チュートリアルにおける最終目的地であり、
ここからどのような道順でガノンを打倒するかはリンクの胸先一つである。
ゆったりとしたテンポで気づきにくいが、
BGMはよく聞くと「
時の歌」のアレンジとなっている。
元々廃墟になっていたこともあり、ガーディアンの残骸が取り除かれている以外は大きな変化はない。
しかし来訪当初は何者かが女神像を介して助けを呼ぼうとしているため、ここの女神像ではハート/がんばりの器交換をしてくれない。
その何者かを助けた後は元の女神像になるので、普通に器交換してくれる。今回はチュートリアル地点でもないので、特にここで行う必要はないのだが……。
また『ブレスオブザワイルド』でハイラル王からパラセールを貰った見晴台には、『ブレスオブザワイルド』のものと同じ柄のパラセール生地がある。
ファンサービスと言えばそれまでだが、破損などに備えてハイラル王が予備の生地をどっさり置いていたのだろうか?
▼中央ハイラル(平原の塔・森林の塔・丘陵の塔)
ハイラル城を中心としたハイラル王国の正しく中心部。
しかし100年前の大災厄で都市や村落は尽く破壊され、小規模な馬宿を除き定住者がいる様子は無い。
特にハイラル平原はそこら中をガーディアンが徘徊する危険地帯と化している。
北方にはシリーズ御馴染みの
デクの樹サマが根ざす迷いの森がリンクの訪れを待っている。
ハイラル城
本作の最終目的地。ハイラル王国を治めていたのも今は昔、大厄災で陥落した悲劇の地。
ここでゼルダがその身の自由と引き換えに、100年もの間ガノンを不完全な形で封印し本丸に押し留めているのだが、それでも今なおガノンの怨念が城を穢し、異様な瘴気が城を覆っている。
そして城内はこの瘴気に操られた無数のガーディアンとモリブリン・リザルフォスで守られており、正面突破は至難の業。
主な攻略法は裏の船着き場から水路で地下に潜入・ガーディアンから隠れつつ城の外壁をよじ上る・城を囲む遺跡の柱を無理やり登って高所から強襲など。
ストーリーを無視していきなり挑むことも可能だが、それで
ラスボスまで辿り着けるかはまた別の話。
しかしマスターソードとはまた別のシリーズお馴染の「あのアイテム」も隠されてたり、RTAのお供である近衛武器シリーズ、果には大勢のコログや試練の祠、複数の素材・矢や料理鍋など、ハイラル各地にもある様々なメイン要素が詰め込まれている。ブレワイの集大成というにふさわしい。
ここで流れるBGMは過去作の
ガノンドロフのテーマや勇者の詩などのアレンジを組み込みつつ
最終決戦を予感させる重厚で勇ましい曲調になっており、かなり人気が高い。
内部に入ると物静かで哀愁漂う曲調に変わり、ゼルダの子守唄が組み込まれる。
本作でもやはり最終目的地となるが、決戦前にもメインチャレンジ中に二度ほど訪れることとなる。
シリーズお馴染の「あのアイテム」や豊富な武器・素材群は健在で、探索地としては今回も料理鍋は多く置かれている方である。
冒頭でガノンドロフの封印が解けたことで、城のB3Fから上の一部が空中に浮上してしまっており、空中と地上に分かれてしまった。
地上に残った方は監視砦からやってきた探索隊の拠点になっている。魔物の姿も少なく、食堂などは城に残されたレシピ目当てに調理班の人間が足を運ぶほど。
空中側はやはり魔物が蔓延っているのだが、ガーディアンが消えたので『ブレスオブザワイルド』ほどの数はない。
代わりに地面に瘴気が広がっている箇所が現れているので、足場に難儀することも。地上なのでハートが減りっぱなしということはないので、ある程度の思いきりが必要になる。
そして最終決戦の地は、地上でも空中でもどちらもない。
地上と空中の狭間から行くことのできる地底、その最深部である。
ストーリーを無視していきなり挑むことは可能だが、それでラスボスまで辿り着けるかはまた別の話。
ハイラル平原
ハイラル城から南に広がる、見渡す限り草地がひろがる広大で穏やかな草原
…なのだが、その実態は歩行型ガーディアンが何体も闊歩する作中屈指の危険地帯。
平原という事もあって姿を隠せるような障害物はほとんど存在しないため、対処法を身に着けないうちに足を踏み入れるとレーザー光線の格好の的。
その一方で慣れたプレイヤーにとってはガーディアン系素材の絶好の狩場となる。
また、道沿いにはかつての宿場町や交易所の痕跡が残っているものの、ガーディアンたちの襲撃を受けているためほとんど見る影もない瓦礫の山と化している。
とりわけ平原北部の城下町跡は不毛の荒野と化しており、いかにガーディアンたちの襲撃が凄惨なものだったかを窺い知る事ができるだろう。
時間経過によるものか天変地異によるものかは定かではないが、平原の各所に小~中規模の池が発生している。
始まりの空島からハイラルの地上に降り立つ時に飛び込むことになる池もそのうちの一つ。
厄災ガノンを倒した影響で当然ガーディアンたちは姿を消している。
おかげでここで見かけるのはボコブリンやモリブリンといったごく一般的な魔物だけとなり、ブレワイの頃よりは安心して歩ける場所になった。
しかし一部では魔物の群れが大規模な拠点を築いている。一人で挑まない方がよいだろう。
城下町跡の南にあった式典場跡には、未だに瘴気の影響が残るハイラル城を観測するための監視砦が築かれている。
これは現ハイラル王国勢力の暫定的な拠点としても機能しており、ハテノ村から移ってきたプルアの研究所や、食材と装備品を扱う露店などが並ぶほか、
かつての避難壕を改装した地下施設には無料宿や魔物討伐隊の本部、ゾナウ文明や地底の調査隊拠点などが築かれている。
また各地方の異変を解決すると、それぞれの種族から派遣された協力人員がここに滞在するため、どんどん人が増えていく。
実は監視砦の避難壕は、旧ハイラル王家の為の緊急避難用隠し通路として建造されたという経緯があり
横穴を経由することでそのまま地上のハイラル城へとたどり着くことができたりする。
また、ブレワイの頃にハテノ村に居た悪魔像がいつの間にか横穴の中に移されており、ひっそりと佇んでいる。
迷いの森
かつて
コキリ族が住まい、現在はコログ族がデクの樹サマとともにマスターソードを守護し続けている大森林。
時の流れと共に人をスタルフォスに変えるような呪いは消えたが、人を迷わせ追い出す力は健在。
道を間違えると霧によって追い返される。突破には風の流れを読むことが求められる。
マス獲りの名所でもある。
コログの森
迷いの森の最深部、デクの樹サマ周辺のエリア。
かつてコキリ族が暮らしていたが、長い時を経てコログ族へと変化した。
100年前の闘いで破損したマスターソードが安置されている。
抜こうとするとマスターソードに試され、
ハートをどんどん吸い取られていく。
手に入れるにはハートが13個以上必要。ただし宿や料理による
ドーピング(黄色ハート)は除く。
デクの樹サマの内部は
ゴーマさま…ではなくてリンクの別宅として提供される。
天変地異発生後、デクの樹サマの内部に瘴気魔が入り込むという大問題が発生。
これによりコログの森はコログ達が無言で佇み続ける不気味な空間と化し、さらに迷いの森の霧が一歩でも足を踏み入れた瞬間に即追い返される極悪仕様に変貌した。
このため地底から地面をブチ抜く道が唯一の来訪ルートになっており、そのルートを使えないボックリンを含む外出中だったコログ達は森に帰れなくなってしまった。
瘴気魔および
ファントムガノンを討伐することでデクの樹サマが正気を取り戻し、森やコログ達も正常化。ボックリンも監視砦からこちらに帰ってくる。
更に前作と同じく地上ルートからもコログの森へ入れるようになる……のだが、
前作以上に判定が厳しくなっており、ほんの少し逸れただけで入り口へ戻される相変わらずほぼ極悪仕様のまま。報酬もイベントも何もないため、用があるなら素直にワープするか地底の道を行こう。
ドイブラン遺跡
迷いの森からさらに北、魔物すらまばらな北の高地にある不気味な遺跡。
常に漆黒の闇に覆われており、さらに四方を底なし沼に囲まれているため
立ち入るならば正攻法で謎を解くしかない。
遺跡内部や周辺にはチョウゾリト族を模した石像が立ち並んでおり、
古代のリトが建立に携わっていたことを思わせる。
だが最奥にはヒノックスが眠っており、祠を出現させるには珠を奪って台座に設置する必要がある。
ちなみに不利な効果が発生するほこらチャレンジ関連フィールドは、祠を見つければだいたい効果が解除されるが、この遺跡だけは例外で終始暗闇のまま。このせいでハイラル中央北部はかなりアクセスが悪い。
遺跡のド真ん中に鳥望台が設置されているため、マップ解放のために訪れることになる。
しかし今回は漆黒の闇はなく、底なし沼こそ相変わらずだが北ハイラル空諸島からのダイビングなどで簡単に突入可能。
おかげでハイラル中央北部のアクセスは大きく改善されている。
代わりに兵隊・隊長ゴーレムが各所に存在しており、戦闘しながらの探索が発生しやすい。
また、賢者の盟約と密接に絡んだエピソードチャレンジがあり、クリアするにはハイラル各地の異変を解決する必要がある。このチャレンジを達成すると、この遺跡のルーツを知ることができる。
忘れ去られた神殿
中央ハイラルとヘブラ地方を分ける、巨大な谷底の果てにある古い神殿。
もはや何時から有るのかすら知る者はいないが、女神ハイリアを祀るもっとも古い神殿と言われる。
『スカイウォードソード』プレイ勢へのファンサービス。
ただし内部には10数体のガーディアンがひしめき合っており、うかつに足を踏み入れると十字砲火で
消し炭にされる。
ジャストガードに自信のない人は古代兵装・盾の持参を推奨。
実はビビらずパラセールを開け閉めしながら最短ルートを突っ走っていけば一発も当たらなかったりする
リンクの他、今回は地上絵の謎の手がかりを求めてインパも訪れる。
ガーディアンは姿を消し、内部には多少の魔物が住み付いているだけとなっている。
スルーも簡単なので探索難易度は大幅に下がっている。形は違えど祠は今回もあるので再来訪も簡単。
しかしそれ以上に大きい変化として大女神像がぶっ倒れていらっしゃる。
天変地異の影響によるものなのだが、これによって大女神像の後方に隠されていた新たな部屋が現れ、そこで地上絵の配置を一望した彫刻を見ることができる。彫刻の順番通りに回ると龍の泪の回想が時系列順になるので、ストーリーをすんなり理解したいならウツシエに撮っておくと良いだろう。
また地上絵の手前の部屋の隅には、室内にもかかわらずヒダマリ草が生える小さな石碑のようなものがあるが、その意味も龍の泪で判明する。総じて隠し部屋追加により本編との関連性が強化された場所と言えるだろう。
そして隠し部屋とは別に、大女神像からの反応がないことを力・勇気・知恵の女神像が気にかけており、チャレンジを進めると三女神像から送られた力によって大女神像は復活することになる。
女神像としての力の復活はともかく、どうやって直立に再配置されたかは多分永遠の謎
復活後に改めて大女神像を訪れると、『スカイウォードソード』のゲスト武器である天空の白刃剣を貰える。スカウォリンクのamiiboからも低確率で出る武器だが、この方法なら確実に入手できる。
なお、復活後の大女神像は隠し部屋への道を開けるように立っているので、地上絵の彫刻が見れなくなることはない。
雷の台地
雷雲が上空を覆う台地。
その様子は丘陵の塔や周辺の山からでも見ることができ、付近の植生と相まって
ファンタジーな光景が広がっている。
台地に近づくと天候が雷雨で固定される。金属装備は外しておこう。
さらに台地の中央に近づくと導師より試練が与えられる。クリアすると克服の証とともに雷雨が消え、晴れたり曇ったりする普通の台地になる。
雨の日に限定で出現する生き物の中には、サイハテノ島など周期的に天候が変化する場所では出現しない生き物もいるので、昼夜問わず雷雨になるこの台地は貴重な存在であったりする。
▼ハテール地方(双子山の塔・ハテノ塔)
ハイラル南東部に位置し、チュートリアルの最後に行先として提示されるエリア。
カカリコ村・ハテノ村と重要な拠点が2つあり、難易度も低め。
この地方の草からはたまに米が取れる。
ただしエリア北東のラネール山は非常に危険なエリアなので注意が必要だし、指示に従った場合も歩行型ガーディアンの恐怖を初めて味わうことになりかねない地でもある。
ラネール山がラネール地方じゃなくてハテール地方扱いな事は気にしてはいけない。
チュートリアル終了後に最初の目的地として示される場所。
シリーズおなじみの村はこの時代でも未だ健在。時オカと同じくシーカー族の隠れ里という設定。
大昔はよくある中世ファンタジー染みてた村だったのだが、長い年月を経てすっかりシーカー族の影響に染まったのか茅葺の和風建築が立ち並ぶ村になった。
大厄災から逃げのびた三人のシーカー族は一度この地に落ちのびたが、揃っていると何かあった時に全滅だという判断から各地に散開した。
服屋で扱っている忍びスーツシリーズは本作がステルスゲーだと理解するほど有り難みがわかる格安の一品。是非とも手に入れておきたい。
天変地異の影響で遺跡が落ちてきたものの、幸いにして人的被害はなく、逆に遺跡目当ての観光客が増えている。
調査隊も来訪しているのだが、何故かそれよりも先に現れたゼルダ姫らしき人物に調査禁止を告げられたようで……?
今回も服屋に忍びスーツシリーズがあるものの、当初は観光地特有のぼったくり価格瘴気により弱った母の治療代稼ぎで法外な価格設定にされているので、先にミニチャレンジをクリアする必要がある。
頑張ってぼったくり価格を工面しても購入が可能だが、ミニチャレンジをクリアして値段が正常化すると払い戻される。
ハテノ村
ラネール山の麓、海岸線と山裾に挟まれた辺境の村。100年前の大厄災の被害を免れた数少ない場所。
染色・自宅購入などのイベントで頻繁に足を運ぶことになる。
村の高台に100年ほど前からシーカー族の研究者、プルアが居を構えている。
今回も天変地異の影響を受けてないのだが、キノコ柄のブランド『SAGONO』の流行という全く違う方向で変化が起きている。
本筋には絡まないが『SAGONO』のデザイナー・サゴノと現村長クサヨシに関連するイベントが多く、
ここにしかない食材に染色屋や畑もあるので、人によっては足繁く通うことになる。
最終的に『SAGONO』では一点もの装備のルピーによる再販売を行うので、ハイリアの盾をうっかり壊してしまった場合も駆けこむことに。
村の高台の研究所はそのまま存在しているが、プルアもロベリーも監視砦に出向しているため当初は無人。
チャレンジが進行するとロベリーがここに戻り、プルアパッドの機能強化に励むようになる。
また『ブレスオブザワイルド』でリンクが買った自宅はゼルダに譲られており、室内に飾られた写真も彼女に由来するものとなっている。なお、『ブレスオブザワイルド』でDLC『英傑たちの詩』を導入してクリア済だと……?
クロチェリー平原
ガーディアンの残骸がそこかしこに放置された湿地帯。
たまーに動くものが混じっているので視界を遮る手段があった方が良い。
4英傑とハイラル王が戦死する中ゼルダを連れて絶望的な撤退戦を行ったリンクがついに力尽きた地でもある。
この東にあるハテノ砦は100年前にガーディアンの猛攻を防ぎきったという伝承があるが、ハテノ砦よりもはるかに大規模なアッカレ砦が陥落した事を思うと、ハテール方面へ向かったガーディアンは大半がリンク等に破壊・無力化されたものと思われる。
ラネール山
ハイラルでも一二を争う高峰。もう一方の高峰であるデスマウンテンが灼熱地獄なのに対し、こちらは極寒の地。
山頂には知恵の女神ネールを祀る霊地・知恵の泉があり、守護精霊であるネルドラが山を護っているはずなのだが…?
ちなみに17歳未満は知恵無き者であるというしきたりのため入山禁止。
事実、麓にいるライネルにミンチにされた勇者は数知れず。
▼ラネール地方(ラネールの塔)
ハイラル東部に位置するエリアで、太古よりゾーラ族が代々住まう、豊富な水源を持つ地。
エリアの大半がゾーラ族の関連スポットで占められている。
ゾラ台地
ラネール地方の大部分を占める台地で、他の台地より比較的広大かつ標高が高い。
神獣を倒すまでは止むことのない雨がゾラ台地に降り続けており、アッカレ地方の一部や南側の湾も降雨範囲に含まれている。
止まない雨と切り立った台地の崖により、壁登りしようにも滑ってしまい実質的に通行不能なエリアも多い。
ガッツ料理を大量に用意して登ったり、ゾラ台地からアッカレ地方へ滝が流れているのでアイスメーカーで登れたり絶対不可能というわけではない。
壁登りせずゾーラの里へ行く唯一のルートがゾーラ川に沿って台地を登るルートである。
ゾーラの里への道中は弓矢装備のリザルフォスが大量に固定湧きし、
ゲームの進行度が上がると高確率で木の矢×5をドロップするため、終盤では木の矢を大量回収するために足繁く通うことも。
また、ゾーラの里への道中や近辺には過去のゾーラ族についての物語が描かれている碑文がある。ミニチャレンジで探し回ることになるので、もし見つけたら位置を覚えておくとよいだろう。
ゾーラの里
カカリコ村ほどではないが、シリーズで幾度か登場しているゾーラ族の住む里。
蒼く輝く夜光石作りの建築物と細かな装飾、里中に満ち溢れる水が合わさり非常に美しいロケーションである。
カカリコ村の北東に位置しており、道中ゾーラ族が案内してくれるため4つの部族の村では最初に訪れるプレーヤーが一番多いと思われる。
里にはこれまた美しい造形のゾーラ武器・盾が落ちている。威力も初到達時ならまぁまぁ使える範疇なのでありがたく拝借していこう。
水に満たされた土地柄のため、街中ではハスの実・タニシ・カニなどの食材が取れる。
里の中心にあったミファー像は新設されたミファー公園へと移設され、代わりに前作におけるシドとリンク(ゾーラ装備)の活躍を描いた像が設置されている。
しかし今回のゾーラの里は空からヘドロが降るという天変地異に見舞われており、来訪したリンクの初仕事も
いつかの配管工よろしく自分の像の汚れを落とすことになってしまった。
さらに景観だけでなく体調を崩すゾーラ族も続出しており、シドはミファー公園で水の浄化にあたり、他の民も治療に奔走している。
異変解決後はヘドロと汚染された水が浄化され、美しいロケーションを取り戻す。
またシドに王位を譲ったドレファン王の意向で、里周辺の碑文がシドについて書かれたものに書き変わる。
なお、今回のゾーラ武器は「水に濡れると攻撃力2倍」という強力な効果を有しているため、美しいだけでなく強さでも主力レベルに成長している。
▼アッカレ地方(アッカレの塔)
ハイラル北東の端に位置するエリア。渦巻き状の半島、ドクロの池に立つ巨大な石柱、海上に立つ謎の遺跡など奇妙な地形・建造物が目立つ。
歴史的には大災厄の際、残されたハイラル軍がガーディアン大攻勢の前に全滅した悲劇の地でもある。
アッカレ砦跡
アッカレ地方のシーカータワー設置ポイントにしてシーカータワーの中でもかなりの難所。
破壊された砦の上にタワーがあるのだが、砦の周囲は飛行型ガーディアンが常時警戒しており、塔も怨念の沼が各所に設置されていて登頂ルートが限られる。
ちなみにこの砦を望む橋に固定NPCがおり、先祖が砦で戦死したという話をしてくれるのだが位置があまりよろしくないらしく、よくモリブリンに襲われている。
在りし日のアッカレ砦は、アッカレ地方を護る難攻不落の砦であった。
そして、大厄災でハイラル城が陥落した際に残されたハイラル軍の最後の拠点となった場所。
しかし、ガーディアンの大攻勢を前に兵士たちの命は次々に失われていき、ハイラル軍は全滅。
ハイラル王国で最後に滅びた地とされる。
アッカレ地方の鳥望台はウルリ山にあるため、今回の来訪は任意。アッカレ大橋さえ走り抜けてしまえば、砦をスルーしてウルリ山に向かうことも難しくない。
とはいえ祠はあり、またとある火力防具も隠されているため、探索派・戦闘派問わず砦に足を運ぶ機会はあるだろう。
しかし砦には瘴気魔、近くの高台には雷電グリオークと強敵が待ち構えており、装備不足では返り討ちに遭いかねない。万全の準備、あるいは全力の警戒を整えてから向かうべきだろう。
アッカレ古代研究所
アッカレ地方北東、ワールドマップでも一番北東に位置するロベリーの研究所。
ガーディアン特効の武装を作ってくれるため、ここを解放しているか否かで対ガーディアン戦の難度は大きく変わる。
なお「ハテノ村以外にも研究所がある」事はプルアから言及されるが、肝心のアッカレ地方がどこにあるかは明言されないのでノーヒントだと発見には時間がかかる。
プルアが中央ハイラルの監視砦に活動場所を移し、残ったハテノ村の研究所にロベリーが拠点を移したためここは無人。
そこへ目を付けたイーガ団が勝手に侵入・占拠してアジトに作り変えてしまっている。
力の泉
力の女神ディンを祀る聖地。PV等でゼルダが沐浴していた場所がこちら。
正門というべきオルドーラ盆地に大量のガーディアンが飛び回っているため、大抵の場合泉の裏にある崖から泉めがけてダイブすることになる。
火龍オルドラはこの泉の守護精霊なのだが、他の龍と違って泉の近くを通る様子が無い。
アッカレ湖
アッカレ地方南東にある大きな湖。真ん中には小島があり、なぜか女神像がぽつんと設置されている。
ハテノ村で自宅を購入するとサクラダ工務店の大工、エノキダがこの小島に移住し『イチカラ村』として村おこしを始める。
彼の依頼で資材を提供したり、名前の最後が『ダ』で終わる各種族の移住希望者を紹介したりすると、徐々に村が発展し設備が整っていく。
最終段階まで進むとロベリーの息子であるグラネットが滞在し、本来ならば一点ものであるハイリアの盾など貴重な装備をルピーと引き換えに再入手することができるようになる。
天変地異による被害は受けず、エノキダ工務店の本拠点として順調に発展している。
各種族からの移住者もそのままであり、加えて今回は弟コルテンに店を譲ったキルトンもやってくる。
ここにしかない店舗としては、スクラビルドにより結合した素材を20ルピーで取り出せる分解屋が有用。岩オクタでの英傑武器修理や祠からの機材持ち出しなど、厄災リンクによって多岐に渡り悪用される。
あとチャレンジを進めることで、何かとネタにされるエノキダ看板も持ち出せるようになる。
なお、前作で行えた一点もの装備のルピー再販はこちらでは行わなくなってしまった。
また、湖を挟んだエノキダ工務店の作業場からはゾナウギアが多数発掘されており、ゾナウギア製造機もある。
発掘された分はタダで使えるので、移動ツールの製造コスト節約に使える。
工務店がここにあるため、今回の自宅はアッカレ湖を見下ろす高台に建てることになる。
イチカラ村からは少し離れているが、自宅へジャンプで飛びこめる位置にちょうど祠と資材置き場があり、坂を下れば魔物の小規模拠点を通ってイチカラ村、登ればゴーレム拠点に白髪ライネルがいる兵器試験場に最適バラエティ豊かな立地となっている。
……ちなみに自宅を建てるとリンクの専属担当として、どこかで見た風貌のグラネッダという青年が自宅前に常駐してくれる。ロベリーが知ったらどう思うか気になるところ
▼オルディン地方(オルディンの塔)
ハイラル北部に位置するエリアで、巨大な活火山デスマウンテンを中心とした灼熱の火山地帯。
ゴロンシティ・採掘所・ゴロン温泉等々、
ゴロン族関連の都市・施設が目白押し。
マグマを吐き出す活火山周辺という、熱さどころか火の粉が常に漂う極限環境のため、炎上対策(猛暑対策にあらず)無しでは激しい地形スリップダメージが発生し、
爆弾矢は打つ前に暴発、木製装備は発火してロストしてしまうという最も危険な環境。それだけに慣れてくると、焼きりんご・
焼き肉や赤チュチュゼリーの量産ポイントとして活用される。
ちなみに、デスマウンテンのBGMはよく聴くと初代BGMのアレンジになっている。
ゴロンシティ
デスマウンテン西、三方をマグマに囲まれたゴロン族の故郷。地下都市だった過去作と違いマグマが流れる地上都市になったため、町全体がダメージゾーンという過酷な場所。
この町で過ごすには耐火の手段が必須となる。
ゴロン族以外が滞在するには酷な環境の様だが、
ゲルド族の行商が何人か訪れており、彼女たちは麓で売られている燃えず薬を用いて対策している模様。
ここで売っている耐火の石防具があれば火山地帯の熱を常に防げるようになる。
周辺を含めた都市部のダメージゾーンはなくなり、洞窟内でなければ耐火装備なしで過ごせるようになった。高温の原因は神獣ヴァ・ルーダニアの影響だったのだろうか…
これによりゲルド族だけでなくハイリア人も来訪しており、鉱山労働者にもハイリア人の姿が見られる。
トロッコ・扇風機およびレールの敷設も多く、主要拠点へのアクセスもしやすい環境になった。
……のは良いだが、今度は
おいし岩の影響で
シティ内のゴロン族の若者全体の民度がヤバいことになっており、来訪当初はスラムと見紛う光景を目にするハメに。
おいし岩の消滅後は元の活気ある光景に戻るのだが、ブルドーが各所に釘を刺しているおかげで、実は異変解決前も売買に関わる都市機能はギリギリ維持されている。
ド根性ガケ
好漢揃いのゴロン族も生まれながらに気骨や風格が備わっている訳ではない。
ゴロンの漢とは原石を磨いた果てに成るもの、その試練の場として設けられたのがこのド根性ガケである。
無駄に雄臭ぇゴロンの三兄弟が管理しており、試練を乗り越えればリンクも兄弟の仲間挿入りが出来る。
ちなみにこの三兄弟、何故か遠く離れたゲルド地方にもド根性で姿を現す。歪みねぇな。
地形はそのままだが、ゴロンの三兄弟が移動したのでただの高い崖になっている。
当然ガケ登りの試練もないが、壁面の足場は変わらず残っている。
頂上には少量ながら希少鉱脈があり、また高度を下げず駐機するのに都合が良いので、ゾナウギアで来訪するのも良いだろう。
なお、ゴロンの三兄弟はユン組プロデュースの新設備・トロッコランドの担当となっている。
さすがに組の新事業を任された身であるため、今回はゲルド地方には現れない。
おいし岩消滅前はゴロンシティ前でたかり紛いの行為に手を染めていた黒歴史は忘れてやろう
▼ヘブラ地方(タバンタの塔・ヘブラの塔)
ハイラル北西部に位置するエリアで、リト族が住む高地のタバンタ辺境、極寒の高山帯ヘブラ山脈の2区画からなる一帯。
ヘブラ山脈
ヘブラ地方の大部分を占める極寒の山脈。実はラネール山よりも気温が低い。
山脈の北側では夜間晴れている時にオーロラのようなものが観測できる。
メインシナリオで訪れるヘブラ山脈は飛行訓練場などごく一部であり、ミニチャレンジや祠の探索をしない場合は行く機会はない。
ヘブラ山脈は氷や雪玉を使った複雑な謎解きが多く、特にト・クモの祠への入場は困難を極める。
オルディン地方よりはマシとはいえ住まいとするには大概過酷な環境だが、山中に居を構えるハイリア人もちらほら。
積雪により足を採られて移動速度が低下し、寒さは耐寒防具を2部位か、火炎武器+耐寒一部位の着用を余儀なくされる。
スノーブーツを入手すれば胴体に防寒着、背中に火炎武器、頭にマモノマスクで移動する分には困らなくなる。
地形は非常に高低差があるので、スタミナ2周分やリーバルトルネード等を確保しておきたい。
リトの村
リト族が住む村。大きな泉の真ん中に飛びでた太い石柱に螺旋状に木造の建物が張り付く形で村となっている。
村の周りの石柱は一見何もないようだが…?
なおこの村(と飛行訓練場)だけ延焼を防ぐためかかまどの周りに鉄格子がついている。なかなか細かい。
店で売っているリトの羽毛服は各地の雪山エリアを攻略する上でほぼ必須級のアイテムの一つと言える。
BGMは人気の高い『
竜の島』のアレンジであり、必聴。
監視砦でプルアに指示を仰ぐとまずリトの村からという話になるため、今回は4つの部族の村の中で最初にここを訪れたプレイヤーも多いと思われる。
天変地異発生後、リトの村を大寒波が襲っており雪に塗れてしまっている。
加えて村に繋がる橋が崩落してしまい、食糧も減る一方のためリト族の大人は食糧集めに奔走しており、村に常駐しているのは大半が子どもである。
そんな状況でもきっちり店は開いているのが救いか。今回もリトの羽毛服の重要性は高く、はじまりの空島で入手できる古びた防寒着とセットで冷気対策は万全になる。
異変解決後は元の天候に戻り村を覆う雪も消えるが、橋の崩落は天変地異そのものではないため、復旧するには別途ミニチャレンジをこなす必要がある。
なお、大寒波の影響で橋の先にあったリトの馬宿の経営が成り立たなくなっており、シロツメ新聞社に買い取られている。
当然馬宿としての機能はないので、リトの村を起点とした馬での移動はしにくくなってしまった。
▼ゲルド地方(荒野の塔・ゲルドの塔)
ハイラル南西部に位置するエリアで、
ゲルド族の住むゲルド砂漠、その周囲を囲むゲルド高地からなる、自然環境がとにかく過酷な地。
特に砂漠地帯は『昼間は猛暑、夜間は極寒』と気温の移り変わりが非常に激しい。
対暑・対寒用の両方のアイテムを持っていなければ冒険はままならない。
ゲルドの街南西方面からは一面砂漠となっているが、ある場所にはお馴染「モルド」系の
巨大生物が生息している。
カラカラバザール
ゲルドキャニオン~ゲルドの街に至る道中にある市場。
ゲルド族と他種族間の商取引は基本的にここで行われているようである。
街に入るための淑女の服はここで入手することになる。ついでにセットボーナスで耐暑効果も。
普段は馬宿に居るテリーも建物型ショップの根元に居るが、暑さでバテている。
なお北部にはずっと砂嵐が吹いている地域がある。観測している男性曰く数時間だけ止むこともあるらしいが…?
相変わらずのオアシス市場であり、今回も耐暑効果のある熱砂の鉢がねを売っている。
しかし暑さもさることながら、異変解決前はこのカラカラバザールから先で永久的に猛砂塵が吹き荒れている。
低高度だとマップが機能しない上に単純に視界も悪いため、ゲルドの街への望遠鏡ピン打ちなしでは完全な手探り状態になってしまう。面倒なら飛行機を組み立てて飛んでしまおう。
カラカラバザールの宿屋の上からならゲルドの街がギリギリ見え、また祠があることで緊急退避もできるので、そういう意味では砂漠の命綱となる。
またルージュと合流した後はギブドの襲撃を受けるため、ゲルドの街に先んじてここで迎撃戦を行うことになる。
ゲルドの街
意外と登場回数の少ないゲルド族の住む街。砂漠の過酷な環境に耐えるため建物は石造りである。
ただ水源が近いため町上層部には惜しみげなく水が流れており、街中はゲルド族によって丁寧に刺繍された布や加工されたカラフルな石材で彩られており、ゾーラの里とはまた別の美しさがある。
ただし古式にのっとり男子禁制となっており、リンクが入るためには淑女の服を着て
女装しなければならない。
今回はゲルド族に関する設定もかなり追加されている。ぜひ
モブキャラにもどんどん話しかけてみるザラシ。
入場に秘密の言葉を要求されるある場所では、耐暑効果のある熱砂の服が売られている。
石造りの美しい街並みはそのままなのだが、初来訪時は無人と化している。
天変地異発生後、ゲルドの街は猛烈な砂塵と物理攻撃にやたら強いギブド・モスギブドの襲撃を受けており、屈強なゲルドの兵も苦戦を強いられている。そのためほとんどの民は地下街に避難しているのだ。
そんな状況にあって以前も苦境に手を貸した英傑リンクが来訪したため、今回は特例により女装不要で入れる。つまり前科がバレてる
ルージュのみならず一般兵も参加した都市防衛戦を経て異変を解決すると、地上の街に再び活気が戻り、店の機能も復活する。
なお、ゲルド族は長年敵対しているイーガ団に対して総じて手厳しい。
カラカラバザールでも商取り引き完全お断りになるぐらいなので、ゲルドの街にイーガ団の隊服で近付いたら大変なことになるのは間違いないだろう。
ゲルドの街の南東にある砂に埋もれた遺跡。ゲルド砂漠で処刑といわれると、
トワイライトプリンセスのガノンドロフを想起させるが、本作の時系列でガノンドロフの処刑が行われたかは不明。だったが…
イーガ団のアジト
ゲルドの街から北、ゲルド高地の谷間に位置する
イーガ団の隠れ家。
神獣を止めるためにはとある事情からここでスニーキングミッションをこなす必要がある。
ザル警備のハイラル城内の兵士や弓矢であっさり気絶するゲルドの砦の見張りと違い、団員の監視がキツく、見つかれば即死&途中セーブ不可のため最初からやり直しなど、突破がなかなかに辛い難関。
アジト内には団員の大好物であるツルギバナナがたくさん置いてあり、これを投げておくと…?
あと古代兵装・矢を使えば不意打ちさせるまでも無しに消滅させられる。
最奥には総長である
コーガ様が専用BGMと共に待ち構えている。
今回も本部は変わらずここにあるが、コーガ様との交戦は全て地底各所の廃坑で行われ、ゲルドの街を襲う異変との関連もないため、来訪は必須ではない。
代わりに各地のイーガ団支部に殴りこんで隊服を奪い、イーガ団員になりすました状態で訪れるとアジトの基地機能を使うことができるようになった。
店舗としてはイーガ団が使う残心武器や二連弓、トゲ鉄板のパーツの販売をしてくれる。イーガ団の支部を襲って奪った方が手早くお安いのは禁句。
むしろウリとなるのは時間内にイーガ団員を倒せた数を測る鍛錬の行で、3・6・9人抜きでそれぞれここでしか貰えない報酬が得られる。
▼フィローネ地方(湖の塔・フィローネの塔)
ハイラル南部に位置するエリアで、南方の太湖・ハイリア湖一帯とその南西に広がるジャングルで構成されるエリア。
特筆すべきはジャングル地帯で、頻繁に雨が降りまた落雷も多発するため何らかの対策が必要。
雨が降るということはそれだけで壁登りが封じられるという事でもあるので、リーバルの猛りによる上昇気流やゾーラの鎧による滝登りなど、降雨の影響を受けない縦移動の手段を確保すると探索がスムーズ。
ゾナウ遺跡群
鬱蒼としたジャングルの中に乱立する謎の遺跡群。
古代シーカー族のものとは違った建築様式の石柱や石像が立ち並び、そのなかでもとりわけ渦巻き模様と龍のモチーフが多く見受けられる。
公式設定資料集『マスターワークス』によるとフィローネ地方を本拠地とし、数千年前忽然と姿を消したとされる戦闘民族『ゾナウ』のものであるとされる。
しかし詳細な情報はゲーム中にも設定資料にも登場せず、意味深ながら謎の多い一帯となっている。
物語のカギを握る存在として遂にゾナウ族の人物が登場。
天空に住まい強力な魔術とテクノロジーを持つ一族で、はるか昔、神話の時代に地上へと降り立ちハイラル建国に関与したことが明らかとなった。
また、ゾナウ文明に関する調査隊が発足しており各地で調査を行っているものの、主にカカリコ村に落下してきた遺跡の調査に人手が割かれ、フィローネ地方の遺跡群はあまり調査の手が入っていない状態となっている。
ウオトリー村
ジャングルを突破した先にある漁村。
スティールパンがメインのBGMはいかにも任天堂ゲーの海マップと言ったところ。
メインシナリオをクリアするだけなら特に寄る必要はないので若干影が薄い。
ボコブリンたち魔物の群れからなる海賊に襲撃され壊滅状態に。
家はすべて無惨に打ち壊され、至る所に魔物が徘徊する危険地帯となっており、とても人が住める状態ではない。
村の住人たちは無事なものの各地へと散り散りになってしまい、中央ハイラルの監視砦や馬宿でその姿を見かけることになる。
ブレワイの時と同じくメインシナリオには関与せず、クリアするだけなら立ち寄る必要はないが
この村が無事復興を遂げることができるかはリンクの、そしてプレイヤーの手にかかっている。
サイハテノ島
フィローネ地方の東端、イサキ岬のさらに東の海上に浮かぶ離れ小島。
何の情報も無く訪れたリンクに対し、無理やり試練を課す恐ろしい島である。
この島の手前(ハイラル本土側)にはハテノコ島というほこらがぽつんとある小島が存在し、遠くからでも発光して目立つほこらを目指して海を渡ったプレイヤーにサイハテノ島をアピールするという誘導がされている。
更に東に行くと円形の島があるが、それも含めてサイハテノ島。試練と全く関係ないにもかかわらず、ここに上陸しても試練は開始される。
+
|
野生の試練 |
この島の試練とは、全アイテムが剥奪(シーカーストーン等の貴重品除く)された状態で探索すること。
DLCで追加される試練を除けばおそらく一番難しい試練になる。
誰が言ったかゼンラの伝説、LINK VS WILD。丸腰になり武器も鎧もない状態でモリブリンやヒノックスがうろつく島を隅から隅まで探索しなければならない。
クリアするにはシーカーストーンの機能をフル活用し、敵の武器を強奪・安全地帯からの一方的攻撃、あるいはそもそも交戦を避けるなど慎重な戦略が必要。
ウルボザの怒りがあればだいぶテキトーにやってもなんとかなるが
東の小島から開始した場合、まず全裸でオクタの砲撃を避けながら泳いで(あるいはアイスメーカーで)海を渡り、上陸してすぐボコブリンの拠点を潜り抜けるところから始めるというちょっとしたハードモードになってしまう。
試練達成後は島にリト族の青年が訪れ、パラセールを使ったミニゲームが遊べるように。
祠から出たところにいきなり佇んでるので初見ではちょっとビビる
|
来訪した時点での試練はないが、代わりにこの島にある深穴から孤島の闘技場を訪れることができる。
この闘技場は他の地底エリアと完全に隔絶されているので、実質的にサイハテノ島限定の試練のようなものである。
内容は次々に現れるボコブリンを片っ端からぶちのめしていくというシンプルなもので、来訪時期にもよるが白銀個体に注意すればさして苦戦しないだろう。
またサイハテノ島に3つある魔物の拠点と海賊船を潰すと、前作同様にリト族の青年が現れる。
今回はパラセールではなく、翼のゾナウギアだけを使った滑空のミニゲームになっている。
なお、ハテノコ島は祠がなくなった代わりに、持ち主不明の船の胴体が複数流れ着く場所になった。
ミニチャレンジで必要になる他、スクラビルドでお持ち帰りされて工作のパーツにもされる。
▼その他
勇気の泉
力と知恵の泉があるなら勇気ももちろんある。
ただし、勇気の泉だけは詳細な位置がマップに載っていない。
勇者なのだから自力で探すというもよし、古の詩を読み解くもよし。
敵の拠点
ハイラル各地に存在する敵が陣取っている拠点。
巨大生物の頭蓋骨や巨木などに板材や牙を組み合わせて作っている。
拠点によっては周囲に物見やぐらを置いて周辺の警戒をしていたりする。
力によって拠点の敵を殲滅するか、隠密に一体ずつ消していくか、あるいは必要な武器や宝箱の中身だけ奪って
逃げるか、何をするかはプレイヤーに委ねられる。
だいたいの拠点は崖下にあったり、やぐらの配置が偏っていたり、溺れてしまうのに水辺や海上に拠点があったりと攻略のヒントになるような配置をしていることが多い。
追記・修正はハイラル一周してからお願いします。
- フィローネ地方はストーリー的には影薄いけどドリアン目当てで足繁く通う人も多いはず -- 名無しさん (2022-01-05 12:39:37)
- 始まりの台地とかいうブレスオブザワイルドの中でもトップクラスに謎が多い土地 -- 名無しさん (2022-01-05 16:29:49)
- 英傑たちの詩で追加された回生の祠についての秘密は書いてないのか -- 名無しさん (2022-01-06 01:41:10)
- この中で忘れ去られた神殿だけはクリアから結構経った後に発見した…場所分かりづらくない?そしてスカウォ既プレイなのに最初はファンサに気づかなんだ -- 名無しさん (2022-01-06 02:56:57)
- この記事、観光ガイドみたいで好き -- 名無しさん (2022-01-06 06:10:39)
- スカウォの小ネタが多いっぽいし、スカウォプレイしてたらもっと楽しめるフィールドなんだろうなと思う -- 名無しさん (2022-01-06 12:14:09)
- 回生の祠から出てムービーが入った後の崖から落下死したプレイヤーは自分だけでないと信じたいし、はじまりの塔で5回くらい落下死したのも自分だけでないと信じたい(強い意思) -- 名無しさん (2022-01-06 12:18:26)
- 蛮勇のトライフォースは苦笑が堪えきれなかった -- 名無しさん (2022-01-06 14:23:58)
- 力の泉もスカウォ縁の地っぽいよね。建築様式がそっくり -- 名無しさん (2022-01-06 15:16:59)
- ヘブラ山脈の降雪地帯の方ってウオトリー村と同じく、ストーリー進める分には行く必要ないんだよね -- 名無しさん (2022-01-07 11:54:31)
- チュートリアルのはずのはじまりの台地の時点で1週間は遊んでいられる大ボリューム。というか楽しすぎて祠そっちのけでリアルに1週間溶かしてしまった…。マップ見てここすら氷山の一角って知った時はもうね…絶句したよね。 -- 名無しさん (2022-08-07 18:42:03)
- ↑全体の2%ですよ。ところで続編で少しは復興してんのかねハイラル。 -- 名無しさん (2023-02-10 17:52:46)
- 某動画サイトで解説・考察されていたが、アッカレ砦の作りは軍事的にも理に適っていて、作り込みも素晴らしいものなのだとか -- 名無しさん (2023-04-22 21:31:24)
- 軍事的視点で見るとハイラルは非常に恵まれてる。外からの攻撃に対して4方向中3方向は断崖絶壁と強風、灼熱の山、広大な砂漠が天然の要塞として機能してるからハイラルを攻めるには海から上陸するしかない。そのルートのうちオルディル大橋を落とされると進行不能になって、双子山が天然要塞になってるから進軍不可。そして唯一とも言える進軍経路、ハイラルの弱点とも言える地点に最強の砦であるアッカレ砦がある -- 名無しさん (2023-06-19 19:38:50)
- 砦がある以上ハイラル以外にも国はあって何度も侵攻を退けてきたんだろうね。尤も本当にヤバい敵はハイラルの内部から攻めてくるんだけども… -- 名無しさん (2023-06-20 01:48:53)
- いつも思うけどハイラルってポケモンの舞台になってもおかしくなさそうな設定や地形だよな。 -- 名無しさん (2023-07-24 21:41:41)
- 京都市が裏モチーフらしいけど、一部中国大陸の要素も入ってそう。 -- 名無しさん (2023-11-02 20:42:50)
最終更新:2024年10月27日 22:40