ストライクショット(モンスターストライク)

登録日:2023/03/04 Sat 05:16:22
更新日:2025/02/01 Sat 20:46:06
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『無敵だよ?ほんとだよ?ストライクショット!』

ストライクショットはスマホアプリ『モンスターストライク』におけるモンスターの必殺技である。



概要

ストライクショット(以下SS)とは守護獣を除く全てのモンスターが持つスキルのことである。
SSは発動可能になるまでに特定のターンが必要である。1ターンごとにモンスターアイコンの右上の数字が1ずつ減少していき、0になるとモンスターのアイコンを1回タップして発動することが出来る。
更にもう1回タップするとキャンセルされるので、誤発動しそうになった時は落ち着いて再度タップしよう。
一度SSを発動しても、またターン数が経過すれば再発動は可能。
なお、クエスト内に発生する砂時計タイプのアイテムを拾う事や、一部モンスターのスキルでも短縮可能。
また、わくわくの実に「速必殺の実」をつける事で、クエスト開始時に一定ターン数短縮できる。
この場合、あくまでクエスト開始時のみ発動するので、一度SSを発動した後の再発動までは元々のターン数が必要になる。

必要なターン数はモンスターごとに異なり、4ターンで打てるものもいれば、30ターン以上かかるものもいる。発動すするまでに必要なターン数が多いほど効果が強力なものになる傾向がある。獣神化(改)のモンスターは2段階に分かれていて、2段階目の方がより強力なSSになる。表記は○+○ターンと表示される。
SSは強力な存在だがいつも打てるわけではなく、ひよこ(にわとり)、ユーレイ、麻痺、睡眠状態、守護獣スキルを発動するターンでは使うことが出来ない。

SSを打つメリットは敵の体力を大きく削ったり、味方を強化させたりすることでクエストを有利に進めることである。
また、SS発動中は魔法陣と撃種変化が無効化される。デメリットはSSを使うことで逆効果になることである。例えば敵をぶっ飛ばすSSは敵に固定ダメージを与える効果があるのだが、敵のデバフや味方のバフが一切入らないため、そういったギミックを利用するタイプのクエストとは相性が悪い。
クエストによってSSを使うかどうかしっかり考慮する必要があるのだ。一部のモンスターは、SSが複数の効果を発揮するものもいる。「スピードとパワーがアップ&触れた敵を毒状態にする」等、効果によって&で分けられる。

SSを発動する際にはキャラクターがそれぞれボイス付きで掛け声をかける。
基本的に1キャラにつき1種類だが、一部の限定キャラやコラボキャラには3種類用意されており、イベント等でボイスセットを入手することでステータス画面から変更する事ができる。*1
因みに初期の頃は多くのキャラが最初もしくは締めに「ストライクショット!」と叫ぶのがお決まりだったのだが、ナンバーが1000以降になるとそのセリフを喋るキャラが殆どいなくなった。*2
また、コラボでは基本的に原作のキャストを呼んでいるのだが、イベント開催時には既に故人であった藤原啓治氏のジェイク・マルチネスや、石塚運昇氏のヴァン・ホーエンハイムなども代役なしでの実装となった。
相当ライブラリが残っているのかもしれないが、貴重な財産となること間違いなしである。
ただし、過去の一部のコラボでは音声が削除されたものもあり、ドラえもん新世紀エヴァンゲリオンなどは無音での発動となっている。*3また銀魂コラボのエリザベス進撃の巨人巨人達のような元から喋らないキャラ達やマベツムコラボのキャラクター全員はハナから無音となっている。*4

代表的なSS

  • 自強化SS
「自身のスピード(パワーもしくは両方)がアップ」、「自身のスピードとパワーを一定期間アップさせる」といったSS。シンプルに自身の火力を上げるので、いつ使ってもOKである。モンスターによってスピードと攻撃倍率は異なる。後者のSSの倍率は友情コンボにもかかるので使いやすい。また近年では、前者の表記のみの場合でも減速率を低下する効果が発生するようになっている。*5

  • 壁ドンSS
「壁に触れるたびに攻撃力がアップする」といったSS。ボスのゲージ飛ばしやワンパンが狙えるSSである。派生型に「ダメージウォールに触れるたびに攻撃力がアップする」というSSがあるが、ダメージウォールが登場しない場面では真価を発揮できないので注意。
また、敵に触れる、弱点に触れる、ワープに触れるなどのパワータイプの派生だけでなく、スピードタイプの派生を持つ(ただし確率に左右される)。

  • ギミック無効化SS
「ダメージウォール、重力バリア、ワープ、地雷を無効化する」、「ブロックを無効化する」といったSS。アビリティロックの状態でもこの効果は適用される。ただし、説明文以外のギミックは対応できないので注意。*6

  • 固定ダメージSS
「触れた敵をぶっ飛ばす」といったSS。敵に無属性の一定ダメージを与える。覇者の塔25階等のサソリ仕様の敵に対して有効である。
なお、かなり初期のハズレモンスターにもこれを持っている者もいるが、吹っ飛ばし系ではないのでこれは殆ど話題にならない。そもそもそいつらはアビリティが一切無いので使い道が全く無い。

  • ブーストSS
「触れた味方のスピード(&パワー)をアップさせる」、「触れた味方の友情コンボの威力をアップさせる」SSが該当する。サポートよりのSSで、主に高難易度のクエストで役に立つ。基本的にモンスターが2、3巡したときまで有効である。
元々は一部のハズレモンスターにしか付けられていなかったSSだが、後の獣神化ヘラが所持して以降は一部星6モンスターに付けられる事もある。
パワーアップのもののみ敵を倒すことで発生するものも存在する。

  • 追撃SS
停止後に特定の敵に何らかの攻撃で追い打ちする、あるいは敵に触れる度に攻撃を発射するもの。
停止後のものは触れた敵にメテオや貫通弾での追い打ちが多いが、変則的なところでは蒲公英(獣神化&改)のアタッチボムめいた爆弾を仕掛けるというものもある。
触れる度に追い打ちするものは主に拡散貫通弾だが、爆発やバウンドボムが飛び出すものまである。

  • 撃種変化SS
発動ターンのみ、反射タイプの場合は貫通に、貫通タイプの場合は反射に自身の撃種を変更する。前者の場合は壁に触れると反射タイプに戻るという壁カン狙いで使えるものもあり。

  • 遅延SS
文字通り、触れた敵の攻撃ターンを遅らせる。「即死攻撃が次のターンに来そうなのに倒しきれない!」という時はもちろん、相互蘇生や使われると厄介な攻撃を阻止したいときにも使える。

  • 割合SS
「触れた敵に○%(〇には数値が入る)のダメージを与える」といったSS。敵の残りHPに対して適用される。敵のダメージ補正やキラー系アビリティといった倍率が乗るので、条件が整えば、轟絶ディヴィジョンの河童のようにボスをワンパンすることが出来る。なお、このSSの所持者は河童、ジョン万次郎、マダムゼニ―と星4モンスターのみである。また、このSSとは仕様が異なるが、割合ダメージを与えるSSを持つモンスター自体はコラボキャラに実装されている。*7

  • 号令、大号令SS
「仲間を率いて敵に撃ち込む」、「味方を動かし敵へ撃ち込む」といったSS。前者は号令SSと呼ばれており、味方に触れると操作したモンスターと同方向へ移動する。後者は大号令SSと呼ばれており、全員が号令SSと同じ挙動を見せる。味方を動かすことによってボスの体力を削ったり、雑魚を一網打尽にすることが出来る。銀魂コラボの「堕天使マダオ」は大号令SSを持っているが、倍率が異常に低く味方がすぐ止まってしまうため無いに等しい。マダオはどこまでもマダオなのであった。
ちなみに、ブロックと重力はゲージの補正が乗らない。「一網打尽にしようとしたら、動けないことに気づけずチャージを無駄にした」ということがないよう注意。

  • 分身SS

号令系SSの亜種で、文字通り、「n体の分身(or分身相応の物体)と共にフィールドを駆け回る」というSS。発動と共に分身を発生させ、それぞれを移動させながら攻撃させる。なお、類似した友情コンボとして「分身弾」系列が存在する。
使いようによってはボスに多段ヒットのダメージを与えたり、広範囲の敵に攻撃するということもできるが、分身は直殴り判定ではなかったり、当然ながら停止後に分身は消えてしまうと難点も多い。
直近ではこれに号令・大号令効果が乗ったり、(上述のセリフのキャラのように)停止後に追撃を行うものが確認されている。

更なる亜種として、アテナやジキル&ハイドなどの近くの敵を自動的に攻撃する独立型の分身を発生させるものや、最初に触れた敵の部位に、触れると友情コンボを発生させる分身をくっつけるものがある。

  • 方向指定SS
「狙った方向に攻撃を放つ」といったSS。
矢印の先に極太のビームを放つ物や、状態異常を引き起こす物体を投げつけるといったものがある。
前者はアーサー、後者はパンドラやお妙さんなどが使用。
なお、あくまで攻撃を放つ事がSSの効果である為、このSSを使った場合はそのモンスターはその場から動くことは無い。それ故にダッシュや超アンチ重力バリア等のような自身のスピードを上げるアビリティとの相性が悪い他、動かないというわけなので味方の友情コンボを発動できないデメリットもあり*8、中でもレーザーやホーミングを放つものや落雷を落とすものだと直殴りするより与えられるダメージが少なくなってしまう場合もかなり多い。神化モンタナが初実装時に評価が下げられていたのはこれが原因である。*9特にインフレの進んだ現環境でこの手のSSは殆ど役に立たないケースが多く*10、最近では獣神化・改を果たしたキャラがアビリティこそ有能だとしてもこれを持っていると評価が下がってしまう原因にもなっている。*11

  • 弱点強化SS
「ヒットした相手の弱点効果を上げる」「ヒットした相手の弱点を全て表示する」といったSS。
高難易度のボスとなると弱点への攻撃が不可欠となる場合も多いため、地味ながら有用性は高い。

  • 反撃モードSS
停止後に一定期間反撃モードになり、敵のターンに攻撃を受けると友情コンボで反撃する。
このSSを持つモンスターは友情コンボも強力なのが多い。アナスタシアαやファウスト(覚醒者)など、エナジーボール持ちのモンスターが反撃モードを発動した日にゃあ…
なお、反撃した際に発動した友情コンボの威力は普通に発動した時より半分になってしまっている。ただし砲撃型が持っている場合、戦型解放で超砲撃型にしてやればそのままの威力で反撃する事が出来る。
また、砲撃型以外でもそのままの威力で反撃が出来る「超反撃モード」になるSSもある。ただしこちらは防御が一定期間下がるというデメリットがある。

  • 回復SS
HPや味方の状態異常を回復することのできるSS。
回復については味方に触れれば回復するもの、停止後に一定範囲内を回復するものなどがある。
コラボキャラでも戦闘向きではないアーニャや、回復に長けたグロキシニアなどが自強化SSと一緒に持っている事がある。

他にも数多くのストライクショットが存在する。

コラボ

モンストオリジナルのモンスターには実装されていないSSを持つものがいる。またコラボ特有の演出がなされている場合もある。*12たまにコラボで実装されたSSがオリジナルに逆輸入されるパターンもある。*13

  • ワンパンSS
緑谷出久リヴァイ等が所持しているSSで、そのキャラの武器や必殺技で攻撃するというもの。
特筆すべき点は、ダメージ補正や弱点倍率を拾うので、ボスのゲージ飛ばしやワンパンが狙えることである。
ただし、配置に気を付けたり敵のゲージを削らないようにしたりと使うタイミングを考えなければならない。
また、発動のタイミングには「最初に触れた敵を対象にするもの(触れた時点でモンスターは停止)」と、「停止後に発動するもの」の2パターンが存在する。
更に後者は追撃の対象が「最初に触れた敵」や「一番近くの敵」など指定されている場合がある。
ビットンやシールドン相手に空振りしないよう気をつけたい。
なお、星4キャラにはゲームバランスの都合かこれは与えられておらず、一応強いて言うなら鬼滅の刃コラボの我妻善逸ワールドトリガーコラボの黒江双葉ぐらい。この2人のSSも不安定ではあるが辛うじてゲージ飛ばしも出来なくもない。*14
ちなみに、攻撃の余波で触れなかった味方の友情コンボを誘発することも可能。

  • 変身SS
最初に触れた味方に変身するというもの。このSSを使用したモンスターは味方のHPを除いたステータス、友情コンボ、戦型、撃種をコピーする。ルパン三世怪盗キッド等が所持している。強力なSSではあるのだが、間違えて弱いモンスターに変身しないように注意。

  • 無敵化SS
文字通りのSSで、「普通のキャラも持っていることはあるだろ」というツッコミもある。
が、冨岡義勇のそれは別。どういうことかというと、全員を無敵化する。
「ワンパンじゃないなら引く価値ないだろwww」と思われるが、実は遅延以外で唯一即死攻撃を確定で耐えることができる手段なのである。
これにより、裏禁忌26が崩壊一歩手前というわけのわからない事態になっている。*15

図鑑No.9999 アニヲタwiki 
ストライクショット「スピードとパワーがアップ&自身の追記と修正を行う」

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最終更新:2025年02月01日 20:46

*1 仮にボイスセットを入手していなくても、変更はできないが音声を聴くことだけは可能。

*2 進化前のマナや進化形態のソロモン等、全くいなくなったわけでもない。一方でコラボキャラは殆どがこのセリフを叫んでいるが、このケースは基本的に進化前形態が殆ど。一応セーラームーンコラボの進化形態のキャラやヒロアカコラボの獣神化・改を果たしたキャラなどの例外もある。

*3 エヴァンゲリオンは最後の開催となっている2020年にコラボした際、元々は1年で消える予定だったが多くのストライカーの声を受けたのか3年に変更された。ドラえもんコラボに関しては、著作権関係の事が極めて厳しいのか半年しか持たない。一応どちらも新規撮りおろしではあったのだが…更に言うと声優でもない人物(アントニオ猪木、くっきー!等)が声を当てているものだと半年より短い期間しか聴くことが出来ない。ただし広瀬アリスが声を担当したソラ等の例外も僅かにある。

*4 中でもマベツムコラボのキャラ達は、それを考慮してか進化前のSS名が全員「スピードアップ」で統一されている。

*5 特に轟絶キャラに多い。

*6 「ダメージウォール、重力バリア、ワープ、地雷を無効化する」と書かれている場合、SSはブロック等には対応できない。

*7 『ワールドトリガー』の迅や『ダイの大冒険』のダイ等。

*8 一応、爆裂ホーミングを放つものや爆発を起こすものなら発動できる。

*9 現在は上方修正でほぼ全く別物のSSに変更されたのでマシになった。

*10 一応獣神化モンタナやsinギルティ:断罪が所持しているものは割と優秀(前者は遅延、後者は弱点露出&弱点効果アップ)であり、高難易度クエストで大いに活躍できる。

*11 リン・ツー、モーツァルト、ラプンツェル、ブリューナク等、最近では恒常キャラに多い。一応リン・ツーは真獣神化でSS使用時に動き回れるようになったので割とマシにはなったが…

*12 基本的にはガチャありコラボが該当し、ドラえもんコラボのような無料コラボには無い場合が多い。ただし電撃文庫コラボ、スターウォーズコラボ、るーみっくわーるどコラボ、Dr.STONEコラボはほんの一部のキャラだけ特殊な演出があり、中でもシティーハンターコラボと妖怪ウォッチコラボは全員に演出が用意されている数少ない例である。

*13 ミッキーマウスコラボのグーフィーが持つ「大号令+壁ドン」、エヴァンゲリオンコラボの赤木リツコ&伊吹マヤが持つ「触れた全ての壁にスピードアップウォールを張る」等、基本的に演出が軽いものに多い。

*14 ただしこの2人のSS、よくよく見ると追撃時の動き方が全く同じであり、違いとしてはその追撃の際の倍率ぐらいしかない。

*15 完全に崩壊したわけではないのは魔法陣対応がブーストだから。アンチ魔法陣の場合、1段目さえ溜まればいつも打てるので、即死攻撃の来るターンに毎度打ってジリ貧で無理矢理攻略する人が多くなっていたのは想像に難くない。