偉大魔獣 ガーゼット

登録日:2011/05/17(火) 19:48:42
更新日:2024/03/28 Thu 00:02:49
所要時間:約 3 分で読めます




効果モンスター 星6 闇属性/悪魔族
攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスター1体の
元々の攻撃力を倍にした数値になる

概要

偉大(グレート)魔獣(まじゅう) ガーゼットとは、遊戯王OCGに登場するカード。ブースター『闇魔界の脅威』で初登場した。

効果はシンプルながら非常に強力で、サイバー・ドラゴンをリリースするだけで攻撃力が4200とをも超える。
更にこのカードの効果は元々の攻撃力を参照するので、神獣王バルバロスや可変機獣 ガンナードラゴンなど妥協召喚したモンスターをリリースた場合、攻撃力6000や5600の化け物になる。
自身で特殊召喚できる獣神機王バルバロスUrの場合攻撃力が7600になる上、戦闘ダメージを与えられないデメリットも帳消しにできる。
特殊召喚が容易なSinやダイナレスラー・パンクラトプス獣王アルファなどとの相性も良い。

闇属性悪魔族など種族、属性に恵まれておりサポートカードは豊富。
素の攻守は0なので、クリッターや黒き森のウィッチにも対応している。
ついでに発動する効果を持たないので、サーチしたターンに召喚しても何ら問題はない。
しかし他のモンスターと比べてアドバンス召喚しなければならない点で少し手間がかかる。

また、エフェクト・ヴェーラースキルドレイン等に効果を無効化されたり、
収縮や巨大化等の元々の攻撃力を変動する効果を使用されると攻撃力が0に戻ってしまう*1
そして守備力は0なので表示形式変更カードには滅法弱い。
上記のカードと共に月の書や皆既日食の書、エネミーコントローラー等にも警戒しておきたい。
また、近年のモンスターと比較した場合、効果や除去への耐性が一切ない為、何かしらのサポートは必ず用意しておきたい。

相性のいいカード

  • 特殊召喚が容易なモンスター
サイバードラゴンやフォトンスラッシャーに代表される特殊召喚が容易なモンスター達。
妥協召喚モンスターやデメリットアタッカーを使用する場合と比較すると召喚権を使用しない点で優れる。
汎用性がある効果を持ち攻撃力も2600と高いダイナレスラー・パンクラトプス、
サイバードラゴンと同様の特殊召喚条件で最高の攻撃力を持つ巨大戦艦ビッグ・コアMk-Ⅲ等が候補になるか。

  • 妥協召喚モンスター
攻撃力が一番高い神獣王バルバロスかウイルスカードのと相性の良い可変機獣ガンナードラゴンが第一候補になるだろう。
上述の通り、このカードの効果は元々の攻撃力を参照する為、
妥協召喚したコイツらをリリースすれば、手軽に強力なモンスターを召喚できる。
ただ、妥協召喚モンスターと相性のいいスキルドレインとはアンチシナジーである点は注意。
その為、偉大魔獣ガーゼットをメインとしたデッキとして割り切る必要もあるだろう。
これはSinやデメリットアタッカーをリリースに使う場合にも言える。

Sinモンスターの多くは特殊召喚が容易であり、【Sin】は通常召喚への依存が少ないデッキなので投入を検討できる。
特にSin サイバー・エンド・ドラゴンやSin レインボー・ドラゴンとの相性は非常に良く、これらのモンスターをリリースすれば手札消費2枚で攻撃力8000のモンスターをフィールドに出すことができる。
だが「Sinと本来相性の良いスキルドレイン」と「ガーゼット」の相性が悪い点とフィールド魔法が必要になる点は注意。

攻撃し終えたコイツらをリリース素材にすると無駄がない。
後述の「悪夢再び」を使うなら、同じデメリットアタッカーのジャイアント・オークも相性抜群である。
しかし、デメリットアタッカーをリリース要員にする場合もスキルドレインの存在がネックか。

  • 悪夢再び
墓地の守備力0の闇属性モンスター2枚を手札に戻す魔法カード。
手札で腐らせない為、ジャイアントオークやミストデーモン等と一緒に投入したい。

  • 召喚権を増やすカード
現在、無条件で召喚権を増やせるカードは二重召喚しかない。
使い切りではあるが、妥協召喚モンスターやデメリットアタッカーをリリース要員にするのであれば投入したい。

帝のサポートカードだが、一部相性の良いカードも存在している。
特に進撃の帝王との相性は抜群で、このカードの弱点を1枚で補える。
相手ターン限定だがライフコストが不要の血の代償といえる《連撃の帝王》、相手のモンスターの除去にも使える《帝王の烈旋》、エクストラデッキを封じる《真帝王領域》も相性が良い。
ただし、これらのカードは自分もエクストラデッキのカードを使用できなかったり、場合によってはエクストラデッキを0枚にする必要がある点に注意。

  • ペンデュラムモンスター
ペンデュラム召喚をする事でリリース確保に役立つ。
特に妥協召喚が可能で高い攻撃力と除去効果を持つクリフォートとの相性が良い。

  • 最終突撃命令
弱点の表示形式変更カードに幾分か強くなる他、敵にダメージを与えやすくなるし、デメリットアタッカーも使いやすくなる。

  • 終焉の王デミス
デミスの効果でフィールドを一掃したあとにデミスをリリースしてアドバンス召還すると高確率で4800のダイレクトアタックが通る。
【デミスドーザー】全盛期にはよく見られた光景である。

関連カード

このカードに似た効果、デザインのカードを紹介する。

合成魔獣 ガーゼット
効果モンスター 星7 闇属性/悪魔族
攻 ?/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
2体のモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。

生贄が二体必要になって偉大魔獣の方より出しにくい。
と言うかこっちの方が先に出たモンスターなので、むしろ偉大魔獣の方がそれを改善したとも言えるか。
大半が妥協モンスターであり大量展開するペンデュラムギミックを内蔵しているクリフォートとは相性がいいので、そこで隠し味的に入れてみるのもありかも知れない。
ちなみにコイツは「光のピラミッド」で登場した際に技名が判明したが、それが「魔獣ドクドク攻撃」。
まあ、プレイヤーが子供だったので仕方ない。


そして2014年、更に新規が登場した。

真魔獣 ガーゼット
特殊召喚・効果モンスター 星8 闇属性/悪魔族
攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのモンスターを全てリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードを特殊召喚するために
リリースしたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

既存の偉大魔獣や合成魔獣と違って通常召喚出来ないが、
なんとこいつ自分の場のモンスター全てを攻撃力に変換する。
おまけに貫通付き
場に5体いれば5体全てをリリースしなければならないが、逆に言えば場に1体でもいれば
特殊召喚可能ということ。
既存2体と同様に妥協・半上級モンスターと相性がいい。
但し他のガーゼットと違いこちらはアドバンス召喚ではないので帝王の烈旋は使えない。
また、スティーラーやサモプリのようにリリース出来ないモンスターが1体でもいると
場のモンスター全てを変換する関係上、真魔獣の特殊召喚自体が出来ない点も注意。
三体を生贄に捧げて特殊召喚すれば、原作のラーの気分を味わえるぞ!
しかも召喚権を使わない上に、貫通効果までついていると原作のラーよりも使いやすいと言えるかもしれない。
流石に原作のラーのような耐性は無いがそこは諦めよう。


時は経って2019年、更に新規が登場した

魔獣皇帝(カイザー)ガーゼット
特殊召喚・効果モンスター
星9/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードを特殊召喚するために
リリースしたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はバトルフェイズ中に魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

真魔獣同様に特殊召喚で出せるがこちらはリリース対象が3体固定になった。
リリース数が固定な分真魔獣より小回りは利かない(あちらは場に1体いれば出せる)
貫通効果もないが、代わりに相手の効果発動を抑制可能になった。
バトルフェイズのみだが相手の効果発動を防げるので攻撃が通しやすなったと言える。

既存組と違いガーゼットの名前に空白がないのと命名法則自体も異なっている。
効果がますますラーに近くなった?知ら管

余談

おそらく元ネタはマジンガーシリーズ。
英語表記にすると更に分かりやすい。

合成魔獣 ガーゼット:Maju Garzett→マジンガーZ
偉大魔獣 ガーゼット:Great Maju Garzett→グレートマジンガー
真魔獣 ガーゼット:Legendary Maju Garzett→真マジンガー 衝撃! Z編
魔獣皇帝ガーゼット:Emperor Maju Garzett→マジンカイザー、マジンエンペラーG

その内(ゴッド)魔獣とか魔獣ガー零とか出てくるのだろうか?

ネタでサンダーブレイクや酸の嵐(ルストハリケーン)を使ったりすると面白いかもしれない。
また、同じくマジンガーシリーズの作品が元ネタである紅蓮魔獣 ダ・イーザと並べて機械族不在のスパロボデッキなんかも作れる。
悪魔族サポートを共有すれば意外とガチで戦える……かも。

スーパーロボット大戦DDでは流拓馬がマジンガーZを魔神ガーゼットと覚え間違える一幕があったが、これを意識したかは不明。

追記・修正、お願いするゼー--ット!!!

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最終更新:2024年03月28日 00:02

*1 元々の攻撃力は0である為。