登録日:2023/11/17 Fri 22:44:04
更新日:2025/04/23 Wed 01:31:56
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友情とは何か―幸せとは何か―
僕は、世界で初めてデジモンとパートナー関係を結んだ人間だ
オレたちの、未来へ!
デジモンと選ばれし子どもの秘密が今明かされる
概要
2023年10月27日に公開された『
デジモンアドベンチャー02』の劇場版であり、約10年後(初代からだと13年後)を舞台としている。主な略称は「ザビギ」。
『
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は一応時系列上の前作にあたる(メインスタッフも同じく監督を田口智久、脚本を
大和屋暁がそれぞれ担当)が、そちらで語られた要素はほぼ出てこないため本作だけ観ても特に問題は無い。
裏を返せば前作で問題視されている「パートナーデジモンとの関係解消」の設定と後始末をぶん投げてしまっている
また、劇場版ゲストであるルイを主軸とした構成や更なる後付け設定が増えた事、公開直後の田口監督のインタビューが物議を醸した事もあり今回も評価は
賛否両論といった所である。
あらすじ
2012年。東京タワー上空に突如巨大なデジタマが出現した。
何かの前触れかと訝しみながらも静観する2002年の選ばれし子供たち一行。
2月28日の昼。テレビニュースにて東京タワーによじ登る1人の青年が映し出された。
一行は彼がデジタマの関係者なのかと駆けつけ、タワーから落ちた所を救う。
その青年は自分こそが、この世界に現れた最初の「選ばれし子ども」大和田ルイである事を語った。
登場人物
『LAST EVOLUTION 絆』と違って、今回は全員が固まって行動しており、全員分の新規進化バンクも披露した。
また前作と異なり今回はサプライズ的な進化は無く、その事を残念がる意見も見られている。
身長175cm。
料理学校に通いながら
ブイモンと共に二人三脚でラーメン屋の修業をしており、定休日には店を間借りしてもらい「麺屋もとみや」を開いている。
ちなみに振舞う
ラーメンはぱっと見とんこつなどのこってり系。
身長178cm。
警察官の試験に向けて勉強中の身。大学でもモテているが本人は何処吹く風。
身長165cm。
スペインでの留学を終えた今はインドでプログラミングを学んでいる。
光子郎が多忙という事もあり、今回も一行の最年長者として他の面々を引っ張っていく。
『02』本編では光子郎を「泉先輩」と呼んでいたが、本作では「光子郎さん」と呼んでいる。
- 火田伊織&アルマジモン(声・山谷洋生・浦和めぐみ)
身長160cm。
大学の法学部へ進学が決まり、現在は弁護士事務所でバイトも始めた。現在も剣道は続けている様子。
身長176cm。
現在も小説を執筆している様子。また、
運転免許を取ったらしく、終盤では車を運転していた。
『02』本編では大輔を「君」付けで呼んでいたが、本作では呼び捨てで呼んでいる。
身長155cm。
短大に通いつつ保育士のバイトを始めている。
ご存じ前作主人公。今回は台詞なしのカメオ出演。
2012年の時点で既に外交官の仕事を始めており、多忙の日々を送っている様子。
大人になるとはシスコン卒業の事だった…?
なお、太一以外の面々は光子郎を除いて動向についての言及はされなかった。
身長164cm。1992年2月29日生まれ。
本映画のキーマンであり、事実上の主役。片目を眼帯で覆い隠した影のある青年。誕生日はうるう年。
ひび割れた黒い
デジヴァイスを所持しているが、パートナーデジモンは今は存在しないらしい。
幼少期は光が丘に住んでいたが、貧困家庭かつ父親が意識不明、その日頃のストレスのためか母親もルイに日常的に暴力を振るうなど限界的な暮らしをしていた。
その中で突然現れたデジタマから生まれたウッコモンとパートナーとなり、以後の暮らしも昏睡から覚めた父親に優しくなった母親、頼れるウッコモンと一転して幸せなものになっていったが…
世代 |
成長期 |
タイプ |
古代妖精型 |
属性 |
フリー |
必殺技 |
・ワールプールスピン 体を独楽のように回転させて体当たりする。 |
・ライアードリーム 視線を合わせた相手の意識をジャックする。 |
古代デジタルワールドに活動記録が残されている幻の古代妖精型デジモン。
他者の願いを叶えるという噂があり、それを聞きつけた多くのデジモンがウッコモンの周りに集まり、栄え、村ができたと云われている。
しかし、古代デジタルワールド大破壊と共にウッコモンの活動記録が途絶えており、絶滅したと考えられている。
名前の由来は、フィンランドの神話に登場する至高神「ウッコ」。
天空神、農耕神などの多くの側面を持つが、特に叙事詩「カレワラ」では万象を司る絶対神とされている存在。
その姿は老人で、稲光を発する事が出来る石槌「ウコンバサラ」を武器としていたとされる。
かつてのルイのパートナーだったデジモン。クリオネに似た姿をしている。
ルイが住む団地のベランダにデジタマが現れ、放置されていたルイのパートナーとなった。
名前が明かされるやいなや「ウンコモン」呼びするなど茶化した投稿がSNSで散見されたが、劇中でもルイが「ウンコモン」呼びしていたため、ある意味公式の別名だった
声を担当した釘宮氏は『
デジモンセイバーズ』のイクト、『
デジモンアドベンチャー:』のファンビーモン、『
デジモンゴーストゲーム』の
デジタマモンに続いて4回目のアニメシリーズ登板となる。
一見、ルイを幸せにしてくれた天使の存在のように見えるが、あくまで「ウッコモンの基準によるルイの幸せ」であり、
デジヴァイスを作り出し、ルイと友達になれる同じような子ども=選ばれし子どもを生み出していき(曰く「大いなる力と繋がっている」)、さらにルイの両親をウッコモンの意のままに操られる人形にする行いをもしていた。
質の悪い事に、
それらの行いには一片たりとも悪意は無く本当にルイの幸せになると考えて行動していたのである。
ぶっちゃけ倫理観は『ゴーストゲーム』の登場デジモンと同レベルと言ってもいい。
もっともルイの方もいじめっ子への対処や宿題などをウッコモンに任せているなど、頼り切っていた節がある。
なお、当然ながら大輔たちは自分たちがパートナーデジモンと出会う境遇とまるで違う事に驚いていた。
あくまでデジヴァイスを生み出した存在がウッコモンであり、パートナー関係はまた別という事なのだろうか。
+
|
ハッピーバースデートゥーユー♪ |
世代 |
究極体 |
タイプ |
古代妖精型 |
属性 |
フリー |
必殺技 |
・ヴァイオレントパニッシャー 無数に振るわれる超質量の触手が目標を広範囲に叩き潰し、抉り取る。 |
古代デジタルワールド大破壊が起きた刹那に出現したと思われる古代妖精型デジモン。
大破壊によって次々と消えゆくデジモンの悲しみから、自らの生命を犠牲にしてデジタマを召喚した姿と言われているが、その行為が成し遂げられたかどうかの記録は残されていない。
古代デジタルワールド期の究極体は 伝説の十闘士が記録されているが、ビッグウッコモンも究極体と同等のデータ量を持つと推定されるが、それを実証することは叶わない。
東京タワー上空の巨大デジタマが孵化して生まれた巨大なウッコモン。 そのまんますぎる名前
一見、通常のウッコモンと変わらない愛らしさだが、頭部が割れるとトゲがビッシリついた触手が大量に生えたグロテスクな姿となる。
終盤でルイの誕生日である2月29日に合わせて誕生日プレゼントとして世界中の人間たちにデジタマを与えようとする。 サヴァイブ激情ルートエンディング待った無しの展開である
|
- ホイ三兄弟&シャコモン
- チチョス&ゴツモン
- ミーナ&メラモン
- カトリーヌ&フローラモン
オープニングなどに登場した外国の子どもたち。『ラスエボ』出演の時は子どもの姿だったが、本作では成長した姿を見せてくれる。
彼らも東京タワーのデジタマのニュースを注視していた。
ラストカットにおいてサプライズ出演。セリフは無いが描写からして互いに上手くやっているようだ。
主題歌・挿入歌
今回はエンディング以外の楽曲は本映画用に全てアレンジされたものとなっている。
一覧を見てファンならピンと来ただろうが、アーマー進化は残念ながら無し
- ターゲット~赤い衝撃~-THE BEGINNING Ver.-
- brave heart-THE BEGINNING Ver.-
通常進化シーン挿入曲。
- Beat Hit!-THE BEGINNING New Vocal Arrange Ver.-
ジョグレス進化シーン挿入曲。
- かなり面白かったわ。トライのせいで見る前は不安しかなかったが見終わった後の安堵感たるや。 -- 名無しさん (2023-11-17 23:33:17)
- デジヴァイスが足枷になってたという事実が切ない ラスエボの問題の元凶担ってたと思うと余計に…… -- 名無しさん (2023-11-18 02:04:00)
- ウッコモンが言ってた大いなる力って何だったんやろ。まさかホメオスタシス? -- 名無しさん (2023-11-18 02:21:37)
- ストーリーが面白かった分、もうちょい戦闘シーン欲しかったなぁ(戦闘シーンは良かった) 、とも思わなくはない。パンフレットに書いてあるコンセプトは理解できるから、コピーデジモン大量に出すとかで -- 名無しさん (2023-11-18 10:02:18)
- 単体で見ると良い作品だったけど、ラスエボや02最終回の要素がノイズすぎる。02最終回やラスエボを見てなければ手放しで褒めてたんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2023-11-18 13:44:40)
- 02って大輔が有能過ぎるのが良い所でもあり悪い所でもある。 -- 名無しさん (2023-11-18 21:17:27)
- 作劇上必要がないとはいえアーマー進化がないのはちょっと寂しかったな -- 名無しさん (2023-11-19 01:55:58)
- 今作のラストとラスエボのラストを考えると太一とヤマトが悲しくなってしまう -- 名無しさん (2023-11-20 07:03:55)
- アーマー進化が無いのは確かにちょっと寂しかったけど、でも満足よ、10点中9.5点くらい -- 名無しさん (2023-11-23 12:17:55)
- まあよくよく考えたら「絆として生まれる」代物なのに機能を移せるのってどうなの?って意味では確かにある意味枷ではあったんだろうけどもこれ、誤解されるようなオチだよなぁとは思う。基本は大輔っていう男がほんといいキャラしてるよなって思ったし全力で作られた作品だけど賛否両論はしゃーないわなって思う。とはいえ今の公式でもきちんと満足はある程度出来るものをお出し出来るって意味では信頼を漸く回復出来てきたとも思う(一時期が酷すぎたとか言わないで) -- 名無しさん (2023-11-23 13:20:18)
- 次回作は2027年かな? -- 名無しさん (2024-07-26 13:22:53)
- ↑意味深な告知と言い、現実味を帯びてきたよね。 -- 名無しさん (2024-08-21 04:38:54)
- 重い話ではあったけど面白い作品ではあった。ただ戦闘シーンが割とあっさりしてた印象だから、もう一山ぐらいあってもよかったとは思う -- 名無しさん (2025-01-11 10:51:44)
- 中盤まで「落ち着け大輔」botと化してた賢ちゃんやジョグレス進化のためにちょっとのダメージでエンジェウーモンから退化したテイルモンになんかワロタ -- 名無しさん (2025-01-28 23:18:08)
- テイルモンさんはあれエンジェウーモンじゃなくてネフィルティモンになってくれれば念願のアーマー進化観れたんやけどな。でも02第49話のタイトルが『最後のアーマー進化』だからアレ以降はアーマー進化をしたことなかったんかな。続編出来たらデジヴァイスが無いけどディーターミナルにデジメンタルは残ってそうだからアーマー進化は唯一できそう。 -- 名無しさん (2025-04-23 01:31:56)
最終更新:2025年04月23日 01:31