オーネスト・ブルートゥ(ACVI)

登録日:2024/01/20 Sat 23:52:00
更新日:2025/04/20 Sun 11:43:30
所要時間:約 24 分で読めます。素敵だ…


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AC AC6 ACVI ACVIのお約束:拡散バズーカ使いは変な奴 AC最新作のcv安元の変態(陸の方) ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ARMORED_CORE RaD ご友人 ご友人... ご友人…… ご友人! やべーやつ オーネスト・ブルートゥ クイック クイッククイック クズ ジェネレータの甘美な調べ… スロー スロー スロー クイッククイックスロー スロースロー ミルクトゥース 一周回って愛すべき変態 不憫だ… 人格破綻 人格破綻者 嘘だッ! 嘘つき 変態 安元洋貴 安元洋貴の本気 心配だ… 感激だ 新しいご友人 新しいご友人… 新しいご友人…… 新しいご友人! 様子のおかしいタグ 様子のおかしい人 様子のおかしい項目 正直者 深刻なミーム汚染 演者の怪演 濃すぎるキャラクター性 狂人 狂紳士 素敵だ… 素敵だ…… 虚言癖 裏切り者 類義語:マティアス・トーレス




ようこそビジター!

このような僻地まで来てくださるとは…感激だ


おや…? カーラのご友人でしたか

素敵だ…

ならば私にとっても友人同然です


新しいご友人…

楽しい時を過ごしましょう





オーネスト・ブルートゥ("Honest" Brute)とは、『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』の登場人物。



人物


シンダー・カーラ率いるRaDとは別のドーザーの一派、「ジャンカーコヨーテス」の首領。作中では専ら「ブルートゥ」と呼ばれている。
冒頭のセリフに代表されるように、荒っぽい者が多いドーザーにしては珍しくその物腰は丁寧かつ誠実で、自らの拠点に現れた621に対しても柔和に接した。素敵だ…

カーラとは姉弟分に当たり、後に独立し自分の組織であるコヨーテスを結成するまではRaDに属していた。
彼女からの信頼も篤く、ブルートゥには自身が組んだACが与えられている他コヨーテスにもRaD製兵器が供給されており、更にはカーラの秘密兵器である「オーバードレールキャノン」をも託されている。素敵だ…
殺伐としたACシリーズでは人物関係も全体的にギスギスしたものが多いが、彼は多くの登場人物から好感を持たれているという珍しい人物で、
粗暴な人柄を想像していたエアやウォルター、ひいてはプレイヤーすらその実像を前に拍子抜けするほど。素敵だ…

ストーリー中盤、ある誤解から621に攻撃を受けるもカーラの仲裁により和解、以降ウォルター、エア、RaDに続く621の第四の支援者となる。素敵だ…
より正確には、実質的なコーラルの番人として星外企業・現地組織・独立傭兵の共同で行われたアイスワーム撃破作戦に当たって協力を求められた形であり、
コヨーテスとしてレールキャノンを提供した他、スネイルやイグアス、チャティらと共にブルートゥ自身も最前線に参戦、アイスワーム撃破に貢献した。素敵だ…
アイスワーム戦後も共闘した縁でコーラルを求める621とウォルターの戦いを支援し続けた。素敵だ…


愛機「ミルクトゥース」


RaD製パーツを中心とした二脚機。
上記の通りアセンブルはカーラ自らが行い、RaDから独立する際もレールキャノン共々餞別として贈られたもの。
カーラからの強い信頼と親愛が窺える。素敵だ…


ジャンカーコヨーテス


ブルートゥが率いるドーザー集団。
カーラの弟分であるブルートゥがボスを務めるだけあって実質的なRaDの二次団体であり、保有兵器もトイボックスを始め彼らの支援を受けてのもの。
ブルートゥがRaDから独立した現在も必要に応じて協力し合うなど関係は良好である。素敵だ…




追記修正は誠実な方にお願いします。




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   #   #
 # #    #   死ねクズ野郎!!!
   ∧_∧
# E)(#゚Д゚)(ヨ
  UY カーラYU #
 #  # #  #
   #   #









所属:ジャンカーコヨーテス
搭乗機:AC「ミルクトゥース」
アリーナランク:08/B



本当の概要


……さて、RaD関係者の命名法則は「本人の気質や経歴とは真逆の通称」+「名前」である。
半世紀前の災害の生き残りにしては若々しいシンダー(「灰被り」の)・カーラ、むしろ聞き役に徹する寡黙なチャティ(おしゃべり)・スティック、ランク最下位のインビンシブル(無敵の)・ラミー。
元RaD構成員で「正直者」の異名を冠する彼もまた……


ジャンカー最大勢力 ジャンカー・コヨーテスの頭目
元々ブルートゥはRaDに拾われた構成員であり
そのドーザーらしからぬ柔和な人当たりと話しぶりを
面白がったカーラに目をかけられていた
彼が重度の虚言癖を備えた人格破綻者であることが発覚したとき
RaDの資金と技術は無視できないレベルで持ち逃げされていたという


その正体はオーネスト(正直者)とは真逆の大嘘吐きにしてAC、ひいてはフロムゲー史上でも最悪レベルのイカレ野郎である。

素敵だ…>

「拾われた」とある通り、おそらくは行き倒れていたかどうかしていた所でRaDに身を寄せる事になったのだろうが、
ブルートゥはその恩義に報いるどころか重大な損害を与えて出奔し自分の組織を作るという仁義もへったくれもない最低な行為に出ている。
しかも後述の通りコヨーテスは劇中に限ってもRaDに何度も攻撃しており、裏切った組織を恐れて逃げる事もせず普通に敵組織の一つと見て接するというある意味豪胆とも言える態度を取っている。
騙して悪いがが常の旧ACシリーズを含めてすら、複数の意味でここまで悪質なのは異例である。
また、決してただのお人好しという訳ではな君頭も切れるカーラをも完全に出し抜いた辺り、ただのイカレた奴ではなく少なくとも一時的には真面目と思わせる事もできるのだろう。

こういった経緯もあってカーラからの心象は最悪で、彼女からの評価は「救いようのないクズ」「クズの名はオーネスト・ブルートゥ」「(RaDが組んでやったミルクトゥースの)欠点は乗り手がクズなところ」「ブルートゥを消すんだ そうすればみんなが得をする」「掛け値なしのクズ」と散々。
ある人物がまたある人物を蛇蝎の如く嫌っているという設定もこれまたACではままある事だが、これほどまでにド直球で怒りと恨みを、それもストーリー中でぶつけられるというのは珍しい。

不憫だ…>

ブルートゥの重虚言癖と並ぶもう一つの特徴は「人格破綻者」との評に違わない、そのあまりに分裂、かつ倒錯した異常な言動である。
  • 重大な裏切り行為を働いたにも拘らずカーラの事を相変わらず友人だと思っている
    • その上でカーラが自分を死ぬほど恨んでいる事自体は正しく認識している節がある
  • 自分がACやレールキャノンをカーラから盗んでおいて「カーラを恋しがっているようだ」と思い憐れむ
  • カーラに送り込まれた621も「友人の友人ならば自分にとっても友人」という理屈で親しげに接し、自分を殺しに最奥まで辿り着く事を本気で楽しみにする
    • それはそれとして、621が「自分を殺したいほど憎むカーラが送り込んだ刺客」である事も正常に理解し部下に本気で殺しに掛からせ、あまつさえそれを「もてなし」と表現しては一人で勝手に悦に入っている
  • やっと自分の隠れ場所に到着した621にサプライズと称して奇襲攻撃を仕掛ける
  • ACでの殺し合いをダンスに準え、社交ダンスのステップを口ずさむ。
  • 自分の死すら「素敵な贈り物」と捉える
……ここまで常軌を逸したキャラはACでは他に類を見ない。

スロー スロー クイッククイックスロー>

他創作物でも、闘いを特殊な嗜好で楽しんだり、殺しや自分自身の死を何とも思わなかったり、迎撃や防衛を「歓迎」と称したり、挑発する意味で敢えて露悪的・嘲笑的な態度を取る者はそう珍しくないが、
これらの態度は追い詰められた時どころか自身の死に際でさえ変わらないため、余裕ぶってみせている訳ではなく心の底から本気でそう思っていたと考えられる。
一方的にとはいえ友人だと思っている621を敵であるとも認識し、本気で殺し合い、それを楽しみ、殺しても殺されても心から納得するという矛盾した言動は、戦闘狂的キャラもままいるACでも異例である。

この徹底したイカレ振りを見るに、彼には正気と狂気、善意と悪意の境が無い……というより人格破綻をきたしつつもある意味では常に正気なのだろう。
実際、彼の言動には一応法則らしきものもあり、一律に「与える」行為を「良い」行為、「奪う」行為を「悪い」行為として認識している節がある。
そういった意味ではあながち「正直者」というのも間違ってはいないのかもしれない。

素敵だ…>

口癖は「素敵だ…」「感激だ」「不憫だ…」など、「○○だ…」といった言い回しを多用する。
しかし実のところほとんどの場合「素敵だ…」であるため、「感激だ」等はいわゆる改変版に当たるのかもしれない。
いずれにせよ、手軽にブルートゥらしさを演出できるという事で、ブルートゥネタには欠かせない台詞となっている。
なお、英語音声では「素敵だ…」に当たる口癖は特に再現されておらず、その時々で別の台詞になっている。

不憫だ…>

上でも少し触れているが、AC同士の戦い/緩急をつけた機動を社交ダンスに準えるという独特の感性も持っており、攻め込んで来る621に対しても「あなたと上手に踊れるでしょうか?」「素敵なステップです」と、本気でAC戦をダンスだと思って楽しんでいるかのような態度を見せる。
ミッション中に彼が延々と呟いている「スロー スロー クイッククイックスロー」もダンスのステップである。


なお、ブルートゥからの621への呼称は最初の一回目を除いて「(新しい)ご友人」である。
呼ばれ方の多様さに定評のある621だが、ブルートゥもまた621を独特の呼び方をして来る者の一人である。


こういった数々の特徴もあり、僅か1ミッションしか登場しないながらも、濃いキャラでひしめくACVIの中でも殊更強いインパクトを放っており、プレイヤー間でも専らネタ的な意味で高い人気を誇っている。

素敵だ…>

ストーリー中の活躍


星外企業とルビコニアンの共通の敵となったC兵器アイスワームを前に、「アイスワーム撃破の鍵となり得る秘密兵器を盗んだ者」との触れ込みでチャプター3『オーネスト・ブルートゥ排除』にて登場。
彼がRaDの裏切り者である事はこのミッションのブリーフィングでも語られており、カーラはその僅か数十秒の間に3回もクズ呼ばわりしている。


遠くから新しい友人が訪ねてくる…
素敵だ…本当に心が踊ります

お待ちしていますよご友人 私はあなたと上手に踊れるでしょうか?
心配だ…けれどそれよりずっと楽しみです


自らの拠点に現れた621を新たな友人として迎えると共に保有兵器で迎撃し、その間独り言を延々呟きながら621の到着を心待ちにするという異様な様をプレイヤーに見せ付ける。
カーラとエアのサポートを受けつつ、トラップを潜り抜けながら先へ先へと進んで行くと……


スロー スロー クイッククイックスロー
スロー スロー クイッククイックスロー
待ち遠しいですね ミルクトゥース

様子のおかしい人です


突然変な事を呟き始め、ACにまで621の接近を楽しみに思うことを語り掛ける
上記の通りこれは意味不明な呟きではなくダンスステップなのだが、何れにせよ自分を殺しに来るACの戦いを演舞に見立てワクワクするという様はどう考えてもマトモではない。
何かと直球な物言いをするエアも、やはりストレートな表現で困惑を見せる。


新しいご友人! さあ 楽しみましょう!


遂にブルートゥの隠れる最奥部に到達し、プレイヤーがブルートゥに気付かずそのまま先へ進もうとした場合、ミルクトゥースが自機の頭上から襲撃し、戦闘開始となる。
「友人とダンスを楽しむ」つもりでありながらも、同時に本気で殺しにかかるという彼の分裂した様が見て取れる。


ご友人!サプライズをさせてくれないのですか?


レールガンの向かって左側上方に回り込むようにして近付けばブルートゥの背後を取れるが、
その場合は「サプライズ」に気付かれた事に驚くブルートゥを前にやはりそのまま戦闘開始となる。
奇襲攻撃に失敗してなお、残念がりこそすれ悪態等をつく事は無い。先制攻撃を仕掛けるという実利とは別に、621をビックリさせ楽しませたかったのも本心だったのだろう。


カーラ…貴女はいつも私に新しい出会いをくれる 素敵だ…

ジェネレータの甘美な調べ…ミルクトゥースも喜んでいます


いよいよ長年の怨敵を始末できるという状況を前にカーラも思わず熱くなるが、その声がブルートゥの通信機にも入ったらしく、
ブルートゥも「新たな友人を紹介してくれた友人」に嬉しくなったのか恨み節をぶつけるカーラに感謝まで述べ、更にはACの駆動音まで歓喜に震えているように聞こえるとご満悦。


ミルクトゥースも…レールキャノンも啼いている…
親元を離れ…カーラを恋しがっていたのでしょう
不憫だ…


あまつさえ自分が盗んだACとレールガンが親を恋しがっていると憐れむ始末
レールガンは元より、先ほどは喜んでいるとした愛機もである。ここまで来るとカーラも怒りを通り越して完全に呆れ果てていた。


スロー スロー クイッククイックスロー
スロー スロー クイッククイックスロー
素敵なステップです…ご友人

レイヴン 私はなんだか混乱してきました
静かにさせてもらえると助かります


戦闘が進んで来ると、またしてもあの「スロースロー……」が飛び出す。
621との闘いをお互いに楽しんでいるつもりのブルートゥだが、遂に我慢の限界が来たのかエアからも間接的な表現ながらも「うるせえからさっさと殺せ」とお願いされる。
これまでもスウィンバーンに(進め方次第では)六文銭と、ルビコン屈指の変な人たちを前に困惑する事はあっても「妙な奴」で済ませていたエアも、ここまで来ると流石に不快感を覚えるようである。


新しいご友人…贈り物をくれるのですね…
素敵だ…


遂に撃破されると、ブルートゥは自らの死という「贈り物」をくれた友人に深く感謝しながら逝く。
カーラはそれを前にして喜ぶでも侮蔑を吐き捨てるでもなく、ただ「死んだみたいだね 良かったよ」とあっけらかんに言い放ち、すぐさま肝心のレールキャノンに興味を移す。
ここまで来れば、最早カーラにとってブルートゥという存在は嫌悪する暇すら勿体ないのだろう。

しかし、ミッションクリア後にチャティから送られて来るメールによると、カーラが見たこと無いくらいご機嫌になっている事が語られる。
果たしてそれは、ようやく手元に帰って来たレールガンを自らの手で整備できる事への喜びなのか、心底憎い敵が今やこの世から消えた事による達成感と解放感からなのか――おそらくは両方であろう。

新着メッセージ 1件

ミッションクリア後、そのチャティからメッセージが送られて来た旨をCOMボイスが伝えるため、ついさっき倒した変態野郎の声を早速また聞くハメになる



ご友人…踊り疲れたのですね
花はどこだ…手向けなければ…


因みに自機が倒された場合はこの通りである。
自分が倒したので自分で手向けの花を贈る、妙な律義さである。



なお、このミッションではウォルターは不在なため、残念ながら彼からのブルートゥ評は聞くことができない。
AC屈指の良識派である彼なら、おそらくエア同様に途中で呆れ果てる事だろう。
ましてやコイツを見て「お前にも友人ができた…」と感心する事などあるまい




搭乗機体


AC ミルクトゥース


画像出典:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ゲーム画面 アセンブリ
© フロム・ソフトウェア 2023年8月25日発売

  • 機体構成
部位 パーツ名 製造元
頭部 HC-3000 WRECKER RaD
コア CC-3000 WRECKER
腕部 AC-3000 WRECKER
脚部 2C-3000 WRECKER
右手武器 WB-0000 BAD COOK RaD
左手武器 WB-0010 DOUBLE TROUBLE
右肩武器 BML-G2/P19SPL-12 ファーロン・ダイナミクス
左肩武器 SB-033M MORLEY ベイラム
ブースタ BC-0400 MULE RaD
FCS FCS-G1/P01 ファーロン・ダイナミクス
ジェネレータ DF-GN-06 MING-TANG 大豊核心工業集団
コア拡張 アサルトアーマー

火炎放射で削りつつ熱暴走を誘発、ミサイルで牽制しつつスタッガー値を蓄積させ、拡散バズとチェーンソーで一撃、といったコンセプト。
火を噴きつつチェーンソーを振り回して襲って来る、溶接面めいた頭のACという事で、ホラー映画の殺人鬼っぽいとネタにされる事も。
カーラ曰く「うちで組んでやった機体」「欠点は乗り手がクズなところ」との事で、おそらくRaDを裏切った際に一緒に持ち出したもの。

素敵だ…>

「ミルクトゥース(Milk tooth)」とは哺乳類が子供のころに生える最初の歯、「乳歯」のこと。
エンブレムもそれを表したものだが、より正確には乳歯の下から永久歯が出て来て、歯が二重に生えたミイラという不気味なもの。
遠目には眼球の無い髑髏のようにも見えるが、眼窩の奥にはこちらを睨みつけてくる鋭い眼がある。
機体カラーもエンブレムと同じ全身黄土色。

スロー スロー クイッククイックスロー>

腕の非常に低い近接適正のせいでスタッガー中に切られても見た目ほど致命的ではなく、他部位も防御力に特化した癖の強すぎるレッカーフルフレームに、非常に扱いにくい燃費特化低出力ブースタ、そしてまさかの初期FCSと、
AC自体は格別強い機体という訳ではないはずなのだが、火炎放射で視覚的に妨害されつつ、曲がりなりにも燃費自体には優れるブースタで障害物の多い戦場を長く飛び回りながら戦う戦法と相まって、対峙する時のミルクトゥースは結構手強い。
しかもミッションではブルートゥの待ち構えるグリッド012終点に至るまでには多数のMTが待ち構えており、道中の補給も無いので戦法によってはかなり疲弊した状態で戦うことになる。
あまりに舐めてかかれば火炎放射で燃やされ、散バズで固められた挙げ句にチェーンソーで切られ、そのまま手向けの花を贈られてしまうだろう。
何かとネタっぽいブルートゥだが、ドーザー集団のボスを務めるランキング8位の座は伊達ではなく、それなり以上の強者である。何せランクだけならカーラより上、レッドガン副長のG2ナイルに次ぐ順位である。

主力武器がかなり近接に偏っている事から、中途半端に近接戦に付き合うよりも散バズに気を付けながら距離を取りつつ、散バズなど隙の大きい武器の直後を狙って襲撃し、一気にスタッガー値とダメージを稼ぐようにすれば勝つ事自体は難しくないだろう。
ミッションでは無補給で対峙するが、その少し前にアリーナで戦えるようになるため、こちらで予習すると良い。
こちらもグリッド012の、ミッション中では四脚MTが出て来る巨大な足場で戦う事になる。
障害物こそ少ないが床が盛大に傾いているのは同じなので、距離感を誤ったり人によっては3D酔いを起こすかもしれない。

スロー スロー クイッククイックスロー>

ジャンカー・コヨーテス


ブルートゥが率いるドーザーの集団。作中では専ら「コヨーテス」と略されている。
作中で確認できるアーカイブを見るにブルートゥが結成したのではなく、何等かの方法で後からボスの座に就いた模様。
「灰被り」にしては見た目が若すぎるカーラとそれを信望するRaDよりはマシと判断されたのか、本当に信用できるのかドーザーからも疑問に持たれながらリーダーをしているようでもある。
後述の通りただ力任せに暴れるだけではなく、ハッキングのような搦め手や、誰彼構わず噛み付くのではなくどうやっても勝ち目のない相手には素直に下手に出るなど、カーラをして「まともな判断」と評する行動も取れる。
とはいえ別段冷静な連中という訳でもなく、ドーザーだけあってメンバーはどいつもこいつも男も女も普通に頭ヒャッハーな連中である。

素敵だ…>

RaDの資源を大量に持ち出したらしいブルートゥがボスを務めているのとは無関係に保有兵器もRaD製のものが多数あり、あのトイボックスも多数運用している。
これはブルートゥが盗み出したものではなく闇市場に流れたものを購入しているようだが、当然ながらカーラとしては気分の良いものではなく、
コヨーテスがRaD製兵器を使用しているのを見る度に皮肉を漏らすなど、蛇蝎の如く嫌っているブルートゥが率いているというだけあって、コヨーテス自体もカーラからの評価はボロクソである。
彼女曰く「狭量でつまらない連中」「頭も手足も馬鹿揃い」「つまらないコヨーテども」「卑しいコヨーテども」「(封鎖機構に降った)コウモリ野郎ども」
おまけにグリッド086上層に配備されていた封鎖機構の無人兵器まで保有しているが、これが封鎖機構に降った縁で正式に供給されたのかこれも勝手に持ち出したのかは不明。
当然ながらRaDとの関係性は最悪。RaDが一方的に嫌っているという訳でもなく、コヨーテスも度々RaDに攻撃を加えているらしい。

拠点はルビコン開発初期に作られたグリッド012。
ゴチャゴチャした区画でありつつも構造体自体はしっかりと形を保っていたグリッド086とは異なり、
構造物同士が途切れ途切れになっており、残った施設も崩れかけだったり大きく傾いていたりと今にもバラバラになってしまいそうな酷い状態になっている。
直前にRaDからミサイル攻撃を受けているが、カーラの口ぶりからして崩落寸前なのはミサイル攻撃の爪痕というより単純な経年劣化(とアイビスの火の余波?)と思われる。
超巨大建造物を作り上げる建築技術もそうだが、このような有様となってなお完全には崩落し切ってしまわない辺りにかの世界の凄まじい建築技術の一端が見て取れる。

スロー スロー クイッククイックスロー>

組織としてはブルートゥよりかなり早く、チャプター2にて「RaDの商売敵」として登場しており、直前の『グリッド086侵入』で621がRaDの警備体制を崩壊させてしまった隙を突いて攻撃を仕掛けて来ている。
この攻撃は、一周目では単純なMTやその他の兵器での直接攻撃だが、二周目ではグリッド086のあちこちにハッキングドローンを配置し、RaDの機密情報を盗み出そうとした上で失敗に備えてか、
密かに雇い入れたイグアスに強襲させるという凝った攻撃を行う。

中盤の惑星封鎖機構による無差別排除宣言を受けて彼らの軍門に降る事を選択、封鎖機構の下部組織となる代わりに封鎖機構に強力な後ろ盾となってもらう事に生き残りの道を見出した模様。
地味に本作に登場する勢力の中で、軍門に降る形とは言え惑星封鎖機構と手を組む事に成功した唯一の勢力だったりする。*1むしろなんでこいつらと手を組んだんだ惑星封鎖機構
それを受けて調子に乗ったのか、RaDを本気で怒らせるほど積極的に攻撃を仕掛けるようになったらしく、
そんなコヨーテスへの報復として弾道ミサイル攻撃を仕掛けるのが、あの渋谷の花火師を世に知らしめたミサイル防衛ミッションである。

『オーネスト・ブルートゥ排除』以降は登場しない。
アイスワーム撃破によって物語の主軸が本格的に地下のコーラル探索に移ったため地上のドーザー同士の抗争を描く余地など無くなったというメタ的な理由を抜きにしても、
拠点をミサイル攻撃され、リーダーを倒され、その過程で警備戦力もボロボロにされ……とあっては、
重麻薬中毒者の集団とはいえ組織としての活動継続は不可能ないし困難な状態になっていると考えるのが自然であろう。

不憫だ…>

余談


621のACのCOMボイスの担当声優はブルートゥと同じ安元洋貴である。
621の初期機体はRaD製である事や621の後援者であるウォルターとRaDとの繋がりを鑑みるに、この一致は単に声優の兼ね役なのではなく、
本当にRaD製兵器か621の使用機材のCOMボイス、その合成音声サンプリングをブルートゥが担当したのではないかとする説がある。*2

スロー スロー クイッククイックスロー>

『機密情報漏洩阻止』にて、混乱に乗じてコヨーテスがRaDにハッキング攻撃を仕掛けた事について、
カーラは「衛星軌道からインフラ丸ごと引っこ抜くくらいの気概を見せてもらいたいもんだ」と皮肉を零しているが、
実際にブルートゥが隠れているグリッド012の終点は天地がひっくり返っている
或いは設置された区画ごとレールガンを切り取っていった張本人こそ、RaD出奔時のブルートゥかもしれない。

素敵だ…>

彼のはなった「遠くから新しい友人が訪ねてくる…素敵だ…本当に心が踊ります」の台詞はかの孔子が語ったとされる朋あり遠方より来たるまた楽しからずや(遠くから友人が訪ねてくることは素晴らしいことだ)を引用した言動では言われることもある。彼が知っていたのかは不明だが粗暴なドーザーの中でそういった教養の高さを感じられたのがカーラが信用してしまった要因の一つとも考えられる。

ご友人!>


+ 声優ネタ
声優の安元洋貴はこれまで数々の気違いキャラを演じてきた。
第2次スーパーロボット大戦Zで登場したアイム・ライアードとは、
  • CVが安元洋貴で、
  • 様子のおかしい狂人
という点で共通しているが、何より名前が正直者(Honest)大嘘吐き(I'm Liard)で真逆という点も注目されている。
  • 「ミルクトゥースの43%の力でお相手します」
  • 「光の雨は清く崩壊し、花は散り、海は燃えているのですご友人! 銀河が泣く夕べ!箱の中身は青く数億の潤いだから!そう! それが人の見た悪夢の果てに!」
  • 「私は痛みと恐怖さえも偽らねばならないのですご友人!」
  • 正直に言いましょう。私は嘘つきなのですご友人」

また「空のAC」こと『ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN』のDLC追加ミッションにて登場したマティアス・トーレスとは、
  • ACの最新作に出てくる、
  • CVが安元洋貴で、
  • 元の組織を裏切り、
  • 超デカいレールキャノンを借りパクした、
  • 到底マトモとは言えない連中の首魁である、
  • 様子のおかしい狂人
という妙な符号を見せたことが度々ネタにされている。

  • 「分かりませんか! 分かりませんか! 難しい目標を照準しぶち抜く! だからエレガントなのです! これが美です!」
「分かりませんかご友人! お分かりにならないでしょうあなたには!」

「上手に救済できるでしょうか…」

≪傾聴せよ。我が艦はこの醜怪な戦争をクイックかつ素敵(エレガント)に終わらせる能力を持っている≫

感激だ…>




ブルートゥMADに上述した2人が登場したり実況MAD動画でも2人のボイスが挿入されたりACE7やスパロボZ2でもブルートゥを紐づけるコメントが多いがあくまで二次創作の範囲内で楽しむこと。
また安本氏はガイルなどのヒロイックなキャラクターも務めており決して安本=気違いキャラというわけでもない。あくまでこの3人の様子と人気がおかしいだけなのである。

新着メッセージ 1件
「面白がってネタを乱用し他人に迷惑かけるんじゃないよ ブルートゥのようにビジターを差し向けられたくなければネタの乱用はほどほどにしておくんだね」


直接的には勿論、間接的にも全く関係ない筈なのだが、どういう訳か一部のプレイヤー間のネタではウマ娘 プリティーダービー』のケイエスミラクルがブルートゥの口調になっている事がある。
共通点と言えば両者とも口調が丁寧語である事くらいで、何故この両者がクロスしたかは全くの謎。
一応ミラクルにも「(自由で、)素敵だ」という発言自体はあるが。

またウマ娘関連では、2024年に実装されたジェンティルドンナが育成シナリオのイベントで社交ダンスを指導する場面があり、その際の台詞が「スロー、スロー、クイック、クイック。」だったせいで変なところからミーム汚染の被害を喰らうトレーナーが続出した。


BANDAI SPIRITSの30MMシリーズとのコラボ企画としては2024年8月27日の新商品発表生放送終了直後にミルクトゥースの商品化を示唆させるPV*3が公開され、その後2025年6月に発売されることが正式に発表された。
ナイトフォール、スティールヘイズ、ライガーテイルに続き、カーラはおろかスネイルやイグアスすら差し置いての発売である。
「BANDAIはこの私を…企業をないものとして扱った!害獣め 駆除以外の選択肢はない…!」
「イラつくぜ…商品化に憧れたんだ…」
30MMから新しい商品が訪ねてくる…素敵だ…本当に心が踊ります
私は貴方を予約できるでしょうか?心配だ… けれどそれよりずっと楽しみです

奇しくもこの発表は、上記のジェンティルでブルートゥを思い出したプレイヤーがSNS上で話題になった数日後のことであった。






遠くから新しい友人が追記修正しにくる…素敵だ…本当に心が踊ります

お待ちしていますよご友人 私はあなたと上手に編集できるでしょうか? 心配だ…けれどそれよりずっと楽しみです


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最終更新:2025年04月20日 11:43
添付ファイル

*1 レイヴンの火ルートのアーキバスとベイラムも惑星封鎖機構と手を組んだと言えなくもないが、EDで三者まとめて叩き潰された末の出来事なので除外。

*2 実は英語版でもCOMボイスの担当声優はブルートゥと同じDave B. Mitchellである。この配役を偶然の一致と見るか、意図的なものと見るか…。

*3 ぼんやりとブルートゥのマークと「お待ちしていますよ ご友人」のメッセージが表示された後チェーンソーのチャージ攻撃音が流れるもの。これだけでも日本中のご友人が湧いたのは言うまでもない