登録日:2024/01/21 Sun 12:41:31
更新日:2025/04/02 Wed 08:01:34
所要時間:約 5 分で読めます
CV:平野正人(1991年版)、渡辺いっけい(2020年版)
目次
【概要】
魔王軍一の剣士で魔王の間へと繋がる地獄門の番人。
部下は多数の骸骨剣士、ギガンテス(アニメではボストロールに変更)、
オーク達で構成されている。
新生魔王軍の六団長の一人であり、後に勇者
ダイの仲間となる
ヒュンケルの養父。
戦場で赤ん坊のヒュンケルが捨てられているのを見つけ哀れに思い、彼を地底魔城内で育て始める。
人間を育てるなどという酔狂をハドラーから許されていたのも、バルトスが魔王軍の重鎮であるがゆえ。
【人物】
上述の肩書きに似合わず彼の気性は穏やかで優しいもの。
戦火の中で捨てられていた人間の赤子を拾い、魔界の伝説の剣豪の名である「ヒュンケル」と名づけ、わが子同然に数年間、地底魔城内で大切に育てていた。
ある時ヒュンケルが作ってくれた紙製の首飾りは、彼が肌身離さなかった宝物。
【その最期】
暖かな日々が破局を迎えるのは、ついに勇者
アバン一行が地底魔城を攻略する段になってのこと。
ヒュンケルを隠れさせ、彼は地獄門を守るため決死の覚悟でアバンと対峙するも敗北。
アバンが魔王ハドラーを倒した後、ヒュンケルが駆け寄った際には頭の半分が砕けた無残な姿であり、ヒュンケルに最後の言葉を残した後、その場で灰となった。
ヒュンケルは、バルトスはアバンに殺されたのだと思った。
(禁呪生命体であるバルトスは創造主であるハドラーが死ぬと同時に死ぬが、核を破壊されても死ぬ。頭が砕けたことが致命傷になった様である)
◆死の真相
だが、その死はアバンによるものではなかった。
アバンとの戦いで敗北したバルトスだったが、アバンはバルトスの首に下げられた飾りを見て、彼に「大切な誰か」が居ることを知り、止めを刺さなかった。
だが禁呪生命体であるバルトスは、ハドラーが倒されその魔力が断たれれば結局死んでしまう。そう説明し、後に一人残されるヒュンケルの世話を頼んだ上でアバンを進ませた。
やがてハドラーとアバンの決着が付くものの、彼の最期は魔力切れによるものではなかった。
戦いに敗れたとは言え最後まで戦ったり妨害せずアバンを通したことから、彼に激昂しながら現れたハドラーによって殺されたのである。
ハドラーが休眠に入るために姿を消した直後、隠れていた場所から出てきたヒュンケルは崩れゆくバルトスを発見。しかし彼はアバンに後を委ねた旨を伝えられず、力尽きて死んでいった。
ヒュンケルは、愛する父親はアバンに殺されたのだと誤解。
そしてこの恨みが後に
魔王軍六大団長の一人、
不死騎団長ヒュンケルを誕生させる。
なお、バルトスの魂は地底魔城の隠し部屋に安置された宝物に宿っている。いつかヒュンケルがその声を聞き、アバンへの間違った憎しみが氷解することを願って。
ぶっちゃけこれの場所をアバンに教えていれば、ヒュンケルとアバンの関係がこじれなかった
一方、バルトスを破壊したハドラーは憤慨するあまり
「次の魔王軍にはお前のようなヤツは作らん!」と言っていたものの、
本人がバルトス同様の武人になったのはある意味皮肉と言えなくもない。あるいは、彼も同じ禁呪生命体である
フレイザードや
親衛騎団同様、ハドラーの奥底に眠っていた武人としての心を受け継いでいたのかもしれない。
なお、彼の死はハドラーの八つ当たりと称されることもあるが、ハドラー視点では裏切り行為に間違いないので、怒りのあまりの制裁ではあるが、たとえハドラーがアバンを倒したとしてもバルトスが処刑される結末は変わらなかったと思われる。
後述するそれまでのハドラーとバルトスの信頼関係を考えればなおさらである。
「ハドラーがバーンに命を救われた時点でバルトスは非常に危険な存在になっていたので後顧の憂いを絶つという意味でもこの処刑はやむを得なかったのでは」という指摘も。
バルトス自身も最後までアバンに感謝しつつ、ハドラーに対しても敬称は使わずとも恨み言は一切言わなかった。
…実のところ、ハドラーに処刑宣告されて「なぜ…!?」と驚いたり、失態を指摘されても「そ…そんな…!」と言ってたりと恨み言を言ってないだけで、自分のやらかしを理解してなかったようにも見えるが。
アニメ新版ではやはり制作陣もおかしいと思ったのか、処刑宣告された際に「ワ、ワシを?」、執行された際には「ぐわーっ」と違和感を無くしている。
本編の過去を描いた勇者アバンと獄炎の魔王では本編と同じ言葉を発しているが……詳しくは後述。
本作ではフード付きの
マントを纏い、6本の剣を背中に背負っている。
アバンがハドラーと初対決した時点で既にヒュンケルを育てている。
新参者の
ブラスを出口まで案内したり、体の治っていない
キギロが無理に出撃しようとした時に引き留めるなど紳士的な人格者。
門番ということでキギロや
ガンガディアのように前線に赴くことはなく、戦闘シーンは地底魔城でのアバンとの戦いのみ。
同僚であるブラスも人間の子供を育てている事を恥じるバルトスに対して素直に敬意を示しており、バルトスとヒュンケルの関係を羨ましがっていた模様。
その後のブラスの人生を考えれば、
次代の勇者誕生に間接的に関わっていたと言える。
上述の通り地底魔城最強の剣士なこともあり、人間であるヒュンケルを育てることについてもハドラーから「酔狂をする」と笑って許されていた。
後にバルトスにブチ切れた時の発言からわかるように、元々ハドラーは人間の情愛や騎士道精神といったものを好ましく思っていなかった。
ましてや魔王軍幹部たる立場の彼が人間の子供を育てるなどやったら下の者に示しがつくはずもなく、本来は厳しく咎められて当然と言える。
しかし、そんな逸脱した行為さえ笑って許すほどハドラーはバルトスに全幅の信頼を置いており、同時に当時のハドラーは自信に溢れ豪胆であった。
本作の終盤では、ハドラーから魔王としての自信が失われ、そんな彼に対してバルトスの忠誠心も揺らいでいく過程が描かれている。
アバン一行との決戦時のハドラーは、人間であるアバンに一度ならず二度までも敗れた上に、
凍れる時間の秘法で約1年も封印されたことで心が恐怖心に強く捕らわれてしまった。そして
魔界の神の助けがなければどうにもならなかった事実からメンタルがガタガタになっていた。
バルトスがアバン達に近い正義感や騎士道精神を持っていること、ヒュンケルがアバンに似た“強い意志を秘めた目”をしていたこと等から嫌な予感がしていたのか、バルトスに「お前は俺のために死ねるか?」と忠誠心を疑うような問いかけをしている。
バルトスは当然その問いかけに対し、「無論でございます」「あなた様のために捨てることになんのためらいがございましょう?」と命を懸ける気でいた。
だが、
バルトスだけに守りを任せておけなかったハドラーが禁呪法で
グランナードという新たな魔物を生み出したことが、
バルトスに自分が信頼されていないことを確信させてしまう。
また
グランナードの下劣で品がなく凶暴な物言いに対しても、禁呪生命体には創造主の人格が反映されるため、かつて自分を創った主がこんな魔物を生み出したことが信じられないといった様子だった。
ただし経緯を知っていたため、やばいぐらい理知的なガンガディアのみならずバルトスもハドラーの心情をなんだかんだちゃんと理解も納得もしていた。
その後はダイ大で語られていた通りアバンと対決。
他の仲間はアバンを先に進ませるためにそれぞれ魔王軍の幹部を相手にしていたため、やはり地獄門に辿り着いたのはアバン一人だった。
一度はハドラーとの戦いに備え体力を温存するために空裂斬でバルトスを倒そうと考えたアバンだが、首飾りを見て彼の帰りを持つ家族(ヒュンケル)がいることを悟り命を奪わずに無力化することを決断。
激闘の末、大地斬で勝利を収める。
アバンが自分の命を取らなかった理由を知ってバルトスはアバンの高潔さに感服。
人間達と魔物の精神力の差を痛感し、薄々ハドラーが敗れることを予感した上でアバンにヒュンケルのことを託す。
ハドラーが倒れれば自分も死んでしまい、それを防ぐ手立てを持っていない事をアバンは謝るが、ヒュンケルを人間の世界に帰してやれるのであれば悔いはないとしてアバンを見送った。
息子さえ人間の世界に帰れるのならば
もはや一片の悔いはない
そう……悔いはないとも
そして、アバンと対峙したハドラーはバルトスのみならずハドラーのために命を懸けて戦ってきた幹部全員を「我が配下に相応しい奴らではなかった」と言い捨てるのであった。
なお、ハドラーはアバンとバルトスの対決の途中からバルトスに失望して観戦をやめており、バルトスが自分から道を開けた事までは知らなかった。
知っていたら弁明も聞かずに殺していそうだから仕方ない。
バルトスがハドラーに処刑されたシーンは「本家で描かれたハドラーによる処刑シーンの会話は大幅に簡略化されていたものであった」という後付けがなされ、補完となるセリフが多数追加された。
そして、それによって処刑宣告をされた際にバルトスが自分のやらかしをまるで理解してなかったように見える発言はその意味を一変させることとなる。
まずハドラーの処刑宣告に驚いていたバルトスの反応については、「ハドラーが眠りにつけば魔力の供給は途絶え間もなく自分は死ぬのに何故わざわざ手を下すのか」という意味だったと判明。
つまり早々に眠ってしまえばそれだけでバルトスは始末できるし、ハドラーの生存がバレる心配もない。
そしてハドラーの動機はそういった実利的な面はなく純粋に八つ当たりだと明言される表現になった。自分から門を通したことも知らなかったのでなおさら。
とはいえこの説明があってもバルトスの裏切りを許せないことはハドラー視点では当たり前であるし、魔軍司令として再起した暁には彼のような失敗作は創らないという決意表明の側面も追加されている。
バルトスはハドラーの怒りと処刑を受け入れつつも、自分が生きているのは正々堂々勇者と戦い敗れた結果であり勇者の徳によるものであること、自分のそうした騎士道精神は紛れもなくハドラーから受け継いだものであることを告げる。
かつての気高き心を取り戻して欲しいという、部下であり己の半身であり息子でもあったバルトスの訴えにハドラーの心も揺れ動いたようだったが、もはや大魔王に傅くことを決め引き返せないということもあってか最終的には彼の言葉を拒絶し、原作通りに手を下した。
とはいえバルトスageハドラーsageだけの後付けではなく、
上述の少し心揺らぐ態度や、その時の涙を流しているかのようなハドラーの表情からも複雑な感情がうかがえる(原作では当然の対応だったとはいえ、普通に怒っていた様にしか見えない)。
なお、この回のタイトルは既に前回でハドラーがアバンに倒されているにもかかわらず、「ハドラー堕つ」となっており、バルトスを抹殺したこの瞬間に本当の意味で魔王ハドラーは死に、大魔王の使い魔へと堕ちてしまった事が示されている。
【戦闘能力】
本作における地獄の騎士とは、一つの戦場において最強の剣士の亡骸をベースとし、その他の有力な剣士達の亡骸から腕をかき集める、邪悪な呪法によって生み出された存在と設定されている。
元々の腕の持ち主である剣の達人達が鍛え上げた、突き・力・斬り・払い……と系統の異なる剣術を巧みに操り、六刀流の波状攻撃を仕掛けてくる。
「まるで6人の達人を同時に相手取るかの如し」と例えられる変幻自在な太刀筋のみならず、そこにバルトス自身の研鑽も積み重ねられたことで、鋼鉄のような皮膚を持つドラゴンの首や海の波さえ切り裂く高速の剛剣をも体得している。
アバンとの戦闘では、後のヒュンケルの必殺技「ブラッディースクライド」の原型のような技も披露した。
当初は翻弄されたかに見えたアバンだが戦いの中でバルトスの太刀筋を見切り始め、バルトスに「腕が6本では足りん」と言わしめるほどに押し返していく。
そのためバルトスは長期戦になると倒し切る前に全ての腕の戦術を見切られ尽くした末に自分が押し負けると察して、短期決戦で勝負を決めようと戦法を変え下記の迎撃の構えを取った。
技
剣を3本に絞り(それぞれ両手で構え)、一撃の威力を増した三段構えの型。
一撃で相手の剣を弾き、二、三撃目を食らわせるという若干
天地魔闘の構えを思わせる戦法を取る。
しかしアバンが
「二、三撃目を放つ事が出来ない程の超威力」で放った
大地斬には備えていた全ての剣を防御に費やさねばならず、
一瞬動きが止まった所で間髪入れずに放たれた海波斬により所持していた剣を全て払われて突破されてしまう。
【余談】
どちらも相手の
必殺技を受け止め、その上でカウンターするという点は同じ。
アバンは「不動・地獄剣」のガードを力づくで突破するという方法で攻略したが、これは「
天地魔闘の構え」の突破方法の一つでもある。
「
天地魔闘の構え」は、基本的にフェニックスウィング等で敵の攻撃を受け止める・勢いを止めることを大前提としているため、フェニックスウィング等で攻撃を止められないような恐ろしく強い相手(ふつうはまずいないが)では意味がない。
そのため、
真バーンも「両腕があっても(天地魔闘の構えがあっても)、
竜魔人ダイには勝てない」と判断していた。
地底魔城での最終決戦直前、ハドラーの
「お前は俺のために死ねるか?」という問いかけに対し、バルトスが
「無論でございます」「あなた様のために捨てることになんのためらいがございましょう?」なんて即答するもんだから、この後の結末を知る読者からの評価が急転直下して底地を割ってしまった。
しかしそこからアバンと対峙するまでの間、ハドラーの言葉と
グランナードの誕生によるハドラーに対する不信感をおぼえる姿、アバンの優しさと強さに感服し自分の死を覚悟してでもヒュンケルが生きることを望んだバルトスの心の内が更に詳しく描かれることになった。
なおこの「勇者アバンと獄炎の魔王」においては他キャラ達のやり取りでもしばしばある事だが、このバルトス最期の場面もダイの大冒険本編への布石となる描写が多い。
- ハドラーに処刑を宣告されて潔く覚悟を決めるバルトス→ハドラーもバーンから最後通牒を果たせずに面会する際には潔く処刑される覚悟を決めた
- バルトスの「あなたはあなたらしさを見失ったから負けたのです」という言葉→アバンはアバンの書に「自分らしさを失った時の事を敗北というのです」と書き残している
- ハドラーの「その身を粉となっても何故オレを守らん!?」という激怒→その身を犠牲にしてでもハドラーを守り切ったブロック、そして灰になった後もアバンを守り切ったハドラー
- 死の間際、涙を流すバルトス→涙を流すヒム
- バーンの手で肉体と魂を分離して魂を邪神像に入れられるハドラー→魂の貝殻に魂を移したバルトス
おまえをアニヲタと名付けよう かつて項目を追記・修正したという伝説のヲタクの名前だ…
- 遂に旧魔王軍の幹部全員のページが出来たか。この当時から部下に恵まれていた事に気づけなかったハドラー… -- 名無しさん (2024-01-21 16:18:06)
- ザボエラに「まったく憧れない」とキレるガンガディアにめっちゃ頷くシーン大好き -- 名無しさん (2024-01-21 16:41:28)
- 突き技がブラッディースクライドっぽくなってるのはとてもいい補完だと思う こういうのは原作完結後の前日譚ならではというか醍醐味よね -- 名無しさん (2024-01-21 18:40:13)
- 彼の項目ができたから、エイミの項目が出来る可能性は十分にある -- 名無しさん (2024-01-21 19:50:37)
- ここで言うことか? -- 名無しさん (2024-01-21 20:21:00)
- バルトスからしたらバトラーへの忠誠も確かなものだけどそれ以上にヒュンケルの未来が最優先事項になったのだろうな。 -- 名無しさん (2024-01-21 20:22:38)
- ↑ハドラー -- 名無しさん (2024-01-21 20:57:18)
- なんのアナウンスもなく突然渡辺いっけいが声当ててびっくりした -- 名無しさん (2024-01-21 21:41:30)
- 同じく。今思えばどういう経緯でのキャスティングだったのか。 -- 名無しさん (2024-01-21 22:02:43)
- 突如無言でブラッディスクライド撃つのは怖すぎんよ -- 名無しさん (2024-01-21 22:09:53)
- もし、ロン・ベルクと出会ったら手抜きしながらも剣作ってもらえるかも -- 名無しさん (2024-01-21 22:29:31)
- 本編ではバルジ島でヒュンケルがハドラーに言及した以降はまるで語られることがなかったりする。いやダイの親の関係にちょっと口をはさむときとか、同じく親代わりであるミストバーンと対峙するときとか、もうちょい話に上がってもいいはずなんだけどな・・・ -- 名無しさん (2024-01-21 22:32:40)
- ↑4 おしりたんていで東映とコネあったとか? -- 名無しさん (2024-01-22 04:00:36)
- ↑2一番話のネタになりそうだったアバン先生との再開時に会話しなかったのが痛い。 -- 名無しさん (2024-01-22 10:55:18)
- ↑い、一応バランが死んだ時にバルトスの事を思い出してるから…(震え声) -- 名無しさん (2024-01-22 10:59:23)
- ↑同じくハドラーの子であるヒムと戦友になるのも境遇を考えれば納得なんだが・・・やはりバルトス自身は語られることはない! ヒュンケルの副官であったモルグと同様に彼は犠牲になったのだ・・・ 六大団長時代のヒュンケルのやらかしを読者に忘れさせるために・・・な -- 名無しさん (2024-01-22 12:28:13)
- ↑6 組み合わせることで1本から6本まで好きな形にできる合体剣とかになりそうね -- 名無しさん (2024-01-22 12:52:21)
- ↑2 バルトスの存在含めて黒歴史みたな言い方されるの嫌なんだけど。 -- 名無しさん (2024-01-22 13:00:53)
- こいつ作った時期は終盤に近いマジで威厳の有ったハドラーなんだよな……獄炎本編でメンタルぼっこぼこにされて弟君とかフレイザードみたいな下劣さになるんだけど……でもどっちも兄貴リスペクトとかコンプレックスを抱えて外道だけど勝利への執念は本物だったり底値ではあっても底は割らない塩梅 -- 名無しさん (2024-01-22 16:24:57)
- ↑原作終盤の武人とはまた一味違うギラギラした魔王だったんだろう -- 名無しさん (2024-01-22 19:42:55)
- ↑5終盤でハドラーに親父のこと持ち出したら恨み言に他ならないだろ。親衛騎団と方向性が近い存在なんだから。さすがにそんなことしたらバルトスに泥塗るのと同じだろう。 -- 名無しさん (2024-02-12 17:37:09)
- 獄炎で最期をどう描写されるのか辛いけど楽しみでもある。 -- 名無しさん (2024-03-24 18:30:25)
- ついに最期が描かれた。バルトスだからこそあの言葉が出たと思った。 -- 名無しさん (2024-04-19 00:17:53)
- 「そ……そんなっ!」の意味がこんな形で補完されるとは -- 名無しさん (2024-04-19 00:33:22)
- やはりと言うべきだけど補完があって良かった。殺されることは当然承知の上でありその上で心が腑抜けてしまったハドラーに言いたかったことを全部言ってくれてスッキリした終わり方だった.....ハドラーの心中の詳細も描かれたしバルトスの忠言も長い年月を経て届いてくれたんだな..... -- 名無しさん (2024-04-19 04:47:05)
- 「手なんて下さなくても自分は勝手に死ぬ」、「殺されること自体は受け入れる」、「そもそも騎士道精神はあなたから受け継いだんだからそれをくだらないなんて言うから負けて当然になった」、「最後の忠言としてもう一度気高くあってほしい」。いやここまできれいにフォローするの流石だわ。 -- 名無しさん (2024-04-19 13:17:56)
- これ地味にハドラーが超魔生物になった直後の「もしかするとその場でオレは処刑されるかもしれぬ」って台詞が「処刑される事自体は受け入れる」というバルトスと同じ精神にまで回復した事を示してるんだな… -- 名無しさん (2024-04-19 20:24:18)
- 自分を見失ったから負けたは、後々の魔軍司令ハドラーの常々に敗因だから、良い指摘をしたわ -- 名無しさん (2024-04-20 06:38:23)
- ↑ バルトス「あなたはあなたらしさを失ったから負けたのです!」アバンの書「敗北とは傷つき倒れることではありません そうした時に自分を見失った時のことを言うのです」あぁ…… -- 名無しさん (2024-04-20 07:04:22)
- 「寝る前にお前を処刑する」「ワシを? なぜ?」の違和感が完全に消えたねぇ。 -- 名無しさん (2024-04-20 10:25:10)
- 補完されたバルトスの描写かなり良かったな。彼なりに最期まで臣下として振舞ってた。本家と全然印象が違う。 -- 名無しさん (2024-04-20 10:48:18)
- ハドラーが死ななかろうとハドラーに処刑されなかろうとどの道バルトスに生存の道は無いのが辛いな.....ハドラーに殺されなければヒュンケルやアバン先生と話す時間くらいは出来たかもしれないけど..... -- 名無しさん (2024-04-20 10:55:46)
- ハドラーに粛清されたから死んだ…としても粛清理由はアバンに負けたからなんだからヒュンケルにとっての仇はやっぱりアバンになる気がする(そもそもハドラーが侵略を始めたから戦わざるえなかったわけだが…) -- 名無しさん (2024-04-20 11:32:34)
- まぁ、ぶっちゃけハドラーが殺したってのは後から分かった結果論でアバン本人も自分が殺した認識だったろうにマァムが横から「先生悪くない!先生恨むのはおかしい!」と騒ぎ立ててる感あるしね -- 名無しさん (2024-04-20 13:40:33)
- しいて言えば、アバンがハドラーと戦っている間にヒュンケルに事情を話に行く時間は多分あったから、それはバルトスの落ち度だけど、それやると多分ヒュンケルもハドラーに殺されるんよな…… -- 名無しさん (2024-04-20 14:00:37)
- ダイの大冒険の時の回想って大分省略されてたんだなって -- 名無しさん (2024-04-20 17:26:38)
- Xで「ハドラーは肉体から魂を像に入れられたのはバルトスが魂を貝殻に入れたオマージュでは」って意見見てうわマジだ…ってなるなった。親子かよこいつら…親子だったわ… -- 名無しさん (2024-04-20 20:35:35)
- 最近のオタクって行間読めねえよな…いや読めるわけねえだろ補完上手すぎるよ三条先生 -- 名無しさん (2024-04-24 12:53:16)
- 本編連載当時は獄炎の魔王なんて企画すらなかっただろうから後付けなんだろうけど、その後付けが全く違和感がなく本編に馴染んでるのがすごいよね。 -- 名無しさん (2024-04-24 13:00:42)
- ↑4バルトスのハドラーへの忠言の下りはヒュンケルに話す理由がないからな 主の名誉のために黙ったと考えるのが自然 -- 名無しさん (2024-04-27 12:46:29)
- ↑でも何故か本編側の方がハドラーも情けなく見える。不思議! -- 名無しさん (2024-04-27 12:52:45)
- 別に本編でも裏切りの制裁を加えに来たこと自体はおかしくも何ともないけどな。魔力が途絶えて~って、それと裏切りの制裁とは別やし。正々堂々と戦うことと門を通らせたことは別問題で、結局はヒュンケルを託すという願いがあったからこそ門を通したんだろというのがある。何のかんの言いながらヒュンケルのことがなければ刀折れ矢尽きるとも絶命するまで戦ったろうからな。最期の忠言は良いが、それを門を通したことの言い訳にするのはアカン気がする。それはそれとして罪を受け入れて、辞世の言葉として今のあなたはおかしいってことを伝えるべきだが、そこが難しかったんだろうな。 あれほど熱血系で持ち上げていたミストの最期がヒュンケルを道具扱いするクズと決着させちゃったぐらいに、表現の仕方が難しかったんだと思う。ミストにヒュンケルを鍛えて彼が成長する日々を見守るのも存外悪くはなかった、とバルトスみたいなことを言わせたら直後のアバンに何と言わせればいいかセリフが浮かばないからな。 二度も魔物に鍛えられたヒュンケルの人生にも何とも言い難いものがあるものよ。 -- 名無しさん (2024-04-27 15:58:39)
- ↑別に門を通して処刑は誰も否定してないぞ。バルトスもそれは正しいから処刑されることは認めてる。昔のハドラーだったら門を通したことを認めてたよね、わざわざこんな無駄なことしに来ないよね、そうじゃなくなったから負けたんだよねって話につなげただけ。 -- 名無しさん (2024-04-27 16:10:08)
- ↑あなたが与えた命だからあなたが奪うのも自由だって主張であって、門を通した責任を認めてるわけではない気がするけど。つーか、よくよくハドラーの主張を見れば、情愛にうつつを抜かすなど部下を甘やかしすぎたって言ってるわけだからな。昔のおまえなら許しただろって、それこそがアカンと言ってるわけですから。まあ自分らしさを失ったから負けたという主張は正しいんだが、甘やかしすぎたって主張に昔のあなたなら許してたって。なーんかな。あんまり反省してる感を感じないんだが。 -- 名無しさん (2024-04-27 20:23:00)
- ハドラーって最初から決闘みたいに始めたならともかく、軍勢同士の戦いで役割放棄した奴を許すようなやつじゃないよね。なんかバルトスは悪くないんだよって無理に擁護している感がでていやだったなぁ -- 名無しさん (2024-04-27 21:42:52)
- バルトスが最期に忠言を呈して、ハドラーがバルトスを処刑したのは本当のところその忠言が図星を突いていたがため、というのは後のゲスいハドラーになっちゃうことを示すにはいい展開で、バルトスの処刑が以前のハドラーが死んだ本当の瞬間って描写なんだろうが。なかなかページ数とかそういう事情もあると大変だよね。 -- 名無しさん (2024-04-27 22:01:26)
- どう表現したって出てくるんだよな、こういう重箱の隅をつつくようにネチネチ言ってきて事実を認めようとしない奴ら。十分理に適った補完だろ。バルトスのハドラーに対する反応・行動も十分理に適ってるのにそんなに粗探しして公式からの答えを叩き潰すのが楽しいか? -- 名無しさん (2024-04-27 23:36:07)
- ↑いや事実も何も・・・後付けやけどな、実際。無理矢理つなげずに忠言は忠言で切り離して告げるべきだったんとちゃうかってだけでしょ。ハッキリここがこうだという意見に対して、叩き潰すのが楽しいか?ってそんな反応はないでしょ。それと重複分の送信ミスは直しておいた -- 名無しさん (2024-04-28 01:02:51)
- この手の指摘をする人は大体作中で描かれてるキャラの心情やら感情を無視して正論ぶつけた気になってる 神視点ってのは厄介なもんやね -- 名無しさん (2024-05-02 07:44:29)
- 矢尽き、刀折れようとも、それこそ素手で羽交い絞めにしてでもアバンを止めるのが役目だからね。そこを放棄したっていうのは擁護しようがないんだよ。でもそれをする気にもなれないほどにハドラーのほうが裏切ってるわけで、以前の、バルトスを作った時のハドラーであれば多分そこまでやったんだ。 -- 名無しさん (2024-05-02 07:59:43)
- バルトスのハドラーに対する忠誠心が揺らぎつつあることが、グランナードというキャラクターを通して表現されている。バルトスの不義理にもそうやって根拠が作られているのだが、そこは無視しているのだろうか……。 -- 名無しさん (2024-05-22 18:26:01)
- 処刑シーンの会話は後付けでしかないんだろうけど、本編でもアバンとバルトスの会話が終わった所でヒュンケルが愕然とし、メッセージが終わったら我に返ったような絵だから単なる省略じゃなくて「余りに衝撃を受けたヒュンケルが上の空になってしまい、途中からしっかり聞けていなかった」とも見えるなぁ。 -- 名無しさん (2024-08-08 22:30:35)
- バルトスさんも今際の際に全部話す余力なかったから大体の流れがわかるくらいまで端折ったんじゃないかね -- 名無しさん (2024-09-03 18:09:50)
- 「親子揃って楯突おって…」忠言が効いてた事が伺えるなあ… -- 名無しさん (2024-09-04 16:25:46)
- ↑そしてハドラー自身も後に…… -- 名無しさん (2024-09-06 22:37:35)
- 人間の子の育児を許されるくらい強かったって設定なんだからスピンオフで戦闘回数増やして欲しかったかな…アバンとの1戦のみ且つ他の幹部と違い1話で負けたから読者視点じゃちょっと強さが伝わりづらい。 -- 名無しさん (2024-12-07 09:15:57)
- ↑本編での描写的にあれが初対面かつ初戦でなくても問題なかっただろうし、もっと最初らへんでアバンとロカを同時に相手取ってなお有利に戦うみたいな強者感が欲しかったかな。獄炎の初登場時点ですでに首飾りを着けていたから、出しづらかったからとか? -- 名無しさん (2024-12-29 19:38:12)
- 本編序盤の描写・画力じゃ全然強く見えないし、所詮はスケルトンだろって思ってたけど、こいつメチャクチャ強いじゃん…。これ下手すりゃ剣士ヒュンケル以上なんじゃね? -- 名無しさん (2025-02-13 08:19:01)
- 以前のハドラーであれば、けじめのため処分をしたとしても態度は違っていたと思う。ある程度バルトスの言い分を認めたうえで「それでも許すことはできない」って感じ。 -- 名無しさん (2025-02-13 09:09:35)
- ハドラーとのやり取りで省略されてた部分は、言ってしまえばハドラーへのディスりとかバルトスへの擁護になるものだし、そりゃバルトスは省略するよなって思ったわ…。あくまで「勇者に敗北して門を通した無様な番人」がバルトスの自己評価であり認識だろうし、ヒュンケルにもそんな自分を少しでも庇ったり主君ハドラーをディスったりする部分をあえて語り聞かせたいはずもない。ほんと上手い後付けだったと思う。 -- 名無しさん (2025-02-22 04:17:05)
最終更新:2025年04月02日 08:01