白草四音

登録日:2025/02/07 Fri 05:02:41
更新日:2025/03/19 Wed 12:35:04
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愚かな初星の連中は、この白草四音が始末してみせましょう。




白草(しらくさ)四音(しおん)は『学園アイドルマスター』の登場人物であり、961プロの2軍3軍ライバルアイドルの1人。

CV:田中美海(Voトレーナーと兼役)


●目次


概要

961プロダクションを始めとする芸能事務所が合同で設立したアイドル養成学校である極月学園の1年生で、Aランクに君臨するアイドル。一人称は「私」。
柔らかい物腰が特徴だが、その本性は狡猾で残忍冷徹で残忍であり、まるでジャンプ漫画の悪役みたいな好戦的な台詞や暴言が非常に多い。
そのランクに見合う高い実力を誇る一方で、本人はアイドルは手段・ファンは道具としか見ておらず、策略を持って他者を蹴落とし成り上がってきた。

初登場は親愛度10.5話のコミュだが、この時は立ち絵(というより顔グラ)がまだ実装されておらず、台詞のみの登場だった。
また、N.I.A編実装前に「アイドルへの道」の上位ステージにて、他の極月学園のアイドルたちと共にシルエット姿で先行登場している。月花とグラフィック入れ替わってたけど

N.I.A編ではアイドルごとに異なったシナリオ展開となっており、四音だけでなく極月学園そのものがほとんど話に絡まないシナリオも見られる一方で、絡むシナリオでは徹頭徹尾卑劣な振る舞いを行いアイドル達を苦しめる様子が描かれており、
コミカルな小悪党程度に描かれている撫子や、見た目悪役だが中身はそうでもない燐羽や月花、さらにはライバルではあっても悪人というイメージは無い歴代の961プロ所属アイドル達と比べて、正真正銘の悪役としてキャラ付けがされているのも特徴である。







以下、学マスN.I.A編のネタバレ注意












―まぐれです。

いえ…まぐれですらない。
審査員の目が節穴だっただけ。

明らかに、私の方が実力は上。
こんな結果は、認められません……!



その余裕のある優雅な振る舞いは仮初め。
敗北すると一転して、自分の負けを認められずヒステリックに喚き散らす狭量かつ矮小な性格が顕わとなり、
さらに勝ち負けに関係なく感情的になると一人称が「ボク」になり少年のような荒っぽい口調へと変わる。性別まで男なのかは知らない
また、姉である月花へのコンプレックスを抱えており、自己嫌悪による劣等感をこじらせている事が台詞の節々からもうかがえる。
事あるごとに相手に「才能がない」と煽っているのも、これを踏まえるとその裏返しなのだろう。まるで自分自身が優秀だと言い聞かせているようにも感じられるかもしれない。

また、才能と実力は確かに高いが、その才能を同時に発揮する事ができないなどマルチタスクが苦手だと初星のプロデューサーから分析されている。


人間関係及び各シナリオでの動向


  • 蒼井撫子

あたくしは極月学園の藍井撫子!
そして学園のエースである―
白草四音お姉さまですわ!

同学年ながら四音を「お姉様」と呼び慕う腰巾着相方。一方で、当の四音は撫子を手駒として都合よく利用しているに過ぎない。
……と設定では語られているが、劇中では共に行動する場面が多く、特に疎んでいる描写はない。
四音との対決より前の段階で前座などで登場して先に倒されている事も多いが、設定から想像されるような「役立たず・用済みなどと切り捨てられる」シーンも特に無かったりする。

ちなみに彼女も盤外戦術で相手を陥れる描写があるが、四音と比べて人海戦術を駆使したりと力押しかつ稚拙な手段となっている。
というか審査員を買収する行為を極悪と言っちゃう辺り、ワルになりきれていない


  • 賀陽燐羽

取り消しなさい。

私が考えたんじゃないわ。
あなたたち、ネットでそう呼ばれているのよ。
大人気で羨ましい。

初星学園のアイドルは……
どいつもこいつも……

一応の同学年なのだが、元々は初星学園からの転入生という事もあり、互いに「裏切り者の蝙蝠女」「極月学園の恥さらしども」「よそもの」「足を引っ張ったら殺すから」と罵り合うなど、仲は険悪。
ここは悪役同士でバチバチやっているような場面だが、燐羽の「本来の」気性からしても四音は嫌悪の対象であろう。


  • 白草月花

もうお前に興味は無い。消えろ。

月花……姉様……

実の姉でありトラウマそのもの。
言動は問題児だが、求道者気質でありつつもファンの大切さを説くなどアイドルとしての姿勢は四音と対照的に非常に真っ当なもの。
莉波や真央のシナリオにて姿を現すやいなや「愚妹」「アイドル失格」「才能を棒に振るゴミ」と辛辣に四音を貶している。
もっとも、裏を返せば四音に一定の才能と実力があるのは認めているようで、卑劣で独り善がりな振る舞いをすることへの失望の現れともとれる。
実際彼女がN.I.Aに飛び入り参戦するのも四音の敗北を聞きつけたのが切っ掛けで、「四音に勝つほどなら少しは骨がありそう」という評価をしているのである。



四音、ここに呼ばれた意味はわかるな?

ええ、私が初星学園の生徒を血祭りにあげればいいのでしょう?

上記の通り初登場時には彼から送り出される描写となっている。のだが、担当アイドルによっては全く話に絡まず一蹴されたりするため、若干出オチ感も漂ってしまっている
触れられるのはここだけだが、少なくともここで秘蔵っ子のような扱いを受けている辺り、社長からも高い評価を受けていると思われる。

なお、アイドルたちに多くの妨害工作を行う描写やその内容からアニマス時代の黒井社長のようだという意見もあり、その点では一種のリボーンと呼べるかもしれない。

あとどうでもいい余談だが、この時の台詞のおかげで一部のプロデューサーから伝説の超サイヤ人呼ばわりされていたりも……


  • 葛城リーリヤ


  • 紫雲清夏


  • 姫崎莉波




手毬シナリオでは燐羽がメインに来る関係で顔見せ程度の出番しかない。このシナリオに限っては迂闊で残念と言えるし、むしろ手毬の毒チワワぶりの方が際立っている



  • 十王星南


余談

その言動や人間関係などを羅列してみると
  • 常に比べられ続けた事で、姉という存在そのものがトラウマとなった妹
  • 余裕のある態度は仮初でその本性は卑屈で未熟さが目立つ
  • 同学年のアイドルとの仲はあまり良くなく「ケンカするほど仲が良い」という訳でも無い
  • 負けたら負けたで負けを認められず無様で見苦しい振る舞いを続ける
  • 実力の無い者が努力する姿を見るだけで虫唾が走る
  • 挫折した(と思しき)経歴や自分自身へのコンプレックスに塗れている
  • ファンを道具としか見ないなど他人を信用しておらず、実際自分を慕うアイドルも道具と看做している
と、初星のアイドルたちと対照的・対比的・類似となっている点が多く見られている。
より分かりやすくいうと、初星のアイドルたちの(プロデューサーと出会った時点での)未熟さを全て掛け合わせたような性格をしている。
その意味では白草四音は初星学園だけでなく、多くのアイドルたちも辿り着いてしまいかねない所の一歩手前にまで来ているのかもしれない。

劇中における多くの言動や悪辣な妨害工作から、アニマス時代の黒井社長だけでなく魔王エンジェルを彷彿とさせる声も見られている。
しかし、魔王エンジェルは「信じていたものに裏切られた」というのが闇堕ちの理由だったのに対し、
四音はコンプレックスが原因で初星のアイドルたちと自分自身を重ね合わせ、八つ当たり的に目の敵にするなど、やはり三下感が否めない。

また「姉へのコンプレックス」「余裕のないクソザコメンタル」「一人称がボク」という点からよりにもよって夢見りあむと似たもの同士とする意見まであったりもする。
ただりあむは「アイドルは尊いもの」と見ているのに対して四音は「アイドルは手段でしかない」とやはり決定的に異なった思想となっている。

以上のように劇中では徹底したヒール役ではあるが、予想通りのかませ犬的な扱いから意外と好きになった人が多く、
また、そのコンプレックスや敗北時の振る舞いが悲壮さをも感じさせるからか「プロデュースして救済してあげたい」とプレイアブル実装を願う声までも見られている。

ちなみに顔芸の多さや敗北時のダイナミックなリアクション、声優の迫真の演技などから「逆転裁判のキャラかな?」「賭ケグルイを思い出した」という意見も多い。


なお、CVが(撫子・月花ともども)トレーナーと共有なのは、単なる脇役と一悪役扱いゆえの使い回し……かと思いきや、
開発陣へのインタビューにて「四音に合いそうな声優を検討した時にたまたま思い浮かび、そう考えると他2人もトレーナー役の面々が合いそうだったので統一した」という経緯だったとのこと。




せいぜい、無様に修正すればいい……
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フ、フフフ……あはははははっ!



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最終更新:2025年03月19日 12:35