葛城リーリヤ

登録日:2025/05/05 Mon 18:16:12
更新日:2025/05/07 Wed 10:21:44NEW!
所要時間:約 32 分で読めます……!




わたしなんか……とは、思うんです。
だけど、この夢は、必ず叶えます。


葛城(かつらぎ)リーリヤは、『学園アイドルマスター』の登場人物。
CV:花岩香奈

プロフィール
年齢 15歳 血液型 B型
誕生日 7月24日 星座 しし座
身長 161cm 体重 43kg
スリーサイズ 82/53/80 利き手
出身地 スウェーデン
趣味 趣味:お菓子作り、日本のアニメ
特技 特技:お菓子作り、ゲーム
初期評価 歌唱力:1
ダンス力:1
表現力:1
体力:1
度胸:0
海外出身の新入生。歌やダンスの経験はなく、いつも自信がなさそうに縮こまっている。
才能があるようには見えないが、アイドルへの憧れは本物で、相当な努力家。
親友の清夏とは、一緒にステージに立つ約束をしている。

学園アイドルマスター内における唯一の外国人枠。
出身地スウェーデンはアイドルマスターブランドの中でも最北端側。流石にサンタさんより北には住めなかった。

父が日本人、母がスウェーデン人なので、正確にはハーフ。パッと見の印象に日本人っぽさは少なく、純粋な北欧人のような儚さを感じさせる。
そんな見た目に反し、アイドルになるために両親を説得して先日渡航してきたばかりという強い覚悟を秘めてもいる。
なお、アイマスの海外出身アイドルでは珍しくないことではあるが、2025年4月時点でスウェーデン語で会話する描写はまだ存在しない。
一方で、あくまで純粋な外国生まれ外国育ちであるにもかかわらず、日本語は作中描写を見る限り非常に達者*1。日本の文化風習で戸惑うようなことはたまにあるが、カタコトネタはほとんどない。

引っ込み思案な性格で、特別な実績や強い実力を持って入学したわけでもない、プレイアブルだけでなく学園内・学園外のNPC含めても特別「一般人」なアイドル。
実力も相応に低く、プロデューサーと出会った時の評価は全アイドルの中でも特に低い。ただ、人並みの体力はあるので入学成績ワースト1ブービーほどではない。
しかし秘められた開花するべき才能がある……わけでもない。
シナリオ内で一定の成功を収めたところまで既に描かれていながらも、プロデューサーを筆頭に、作中どの視点からも(身体・技術的な)才能の乏しさをこれでもかと強調されている。

それでも本人のアイドルに対する憧れは尋常ではなく、そのための努力を努力とも思わない。
見た目によらない泥臭さがあり、実直で真面目であることこそ彼女の魅力と言える。
アイドルものとしては異端なアイドル像の多い当作品において解りやすい「王道」を貫いているアイドルとも言える。

……が、自分への自信のなさ故にその行動をどうしてもレッスンへと打ち込みがちであり、休息の時間すら惜しむようにレッスンの時間を増やし、それが大きな問題に発展することもしばしば。
良くも悪くも「根性論」「精神論」を自分に強く押し付けるタイプであり、同時にそのプレッシャーに耐えうる芯の強さ……悪い意味で言えば「頑固さ」を根底に持っている。
そういう意味では本当にアイマスの白と言って差し支えない。

紫雲清夏とは幼馴染の関係で、彼女と初星学園のアイドルを見たことでの「約束」を果たすために初星学園に入学した。
素養・実績としては清夏の方が圧倒的に上だが、清夏側のある事情によりその約束を果たされない事に複雑な心境を抱いている。
とはいえ友人としてはどこまでも気の置けない仲であり、素直な自分を打ち明けられる数少ない存在でもある。

自分を見出してくれたプロデューサーには深い感謝があり、愛情を抱いている節すらある。
スカウトの結果としてプロデューサーを「センパイ」と呼ぶが、これは「同じ学園に通う年上の人をそう呼ぶ」というやや歪んだ知識があるため。
ちなみに外国語圏では「Senpai」に「私の気持ちに永遠に気づいてくれない人」のようなスラングとしての意味も込められているなんて話も。

年相応に恋愛への憧れもあるようで、夏祭りでプロデューサーと一緒に回る事をデートと思ったり、週始めに迎えに来てもらった時も「朝からセンパイと一緒…」と、一緒にいる喜びを噛みしめるように呟くなど好意を向けてくることが多い。
ただ好意があることをバレたくはないようで、最後の一線は結構引きたがる。かわいい。
独占欲もそれなりにあるようで、プロデューサーが他の子に惹かれているとやや不満げな描写も見せる。かわいい。

……と、ここまでなら今までのアイドルマスターによくいる、「アイドルに憧れを抱き、プロデューサーへの思慕を募らせる大人しい少女」枠である。



ストーリー







ゲーム上での性能

初期ステータスは設定通り低く、成長率も特別高いものがあるわけではない。求められる能力はVi>Da>Voであるものの、平均的なステータスが必要となる。NIAでは特に全体をまんべんなく育成するよう気をつけること。
ほとんど花海咲季と同じ育成方針が適用されるが、やや体力が低いので肝心なところでレッスンが出来ないなどのことが起きやすい。
特に特訓の1回目で体力が増えるパターンのPアイドルが多いため、無特訓と6段階特訓では体力に6の差が生じる。育成するなら早い段階で5段階特訓までは済ませておきたい。
全体的に体力消費をキーとするPアイドルが多く、自身に無理をさせがちなリーリヤの性格を反映していると言える。
どのPアイドルも全体的に長期戦を想定し後半一気にパラメータを爆発させる作りとなっており、システムとの相性そのものは良い。

ロジック

SSR【白線】

固有スキルカード もう怖くないから コスト 元気3(特訓後 元気2)
強化前 好印象+3 以降、ターン終了時好印象+1(レッスン中1回)
強化後 好印象+4 以降、ターン終了時好印象+1(レッスン中1回)
固有Pアイテム 夢へのライフログ
強化前 ターン終了時、元気が7以上の場合、好印象1.5倍(レッスン内1回)
強化後 ターン終了時、元気が7以上の場合、好印象1.5倍 好印象の100%分パラメータ上昇(レッスン内1回)

SR【一つ踏み出した先に】

固有スキルカード 純白の妖精 コスト 元気3
強化前 好印象+2 好印象の120%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
強化後 好印象+2 好印象の160%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
固有Pアイテム 思い出ロボ
強化前 ターン終了時、体力が50%以上の場合、好印象+3(レッスン内1回)
強化後 ターン終了時、体力が50%以上の場合、好印象+4(レッスン内1回)

R【学園生活】

固有スキルカード 内気系少女 コスト 元気3(特訓後 元気2)
強化前 好印象+1 以降、ターン終了時好印象+1(レッスン中1回)
強化後 好印象+2 以降、ターン終了時好印象+1(レッスン中1回)
固有Pアイテム 緑のお揃いブレス
強化前 好印象が増加後、好印象+3(レッスン内1回)
強化後 好印象が増加後、好印象+5(レッスン内1回)
初期実装はロジックの好調型。同じく好印象で最初期に実装されたことねと比べると、時間をかけて好印象を伸ばしていく長期戦タイプ。
SSRとRは方向性が似通っており、固有スキルに毎ターン好印象を増加させる効果。このため、早めに使用することが望ましい。
もちろんデッキのまわり方次第なので理想より遅い出だしになる事もあるが、開始ターンに使用できれば好印象+16を得たのと同義である。
毎ターン好印象は1ずつ減っていくため、これと帳消し扱いになるリーリヤの好印象が途切れることは基本ない。

SRは貴重な攻撃型。手拍子などがデッキに入らないタイミングでも確実に使用できるパラメータ上昇のアクティブスキルのため使いやすい。
使用する場合、可能な限り3段階特訓は済ませておくこと。

また、SSRのPアイテム「夢へのライフログ」がややピーキーな性能をしている。
元気7以上でターンを終了した時に発動するのだが、その効果が「好印象1.5倍」という乗算効果のため、元の好印象を高めに維持しておく事で高い効果を発揮するようになっている。
だが、元気7はロジック型だと簡単に発動しやすく*11、やる気の調整にも気を使う。
かといってこのカードを後半に使おうとすると元気を増加させないままスキルを使っていくため、後半には赤体力になり一部スキルの使用が難しくなることも多い。
高レベル帯になると好印象型は「キセキの魔法」により体力を大きく消費するため、可能な限り体力は温存したい。
序盤に使うと下手なスキルよりも伸び悩むなどするが、意識しすぎても全体の伸びが悪くなるなど上級者向け。
上手く使うのであれば体力調整用のスキルを入れるなどの対策が必要だが、苦労に見合う分の効果は期待でき、爆発力は初期SSRの中でもかなり高い。流石にやる気型の元気爆弾には劣るが……。

SRとRの固有Pアイテムは純粋な好印象上昇のため、可能な限り早めに発動させてよい。

SSR【White Night! White Wish!】

固有スキルカード 愛を込めて コスト 元気6
強化前 元気+4(やる気効果を1.8倍適用) やる気の300%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
強化後 元気+4(やる気効果を2倍適用) やる気の400%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
固有Pアイテム 海の向こうまで
強化前 ターン開始時、やる気が5以上の場合、やる気1.3倍 スキルカードを引く 体力消費1(レッスン内3回)
強化後 ターン開始時、やる気が5以上の場合、やる気1.3倍 スキルカードを引く(体力消費なし)(レッスン内3回)
2枚目のロジックSSRはやる気型。元気の上昇よりもやる気そのものをパラメータにしていくタイプなので「開花」などとの相性が良い。
固有Pアイテムがやはり乗算形式で伸びる上、やる気を上げていくと自動で発動してしまうため、序盤は発動回数が残っている間にとにかくやる気を増やしまくって少しでもPアイテムの上昇率を増やしていくと良い。
固有カードはやる気を参照としたパラメータ上昇のため、Pアイテムを使い切ってから使いたい。また、固有カード使用時に元気も上昇するが、この2倍適用という効果が非常に強力で、コンテストにおいてはやる気型でもトップクラスの性能を誇る。
一方、特訓での体力上昇が他のPアイドルに比べて少ない点はやや向かい風か。
体力消費系のスキルは少なめにするか、体力ケアを出来るスキルをデッキに入れられるとより安定する。

センス

SSR【冠菊】

固有スキルカード はじめてのラムネ コスト 元気4
強化前 好調状態の場合、使用可 パラメータ+9 好調の200%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
強化後 好調状態の場合、使用可 パラメータ+12 好調の300%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
固有Pアイテム 瓶の中のきらめき
強化前 ターン終了時、好調が6ターン以上の場合、好調2ターン(レッスン内3回)
強化後 ターン終了時、好調が3ターン以上の場合、好調2ターン(レッスン内4回)

R【初心】

固有スキルカード 初めての地平 コスト 元気2
強化前 好調の200%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
強化後 好調の250%分パラメータ上昇(レッスン中1回)
固有Pアイテム 初心の証・リーリヤ
強化前 ターン終了時、好調が6ターン以上の場合、好調2ターン 体力消費1(レッスン内2回)
強化後 ターン終了時、好調が6ターン以上の場合、好調2ターン(体力消費なし)(レッスン内2回)
【冠菊】はシーズン限定で追加された好調型。
条件付きとはいえ自動で好調を付与してくれる強力なPアイテムをもち、中盤に安定してバフを稼げる他、2凸すると序盤から好調を多く盛れる。
固有カードは現在の好調を参照にしたパラメータ上昇で、好調の上昇が溜まり切った後半に打てるように調整したい。

学マス初ライブとなる初心公演の開催記念で追加された【初心】は【冠菊】の下位互換。固有も1回攻撃に変わっている。

SSR【Campus Mode!!】

固有スキルカード いつか見た景色 コスト 元気6 特訓後5
強化前 集中が6以上の場合、使用可 集中1.3倍
次のターン、パラメータ+9(3回・集中効果を1.5倍適用)(レッスン中1回)
強化後 集中が6以上の場合、使用可 集中1.5
次のターン、パラメータ+9(3回・集中効果を1.5倍適用)(レッスン中1回)
固有Pアイテム いつか見た夢
強化前 準備運動使用後、集中+1 体力消費3
以降3ターンの間、ターン開始時、集中+3(レッスン内2回)
強化後 準備運動使用後、集中+1 体力消費1
以降3ターンの間、ターン開始時、集中+3(レッスン内2回)
フェス限定で実装。清夏の【Tame-Lie-One-Step】を意識した集中型。
集中を貯めて殴る非常にわかりやすい性能だが、Pアイテムと固有カードを使うタイミングに気をつけたい。
特に準備運動での集中を貯めきってから固有カードを打つようにしないと、「集中1.5倍」という乗算効果の恩恵を受けにくい。準備運動1枚では山札の消費に時間がかかるため、可能なら2枚体制で挑むのも良い。
NIAの特別特訓の恩恵を特に受けやすいカードが対象となっているため、準備運動のパラメータ上昇回数を増やし、集中の恩恵をより受けやすいカードを回し続けると言ったプレイングも可能。
何にしても序盤で固有アイテムの恩恵を全て得られるような運用が望ましい。

ただ、それを抜きにしても固有での集中1.5倍+3連続アピールの恩恵は大きく、NIAを攻略するだけならそこまで工夫せず使用しても十分強い。高スコアを狙うつもりなら意識すること。

アノマリー

SSR【極光】

固有スキルカード きらきらプリズム コスト 元気6→4
強化前 温存の場合、使用可 強気2段階目に変更
以降、メンタルスキルカード使用時、強気2段階目の場合、強気効果のスキルカードのパラメータ値増加+7
(レッスン中1回)
強化後 温存の場合、使用可 強気2段階目に変更
以降、メンタルスキルカード使用時、強気2段階目の場合、強気効果のスキルカードのパラメータ値増加+8
(レッスン中1回)
固有Pアイテム 小さな銀河
強化前 メンタルスキルカード使用時、強気2段階目の場合、メンタルスキルカードの元気値増加+4
体力消費2(レッスン内3回)
強化後 メンタルスキルカード使用時、強気2段階目の場合、メンタルスキルカードの元気値増加+4
体力消費1(レッスン内3回)
2曲目実装時のリーリヤ初のアノマリー。
強気型なので感覚的には星南の【小さな野望】などと同じように回して問題はないが、特徴として強気2段階目を意識したデッキ回しを要求される。
強気2段階目へ一気に変更するスキルは固有スキル以外だと「クライマックス+」「心・技・体+」、カスタムした「せーのっ!+」「始まりの笑顔+」の4種のみ。
そのため、序盤で固有スキルの効果を発動させることで、デッキのパラメータを長期的に成長させるために取っておきたい。使い回せる「せーのっ!」や「始まりの笑顔」は特に有用。
Pアイテムは強気2段階目の激しい体力消費をカバーするものだが、元気増加に反比例して体力は消費されてしまうので、「覚悟」など体力を直接消費するスキルを採用する際は気をつけること。
事前に体力用のスキルを準備することでより安定した成長効果を期待できる。

SSR【桜フォトグラフ】

固有スキルカード 放課後おしゃべり コスト 元気7→6
強化前 全力値+2 次のターン、パラメータ+8
(このレッスン中に増加した全力値の300%分、パラメータ上昇量増加)(レッスン中1回)
強化後 全力値+5 次のターン、パラメータ+8
(このレッスン中に増加した全力値の300%分、パラメータ上昇量増加)(レッスン中1回)
固有Pアイテム 積み重ねた努力
強化前 ターン開始時、このレッスン中の累計全力値が5以上の場合、元気+5(レッスン内2回)
強化後 ターン開始時、このレッスン中の累計全力値が5以上の場合、元気+8(レッスン内2回)
イベント配布された2枚目のアノマリー。
全力型のため、毎ターンの全力値の積み重ねが最終的な爆発力に繋がる。「覚悟」などで全力値を稼ぎ、固有カードを使って全力状態に入りたい。
……のだが、固有スキルには残念ながら成長効果が適用されず、「アイドルになります」の上昇回数増加も付けられないため、最終的な打点は「輝け!」などと比べると飛び抜けて伸びるわけではない。
また、全力を毎ターン継続しようとすると温存から全力になる時に受け継いだ熱意分のパラメータが無駄になるため、全力以外は常に温存になれるような体制を作りたい。
強気にする必要性はほぼ無いため、純粋にパラメータ上昇+全力値上昇のスキルに割いてよいだろう。


人間関係

引っ込み思案で小動物的な性格故に交友関係は狭く、同じ1組の生徒との交流がメイン。
そのため、親友の清夏との付き合いの多さが特に目立つ形となっている。
ただし、向こうから来る相手に対しては非常に友好的であるため、深い付き合いを求める相手にとっては非常に良い友人となる事が多い。
また、その態度故に庇護欲をそそるようで、プロデューサー以外にも良い「センパイ」に巡り合うことも。

  • 紫雲清夏
これからもあたしたちなら大丈夫っしょ♪
うん。一緒に、頑張ろうね……!

友達に、誘われたんです。
ふたりで一緒に、アイドルをやろうって。

……清夏ちゃん、わたし、約束諦めてないから。
…………約束、何のことだっけ? あたし、すぐ忘れちゃうんだよね~。
………………

親友。初星学園に通うきっかけになった存在であり、一緒に上京をして共にアイドルという夢を目指す仲。
リーリヤ本人は入学時に日本に来たばかりなので、日本出身の清夏と出会ったキッカケについてはまだ語られていないものの、
清夏は過去の実績からスウェーデンに行くきっかけもあっただろう事は想像に難くないため、そこで知り合ったものと考えられる。*12

初星学園でも寮の同室で暮らす関係で、誰相手にも大人しく物腰柔らかなリーリヤが唯一、清夏相手には遠慮なく接している。
寮の部屋を二人で分け合う状態でリーリヤの趣味にも一切口を出さないどころか積極的に理解を示す。*13
お陰でオタクに理解のある彼女のような状態に…

ただ、リーリヤとしては同じくアイドルを目指しながらもドロップアウトのような状態になった清夏に不満を抱いており、
プロデュースシナリオでも自身のトップアイドルの目標と同じぐらいに「清夏が約束を果たしてくれるように」という強い思いを抱えている。
清夏側に何らかの事情があることも理解はしているようだが、実力的には圧倒的に清夏が上なのも自覚しており、
いつか彼女に並び立てる日がくればきっと清夏もアイドルをやりたいと思ってくれるという意思がリーリヤをより力強く前に進ませている。
普段は清夏に引っ張られているように見えるものの、本質的にはリーリヤの強さに清夏が惹かれている。
お互いの悪癖*14も似通っており、良くも悪くも互いに一緒でないと問題が生じる関係のため、学マス全体通してもコンビとして描かれることが一番多い二人と言える。


  • プロデューサー
一度話してみるだけのつもりでしたが……気が変わりました。
センパイ?
葛城さん。
あなたをプロデュースさせてください。
えっ? ……えええっ!? わ、わたしを、ですか……!?

リサーチ力の高さ故に事前にリーリヤの能力の低さを解っていたプロデューサー*15は最初は興味本位だけだったのだが、
会話をしているうちに「リーリヤが持っている意思の強さ」に惹かれ、リーリヤのプロデュースをその場で決意する。
リーリヤ本人もプロデュースされるとは思ってなかったため驚くが、その場ですぐに受け入れるほどのアイドルへの意欲の強さを見せた。

リーリヤ側は「センパイ」と呼び、プロデューサーに全幅の信頼を置いている。
二人だけで出かける事をデートしてると考えるなど異性として意識する様子も度々見受けられる。
レストランの料理を半分に分け合うことを強く意識したり、プロデューサーに薦められたリップチークを迷いなく買うなど積極的。
プロデューサー側はあまりそうした意識を持たないものの、リーリヤに何かあった際はその場に割り込んででも守ろうとするなど、
まさにリーリヤにとっての理想の「王子様」のような振る舞いは多い。
同時にロボットのフィギュアをプレゼントする*16ことで無自覚にリーリヤを喜ばせたりすることも多く、謎の信頼を勝ち取っている。
プロデューサー側はリーリヤの趣味を深く突っ込まない上に特に気にもしていないようだが、
リーリヤ側は彼の前で徹底して趣味を隠すようにしている。オタバレを気にするのって得てしてオタク側だよね。


リーリヤ! 今日はダンスで勝負よ!
よろしくお願いします……!

イベント『1年1組のアイドルたち』での出会いが最初となる。当初は上から目線の咲季に一歩引く視線を見せていたが、
ゲーム勝負となった時に勝ってから向こうから勝手にライバル意識を持たれることに。
やや苦手意識があったようだが、誰よりも真剣で相手にまっすぐぶつかっていく姿に惹かれ、
レッスンにおいて「師匠」として教えを請うようになっていく。
サービス初期は『1年1組のアイドルたち』以外ではあまり絡みはなかったが、プロデュースアイドルである【極光】のコミュ、Pに出会っていない世界線であるイベント『桜舞うスタートライン』の同時期・両面で2人の関係性が描かれることに。
特に『桜舞うスタートライン』においては、清夏とのこじれた関係の改善にプロデュース時のP並に貢献した非常に頼れる存在になっている。

リーリヤにとって「アイドルを目指す上でとにかく努力をする」という当然の行為を共にする、最も類型にあたる存在。
夢に向かって真剣に向き合い、同時に他人の夢を決して笑うことなく心から尊重する咲季の存在は非常に心強いものとなっている。
内気なリーリヤに対して、やや強引ながらも向かってくる所もリーリヤとしては助かっている要因なのかも知れない。

また、その後ゲームを一緒に遊ぶようになると格闘ゲームを教えるようになる。
どんな事にも真剣で勝負事に向き合う彼女を「格闘ゲームの素質がある」としながらも、一切容赦なくボコボコにしている。
まぁ手を抜かれて喜ぶタイプじゃないからそういう面でも気が合うのかもしれない。


リーリヤ、こっち見て。二刀流
か、かっこいい……!

イベント『1年1組のアイドルたち』での出会いが最初となる。
こちらも咲季に負けず劣らずの上から目線の相手であり非常に萎縮していたが、
チーム団結が必要となる際に放った「月村さん……足を引っ張らないでくださいね」*17に対し完全に手毬側がビビってしまうことになり*18
見た目によらない意思の強さを手毬が高く評価したこともあって交流を深めるようになる。
その後、リーリヤから花火に誘ったりするなど関係は良好。
手毬の厳しめの発言に対しても真面目に向き合うなど、付き合い方をしっかり学んでいるようである。
リーリヤにとって、進学組*19である手毬のアドバイスは実際役に立っているようで、尊敬できる先輩としても活躍している。

ちなみに『1年1組のアイドルたち』の終盤ではお互いの交流を深めるためあだ名を付け合う流れになったが、その時の手毬からの呼び名は『りーぴゃん』
余りに嫌だったのか露骨にテンションの低い声を出しており、この後のコミュを見るに結局あだ名が根付くことはなかった。


こちらも1組の同期。ただ、咲季・手毬ほどの交友を深めては居ない。
というのもことね側が「深くない程度の付き合い」を好んでる節がある上に、
リーリヤと清夏の関係性の深さを横目に眺めるような立場になることが多く、リーリヤ本人も自分から交流を深めないタイプであるために、
「同じクラスでは仲が良い方」ぐらいの関係性に留まってしまっているため。
とはいえことねにとっては手のかかる咲季・手毬に比べてアイドル以外の事でも接しやすい相手でもあり、清夏含めて三人で女子会をすることも多い。


こちらは2組の同期。咲季の妹である上に他人との交流に積極的なのもあってかすぐに仲良くなる。
イベントコミュ「ケーキが結ぶフレンドクリスマス」からの付き合いで、基本的に自分が下になりがちなリーリヤにとって
年の近い姉のように振る舞える数少ない相手。
……が、咲季とリーリヤの仲が深まり、咲季がリーリヤに指導をするようになると嫉妬心を剥き出しにする一幕も。


キミ、どうしたんだい?
――ふわあっ!? わ、わたし……ですか?
すまない、驚かせてしまったね。可憐な花が咲いていたから、思わず声をかけてしまったよ。

数少ない同学年以外との関係。
初星学園の新入生歓迎会で誰とも会話できなかった時に話しかけてくれたところから始まり、その後も環境に馴染めないリーリヤに色々と気を焼いてくれる。
サポートコミュでの関わりが多く、サポートコミュの時系列では「プロデューサーが居ない」という前提で進むようになっているため、
リーリヤにとっての「センパイ」を担う形になる。お陰でリーリヤプロデュース時にコミュが発生するとNTRのような状態に…
麻央本人も「芽の出ない新入生」に対して思うことがあるらしく、アイドルとして上手くいかないまま3年生になってしまった自身の経験を重ねるように指導や教えをすることも多い。
包み隠さずに接してくれる麻央に対し、リーリヤも心を開いている。


見る目がありませんね。あなたと同じで――才能がない(・・・・・)

……撤回、してください。
センパイの悪口は、許せません。

NIA編のライバルポジション。FINALEで戦う最後の相手となる。
会話の始めこそ物腰柔らかな態度だったものの、すぐにその本性を表しリーリヤ本人の才能の無さを指摘。
しかしリーリヤ本人が自分をどれだけ言われても決して意に介さない性格だったために、対象をプロデューサーに切り替えるなど狡猾な対応をする。
リーリヤにとってはプロデューサーこそが恩人であるため、彼女の解りやすい煽りにすら乗ってしまった。のるなリーリヤ!戻れ!
以降の顛末はNIA編ストーリーを参照。

清夏よりも露骨に悪意のある対応を取られたため敵意を剥き出しにする数少ない相手だが、
同時に四音の余りにも度を超えた言動にも理解しようとする姿勢を見せる辺りに、リーリヤの性根の善性が見える。


楽曲

  • 白線
作詞・作曲・編曲:ナユタン星人

信号機メンバーが異色な曲を歌い、他のアイドルたちも今風の楽曲を歌う中で
非常に王道で真っ直ぐなアイドルソング。
作曲者はむしろ普段意欲作を送り出している側であるため、驚きを持ってプロデューサーたちに迎え入れられた。

どこまでも弱気な自分を、強く美しく肯定していくというリーリヤの物語を4分に詰め込んだ曲で、
誰にとってもの応援歌になってくれる。
楽曲MVも非常に作曲者の個性が出ており、ストレートな作りにSDで可愛らしく叫ぶリーリヤと青空を描く白線にリーリヤの叫びが木霊する良曲。
リーリヤ担当の花岩香菜氏の新人っぽさが歌唱にも滲み出ており、よりリーリヤ本人が「これから羽ばたく」アイドルとして作られている。

なお、リーリヤと楽曲のイメージや「白」線という名前に反して、衣装(SSR【白線】。MVやジャケットでも同様のものが描かれている)は黒基調なのも印象的。

  • Wake UP!
作詞・作曲:田中透真(Dream Monster) 編曲:アッシュ井上(Dream Monster)、田中透真(Dream Monster)

2024年の誕生日に発表された記念シングル。ゲーム中でも聞くことは出来るがカードの実装はなし(2025/5/5現在)
一歩前向きになったリーリヤにとっての何度だって諦めないという強い意思を込めた楽曲。

  • 極光
作詞・作曲・編曲:重永亮介
『葛城リーリヤ 2nd Single「極光」』収録曲。カードは2025年3月実装と、初期9メンバーの中で最も遅い2曲目の実装となった。
リーリヤの楽曲としては数少ないクール・カッコいい系の印象を強める一曲。
戸惑いと迷いを強く振り切り、より一歩前に進む事を力強く宣言するかのような「光」を描いた一曲。

こちらも衣装は楽曲のイメージ通りに、大きな帽子が印象的な制服風で黒基調のものになっている。
軍服のようにも見えるが、いわゆる銀河鉄道的なイメージの歌詞が一部あるため車掌服がモチーフか。

  • Fragile Heart
作詞・作曲・編曲:アッシュ井上(Dream Monster)
『葛城リーリヤ 2nd Single「極光」』収録曲。「初心公演:愛知公演 昼の部」にて初披露されたサプライズ楽曲枠。


余談

大人しく小動物的な印象というイメージ通りの少女だが、実のところそのイメージに比べ身長が高く、スタイルもかなり良いことが特徴的。
学園アイドルマスターという作品が全体的にスタイルの良い生徒ばかり*20ため数字上は派手に見えないが、
3Dモデルでは全身の「出る所が出てる」感じが非常に作り込まれている。

……が、それ以上に目立つのが、「43kg」という身長・スリーサイズからすると余りにもファンタジーな軽さ。
今までのアイドルマスターブランドであればそう珍しい数字ではないが、
作品全体として「可能な限り現実的に」といったような身長・体重の傾向がある当作品内において*21かなり目立つ数字であり、
なんと体重そのものは千奈と並んでいるという異常なまでの数値。
ちなみに一番軽いのはお察しの通り篠澤広……ではなく、藤田ことねだったりする。
ただし、広もことねも体重に見合う程度のスリーサイズを持っているのに対し、明らかにリーリヤの肉体が体重に反して豊満であることが見て取れる。*22
日本人離れしている体型の演出ということでもあるのだろうか……

スウェーデン代表のガンダムファイターと同じ誕生日をしている。狙っているのかただの偶然か……

担当声優の花岩香菜氏について、同期である俳協2020年4月外部入社生のアイマス声優率が当人含め6人中4名という多さ。
しかも4名は全員女性であるため実質アイマス声優率100%というとんでもないことになっている。
この中だと最も遅く役を得た形にはなるものの、学マスがかなり長い期間準備していたことを考えると
実質ほぼ同じ時期に選ばれていた可能性は高い。*23



わたしに、才能なんてない
でも、それは前提だから。

――追記・修正しない理由には、ならない。

この項目が面白かったなら……\りーぴゃん/

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最終更新:2025年05月07日 10:21

*1 作中でも、Pとの出会いで「それにしては達者だ」と触れられている

*2 ちなみに清夏と同室。明らかに棲み分けがされており、清夏側の方は机周りがオシャレに飾られてるのもあってかなり印象に残る。

*3 ちなみに限定カラーだったらしい。プロデューサー側は特に気にせず渡しているようだったが。

*4 ついでにお菓子の方もブランドを特定するなど詳しいことがわかる。

*5 上達した咲季がようやく「ぞうさんランク」に辿り着けたぐらい。「こんな遥か高みのランクがあるの…?」と愕然するほどの差があるらしい

*6 格ゲー用に作られた、アケコンにおけるスティック=上下左右入力もボタンに置き換えて正確性を高めようという思い切った産物で、メリットも多いがとにかく直感に反するデザインのため、ガチ勢のためのアイテムというのが専らな評価。

*7 ただ、倒れるほどのレッスンをするのは一緒にアニメなどに付き合ってる清夏からしても異常な行為であることが示唆されており、普段は必要以上のレッスンをしてもちゃんとアニメなどを見る時間を作っているように見受けられる。その上でお菓子作りなどもかなりの凝り性らしく、ますますどのように時間を使っているのか気になる……。

*8 ただ学マスPは徹底的にアイドルの調査をするのと同時にアイドルへの理解をする事を大事に考えているため、発覚したところで問題は無さそうではある。プロデューサー側もリーリヤにアニメやゲームの話を振ることは多いので、案外知っていて黙っているか、そもそも隠していることに気づいてない可能性もある。

*9 作中の描写を見てもわかるのだが、どう見てもリーリヤのほうがワーカホリック気質である。描写されていない部分でのプロデューサーはリーリヤにとってはかなり厳しく見えているということなのだろうか。

*10 最終オーディションの中で3番目の難しさ。FINALEのためには必ず一度攻略しなければならない

*11 ロジック型では必須カードとも言われる「本番前夜」が特に枷になりやすく、このカードを使用しやる気が3以上になると、表現の基本を使うだけであっさり元気7に到達して発動してしまう

*12 スウェーデンには王立のバレエ団が存在するため清夏が直接赴く理由にはなるが、リーリヤとは縁が無さそうなので過程がどうなっていたかは不明。ホームステイなどの経緯があったのだろうか?

*13 それでも眠い時に無理やり付き合わされるなどの時は流石にずっと相手をすることはない。そういうところもお互いに遠慮がないとは言える。

*14 自身の問題を周りに言わずに一人で抱える所がとにかく多い

*15 「あまりアイドルに向いているようには見えない」とまでレポートに書いている

*16 コミュの選択肢次第

*17 そもそもの発言はリーリヤのものではなく、リーリヤの後ろで声真似をした清夏によるもの

*18 この発言を手毬側がずっと引きずっており、最終的に「足を引っ張ったら殺す」とまで脳内で変換されている模様。

*19 中等部から初星学園に通っているアイドルの先輩。リーリヤや咲季などの高校入学組より経験が豊富

*20 1年生から3年生までバスト80台後半の割合が他ブランドに比べても多い

*21 高身長、良スタイルのアイドルは50kg台が殆ど。身長がかなり低い咲季ですらリーリヤより重いが、これでも軽めな設定と言える方。

*22 ことねに関しては家庭環境や入学後の様々な事情から栄養失調に陥っている推測ができるためプロデュース前の意図的な数字であることは想像できるが、広はそうした問題を抱えていない割にどうしてこんなに貧弱なのか……単純に出歩く事すらなかっただけなのだろうか。

*23 開発に6年をかけていることが明言されており、担当声優達もライブで発表した楽曲の収録が相当前であることを明かしている