プロデューサー(アイドルマスターシリーズ)

登録日:2018/05/04 (金) 22:17:59
更新日:2025/04/29 Tue 11:04:44
所要時間:約 10 分で読めます




アイドルマスターシリーズにおけるもう一人の主人公、プレイヤーの分身。

概要

各メディアでプロデューサーのキャラ付けは大きく異なり、アニメや漫画など一部を除き顔が明確に描写されることは少ない。
だがそれを活かし、様々な姿のプロデューサー像が生み出されている。
またそれぞれの作品や所属プロダクション名から世界観毎に
「765P(オリジナルシリーズ)」「876P(DS)」「デレ(マス)P(シンデレラガールズ)」「ミリ(マス)P(ミリオンライブ)」「シャニ(マス)P(シャイニーカラーズ)」というファン層分類呼称も存在する。
なお「シャニ(マス)P」は界隈ではゲーム内のプレイヤーアバターキャラを指す事が多いが、外部の話題などが入るフォーラムやまとめサイトなどでは「シャイニーカラーズのファン層」を指す言葉としても依然使われている点に注意。

●目次

765プロオールスターズのプロデューサー

業務内容:
  • スケジュールの段取り
  • レッスン指導
  • 営業
  • 事務処理
  • アイドルを車に乗せ、営業先まで送り届ける
他多数

本来の芸能プロダクションであればプロデューサーってよりはマネージャーの方が近い業務内容である。*1
実際、アーケード版のボイス収録の初期段階では「マネージャー」表記だったそうな。
一応765プロは設立時点で高木社長以下数人しかいない会社なのでプロデューサーがなんでもやらないといけないような状態だったから、という理由なのだが後発媒体や本作を踏襲した他社アイドルゲーはどうなんだろう
人物像としては10代後半から20代前半の青年。公式で年齢は明らかにされていないものの、スタッフは22歳のイメージで作ったらしい。なのでお酒を飲むし、車を運転することも出来る。
三浦あずさに対しては「さん」付け、秋月律子に対しては呼び捨てであることからファンの間で19歳説が唱えられていた。*2

性格はプレイヤーの操作に大きく左右される。常にアイドルの言動に気を払い、その場に応じた適切な返答をする(パーフェクトコミュニケーション)を取り続ける完璧超人なプロデューサーも居れば、場に相応しくない返答ばかりする変態Pも居る。

一人称が「俺」であり、亜美真美から「兄ちゃん」と呼ばれ、萩原雪歩菊地真も「男の人」と言う台詞があるので性別は男性であることは確定。
二次創作では女性プロデューサーも結構いる。

765プロへは高木順一朗社長にスカウトされ入社した。
学歴などは不明だがイケメンらしい。ただし星井美希基準ではイケメンではないようだ。


テレビアニメにも登場。ゲームでは効果音でしゃべっているのを表現していたが、アニメではきちんと声がついた。担当声優は赤羽根健治。固有キャラ名が明言されていないこともあり、担当声優の苗字を取ってファンからは一般的に赤羽根P(略称バネP)と呼ばれる。
初期では秋月律子と共に765プロの12人のアイドルをプロデュースし、竜宮小町結成後は竜宮小町メンバーの3人を除いた9人の担当となる。
制作スタッフによれば「女子校の新任の先生」をイメージしたキャラ作りをしたそうで、基本的に明るく温厚、不器用でおっちょこちょいながらも真面目で誠実な好青年として描かれている。

赤羽根Pの主な活躍
  • カメラマンに扮してアイドルへインタビューを敢行
  • 収録後に皆にスイーツを奢る
  • 大きな犬が苦手な雪歩のために、自身も大型犬が苦手なのを承知で敢えて立ち向かう
  • ハム蔵と男同士の友情を深める
  • 自分の店を壊された中華料理屋の店主に追い回される
  • プロデュース業に専念するためにアイドルを引退していた律子を久々にステージに復帰させる
  • 14人乗りのマイクロバスを自ら運転してアイドルを現場まで送り届ける
  • 春香を庇ってステージの奈落から転落し、生死の境を彷徨うも無事に生還する
  • 765プロ周辺の飲食店を粗方制覇する
  • 「明日があるさ」*3・「YELL~エール~」をカヴァーする

スピンオフ漫画『ぷちます!』シリーズにもプロデューサーが登場。
アニメ版の担当声優が間島淳司のため、間島Pの通称で呼ばれる。
ギャグ物なのでPの頭の形がアルファベットの「P」になっている。二次創作でよくある「他のキャラには普通の顔に見えているPヘッド」ではなくガチでPヘッド。
そのため、営業回りなどをする時には特殊メイクばりの顔マスク(表情も口も自然に動く)を被る。明らかにPヘッドが入っているにしては小顔だったりするが気にしない。若者と中年の2つを使い分けており、実年齢は謎。
また近年は怪しい薬を飲んだり怪しい菓子を食べたりそもそも特に何もなくても女体化することがあり、額に「P」の字が入った目付きの悪い妙齢の女性になる。

脱ぐとめちゃくちゃマッチョ。意味も無くボディビルダーのポーズを取ることがある。ダブルバイセップス!
能力はそこそこあるものの、ちょいちょい酷い目に遭っている。
間島Pの不遇の歴史
  • いおのビームの直撃を受ける
  • ぷち達の生活費はPの給料から天引き。ぷち達が事務所を破壊した時の修理費も天引き。
  • 毒虫を食わされる(食わされた後、何故かイケメンになる)
  • ぷちどるの相手をしていただけなのに警察に連行される
  • 無人島に置いてけぼりにされる
  • 温泉旅館にも置いていかれる
  • ゴミ扱いされ捨てられる
  • こあみ・こまみに寝ている所を顔に落書きされる
ただ体は非常に頑丈で
  • 上空から地上へ落下しようが
  • 体重1トンを越えるセイウチの下敷きになろうが
  • いおのビームの直撃を受けようが
  • 海を漂流しようが
  • 暴走した牛に引きずられようが
必ず生還してくる。ギャグ漫画補正?言ってやるな。
登場する時は大抵スーツ姿。海に行って水着になってもネクタイは外さない。裸ネクタイである。
なお、ゲームのプロデューサーと違って(?)アイドル達からの好感度は各々違っているが、律子と美希(とそのぷちどる達)には結構好かれている様子。


上田夢人の漫画「アイドルマスターrelations」にもプロデューサーが登場。
ドラマCD版の担当声優が水島大宙のため、水島Pの通称で呼ばれる。
プレイヤーの分身的な物語から一歩ひいた立場ではなく、物語の中の主要人物である。

水島Pの主な活躍
  • 千早をトップアイドルに育て上げる
  • 千早の担当を離れる
  • 第1話で美希をスカウトし、担当Pになる
  • 美希の意向を無視してユニット解散する
  • 千早だけが出場権を獲得していた「アイマスGP」にて、「千早を含むユニット」として765プロ全員を出場させる

など。
如月千早のプロデューサーとして千早をトップアイドルに育てあげるが、「千早の才能についていけない」と思い詰めた末に千早の担当を降りた。彼としては「自分がいない方が千早の才能を伸ばせる」と思っていたのだが、千早が本当に求めているものには気づいてやれなかった。
それ以来一線を退いていたが、第1話で美希をスカウトし、Pとして復帰。美希を順調に育てるも「美希の才能のため」として伊織と雪歩とのユニット「ナムコエンジェル」を解散させる。美希はこの方針に不満を抱くが、美希はちゃんとプロテューサーと話し合ったので信頼関係を取り戻すことができた。
作中最大の敵である魔王エンジェルとアイマスGPで戦うためにユニット名「如月千早」を「ナムコエンジェル」に変更、全員一丸のユニットとして出場させる。(作中のルールではOKだが、魔王エンジェルが「なんつーデタラメな…」と評したほどの暴挙ではある)
終盤、千早の精神がとうとう限界を迎え、ステージから逃げ出してしまう。彼は美希に背中を押され、一度は逃げ出した千早の心と再び向き合うこととなる……

総評すると、世間一般でいう意味のプロデューサーとしては十分に有能だが、アイマスのPとして最も重要な仕事である「アイドルを支えてやること」ができなかった人物。
最後に美希は千早にライバル宣言をするが、その意味には気づいていない様子だった。


シンデレラガールズのプロデューサー

業務内容:
  • スカウト
  • レッスンの監督
  • オーディション開催
  • LIVEバトル主催
  • アイドルの息抜き相手
  • 双葉杏を働かせる
  • 夢見りあむのSNS監視
他多数

千川ちひろから無償の愛と有償の愛を受けながら190人以上のアイドルから有望なアイドルを選び、トップへと導くのが役割。
765プロのプロデューサーと異なり、一切喋らない。アイドルとコミュニケーションをとる選択肢の時だけセリフが出る。
アイドルたちの日常を描いた5コマ「シンデレラガールズ劇場」でも顔だけは巧妙に隠されているが、アイドルのセリフなどから姿やプロデュースの手腕、性格などが断片的に判明しており、更にプレイヤー達の間で独自のキャラ付けがされている。
  • クマっぽい(by小日向美穂
  • ぴにゃこら太に似ている(by綾瀬穂乃香
  • 諸星きらり(186.2cm)よりも背が高い
  • 声が逞しい
  • 指名手配されてそうな人相
  • 日野茜のランニングや特訓にもついていける体力の持ち主。ただし翌日は筋肉痛になる
  • 北条加蓮が体調を崩した兆候を見せるとすぐに駆けつけ、適切な対処を取る(過保護とも言う)
  • 輿水幸子が空からの登場を希望したのですぐスカイダイビングの手配をする
  • どんな状況でもスーツ。真夏の海だろうが雪の中だろうがノルウェーだろうが富士山だろうがスーツ姿を崩さない。でも入浴時はちゃんと脱ぐ。
  • なにかとアイドルたち(主に結城晴)を「セクシーでかわいい動物コスプレショー」に出そうとする
  • アイドルたちとイチャイチャしてると鳥に襲われる
  • Cu属性担当Pは女に興味がない
  • Co属性担当Pはブサイク
  • Pa属性担当Pは髪の毛が寂しい
  • 文字が読めない
+ ...
  • Cu担当は女に興味がない
不幸系アイドル白菊ほたるに以前の事務所の同僚がどうしているか尋ねられた時に無言で夜空の星を指差す、自動車趣味持ちアイドル原田美世に髪の撥水性の良さはカーワックスを使っているからかと間接的に発言するなどの畜生行動が根拠。単に「Cu担当は畜生」とも呼ばれる。
近年でも両親を火災で喪った疑いのある白雪千夜に公演で「自分の居る森を焼かれようとされる神使」の役をさせるなど、行動は相変わらず。
その割には可愛いアイドルを大勢スカウトしているので見る目はきちんとあるらしい。
  • Co担当はブサイク
綾瀬穂乃香がプロデューサーの見た目を「ぴにゃこら太に似ている」と評したことから。ぴにゃこら太は公式でもブサイク扱いされており、それが根拠。
人間は見た目じゃない!中身だ!!
ただしアニメの武内Pのように「ぴにゃこら太のように目つきが悪い」という見方はある。実際彼は目つきが似ている一方で別にブサイクではない。
  • Pa担当は髪の毛が寂しい
これだけ公式の描写とは一切関係ないプレイヤー達の間で発生したキャラ付け。
[シンデレラガール]十時愛梨が実装された時のこと。背景に描かれていた写真立てには愛梨と髪の毛がフサフサの人物が写った写真が入っており、これを見た一部のPが「俺じゃない!NTRだ!!」と騒いだ。だが写真の人物は顔が描かれていないので、判断材料は髪の毛しかない。なのに俺じゃないと騒いだからPaPはハゲているという風潮が生まれた。
Paは個性が激しいアイドルが多いから心労で髪の毛が抜けてしまったと考える事も出来るが・・・。

無論アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」にも登場。担当声優は武内駿輔で通称は武内P。詳細は個別記事参照にて。

スターライトステージでもプレイヤーの分身として登場。アニメの設定に準拠し346プロ所属のプロデューサー。
ただ個性豊かなアイドルたちをスカウトしてくるあたり本家に負けず劣らずの才能を持っているようだ。
また、コミュではちょくちょく選択肢が出現し、プロデューサーの人となりが察せられるものもあるが、大体はアイドルを信じ、彼女らの要望を聞き入れる理想的なプロデューサーと言えるものが多い。
ちなみに名前が自由に変えられるのでこれを使った大喜利的な遊びができる。

一方でキャラ付け・人となりはまるで安定しておらず、あるアイドルのコミュでは武内Pのように子供に対しても敬語で話し、かと思えば別のコミュでは大人に辛辣なタメ口を利くこともあるほか、ちゃんとしたアドバイスや解決策を持ってくるかと思えば別のコミュでは「合宿だ!」一本槍で基本頷くのみのとても有能には見えない存在だったり。
ゲーム上、もといシステム上は同名の「○○P」表記なのだが人格面のブレがあまりに大きく、到底同一人物とは思えないような描写が多い。
コミカライズ発の楽曲イベントなどではそちらを彷彿とさせる口調になる事も。

個別のコミュでも実際接するアイドル毎に人となり自体が別人レベルに変わる事が多く、幸子相手だと鬼畜生になったかと思えばヘレン相手ではPも世界レベルに目覚めてしまったり、時子様相手だと忠実な犬、つかさ相手だと言うところは全てはっきり言う有能P、と これ本当に同一人物? と思えるほど人格面で違いが出ている。

コミカライズ2作品にも独自のプロデューサーが登場。
向井拓海主人公の「WILD WIND GIRL」では暴走族の特攻隊長として喧嘩に明け暮れていた彼女をスカウトした。
仮にも芸能事務所に所属する会社員でありながら、髪を銀色に染め、グラサン、唇にピアス、黒のスーツに派手な柄のシャツを着用するという一歩間違えば「その筋の方」になってしまいそうな見た目である。
性格も不真面目でスケベったらしく、高圧的で喧嘩っ早い。警察の厄介になることも多く、警察署から出勤したこともあった。
プロデュース方針も利己的かつ良い加減。早苗さん曰く「アイドルの扱いが雑」
でも担当アイドルの扱い方は把握しており、義理堅く仲間思いな拓海の性格を利用してどんなに変な仕事でもその気にさせている。
アイドルの扱いは上手くても事務仕事は苦手。部長とも反りが合わない。
ドラマCDでの担当声優が内匠靖明氏であるため、内匠Pと呼ばれることがある。
ちなみに読み方が向井拓海の下の名前と同じ「たくみ」なので、CD収録時にスタッフに「たくみさん」と呼ばれた時に内匠氏と拓海役の原優子氏両氏が反応するというちょっとした混乱が起きていたりする。
なお、スターライトステージでは本コミカライズ初出の楽曲*4を題材としたイベントコミュ及びストーリーコミュは勿論のこと、拓海と里奈のユニットであるノーティギャルズ主役の営業コミュまで内匠Pらしき言動になっている

身長149cm以下のアイドルが主人公の「U149」では人事異動で第3芸能課に配属された青年のPが登場。
成人男性としてはずいぶん小柄で、片桐早苗より少し大きいぐらいの背丈しかなく、童顔・はねた髪型も相まって少年のような見た目の持ち主。ただ所属アイドルからはプラスに受け止められている様子。
人事異動時の引き継ぎが上手く行われておらず、第3芸能課にどんなアイドルが居るかを知らずに配属された。プロデューサーになるにあたっては大人の女性のプロデュースを望んでいた。
根は真面目な性格であり、物置代わりになっていた第3芸能課の片付けを行い、不本意ながらジュニアアイドルをプロデュースすることになってもきちんとプロデュース方針について考え、思いついたことを即実行に移している。
年少のアイドルたちに対してもきちんと名字にさん付けで呼び、一人一人と向き合おうとするなど、アイドルへの姿勢も真面目。女子小学生と同レベルの言い合いしたりもするけど
社内での仕事時はワイシャツとネクタイの上にジャンパーを着ており、ワイシャツは腕まくりしている。外回りをする時はスーツを着用する。なおスーツ姿を見た的場梨沙「中学生みたい」と評した。
飴ちゃんを持ち歩いており、ちょくちょくアイドルに手渡している。
ドラマCD・アニメでの担当声優が米内佑希氏であるため、米内Pと呼ばれることがある。


ミリオンライブ!のプロデューサー

アニメ版『ミリオンライブ!』を除くと、765プロオールスターズのプロデューサーを経て更に37人(GREE版ミリオンライブ)/39人(シアターデイズ以降)のプロデュースも行っている。

ミリオンライブ』『シアターデイズ』はゲーム・アニメ両方のプロデューサーの設定を受け継いでおり、アイドルと積極的にコミュニケーションを取る。
性格は真面目で切れ者。行動力も高く、アイドルのためなら大御所相手でも歯向かったり、北沢志保に小学生メイドを演じさせ、あまつさえ「ごしゅPさま」と呼ばせたりしている。

『ミリオンライブ!』のメディアミックス作品では各作品毎に別々の解釈で登場。
ゲッサン版は生真面目で優しい性格で、赤羽根P路線を更に柔らかくしたような性格。最終盤まで顔が描かれなかったが、最後に太い下がり眉の好青年風の見た目と判明した。

ミリオンBC』では対照的に第一話からガッツリと登場。無精髭に乱暴に後ろに流したような髪型と、ゲーム内の印象ともかけ離れた、これまでには無かった見た目に設定されている。プロデュースは丁寧だが、態度はぶっきらぼうに装おっているため、真意を読めずに誤解しているアイドルも居る等、登場人物としての存在感がある。

『天色のアステリズム』(Twitterで連載)にも他媒体とはまた別のプロデューサーが登場。飄々とした態度で胡散臭く、持ってくる仕事もトンチキなものが多いが、芸能界で生きる人間としてプロデュース業には真摯。アステリズムとミリシタのコラボイベントにも登場したが、後述のアニメ版の2人と違いボイスは無い(いわゆるポポポポ)
なお連載中は常に目元が隠れていたが、連載終了後に作者のアカウントに掲載された非公式漫画ではそもそも顔が無いという事実が明かされた。環「おやぶん妖怪だった」

アニメ版ではオリジナルのプロデューサー(CV:中村源太)が登場。実直そうな見た目の好青年。珍しく公式配信で源太P(略して源P。公式ブログなどでもこちらの表記が多い)という呼び名を名付けられている*5が、これは従来通りに中村Pという呼び名では中村繪里子などの中村姓と混同するという理由。

またアニメには赤羽根Pも「チーフプロデューサー」として登場。765オールスターズのプロデューサーとして働きつつ、先輩としてプロデューサーを見守り、時には助言もする。なお演技プランを源太Pと意識的に変えた結果エロくなったと内外で評判。
この2人はミリシタのアニメコラボイベントコミュでは顔とボイス付きで登場。ちなみに設定を切り替えるとボイスを消すことができる。赤羽根「俺達を消すのか!?」源太「あんなに収録頑張ったのに!」赤羽根「まあ俺も消すんですけど」源太「えっ」


SideMのプロデューサー

従来の作品と異なり、プロデューサーの性別ははっきりしていない。テキストも中性的に書かれており、男性プレイヤー・女性プレイヤー両方に配慮している。主に雑誌で活躍しており、作者様によって様々な姿を見せてくれる。
「サイスタ」こと『GROWING STARS』では引き続き性別は不明なものの、今までよりも露出が増えキャラクターが若干定まっている。Pがアイドルの夢を見るところから始まり、その夢の中にまだスカウトしていない筈のアイドルがいて…というところから始まる。それはいいのだが、何故か目覚めた後の背景が完全に公園だったことからリリース前にもかかわらず「野宿P」という愛称を付けられてしまった。
ちなみにこのゲームでは315プロが弱小事務所であるところから始まるが、弱小にもかかわらず46人ものアイドルを集めてきたという地味にとんでもないことをしていたりする。
なお、この作品のPは所詮敬語キャラであり未成年相手でも敬語で話すことが多いが、モバゲー版では小学生ユニットのもふもふえんに対してはタメ口で話す描写がゲーム内漫画で存在していたり、サイスタではモノローグで敬語を使わない描写も存在している。

アニメにも登場。アニメでは性別が男性であると明らかにされた。担当声優は石川界人。よって通称は石川P。
中性的な顔立ちで緑色のヘアゴムで結んだ黒の長髪とアホ毛がトレードマーク。服装はノーネクタイのスーツ。ワイシャツの上からサスペンダーを付けており、フード付きのコートを羽織っている姿もある。

石川Pの主な活躍
  • 961プロを退社したJupiterの3人を斉藤社長と共に315プロへスカウト
  • 天道輝・柏木翼・桜庭薫をスカウトし「DRAMATIC STARS」と名付ける
  • スカウトしたアイドルを順番にデビューさせると宣言する*6
  • トラウマに悩む翼の心を落ち着かせるため空港へ連れて行く
  • 病気で寝込んだアイドルにおかゆを振る舞う
  • 盲腸で入院した先の病院でWの二人をスカウトする
  • ハイジョが文化祭で描いていた理想のライブ像を実現させる


シャイニーカラーズのプロデューサー

新ブランドとしては久々に、いわゆるプロデュースシナリオのある形式のゲームとなったシャニマス。
七草はづきから無償の愛と有償の愛を受けながらオーディションを勝ち抜いたか、街でスカウトした女の子を一人前のアイドルになるようプロデュースしていく。
担当アイドルと二人三脚でW.I.N.G優勝を目指す展開は初代に近い。
愛飲しているのはブラックコーヒーで、めぐるをはじめとしたアイドル達には「プロデューサーといえばコーヒー」と認識されている模様。
容姿などは言及が非常に少ないため設定されていない、もしくは現状制作陣以外非公開状態だが、アイドルのセリフなどから性別は男性であることが明確化されている。後にムービーやカード画像に登場したことで男性である事は確定。
ギャルゲーの主人公よろしく目元は描写されていない(というか目より上が見えた描写がない)一方で、プロデューサーとしては露出回数が多め。髪型も明らかになっている。
特に背の高さはよく話題にされる。ある程度絵の遠近法演出等も配慮する必要は有るが175cmの咲耶よりも高く、160cmの樹里、165cmの雛菜と比べおおよそ頭ひとつ分の高さがある事から185以上は有ると目される。一方で座高が真乃とあまり差がないため足が長いようでもあるらしい。ただし前述の武内Pの様なガッシリとした肉厚の体格ではなく所謂痩せ身寄りのイケメン体格でもある様だ。

『シャイニーカラーズ』では基本的にアイドルは所属グループ外のコミュニケーションをあまり取らない(イベント時のグループ対抗など全グループ参加イベントなどでしか接触しない)為、ここのプロデューサーは各グループを統括し管理する役目も担っている。
口調などからは良識的な大人な性格の持ち主かつそれを匂わせる容姿と推測され、そのせいか親愛度が低い状態で一歩踏み込んだスキンシップを取るとアイドル達から心に刺さる辛辣な言葉をかけられることとなる。
個性豊かでかつ様々な内面を秘めているアイドル達と、それぞれに適格なコミュニケーションを取っていく姿からプレイヤーからは「(アバターキャラとして)自己投影出来ない」「完璧イケメン」「プレイヤーはシャニPに取り憑いてπタッチさせる悪霊」と評される事も多い。

とはいえイメージほど完璧でもなく失敗も少なくない。自己評価が低い点はちょくちょく指摘されている。
いささか感情に寄り添いすぎる傾向があり、大人・上司として冷静な対応ができず裏目に出る場面もしばしばあるため、重いエピソードが増えて描写を重ねてきた最近では「人間としてはイケメンだが、仕事のパートナーとしては不安」といった感じの賛否両論も受けるようになっている。
円香の辛辣な言葉にも平然とした鋼メンタルを持つが決して落ち込んだりしない訳ではなく、結華に向けたある一言が大きな禍根を生む事になり、後に甜花へ似た発言をしそうになった際にその一件を引きずっているかのような描写があったりもする。
またプロデューサー業の激務に加えて、担当アイドルを羽ばたかせるために無理をした結果事務所の床で意識を失っているのを担当アイドルに発見されるなど、過労描写も多い。透には「責任感強すぎ系プロデューサー見参」と揶揄された。
コミュイベントにパーフェクトコミュニケーション時に本当にそうか?と思ってしまう流れえでも心の中で言い放つ(よし、楽しく話せたな)と、「ははっ」というイケメンな笑いが口癖と見られている。
センターポジションが真乃である(そのため作劇上真乃を特別扱いすることがある)ことや、霧子や羽那を相手にすると感情が重く様子がおかしいことから、好みは清楚系というネタも一部にある。

モノローグが非常に多いこともあって、他のアイマスタイトルのプロデューサーと比較しても「確固たる性格設定を持っているキャラクター」として認識される傾向が非常に強い。
武内Pや米内Pなどのメディアミックス出身Pを除くと、アイマスシリーズでも異色の存在である。
さらには
  • 一部のアイドルキャラクターの過去に深く関わっている設定がある
  • 明確に彼個人に恋愛感情を抱いていると思われるアイドルが複数いる
  • 上司(天井努)からは「死んだ親友に似ている」「Pとして夢破れた自分のようになるな」といったとんでもなく重い感情を向けられている
といった点からも「もはやプレイヤーの分身ではなく、確固たる自我を持っているキャラクター」として認識しているプレイヤーが多数派。
彼個人のファンというプレイヤーも少なくなく、P-SSR等で少しずつ顔以外が明らかになって(「顔は出してはいけないが、顔以外は全部書いてもいい」というルールでもあったのか、謎光で顔だけ隠れるという演出さえも行われた)いく過程はシャニPガチ恋勢を沸かせた。
また天井社長とのカップリングも一定の人気があり、シャニマスオンリーイベントでBL本が頒布されるのはもはやお約束(なお、一人の天P作者はのちに公式スピンオフの作画担当に抜擢された模様)

アニメ化によってついに顔が明らかになった他、2023年に開始されたStraylight主役のスピンオフ「アイドルマスター シャイニーカラーズ コヒーレントライト」でも、ファンのイメージ通りの雰囲気を漂わせる外見で描かれて好評を博した。
なお両作でデザインが統一されているわけではなく、大まかな共通観念に基づいた感じである。
公式四コマ(通称ギミマス)でも、初期こそ空気気味だったが、最近はアイドルたちにいじられたりツッコミ役に回ったり、逆にとんでもないボケをかましたりと存在感を増している(こちらではまだ顔出しはなし)。

実はメディアミックスで顔出ししたのは2019年に連載開始されたシャニマス初のコミカライズ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(作画・しのざきあきら)なのだが、
比較的初期の作品なのもあってキャラ像が若干ズラされているのもあってか、あまり話題に上らない。

前述しているが、原作における一個の自我を確立した存在としての彼から、地続きのメディアミックスPも含め「シャニP」と呼ばれることが多い。


学園アイドルマスターのプロデューサー

初星学園の専門大学相当となるプロデューサー科の新入生。すなわち本編開始時点ではおそらく18歳*7という本編Pでは最年少格。

今回も明確に男性となっている。
一人称は「俺」だが、口調は武内P同様、相手を問わず丁寧語で落ち着いたもの。
モノローグ以外で崩れるのはよほどの動揺があった時のリアクションや、敵意を露わにしてブチギレている時くらいである。

その長所は常軌を逸した調査力、抜群の行動力
担当アイドルのプロフィールはよほど隠された情報でもなければ最初から把握済みで、プロデュースが始まってからも筋道立てて計画的に事を進める印象が強い。
だが、手毬の超絶問題児ぶりにはそんな彼をもってしても振り回され続ける。
佑芽に出会った際は、補欠入学なので名簿に情報がなく知らないという場面があるが、裏を返せば(自分だってP科新入生なのに)新入生の基本情報は一通り把握しているととれる。
その能力はプロデュースとしての域に留まらず、失踪して何年も経ち大した手がかりもない人物を手間暇かけて探し出すことに成功するなど、作中でも探偵呼ばわりされる領域。
行動力という点では、偶然の出会いで佑芽を担当することになった場合でも即日両親にアポを取ってその日のうちに会えたので合議のうえ翌日には計画書が完成するなど仕事が早い。
社会人経験も無いはずでありP科の教育を受け始めてもいない入学段階から既にこの振る舞いでありちゃんと社会人な他マスPよりしっかりしていると言わざるを得ず
「趣味」に走ったプロデュースのせいで成績が下がることを憂われたり、黒井社長にも(アイドルのついで*8とはいえ)特に何の断りもなく引き抜き対象にされていたりと、さすがに作中世界でも優秀と見られている描写もある。

夢は「トップアイドルをプロデュースすること」
そのため、(篠澤広という例外を除いて)担当したアイドルをトップアイドルにするつもりでプロデュースを始める。
一方、明らかに才能に欠けている見立てのリーリヤの志に感銘を受け自分からプロデュースを申し出たり、千奈を「より健全に成長させるためなら、自分がクビになってもいい」というある種本末転倒な行動をしたりと、
決して夢のためにアイドルを利用して勝ち馬に乗るような考えはなく、アイドルファーストな精神の持ち主。
ギチギチの冷血理論派に見えて、「アイドル」というものを愛し、担当アイドルを信じ、アイドルの成長に心から喜びを感じる、本質は他のプレイヤーPとそう変わらないロマンチストとも言える。
彼も決して完璧超人というわけではなく、人並みの部分を見せる描写も時々挟まれる。それを差し引いても十分すぎるが。

その信念や、通常のアイマスと異なり「アイドルになりたくて来た者」しかいない環境ゆえもあってか、レッスン等に対してはかなり厳しく甘えを許さない。
アイドルからもおおよそ口を揃えて「厳しい」「鬼、悪魔」等と評され、
本人が頑張りすぎるのでPが抑えに回りがちなうえに温厚で遠慮がちなリーリヤにすら「息抜きなんてさせてくれるわけがない」と認識されているほど。
行き詰まっている立場となる上級生組に顕著だが、本人が当初不服に思うような内容でも「プロデュース方針」を徹底する*9という、ぶっちゃけシリーズを通してあまり重要視されない「プロデュース」の要素を良くも悪くも強めに押し出す面も。
また、こうした性格から、ギャグ・シリアス問わず言葉を選ばない辛辣な発言がかなり多い
火の玉ストレートを食らってショックを受けるアイドルの姿は学マスではよくあることである。

だが、お固く見えて(主に「アイドルのため」「アイドルが好き」という点に起因して)奇行に走ることもある。
  • 麻央を応援する寄せ書きを用意した際、自分もコメントを書いたら色紙の半分を埋めてしまったのでボツにし自重して一言にした
  • ビジュアルトレーナーに手本役を請われて*10「特別なファンサ」をその場で披露してことねの心を打ち抜く*11
  • 莉波を最強のお姉さんアイドルに仕立て上げようとする言動全般
ただ性格が災いしてか交友関係に乏しく、時々それを指摘されたり心配されたりする。
とはいえこれも性格ゆえに信用はあるのか、非常時に協力を仰げるくらいのコネは持てているようだ。

料理がかなり上手い。
手毬のダイエットメニュー、ことねの体調回復メニューなど実用目的のものが目立つが、普通の食事も含めて様々な料理を作る描写がある。

メディアミックス未登場なのもあって今のところ外見に関する直接的な描写はないが、
主に広が言う「見限ってきそうな眼差し」を筆頭とした形容の仕方や、4コマ6話でキリッとした黒狐のぬいぐるみを清夏とリーリヤが「Pっぽい」と言う、何か企むと時々「悪い顔」を見せるといった描写から、キツい雰囲気があるのはほぼ公式と言える。
そしてその人物像と合わせて、二次創作ではかなりの割合で理系っぽい眼鏡男子な風貌に収束していることも語り草である。

シャニP同様あるいはそれ以上にキャラクターの個性が強いため、同様に「学P」「学マスP」という個別のキャラクターとして見做されるのが常。どちらかというと前者の方がより固有名詞扱いされることが多い。



追記・修正は個性豊かなアイドルたちとパーフェクトコミュニケーションを達成した後にお願いします。

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最終更新:2025年04月29日 11:04

*1 アイマスシリーズにおいて、本来のプロデューサーに近い役割を持つキャラは『DS』の武田蒼一が存在している。

*2 『2』では律子に「呼び捨てで構いません」と言われる前は律子相手にも敬語だった

*3 坂本九の名曲。現在ではジョージアのCMソングとしても有名

*4 Virgin Love、炎の華、LOVE☆ハズカム

*5 アニメ内では「プロデューサー」という名称。

*6 一見普通に見えるが、デレアニPはこれが出来ていなかった為、担当アイドルと確執を生む事になった。

*7 莉波との関係で「幼少時に年下/年上と勘違いしていた」エピソードがあることや、あさり先生の「P科はきみより年上が多い」という発言などからしても、多めに年齢を重ねているとは考えにくい。

*8 他のアイドルをプロデュースした場合は特に出てこないので、少なくとも単体で狙うほどの価値は見出していない。

*9 さすがに、それが本人のためになるという見込みはあってのことではあるが。

*10 「君ならできるでしょ」というノリで命じており、トレーナーにすらその能力を周知されていることが覗える。

*11 当のトレーナーにも響いているため、ことね個人への特効ではなく純粋に凄い。