アマテ・ユズリハ

登録日:2025/02/10 Mon 22:27:32
更新日:2025/03/21 Fri 15:54:47
所要時間:約 6 分で読めます




※本記事は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に関する重大なネタバレが含まれています。ご注意ください。







































宇宙(そら)って自由ですか?」




アマテ・ユズリハは『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主人公。
CV:黒沢ともよ


概要

サイド6のイズマ・コロニーにて、サイド6有数のお嬢様学校である女子校に通う赤いショートカットヘアが特徴の女子学生。17歳。父親は単身赴任で自宅にいないため、サイド6監査局職員である母親のタマキと共に政府官舎である高層マンションで2人暮らしをしている。「-Beginning-」段階では一瞬しか登場していないが、自室にはクラゲの写真が飾られている。
幼少期のあだ名は「マチュ」。*1赤い三日月の形をしたピアスを付けている。
人の手によって作られたスペースコロニーでの暮らしをどこか偽物のように感じ取っていた。

そんなある日、
駅の改札にて難民の少女・ニャアンにガイアよろしく踏み台にされる形でぶつかられ、その際のどさくさで私物であるスマホの液晶が割れた事と、彼女が運んでいた「こんなもの」ことテム・レイの回路違法のMS非武装解除装置「インストーラーデバイス」が手持ちの荷物に紛れていた事から紆余曲折を経て互いに探し当てて再会。弁償金をせびるために難民区画にあるカネバン有限公司まで追いかけた際に赤いガンダムGQuuuuuuXと軍警察との戦いに巻き込まれる。
その際に軍警察が難民への被害を顧みない強引な取り締まりを行った事で憤り、カネバンが保有するザクに乗り挑むが劣勢となる。
直後、地下通路に落とされるも偶然隠蔽作業中だったGQuuuuuuXを見た事で「あっちの方が強そうじゃない……?」と思い、そちらに乗り換える。
その時GQuuuuuuXのオメガ・サイコミュが起動し、「キラキラ」を見た事でパイロットとして覚醒。軍警察を撃退する。



「よくわかんないけど……なんかわかった!!」



その後はあれだけのことをやらかしておきながら何食わぬ顔で一旦日常に戻ったが、現在の赤いガンダムのパイロットであるシュウジと出会いニャアンとも三度邂逅。カネバンに誘われ利害も一致した事もあり*2、クランバトルチーム「ポメラニアンズ」の一員「マチュ」となった。

TVシリーズの前作にあたる『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のスレッタ・マーキュリーに続いての女性主人公となる。*3また、平行世界とはいえ宇宙世紀を舞台としたTVシリーズの主人公としては『機動戦士Vガンダム』から32年ぶりとなる。*4


人物


「間違いない……あれは、キラキラだ……!」

一言で言うとガンダムシリーズの主人公らしい非常に胆力のある少女。
ニャアンやカネバン有限公司の大人たちといったアウトロー側の人間を前にしても全く臆せずむしろスマホを壊した弁償代として金をせびろうとするなど堂々と接したり、ニャアンの配達についていって面倒を見たりと快活な一面が強い。

思い立ったら即行動のタイプらしく、劇中では上述の行動の他、プールの飛び込み台の最上段で逆立ち、しかも制服姿なのにそのままプールへダイブしたり、
学校の教室からカバンを置いたままダッシュで早退するなどの問題行動も見られた。こういった電波とも取れる行動もガンダム主人公らしくはある*5
なんなら、非合法の運び屋の違法な荷物に発信機が付いていると知るとそれを逆用して捕まえてやろうと考え、本当に捕まえてしまうなど大胆にもほどがある事までやってのけている。
これはニャアンがアウトローにしてはか弱きものな事も大きいと思われるが

口も達者でニャアンとシュウジが金に困っているのにつけこ…見かねて、シュウジには自分と組んでクラバに出る事を提案し、
ニャアンにはシュウジに届ける予定だったインストーラーデバイスを後払いでシュウジに渡させて2人にクラバの報酬を山分けする事で協力を約束させている。
富裕層の一般市民マチュがアウトロー側のニャアンとシュウジをクラバに引きずり込むという妙な展開になった

このあたりも含めて学校内でのファンは意外と多いようであり、入場特典の設定本には『体育の時間のマチュのファンは結構多い』・クラスメイト(女子校なので女子)「アマテさん…」「イケてる」「♡」という設定画が収録されている。
一方で少々冷めたように見えて表情を大きく変える事が多く、ジト目が似合う。*6
巻き込まれたMS戦では恐怖を感じ、クランバトルでも身バレを恐れる*7他、シュウジに匂いを嗅がれて照れる八つ裂き光輪を出しそうなポーズをしつつなどごく普通の少女らしい感性も見られている。ネットで調べたとある人物を変な格好と断言しているので、ファッションセンスの方も普通と思われる。総じて掴みどころのない性格と言ったところだろうか。こういった性格付けは鶴巻監督の過去作であるフリクリとも通じる所がある。しかし、これらの要因故に自身の行動によって後悔することも目立つ。

母親であるタマキは親子仲が悪い訳では無くむしろ良い方なのだが、娘に対して過保護な面が目立つ。
それに対してマチュも強くは出れないようで、明らかに門限どころじゃないのに門限などは守りつつも胸の内を述べず敷衍したような言動で会話している。
同級生はお嬢様学校であるにもかかわらずアルバイトをしている中、彼女は特にしておらず、その分習い事に通っていることから、母親が政府高官ということもあり金銭面では裕福な様子がうかがえる。
歴代のガンダム主人公でも家庭環境はかなり恵まれている部類といえる。

なお、小柄で華奢な容姿だが、ボクサーパンツなどスポーツ系の下着を着けていたり*8制服がオーバーサイズ気味だったりする事もあってか結構着やせするタイプであり、パイロットスーツ姿では豊かな胸元などプロポーションの良さが浮き出る事で表情の多彩さ(特にジト目)と共に話題を呼んだ。あらすじ自体が非常に衝撃的だった上に公式からのネタバレ禁止要請も出ていたため、当初は穏当に語れる話題がマチュの乳くらいしかなかったという事情も関係している。「ほう、5倍以上のエネルギーボインがある」

また、何らかの形で本編以前に操縦方法を覚えた*9であろう他のガンダムシリーズ主人公とは異なり、現時点ではモビルスーツとは縁のない生活を送っていたようにしか見えないため、その点はシリーズでは異色と言える。まあ初代主人公も(開発者の息子とはいえ)マニュアル読みながら即実戦だったりしたが
実際ザクに乗った際はまともに操縦もできなかったので、MS操縦技術は一切持っていない可能性が高く、GQuuuuuuXの操縦はオメガ・サイコミュで感覚的に行っている模様。

立体化

2025年5月にFiguarts miniにてデフォルメフィギュアが、同年6月にFigure-rise Standardにてプラモデルが発売予定。
一番くじや食玩などでも商品化が予定されている。


余談

  • 母であるタマキ(及び本作のハロ)の声は釘宮理恵女史が担当しており、黒沢ともよ女史とはアイマス繋がりの組み合わせとなった。
    また、釘宮女史はかつてアマテと同じくハロと共にガンダムに乗る赤毛の少女を担当していた。
    このため、かつてハロと共にガンダムに乗って戦ったネーナが、ハロと共にガンダムで戦う後継者となったマチュを母として、そしてハロとして導く立場になったとも言えなくもない。ネーナがそんな殊勝な事するわけないのはその通りである

  • 内向的な性格だった前作主人公のスレッタとは異なり、物事には自分からグイグイ入り込んでいくタイプなため、「たぬき」のあだ名を貰ったスレッタと同じ流れでか、「イノシシ」「狂犬」と評されている。
    また、偶然にも物語が改札から始まる繋がりかつその行動力の高さから、前作の先輩同様に「令和のカミーユのあだ名を貰ってしまった。*10
    そもそも、放送から40年程経つのに、未だに反骨心と血の気の多い奴が現れたら例え話に挙がるカミーユの方がおかしいような気もする
    • これでも当初はもっと尖っていたキャラクター(ガンダムに軍人でない彼女が乗るというシチュエーションがかなり重く捉えられていたのもある)だったようで、制作中に『水星の魔女』が公開されて、ずいぶん気が楽になったとのこと。

  • キャラデザがポケモンで知られる竹氏である事やあだ名のおかげでか、実在した天空都市になぞらえてピチューと組みあわせたイラストやファンアートもよく見られている。

  • 序章となる『beginning』公開後に『機動戦士ガンダム』TV版第3・4話にはモブのザクパイロットとして「マチュウ」なる人物が登場する事が知られるようになった。
    言うまでもなく本作のマチュとは何の関係もない。そもそも性別すら違うし。
    • とはいうものの、「マチュ」は主にフランス語圏において男性としての名前が一般的。ニャアンもベトナム語圏では男性名であり、2人揃ってカミーユとは逆に「男の名前なのに女」というものになっている。「男の名前なのに…なんだ女か」についてはニャアンが言われてもマチュが殴りに行きそうとファンの間では囁かれている。自分でニャアンのことを「可愛い名前」って言ってるのに…

  • 主題歌「Plazma」の冒頭の歌詞が端的に言うと「ニャアンとのファーストコンタクトがなければ幸せに生きていたのではないか」と回想するものとなっており、今後の彼女の命運を暗示しているのではと本放送前から心配されている。まぁ、ガンダムの主人公に過酷な運命が待ち受けるのはいつもの事だが
    そしてネタバレ禁止だったのと綺麗に噛み合い過ぎたこともあり変な所へ飛び火した

  • 「恵まれた環境にいるが、それにどこか違和感を覚えている」「シャアが姿を消した数年後に現れたニュータイプ」と、バナージ・リンクスとは僅かながら共通点がある。彼のように戦後生まれとする構想もあったが、諸事情により戦前生まれとなった。本家宇宙世紀の人物でいうとハマーン・カーン(U.C.0067年1月生まれ)より少し下、サイド6在住繋がりのアルフレッド・イズルハ(U.C.0068年9月生まれ)と同年代にあたる。ロメロ・マラバル(U.C.0153年時点で85歳)とも同い年。

  • 事前情報から逆算されたおおよその生年および髪色が近いことや類稀なるNTの素質を秘めているらしき描写、パイロットスーツの配色がキュベレイに似ていること、「ジークアクス」という名が後継機として「ジークアクシズ」という機体が有り得そうに見えること、ハマーンの誕生日やら命日やらにGQuuuuuuXのいろんな発表がなされたことから公開前や直後は「GQuuuuuuX世界線におけるハマーン・カーンにあたる人物ではないか?」とも言われていた。
    公開後は年齢設定の齟齬は勿論、イノシシやら狂犬やらと評価されるような一面がいくら歴史が大きく違うとしてもハマーンとは合致しないことから、あっという間に「無関係だろう」という意見に落ち着きつつある。まぁ学生時代はぶっ飛んだキャラだったという意味では共通している。あちらは半公式に近い扱いだが


「追記・修正するから…信じて!」




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最終更新:2025年03月21日 15:54

*1 恐らく、アマテ・ユズリハ→マ テ ユ→マチュといった具合のあだ名。

*2 また、仮に誘いを断れば一連の行動を軍警やジオンに告発されてしまうのではないか?と危惧したのも一因。

*3 あくまでTVシリーズに限った話である。詳細は水星の魔女の項目を参照。

*4機動戦士ガンダムUC』のTV放送用の編集版である『RE:0096』を除いた場合。

*5 早退の旨を伝えるよう同級生に頼んではいたが、問題行動に変わりはない。また、一連のシーンから同級生との仲は良好であることが窺える。

*6 作中描写された範囲では、瞳は普段は緑と赤の2色だが、不機嫌な時のジト目は目の色数が緑1色となっている。

*7 普段は使わない「マチュ」の名前を使い、ニット帽を目深に被っているのも変装のためである。

*8 見えても平気なのか、ミニスカートなのにもかかわらず飛び込み台で逆立ちしたためパンモロ姿まで披露している。初見で「スパッツでは?」と思った視聴者もいたようだが、設定資料によるとパンツ。ちなみに女子校に通うと周囲に女子しかいないので下着等を見られても平気なのは女子校あるあるだとか。

*9 学校や独学で基礎を学んだ・軍隊などで訓練を受けた・個人的に指導された・設計・関連技術に携わっていたetc

*10 作品本編が『1st』の続編的な立ち位置やシャアと何らかの形で関わるという共通点もある。