登録日:2025/02/10 Mon 22:27:32
更新日:2025/04/23 Wed 22:11:48
所要時間:約 6 分で読めます
概要
赤いショートカットヘアと、赤い三日月の形をしたピアスが特徴の女子学生。17歳。
幼少期のあだ名は「マチュ」。
サイド6の
イズマ・コロニーにて、サイド6有数のお嬢様学校であるハイバリー高校に通う。
家族構成は両親のみできょうだいがいる描写は無い。父親(外交官)は単身赴任で同居していないため、サイド6監査局職員の母親・タマキと共に政府官舎である高層マンションで2人暮らしをしている。ちなみに「-Beginning-」段階では一瞬しか登場していないが、自室にはクラゲの写真が飾られている。
人の手によって作られた
スペースコロニーでの暮らしをどこか偽物のように感じ取りながら日々を送っていたが、そんなある日、駅の改札にて難民の少女・ニャアンに踏み台にされる形でぶつかられる。
そして、その際のどさくさで私物である
スマートフォンの液晶が割れた事と、ニャアンが運んでいた
テム・レイの回路っぽい違法のMS非武装解除装置「インストーラーデバイス」が手持ちの荷物に紛れていた事から、紆余曲折を経て互いに探し当てて再会。弁償金をせびるために難民区画にあるカネバン有限公司まで追いかけた際に
赤いガンダムと
GQuuuuuuXと軍警察との戦いに巻き込まれる。
その際に軍警察が難民への被害を顧みない強引な取り締まりを行ったのを目にして憤り、カネバンが保有するザクに乗り挑むが劣勢となる。
しかし直後、地下通路に落とされるも偶然隠蔽作業中だった
GQuuuuuuXを見た事で
「あっちの方が強そうじゃない……?」と思い、そちらに乗り換える。
その時GQuuuuuuXのオメガ・サイコミュが起動し、「
キラキラ」を見た事でパイロットとして覚醒。軍警察を撃退するのだった。
その後は一旦日常に戻ったが、現在の
赤いガンダムのパイロットであるシュウジと出会いニャアンとも三度邂逅。カネバンに誘われ利害も一致した事もあり、クランバトルチーム「ポメラニアンズ」の一員「マチュ」となった。
人物
一言で言うと『ガンダム』シリーズの主人公らしい非常に胆力のある少女。
ニャアンやカネバン有限公司の大人たちといったアウトロー側の人間を前にしても全く臆せず、むしろスマホを壊した修理代として金をせびろうとするなど堂々と接したり、ニャアンの配達についていって面倒を見たりと怖い物知らずで快活な一面が強い。
また、思い立ったら即行動のタイプらしく、劇中では上述の行動の他、プールの飛び込み台の最上段で逆立ち、しかも制服姿なのにそのままプールへダイブしたり、学校の教室からカバンを置いたままダッシュで早退したりするなどの問題行動も見られた。
なんなら、非合法の運び屋の違法な荷物に発信機が付いていると知ると、それを逆用して捕まえてやろうと考え、本当に捕まえてしまうなど大胆にもほどがある事までやってのけている。
しかも、その際にニャアンに「テロリスト?」と聞いているので相手がテロリストである可能性を考えた上で捕まえに行っている。
口も達者でニャアンとシュウジが金に困っているのにつけこ……見かねて、シュウジには自分と組んでクラバに出る事を提案し、ニャアンにはシュウジに届ける予定だったインストーラーデバイスを後払いでシュウジに渡させて2人にクラバの報酬を山分けする事で協力を約束させている。
このあたりも含めて学校内でのファンは意外と多いようで、入場特典の設定本には『体育の時間のマチュのファンは結構多い』・クラスメイト(女子校なので
女子)「アマテさん…」「イケてる」「♡」という設定画が収録されている。いわゆる同性にモテるタイプかもしれない。
一方で少々冷めたように見えて表情を大きく変える事が多く、実はジト目が似合う。
巻き込まれたMS戦では恐怖を感じ、クランバトルでも身バレを恐れる他、シュウジに匂いを嗅がれて照れる、ネットで調べたとある人物を変な格好と断言しているなどごく普通の少女らしい感性も見られている。総じて掴みどころのない性格と言ったところだろうか。こういった性格付けは鶴巻監督の過去作である
フリクリとも通じる所がある。しかし、これらの要因故に自身の行動によって後悔することも目立つ。
母親であるタマキとは親子仲が悪い訳ではなくむしろ良い方だが、彼女は娘に対して過保護な面が目立つ。
それに対してマチュも強くは出れないようで、門限などは守りつつも胸の内を述べず敷衍したような言動で会話している。
同級生はお嬢様学校であるにもかかわらずアルバイトをしている中、マチュは特にしておらず、その時間を習い事に通っていることから、母親が政府高官ということもあってか経済面では裕福な様子がうかがえ、歴代の『ガンダム』主人公の中でも家庭環境はかなり恵まれている部類といえる。
なお、小柄で華奢な容姿だが、ボクサーパンツなどスポーツ系の下着を着けていたり制服がオーバーサイズ気味だったりする事もあってか結構着やせするタイプであり、パイロットスーツ姿では豊かな胸元などプロポーションの良さが浮き出る事で表情の多彩さ(特にジト目)と共に話題を呼んだ。
また、何らかの形で本編以前に操縦方法を覚えたであろう他のガンダムシリーズ主人公とは異なり、現時点ではモビルスーツとは縁のない生活を送っていたようにしか見えないため、その点はシリーズでは異色と言える。
実際ザクに乗った際はまともに操縦もできなかったので、MS操縦技術は一切持っていない可能性が高く、GQuuuuuuXの操縦はオメガ・サイコミュで感覚的に行っている模様。
立体化
外部作品
「SDガンダムGジェネレーションエターナル」にて「GQuuuuuuX」と共に緊急参戦。
GQuuuuuuXの方はアナウンスされていたがマチュの方はサプライズの登場となった。
…のだが、余りにもサプライズ過ぎたのか立ち絵は公式の使い回しで口パクもせず、ボイスも無い(テキストのみ)状態。
時期が時期なので仕方がないだろう。
またGQuuuuuuXの武装がトメノスケ・ヒートホークだけ。
妙に攻撃力の高い期待性能であることから無言で斧振り回して敵MSを切り裂いていく女扱いされている。
余談
- 母であるタマキ(及び本作のハロ)の声は釘宮理恵女史が担当している。
また、釘宮女史はかつてアマテと同じくハロと共にガンダムに乗る赤毛の少女を担当していた。
このため、かつてハロと共にガンダムに乗って戦ったネーナが、ハロと共にガンダムで戦う後継者となったマチュを母として、そしてハロとして導く立場になったとも言えなくもない。
- 前作『水星の魔女』主人公のスレッタとは女子高生主人公
かつ中の人が別コンテンツで共演しているといった共通点があるが内向的な性格だったスレッタとは異なり、物事には自分からグイグイ入り込んでいくタイプなため、「たぬき」のあだ名を貰ったスレッタと同じ流れでか、「イノシシ」「狂犬」と評されている。
また、偶然にも物語が改札から始まる繋がりかつその行動力の高さから、前作の先輩同様に「令和のカミーユ」のあだ名を貰ってしまった。- これでも当初はもっと尖っていたキャラクター(ガンダムに軍人でない彼女が乗るというシチュエーションがかなり重く捉えられていたのもある)だったようで、制作中に『水星の魔女』が公開されて、ずいぶん気が楽になったとのこと。
- キャラデザがポケモンで知られる竹氏である事やあだ名のおかげでか、実在した天空都市になぞらえてピチューと組み合わせたファンアートもよく見られている。
- また、上記の例えを意識されたのかカミーユとの組み合わせも見られている。
- 序章となる『beginning』公開後に『機動戦士ガンダム』TV版第3・4話にはモブのザクパイロットとして「マチュウ」なる人物が登場する事が知られるようになった。
言うまでもなく本作のマチュとは何の関係もない。そもそも性別すら違うし。- とはいうものの、「マチュ」は主にフランス語圏において男性としての名前が一般的。ニャアンもベトナム語圏では男性名であり、2人揃ってカミーユとは逆に「男の名前なのに女」というものになっている。
- 主題歌「Plazma」の冒頭の歌詞が端的に言うと「ニャアンとのファーストコンタクトがなければ幸せに生きていたのではないか」と回想するものとなっており、今後の彼女の命運を暗示しているのではと本放送前から心配されている。そしてネタバレ禁止だったのと綺麗に噛み合い過ぎたこともあり変な所へ飛び火した。
- 「恵まれた環境にいるが、それにどこか違和感を覚えている」「シャアが姿を消した数年後に現れたニュータイプ」と、バナージ・リンクスとは僅かながら共通点がある。彼のように戦後生まれとする構想もあったが、諸事情により戦前生まれとなった。本家宇宙世紀の人物でいうとハマーン・カーン(U.C.0067年1月生まれ)より少し下、サイド6在住繋がりのアルフレッド・イズルハ(U.C.0068年9月生まれ)と同年代にあたる。ロメロ・マラバル(U.C.0153年時点で85歳)とも同い年。
- 事前情報から逆算されたおおよその生年および髪色が近いことや類稀なるNTの素質を秘めているらしき描写、パイロットスーツの配色がキュベレイに似ていること、「ジークアクス」という名が後継機として「ジークアクシズ」という機体が有り得そうに見えること、ハマーンの誕生日やら命日やらにGQuuuuuuXのいろんな発表がなされたことから公開前や直後は「GQuuuuuuX世界線におけるハマーン・カーンにあたる人物ではないか?」とも言われていた。
公開後は年齢設定の齟齬は勿論、イノシシやら狂犬やらと評価されるような一面がいくら歴史が大きく違うとしてもハマーンとは合致しないことから、あっという間に「無関係だろう」という意見に落ち着きつつある。
- ↑3 ニュータイプ資質が人一倍強いのと、若干トンパチ気質なだけで案外バックボーンらしいバックボーンはほとんどないってこともありうるか。昨今はバックボーンが濃ゆい主人公ばかりだったし -- 名無しさん (2025-02-14 19:15:10)
- 無免許で武装車両奪ってパトカー吹っ飛ばしたって考えるとアニメ始まる前から詰んでるw -- 名無しさん (2025-02-14 20:04:56)
- 自分のしでかした事のやばさは自覚してるし、命の危機に対しての恐怖もある。なのに「だから一歩踏み出してもいい言い訳が欲しい」ってなるのはロックにも程がある。アムロみたいな所謂「巻き込まれ系主人公」に憧れているんだろうな。 -- 名無しさん (2025-02-14 20:11:15)
- 概要のTVシリーズ強調した部分いります?反対意見が無いなら削除しようと思います。 -- 名無しさん (2025-02-15 11:57:50)
- ???「俺はボインちゃんが好きだぜ」 -- 名無しさん (2025-02-18 17:15:45)
- もしかして鷹の爪の吉田君が元ネタ -- 名無しさん (2025-02-21 14:28:55)
- もし「変なマスク」の人と邂逅したらどうなるのか… -- 名無しさん (2025-02-26 15:15:20)
- ↑11 確かに「バイトしてる子もいるよ」のところ、口籠ったような口調になってたんで、確かに友達というよりニャアンを引き合いに出したって感じだったな -- 名無しさん (2025-02-27 20:27:29)
- Xで見かけたイズマ・コロニーのデンジャラス・ライオンってフレーズが頭から離れない -- 名無しさん (2025-03-02 10:50:58)
- 杠って日本人の名字なので、普通の日常系ラノベみたいな主人公名してる。アマテの方の漢字はどうなんだろうか -- 名無しさん (2025-03-02 13:07:35)
- ↑そのまますばり天照とか? -- 名無しさん (2025-03-02 13:36:12)
- 進めば二つというスレッタに対してマチュは奪えば全部という謎の迷言が囁かれているが、今のところマチュがそのような台詞を言ったシーンはない。 -- 名無しさん (2025-03-04 17:09:39)
- ↑3ユズリハの花言葉に「世代交代」があるらしいから新しいガンダムの主人公として意識したネーミングかも -- 名無しさん (2025-03-04 17:34:05)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2025-03-05 11:39:05)
- 比較対象に『ゲッターロボ號』の一文字號が出され「ガンダムよりゲッターチームの方が似合いそう」なんて評される(多分)元一般人ガンダム主人公(おそらくMS操縦もガチ素人)ってなんだよ -- 名無しさん (2025-03-05 12:02:30)
- ↑4 そりゃ違う人の台詞だしその人もそんなこと言ってないしどこから突っ込めばいいのw -- 名無しさん (2025-03-08 15:58:02)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2025-03-12 09:07:08
- 取り消し線の頻度が多すぎない?一文にひとつぐらいある気がする -- (名無しさん) 2025-03-30 10:11:50
- ↑で指摘があったため取り消し線を削除、修正しました。 -- (名無しさん) 2025-03-30 18:41:44
- ザク飛び出した時のダッシュからの大ジャンプがすごい…やっぱ素のスペック高すぎる -- (名無しさん) 2025-04-09 01:41:09
- ガノタ的にはカミーユがまんま同じようなことしてるから違和感ないけど、関わる必要ないのに首突っ込んで勝手にキレてMSパクって戦うのガンダム初心者的にはどうなんだろうな……カミーユは直後に戦う動機と敵の倒されるべき理由が付いてきたから今後に期待か。クランバトルやってるだけじゃなかなか納得いく理由は出てこなさそうだが -- (名無しさん) 2025-04-09 20:17:55
- スマホ弁償して欲しいってのがきっかけの一つなんだろうけど、違法デバイスってわかった時点で警察に持って行ってついでにお前らのせいで壊れたんだけど!って文句付ければ弁償して貰えただろうし、物語始まらなかったんだろうな…… -- (名無しさん) 2025-04-09 20:22:39
- ニャアンがあそこまでか弱い生き物じゃなければあそこまでの事はやらなかったんじゃないかな。「他人を放っておけない・助けたい」というのは他の主人公にも見える事なんだけど、如何せんその為に取った行動がヤバ過ぎた -- (名無しさん) 2025-04-13 10:36:39
- 若干こじつけ感はあるけどZ1話のカミーユと凄く共通点あるよなぁ。一連のことがバレた時に母親がどうなるか不安すぎる -- (名無しさん) 2025-04-17 08:08:02
- 最近配信されたアプリの方でアニメでもまだない台詞があるが想像以上の狂犬っぷりだ… -- (名無しさん) 2025-04-18 11:53:08
- ↑アプリ版は本人が言わない台詞が多いぞ(例三日月など)マチュがザクに乗ったのも軍警の蛮行と諦念を抱いた表情をしたニャアンを見て義憤して駆け出してるんだからカミーユじゃなくてアムロ系主人公が正しい(アムロもフラウの両親を殺された事に義憤してガンダムに乗り込んでる)すぐ狂犬狂犬ってレッテル貼るの不快 -- (名無しさん) 2025-04-18 12:01:19
- やたらカミーユカミーユ言われてるけど、正直箇条書きマジックのこじつけにしか思えない -- (名無しさん) 2025-04-19 01:38:22
- 土壇場でMSに乗り込んでいくのは歴代主人公もやってるけど、命の危険でもないのに最悪口封じもあるかもしれないところにカッとなったり興味本位気味に飛び込んでいくところはやっぱりちょっと狂犬という評判を免れないとこはあると思うなあ -- (名無しさん) 2025-04-23 15:34:41
- キラキラ依存症。そのうちガンダムの中で寝泊まりするようになるんじゃないか。 -- (名無しさん) 2025-04-23 20:03:03
- ハマーンと同一人物は無茶でも、妹のセラーナとか何らかの血縁の可能性はまだ捨てきれないかなぁ -- (名無しさん) 2025-04-23 22:25:00
最終更新:2025年04月23日 22:11