ランスロット(コードギアス)

登録日:2010/04/09(金) 22:18:18
更新日:2020/08/31 Mon 15:20:24
所要時間:約 23 分で読めます





ランスロット……MEブースト!


出典:コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE2 「覚醒 の 白き 騎士」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2006年10月12日放送より



ランスロットとは、『コードギアスシリーズ』に登場するナイトメアフレーム(KMF)
主人公機ではなくライバル機だが、作中の活躍から本作のKMFを代表する看板役的な機体となっている。



【目次】





◆ランスロット


型式番号:Z-01
所属:神聖ブリタニア帝国
分類:第7世代型KMF
全高:4.49m
重量:6.89t
動力源:エナジーフィラー
動力機関:ユグドラシルドライブ
推進機関:ランドスピナー
武装:強化型スラッシュハーケン×4
ブレイズルミナス×2
MVS×2
V.A.R.I.S

搭乗者:枢木スザク



■機体解説

特別派遣嚮導技術部(通称「特派」)が開発した嚮導兵器。
白を基調に金のアクセント加えた戦闘兵器らしからぬカラーリングが特徴。
世界で初めて「第7世代」と呼ばれる次世代型に分類される機体として開発された試作機であり、それまでのKMFとは一線を画した存在である*1


基本構造はグラスゴーサザーランドなど従来のブリタニア製KMFのスタンダードを受け継いだものであるが、
ロイド伯爵のオリジナルシステム、『ユグドラシルドライブ』の核「コアルミナス」(起動シーンなどで回転しているキューブ状の物体)のサクラダイト使用量が今までのKMFに比べ非常に多い。
それ故に、駆動機関や武装の高出力化がなされ、前世代機とは段違いの戦闘能力を誇る。
コクピットブロックは背面にあり、内装は既存のブリタニア製KMFを踏襲しつつ、モニターの大型化などの改良を施されている。
なお、起動キーは金色でやや装飾的なデザインの代物となった。

本機の最大の特徴はその「運動性」。
前述した通り本機は絶大な出力により、従来のKMFでは不可能だった様々な挙動が可能。
徒手空拳も視野に入れていたのか握り拳の形などに打撃用の工夫がみられ、至近距離で発射された敵機のハーケンを受け止めそのまま握りつぶすなど、脅威的な反応速度とパワーを実現。
そこにランドスピナーとスラッシュハーケン、その他各種試作装備が加わることで、試作機でありながら単機で戦況を覆し得るほどの戦闘能力を発揮した。

しかし、半ば採算を度外視してハイスペックにのみ拘って開発された試作機であるが為に運用コストが非常に高い。
開発費自体も特派の年間予算の殆どがつぎ込まれているという凄まじいものになっている。
そのうえ性能の上昇のみに重点を置いて開発されたせいで、並のパイロットでは機体出力に振り回され満足に操ることすら出来ない。(ピーキー過ぎてラウンズクラスでも扱い難いらしい)
また、豊富かつ強力な武装を多数持ち合わせているがエナジー消費も激しく、本体武装のみでもフル稼動では数時間も保たない。
極め付けに多数の新システムを積むことを優先したため前世代機では標準装備されているコクピットの緊急脱出装置が外されている*2

こうした機体そのものの問題に加え、特派自体もイレギュラーな指揮系統の中にある部隊だったせいもあり、実働実験のためエリア11に持ち込まれた際にも適性のあるパイロットを用立てることが出来ず、持て余されるような形となっていた。
しかし、シュミレーターによる能力判定で高い数値を出し、なおかつ名誉ブリタニア人ということもあって特派がスカウトしやすい枢木スザクが見つかり、彼をデヴァイサー(パイロット)とすることでようやく実戦に参加出来るようになった。
ちなみに、初実戦ではマニュアルを読んだだけのぶっつけ本番でスザク自身も負傷していたにも関わらず通常稼働率94パーセントという数値を叩き出しており、ランスロットの性能を実に9割以上引き出していたことになる。


なお「デヴァイサー」と言う言葉は試作機、それもロイドが関わった機体のパイロットにしか使われていない。
脱出装置が無いという仕様と相まって、パイロットと言うか使い捨てのパーツと言うニュアンスを感じさせる。
これはスザク(イレブン)への差別や命を軽視しているからというよりも、あくまでもランスロットの開発ありきの言葉であり、
超高性能機体を生かすために、特派としても腕の良いパイロットは必要不可欠な存在であるという意味合いだろう。
結局のところマッドな開発者たちが、自分たちのやりたいことである先端技術の開発を優先していただけである。
(一応スザクに危険についても説明はしている)


本機はその高性能さが評価されいくつもの派生機を生み出すと共に、オリジナルの本機自体にも改良が加えられていった。
装備に関しても多くが様々な形で次世代のKMFに採用された傑作武器となっている。


名前は『アーサー王物語』の円卓の騎士・ランスロット卿から。



■装備

  • 強化型スラッシュハーケン
唯一の固定武装。両腰と両手首に二基ずつ装備されている。
基本的にはサザーランドなどと同じだが、射出速度は凄まじく直下に放てば機体を持ち上げ跳躍させることすら可能。
機体本体の馬力が高いこともあり巻き付けたor突き刺した敵機をワイヤーで振り回し他の敵機にぶつけるといった荒っぽい攻撃も出来る。
また、射出せずにハーケン部を手首に展開して手刀の要領で近接武装として使う「メッサーモード」もある。
四基同時に発射し内蔵のブースターで軌道を操作する「ハーケンブースター」という機能もあるが、これを使うにはパスワード(ロイドの好物)を入力する必要がある。

  • ブレイズルミナス
サクラダイトによって発生したエネルギー場で攻撃を防ぐエネルギー装甲システム。腕部の籠手部分の発生器から展開される。
見た目は緑色のビームシールドだが、原理的にはエネルギー場の強大な反発力を利用して相手の攻撃を「捻じ曲げる」ことで弾くシールドである。
劇中ではKMFの携行ライフルは勿論、ケイオス爆雷や雷光の超電磁式榴散弾まで防ぐ程の防御力を発揮した。
流石にハドロン砲は防ぎ切れなかったものの、直撃でなければ威力をいなすことは可能。

  • ファクトスフィア
情報集積用のセンサー。胸部に二基内蔵されており使用時のみ外部に展開・露出する。
精度も高く、落下してくる瓦礫を走行しながら全て捕捉するなど本機の化け物じみた運動性能を支えている。

  • ランドスピナー
足首部分に装備。構造自体は他と大差無いが出力の違いからサザーランドの倍以上の速度が出せる。
カタパルト射出時の加速に他、スザクは蹴りの間合いを伸ばす延伸パーツとして使ったこともある。

  • メーザーバイブレーションソード(MVS)
高周波振動で鉄をも切り裂く斬撃兵装で本機の近接における主力兵器。
見た目はシンプルな西洋風の剣で、刀身は非使用時には銀色で左右に開いているが、使用時は閉じて赤く発光する。
普段は背中の鞘に2本収納されており、脇の下から抜刀する。
技術的には以前から知られていたようだが、エナジー消費の激しさから武装として実用化は見送られており、ユグドラシルドライブの大出力を得たランスロットでようやく初実装された。
後に第五世代機でも運用可能なようエナジー消費をある程度軽減しオプション化され、グロースターが使用している。

  • ヴァリス(V.A.R.I.S)
可変弾薬反発衝動砲。その名の通り威力を変化させることができるライフル。
連射可能なノーマルモードと単発のバーストモードに切り替えが可能で、通常出力でも並のKMF用銃を凌駕する威力。
最大出力時になると雷光を超電磁式榴散弾諸共に撃ち抜いて破壊し、地面に放てば土砂を抉り地形を変えてしまうほどの威力になる。
非使用時には折り畳んで後腰部にマウントする。

  • サンドボード
砂漠地帯や整地されていない斜面などでの機動力を確保するオプション装備。スキー板のように両足に装着する。
ランスロットに合わせて白と金に塗装されているが、基本は他の機体が使う物と同型。
ナリタ攻防戦で使用された。

  • 対人ライフル
片瀬少将捕縛任務の際装備したライフル。
サザーランドなどが装備する物と同じ汎用品で、破壊力や連射性は低いが精密射撃が可能。

  • ランスロット専用トレーラー
機体装備では無いが一応記載。
特派が運用しているランスロット専用のヘッドトレーラーで、機体本体と各種専用装備を搭載し戦場まで輸送する。
ランスロットは車体後部の格納スペースに座ったような姿勢で搭載され、その状態で各種整備を行い、出撃時にハンガーごと機体を直立させ発進。
戦闘中の機体とパイロットに関するオペレートも車内の指揮所から行える。
一機だけとはいえKMFとその装備一式を搭載するので結構な大型車両なのだが、前述の通り特派の予算はランスロット関連の装備にほとんど回してしまったため、KMFを必要としない任務に出向く際もこの車両を使わざるを得なかった。
アヴァロン登場以降はランスロットの母艦をそちらに譲り姿を消すが、劇場版ではEU方面でコンクエスター運用のため再度登場している。



◆ランスロット・エアキャヴァルリー


型式番号:Z-01/A
全高:4.49m
重量:7.82t


■機体解説

ランスロットにフロートユニットを取り付けた形態。
陸戦用の機体を空中戦に対応させるためベトロニクス/アビオニクス統合システムを追加しているが本体の外観に変化は無く、既存の装備もそのまま使用可能。
キュウシュウ戦役以降はこれが基本形態となる。



■装備(既存の物は割愛)

  • フロートユニット
アヴァロンで実用されたフロートシステムを小型ユニット化したもの。
電気熱ジェット推進とヒッグス場の限定中和による質量封じ込め装置を組み合わせた最新の飛行装置。
コクピットブロック上部に装着され、飛行時には両側面にある翼を開き、翼端からブレイズルミナスに近い小さな光の翼を展開させる。
KMFに飛行能力を与え、より三次元的な戦術をとることを可能とする。

しかし初期型は飛行中のエナジー消費が激しく、機体本体のエナジー切れを誘発しやすくなっており、実際初装備時にはこれが原因で敵陣の真っただ中でエナジー切れに陥り撃破寸前まで追い込まれている。
そのためエアキャヴァルリー時でもハーケンやランドスピナーを用いて移動することが多い。
後にエネルギー消費を抑える改良が加えられるなどし運用面での難点は解消された他、第七世代機以降だけでなく第五世代機でも運用可能な同デザインの量産型も配備された。

コンクエスター以前のランスロットシリーズにのみ「MEブースト」と呼ばれるブースターが搭載されている。



◆ランスロット・コンクエスター


型式番号:Z-01/D
所属:神聖ブリタニア帝国 ナイトオブラウンズ
全高:5.06m
全備重量:8.95t
推進機関:ランドスピナー
フロートシステム
武装:強化型スラッシュハーケン×4
ブレイズルミナス(ルミナスコーン)
MVS×2
V.A.R.I.S
ハドロン・ブラスター
フレイヤランチャー


■機体解説

『R2』にて登場。
特派が発展解消してできた技術集団「キャメロット」が開発した、事実上オリジナル本機の最終形態。(後述するアルビオンは新造機体)
皇帝直属のラウンズ機となったことで機体自体の扱いも試作機から正式採用機へと変更された。


基本デザインはエアキャヴァルリーからあまり変わっていないが、胸部、肩、脛部分の装甲形状が変更されている。
ユグドラシルドライブの出力はさらに上がっており、駆動系にはゲフィアン・ディスターバー対策も施されるなど、各部詳細もバージョンアップ。
武装にこれまでのもの以外にハドロンブラスターやルミナスコーンが追加。
フロートをはじめとした装備の省エネにも成功し、エネルギー消費の問題は以前より目立たなくなっている。
更にこの形態でようやく緊急脱出装置が追加された(仕様は量産機と大差無い)が、結局使用されることは無かった。

一方、ブラスターを取り付けた為エアキャヴァルリーに比べると空中での機動性と運動性が若干低下してもいる。

総じてラウンズ機に相応しい攻撃・防御能力を備えた機体となっている。
しかし紅蓮をはじめ、他の多くの第七・第八世代相当KMFが多数登場した時期という事もあり、劇中の扱いは他形態に比べると相対的に悪くなってもいる。


なおコンクェスター(conquester)とは「征服者」と言う意味。
ブリタニア軍人として日本人と敵対する道を選んだスザクに対する最大級の皮肉が籠もったネーミングである。



■装備(追加分のみ)

  • ハドロンブラスター
フロートユニットに取り付けられた本機の新武装。
強力な極一点集中型のハドロン砲を放つことが出来、紅蓮可翔式クラスの輻射障壁でも正面からなら貫通可能。
制御システムにヴァリスを転用しており、使用時はトリガー部の無い砲身を肩越しに展開し、砲身下部にヴァリスをさしこんでトリガーとして使う。
ちなみに外付けの追加装備なので、ブラスターユニットを切り離しても本体ならびにフロートの運用に支障はない。
ただし折り畳み状態だとコクピットハッチの上部分を塞いでしまうため、乗降時には砲身を横にズラすかユニット自体を取り外しておく必要がある。

  • ルミナスコーン
本体の新規装備。
胸部と脛に追加されたブレイズルミナス発生器から角錐状のブレイズルミナスを発生させる。
脛部分はブレイズをスパイクとして蹴りの破壊力を上昇させられる。
さらに胸部の発生器からは機体全体を覆えるサイズのブレイズを展開でき、全周囲防御と突撃を同時に行るようなっている。

  • フレイヤランチャー
第二次トウキョウ決戦で装備したフレイヤ弾頭発射装置。
その破壊力故、発射にはコンソールに取り付けられたセーフティロックを外す必要がある。



【作中での活躍】


TVシリーズ

皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』)

一応第一話から登場しているが、正式なお披露目は第二話から。
スザクと共にシンジュク事変の現場に出撃。本体武装しかない状態にも関わらず圧倒的な機動性で扇グループのサザーランドを次々と撃破していった。
その後も純血派の内紛に介入するなど、次々に戦果をあげてルルーシュ=ゼロを妨害し、黒の騎士団から「白兜」と呼ばれ恐れられた。

ナリタでの戦闘ではカレン紅蓮弐式と激戦を繰り広げ、右腕への連続攻撃によって退け、
藤堂奪取作戦では紅蓮と月下5機という強敵を相手にコクピットブロックに損傷を負うもののなんとか持ちこたえてみせた。
キュウシュウ戦役ではエアキャヴァルリー形態となり、中華連邦に占拠されたフクオカ基地に単機で突入。
流石に数に圧されエネルギー切れを起こし絶体絶命となるが、ガウェインの介入によって助けられ、ゼロ=ルルーシュと知らぬまま共闘した。

行政特区日本の式典会場でユフィが殺戮を開始し、彼女がゼロに撃たれた際は、スザクの激昂と共に邪魔をしようとした紅蓮を殴って吹っ飛ばす(同時に殴った右腕も破損)という荒技を行いユフィを救出してみせた。

そしてブラックリベリオンにもスザクの独断で出撃。
彼の怒りと憎しみに突き動かされるように突貫し黒の騎士団の機体を立て続けに撃破。
途中遭遇した紅蓮と戦い左腕を破壊されるが、同時に紅蓮の右腕を破壊し事実上勝利する。
直後現れたゼロに決闘を申し込まれてついていくが、罠に嵌められゲフィオン・ディスターバーによって身動き取れなくされてしまうが、ロイド達の介入で再び動けるようになり、ゼロを追って神根島へと向かう。


本編後はナイトオブセブンとなったスザクの乗機として、各地で転戦。

エリア11をはじめとした一連の活躍はブリタニア内外で広く知れ渡っており、様々なプロパガンダに使われ敵軍からは「ブリタニアの白き死神」とも称されるようになっていた。


皇暦2018年(『R2』)

EU方面の戦闘に参加しておりユーロピアの部隊を壊滅させていたが、ゼロ復活に伴い日本に戻ってきた。
なお、EUでの戦闘中はエアキャヴァルリー形態だったが、エリア11参戦時にはコンクエスター形態に変更されている。
主にトリスタンモルドレッドと共に出撃。
やはり黒の騎士団の前に立ちふさがるが、飛行能力を得た騎士団の機体を取り逃がすこともありパッとした活躍は無し。

そして第二次トウキョウ決戦の際、紅蓮聖天八極式と戦闘。
機体性能で劣るランスロットで立ち向かうが、武装や手足を悉く破壊され完膚なきまでに叩きのめされる。
追い詰められたところでスザクにかけられたギアスが発動、無意識にフレイヤを撃ち結果的に撃墜は免れた。
しかしコアルミナスも損傷しスクラップ同然となってしまい、ここでオリジナルランスロットは出番を終えた。

以後、スザクの乗機はアルビオンへと移り変わる。



劇場版

皇暦2017年(『亡国のアキト』)

初出は2章の次回予告。
本編では3章において、フロート無し・コンクエスター改修前の状態で登場した。
このランスロットの戦いは3章唯一の戦闘シーンであり、オレンジの技術力によりランスロットの変態的機動が3Dで見事に表現されている。

サザーランドやグロースター同様デザインに変更が加えられており、目立つところだと
  • 左手のハーケン基部にユフィの騎士章を模した装飾が取り付けられている
  • 額部のブロックに花(ユリ?)の紋章が彫られている
  • MVSの鞘が片刃の曲刀のようなデザインに。MVS自体も鍔が下向きになった(ギアスの紋章を模したデザイン、という説あり)
といった、手描き作画ではできないCGならではの細かな装飾を始め、変更が加えられている。

ジュリアスの正体を見破り、ジュリアスとスザクを謀殺しようと目論むシンが、ミカエル騎士団のサザーランド4騎と歩兵部隊をスザク達の前に呼び出す。
これに対し、ジュリアスと自分の身を守るべくスザクの手により起動される。
この際、起動キーから機体を遠隔操作できる機能が追加されていたことが判明した。「出ろぉぉぉぉっ!ランスロットぉおお!!」


シャイング卿!
皇帝陛下の使者の場に、ナイトメアで踏み入ることが、ミカエル騎士団の礼儀なのか!?


そして、シンの副官であるジャンのグラックス率いるサザーランド4騎と歩兵部隊に対し単独で圧倒。
この時はMVSとハーケン、ブレイズルミナスしか使えない状況であったにも関わらず、5vs1の状況をジュリアスを守りつつ見事に切り抜けている。
モブ騎士のサザーランドを容易くスクラップにし、そのうち2騎はMVSで一刀のもとに切り伏せて破壊(そのうち1騎に至っては縦に綺麗に両断されている)。
ジャンの駆るグラックス相手に1vs1の戦いとなるも、一歩も引かずに奮戦。
一時はシンの言葉責め精神攻撃によってペースを乱されるが、グラックスの「両腕部が伸びる」という奇襲ギミックも初見ながら見切って回避。
グラックスの右腕を破壊、残る左腕による反撃を避けて左脚を斬り落とし、グラックスがバランスを崩して倒れたところにMVSを突き立て最終的に完勝している。
グラックスの攻撃を見切ることができたのは、やっぱり紅蓮弐式との戦いの経験のおかげだろうか。


白い…悪魔か…!?


…わかっているとは思うが、モブ騎士のサザーランドはともかくジャンはアシュレイと並ぶミカエル騎士団のエースである。

だが、ジュリアスを攻撃の余波に巻き込まないために戦場を宮殿の通路に移したことが仇になり、シンにジュリアスを確保されてしまう。
ジュリアスの命を優先したせいか、サザーランドを躊躇いなく攻撃・破壊した割にジャンに対してはトドメ一歩手前で踏みとどまっている。

その為か、4章ではランスロットは無数のワイヤーで拘束されており、パイロットのスザクもジュリアスとともに幽閉されてしまっている。
悲しいことに主人公達とも特にかかわることがなく、戦闘シーンは一回のみで終わってしまった。


皇暦2017年~2018年(劇場版『反逆のルルーシュ』)

扱いはTVシリーズと概ね同じ。
ただしブラックリベリオン後はEU方面での戦闘が多く描かれているため、コンクエスターの戦闘シーンが新たに追加されている。



その他

皇暦2017年(『白き騎士 紅の夜叉』)

主役機に一つとして登場。
スザクのナイトオブセブン就任時からの話であるが、その地位に不満を抱いたブリタニアの騎士たちが駆るサザーランド数十機と決闘を行いこれを撃破。
その後はスザクと共にEU方面の戦闘に参加しており、「生きろ」のギアスによって敵部隊と母艦を単機で殲滅してしまうなど化け物染みた強さを発揮する。
また、当初は初期形態かエアキャヴァルリー形態だったが、途中から本体に改修を施され、コンクエスター形態となる。ただし改修後暫くはハドロンブラスターは装備されていなかった。



【バリエーション】


ランスロット・アルビオン

R2終盤にキャメロットが開発した新型のランスロット。
これまでスザクのランスは同一の機体を強化する形だったが、当機はエナジーウィングとの親和性を高めるために全て新造である(その為若干等身が高い)
デザインはオリジナルランスを踏襲しているが全体的に曲線的でスマートなフォルムになっているのが特徴。
エナジーウイングをはじめとした強力な装備を持つランスロットタイプの究極形。



◆ランスロットフロンティア

ランスロットの予備パーツを使い組み上げたC.C.用の機体。
デザインはエアキャヴァルリーと同じだがメインカラーはピンク。
オリジナルよりは劣るが、それでも十分すぎる性能をもつ。また脱出装置も完備。
同時期に放映された某マクロスとは関係ない。

R2の最終決戦に登場したが紅蓮聖天八極式に撃破された。


■装備

  • メーザーバイブレーションソード
オリジナルランスロットの物と同型。

  • ミサイルシールド
元々はパーシヴァルの装備
その名の通りギャンよろしくシールドからミサイルを発射する。



◆ランスロットクラブ

型式番号:Z-01b
所属:神聖ブリタニア帝国 特別派遣嚮導技術部
全高:4.49m
重量:6.89t
推進機関:ランドスピナー
武装:
スラッシュハーケン×4
ブレイズ・ルミナス
MVS×2
可変型ライフル
対ナイトメア戦闘用大型ランス
ルミナスコーン


■機体解説

LOST COLORS』に登場した主人公(ライ)専用KMF。
頭部の一本角のようなパーツ、白と青を主体としたカラーリングが特徴。

ロイドが理由をつけて正規部隊からパクってきたサザーランドに、ランスロットの予備パーツや試作部品を合わせて完成させた機体*3
オリジナルが従来のKMFとは一線を画す高性能機を目的として開発された結果、実質枢木スザク専用KMFになっているのとは対照的に、
こちらは最初からスザクに続いて「特派」のデヴァイサーとなったライの専用機として開発されたKMFであり、ロイドもお披露目の場面で「君(ライ)の専用機だよ」と紹介している。

オリジナルと比べ、ライの高い指揮能力と分析能力に合わせてより情報収集能力に優れたファクトスフィアに強化されている。
予算の問題でランスロット程にはサクラダイトを使えなかった為(※ロイドは使いたがっていた)出力面ではオリジナルに劣るものの、それでもかなりの高性能機に仕上がっている。
一方で、ロイドが完璧な興味本位でライを汗だくになるまでシミュレーションに突っ込んで調整したせいで、オリジナルと同等かそれ以上にピーキーになってもおり、
彼以外のパイロットでは戦闘どころかただ移動させることすら困難なほどにカスタマイズされており、名実共に『ライ専用機』となっている。
そのピーキーにも程がある調整は、親衛隊ルートでコーネリアから苦言を呈されてもいる。

本機の装備がヴィンセントに採用された事を考えると、この機体も試験型ランスロットの分類となるのかもしれないが、
ランスロット・トライアル等との関連性はランスロットの予備パーツや試作部品を使っている事以外は不明。

『双貌のオズO2』ではノネットが保有。
彼女が搭乗している事もあり、格闘戦に特化したカスタマイズになっている。
ちなみに彼女の専用機として作られたわけではなく、本来は別の騎士(たぶん銀髪)の機体である模様。


■装備

  • 可変型ライフル
狙撃モードに切り替え可能。
狙撃モードは威力、射程距離が上昇するが、ファクトスフィアを展開し続けなければならず、エナジー消費は通常の15倍にまで上がり、使いどころは非常に難しい。

  • メーザーバイブレーションソード
本機のそれはヴィンセントのものと同形状かつ同機能である。
『双貌のオズO2』におけるノネット仕様ではランスロットと同じ剣タイプを使用。

  • 対ナイトメア戦闘用大型ランス
グロースター等に採用されているブレード付きの大型ランス。
ノネット仕様で装備。

  • ルミナスコーン
パーシヴァルに採用されたものと同型のルミナスコーンを形成する。
両腕のブレイズルミナス発生器から展開する仕様。
ノネット仕様で装備。



◆ランスロット・トライアル

型式番号:Z-01/TX-02
所属:神聖ブリタニア帝国 グリンダ騎士団
全高:4.49m
重量:6.97t
推進機関:ランドスピナー
武装:
強化型スラッシュハーケン×4
ブレイズ・ルミナス
MVS×2
V.A.R.I.S
対ナイトメア戦闘用大型ランス


■機体解説

いくつか作られたランスロットの予備パーツを組み上げ、ランスロットの量産試作機であるヴィンセントの試作機として建造されたKMF。
カラーは赤と金だが形状自体は肩部が変更されている程度でオリジナルとほぼ同じ。武装もほぼ同一。
どう見ても放送前の初期にニュータイプで公開された赤いランスロットである。
魂ウェブ商店のトライアルの商品ページにもそのイラストが掲載され、デザインはそれがモチーフと書かれている。
公式でも「通称、赤ランスロット」とあるから赤ランスロットは公認の呼び名になった模様。
その後、正式名称が試験型ランスロットとされていたが、現在では名称がランスロット・トライアルになった。

分類上は一応ランスロットクラブもこのトライアルの系統に含まれると思われるが、クラブはサザーランドを素体にランスロットのパーツを用いて改造した機体であるため外観・装備が全く異なる。


内一機がカリーヌの命でKMFリーグ会場に展示されており、タレイランの翼のテロの際マリーベルが搭乗し起動。
ハーケンを用いた高等テクニックで会場の敵機を次々に撃墜した。
といってもピーキーな操縦性は相変わらずでマリーベルもかなり消耗していたが。
また、本機は後にヴィンセントを受領する事になるキンメル卿も搭乗しているが、グレイルとの模擬戦で敗れている。

前述のテロ事件以降はマリーベルの搭乗機としてグリンダ騎士団へ納入された模様。
中華連邦内で起きた紅巾党の乱では指揮官用の大型ランスを装備して出撃している。


トライアルがスラッシュハーケンを射出するジオラマCGもある。
その構図や背景は、放送前に掲載された初期型ランスロットのイラストと全く同じ。
ROBOT魂の商品化記念に、オズ公式ホームページやホビージャパン版ページに壁紙も公開されているので見てみよう。

完全監修した中田栄治氏は赤いランスロットを最初から商品化して欲しかったらしく、オズの企画はチャンスと考えていた。



ランスロット・グレイル

ランスロット量産計画の為に組み上げたランスロットの量産試作機。外伝の主人公の乗機。



ヴィンセント

直系の量産モデル。
先行量産試作機や正式量産機、パーソナル機などいくつかのバリエーションがある。



◆ランスロット・アルビオンゼロ

『反逆のルルーシュ外伝 黒のアルビオン』に登場する黒いアルビオン。
詳しくはアルビオンの項目参照。



ランスロットsiN

復活のルルーシュ』に登場する新たなるランスロット。



【立体化】


ROBOT魂

SIDE:KMFから登場。
実質主役機ということもあって
  • ランスロット
  • ランスロット・エアキャヴァルリー
  • ランスロット・コンクエスター
  • ランスロット・アルビオン
  • ランスロットsiN
  • ランスロット・クラブ
  • ランスロット・グレイル
  • ランスロット・トライアル
などなど多数が商品化されている。
各種のバージョン違いやメタルビルドバージョンなども存在するので、ランスロット系統だけでも数が多い。


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最終更新:2020年08月31日 15:20
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