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GQuuuuuuX(MS)

登録日:2025/02/06 Thu 18:51:00
更新日:2026/05/28 Thu 13:07:11
所要時間:約 25 分で読めるって、ガンダムが言ってる






一人じゃない、ジークアクスはいつも私の味方だった……だから!

行くよ! ジークアクス!



GQuuuuuuX(ジークアクス)とは、TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場するモビルスーツ(MS)である。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主人公機を務める。
デザインは山下いくと。


基礎データ

型式番号:gMS-Ω
全高:18m → 18.2m(オメガ・サイコミュ起動時)
本体重量:42.4t

武装:頸部バルカン砲 ×2
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル ×2
シールド
トメノスケ・ヒート・ホーク(ポメラニアンズ所属時)


機体解説

ジオン公国軍ジオン独立戦争終結後に新規開発した試作MS。

なんと言っても特徴的なのはその奇抜すぎる表記の名前だろう。なお「u」の数は6つである。
GQuuuuuuXと書いて「ジークアクス」と読むが、より正確な(と推測される)表記をするとG(ジー) QuuuuuuX(クァックス)
初見で正しく読めた人は存在するのだろうか?
由来はプログラミングに使われる仮の変数名であるメタ構文変数(メタ変数とも)。
1番目からfoo→bar→baz→quxと続き、5番目以降は「quux」と「u」を増やしていく。
なのでuが6つの「quuuuuux」は「9つめの仮変数」という意味になる*1
ただ、メタ構文変数に公的な順序などというものは存在しないという前提は認識しておく必要がある。
上記の例も1960年頃のマサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学で良く使用されていたからメジャーになった、という程度のものなのだ。
なお、そこでもbazが一時は使用されなかったり、当初はquxがなく、後から追加されたりと変遷している( 参考リンク )。

劇中においても、GQuuuuuuXは「プレースホルダ*2」と推測されており、正式な開発コードがここに入ることが示唆されている。
日本で開発されていたらGHogeHogeとかGFugaFugaとかになっていたのかもしれない

「ガンダム・クァックス」とも呼ばれており、立派なガンダムタイプのMS
正史ではなし得なかった、ジオン軍が開発したガンダムの後継機種という事になり、正史で地球連邦軍がジオン公国軍の象徴と言うべきモビルスーツ「ザク」の後継機を生み出したのとは逆の構図となっている。

本機は「オメガ・サイコミュ」という特殊なサイコミュが搭載されたサイコミュ搭載型MSでもある。
このオメガ・サイコミュを起動すると頭頂部や顔を覆っていた赤い拘束具が展開されブレードアンテナへと変形しツインアイも露出、コクピットも変形して掌のような特殊な操縦桿が展開される。
このサイコミュシステムにより適応者であれば操縦訓練を受けずとも思いのままに操縦することが可能。
なお、マグネットコーティングに相当する関節摩擦の低減技術はジオンも獲得・開発していないらしく未採用。追従性については別の方法で何とかしている模様。
見た目は細身だが装甲はかなり頑丈で、大気圏突入からほぼ減速なしで海面に叩きつけられて丸1日海底に放置されてもしっかり機能を保っていた。

マチュは歴代主人公と異なり物語開始時点ではMS操縦の素養が本当に全く無かった*3ため、完全にサイコミュだけで機体を制御していた。
同じくニャアンも難民という出自故に素養も無い*4にもかかわらず、覚醒後は同じ形で手足のように操っていた。
なお、長らく常時オメガ・サイコミュ起動状態でのみ操縦していたマチュだったが、第10話でシャリア・ブルの指導を受けてからは通常のMS操縦技術を身に付けたらしく、オメガ・サイコミュを未起動の状態で操縦するようになっている。

ただし、劇中においてサイコミュは「ゼクノヴァ」という原因不明の現象を引き起こす可能性があるため禁忌扱いされており、強襲揚陸艦ソドンに本機が貸し出される際もサイコミュを使わないという条件が付けられていた。
だが、その条件は部隊を率いるシャリアによって早々に反故にされ、しかもニュータイプだからといって初陣、しかも機種転換したばかりで機体も熟知していないエグザベに乗せて出撃させてしまった

デザイン

機体デザインを手掛けたのはエヴァンゲリオンでお馴染み山下いくと氏であり、口元には歯のように見える部位が存在する。オープニング映像では口が少しだけ開きその隙間から青い光が漏れ出ているシーンがあるが……?
総じてこれまでのガンダムとは異なった異質なデザインをしており、中でも頭部ブレードアンテナは直線ではなく曲線で構成されている独特なV字型。
腰回りにMS定番のスカートアーマーは一切存在しない。
膝から下はスラスターユニットであり、脹脛や足先で露出している。人間の足でいう土踏まずまでスラスターノズルで、側面に取り付けられた靴状のパーツのつま先と踵だけが接地して歩行する。
肩部にはアーマーがなく球状のユニットが付属しているのみで肩の可動域は非常に広い。
また肘や膝の関節は片持ち関節になっており、平面同士を軸で接続している。
トリコロールの白部位は、純白とわずかに青みがかった白色の2色が使い分けられている。

コックピットはコアファイター方式。背中から接続して、本体側のハッチ下にコクピットが収まる、強いて言うなら『機動武闘伝Gガンダム』のコアランダーに近い構造。
コックピット背面のホールが開いてGQuuuuuuX本体からオメガ・サイコミュ用のコントローラーが伸びるという構造上、コアファイターを分離するとサイコミュ操作が使えなくなってしまう*5

オメガ・サイコミュの謎

搭乗者の思考のみでの操縦を可能とする、原典の歴史と比べるとかなり発達したサイコミュ・システムだが、その実態には謎が多い。

そもそも起動条件からして不明であり、フラナガンスクール主席という優れたニュータイプであるはずのエグザベには起動できず、民間人であるマチュが搭乗すると割とすんなりと起動。
ニャアンの場合は最初こそ起動できなかったが、追い詰められた際の感情の昂ぶりに応じて起動している。このため単純にニュータイプだから起動できるというわけではない模様。
また、オメガ・サイコミュの起動をシャリアは訝しんでいたため、シャリアはサイコミュが起動するかどうかではなく、サイコミュが赤いガンダムと接触することの方に意味を見出していた節がある。サイコミュ操作なのに起動しない想定で乗せられているエグザベ君にとってはいい迷惑である

さらに、マチュが軍警に追われ精神的に追い詰められた際に、アイカメラが紫色に変色する現象が生じている。マチュ自身の虹彩も紫色に変化しており、シャリアの言からすると「怒り」がサイコミュに感応して引き起こされた模様。

軍警からの逃走時にマチュが乗る前から動いたり、大気圏突入時にサイコミュ操縦デバイスでマチュを保護したり、コアファイター含めマチュがシャロンの薔薇にたどり着く様に移動したりと、搭乗者のマチュ以外の何者かの意思によると思しき挙動を見せている。一緒に乗っている球コロも怪しいが。

このように、感覚的な操縦を実現する画期的なシステムというだけではない怪しい点が各所に見受けられる。
ポメラニアンズがかろうじて解析できた部分には「alphacide(=アルファ殺し)」なる文面が存在していたため、赤いガンダムとの対峙が念頭に置かれている……
……と思われたが、実際に想定されていたのは赤いガンダムではなくシャロンの薔薇の方のアルファ型サイコミュだった。
オメガ・サイコミュの制限を解除した最大稼働状態では、肩と脛の突起が展開しブラックホールのようなものが出現。この状態のGQuuuuuuXだけが、時間凍結したシャロンの薔薇に干渉可能となる。
ちなみに制限解除の方法は「オメガ・サイコミュの起動を維持したまま起動デバイス…の名目で装着されているリミッターデバイスを取り外す」こと。普通に外すとサイコミュも停止するので、マチュはデバイス固定具を銃撃して壊すという力業で対処した。


武装

頸部バルカン砲×2

首を囲う襟のような部位に銃口が隠されており、装甲を展開して発射する。
威力よりも連射性を重視しており、赤いガンダムよりもバルカンが小型化している。
ガンダムタイプの主流と違い頭部に搭載されていない。位置的にはウイングガンダム系のマシンキャノンが近いか。
本編中では一度も使われなかった。

ビーム・ライフル

スタイリッシュな造形をした細長いビームライフル。
本編では赤いガンダムとの会敵一番に吹き飛ばされて紛失。その後のクランバトルではポメラニアンズの予算不足もあって射撃武器無しで挑む羽目に陥った。
第9話にてソドンに回収・単独地球降下を経て補充された。
が、一発も発砲しないままGFreD戦でビットを減速させるために投げ捨てられ、そのまま回収されず。
結局まともに使ったのはOPだけだった。そのOPでもコロニー内で使ったせいでマチュは視聴者から「コロニーでビームを使う無法者」とツッコまれるなど踏んだり蹴ったりである

ビーム・サーベル ×2

ナックルガードのような造形のメガ粒子循環式ビームサーベル。腰の後ろに懸架できる。
通常のビームサーベルとは違い大剣のように大きく、その内側は空洞という独特な刀身を描き出す。
ブレード状に形成したメガ粒子を高速回転させることで高い切断力を実現している。
刀身の色は緑。
エグザベの初陣では1基のみ装備して出撃し、赤いガンダムの至近バルカンによって破壊されている。
なおバイナリーズ戦では赤いガンダムのビームサーベルを一本借りて使用。
ライフル同様、ソドン配備に戻った際に補充された。
ビーム・ライフルは投げ捨てる羽目になり、ヒート・ホークはもうないのでここに来て事実上のメインウェポンとなっている。
最終話ではエンディミオン・ユニットの解放と共に出力が増大。ハイパー・ビーム・アックスになってRX-78-2の首を斬り落とし、戦いに決着をつけた。
ファイナルビームトマホークとか思っても言ってはいけない

シールド

白い小型の盾。左腕のハードポイントに接続して装備している。
表面の物理装甲と内部電磁装甲を併せ持つ盾であり、
電磁装甲にはIフィールドジェネレーターが搭載予定だったが劇中では実装されておらず、物理的なシールドとしてのみ使用されている。
本来フィールド展開時には中央で折れ曲がり展開基部が露出する設計。
素の防御力もかなり頑丈で、赤いガンダムのビーム・サーベルや軍警ザク、クランバトルの対戦相手のザクのザク・マシンガンを複数回防いでいるが、損傷すらしていない。
正規武装の中では唯一紛失せずにマチュも使用している。
しかしマチュもニャアンも機能を知らない為ビームを素で受け止めてしまっており、ニャアンがサイコ・ガンダムのメガ粒子砲を受け止めた際に破損したのか放棄された。
回収または補充したのか、マチュが脱走時に再装備。なんと断熱圧縮の熱をこれ1枚で受け止めて大気圏突入を成功させている。
GFreDのエスビットのビームを受け止める際はIフィールドの音が鳴っており、搭載されていない設定と矛盾しているが詳細不明。

トメノスケ・ヒート・ホーク

コンセプトアートやガンプラのパッケージでGQuuuuuuXが手にしている、現時点における本機を象徴する武装。
本来はGQuuuuuuX自身の武装ではなく、カネバン有限公司保有のザクのもの。
初陣でマチュが拾って使用し、クラン・バトルにエントリーする際は装備がないこともあって、引き続きこれをメインウェポンとしている。

ザクのヒート・ホークを民間企業が模造したもので、オリジナルと比べるとやや大型になっている。
性能もオリジナル準拠で、ビームサーベルほどの切断力では無いがそれでも払い下げられたザク程度なら充分切断出来る。

ヒート・ホークは「(アックス)」型の武器なわけだが、これがメタ的にダブルミーニングなのかは不明。

バイナリーズ戦でオルテガに弾かれて宇宙の彼方に飛び出していった回収不能となり紛失した。
このため、中盤以降は全く出番がなくなってしまったが、上記の通り最後にビームサーベルが斧状になった事から
マチュにとっても思い入れのある装備だったのかもしれない。

スモークグレネード

マニュピレーター部に内蔵された補助装備。
本機が最新鋭試作機ということもあって、目眩まし用に搭載。

ダミーバルーン

スモークグレネード同様に補助装備。射出することでデコイとなるバルーンを展開する。
バルーンの形状は本機を模しており、おそらくは正規装備。

エアバッグ

肩と腰に4つ設置された補助装備。水中からの浮上に使用。

劇中での活躍

イズマ・コロニーにて軍警察に指名手配されている赤いガンダムを追うためにエグザベがGQuuuuuuXに乗って出撃。
しかし赤いガンダムに先手を取られた上に、デバイス挿入後もオメガ・サイコミュが起動せず、マニュアルで応戦。苦戦の末コロニー内に突っ込み*6、赤いガンダムのビットを掴んでもう一方のビットにぶつける荒業でビットを破壊するなど善戦するも、操縦系が過負荷でダウンした上に地元軍警察が出動してしまったために一時撤退。
ジオンがコロニー内部……それも中立の立場にあるサイド6でMS戦をしたことがバレると重大な外交問題なので、エグザべはGQuuuuuuXを使われていない通路に隠蔽。

したものの、軍警に応戦しようとしたマチュがザクごとその通路に落下してきた。
カネバンの保有するザクでは勝てないと見たマチュは……

あっちの方が強そうじゃない……?
ツヨイ!ツヨイ!

コックピットから飛び出してGQuuuuuuX強奪に搭乗。
そうすると奇妙なことにオメガ・サイコミュのロックが開放され、赤いガンダムとの共鳴によって見えた「キラキラ」によってパイロットとして覚醒したマチュはヒート・ホークによって軍警ザクの頭部を叩き割って撃破した。
(なお、この一連の場面の中で、米津玄師の「Plazma」が非常にいいタイミングで流れる)
一方、取り残されたエグザベ君は軍警に捕まって尋問を受けるという酷い目にあった。

その後GQuuuuuuXはカネバン有限公司に保管されるものの、解析は上手くいかず、しかもマチュ以外のパイロットには操縦が不可能であった。
そのためカネバン有限公司のリーダーであるアンキーはマチュを自身らのチーム『ポメラニアンズ』の選手としてクランバトルに誘い、
マチュの方もシュウジ、ニャアンと会い、それぞれの利害が一致しマチュとシュウジでクランバトルに参加する約束をする。
というと聞こえはいいが、マチュからすらば「ここで断ればジオンや軍警に一連の騒動のことをバラされるかもしれない」、シュウジからすれば「金に困っているのをいいことにニャアン共々無理矢理クラバに引きずり込まれた」とも言っても特に間違っていない。実際ニャアンは最後まで乗り気ではなかったし

勝つから。信じて

いざ始まったクラバでは敵に先手を許してしまい、GQuuuuuuXと赤いガンダムは対戦相手に翻弄されるも「キラキラ」の燐光の中でシュウジに諭されたマチュが冷静さを取り戻し、ニュータイプと思しき能力でヒート・ホークの予測軌道を利用。
見事に初陣に勝利した。
(なお、この一連の場面の中で、星街すいせいの「もうどうなってもいいや」(劇場版) / 「夜に咲く」(TV版)が非常にいいタイミングで流れる)

その後もクランバトルで連勝を重ねていったが、マチュの未熟さと武装の貧弱さもあって当事者・外野共に赤いガンダム(シュウジ)の方が脅威と看做されていた。

シイコ達との戦いでは、ゲルググに踏みつけられ、スティグマの速さにも追い付けず実質的に赤いガンダムとゲルググのタイマンだった。
黒い二連星との戦いではエグザベに監視されジークアクスの元に行けないマチュの代わりにニャアンが搭乗した。

ニャアンではオメガサイコミュが起動しない上、頼みの綱のシュウジは熱を出してロクに動かないという窮地に陥るも……

カテナイ!ニゲロ!ニゲロ!
うる……さいッ!
舐めんなよ……クソがぁぁ!

ロックガハズレル

ニャアンの強い怒りがジークアクスに届きオメガサイコミュが起動。キラキラを見たニャアンはジークアクスを自在に操れるようになる。
マヴを盾にして防御、相手が怯んだ隙にバズーカを破壊。二度目のジェットストリームアタックにもデコイバルーンを使って攻撃し、ヒートホークを弾き飛ばされても赤いガンダムのビームサーベルを借りて戦闘継続と最新鋭機の力強さを見せつけた。

私が合わせなくていい
私が思う通りに世界が応えてくれる
自由だ!

その後状況を把握していなかったマチュがジークアクスの元へ向かうとそのパイロットであるニャアンが顔を出す。

キラキラって凄いね!マチュの言ってた通り!
なんでニャアンが乗ってるんだ!
え……でも……
うるさい!そこは私の場所だろ!
……ごめん

ジークアクスに乗れることシュウジとのキラキラを見れることも自分だけの特別な素養だと思い込んでいたマチュだったが、その特別なニュータイプとしての素養がニャアンにもあるという事実にむしゃくしゃしてニャアンに八つ当たりしてしまう。
しかも間が悪いことに二人がギクシャクしたタイミングで、連邦軍の過激派組織がサイコ・ガンダムを使ってジオン公国軍突撃機動軍司令のキシリア・ザビを暗殺しようと計画。更にシュウジ達との隠れ家もポメラニアンズに発覚し行く宛もなく逃げることになってしまう。
マチュ達はクラバ中にサイド6から逃げることを計画する。
しかし上手く行かず軍警に追われたニャアンの乗るジークアクスは墜落。
コックピットから脱出したニャアンはシュウジにマチュを迎えに行かずそのまま逃げることを提案するも、シュウジと赤いガンダムがゼクノヴァを起こす。
一人残されたニャアンはジークアクスも捨てて単身逃げることを決意。

ポメラニアンズから賞金を回収したマチュだがミノフスキー粒子によって電波は通じず二人と連絡がつかない。
計画は上手く行かず、そんな中マチュは乗り捨てられたジークアクスを発見。
マチュをテロリストだと吹き込まれた軍警にマチュが撃たれそうになった時、パイロットが不在の筈なジークアクスが動き出しマチュを守る。
マチュはジークアクスに乗るも多勢に無勢。軍警ザクの部隊に追尾され逃げるのは困難を極めた。

ガンダムはどこに行ったの?シュウジは?
シュウジがいないと……
キラキラになんないよ!
怒りを静めろ、ジークアクスのパイロット

マチュの怒りに共鳴したジークアクスはツインアイの色が緑色から紫色に変化する。しかしその直後シャリア・ブルの駆るキケロガによって鎮圧・パイロットごとソドンに回収しされた。

そのままソドンに収容されていたところ、何者かに先導されたマチュが搭乗し、シャリアもあえて見逃したことで脱走。「もうどうなってもいいや」が流れる中地球に降下する。
何故か熱には耐えたが減速できないためコアファイターを分離。本体はマチュを導くようにシャロンの薔薇の上に落ち、ララァとの出会いと別れを経たマチュを迎え入れた後またもソドンに回収された。
そこから暫くヒゲマンことシャリアの手ほどきで操縦訓練を受け、マチュはオメガ・サイコミュ非稼働でもGQuuuuuuXを動かせるようになった。

一方月ではジークアクスの2号機であるGFreDがニャアン専用機として与えれていた。
ジークアクスのサイコミュがオメガサイコミュなのに対しこちらはカッパ・サイコミュが搭載されている。
ジフレドにはジークアクスにない機能としてイオマグヌッソとの接続機構が備わっている。
ニャアンは知らないままにゼクノヴァのエネルギーを軍事転用した戦略兵器イオマグヌッソのトリガーとしてキシリアに操られていたのだ。

そしてイオマグヌッソを舞台にした最終決戦でもマチュとジークアクスはシャリアの指示のもとシャロンの薔薇の少女を解放するために出撃する。
ニャアンは自身の所業、その意味を知らないままゼクノヴァ砲を発射しア・バオア・クーを粉々にする。
その威力とシャロンの薔薇の嘆きを聞いたマチュはイオマグヌッソに急ぐも、その行く手を阻む白きMSの姿があった。

どけッ!
イオマグヌッソへは行かせんぞ
(かつての自分の愛機と戦う日が来るとはな)

もう……邪魔すんなよ……
悪いがお嬢さん、これはクランバトルじゃなくて軍事作戦なんだ
ズルイ!ズルイ!

かつてジークアクスの正式パイロットだったエグザベが乗ったギャンが率いるキシリア近衛部隊とも対峙するがシャリア・ブルがキケロガに乗ってそこに助太刀し、マチュはその場をシャリアに任せてイオマグヌッソに向かう。

イオマグヌッソ最深部で対峙するジークアクスとジフレド、それに乗るマチュとニャアン、そこで起こるのはアルファ殺し達の対決であった。

なんで何も言わずに居なくなった!
なんでジオンのパイロットなんかになって戦争してんだよ!

私だってわかんないよ……しょうがないじゃん!こうなっちゃったんだから!
さっきの悲鳴聞こえなかったの?
ただ気持ち悪いだけ……

初めは自らの鬱憤とイオマグヌッソの責任を求めたマチュだが、ニャアンが何も知らないと判ると戦いをやめてシャロンの薔薇の時間凍結解除を優先する。

このデバイス……
ヤルノカ?
やる。

マチュが制御デバイスをシャリアに託された拳銃で撃ち抜くと、ジークアクスのオメガサイコミュが覚醒した。

OMEGA PSYCOMMU SYSTEM
OVERDRIVE ACTIVE

ジークアクスの瞳の色は緑色から淡い黄緑色へと変わり、両肩と脚部にブラックホールのような4つの黒い球体とその周囲に浮かぶ空色の光輪が現れた。
シャロンの薔薇が纏う時間凍結に干渉しイオマグヌッソとの接続を解除をした。
その後マチュはシュウジの精神体に導かれキシリアとシャアの会話に乱入、キシリアに撃ち殺されそうになるも、そこに更にジフレドごとニャアンが合流したことでできた隙に乗じてシャアと共にその場を離脱した。
再びのゼクノヴァによって赤いガンダムが帰って来たが、それに乗ったシャアはララァを消滅させると言う。
ジークアクスと赤いガンダムが戦おうとした時、赤いガンダムに遅れてシュウジも帰還する。

僕は向こう側からやって来た
彼女が作ったこの世界を終わらせるために

自身の出自を語る彼が搭乗していたのははじまりのガンダムだった。

本物のガンダムが現れてしまった……もう後戻りはできない
薔薇の少女を殺してこの世界を終わりにする

ガンダムがそう言っている

ララァを殺すって……なんで?ララァはシュウジの大切な人なんじゃないの?

困惑するマチュの目の前にいつか向こう側で起こった出来事が映し出される。それはシャロンの薔薇ことエルメスがシャアを守りきれずガンダムが赤いMSを何度も殺す風景だった。
この世界あシャアがガンダムに乗ることによってガンダムに殺される世界を防いだものだとシュウジは語る。
ララァが完全に目覚める前に薔薇の中のララァを殺すによって向こう側の世界が崩壊することを防ぐためガンダムはシャロンの薔薇を破壊することを目指す。

だがマチュとジークアクスはララァ殺しを止めるためにシュウジと戦う。

ララァを守るため……違う
ララァはそんなこと望んでいない
私がシュウジを止めてみせる!

その戦いを察知したニャアンは二人の戦いを止めようとするが、

マチュとシュウちゃんが殺し合うなんて絶対に嫌だよ
3人で海に行くんだ
その約束、まだ……
そのためにはシュウジを止めないと ニャアン一緒に戦って
私みんなを捨てて逃げたのに、酷いことしたのに
違う それはニャアンが一人で生き抜いてきたってことでしょ
マヴになろうニャアン 一緒に戦って!

マチュ!

こうして協力したジークアクスとジフレドのマヴ戦術に2対1のガンダムは押されて苦戦する。
それでもララァを殺そうと折れないシュウジの意志によってガンダムはハイパー化。
巨大化したガンダムは強力でニャアンのジフレドは大破し、赤いガンダムの相手で手一杯なキケロガも助太刀には来れない。

逃げなさい。その白いMSはこの世のものではない。一人では無理だ
一人じゃない、ジークアクスはいつも私の味方だった……だから!

行くよ! ジークアクス!

巨大なビームサーベルがララァを貫くところを防ぎ、エンディミオンユニットが覚醒すると顎が開きジークアクスは力強い咆哮を上げる。

でも、ララァを守るにはこうするしかないと、ガンダムが言っている
僕はもう見たくない。またガンダムがララァを殺す光景を
誰だ!?
私にはわかる。ララァはそんなこと望んでいない
シュウジが守らなくたって良いんだよ
誰かに守られなきゃ生き残れないなんて、そんなの本物のニュータイプじゃない
私達は毎日進化するんだ
明日の私はもっと強くなってやる!
誰かに守ってもらう必要なんてない!強い!ニュータイプに!

シュウジは自分のやってきた行為を辿る。ララァを想って続けてきたそれはララァには必要のないものだったのだ。
マチュとジークアクスによってララァの呪縛から解放されたシュウジは少年のように柔らかい笑みを浮かべる。

きっとこの世界は君と僕が出逢うために創られたのかもしれない
ありがとうマチュ、君が好きだよ

その告白を聞いたマチュは居ても立っても居られず飛び付くようにシュウジにキスをする。
シュウジは突然の行動に驚きながらもマチュを優しく抱き返す。二人の間に言葉は要らなかった。

マチュの意志によって強化されたジークアクスのビームサーベルは巨大な斧のようなシルエットになり、向こう側から来たガンダムの首を刎ねてその役割を終わらせた。
最終回で主人公機が大破しがちなガンダムにおいて、最後まで五体満足で生き残るという珍しい機体でもある。
再び発動したゼクノヴァによってガンダム、シャロンの薔薇、イオマグヌッソは吸収されこの世界から失われた。
それは遂に想いが通じたマチュとシュウジの別れも意味していた。

いつかの未来、どこかの砂浜で逃亡生活を続けながら地球の海にいたマチュに共に過ごしていたニャアンが語りかける。

もう地球も来ちゃったし他に行きたいところなんてないでしょ
あるよ
まさか、シュウちゃんのところ?

いつかまた会えるって、ガンダムが言ってる

立体化

ガンプラ


どこまでも自由なアクション 簡単に組み立て可能

「HG GQuuuuuuX」第1弾として「HG 1/144 GQuuuuuuX」が発売。
先行上映版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の公開同日に発売、ガンダムベースや家電量販店だけでなく、上映劇場の売店にも並べられたが、色々な意味で衝撃的な映画の内容から即日完売している。
複雑な造形と豊富な色分けを再現しているが、色味が異なる白が再現されていないなど、これでもまだ設定画と比較すると色が足りていない部分もあるので気になる人は自分で塗装しよう。
頭部は通常時とオメガ・サイコミュ起動時の2パターンが作れるので好きな方で組み立てよう。
GQuuuuuuX本体に加えて、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル、シールド、トメノスケ・ヒート・ホークが付属。フル装備?OPにしか出てこないよ。あとバルカンのギミックも無いよ

パーツ数が多い上に細かいパーツも多く、「HG最難関」とすら言われている。もしRGで発売された場合、果たして組み立ての難易度はどうなるのか……
デザイナーである山下氏も購入したが、部品を何度も紛失しかけ、頭部パーツを組み間違え、挙げ句デザインした張本人なのにシールを貼り間違えるなど大苦戦していた。
簡単に組み立て可能……?

ちなみに、ホイルシールにはポメラニアンズのマーク、またはジオン公国軍のマークが含まれている。これもまた好きな方を選択して貼ろう。
なおこのシールのせいか、バンダイスピリッツ公式Xよりプラモデル購入者に対してネタバレに繋がる投稿や配信に配慮する旨のポストが出されていた。
映画を観る前にプラモ内のジオンマークを見てしまい、致命的なネタバレを喰らった人も多かった模様。箱を開けた瞬間にネタバレが飛び込んでくるのだからたまったものではない

2026年1月10日には「GQuuuuuuX(エンディミオン・ユニット覚醒時)」が発売。
口が可動式になった頭部とブラックホール風のエフェクトが新たに付属する他、GFreDと同様のビームライフル懸架パーツも付属。
ツインアイシールは色が変更されており、オメガサイコミュ覚醒時の黄緑色と『マチュのリベリオン』で見せた紫色の物が新たに付属する。シールの予備がなくなったということでもあるので小さいが慎重に貼り付けよう。

ROBOT魂

完成品フィギュアブランドMETAL ROBOT魂のGQuuuuuuXシリーズ第二弾として発売。(第一弾は赤いガンダム)
GQuuuuuuXシリーズ全般に言えるが1/144スケールのHGガンプラ等よりも二回りほど大きいサイズ感になっている。
細かい色分けやマーキングも丁寧に塗装されており、ガンプラと違い劇中通りに白色も二色で塗り分けられている。
ビームライフル、ビームサーベル、シールド、トメノスケヒートホークといった武装は一通り付属する他、シールドは展開状態が再現できる。
アニメ最終回後の発売ということもあり、エンディミオンユニットのギミックがしっかり収録されているのも嬉しいところ。
開口状態の頭部が差し替えで付属し、エフェクトパーツも取り付けられる。

別売りのハイパー化ガンダム(GQ)には本機に装着可能なハイパービームアックスのエフェクトパーツが付属している。

ゲーム

機動戦士ガンダム アーセナルベース

劇場から先行配布され、その後UT06期にブースターパックで販売された後にFQ01で特集弾として登場。
通常版(ツインアイが露出してない)とオメガサイコミュ発動版がある。
最大の特徴として、FQ02現在ではサブ武器はどちらもシールドで固定され、更にメイン武器は通常版は遠距離のビーム・ライフル、サイコミュ版は近距離のトメノスケ・ヒート・ホークで固定化されている。
このゲームはサブ武器はあまり重要ではなく、防御用のシールドのみということは余計な行動を取らずに済むため、真っすぐ敵や拠点に進んでヒート・ホークを当てに行ったり近くに潜られてもライフルで迎撃したりとメリットの方が勝る。
またブースターパック以降は一部のサイコミュ版に連携戦術技が存在している。対象は0085版の赤いガンダム。GQuuuuuuX含めて扱いやすいカードばかりであり、マチュもシュウジも使いやすいカードが存在するため原作重視の人も安心。

SDガンダム Gジェネレーション エターナル

リリース記念として無料でSSRが配布。パネルミッションをこなしていけば追加で手に入るため無料で完凸できる。
その分性能は控えめかと思いきや、これが結構な強さをしている。
武装が射程1~2のトメノスケ・ヒート・ホークしかないエレガント仕様ではあるものの攻撃力は高く、
マチュがGQuuuuuuX搭乗時に敵を倒した際に再行動できるチャンスステップを1回増やせること、1ターンの敵に与えるダメージが上がるアタックバーストや実質スパロボのひらめきにあたるスウェーと戦闘向きのスキルを持っているため、こちらから敵陣に乗り込む特攻隊長としてこの上ない突破力を誇る。
強敵襲来・赤いガンダムのような特定のボスだけ倒せばクリアできる場合、雑魚敵を斬りつつ赤い彗星も真っ青な勢いで敵陣に突っ込んでボスをぶった切る大活躍ができる。
マチュ含めてフル育成して損はなく、SP化も十分に使う価値がある機体となっている。

オメガサイコミュ非稼働版は、第11話公開後にエグザベと共に配布。こちらは第1話の再現でビーム・サーベル、ビーム・ライフルを装備している。問題は、同時配布されたエグザベと相性が悪い上に、完凸はメダル交換が必要な事。

機動戦士ガンダムExtreme vs.2 INFINITE BOOST

2025年12月17日に参戦。コストは2500。
地味だがマッチ開始時にブレードアンテナがせり上がる演出や、歩行モーションがOPを模した早めのものになっているなど地味な原作再現が多い。
性能としては引っ掛け性能が強く主張をしやすいサブ射撃と、オメガ・サイコミュ起動形態時のみ使える胡散臭いほど長いリーチを持つ格闘で奇襲を仕掛ける機体。
ただ弾数管理は厳しく、正しく攻められる時に食い込まなければ強化形態時とはいえ役立たずになりかねないリスクを持ち、特に通常形態では戦線維持すら難しいため余計にプレイヤーのセンスが問われる。
とはいえ取っつき易さと分かりやすい挙動の攻撃が多い事から環境入りを果たしたが、その後二度にわたる下方修正を受け瞬間的な爆発力は落ちている。


余談

  • 作中でもGQuuuuuuXが仮の名前であることは語られているが、本来の名前は明かされず幕を閉じる。
    しかし設定が完全にない訳ではなく、画コンテや劇伴名称に残されている。
    ただしその名が公式設定かは不明。該当曲が使用されるシーンもGQuuuuuuXの見せ場ではなくサイコ・ガンダムとキゲロガの戦闘シーンであるし。

  • GQuuuuuuXやゲルググなど赤いガンダムのリバースエンジニアリングによって地球連邦の技術を引き継いだモビルスーツは、いずれも関節ブロックに該当する箇所が見当たらないかなり変わった構造になっている。ガンプラで例えるなら内部フレームと呼べるものがなく、外装同士で関節が完成してしまうまさにモノコック構造なのである。これはやはりスチロール樹脂と似た質感ながら耐摩耗性を持ったKPSが開発されたからこそ成せた業で、元々初代ガンダムからしてモノコック構造設定だったのを見ると原点回帰と言えよう。
    • ただ、このモノコック構造が裏目に出てHGGQはクリアカラーが出しづらいという問題も抱えている。本来のガンプラなら間接ブロックを構成する内部フレームのランナーだけ無透過のKPSにすれば大体クリアカラーでも通用するが、外装で事足りるGQの場合割れやすく摩耗しやすいクリア樹脂との相性が悪いためである。おそらく今後も出ないか、KPSとの調整にある程度のスパンが必要になるだろう。*7

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最終更新:2026年05月28日 13:07

*1 正史の宇宙世紀にはガンダム8号機までが存在するので、そこから外れた存在である9番目のガンダムである。

*2 IT用語で、正式な値が入るまで一時的に場所を確保しておくために入れておく値。

*3 宇宙世紀シリーズにしてもアナザー/オルタナティブシリーズにしても、他の主人公は民間人であっても大抵は作業用モビルワーカーやシミュレーターなどの経験があり、そういった裏付けなしにMSを操縦してのけたのは、他にはアムロくらいである。そのアムロについても父のテム・レイがガンダムの開発者で本人も機械いじりが趣味と、方向性は違えど機械方面のノウハウがあったから「マニュアルを読んだだけ」で大まかな操縦方法を習得できたと言える。

*4 ただし、プチモビの操縦経験があるのでオメガ・サイコミュを起動しなくても操縦できている。

*5 海中に沈んだGQuuuuuuXのアンテナは閉じていたため、コアファイターを分離した時点でサイコミュは自動で停止する模様。

*6 秘密作戦なのにエグザベの方から突入してしまっているが、ガンダム相手に撤退は難しくビットを抑えることを優先したと思われる。

*7 実際GQ本編終了から1年が経とうとしてる現在もHGGQからは1種もクリアカラーは出ていない。前作のTVシリーズ『水星の魔女』は2期終了直後にHGエアリアルのクリアカラーが出ている