アットウィキロゴ

藤虎(ONE PIECE)

登録日:2015/01/30 Fri 00:05:21
更新日:2026/06/25 Thu 11:11:09
所要時間約 5 分で読めやす






……見えねェこともまた一興

──この人の世にゃあ 見たくもねェウス汚ェモンも…

たくさんありましょう……



藤虎(ふじトラ)とは、少年漫画『ONE PIECE』の登場人物である。
なお、「藤虎」は通り名であり、本名は「イッショウ」。



【プロフィール】

本名:イッショウ
通称:藤虎
所属:海軍
肩書き:海軍本部大将
CROSSGUILD懸賞金:3冠(30億ベリー相当)
掲げる正義仁義ある正義
年齢:54歳
身長:270cm
悪魔の実:ズシズシの実(超人系(パラミシア)
覇気武装色見聞色
出身地:偉大なる航路(グランドライン)
誕生日:8月10日
星座:獅子座
血液型:S型(現実だとO型)
初登場:単行本71巻・第705話・『追撃のメイナード』
好物:うどん&そば
主な上司:サカズキ
主な部下:メイナード、バスティーユ
CV:沢木郁也


【概要】

世界の均衡を司るという三大勢力の一つ海軍本部、その海軍の中でも最高戦力である「海軍大将」に属しており、2年後における「三大将」の一人。


麦わらの一味が修行をしていた2年の間に世界徴兵と呼ばれる制度で海兵となり、その後に同じく世界徴兵で抜擢された緑牛(アラマキ)と共に大将に任命された人物。
その為、生粋の海兵ではないのだが、アラマキ同様に海兵になる前からその強さから話題を呼んでいたとか。

なお、「一生(イッショウ)」と帆に書かれた恐らく彼専用の軍艦に乗っており、漢字表記はそう書くのだと思われる。
データカード『ビブルカード』にて、掲げる正義と能力名などが判明した。

容姿

身長は3m程もあるかなり逞しい体格の大男で、短く刈った黒髪と顎髭、両目を塞ぐ大きな傷跡が特徴的な強面。
藤色の着流しの着物を身に付け、その上からまるで襞襟のようなゴツい襟が付いた道中合羽のような紫色の羽織りを纏い、更にその上から海軍コートを羽織っている。そして足には下駄を履いている。
また、愛用のを仕込み杖にして常時手に携えており、歩行時は白杖として利用し、障害物などの周囲の状況を把握している。

何気に着ている服の色が、完全に本人のパーソナルカラー一色の大将は彼だけであり、ここまで完全な和装の海兵も彼のみ。
もっと言えば、羽織りの上からコートを二重に重ね着しているスタイルも、海軍の将官の中では現状彼しかいない。

容姿や服装だけでなく任侠的な性格、仕込み刀の扱いに至るまで、何もかもが俳優・勝新太郎が演じた「盲目の剣客・座頭市」そのもの。
有名俳優へのオマージュで構成されている三大将の中でも、容姿どころかキャラや言動までそのままなのは今のところイッショウだけである。


【人物】

人々の安全と平和、仁義を重んじ、不正と悪を許さない義侠心溢れる人物…と言えば聞こえはいいが、その実態は己の納得できない『仁義』に反する事には元帥サカズキの指示であろうと従わず、海軍や世界政府の不利益になる行動すら平然と行い、政府批判すら恐れず公言するサカズキの頭痛の種。
上記のように、元々生粋の海兵ではないという出自もあって、あらゆる意味で海兵や政府側の人間の枠を越えた振る舞いをすることに一切躊躇いがない。

更にギャンブル好きな為か、自身では決めかねる重要な判断を天運に任せる悪癖がある。
一応、本人が異常な強運の持ち主なので問題ないといえばそうなのだが、それで巻き込まれる方は堪ったものではない……。

こうした海兵、ひいては政府側の人間としては問題だらけの要素を多数持つが、決して過激な行動には走らない本質は義理人情家。
戦闘の際にも、周囲の民間人に配慮して救護班を手配したりなど、何よりも市民の安全を最優先する考えの持ち主。
例え悪逆非道と見た七武海を打ち取るべきと考えても、市民に対してそれ以上に多大な被害を生むであろうルフィ勢を先に鎮圧してから七武海を打倒すべきと考える程。
また、大将だけあって凄まじい戦闘力持ち主だが、海兵として活動している時以外は他人に危害及ばない限りは、例え自分が絡まれたり集られたりしても自分の力を振りかざさない自制心を持つ。

数えるべきなのァ まず 敵の数よりも…

守るべき人の数じゃござんせんか……?

という言葉は、イッショウという人物を表す名言であると言える。
相手が海賊であっても仁義を通す人物であり、盲目であることを利用され賭博場でイカサマされていた際にルフィが助けてくれた時は、ルフィの正体に気づいていながらその場は見逃している。

ただし、海兵としては当然ながら海賊そのものは嫌っており、王下七武海クロコダイルが国盗りを引き起こそうとした一件を聞いたこともあって、一応は味方である七武海の事も信用していない、どころか躊躇なく攻撃に巻き込んで平然としている程。
あまりに破天荒すぎて攻撃を受けたドフラミンゴからは「元帥の教育はどうなってんだ!!!野良犬がァ!!!」とマジギレしていた。
また、称号を隠れ蓑にした犯罪が多く起こったことから、王下七武海制度そのものも完全撤廃することを目標の一つとしている。

なお、七武海は三大勢力の一つなので、それを完全撤廃すれば当然勢力均衡のバランス崩壊起こるのだが、それについては「崩してみなきゃわからねェ」と発言するなど展望はギャンブルじみており、全体的にその思想は海兵というよりも革命軍寄り。

一方で、サカズキが元帥に就任して以降、彼の苛烈な思想に引きずられて「悪人*1を徹底的に滅ぼす為なら何をしても構わない」という危険な極論が海軍全体に蔓延しかねない状況であったのは事実。
穏健派であった青キジ(クザン)が海軍を去った事もあり、海軍という組織全体のバランスを取る為には「か弱き市民の命と生活を護る」という、海軍の一側面を体現できる思想の持主を後釜に据える必要もあったのである。
これをサカズキが企図した人事なのか、イッショウが海軍という組織そのものへの理念を持っているかどうかも不明ではあるものの、イッショウの最高戦力にふさわしい強さと弱者を優先する思想は、ある意味大将に打って付けの人材であったとの見方もできる。まあそれを差し引いても限度があるが。


【戦闘能力】


その人ら地獄へ落ちて貰いやすんで……!!!

三大将の一角に選ばれただけあってその戦闘力は正しく化け物級。
当然ながら覇気も非常に高いレベルに鍛えており、アニメでは革命軍軍隊長のカラスから、アラマキと並んで「凄まじい覇気...」と冷や汗をかきながら戦慄される程の覇気を持つ。
特に「見聞色の覇気」がとてつもなく、その規模は周囲を走っている大勢の群衆の声を聞き取り、国中に散乱した瓦礫の位置を知覚し、恐らくは宇宙空間の隕石の位置も見聞色で認知している。

そして、このレベルの見聞色を極めている事からも分かるが、「両目が見えない」という弱点は戦闘では全く機能していない。
そもそも見聞色を抜いても、相手がどんな人物かを的確に見抜ける優れた勘や洞察力も持ち合わせている為、目が見えないハンディキャップをものともしていないあたりは流石は大将。

そして基礎戦闘力も非常に高く、愛用の仕込み刀「やくざ火線」を使って戦う剣士なのだが、能力抜きでもゾロと真っ向から張り合い、ゾロの三刀流の連撃を刀一本、しかも片手で真正面から受け止め、あしらえる程の優れた技量の持ち主。
ちなみに刀は常に片手、それも逆手持ちという変わったスタイルで戦う。


悪魔の実

超人(パラミシア)系悪魔の実「ズシズシの実」の能力者で、重力及び反重力を操ることができる。
なお、作中の本編に出てきた大将の中で、唯一の超人系の能力者である。

「身動きが取れなくなる」「物が軽くなる」とかいうレベルの重力では無く、瞬時に底なしの崖を形成できてしまう程の重力を対象に叩きつけたり、周囲の地形が変形する程の重力を瞬間的に発生させられる。
逆に反重力では軍艦クラスの物体を複数浮かすことができ、その「重力」「反重力」の向きもそれぞれ自由自在。

おまけに
  • 特定の相手にのみ重力の負荷をかけて動きを封じる
  • 相手によって同時に異なる負荷の重力をかけられる
  • ドレスローザ全域に散乱する膨大な量の瓦礫のみを浮かせる
など重力の範囲と精密性も極めて高い
特に後者に関しては一国の全域にある瓦礫だけを知覚し、その全てを同時に空中に浮遊させているのだからまさに規格外である。
一応、実自体の弱点としては能力者本体に能力を行使出来ないようだが、足場の岩に反重力をかけて浮かし、それに乗る事で空中を自在に移動したり、自分が乗る軍艦を浮かせての移動も可能と幅広い応用技術を持ち、機動力もかなりのもの。

そして
  • 空を埋め尽くすほど膨大な量の瓦礫を特定の位置まで移動させてから、能力を解除することで広域落下攻撃を行う
  • 宇宙から巨大な隕石を引き寄せ任意の場所に落とす
といった最早天変地異としか言いようがないような、超広範囲に渡る大規模攻撃を加える事も可能である。
特に隕石を落とす技に至っては、ただでさえ常識破りにも関わらず、別にタメが必要な大技という訳でもなく、本人曰く「ほんの腕試し」程度の技でしかない。
ただ、隕石なので落下してくるまでには若干のタイムラグがあることと、被害が大きいので発動すると周りの海兵は毎回避難しなければならないという制限があり、それ故に連発している描写はないが、その気になれば連発も可能だと思われる。

というか、あまり作中では触れられていないが、この技が成立するということは、イッショウの見聞色及び能力は宇宙空間まで射程範囲として届いているということになるので、本当に規格外と言う以外には表現のしようがない。
そして当然ながらこれらの技は、イッショウ本人の凄まじい能力と見聞色の練度ありきなので、その実力は紛れもなく海軍大将相応。
なお、この隕石落としは七武海のトラファルガー・ローやドフラミンゴですら動揺や焦りを隠せず、ローには「目が見えるかどうかの次元じゃねェな…」と戦慄されており、七武海クラスの実力者から見ても怪物級の強さを見せつけた。

ちなみに能力使用時には基本抜刀するが、これが必須の動作なのかは不明。

藤虎の技のゲームオリジナル名称の多くは、『座頭市』シリーズのサブタイトルから取られているものが多い。
例として小型の隕石を複数降らせる「喧嘩旅」、重力で敵を一か所に集め巨大隕石で押し潰す「関所破り」、走りながら敵を切り刻む「血煙り街道」がある。

  • 重力刀(グラビとう) 猛虎(もうこ)
抜刀した刀で払うことによって強力な重力波を発生させる技。
重力の向きも自由自在で、真横に巨大な重力をかけて周囲の建造物などを歪ませ、衝撃波さながらに敵を吹き飛ばすこともできる。

  • 地獄旅
抜刀して切り抜けた広い範囲の敵を、強力な重力で作った底なし穴に叩き込む技。名称は『海賊無双』シリーズから。
原作では、店の床ごと地面を底が見えない深さの大穴を作り出した衝撃的な発動シーンが演出的。ちなみに原作では技名は出ていないが、イッショウはこの技を使う際に「その人ら地獄に落ちて貰いやす」と、技名を暗示するような発言をしている。

  • あばれ火祭り
自身の周囲に小型の隕石*2を雨あられと降らせ、トドメにに巨大な隕石を落とすという見た目もド派手な大技。
名称は『海賊無双』シリーズからで、こちらは原作未登場のオリジナル技。

武装

  • やくざ火線
イッショウの愛刀にして最上大業物12工の中の1振り。製作者はワノ国の刀鍛冶・風月貴三郎。
仕込み杖にしており、普段は白杖に偽装して使っている。
名称は109巻のSBSで判明。名前の元ネタは勝新太郎主演の映画『新兵隊やくざ 火線』と思われる。


【劇中での活躍】

◆過去


◆ドレスローザ編

白猟のスモーカーによる警告を受けたサカズキの命令により、ドフラミンゴの七武海脱退とルフィ&ローの海賊同盟締結の真偽を調査するため、ドレスローザを訪れる。
というわけでまず足を運んだ先はカジノであった。

途中偶然にもルフィと遭遇する*3が、上述の人柄を表す行動を受けて、あえて互いに名乗らず見逃す。

ドフラミンゴの報道が誤報であったと報告を受けたことから、ローに対してのみ尋問を行い、ローに「同盟締結は真実」と告げられたためにローの七武海の称号を剥奪することを宣言すると同時に戦闘開始。
挨拶代わりにビーチに隕石を落とす。

その後一応は味方である七武海側であるドフラミンゴの要請に応じて共にローを捕縛するが、ドフラミンゴのことも当たり前だが信用しておらず、ローの捕縛後には七武海制度の完全撤廃を目標にしていることを本人を前にして仄めかし警告している。

ホビホビの呪いが解けてドフラミンゴの悪事が露見したことで部下からのドフラミンゴ討伐の進言を受けるが、後述の通り"思うところ"がありこれを却下。
暴徒化した王国民を抑えこむとともに、海賊同盟の捕縛に乗り出す。
この時、怒りに満ちた民衆を指しながら「世界政府ってのァ、神かなんかですか」と皮肉を言っており、世界政府そのものに不信感を抱いていると思われる。

王宮前で麦わらの一味と対峙するも、ピーカの介入により一時撤退。
その後はルフィの援護に現れたサボと交戦する。

激しい戦いを繰り広げるがそれでも露骨に本気を出しておらず、藤虎の真意が分からないサボが「いつまでシラを切り通すつもりだ」と尋ねると「あっしは盲目なんで…」とはぐらかしながらも、「自分の首を賭けている」「転がすサイコロを失ったら壺振る前からお釈迦」と言い、『何か』に賭けていることを仄めかした。

サボとの戦いが引き分けに終わった後はリク王の前に現れ、ルフィの勝利を信じる彼に対し「あっしもあんたと同じ賭けをしていやす」と話し、戦闘の推移を見守っている。


結果、ルフィによってドフラミンゴは倒され、ドンキホーテファミリーが壊滅した後、赤犬への報告を提案する部下に待ったを掛ける。
というのも アラバスタでの一件のように、事件報道を世界政府によって歪曲されないよう 中将にドレスローザの様子を報道させる。
その中でリク王達とドレスローザの人々に対し、「ドフラミンゴのような凶悪な海賊を、七武海という制度のもとで好きにさせていたのは間違いなく世界政府である」と明言した上で、部下ともども「政府に代わって」土下座で詫びた。

ルフィを討伐する姿勢を見せながらサボ相手に手加減してまで接戦を演じルフィの邪魔をしなかったのも、逆に自らドフラミンゴを討伐しなかったのも、いずれもスモーカーからアラバスタ王国の揉み消しの一件を聞いていたため。
すなわち「自分がドフラミンゴを討伐すれば、世界政府は自分を『英雄』に仕立て上げ、ドフラミンゴを七武海に任命した自分らの非を隠そうとする」と予見していたのである。

この一件はクロコダイルの件の「功績」を被せられたスモーカーに言わせれば、アラバスタの時の自分が大将だったとしてもあんな真似は出来なかったと、イッショウの明晰さを掛け値無しに賞賛している。

当然この事を耳に入れたサカズキは激怒。
即座に電伝虫を通して猛烈な叱責を受けたが、藤虎も真っ向から反論。


海軍本部の信頼と威厳の問題なんじゃ!!!!

おどれの身勝手で正義の面目丸つぶれじゃろうが!!!!


潰れて困る面なら懐にでも仕舞っときなさいや!!!!

不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など元々ねェも同じだ!!!!


お互いのモデルがモデルなだけにまんま一昔前のVシネマである


落とし前つけて来ちゃれよ藤虎

"麦わら" "ロー" 二人の首取ってくるまで

全海軍基地の敷居はまたがせんぞ!!!!


……ええ、望む所でござんす!!!!


そんなやり取りの末に半ば売り言葉に買い言葉状態で、やはり真っ向から受けた。

ドレスローザ陥落後は、果たしてドフラミンゴを倒して国の英雄となったルフィら海賊たちを捕らえるべきかどうか結論が出ず、賽の目で行動を決定していた(1の目が出たらその日は見逃す、それ以外はすぐに捕まえる)。

おつるとセンゴクがドフラミンゴ護送のために訪れた際、遂に1の目以外が出たので、海軍全部隊を総動員して海賊確保に乗り出す。
そして、自身も本部の指揮をバスティーユ中将に任せて出撃し、能力で国中にある全ての瓦礫を宙に浮かし、それを以って海賊船をまとめて沈めようとする。

一時ルフィと交戦するが、イッショウのことを気に入り、一々盲目である彼を気遣って攻撃を宣言するルフィに、哀れみは不要と重力刀で吹き飛ばす。
海賊船に逃げるルフィらを、今度こそ沈めようと瓦礫を落とそうとするが、そこへドレスローザ国民が殺到。
「ルフィたちを自分たちで捕まえよう」と声高に叫ぶ彼らが、「海賊一味の捕縛」を建前に港へと集合し、肉の盾になることで藤虎の瓦礫落としを阻止しようとしていることを、見聞色で察したことで手を引くことを決断。


目ェ… 閉じなきゃ良かったな

あんたの顔 ── 見てみたい…


そして、笑みを浮かべてルフィらに頭を下げると共に彼等を見逃した。
浮かせた瓦礫は「餞別でござんす」と、ドフラミンゴ失脚の報を受けてドレスローザ及び麦わらの一味へ襲撃をかけに来た、ドフラミンゴの取引相手だった海賊船団に落として船団を壊滅させた。

その後、この一部始終を見ていたセンゴクからは自分が元帥じゃなくてよかったと爆笑され、ドフラミンゴの護送船の中で「一言謝ればサカズキも許してくれる筈」と進言されたものの拒否。
さりとてルフィらの首を取りに行くのにも消極的な姿勢を見せており、先行きは不透明。
護送中に四皇百獣のカイドウが率いる百獣海賊団の大幹部”旱害のジャック”の強襲にあうが、描写こそ殆どなかったがこれを退けた模様。

当人は、しばらく旅をするつもりでいるとセンゴクには明かしている。


◆世界会議編

世界会議を前にして、パシフィスタをはじめ多くの発明をなし海軍に助力してきた天才科学者Dr.ベガパンクの下に立ち寄り、彼が完成させた「あるもの」の存在を知って、その新戦力があれば、「王下七武海は不要」と確信を深めた。
そして、自分の考えである「七武海制度完全撤廃」を提案するため、世界会議の開催地である聖地マリージョアを無断で訪れた。

当然サカズキは怒ったが、大将のイッショウに「ここマリージョアには軍の敷居はござんせんので」と強弁されては一般の海兵や役人にはどうしようもなかった。
サカズキはマリージョアに滞在中のアラマキにイッショウを追い出すように命じるが、アラマキはイッショウが世界会議を潰しに来たわけでも混乱を持ってきた訳でもない、ということでスルー

世界会議前には、アラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラとドレスローザ王国の国王リク・ドルト3世と会談し、王下七武海制度撤廃の根回しを行った。
世界会議中には、アラマキと共にバーソロミュー・くまを奪還しようとマリージョアを襲撃した革命軍と戦う。

ワノ国

世界会議後には、流石の彼も革命軍との激戦で傷を負ったのか頭に包帯を巻いている。しかし、この傷は後に違う要因だったことが明らかになった。

一生(イッショウ)」と帆に描かれた軍艦に乗り、海賊退治の任務についているようだが、電伝虫によるサカズキとの会話で、七武海廃止による四皇に対する戦力低下を不安視するサカズキに対し、七武海の元で虐げられた人々の無念を述べて諌めつつ、海軍特殊科学班「SSG」への期待を語った。
しかし、イッショウも「リンリンとカイドウの海賊同盟」という想定外の事態の中でも、最悪の話をサカズキから聞かされて驚く他なかった。

なお、この時の発言からロックス海賊団について普通に知っていることがわかる。
参考までに、ロックス海賊団壊滅当時、藤虎は16歳ぐらいとなる。

◆ワノ国編以降

世界会議中の事実が明かされた。
海軍側の戦力としてアラマキと共に革命軍と衝突し、イッショウ自身はカラスを迎撃するも、場所がマリージョアということもありアラマキ共々全力を出すことができなかった。
しびれを切らしたイッショウは「隕石…落としやす」と、周囲の天竜人を気にせず広範囲攻撃を敢行しようとするも、アラマキから「ダメだろやめろバカ!」と止められた。

未遂で終わったので、これだけならまだ言い訳や擁護ができた…かもしれないが、極めつけにはあろうことか革命軍が奴隷の解放を行おうとするのを手助けしたことでアラマキがブチギレ、何と革命軍そっちのけで大将同士で大ゲンカに発展した。
この結果、革命軍を取り逃がしてしまったらしい。なお、前述した彼が頭に巻いていた包帯の傷もこの時のものである*4

なお、奴隷解放自体は一応人道に則った行動ではあるのだが、やってる事はテロリストの援護である(やっぱりコイツ革命軍のスパイなんじゃ…)
間違っても治安維持組織、しかもその代表にして戦力の象徴たる最高幹部のやることではない。
アニメ版では、奴隷の処遇について「俺達は海軍だ、それ以上でも以下でもねえ」と、海兵としては至極当然のことを言って一応説得しようとしたアラマキに対し、「嘘はつきたくねーんですよ」と返して引かず、衝突に発展したという経緯が描かれた。

この活躍というか暴走によって、穏健派とされていたファンの評価が一転し、「この海で一番自由な男」「ガープ中将がおとなしく見える」と喩えられる事態に陥っている。


◆劇場版

スタンピードに登場。
ダグラス・バレット討伐のために参戦していたが、バスターコール発令により島から撤退する。
その際置き土産としてしれっと隕石を落としており、ゾロやミホークが迎撃に出ることとなった。


【余談】

藤虎がイメージしている「麦わらのルフィ」のイメージが描かれた。
が、坊主頭にたらこ唇。ちびまる子ちゃんの「はまじ」に麦わら帽子を被せた感じで、かなりイメージがかけ離れている。
勘が働くのはあくまで中身までなのだろう・・・。

作者は上記の通り役柄までほぼ丸ごとオマージュするほどの勝新太郎のファンであり、74巻のSBSで元ネタに触れた質問が来た時は珍しくフェードアウトするくらい熱くそして長く回答した。

  • 名前の由来
「藤虎」の色である藤色は藤の花の色からきており、見た目は青みかかった紫色。
作者によれば、()虎より藤虎の方が呼びやすくカッコいいためそちらの方に決めたの事。





 コロコロコロコロ
「何の目が出やしたかい」
「…1です!」
「よし。なら追記・修正だ…」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年06月25日 11:11

*1 これには海賊や革命軍だけでなく、世界政府の法に背く全てのものが該当する。

*2 それでも数mの大きさはあるが

*3 この時点で名前は明かしていないが察していた

*4 アニメではアラマキと衝突する前はまだ怪我をしていなかったので間違いない。